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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第77巻(辰の巻)
序文
第1篇 万里の海原
第1章 天馬行空
第2章 天地七柱
第3章 狭野の食国
第4章 狭野の島生み
第5章 言霊生島
第6章 田族島着陸
第2篇 十一神将
第7章 万里平定
第8章 征魔の出陣
第9章 馬上征誦
第10章 樹下の雨宿
第11章 望月の影
第12章 月下の森蔭
第3篇 善戦善闘
第13章 五男三女神
第14章 夜光の眼球
第15章 笹原の邂逅
第16章 妖術破滅
第17章 剣槍の雨
第18章 国津女神
第19章 邪神全滅
第20章 女神の復命
第4篇 歓天喜地
第21章 泉の森出発
第22章 歓声満天(一)
第23章 歓声満天(二)
第24章 会者定離
余白歌
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(B)
(N)
言霊生島 >>>
第四章
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
生
(
う
)
み〔一九三六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第77巻 天祥地瑞 辰の巻
篇:
第1篇 万里の海原
よみ(新仮名遣い):
までのうなばら
章:
第4章 狭野の島生み
よみ(新仮名遣い):
さぬのしまうみ
通し章番号:
1936
口述日:
1933(昭和8)年12月12日(旧10月25日)
口述場所:
大阪分院蒼雲閣
筆録者:
林弥生
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年3月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
神々は、朝香比女の功に魔の島がたちまち豊かな島に変わったことを賛美する歌を歌った。
朝香比女により、この島は狭野の島と名づけられた。狭野の島の経営を共に任せられた狭野彦は、国津神たちをこの島に移住させて、清き神国を造ろうと、豊富を歌った。
朝香比女は、天中比古と狭野彦をこの島に残し置き、四柱の神々とともに霧の海を順風に送られ、南へ南へと進んで行った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7704
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 602頁
修補版:
校定版:
60頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
神々
(
かみがみ
)
は
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
の
功
(
いさを
)
に、
002
いたく
感
(
かん
)
じ
給
(
たま
)
ひつつ
讃美
(
さんび
)
の
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
003
初頭
(
うぶがみ
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
の
御歌
(
みうた
)
。
004
『
掛巻
(
かけま
)
くも
綾
(
あや
)
に
畏
(
かしこ
)
き
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
005
神
(
かみ
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
曲津
(
まが
)
は
亡
(
ほろ
)
びぬ
006
曲津
(
まが
)
神
(
かみ
)
の
災
(
わざはひ
)
せむと
待
(
ま
)
ち
居
(
ゐ
)
たる
007
島
(
しま
)
は
忽
(
たちま
)
ち
天国
(
みくに
)
となりける
008
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
に
曲事
(
まがこと
)
いつき
曲事
(
まがこと
)
に
009
善
(
よ
)
き
事
(
こと
)
いつく
神世
(
かみよ
)
なりける
010
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
と
現
(
あ
)
れます
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
011
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
に
戦
(
をのの
)
きにけり
012
曲津見
(
まがつみ
)
は
力
(
ちから
)
の
限
(
かぎ
)
りを
搾
(
しぼ
)
り
出
(
だ
)
して
013
魔
(
ま
)
の
島ケ根
(
しまがね
)
となり
居
(
ゐ
)
たりける
014
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
は
曲津
(
まがつ
)
の
奸計
(
たくらみ
)
を
015
悟
(
さと
)
りて
言霊
(
ことたま
)
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
ひぬ
016
魔
(
ま
)
の
島
(
しま
)
も
比女
(
ひめ
)
の
神言
(
みこと
)
に
敵
(
てき
)
し
得
(
え
)
ず
017
宣
(
の
)
らすがままに
固
(
かた
)
まりにけり
018
八柱
(
やはしら
)
の
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
中
(
なか
)
にして
019
朝香
(
あさか
)
の
比女
(
ひめ
)
は
勝
(
すぐ
)
れましけむ
020
かくの
如
(
ごと
)
生言霊
(
いくことたま
)
の
光
(
ひか
)
りある
021
比女神
(
ひめがみ
)
こそは
御樋代
(
みひしろ
)
なるよ
022
御樋代
(
みひしろ
)
と
御名
(
みな
)
負
(
お
)
ひませる
功績
(
いさをし
)
は
023
生言霊
(
いくことたま
)
に
現
(
あらは
)
れにけり
024
アの
声
(
こゑ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
に
生
(
あ
)
れ
出
(
い
)
でし
025
われ
驚
(
おどろ
)
きぬ
比女
(
ひめ
)
の
光
(
ひかり
)
に
026
海原
(
うなばら
)
を
包
(
つつ
)
みし
雲霧
(
くもきり
)
晴
(
は
)
れにつつ
027
目路
(
めぢ
)
の
限
(
かぎ
)
りは
波
(
なみ
)
かがやけり
028
魔
(
ま
)
の
島
(
しま
)
は
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
に
拡
(
ひろ
)
ごりて
029
天界
(
みくに
)
の
光
(
ひかり
)
となりにけらしな
030
曲津
(
まが
)
神
(
かみ
)
の
潜
(
ひそ
)
みし
島
(
しま
)
も
比女神
(
ひめがみ
)
の
031
御水火
(
みいき
)
に
生
(
い
)
きて
光
(
ひか
)
り
充
(
み
)
つるも
032
今日
(
けふ
)
よりは
樹々
(
きぎ
)
の
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
も
穀物
(
たなつもの
)
も
033
いや
茂
(
しげ
)
らひて
神
(
かみ
)
を
生
(
い
)
かさむ
034
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
の
永久
(
とは
)
の
楽土
(
らくど
)
と
今日
(
けふ
)
よりは
035
生
(
あ
)
れ
出
(
い
)
でにけり
狭野
(
さぬ
)
の
島ケ根
(
しまがね
)
036
魔
(
ま
)
の
島
(
しま
)
の
名
(
な
)
を
改
(
あらた
)
めて
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
と
037
朝香
(
あさか
)
の
比女
(
ひめ
)
は
名
(
な
)
を
賜
(
たま
)
ひけり
038
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
に
包
(
つつ
)
まれて
039
わが
神魂
(
みたま
)
さへかがやきにけり』
040
起立
(
おきたつ
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
041
『
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
の
真中
(
まなか
)
に
立
(
た
)
てる
山脈
(
やまなみ
)
は
042
今日
(
けふ
)
より
朝日
(
あさひ
)
の
山
(
やま
)
となりけり
043
朝日
(
あさひ
)
照
(
て
)
り
夕日
(
ゆふひ
)
輝
(
かがや
)
く
朝日山
(
あさひやま
)
に
044
生
(
お
)
ふる
草木
(
くさき
)
は
永久
(
とは
)
に
栄
(
さか
)
えむ
045
駿馬
(
はやこま
)
の
丈
(
たけ
)
より
高
(
たか
)
き
黒
(
くろ
)
き
蟻
(
あり
)
の
046
姿
(
すがた
)
はいづく
跡
(
あと
)
かたもなし
047
曲津
(
まが
)
神
(
かみ
)
の
頭
(
かしら
)
の
虱
(
しらみ
)
の
姿
(
すがた
)
ぞと
048
聞
(
き
)
きてゆわれは
驚
(
おどろ
)
きにけり
049
魔
(
ま
)
の
化身
(
けしん
)
蟻
(
あり
)
の
棲
(
す
)
みたる
浮島
(
うきじま
)
も
050
生言霊
(
いくことたま
)
に
天界
(
みくに
)
となりけり
051
国土
(
くに
)
を
生
(
う
)
み
国魂神
(
くにたまがみ
)
を
生
(
う
)
まさむと
052
旅
(
たび
)
に
立
(
た
)
たせる
比女
(
ひめ
)
の
功
(
いさを
)
よ
053
比女神
(
ひめがみ
)
の
功
(
いさを
)
は
今
(
いま
)
や
目
(
ま
)
の
前
(
あた
)
り
054
狭野
(
さぬ
)
の
島根
(
しまね
)
に
拝
(
をろが
)
みにけり
055
天中
(
あめなか
)
比古
(
ひこ
)
神
(
かみ
)
永久
(
とこしへ
)
に
鎮
(
しづ
)
まりて
056
狭野彦
(
さぬひこ
)
の
神
(
かみ
)
と
世
(
よ
)
を
拓
(
ひら
)
きませ
057
国土
(
くに
)
を
生
(
う
)
み
八十嶋
(
やそしま
)
を
生
(
う
)
み
国魂
(
くにたま
)
を
058
生
(
う
)
みます
旅
(
たび
)
を
尊
(
たふと
)
しと
思
(
おも
)
ふ
059
御樋代
(
みひしろ
)
は
八十柱
(
やそはしら
)
ませど
比女
(
ひめ
)
の
如
(
ごと
)
060
雄々
(
をを
)
しき
神
(
かみ
)
はなしと
思
(
おも
)
ふも
061
眉目
(
みめ
)
容姿
(
かたち
)
美
(
うるは
)
しき
朝香
(
あさか
)
比女神
(
ひめがみ
)
の
062
貴
(
うづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
澄
(
す
)
みきらへるも
063
立世
(
たつよ
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
の
側
(
そば
)
近
(
ちか
)
く
064
侍
(
はべ
)
らしまして
光
(
ひか
)
りますらむ
065
久方
(
ひさかた
)
の
御空
(
みそら
)
は
清
(
きよ
)
く
澄
(
す
)
みきらひ
066
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
れり
生言霊
(
いくことたま
)
に
067
かくの
如
(
ごと
)
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
のかげ
照
(
て
)
り
渡
(
わた
)
る
068
天界
(
みくに
)
に
曲津
(
まが
)
は
影
(
かげ
)
を
止
(
とど
)
めじ
069
今日
(
けふ
)
よりは
国津神
(
くにつかみ
)
等
(
たち
)
悉
(
ことごと
)
く
070
世
(
よ
)
を
楽
(
たの
)
しみて
立
(
た
)
ち
働
(
はたら
)
かむ
071
山
(
やま
)
も
海
(
うみ
)
も
生言霊
(
いくことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ひに
072
栄
(
さか
)
え
果
(
は
)
てなき
神
(
かみ
)
の
食国
(
をすくに
)
よ
073
波
(
なみ
)
の
秀
(
ほ
)
を
右
(
みぎ
)
や
左
(
ひだり
)
に
飛
(
と
)
びかひて
074
百鳥
(
ももどり
)
千鳥
(
ちどり
)
も
世
(
よ
)
をうたふなり
075
大空
(
おほぞら
)
の
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
りしゆ
真鶴
(
まなづる
)
は
076
翼
(
つばさ
)
揃
(
そろ
)
へて
舞
(
ま
)
ひ
遊
(
あそ
)
ぶなり
077
鳳凰
(
ほうわう
)
は
翼
(
つばさ
)
を
朝日
(
あさひ
)
にかがやかせ
078
わが
頭辺
(
かしらべ
)
を
静
(
しづ
)
かに
舞
(
ま
)
へるも
079
大
(
おほ
)
いなる
鷲
(
わし
)
の
一群
(
ひとむれ
)
雲
(
くも
)
の
如
(
ごと
)
080
伊渡
(
いわた
)
り
来
(
きた
)
りて
御空
(
みそら
)
に
勇
(
いさ
)
めり
081
昼月
(
ひるづき
)
の
光
(
かげ
)
さへ
白
(
しろ
)
く
冴
(
さ
)
えにつつ
082
狭野
(
さぬ
)
の
天界
(
みくに
)
の
栄
(
さか
)
えを
照
(
て
)
らせり
083
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
御水火
(
みいき
)
に
生
(
うま
)
れたる
084
この
神島
(
かみしま
)
は
栄
(
さか
)
え
果
(
は
)
て
無
(
な
)
けむ』
085
立世
(
たつよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
086
『わが
公
(
きみ
)
は
四方
(
よも
)
の
天地
(
あめつち
)
を
包
(
つつ
)
みたる
087
醜
(
しこ
)
の
雲霧
(
くもきり
)
払
(
はら
)
はせ
給
(
たま
)
へり
088
栄城山
(
さかきやま
)
神
(
かみ
)
の
御水火
(
みいき
)
に
生
(
うま
)
れたる
089
われはエ
声
(
ごゑ
)
の
愛
(
エロス
)
の
神
(
かみ
)
なり
090
わが
公
(
きみ
)
の
御身
(
みま
)
の
廻
(
まは
)
りを
朝夕
(
あさゆふ
)
に
091
守
(
まも
)
りて
其
(
そ
)
の
美
(
び
)
を
保
(
たも
)
たせまつらむ
092
何時
(
いつ
)
までも
花
(
はな
)
の
粧
(
よそほ
)
ひ
顔
(
かむばせ
)
を
093
保
(
たも
)
たせ
給
(
たま
)
へと
朝夕
(
あさゆふ
)
守
(
まも
)
らむ
094
顕津男
(
あきつを
)
の
御前
(
みまへ
)
に
進
(
すす
)
ますわが
公
(
きみ
)
の
095
若
(
わか
)
き
姿
(
すがた
)
を
照
(
て
)
らし
守
(
まも
)
らな
096
幾万
(
いくまん
)
年
(
ねん
)
の
末
(
すゑ
)
の
末
(
すゑ
)
までやさ
姿
(
すがた
)
097
このまま
若
(
わか
)
く
居
(
ゐ
)
ませと
祈
(
いの
)
るも
098
朝夕
(
あさゆふ
)
に
生言霊
(
いくことたま
)
を
宣
(
の
)
りあげて
099
公
(
きみ
)
の
若
(
わか
)
さを
永久
(
とは
)
に
守
(
まも
)
らむ
100
立世
(
たつよ
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
は
神々
(
かみがみ
)
の
101
よき
面
(
おも
)
ざしを
守
(
まも
)
る
神
(
かみ
)
なり』
102
天中
(
あめなか
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
103
『
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
生言霊
(
いくことたま
)
に
定
(
さだ
)
まりし
104
狭野
(
さぬ
)
の
島根
(
しまね
)
は
清
(
きよ
)
く
生
(
うま
)
れし
105
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
の
柱
(
はしら
)
とわれは
任
(
ま
)
けられて
106
永久
(
とこしへ
)
に
世
(
よ
)
をひらく
楽
(
たの
)
しさ
107
比女神
(
ひめがみ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
に
生
(
うま
)
れたる
108
この
狭野島
(
さぬしま
)
を
清
(
きよ
)
く
守
(
まも
)
らむ
109
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
狭野彦
(
さぬひこ
)
あれば
百千々
(
ももちぢ
)
の
110
種
(
たね
)
を
隈
(
くま
)
なく
蒔
(
ま
)
きて
育
(
そだ
)
てむ
111
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
の
御供
(
みとも
)
せむと
112
思
(
おも
)
へど
詮無
(
せんな
)
きわれとなりけり
113
永久
(
とこしへ
)
の
命
(
いのち
)
保
(
たも
)
ちてこの
島
(
しま
)
の
114
主
(
あるじ
)
と
仕
(
つか
)
へ
光
(
ひか
)
りとならむ
115
曲津見
(
まがつみ
)
の
頭
(
かしら
)
に
生
(
お
)
ひし
大蟻
(
おほあり
)
も
116
今
(
いま
)
は
残
(
のこ
)
らず
土
(
つち
)
となりける
117
この
島
(
しま
)
の
土
(
つち
)
はことごと
黒
(
くろ
)
けれど
118
やがて
拓
(
ひら
)
かば
真土
(
まつち
)
とならむ
119
幾万
(
いくまん
)
の
蟻
(
あり
)
はことごと
土
(
つち
)
となりて
120
狭野
(
さぬ
)
の
島根
(
しまね
)
の
肥料
(
こやし
)
とならむか
121
地
(
つち
)
稚
(
わか
)
く
国土
(
くに
)
稚
(
わか
)
けれど
言霊
(
ことたま
)
の
122
水火
(
いき
)
を
凝
(
こ
)
らして
固
(
かた
)
めひらかむ』
123
天晴
(
あめはれ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
124
『
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
のパ
声
(
ごゑ
)
になりしわれ
故
(
ゆゑ
)
に
125
天晴
(
あめはれ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
といふなり
126
大空
(
おほぞら
)
はパツと
明
(
あか
)
るくなりにけり
127
四方
(
よも
)
を
包
(
つつ
)
みし
雲霧
(
くもきり
)
はれにつ
128
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
に
従
(
したが
)
ひて
129
われは
御空
(
みそら
)
をはらしゆくべし
130
地
(
つち
)
稚
(
わか
)
き
稚国原
(
わかくにはら
)
は
霧
(
きり
)
たちて
131
八十
(
やそ
)
の
曲津
(
まがつ
)
の
棲処
(
すみか
)
にはよき
132
霧
(
きり
)
こむる
稚国原
(
わかくにはら
)
をことごとく
133
パの
言霊
(
ことたま
)
にはらし
進
(
すす
)
まむ
134
限
(
かぎ
)
りなき
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐ
)
みに
135
天晴
(
あめはれ
)
比女
(
ひめ
)
と
生
(
あ
)
れしわれなり
136
天
(
あめ
)
も
地
(
つち
)
も
清
(
きよ
)
くはらして
御尾前
(
みをさき
)
に
137
仕
(
つか
)
へまつらむ
神業
(
みわざ
)
たすくと
138
勇
(
いさ
)
ましくやさしくいます
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
139
生言霊
(
いくことたま
)
は
光
(
ひか
)
りなりけり
140
六合
(
りくがふ
)
を
照
(
て
)
らし
清
(
きよ
)
むる
比女神
(
ひめがみ
)
の
141
水火
(
いき
)
の
力
(
ちから
)
にさやるものなし
142
心
(
こころ
)
清
(
きよ
)
く
神魂
(
みたま
)
の
清
(
きよ
)
き
比女神
(
ひめがみ
)
の
143
御水火
(
みいき
)
は
光
(
ひか
)
りとなりて
出
(
い
)
づるも
144
かくの
如
(
ごと
)
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
は
天地
(
あめつち
)
の
145
中
(
なか
)
にあらじとかしこみ
敬
(
うやま
)
ふ
146
天地
(
あめつち
)
を
晴
(
は
)
らし
清
(
きよ
)
むるわれながら
147
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
光
(
ひか
)
りに
劣
(
おと
)
れり
148
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
ゆ
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
と
選
(
えら
)
まれしは
149
実
(
げ
)
に
実
(
じつ
)
に
宜
(
う
)
べよと
悟
(
さと
)
らひにけり
150
大
(
おほ
)
いなる
国土生
(
くにう
)
みの
神業
(
みわざ
)
をあちこちに
151
ひらかせ
給
(
たま
)
ふ
比女神
(
ひめがみ
)
かしこし』
152
狭野彦
(
さぬひこ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
153
『
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
の
中
(
なか
)
に
交
(
まじ
)
はり
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
われは
154
よき
言霊
(
ことたま
)
を
聞
(
き
)
きにつるかも
155
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
をひらけと
宣
(
の
)
らす
言霊
(
ことたま
)
を
156
われ
嬉
(
うれ
)
しみて
勤
(
いそ
)
しみ
仕
(
つか
)
へむ
157
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
は
未
(
ま
)
だ
稚
(
わか
)
ければ
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
158
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
力
(
ちから
)
添
(
そ
)
へ
給
(
たま
)
へ
159
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
160
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
さへも
忘
(
わす
)
れず
勤
(
つと
)
めむ
161
この
島
(
しま
)
に
国津
(
くにつ
)
神々
(
かみがみ
)
移
(
うつ
)
し
植
(
う
)
ゑて
162
清
(
きよ
)
き
天界
(
みくに
)
をひらかむと
思
(
おも
)
ふ』
163
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
164
『
諸神
(
ももがみ
)
の
称
(
たた
)
へ
言葉
(
ことば
)
を
聞
(
き
)
ながら
165
小
(
ちひ
)
さき
功
(
いさを
)
をわれは
恥
(
は
)
づるも
166
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
と
名
(
な
)
を
負
(
お
)
ふ
身
(
み
)
ながらも
167
力
(
ちから
)
の
足
(
た
)
らはぬわれなりにけり
168
今日
(
けふ
)
よりは
諸神
(
ももがみ
)
等
(
たち
)
にたすけられて
169
神業
(
みわざ
)
に
仕
(
つか
)
ふと
楽
(
たの
)
しみおもふ
170
天中
(
あめなか
)
比古
(
ひこ
)
神
(
かみ
)
は
狭野彦
(
さぬひこ
)
を
守
(
まも
)
りつつ
171
ひらかせ
給
(
たま
)
へ
狭野
(
さぬ
)
ケ
島根
(
しまね
)
を』
172
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は、
173
かく
御歌
(
みうた
)
を
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ひつつ、
174
天中
(
あめなか
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
及
(
およ
)
び
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
狭野彦
(
さぬひこ
)
をこの
島
(
しま
)
に
残
(
のこ
)
し
置
(
お
)
き、
175
四柱
(
よはしら
)
の
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
とともに、
176
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
る
霧
(
きり
)
の
海原
(
うなばら
)
を
順風
(
じゆんぷう
)
に
送
(
おく
)
られ、
177
心
(
こころ
)
朗
(
ほが
)
らかに
南
(
みなみ
)
へ
南
(
みなみ
)
へと
進
(
すす
)
ませ
給
(
たま
)
ひける。
178
(
昭和八・一二・一二
旧一〇・二五
於大阪分院蒼雲閣
林弥生
謹録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
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(B)
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【第4章 狭野の島生み|第77巻|天祥地瑞|霊界物語|/rm7704】
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