あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
「万里(まで)の島」を舞台に、御樋代神(みひしろがみ)の田族比女(たからひめ)の神と、朝香比女の神が活躍する物語。
- 第1~6章
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朝香比女の神の一行は曲津神の化身である「魔の島」を言霊で周囲百里の島に変え、諸々の草木五穀を生み、「狭野(さぬ)の食国(をすくに)」を生み出した。
「万里の海」を渡り、「万里の島」に上陸する。
- 第7~20章
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スの神は「万里の島」を楽園にするために、八十柱の御樋代神のうち最も神力が強い田族比女の神に、十柱の従神をつけて天降らせた。
白馬ケ岳の谷間にひそみ、暴風雨を起こして国土を荒らす曲津を退治するため、田族比女の神の一行は万里の丘を発って、白馬ケ岳の「魔棲ケ谷(ますみがやつ)」に向かう。
「泉の森」の聖所を本営として田族比女の神が鎮まり、霊山比古(たまやまひこ)の神を主将とする五男三女の神が魔棲ケ谷の曲津を無事に掃討して戻って来る。
- 第21~24章
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万里ケ丘に凱旋した田族比女の神は、万里の島に住む総ての生き物を集めて祝典を開き、新しい国の方針を示す。
朝香比女の神の一行が降臨した。田族比女の神は魔棲ケ谷の戦利品であるダイアモンドを捧げ、朝香比女の神は火打ち石を贈り、火食の道を教える。
朝香比女の神は別れを告げ、万里の海を東南さして旅立つ。