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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第77巻(辰の巻)
序文
第1篇 万里の海原
第1章 天馬行空
第2章 天地七柱
第3章 狭野の食国
第4章 狭野の島生み
第5章 言霊生島
第6章 田族島着陸
第2篇 十一神将
第7章 万里平定
第8章 征魔の出陣
第9章 馬上征誦
第10章 樹下の雨宿
第11章 望月の影
第12章 月下の森蔭
第3篇 善戦善闘
第13章 五男三女神
第14章 夜光の眼球
第15章 笹原の邂逅
第16章 妖術破滅
第17章 剣槍の雨
第18章 国津女神
第19章 邪神全滅
第20章 女神の復命
第4篇 歓天喜地
第21章 泉の森出発
第22章 歓声満天(一)
第23章 歓声満天(二)
第24章 会者定離
余白歌
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<<< 狭野の島生み
(B)
(N)
田族島着陸 >>>
第五章
言霊
(
ことたま
)
生島
(
いくしま
)
〔一九三七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第77巻 天祥地瑞 辰の巻
篇:
第1篇 万里の海原
よみ(新仮名遣い):
までのうなばら
章:
第5章 言霊生島
よみ(新仮名遣い):
ことたまいくしま
通し章番号:
1937
口述日:
1933(昭和8)年12月12日(旧10月25日)
口述場所:
大阪分院蒼雲閣
筆録者:
白石恵子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年3月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
朝香比女一行の乗った舟は、櫓も櫂もないまま、島々を右に左に潜り抜け、周囲百里の大きな狭野の島も、いつしか後に見えなくなった。
朝香比女は、狭野の島を任せてきた天中比古、狭野彦を名残惜しみつつ、海を渡って進み行く決意を晴れ晴れと歌った。
従者神たちも、それぞれ朝香比女の大曲津神退治の功績をたたえ、海原の旅を楽しむ歌を歌って順調に進んでいた。
日も傾く頃、海風が起こり、荒波が立ち、舟を左右にゆすり出した。天晴比女の神は、この風は曲津神の仕業であろうと見抜くが、舟は荒波の間を木の葉のように翻弄されつつ漂うほどとなった。
朝香比女は平然として歌を詠み、浪に対して、巌となり島となれ、と歌いかけた。すると不思議にも、猛り狂っていた波は、たちまちのこぎりの歯のような険しい巌山となり、あわ立つ小波は砂となって、一つの島が生まれた。
一行は朝香比女の不思議をたたえ、また言霊の威力を、鋭敏鳴出の神の功徳としてたたえた。神々はおのおの述懐歌を歌いつつ、はるか空にかすむ白馬ケ岳方面さして、船のへさきを向けて進んで行った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7705
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 607頁
修補版:
校定版:
77頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
と
生
(
あ
)
れませる
002
朝香
(
あさか
)
比女神
(
ひめがみ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
003
曲神
(
まがみ
)
の
島
(
しま
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
004
狭野
(
さぬ
)
の
神国
(
みくに
)
を
拓
(
ひら
)
きつつ
005
天中
(
あめなか
)
比古神
(
ひこがみ
)
狭野彦
(
さぬひこ
)
を
006
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
して
四柱
(
よはしら
)
の
007
神
(
かみ
)
を
伴
(
ともな
)
ひ
海原
(
うなばら
)
の
008
浪
(
なみ
)
おしわけて
進
(
すす
)
みます
009
御空
(
みそら
)
に
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
照
(
て
)
り
渡
(
わた
)
り
010
昼月
(
ひるづき
)
のかげしろじろと
011
浪
(
なみ
)
に
浮
(
うか
)
べる
真中
(
まんなか
)
を
012
生言霊
(
いくことたま
)
を
宣
(
の
)
らせつつ
013
進
(
すす
)
ませ
給
(
たま
)
ふぞ
畏
(
かしこ
)
けれ
014
抑
(
そもそも
)
霧
(
きり
)
の
海原
(
うなばら
)
は
015
高地秀
(
たかちほ
)
山
(
やま
)
より
流
(
なが
)
れ
落
(
お
)
つ
016
東
(
あづま
)
の
河
(
かは
)
の
大流
(
たいりう
)
と
017
高照山
(
たかてるやま
)
ゆ
落
(
お
)
ちたぎつ
018
月
(
つき
)
の
大河
(
たいが
)
の
清流
(
すながれ
)
の
019
西
(
にし
)
と
東
(
ひがし
)
ゆおちこめる
020
大海原
(
おほうなばら
)
にありければ
021
万里
(
まで
)
の
海
(
うみ
)
とぞ
称
(
とな
)
へられ
022
数多
(
あまた
)
の
島々
(
しまじま
)
碁列
(
ごれつ
)
して
023
霧
(
きり
)
立
(
た
)
ちのぼり
雲
(
くも
)
わきつ
024
曲津見
(
まがみ
)
の
棲処
(
すみか
)
にふさはしき。
025
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
乗
(
の
)
らせる
御舟
(
みふね
)
は、
026
舷
(
ふなばた
)
に
浪
(
なみ
)
の
鼓
(
つづみ
)
を
打
(
う
)
ちながら、
027
艪楫
(
ろかい
)
もなきに
島々
(
しまじま
)
を、
028
右
(
みぎ
)
や
左
(
ひだり
)
にくぐりぬけ、
029
周囲
(
まはり
)
百
(
ひやく
)
里
(
り
)
に
余
(
あま
)
る
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
も、
030
いつしか
眼界
(
まなかひ
)
を
離
(
はな
)
れける。
031
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
後振
(
あとふ
)
りかへり、
032
御空
(
みそら
)
を
仰
(
あふ
)
ぎて
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
033
『
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
れば
狭野
(
さぬ
)
の
食国
(
をすくに
)
山々
(
やまやま
)
は
034
わが
目路
(
めぢ
)
遠
(
とほ
)
く
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せにけり
035
天中
(
あめなか
)
比古
(
ひこ
)
狭野彦
(
さぬひこ
)
今
(
いま
)
はわがいゆく
036
舟
(
ふね
)
を
思
(
おも
)
ひて
吐息
(
といき
)
つくらむ
037
われもまた
名残
(
なごり
)
惜
(
を
)
しけれど
神業
(
かむわざ
)
の
038
せはしきままに
離
(
さか
)
り
来
(
き
)
にける
039
空
(
そら
)
を
行
(
ゆ
)
く
百
(
もも
)
の
翼
(
つばさ
)
よ
心
(
こころ
)
あらば
040
狭野
(
さぬ
)
の
島根
(
しまね
)
にわが
心
(
こころ
)
伝
(
つた
)
へよ
041
八千尋
(
やちひろ
)
の
浪
(
なみ
)
を
湛
(
たた
)
へし
海原
(
うなばら
)
に
042
浮
(
うか
)
びてわれは
狭野島
(
さぬしま
)
を
思
(
おも
)
ふ
043
栄城山
(
さかきやま
)
狭野
(
さぬ
)
の
島根
(
しまね
)
はわが
為
(
ため
)
に
044
忘
(
わす
)
らへ
難
(
がた
)
き
聖所
(
すがど
)
となりける
045
一片
(
ひとひら
)
の
雲
(
くも
)
きれもなき
大空
(
おほぞら
)
を
046
鷲
(
わし
)
の
翼
(
つばさ
)
のひるがへりつつ
047
雲霧
(
くもきり
)
は
清
(
きよ
)
くはれつつ
百鳥
(
ももどり
)
は
048
月日
(
つきひ
)
のかげを
仰
(
あふ
)
ぎてたつも
049
百鳥
(
ももどり
)
の
翼
(
つばさ
)
はことごと
輝
(
かがや
)
けり
050
浪
(
なみ
)
にうつりてきらきら
光
(
て
)
るも
051
荒浪
(
あらなみ
)
の
一
(
ひと
)
つだになき
此
(
この
)
海
(
うみ
)
を
052
渡
(
わた
)
らふ
今日
(
けふ
)
は
心
(
こころ
)
晴
(
は
)
れつつ
053
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
のまします
西方
(
にしかた
)
の
054
国土
(
くに
)
は
遥
(
はろ
)
けし
舟
(
ふね
)
に
浮
(
うか
)
びつ
055
この
海
(
うみ
)
を
東南
(
ひがしみなみ
)
に
渡
(
わた
)
らひつ
056
月
(
つき
)
の
大河
(
たいが
)
の
流
(
なが
)
れを
避
(
さ
)
けむ
057
高照山
(
たかてるやま
)
ゆ
漲
(
みなぎ
)
り
落
(
お
)
つる
月
(
つき
)
の
河
(
かは
)
の
058
水
(
みづ
)
は
滔々
(
たうたう
)
この
海
(
うみ
)
に
入
(
い
)
るも
059
百鳥
(
ももどり
)
の
空
(
そら
)
たつかげは
水底
(
みなそこ
)
に
060
うつりて
魚
(
うを
)
の
泳
(
およ
)
ぐが
如
(
ごと
)
し
061
水底
(
みなそこ
)
にむらがり
棲
(
す
)
めるうろくづも
062
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
光
(
かげ
)
によみがへりけむ
063
月
(
つき
)
の
夜
(
よ
)
は
一入
(
ひとしほ
)
勇
(
いさ
)
まむ
海底
(
うなぞこ
)
の
064
百
(
もも
)
のうろくづ
浮
(
うか
)
び
出
(
い
)
でつつ』
065
初頭
(
うぶがみ
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
066
『
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へつつ
067
いとめづらしき
神業
(
みわざ
)
見
(
み
)
しはや
068
比女神
(
ひめがみ
)
の
造
(
つく
)
り
給
(
たま
)
ひし
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
は
069
影
(
かげ
)
遠
(
とほ
)
みつつ
紫雲
(
しうん
)
棚引
(
たなび
)
けり
070
今日
(
けふ
)
よりは
狭野
(
さぬ
)
の
島根
(
しまね
)
も
生
(
い
)
き
生
(
い
)
きて
071
紫雲
(
しうん
)
棚引
(
たなび
)
き
天国
(
みくに
)
とならむ
072
のたりのたり
浪
(
なみ
)
に
揺
(
ゆ
)
られて
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く
073
御舟
(
みふね
)
の
上
(
うへ
)
の
静
(
しづ
)
かなるかも
074
天地
(
あめつち
)
の
水火
(
いき
)
はことごと
清
(
きよ
)
まりて
075
生
(
い
)
きの
命
(
いのち
)
のさはやかなるも
076
われわれは
清
(
きよ
)
けき
水火
(
いき
)
を
呼吸
(
こきふ
)
して
077
永久
(
とは
)
に
天界
(
みくに
)
に
住
(
す
)
むべき
神
(
かみ
)
なり
078
天地
(
あめつち
)
の
水火
(
いき
)
曇
(
くも
)
らへば
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
の
079
命
(
いのち
)
保
(
たも
)
たむ
糧
(
かて
)
だにもなし
080
今日
(
けふ
)
よりはこの
稚国土
(
わかぐに
)
の
雲霧
(
くもきり
)
を
081
吹
(
ふ
)
き
払
(
はら
)
ひつつ
水火
(
いき
)
を
清
(
きよ
)
めむ
082
水火
(
いき
)
清
(
きよ
)
き
此
(
この
)
海原
(
うなばら
)
に
舟
(
ふね
)
浮
(
う
)
けて
083
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
御供
(
みとも
)
に
進
(
すす
)
まむ
084
凪
(
な
)
ぎ
渡
(
わた
)
る
大海原
(
おほうなばら
)
の
中
(
なか
)
にして
085
われは
楽
(
たの
)
しく
比女神
(
ひめがみ
)
と
語
(
かた
)
らふ
086
比女神
(
ひめがみ
)
の
御水火
(
みいき
)
はことごと
光
(
ひかり
)
なり
087
暗
(
くら
)
き
心
(
こころ
)
のわれは
苦
(
くる
)
しも
088
朝夕
(
あさゆふ
)
を
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
に
仕
(
つか
)
へつつ
089
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
を
清
(
きよ
)
めむとぞ
思
(
おも
)
ふ
090
島ケ根
(
しまがね
)
ゆ
島
(
しま
)
に
渡
(
わた
)
らふ
百鳥
(
ももどり
)
も
091
鳴
(
な
)
く
音
(
ね
)
澄
(
す
)
みつつ
風
(
かぜ
)
清
(
すが
)
しかり
092
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
もいとど
清
(
すが
)
しき
海原
(
うなばら
)
に
093
小鳥
(
ことり
)
の
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
くは
楽
(
たの
)
しも
094
見渡
(
みわた
)
せば
高地秀
(
たかちほ
)
山
(
やま
)
は
雲表
(
うんぺう
)
に
095
紫雲
(
しうん
)
被
(
かぶ
)
りてひそかに
覗
(
のぞ
)
けり
096
東
(
ひむがし
)
の
空
(
そら
)
打
(
う
)
ち
仰
(
あふ
)
げば
高照
(
たかてる
)
の
097
山
(
やま
)
はかすかに
影
(
かげ
)
現
(
あら
)
はせり
098
高山
(
たかやま
)
と
高山
(
たかやま
)
の
中
(
なか
)
を
渡
(
わた
)
りゆく
099
此
(
この
)
海原
(
うなばら
)
の
広
(
ひろ
)
くもあるかな
100
東河
(
あづまがは
)
月
(
つき
)
の
大河
(
おほかは
)
集
(
あつ
)
めたる
101
此
(
この
)
海原
(
うなばら
)
は
広
(
ひろ
)
かりにけり
102
どこまでも
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
らむと
103
思
(
おも
)
ひ
出
(
い
)
だせば
楽
(
たの
)
しかりけり
104
やすやすと
磐楠舟
(
いはくすぶね
)
に
浮
(
うか
)
びつつ
105
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
の
国土生
(
くにう
)
みに
仕
(
つか
)
ふ
106
天
(
あめ
)
も
地
(
つち
)
も
風
(
かぜ
)
も
清
(
きよ
)
めて
天界
(
かみくに
)
の
107
国土
(
くに
)
を
固
(
かた
)
むる
国土生
(
くにう
)
みの
旅
(
たび
)
なり
108
国魂
(
くにたま
)
の
神
(
かみ
)
を
生
(
う
)
まむと
出
(
い
)
で
給
(
たま
)
ふ
109
朝香
(
あさか
)
比女神
(
ひめがみ
)
の
心
(
こころ
)
雄々
(
をを
)
しも
110
天界
(
かみくに
)
に
尊
(
たふと
)
きものは
国魂
(
くにたま
)
を
111
清
(
きよ
)
けく
生
(
う
)
ます
神業
(
みわざ
)
なりけり
112
幾万
(
いくまん
)
年
(
ねん
)
末
(
すゑ
)
の
世
(
よ
)
までも
礎
(
いしずゑ
)
を
113
固
(
かた
)
むる
為
(
ため
)
の
神生
(
かみう
)
みなりけり』
114
立世
(
たつよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
115
『
四方
(
よも
)
八方
(
やも
)
に
朝夕
(
あさゆふ
)
雲霧
(
くもきり
)
立世
(
たつよ
)
比女
(
ひめ
)
の
116
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
も
晴
(
は
)
れわたりたり
117
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
の
側女
(
そばめ
)
と
仕
(
つか
)
へつつ
118
広
(
ひろ
)
き
清
(
すが
)
しき
海原
(
うなばら
)
わたるも
119
栄城山
(
さかきやま
)
貴
(
うづ
)
の
社
(
やしろ
)
を
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
120
今
(
いま
)
は
嬉
(
うれ
)
しも
公
(
きみ
)
に
仕
(
つか
)
へつ
121
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へて
朝夕
(
あさゆふ
)
を
122
笑
(
ゑ
)
み
栄
(
さか
)
えつつわれは
生
(
い
)
くるも
123
生
(
い
)
き
生
(
い
)
きて
亡
(
ほろ
)
びを
知
(
し
)
らぬ
天界
(
かみくに
)
の
124
今日
(
けふ
)
の
旅路
(
たびぢ
)
の
幸
(
さち
)
多
(
おほ
)
きかも
125
魔
(
ま
)
の
島
(
しま
)
は
曲津見
(
まがみ
)
の
猛
(
たけ
)
びに
伸
(
の
)
び
立
(
た
)
ちて
126
濁
(
にご
)
りし
言霊
(
ことたま
)
吐
(
は
)
き
出
(
い
)
でにけり
127
目
(
め
)
も
口
(
くち
)
も
鼻
(
はな
)
も
揃
(
そろ
)
はぬ
曲津見
(
まがつみ
)
の
128
宣
(
の
)
る
言霊
(
ことたま
)
は
雷
(
らい
)
の
如
(
ごと
)
かり
129
天地
(
あめつち
)
を
揺
(
ゆる
)
がすばかりの
雷声
(
らいせい
)
も
130
生言霊
(
いくことたま
)
にことやみにけり
131
曲神
(
まがかみ
)
の
姿
(
すがた
)
は
忽
(
たちま
)
ち
巌
(
いは
)
となり
132
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
の
島ケ根
(
しまがね
)
を
生
(
う
)
めり
133
曲神
(
まがかみ
)
はわが
為
(
ため
)
にたくみ
知
(
し
)
らず
識
(
し
)
らず
134
神
(
かみ
)
の
神業
(
みわざ
)
に
仕
(
つか
)
へゐるらし
135
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
のおはさずば
136
此
(
この
)
魔
(
ま
)
の
島
(
しま
)
は
栄
(
さか
)
えざるべし
137
魔
(
ま
)
の
島
(
しま
)
は
生言霊
(
いくことたま
)
に
神島
(
かみしま
)
と
138
忽
(
たちま
)
ち
変
(
かは
)
りて
水火
(
いき
)
栄
(
さか
)
えつつ
139
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
生言霊
(
いくことたま
)
の
御光
(
みひかり
)
に
140
四方
(
よも
)
の
雲霧
(
くもきり
)
あとなく
晴
(
は
)
れつつ
141
かくのごと
言霊
(
ことたま
)
清
(
きよ
)
き
比女神
(
ひめがみ
)
の
142
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
ふと
思
(
おも
)
へば
嬉
(
うれ
)
しも
143
わがいゆく
道
(
みち
)
にさやらむ
曲津見
(
まがつみ
)
も
144
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
御水火
(
みいき
)
に
亡
(
ほろ
)
びむ
145
かくの
如
(
ごと
)
雄々
(
をを
)
しき
強
(
つよ
)
き
美
(
うるは
)
しき
146
わが
公
(
きみ
)
坐
(
い
)
ませばこころ
安
(
やす
)
けし
147
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
れば
遠
(
とほ
)
の
海原
(
うなばら
)
にかすみたる
148
山
(
やま
)
は
正
(
ただ
)
しく
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
かも
149
峰
(
みね
)
高
(
たか
)
く
白雪
(
しらゆき
)
つもりて
永久
(
とこしへ
)
に
150
冷
(
つめ
)
たき
風
(
かぜ
)
を
吹
(
ふ
)
きおろす
島
(
しま
)
151
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
れば
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
より
152
黒
(
くろ
)
き
煙
(
けむり
)
を
吐
(
は
)
き
出
(
い
)
でにけり
153
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
わが
目
(
め
)
に
入
(
い
)
りて
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
154
ますます
遠
(
とほ
)
くなりにけらしな
155
漸
(
やうや
)
くに
日
(
ひ
)
は
傾
(
かたむ
)
けど
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
156
島根
(
しまね
)
はろけし
浪
(
なみ
)
をどりつつ』
157
天晴
(
あめはれ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
158
『
大空
(
おほぞら
)
は
真澄
(
ますみ
)
の
空
(
そら
)
と
晴
(
は
)
れにつつ
159
高地秀
(
たかちほ
)
山
(
やま
)
に
日
(
ひ
)
は
傾
(
かたむ
)
けり
160
高照
(
たかてる
)
の
山
(
やま
)
より
出
(
い
)
でし
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
は
161
高地秀
(
たかちほ
)
山
(
やま
)
の
尾根
(
をね
)
に
近
(
ちか
)
みつ
162
海風
(
うなかぜ
)
にあほられ
荒浪
(
あらなみ
)
立
(
た
)
ちそめて
163
磐楠舟
(
いはくすぶね
)
を
左右
(
さいう
)
にゆするも
164
此
(
この
)
風
(
かぜ
)
は
八十
(
やそ
)
曲津見
(
まがつみ
)
のたくみたる
165
醜
(
しこ
)
のわざかも
御舟
(
みふね
)
をさゆらす
166
如何程
(
いかほど
)
に
八十
(
やそ
)
曲津見
(
まがつみ
)
の
荒
(
すさ
)
ぶとも
167
何
(
なん
)
のものかは
言霊
(
ことたま
)
の
旅
(
たび
)
168
曲神
(
まがかみ
)
は
言霊
(
ことたま
)
の
光
(
ひかり
)
恐
(
おそ
)
れつつ
169
風
(
かぜ
)
を
起
(
おこ
)
して
公
(
きみ
)
に
刃向
(
はむか
)
ふ』
170
かく
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
しも、
171
大海原
(
おほうなばら
)
の
浪
(
なみ
)
は
刻々
(
こくこく
)
に
高
(
たか
)
まり
来
(
きた
)
り、
172
殆
(
ほと
)
んど
御舟
(
みふね
)
を
呑
(
の
)
まむとす。
173
御舟
(
みふね
)
は
荒浪
(
あらなみ
)
の
間
(
あひだ
)
を
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
の
如
(
ごと
)
く
翻弄
(
ほんろう
)
されつつ
海中
(
わだなか
)
に
漂
(
ただよ
)
ふ。
174
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は、
175
平然
(
へいぜん
)
として
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
176
『
曲津見
(
まがつみ
)
はまたも
手
(
て
)
を
替
(
か
)
へ
品
(
しな
)
を
替
(
か
)
へて
177
わが
行
(
ゆ
)
く
先
(
さき
)
にさやらむとすも
178
千丈
(
せんぢやう
)
の
浪
(
なみ
)
猛
(
たけ
)
るとも
何
(
なに
)
かあらむ
179
わが
言霊
(
ことたま
)
に
巌
(
いはほ
)
と
固
(
かた
)
めむ。
180
浪
(
なみ
)
よ
浪
(
なみ
)
巌
(
いは
)
となれなれ
浪
(
なみ
)
よ
浪
(
なみ
)
181
島
(
しま
)
となれなれ
天界
(
かみくに
)
は
182
生言霊
(
いくことたま
)
の
助
(
たす
)
くる
国
(
くに
)
ぞ
183
生言霊
(
いくことたま
)
の
天照
(
あまて
)
る
国
(
くに
)
ぞ
184
生言霊
(
いくことたま
)
の
幸
(
さちは
)
ふ
国
(
くに
)
ぞ
生
(
い
)
くる
国
(
くに
)
ぞ
185
巌
(
いは
)
になれなれ
逸早
(
いちはや
)
く
186
島
(
しま
)
になれなれ
片時
(
かたとき
)
も
187
ためらふ
事
(
こと
)
なく
固
(
かた
)
まれよ』
188
かく
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふや、
189
伊猛
(
いたけ
)
り
狂
(
くる
)
ひし
浪
(
なみ
)
は、
190
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
にも
何
(
なん
)
のさはりなく、
191
忽
(
たちま
)
ち
鋸
(
のこぎり
)
の
歯
(
は
)
の
如
(
ごと
)
き
嶮峻
(
けんしゆん
)
なる
巌山
(
いはやま
)
となり、
192
泡立
(
あわだ
)
つ
小波
(
さざなみ
)
は
真砂
(
まさご
)
となりて、
193
一
(
ひと
)
つの
生島
(
いくしま
)
は
生
(
うま
)
れけるぞ
畏
(
かしこ
)
けれ。
194
起立
(
おきたつ
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
驚
(
おどろ
)
きて
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
195
『
今更
(
いまさら
)
に
比女
(
ひめ
)
の
神言
(
みこと
)
の
言霊
(
ことたま
)
の
196
いみじき
功
(
いさを
)
に
驚
(
おどろ
)
きにけり
197
天界
(
かみくに
)
は
言霊
(
ことたま
)
の
国
(
くに
)
水火
(
いき
)
の
国
(
くに
)
と
198
言
(
い
)
ふ
理
(
ことわり
)
を
今
(
いま
)
悟
(
さと
)
りけり
199
狭野
(
さぬ
)
の
島
(
しま
)
を
生
(
う
)
みましまたも
巌
(
いは
)
の
島
(
しま
)
を
200
今
(
いま
)
生
(
う
)
まします
功
(
いさを
)
かしこき
201
此
(
この
)
島
(
しま
)
は
浪
(
なみ
)
の
小島
(
こじま
)
と
命名
(
なづ
)
けませ
202
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
水火
(
いき
)
に
生
(
な
)
りせば
203
此
(
この
)
山
(
やま
)
を
鋸山
(
のこぎりやま
)
と
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
へ
204
頂
(
いただき
)
ことごと
尖
(
とが
)
りてあれば』
205
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
206
『わが
宣
(
の
)
りし
生言霊
(
いくことたま
)
に
生
(
あ
)
れし
島
(
しま
)
よ
207
言霊
(
ことたま
)
生島
(
いくしま
)
とわれは
命名
(
なづ
)
けむ
208
浪
(
なみ
)
の
秀
(
ほ
)
は
鋸
(
のこぎり
)
のごとさかしければ
209
鋸山
(
のこぎりやま
)
とわれも
命名
(
なづ
)
けむ』
210
初頭
(
うぶがみ
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
はまたもや
驚
(
おどろ
)
き
給
(
たま
)
ひて、
211
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
212
『
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
浪
(
なみ
)
は
忽
(
たちま
)
ち
山
(
やま
)
となり
213
泡
(
あわ
)
は
忽
(
たちま
)
ち
真砂
(
まさご
)
となりぬ
214
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
の
尊
(
たふと
)
さ
今更
(
いまさら
)
に
215
𪫧怜
(
うまら
)
に
悟
(
さと
)
りぬ
初頭
(
うぶがみ
)
比古
(
ひこ
)
われは
216
かくのごと
功
(
いさを
)
尊
(
たふと
)
き
比女神
(
ひめがみ
)
に
217
仕
(
つか
)
へてわが
魂
(
たま
)
ふくれけるかも』
218
立世
(
たつよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
219
『
久方
(
ひさかた
)
の
天津
(
あまつ
)
高宮
(
たかみや
)
ゆ
降
(
くだ
)
りましし
220
鋭敏鳴出
(
うなりづ
)
の
神
(
かみ
)
の
御助
(
みたす
)
けなるらむ
221
鋭敏鳴出
(
うなりづ
)
の
神
(
かみ
)
は
御空
(
みそら
)
にありありと
222
清
(
きよ
)
きみかげを
現
(
あら
)
はし
給
(
たま
)
ひぬ
223
比女神
(
ひめがみ
)
の
神業
(
みわざ
)
を
助
(
たす
)
け
守
(
まも
)
らむと
224
かげにまします
鋭敏鳴出
(
うなりづ
)
の
神
(
かみ
)
はも』
225
朝香
(
あさか
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
226
『
鋭敏鳴出
(
うなりづ
)
の
神
(
かみ
)
の
御水火
(
みいき
)
に
守
(
まも
)
られて
227
わが
言霊
(
ことたま
)
は
冴
(
さ
)
え
渡
(
わた
)
りつつ
228
御姿
(
みすがた
)
はたしに
見
(
み
)
えねど
鋭敏鳴出
(
うなりづ
)
の
229
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
のあらはなるかも』
230
天晴
(
あめはれ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
231
『
海原
(
うなばら
)
を
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へまつりつつ
232
いとめづらしき
神業
(
みわざ
)
拝
(
をが
)
むも
233
天
(
あめ
)
も
地
(
つち
)
も
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
りたる
海原
(
うなばら
)
に
234
わき
出
(
い
)
でにける
巌島
(
いはしま
)
あはれ
235
鋭敏鳴出
(
うなりづ
)
の
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
は
海中
(
わだなか
)
に
236
また
生島
(
いくしま
)
を
生
(
う
)
み
出
(
い
)
でにけり』
237
かく
神々
(
かみがみ
)
は
各自
(
おのもおのも
)
に
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませつつ、
238
遥
(
はる
)
かの
空
(
そら
)
に
霞
(
かす
)
む
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
方面
(
はうめん
)
さして、
239
舟
(
ふね
)
の
舳先
(
へさき
)
を
向
(
む
)
け
給
(
たま
)
ひける。
240
(
昭和八・一二・一二
旧一〇・二五
於大阪分院蒼雲閣
白石恵子
謹録)
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【第5章 言霊生島|第77巻|天祥地瑞|霊界物語|/rm7705】
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