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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第77巻(辰の巻)
序文
第1篇 万里の海原
第1章 天馬行空
第2章 天地七柱
第3章 狭野の食国
第4章 狭野の島生み
第5章 言霊生島
第6章 田族島着陸
第2篇 十一神将
第7章 万里平定
第8章 征魔の出陣
第9章 馬上征誦
第10章 樹下の雨宿
第11章 望月の影
第12章 月下の森蔭
第3篇 善戦善闘
第13章 五男三女神
第14章 夜光の眼球
第15章 笹原の邂逅
第16章 妖術破滅
第17章 剣槍の雨
第18章 国津女神
第19章 邪神全滅
第20章 女神の復命
第4篇 歓天喜地
第21章 泉の森出発
第22章 歓声満天(一)
第23章 歓声満天(二)
第24章 会者定離
余白歌
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(B)
(N)
歓声満天(二) >>>
第二二章
歓声
(
くわんせい
)
満天
(
まんてん
)
(一)〔一九五四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第77巻 天祥地瑞 辰の巻
篇:
第4篇 歓天喜地
よみ(新仮名遣い):
かんてんきち
章:
第22章 歓声満天(一)
よみ(新仮名遣い):
かんせいまんてん
通し章番号:
1954
口述日:
1933(昭和8)年12月16日(旧10月29日)
口述場所:
大阪分院蒼雲閣
筆録者:
林弥生
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年3月30日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
万里ケ原に凱旋した神々は、祝宴を開こうと、万里の国原の生きとし生けるものすべてに、早馬を使わして知らせを告知した。宴の日には、万里の島のすべての生き物が集まって来て、幾千万の馬、牛、羊、ねずみ、蛙が凱旋を祝う声で天地も崩れるばかりであった。
この前代未聞の慶事に、御樋代神・田族比女の神は、高殿に登って群集の喜ぶ様をご覧になり、喜びの歌を歌った。ただその中にも、太元顕津男の大神に見合って国魂神を生むことが、まだできていないことをのみ、悔やんでいた。そして、その時をひたすら相待つことを誓って、歌を終えた。
続いて、山跡比女、千貝比女、湯結比女の三柱の比女神たちが、祝いと喜びの歌を歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7722
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 689頁
修補版:
校定版:
380頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
万里
(
まで
)
ケ
丘
(
をか
)
の
聖所
(
すがど
)
に
凱旋
(
がいせん
)
したる
十一柱
(
じふいちはしら
)
の
神々
(
かみがみ
)
は、
002
喜
(
よろこ
)
びのあまり
祝宴
(
しゆくえん
)
を
開
(
ひら
)
くべく
万里
(
まで
)
の
国原
(
くにはら
)
の
生
(
い
)
きとし
生
(
い
)
けるものの
悉
(
ことごと
)
くに、
003
駿馬使
(
はやこまづかひ
)
を
遣
(
つか
)
はし
給
(
たま
)
ひければ、
004
定
(
さだ
)
めの
日
(
ひ
)
の
来
(
きた
)
るを
待
(
ま
)
ちつつ
八千
(
はつせん
)
方里
(
はうり
)
の
国土
(
こくど
)
に、
005
生
(
い
)
きとし
生
(
い
)
けるもの
等
(
ら
)
悉
(
ことごと
)
く
先
(
さき
)
を
争
(
あらそ
)
ひ
雲霞
(
うんか
)
の
如
(
ごと
)
く
集
(
あつま
)
り
来
(
きた
)
りて、
006
異口
(
いく
)
同音
(
どうおん
)
に
凱旋
(
がいせん
)
を
寿
(
ことほ
)
ぎ
歌
(
うた
)
ふ
声
(
こゑ
)
は
天地
(
てんち
)
も
崩
(
くづ
)
るるばかりなりけり。
007
幾千万
(
いくせんまん
)
の
馬
(
うま
)
も
牛
(
うし
)
も
羊
(
ひつじ
)
も
鼠
(
ねずみ
)
蛙
(
かはず
)
も、
008
先
(
さき
)
を
争
(
あらそ
)
ひ
万里
(
まで
)
ケ
丘
(
をか
)
の
聖所
(
すがど
)
を
十重
(
とへ
)
二十重
(
はたへ
)
にとり
巻
(
ま
)
き、
009
立錐
(
りつすゐ
)
の
余地
(
よち
)
なきことこそ
前代
(
ぜんだい
)
未聞
(
みもん
)
の
大慶事
(
だいけいじ
)
なりける。
010
ここに
田族
(
たから
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は、
011
新
(
あら
)
たに
造
(
つく
)
り
了
(
を
)
へたる
高殿
(
たかどの
)
に
登
(
のぼ
)
らせ
給
(
たま
)
ひて、
012
群衆
(
ぐんしう
)
の
歓
(
ゑら
)
ぎ
喜
(
よろこ
)
ぶ
状
(
さま
)
を
遥
(
はる
)
かにみそなはし
歓喜
(
くわんき
)
身
(
み
)
に
溢
(
あふ
)
れて、
013
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
014
群集
(
ぐんしふ
)
せる
総
(
すべ
)
ての
生物
(
いきもの
)
は、
015
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
御歌
(
みうた
)
につれて
各自
(
おのもおのも
)
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
ち
足
(
あし
)
を
踏
(
ふ
)
みならし
怪
(
あや
)
しく
腰
(
こし
)
を
振
(
ふ
)
りながら
踊
(
をど
)
り
狂
(
くる
)
ふぞ
勇
(
いさ
)
ましかりける。
016
田族
(
たから
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
御歌
(
みうた
)
。
017
『
久方
(
ひさかた
)
の
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
に
迷
(
まよ
)
ひたる
018
醜
(
しこ
)
の
黒雲
(
くろくも
)
吹
(
ふ
)
き
散
(
ち
)
りぬ
019
天津
(
あまつ
)
日光
(
ひかげ
)
は
澄
(
す
)
みきらひ
020
御空
(
みそら
)
を
渡
(
わた
)
る
月読
(
つきよみ
)
の
021
舟
(
ふね
)
は
冴
(
さ
)
えつつ
諸々
(
もろもろ
)
の
022
星
(
ほし
)
は
御空
(
みそら
)
に
輝
(
かがや
)
きぬ
023
科戸
(
しなど
)
の
風
(
かぜ
)
も
軟
(
やはら
)
かに
024
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
を
撫
(
な
)
でて
行
(
ゆ
)
く
025
百花
(
ももばな
)
千花
(
ちばな
)
はこの
春
(
はる
)
を
026
千歳
(
ちとせ
)
の
楽土
(
らくど
)
と
笑
(
ゑ
)
まひつつ
027
豊
(
ゆた
)
にたゆたにかむばしき
028
香
(
かを
)
りを
四方
(
よも
)
に
散
(
ち
)
らすなり
029
雲
(
くも
)
に
聳
(
そび
)
ゆる
牛頭ケ峰
(
ごづがみね
)
030
御空
(
みそら
)
に
高
(
たか
)
き
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
も
031
水火
(
いき
)
澄
(
す
)
みきらひ
紫
(
むらさき
)
の
032
雲
(
くも
)
の
色帯
(
いろおび
)
しめまはし
033
万里
(
まで
)
の
海原
(
うなばら
)
のぞみつつ
034
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
の
目出度
(
めでた
)
さを
035
寿
(
ことほ
)
ぎまつる
如
(
ごと
)
くなり
036
百鳥
(
ももどり
)
千鳥
(
ちどり
)
の
囀
(
さへづ
)
りは
037
伽陵
(
かりよう
)
頻迦
(
びんが
)
の
声
(
こゑ
)
に
似
(
に
)
て
038
聞
(
き
)
くも
清
(
すが
)
しき
音色
(
ねいろ
)
なり
039
御空
(
みそら
)
に
高舞
(
たかま
)
ふ
真鶴
(
まなづる
)
は
040
翼
(
つばさ
)
揃
(
そろ
)
へて
潔
(
いさぎよ
)
く
041
万里
(
まで
)
の
聖所
(
すがど
)
の
森
(
もり
)
の
上
(
へ
)
に
042
翼
(
つばさ
)
休
(
やす
)
めて
千代
(
ちよ
)
うたふ
043
花爛漫
(
はならんまん
)
のこの
春
(
はる
)
を
044
白
(
しろ
)
き
黄色
(
きいろ
)
き
胡蝶
(
こてふ
)
は
来
(
きた
)
り
045
松虫
(
まつむし
)
鈴虫
(
すずむし
)
きりぎりす
046
秋
(
あき
)
まだ
来
(
こ
)
ねどこの
庭
(
には
)
に
047
伊寄
(
いよ
)
り
集
(
つど
)
ひて
万世
(
よろづよ
)
を
048
清
(
すが
)
しくうたへる
目出度
(
めでた
)
さよ
049
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
山麓
(
さんろく
)
に
050
白雲
(
しらくも
)
遊
(
あそ
)
び
牛頭ケ峰
(
ごづがね
)
の
051
頂
(
いただき
)
深
(
ふか
)
く
包
(
つつ
)
みたる
052
濃
(
こ
)
き
紅
(
くれなゐ
)
の
雲
(
くも
)
の
色
(
いろ
)
は
053
天津
(
あまつ
)
日光
(
ひかげ
)
の
寝床
(
ふしど
)
かと
054
疑
(
うたが
)
ふばかり
冴
(
さ
)
えにけり
055
駒
(
こま
)
は
鬣
(
たてがみ
)
うちふるひ
056
右
(
みぎ
)
と
左
(
ひだり
)
に
尾
(
を
)
をふりて
057
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
を
打
(
う
)
ち
払
(
はら
)
ふ
058
今日
(
けふ
)
の
喜
(
よろこ
)
び
永久
(
とこしへ
)
に
059
語
(
かた
)
り
伝
(
つた
)
へて
後
(
のち
)
の
世
(
よ
)
の
060
神
(
かみ
)
のためしとなりぬべし
061
奴婆玉
(
ぬばたま
)
の
黒
(
くろ
)
き
毛
(
け
)
生
(
お
)
へる
真牛
(
まなうし
)
は
062
二本
(
にほん
)
の
角
(
つの
)
をふり
立
(
た
)
てて
063
右
(
みぎ
)
や
左
(
ひだり
)
や
前
(
まへ
)
後
(
うしろ
)
064
前
(
まへ
)
つ
太脚
(
ふとあし
)
ふり
上
(
あ
)
げて
065
直立
(
ちよくりつ
)
しつつ
手
(
て
)
の
如
(
ごと
)
く
066
踊
(
をど
)
り
狂
(
くる
)
ふぞ
面白
(
おもしろ
)
き
067
羊
(
ひつじ
)
は
勇
(
いさ
)
み
白兎
(
しろうさぎ
)
は
068
月
(
つき
)
の
形
(
かたち
)
にまろまりて
069
毬
(
まり
)
と
変
(
へん
)
じつ
四方
(
よも
)
八方
(
やも
)
に
070
まろびつかへりつ
踊
(
をど
)
るなり
071
鼠
(
ねずみ
)
は
勇
(
いさ
)
み
百蛙
(
ももかはず
)
は
072
掌
(
てのひら
)
うちて
舞
(
ま
)
ひ
狂
(
くる
)
ふ
073
青
(
あを
)
き
御空
(
みそら
)
を
眺
(
なが
)
むれば
074
鳶
(
とび
)
も
烏
(
からす
)
も
隼
(
はやぶさ
)
も
075
翼
(
つばさ
)
揃
(
そろ
)
へて
月
(
つき
)
の
輪
(
わ
)
を
076
描
(
ゑが
)
きつ
消
(
け
)
しつ
歌
(
うた
)
ひ
舞
(
ま
)
ふ
077
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
078
八千
(
はつせん
)
方里
(
はうり
)
の
万里
(
まで
)
の
島
(
しま
)
は
079
宛然
(
さながら
)
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
永久
(
とこしへ
)
に
080
鎮
(
しづ
)
まりいます
天界
(
てんかい
)
か
081
紫微
(
しび
)
の
宮居
(
みやゐ
)
の
荘厳
(
さうごん
)
さも
082
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
の
賑
(
にぎ
)
はひに
083
勝
(
まさ
)
らざらめや
惟神
(
かむながら
)
084
ただこの
上
(
うへ
)
は
千万
(
ちよろづ
)
の
085
国津神
(
くにつかみ
)
等
(
ら
)
を
移
(
うつ
)
し
植
(
う
)
ゑ
086
稚国原
(
わかくにはら
)
の
真秀良場
(
まほらば
)
を
087
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
鋤
(
す
)
き
固
(
かた
)
め
088
木草
(
きぐさ
)
の
種
(
たね
)
を
植
(
う
)
ゑおふし
089
稲
(
いね
)
麦
(
むぎ
)
豆
(
まめ
)
粟
(
あは
)
黍
(
きび
)
の
類
(
るゐ
)
090
所狭
(
ところせ
)
きまで
蒔
(
ま
)
きつけて
091
うら
安国
(
やすくに
)
のうら
安
(
やす
)
く
092
生
(
い
)
きとし
生
(
い
)
けることごとを
093
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
楽
(
たの
)
しみに
094
遊
(
あそ
)
ばせ
生
(
い
)
かせ
永久
(
とこしへ
)
の
095
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
と
定
(
さだ
)
むべし
096
ただわれ
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
にして
097
国土
(
くに
)
の
司
(
つかさ
)
と
臨
(
のぞ
)
むべき
098
国魂神
(
くにたまがみ
)
を
生
(
う
)
まざるを
099
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
の
喜
(
よろこ
)
びの
100
一
(
ひと
)
つのうらみと
思
(
おも
)
ふなり
101
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
102
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
時
(
とき
)
待
(
ま
)
ちて
103
太元
(
おほもと
)
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
104
みゆきを
待
(
ま
)
たむ
村肝
(
むらきも
)
の
105
心
(
こころ
)
を
洗
(
あら
)
ひ
魂
(
たま
)
清
(
きよ
)
め
106
御空
(
みそら
)
に
輝
(
かがや
)
く
日月
(
じつげつ
)
の
107
清
(
きよ
)
きを
保
(
たも
)
ちて
相待
(
あひま
)
たむ
108
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
109
万里
(
まで
)
の
島根
(
しまね
)
を
永久
(
とこしへ
)
に
110
守
(
まも
)
らせ
給
(
たま
)
へと
久方
(
ひさかた
)
の
111
天津
(
あまつ
)
高宮
(
たかみや
)
に
在
(
おは
)
します
112
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
113
従
(
したが
)
へ
給
(
たま
)
ふ
百千々
(
ももちぢ
)
の
114
畏
(
かしこ
)
き
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
115
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎまつる
116
謹
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
請
(
こ
)
ひまつる』
117
山跡
(
やまと
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
118
『
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
今日
(
けふ
)
の
生日
(
いくひ
)
の
目出度
(
めでた
)
さよ
119
総
(
すべ
)
ての
生物
(
いきもの
)
伊寄
(
いよ
)
り
集
(
つど
)
へば
120
わが
公
(
きみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
畏
(
かしこ
)
し
国原
(
くにはら
)
は
121
挙
(
こぞ
)
りて
御前
(
みまへ
)
に
寿
(
ほ
)
ぎ
言
(
ごと
)
宣
(
の
)
るも
122
雲
(
くも
)
を
抜
(
ぬ
)
く
白馬
(
はくば
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
頂
(
いただき
)
に
123
紫雲
(
しうん
)
棚引
(
たなび
)
き
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
てらふ
124
昼月
(
ひるづき
)
の
光
(
かげ
)
は
東
(
あづま
)
の
大空
(
おほぞら
)
に
125
白
(
しろ
)
く
冴
(
さ
)
えつつ
昇
(
のぼ
)
りましけり
126
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
も
今日
(
けふ
)
の
慶事
(
けいじ
)
を
寿
(
ことほ
)
ぐか
127
相並
(
あひなら
)
ばして
昇
(
のぼ
)
りましけり
128
千早振
(
ちはやぶ
)
る
神世
(
かみよ
)
もきかぬ
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
の
129
寿
(
ことほ
)
ぎ
言葉
(
ことば
)
国土
(
くに
)
に
充
(
み
)
ちつる
130
地
(
つち
)
稚
(
わか
)
き
国土
(
くに
)
とは
言
(
い
)
へどかくの
如
(
ごと
)
131
数多
(
あまた
)
の
生物
(
いきもの
)
あるは
楽
(
たの
)
しき
132
野
(
の
)
に
出
(
い
)
でて
田畑
(
たはた
)
を
耕
(
たがや
)
す
蛙
(
かはず
)
まで
133
この
斎場
(
いみには
)
に
集
(
つど
)
ひて
踊
(
をど
)
れる
134
上
(
うへ
)
も
下
(
した
)
も
心
(
こころ
)
合
(
あは
)
せて
曲津
(
まが
)
神
(
かみ
)
の
135
亡
(
ほろ
)
びし
今日
(
けふ
)
を
祝
(
いは
)
ふ
宴
(
うたげ
)
なり
136
山
(
やま
)
も
野
(
の
)
も
皆
(
みな
)
おしなべて
蘇
(
よみがへ
)
り
137
命
(
いのち
)
の
露
(
つゆ
)
を
照
(
て
)
らして
果
(
は
)
てなし
138
限
(
かぎ
)
りなき
万里
(
まで
)
の
海原
(
うなばら
)
に
浮
(
うか
)
びたる
139
この
稚国土
(
わかぐに
)
の
栄
(
さか
)
え
果
(
は
)
てなき
140
女神
(
めがみ
)
われも
曲津
(
まが
)
の
征途
(
きため
)
に
立
(
た
)
ち
向
(
むか
)
ひ
141
今日
(
けふ
)
の
楽
(
たの
)
しき
宴
(
うたげ
)
に
会
(
あ
)
ひぬる』
142
千貝
(
ちかひ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
143
『
果
(
は
)
てしなき
喜
(
よろこ
)
びにわれも
満
(
みた
)
されて
144
手
(
て
)
の
舞
(
ま
)
ひ
足
(
あし
)
の
踏
(
ふ
)
み
所
(
ど
)
を
知
(
し
)
らず
145
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
も
豊
(
ゆたか
)
に
光
(
ひかり
)
をなげ
給
(
たま
)
ひ
146
百
(
もも
)
の
草木
(
くさき
)
の
露
(
つゆ
)
を
照
(
て
)
らせり
147
この
島
(
しま
)
に
生
(
い
)
きとし
生
(
い
)
けるもの
皆
(
みな
)
は
148
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
を
祝
(
いは
)
はぬはなし
149
真鶴
(
まなづる
)
の
永久
(
とは
)
に
治
(
をさ
)
めし
稚国土
(
わかぐに
)
も
150
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
神世
(
みよ
)
となりける
151
丹頂
(
たんちやう
)
の
鶴
(
つる
)
は
千歳
(
ちとせ
)
の
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
152
松
(
まつ
)
を
飾
(
かざ
)
りて
千代
(
ちよ
)
をうたはむ
153
かくならば
国魂神
(
くにたまがみ
)
を
生
(
う
)
みまして
154
国土
(
くに
)
の
司
(
つかさ
)
と
定
(
さだ
)
めますべし
155
そよと
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
も
寿
(
ことほ
)
ぐかさやかなる
156
音色
(
ねいろ
)
放
(
はな
)
ちて
森
(
もり
)
を
過
(
す
)
ぎゆく
157
高殿
(
たかどの
)
に
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
は
上
(
のぼ
)
らして
158
歌
(
うた
)
はす
御歌
(
みうた
)
の
声
(
こゑ
)
朗
(
ほが
)
らなる
159
わが
公
(
きみ
)
の
冴
(
さ
)
えに
冴
(
さ
)
えたる
言霊
(
ことたま
)
に
160
総
(
すべ
)
てのものは
蘇
(
よみがへ
)
るなり
161
仰
(
あふ
)
ぎ
見
(
み
)
れば
御空
(
みそら
)
の
海
(
うみ
)
は
限
(
かぎ
)
りなく
162
いやふかぶかに
青
(
あを
)
みたるかな
163
大空
(
おほぞら
)
の
青
(
あを
)
き
海原
(
うなばら
)
渡
(
わた
)
りゆく
164
月読
(
つきよみ
)
の
舟
(
ふね
)
は
波
(
なみ
)
きり
進
(
すす
)
むも
165
大空
(
おほぞら
)
に
漂
(
ただよ
)
ふ
魚鱗
(
ぎよりん
)
の
雲
(
くも
)
見
(
み
)
れば
166
宛然
(
さながら
)
海
(
うみ
)
の
波
(
なみ
)
に
似
(
に
)
しかも』
167
湯結
(
ゆむすび
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
168
『
天地
(
あめつち
)
の
開
(
ひら
)
けし
時
(
とき
)
ゆかくの
如
(
ごと
)
169
目出度
(
めでた
)
きためしは
聞
(
き
)
かざりにけり
170
もろもろを
日
(
ひ
)
に
夜
(
よ
)
になやめ
苦
(
くる
)
しめし
171
曲津
(
まが
)
の
滅
(
ほろ
)
びし
今日
(
けふ
)
ぞ
目出度
(
めでた
)
き
172
みはるかす
万里
(
まで
)
の
丘辺
(
をかべ
)
のほとり
皆
(
みな
)
173
伊寄
(
いよ
)
り
集
(
つど
)
へる
喜
(
よろこ
)
びの
声
(
こゑ
)
174
昨日
(
きのふ
)
まで
歎
(
なげ
)
きの
声
(
こゑ
)
と
聞
(
きこ
)
えしは
175
うら
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
となりにけらしな
176
喜
(
よろこ
)
びの
声
(
こゑ
)
は
天地
(
てんち
)
にみちみちて
177
国土
(
くに
)
の
栄
(
さか
)
えを
物語
(
ものがた
)
るなり
178
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
に
地
(
つち
)
稚
(
わか
)
き
179
万里
(
まで
)
の
国原
(
くにはら
)
蘇
(
よみがへ
)
りたり
180
この
島
(
しま
)
に
生
(
い
)
きとし
生
(
い
)
ける
物
(
もの
)
等
(
ら
)
皆
(
みな
)
181
御樋代
(
みひしろ
)
神
(
がみ
)
の
功
(
いさを
)
をうたへり
182
わが
公
(
きみ
)
は
尊
(
たふと
)
き
御
(
おん
)
身
(
み
)
を
起
(
おこ
)
しつつ
183
曲津
(
まが
)
の
征途
(
きため
)
に
上
(
のぼ
)
らせ
給
(
たま
)
ひぬ
184
健気
(
けなげ
)
なる
公
(
きみ
)
の
雄健
(
をたけ
)
びに
励
(
はげ
)
まされ
185
女神
(
めがみ
)
のわれも
征途
(
きため
)
に
向
(
むか
)
ひし
186
わが
公
(
きみ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
の
御光
(
みひかり
)
に
187
曲津
(
まが
)
の
軍
(
いくさ
)
を
逐
(
お
)
ひやりにけり
188
今日
(
けふ
)
よりは
慶事
(
よろこびごと
)
の
重
(
かさ
)
なりて
189
栄
(
さか
)
え
果
(
は
)
てなし
万里
(
まで
)
の
国原
(
くにはら
)
は
190
馬
(
うま
)
も
牛
(
うし
)
も
今日
(
けふ
)
より
初
(
はじ
)
めて
新
(
あたら
)
しき
191
水
(
みづ
)
も
飲
(
の
)
むべし
草
(
くさ
)
も
食
(
は
)
むべし
192
鳥
(
とり
)
獣
(
けもの
)
虫
(
むし
)
けらまでも
澄
(
す
)
みきらふ
193
水火
(
いき
)
に
万世
(
よろづよ
)
を
蘇
(
よみがへ
)
るべき
194
御樋代
(
みひしろ
)
の
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へてわれは
今
(
いま
)
195
この
喜
(
よろこ
)
びを
目
(
ま
)
のあたり
見
(
み
)
るも』
196
かく
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
しも、
197
群衆
(
ぐんしう
)
の
歓
(
ゑら
)
ぎ
喜
(
よろこ
)
ぶ
声
(
こゑ
)
は
刻々
(
こくこく
)
に
高
(
たか
)
まり、
198
万里
(
まで
)
の
島根
(
しまね
)
の
天地
(
てんち
)
は
覆
(
くつが
)
へらむかと
思
(
おも
)
ふばかりの
有様
(
ありさま
)
を
現出
(
げんしゆつ
)
したるこそ
目出度
(
めでた
)
けれ。
199
(
昭和八・一二・一六
旧一〇・二九
於大阪分院蒼雲閣
林弥生
謹録)
200
本巻第二十二章を口述し終りたる昭和八年十二月十六日の夕刻なりき。
201
冷雨は大阪分院の広庭に沛然として臻り、
202
時ならぬ雷鳴は深夜の二時轟き渡りて、
203
大地震の勃発せしかと疑ふばかり凄まじき光景を現じたりける。
204
口述者識
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