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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第77巻(辰の巻)
序文
第1篇 万里の海原
第1章 天馬行空
第2章 天地七柱
第3章 狭野の食国
第4章 狭野の島生み
第5章 言霊生島
第6章 田族島着陸
第2篇 十一神将
第7章 万里平定
第8章 征魔の出陣
第9章 馬上征誦
第10章 樹下の雨宿
第11章 望月の影
第12章 月下の森蔭
第3篇 善戦善闘
第13章 五男三女神
第14章 夜光の眼球
第15章 笹原の邂逅
第16章 妖術破滅
第17章 剣槍の雨
第18章 国津女神
第19章 邪神全滅
第20章 女神の復命
第4篇 歓天喜地
第21章 泉の森出発
第22章 歓声満天(一)
第23章 歓声満天(二)
第24章 会者定離
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第77巻(辰の巻)
> 第3篇 善戦善闘 > 第15章 笹原の邂逅
<<< 夜光の眼球
(B)
(N)
妖術破滅 >>>
第一五章
笹原
(
ささはら
)
の
邂逅
(
かいこう
)
〔一九四七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第77巻 天祥地瑞 辰の巻
篇:
第3篇 善戦善闘
よみ(新仮名遣い):
ぜんせんぜんとう
章:
第15章 笹原の邂逅
よみ(新仮名遣い):
ささはらのかいこう
通し章番号:
1947
口述日:
1933(昭和8)年12月15日(旧10月28日)
口述場所:
大阪分院蒼雲閣
筆録者:
谷前清子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年3月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
霊山比古の神は、小笹の芝生に曲津神の計略を逃れ、一夜を明かした。ようやく東の空に昇る天津日の光に、蘇生の息をついた。
そこへ、保宗比古、直道比古、正道比古、雲川比古らがやってきて、昨晩の様子を霊山比古に問うた。
一同はやはり、霊山比古同様、曲津神に計略を仕掛けられたのだが、それぞれ敵を見破り、事なきを得た。その話をおのおの交換しあった。
一同は征途のかどでに、神言を上げ、笹原の細谷川でみそぎをなした。そのすがすがしさに、みな元気を取り戻し、曲津神との戦いに備えて気勢を上げる歌を、それぞれ歌った。
そこへ、三柱の比女神たちが現れて、一同に合流した。山跡比女の神は、曲津神が三女神に化けて計略をするだろうとの御樋代神(田族比女神)の計らいにより、わざと後れて進発したのだ、と明かした。
一同は田族比女の神の先見をたたえつつ、部署をそれぞれ定めて、魔棲ケ谷を指してさらに進んでいくこととなった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7715
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 654頁
修補版:
校定版:
253頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は、
002
小笹
(
をざさ
)
の
芝生
(
しばふ
)
に
曲津見
(
まがつみ
)
の
計略
(
けいりやく
)
も
難
(
なん
)
なく
逃
(
のが
)
れて
一夜
(
いちや
)
を
明
(
あか
)
し
給
(
たま
)
ひけるが、
003
漸
(
やうや
)
く
東
(
あづま
)
の
空
(
そら
)
を
照
(
てら
)
して
昇
(
のぼ
)
らせ
給
(
たま
)
ふ
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
に、
004
蘇生
(
そせい
)
の
息
(
いき
)
を
吐
(
つ
)
き
給
(
たま
)
ひける。
005
折
(
をり
)
しも
保宗
(
もちむね
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
、
006
直道
(
なほみち
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
、
007
正道
(
まさみち
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
、
008
雲川
(
くもかは
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
の
四柱
(
よはしら
)
は、
009
この
場
(
ば
)
に
悠々
(
いういう
)
と
駒
(
こま
)
の
手綱
(
たづな
)
をかいくりながら
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
り、
010
駒
(
こま
)
をひらりと
飛
(
と
)
び
下
(
お
)
り、
011
保宗
(
もちむね
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
012
『
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
事無
(
ことな
)
くおはせしか
013
夜半
(
よは
)
を
進
(
すす
)
みし
醜
(
しこ
)
の
常闇
(
とこやみ
)
に
014
吾
(
われ
)
こそは
道
(
みち
)
の
行手
(
ゆくて
)
を
塞
(
ふさ
)
がれて
015
咫尺
(
しせき
)
弁
(
べん
)
ぜず
途中
(
とちう
)
に
宿
(
やど
)
りし
016
東雲
(
しののめ
)
の
空
(
そら
)
を
力
(
ちから
)
に
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
017
駒
(
こま
)
を
急
(
いそ
)
がせここに
来
(
き
)
つるも』
018
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
答
(
いらへ
)
の
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
019
『
待
(
ま
)
ち
待
(
ま
)
ちし
四柱
(
よはしら
)
比古
(
ひこ
)
の
姿
(
すがた
)
見
(
み
)
つ
020
わが
魂線
(
たましひ
)
は
蘇
(
よみがへ
)
りたり
021
常闇
(
とこやみ
)
の
小笹
(
をざさ
)
ケ
原
(
はら
)
に
夜
(
よ
)
をこめて
022
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
と
言問
(
ことと
)
ひしはや
023
醜女
(
しこめ
)
探女
(
さぐめ
)
も
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
を
照
(
て
)
らしつつ
024
吾
(
われ
)
を
魔窟
(
まくつ
)
に
誘
(
いざな
)
はむとせし
025
三柱
(
みはしら
)
の
比女神
(
ひめがみ
)
の
姿
(
すがた
)
と
体
(
み
)
を
変
(
か
)
へて
026
やさしく
吾
(
われ
)
を
誘
(
いざな
)
ひしはや
027
竜神
(
たつがみ
)
は
眼
(
まなこ
)
を
光
(
ひか
)
らし
吾前
(
わがまへ
)
に
028
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
と
偽
(
いつは
)
りにける
029
いかにして
進
(
すす
)
まむ
由
(
よし
)
もなかりけり
030
咫尺
(
しせき
)
弁
(
べん
)
ぜぬ
黒雲
(
くろくも
)
の
幕
(
まく
)
に
031
青臭
(
あをくさ
)
き
息
(
いき
)
に
囲
(
かこ
)
まれ
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
032
生
(
い
)
きの
生命
(
いのち
)
を
危
(
あや
)
ぶみにけり
033
これよりは
部署
(
ぶしよ
)
を
定
(
さだ
)
めて
各
(
おの
)
も
各
(
おの
)
も
034
魔棲
(
ますみ
)
ケ
谷
(
やつ
)
に
進
(
すす
)
まむと
思
(
おも
)
ふ』
035
保宗
(
もちむね
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
驚
(
おどろ
)
きながら
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
036
『
吾
(
われ
)
も
亦
(
また
)
とある
小
(
ちひ
)
さき
森蔭
(
もりかげ
)
に
037
やすらひにつつ
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
見
(
み
)
し
038
三柱
(
みはしら
)
の
比女神
(
ひめがみ
)
吾
(
われ
)
にも
現
(
あら
)
はれて
039
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
に
誘
(
いざな
)
ひにけり
040
如何
(
いか
)
にしても
怪
(
あや
)
しきものと
思
(
おも
)
ひしゆ
041
吾
(
わが
)
言霊
(
ことたま
)
に
逐
(
お
)
ひやりにけり
042
三柱
(
みはしら
)
の
比女神
(
ひめがみ
)
等
(
たち
)
の
面
(
おも
)
ざしに
043
似
(
に
)
たれど
少
(
すこ
)
しは
怪
(
あや
)
しと
思
(
おも
)
へり
044
兎
(
と
)
にもあれ
角
(
かく
)
にもあれや
夜
(
よ
)
の
明
(
あ
)
くるを
045
待
(
ま
)
たむと
心
(
こころ
)
定
(
さだ
)
めたりしよ』
046
直道
(
なほみち
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
047
『
吾
(
われ
)
も
亦
(
また
)
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
の
化身
(
けしん
)
なる
048
三柱
(
みはしら
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
に
逢
(
あ
)
ひける
049
曲津見
(
まがつみ
)
の
猛
(
たけ
)
び
忌々
(
ゆゆ
)
しければ
吾許
(
わがもと
)
に
050
来
(
きた
)
れと
彼
(
かれ
)
等
(
ら
)
は
誘
(
いざな
)
ひにけり
051
よく
見
(
み
)
れば
二
(
ふた
)
つの
耳
(
みみ
)
は
動
(
うご
)
きたれば
052
正
(
まさ
)
しく
曲神
(
まがみ
)
の
化身
(
けしん
)
と
悟
(
さと
)
りき
053
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
をこらして
曲神
(
まがかみ
)
を
054
伊吹
(
いぶ
)
き
払
(
はら
)
へば
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せにけり
055
色々
(
いろいろ
)
と
手段
(
てだて
)
を
持
(
も
)
ちて
曲神
(
まがかみ
)
は
056
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
征途
(
きため
)
を
防
(
ふせ
)
がむとすも』
057
正道
(
まさみち
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
058
『
吾前
(
わがまへ
)
に
三柱
(
みはしら
)
比女
(
ひめ
)
は
見
(
み
)
えねども
059
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
の
地
(
ち
)
に
落
(
お
)
ちゐたるよ
060
吾
(
わが
)
伊行
(
いゆ
)
くあたりの
闇
(
やみ
)
を
射照
(
いて
)
らして
061
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
はかがやきにけり
062
怪
(
あや
)
しみて
吾
(
われ
)
手
(
て
)
にふれず
鞭
(
むち
)
もちて
063
打
(
う
)
てば
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
は
動
(
うご
)
けり
064
闇
(
やみ
)
の
夜
(
よ
)
を
照
(
て
)
らす
真玉
(
まだま
)
と
見
(
み
)
えけるは
065
正
(
まさ
)
しく
竜
(
たつ
)
の
眼
(
まなこ
)
なりけむ
066
大
(
おほ
)
いなる
騒
(
さわ
)
ぎの
音
(
おと
)
を
立
(
た
)
てながら
067
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
は
千々
(
ちぢ
)
に
砕
(
くだ
)
けぬ
068
竜神
(
たつがみ
)
の
眼
(
まなこ
)
は
砕
(
くだ
)
け
破
(
やぶ
)
れつつ
069
独眼竜
(
どくがんりう
)
となりて
逃
(
に
)
げしか』
070
雲川
(
くもかは
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
071
『
荒野
(
あらの
)
ケ
原
(
はら
)
に
吾
(
われ
)
も
漸
(
やうや
)
く
黄昏
(
たそが
)
れて
072
やさしき
女
(
をんな
)
に
出会
(
であ
)
ひけるかも
073
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
たす
比古神
(
ひこがみ
)
等
(
たち
)
は
悉
(
ことごと
)
く
074
滅
(
ほろ
)
び
給
(
たま
)
へば
進
(
すす
)
ますなと
宣
(
の
)
りし
075
怪
(
あや
)
しかる
女神
(
めがみ
)
は
秋波
(
しうは
)
をよせにつつ
076
吾
(
わが
)
駒
(
こま
)
の
首
(
くび
)
に
飛
(
と
)
びつきにけり
077
駒
(
こま
)
に
鞭
(
むち
)
あつれば
忽
(
たちま
)
ちをどり
上
(
あが
)
り
078
女神
(
めがみ
)
を
捨
(
す
)
てて
駆
(
か
)
け
去
(
さ
)
りにけり
079
ここに
来
(
き
)
て
始
(
はじ
)
めて
知
(
し
)
りぬ
比古神
(
ひこがみ
)
の
080
事
(
こと
)
なく
在
(
ま
)
せしを
雄々
(
をを
)
しき
姿
(
すがた
)
に
081
いざさらば
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
光
(
かげ
)
昇
(
のぼ
)
りませば
082
部署
(
ぶしよ
)
を
定
(
さだ
)
めて
征途
(
せいと
)
に
上
(
のぼ
)
らむ
083
曲神
(
まがかみ
)
の
醜
(
しこ
)
の
奸計
(
たくみ
)
はこまやかに
084
手筈
(
てはず
)
極
(
きは
)
めて
待
(
ま
)
ちあぐむらむ
085
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
今日
(
けふ
)
の
首途
(
かどで
)
に
先立
(
さきだ
)
ちて
086
この
笹原
(
ささはら
)
に
神言
(
かみごと
)
宣
(
の
)
らむか』
087
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
其
(
その
)
他
(
た
)
の
諸神
(
ももがみ
)
は、
088
雲川
(
くもかは
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
の
提言
(
ていげん
)
に
賛意
(
さんい
)
を
表
(
へう
)
し、
089
天地
(
てんち
)
も
割
(
わ
)
るる
許
(
ばか
)
りの
言霊
(
ことたま
)
をはり
上
(
あ
)
げて、
090
貴
(
うづ
)
の
神言
(
かみごと
)
を
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
ひぬ。
091
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
小笹
(
をざさ
)
ケ
原
(
はら
)
を
流
(
なが
)
るる
細谷川
(
ほそたにがは
)
の
清水
(
しみづ
)
に
禊
(
みそぎ
)
し
給
(
たま
)
へば、
092
四柱
(
よはしら
)
の
神
(
かみ
)
も
吾
(
われ
)
後
(
おく
)
れじと
健
(
たけ
)
びの
禊
(
みそぎ
)
を
修
(
しう
)
し
給
(
たま
)
ひ、
093
各自
(
おのもおのも
)
首途
(
かどで
)
の
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
094
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
の
御歌
(
みうた
)
。
095
『
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
細谷川
(
ほそたにがは
)
に
禊
(
みそぎ
)
して
096
吾
(
わが
)
言霊
(
ことたま
)
は
清
(
きよ
)
まりしはや
097
斯
(
か
)
く
迄
(
まで
)
も
禊
(
みそぎ
)
の
神事
(
わざ
)
の
畏
(
かしこ
)
さを
098
悟
(
さと
)
らざりしよ
愚
(
おろ
)
かなる
吾
(
われ
)
は
099
みそぎして
吾
(
わが
)
気体
(
からたま
)
も
魂線
(
たましひ
)
も
100
清
(
きよ
)
めし
上
(
うへ
)
は
恐
(
おそ
)
るる
事
(
こと
)
なし
101
吾
(
わが
)
魂
(
たま
)
は
冴
(
さ
)
えに
冴
(
さ
)
えつつ
鳴
(
な
)
り
出
(
い
)
づる
102
生言霊
(
いくことたま
)
の
力
(
ちから
)
満
(
み
)
ちぬる
103
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
生
(
い
)
きの
生命
(
いのち
)
もさやさやに
104
清
(
きよ
)
まりにつつ
光
(
ひかり
)
を
増
(
ま
)
しけり
105
奴婆玉
(
ぬばたま
)
の
闇
(
やみ
)
より
黒
(
くろ
)
き
曲神
(
まがかみ
)
の
106
魂
(
たま
)
を
照
(
て
)
らして
勝鬨
(
かちどき
)
あげむか
107
はてしなき
生言霊
(
いくことたま
)
の
力
(
ちから
)
もて
108
進
(
すす
)
まむ
今日
(
けふ
)
の
出
(
い
)
で
立
(
た
)
ち
楽
(
たの
)
しも
109
曲神
(
まがかみ
)
の
醜
(
しこ
)
の
砦
(
とりで
)
も
近
(
ちか
)
づきぬ
110
いざや
進
(
すす
)
まむ
言霊
(
ことたま
)
照
(
て
)
らして
111
八十
(
やそ
)
曲津
(
まがつ
)
谷間
(
たにま
)
に
深
(
ふか
)
くひそむとも
112
現
(
あら
)
はしくれむ
言霊
(
たま
)
の
光
(
ひかり
)
に
113
鷲
(
わし
)
の
棲
(
す
)
みしこの
森林
(
しんりん
)
の
谷間
(
たにあひ
)
を
114
安
(
やす
)
く
開
(
ひら
)
きて
吾
(
われ
)
は
進
(
すす
)
まむ』
115
保宗
(
もちむね
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
116
『
禊
(
みそぎ
)
して
吾身
(
わがみ
)
はあかくなりにけり
117
いざや
進
(
すす
)
まむ
魔棲
(
ますみ
)
ケ
谷
(
やつ
)
に
118
万里
(
まで
)
の
島
(
しま
)
に
永久
(
とは
)
にさやりし
曲神
(
まがかみ
)
の
119
滅
(
ほろ
)
ぶる
時
(
とき
)
は
今
(
いま
)
や
来
(
き
)
にけり
120
雲
(
くも
)
を
起
(
おこ
)
し
霧
(
きり
)
を
湧
(
わ
)
かしてすさびたる
121
曲神
(
まがかみ
)
滅
(
ほろ
)
ぶと
思
(
おも
)
へば
楽
(
たの
)
し
122
千引巌
(
ちびきいは
)
あまた
並
(
なら
)
べて
構
(
かま
)
へゐる
123
醜
(
しこ
)
の
砦
(
とりで
)
も
何
(
なに
)
か
恐
(
おそ
)
れむ
124
黒雲
(
くろくも
)
の
中
(
なか
)
にかくれて
邪気
(
じやき
)
を
吐
(
は
)
く
125
八十
(
やそ
)
の
曲津
(
まがつ
)
の
終
(
をは
)
りなるかも
126
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
のたまひし
厳
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
127
今日
(
けふ
)
の
禊
(
みそぎ
)
に
清
(
きよ
)
めて
進
(
すす
)
まむ
128
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
も
包
(
つつ
)
みかくして
荒
(
すさ
)
びたる
129
魔棲
(
ますみ
)
ケ
谷
(
やつ
)
の
砦
(
とりで
)
を
放
(
はふ
)
らむ』
130
直道
(
なほみち
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
131
『
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
頂
(
いただき
)
までも
黒雲
(
くろくも
)
を
132
起
(
おこ
)
して
曲津
(
まが
)
は
待
(
ま
)
ち
構
(
かま
)
へ
居
(
を
)
り
133
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
百谷
(
ももだに
)
千谷
(
ちだに
)
に
黒雲
(
くろくも
)
を
134
湧
(
わ
)
かせて
曲津
(
まがつ
)
は
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
を
遮
(
さへぎ
)
れり
135
アオウエイの
生言霊
(
いくことたま
)
に
荒
(
すさ
)
び
狂
(
くる
)
ふ
136
竜
(
たつ
)
も
大蛇
(
をろち
)
も
生命
(
いのち
)
をたたむか
137
おとなしく
服従
(
まつろ
)
ひ
来
(
く
)
れば
吾
(
われ
)
も
亦
(
また
)
138
愛
(
エロス
)
のこころを
起
(
おこ
)
して
救
(
すく
)
はむ
139
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
の
天降
(
あも
)
りし
万里
(
まで
)
の
島
(
しま
)
を
140
清
(
きよ
)
むも
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
が
務
(
つとめ
)
なりける
141
田族
(
たから
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
は
泉
(
いづみ
)
の
森蔭
(
もりかげ
)
に
142
吾
(
わが
)
戦
(
たたかひ
)
を
守
(
まも
)
りますらむ
143
溪川
(
たにがは
)
をおつる
滝津瀬
(
たきつせ
)
高
(
たか
)
けれど
144
水
(
みづ
)
は
残
(
のこ
)
らず
赤濁
(
あかにご
)
りたり
145
溪川
(
たにがは
)
の
流
(
なが
)
れを
見
(
み
)
れば
曲津見
(
まがつみ
)
の
146
こもれる
水火
(
いき
)
の
濁
(
にご
)
りなりけり
147
この
水
(
みづ
)
の
流
(
なが
)
るる
所
(
ところ
)
浸
(
し
)
みる
所
(
ところ
)
148
木草
(
きぐさ
)
は
育
(
そだ
)
たず
穀物
(
たなつもの
)
実
(
みの
)
らず
149
曲神
(
まがかみ
)
の
醜
(
しこ
)
の
砦
(
とりで
)
を
打
(
う
)
ち
破
(
やぶ
)
り
150
清
(
きよ
)
き
清水
(
しみづ
)
の
滝津瀬
(
たきつせ
)
とせむ
151
さりながらこの
一筋
(
ひとすぢ
)
の
細谷川
(
ほそたにがは
)
は
152
禊
(
みそぎ
)
の
為
(
ため
)
に
澄
(
す
)
みきらひたり
153
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
禊
(
みそぎ
)
せよとて
造
(
つく
)
らしし
154
小川
(
をがは
)
と
思
(
おも
)
へば
尊
(
たふと
)
かりける』
155
正道
(
まさみち
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
156
『
両肩
(
りやうかた
)
に
重荷
(
おもに
)
を
負
(
お
)
ひし
心地
(
ここち
)
して
157
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
をかしこみ
進
(
すす
)
むも
158
夕
(
ゆふ
)
されば
曲津
(
まがつ
)
の
荒
(
すさ
)
び
強
(
つよ
)
からむ
159
真昼
(
まひる
)
の
間
(
うち
)
によく
戦
(
たたか
)
はむ
160
昨夜
(
よべ
)
の
如
(
ごと
)
曲津
(
まがつ
)
の
化身
(
けしん
)
現
(
あら
)
はれて
161
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
を
迷
(
まよ
)
はす
事
(
こと
)
の
憎
(
にく
)
ければ
162
曲神
(
まがかみ
)
は
真昼
(
まひる
)
を
恐
(
おそ
)
れ
真夜中
(
まよなか
)
を
163
吾世
(
わがよ
)
となして
猛
(
たけ
)
び
狂
(
くる
)
ふも
164
夕
(
ゆふ
)
されば
戦
(
たたかひ
)
休
(
やす
)
み
時
(
とき
)
じくに
165
生言霊
(
いくことたま
)
を
宣
(
の
)
りて
明
(
あか
)
さむ』
166
雲川
(
くもかは
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
167
『
雲霧
(
くもきり
)
となりて
天地
(
てんち
)
を
塞
(
ふさ
)
ぎたる
168
曲津見
(
まがつみ
)
今
(
いま
)
や
滅
(
ほろ
)
びむとすも
169
五男
(
ごなん
)
三女
(
さんぢよ
)
の
雄々
(
をを
)
しき
神
(
かみ
)
の
行
(
ゆ
)
く
道
(
みち
)
に
170
いかなる
曲津
(
まが
)
もさやる
術
(
すべ
)
なけむ
171
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
と
戦
(
たたか
)
はむ
172
陽
(
ひ
)
のある
間
(
うち
)
ぞ
勝利
(
しようり
)
なるべし
173
ほしいままに
伊猛
(
いたけ
)
り
狂
(
くる
)
ふ
真夜中
(
まよなか
)
に
174
曲津
(
まが
)
を
攻
(
せ
)
むるは
益
(
えき
)
なかるべし
175
曲津見
(
まがつみ
)
は
真昼
(
まひる
)
の
光
(
ひかり
)
を
恐
(
おそ
)
れつつ
176
雲霧
(
くもきり
)
となりて
地
(
ち
)
を
包
(
つつ
)
むなり』
177
斯
(
か
)
く
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
しも、
178
三柱
(
みはしら
)
の
比女神
(
ひめがみ
)
は
駒
(
こま
)
の
轡
(
くつわ
)
を
並
(
なら
)
べてこの
場
(
ば
)
に
悠々
(
いういう
)
と
現
(
あら
)
はれ
給
(
たま
)
ひ、
179
山跡
(
やまと
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
馬上
(
ばじよう
)
より
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
180
『
五柱
(
いつはしら
)
の
比古神
(
ひこがみ
)
ここに
在
(
おは
)
せしか
181
昨夜
(
さくや
)
の
闇
(
やみ
)
を
案
(
あん
)
じつつ
来
(
こ
)
し
182
吾
(
われ
)
こそは
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
計
(
はか
)
らひに
183
後
(
おく
)
れて
征途
(
せいと
)
に
上
(
のぼ
)
り
来
(
こ
)
しはや
184
曲神
(
まがかみ
)
は
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
三柱
(
みはしら
)
比女神
(
ひめがみ
)
の
185
姿
(
すがた
)
まねぶと
思
(
おも
)
ひて
後
(
おく
)
れしよ
186
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
の
言葉
(
ことば
)
に
従
(
したが
)
へば
187
曲津
(
まが
)
は
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
に
身
(
み
)
を
変
(
か
)
へしと
聞
(
き
)
く』
188
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
189
『
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
水
(
みづ
)
ももらさぬ
御計
(
みはか
)
らひに
190
われは
驚
(
おどろ
)
き
畏
(
かしこ
)
むばかりよ
191
山跡
(
やまと
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
宣
(
の
)
らせる
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
の
192
畏
(
かしこ
)
さ
吾身
(
わがみ
)
に
迫
(
せま
)
るものあり
193
曲津見
(
まがつみ
)
は
三柱
(
みはしら
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
と
化
(
くわ
)
し
194
吾
(
われ
)
誘
(
いざな
)
ふと
計
(
はか
)
らひしはや
195
さりながら
吾
(
わが
)
魂線
(
たましひ
)
はささやきぬ
196
曲神
(
まがみ
)
の
化身
(
けしん
)
よ
心
(
こころ
)
許
(
ゆる
)
すなと
197
吾
(
わが
)
魂
(
たま
)
の
囁
(
ささや
)
き
言葉
(
ことば
)
に
従
(
したが
)
ひて
198
曲
(
まが
)
の
奸計
(
たくみ
)
の
罠
(
わな
)
をのがれし』
199
千貝
(
ちかひ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
200
『
五柱
(
いつはしら
)
比古神
(
ひこがみ
)
等
(
たち
)
に
後
(
おく
)
れ
来
(
こ
)
しも
201
曲
(
まが
)
の
奸計
(
たくみ
)
を
思
(
おも
)
ひてなりけり
202
田族
(
たから
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
のさとき
目
(
め
)
に
203
吾
(
われ
)
も
今更
(
いまさら
)
驚
(
おどろ
)
きにけり
204
吾
(
わが
)
来
(
きた
)
る
道
(
みち
)
はほのぼの
明
(
あか
)
るみて
205
月
(
つき
)
のかかれる
野辺
(
のべ
)
なりにけり
206
小笹原
(
をざさはら
)
芝生
(
しばふ
)
に
五柱
(
いつはしら
)
神
(
かみ
)
ますと
207
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
ひぬ
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
は
208
御言葉
(
みことば
)
の
如
(
ごと
)
く
五柱
(
いつはしら
)
比古神
(
ひこがみ
)
は
209
小笹
(
をざさ
)
ケ
原
(
はら
)
に
待
(
ま
)
ち
給
(
たま
)
ひける
210
斯
(
か
)
くの
如
(
ごと
)
神
(
かみ
)
の
守
(
まも
)
りの
強
(
つよ
)
ければ
211
醜
(
しこ
)
の
曲神
(
まがみ
)
も
何
(
なに
)
か
恐
(
おそ
)
れむ』
212
湯結
(
ゆむすび
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
213
『
三柱
(
みはしら
)
の
比女神
(
ひめがみ
)
夜
(
よる
)
の
大野
(
おほの
)
ケ
原
(
はら
)
を
214
ほのかな
月
(
つき
)
に
照
(
て
)
らされて
来
(
こ
)
し
215
吾
(
わが
)
来
(
きた
)
る
大野
(
おほの
)
ケ
原
(
はら
)
に
夜
(
よ
)
は
明
(
あ
)
けて
216
駒
(
こま
)
の
歩
(
あゆ
)
みも
早
(
はや
)
くなりける
217
言霊
(
ことたま
)
の
天照
(
あまて
)
り
助
(
たす
)
くる
神
(
かみ
)
の
世
(
よ
)
に
218
醜
(
しこ
)
の
曲神
(
まがみ
)
のいかで
栄
(
さか
)
えむ
219
いざさらば
諸神
(
ももがみ
)
等
(
たち
)
と
言霊
(
ことたま
)
の
220
水火
(
いき
)
を
合
(
あは
)
せて
進
(
すす
)
みに
進
(
すす
)
まむ』
221
霊山
(
たまやま
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
222
『
斯
(
か
)
くの
如
(
ごと
)
五男
(
ごなん
)
三女
(
さんぢよ
)
の
神柱
(
かむばしら
)
223
集
(
つど
)
ひし
上
(
うへ
)
は
急
(
いそ
)
ぎ
進
(
すす
)
まむ
224
さりながら
神々
(
かみがみ
)
等
(
たち
)
は
各
(
おの
)
も
各
(
おの
)
も
225
部署
(
ぶしよ
)
を
定
(
さだ
)
めて
攻
(
せ
)
め
上
(
のぼ
)
らむかな』
226
ここに
五男
(
ごなん
)
三女
(
さんぢよ
)
の
神
(
かみ
)
は
各
(
おのおの
)
の
部署
(
ぶしよ
)
を
定
(
さだ
)
め、
227
遥
(
はる
)
か
彼方
(
かなた
)
の
空
(
そら
)
に
巍峨
(
ぎが
)
として
峙
(
そばだ
)
つ
魔棲
(
ますみ
)
ケ
谷
(
やつ
)
さして
進
(
すす
)
み
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
とはなりぬ。
228
(
昭和八・一二・一五
旧一〇・二八
於大阪分院蒼雲閣
谷前清子
謹録)
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