あらすじ[?]このあらすじは飯塚弘明の作成です。[×閉じる]:
第39巻から第72巻までは、主にペルシャ~インドのあたりを舞台に、バラモン教主・大黒主(おおくろぬし)を言向け和す三五教の言霊隊の物語である。
本巻ではまず言霊隊の第一陣・黄金姫(おうごんひめ)と清照姫(きよてるひめ)の母娘と、第二陣の照国別(てるくにわけ)が活躍する。
- 第1~3章
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月の国(インド)では大黒主がバラモン教の勢力を拡げ、インド七千余国の国王は大黒主に従っていた。神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)はフサの国(ペルシャ)ウブスナ山脈のイソ館に大勢の宣伝使を集めて、大黒主調伏の相談会を開き、言霊隊のメンバーを決定した。
第一陣は黄金姫と清照姫(小糸姫と蜈蚣姫が改名)、第二陣は照国別、第三陣は玉国別(たまくにわけ)、第四陣は治国別(はるくにわけ)、第五陣は初稚姫(はつわかひめ)に決まり、それぞれ大黒主を言向け和すためにハルナの都(ボンベイ、ムンバイ)へ向けて出発する。
- 第4~13章
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第一陣の黄金姫と清照姫は、河鹿峠で、バラモン教の捕り手が行く手を妨害したため谷底に投げ落とす。
続いてアフガニスタンの大原野「浮木ケ原(うききがはら)」でバラモン教の大軍勢に包囲されたため、天則を破ってバラモン兵を打ち殺そうとしたら、数十頭の狼が現れて敵を追い払ってくれた。
- 第14~19章
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第二陣の照国別は清春山(きよはるやま)の山麓で、妹の菖蒲(あやめ)と出会う。バラモン教によって両親が岩窟に囚われていることを知り、救出に向かう。
- 附録
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巻末の「大祓祝詞解」は、「神言」の原型である「大祓祝詞」の言霊学的解釈である。