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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第78巻(巳の巻)
序文
第1篇 波濤の神光
第1章 浜辺の訣別
第2章 波上の追懐
第3章 グロスの島
第4章 焼野の行進
第5章 忍ケ丘
第6章 焼野の月
第2篇 焼野ケ原
第7章 四神出陣
第8章 鏡の沼
第9章 邪神征服
第10章 地異天変
第11章 初対面
第12章 月下の宿り
第3篇 葦原新国
第13章 春野の進行
第14章 花見の宴
第15章 聖地惜別
第16章 天降地上
第17章 天任地命
第18章 神嘉言
第19章 春野の御行
第20章 静波の音
第4篇 神戦妖敗
第21章 怪体の島
第22章 歎声仄聞
第23章 天の蒼雲河
第24章 国津神島彦
第25章 歓の島根
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(N)
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序文
(
じよぶん
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第78巻 天祥地瑞 巳の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
序文
よみ(新仮名遣い):
じょぶん
通し章番号:
口述日:
1933(昭和8)年12月20日(旧11月4日)
口述場所:
大阪分院蒼雲閣
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年5月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
皇国日本の国体は、万世一系の天皇が統治する、神聖無比の神国である。天皇は神聖不可犯であり、天立君主である。また唯一絶対にして宇宙の中で対立するものは何もない。憲法は、君主立憲制である。
日本の天皇は宇宙絶対であるので、時がくれば、必ず宇宙を統一するお方である。
いかなる強国であっても、横暴であれば押さえつけなければならない。いかなる弱小国であっても、正義ならば、助けなければ成らない。
このように、まったく造化の心持で宇宙を生成化育することが、日本天皇の心持なのである。だからこそ、皇道においては、君と臣下は対立するものではない。皇道が、絶対唯一のものであることができるのである。
忠孝といっても、日本の忠孝は、絶対の大忠・大孝でなければならないのである。
私は、このような尊い天津日嗣天皇が君臨されている日本に、安全に生を送ることができることの大恩を感謝しなければならない。
そして、皇道の大本源にさかのぼり、その真相を明らかにして差し上げることは、われわれ臣民の一大義務なのである。
この物語も、あまりに広範にわたるので、簡単には諒解しがたいうらみはあるけれども、宇宙の大本、皇道の本源を大本信徒に理解させることができるよう、神務のひまを見て著述し、天神地祇に祈願を怠らず、発行する次第である。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm780001
愛善世界社版:
八幡書店版:
第14輯 27頁
修補版:
校定版:
前付 1頁
普及版:
初版:
ページ備考:
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
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:
出口王仁三郎全集 > 第一巻 皇道編 > 第八篇 瑞祥 > 第九章 日本精神
001
皇国
(
くわうこく
)
日本
(
につぽん
)
の
国体
(
こくたい
)
は、
002
万世
(
ばんせい
)
一系
(
いつけい
)
の
天皇
(
てんわう
)
之
(
これ
)
を
統治
(
とうち
)
し
給
(
たま
)
ふ
神聖
(
しんせい
)
無比
(
むひ
)
の
神国
(
しんこく
)
である。
003
畏
(
かしこ
)
くも
天皇
(
てんわう
)
は
神聖
(
しんせい
)
不可犯
(
ふかはん
)
にましまして
天立
(
てんりつ
)
君主
(
くんしゆ
)
であり、
004
唯一
(
ゆいつ
)
絶対
(
ぜつたい
)
にして
宇宙間
(
うちうかん
)
何物
(
なにもの
)
も
対立
(
たいりつ
)
するものがなく、
005
憲法
(
けんぱふ
)
は
君主
(
くんしゆ
)
立憲制
(
りつけんせい
)
である。
006
日本
(
にほん
)
の
天皇
(
てんわう
)
は
宇宙
(
うちう
)
絶対
(
ぜつたい
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
に、
007
時
(
とき
)
到
(
いた
)
らば
必
(
かなら
)
ず
宇宙
(
うちう
)
を
統一
(
とういつ
)
遊
(
あそ
)
ばす
御
(
おん
)
方
(
かた
)
である。
008
国防
(
こくばう
)
などと
謂
(
い
)
ふ
消極
(
せうきよく
)
的
(
てき
)
なものでなく、
009
所謂
(
いはゆる
)
破邪
(
はじや
)
顕正
(
けんせい
)
の
絶対
(
ぜつたい
)
的
(
てき
)
境地
(
きやうち
)
に
御
(
お
)
立
(
た
)
ちにならなければならぬ。
010
如何
(
いか
)
なる
強国
(
きやうこく
)
でも、
011
横暴
(
わうばう
)
なれば
押
(
おさ
)
へ
付
(
つ
)
けねばならぬ、
012
如何
(
いか
)
なる
小弱国
(
せうじやくこく
)
と
雖
(
いへど
)
も、
013
正義
(
せいぎ
)
であるなれば
援
(
たす
)
けねばならぬ。
014
全
(
まつた
)
く
造化
(
ざうくわ
)
の
御
(
おん
)
心持
(
こころもち
)
で、
015
宇宙
(
うちう
)
を
生成
(
せいせい
)
化育
(
くわいく
)
する
事
(
こと
)
が
日本
(
につぽん
)
天皇
(
てんわう
)
の
御
(
おん
)
心持
(
こころもち
)
であらせられる。
016
故
(
ゆゑ
)
に
皇道
(
くわうだう
)
は
君
(
きみ
)
と
臣下
(
しんか
)
と
対立
(
たいりつ
)
するものでなく、
017
絶対
(
ぜつたい
)
唯一
(
ゆいつ
)
のものである。
018
忠孝
(
ちうかう
)
と
謂
(
い
)
つても、
019
日本
(
にほん
)
の
忠孝
(
ちうかう
)
は
絶対
(
ぜつたい
)
の
大忠
(
だいちう
)
大孝
(
だいかう
)
でなくてはならぬ。
020
吾人
(
ごじん
)
は
斯
(
か
)
かる
尊
(
たふと
)
き
天津
(
あまつ
)
日嗣
(
ひつぎ
)
天皇
(
てんわう
)
の
君臨
(
くんりん
)
あらせられし
日本
(
にほん
)
に、
021
安逸
(
あんいつ
)
なる
生
(
せい
)
を
送
(
おく
)
り
得
(
う
)
る
事
(
こと
)
の
大恩
(
たいおん
)
を
感謝
(
かんしや
)
せなくてはならぬのである。
022
そして
皇道
(
くわうだう
)
の
大本源
(
だいほんげん
)
に
溯
(
さかのぼ
)
り、
023
その
真相
(
しんさう
)
を
闡明
(
せんめい
)
し
奉
(
たてまつ
)
るは
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
臣民
(
しんみん
)
の
一大
(
いちだい
)
義務
(
ぎむ
)
である。
024
この
物語
(
ものがたり
)
も、
025
余
(
あま
)
り
広範囲
(
くわうはんゐ
)
に
亘
(
わた
)
るが
故
(
ゆゑ
)
に、
026
容易
(
ようい
)
に
諒解
(
りやうかい
)
し
難
(
がた
)
き
憾
(
うら
)
みはあれども、
027
日本人
(
につぽんじん
)
にして
皇道
(
くわうだう
)
を
知
(
し
)
らざる
人士
(
じんし
)
の
多
(
おほ
)
きは、
028
非常時
(
ひじやうじ
)
国家
(
こくか
)
の
今日
(
こんにち
)
忌々
(
ゆゆ
)
しき
大事
(
だいじ
)
なれば、
029
神務
(
しんむ
)
の
閑
(
ひま
)
を
割
(
さ
)
きて、
030
茲
(
ここ
)
に
本書
(
ほんしよ
)
を
著述
(
ちよじゆつ
)
し、
031
以
(
もつ
)
て
大本
(
おほもと
)
信徒
(
しんと
)
をして
宇宙
(
うちう
)
の
大本
(
たいほん
)
、
032
皇道
(
くわうだう
)
の
本源
(
ほんげん
)
を
諒解
(
りやうかい
)
せしむべく、
033
天神
(
てんしん
)
地祇
(
ちぎ
)
に
祈願
(
きぐわん
)
を
怠
(
おこた
)
らず、
034
本書
(
ほんしよ
)
を
発行
(
はつかう
)
する
所以
(
ゆゑん
)
である。
035
昭和八年十二月二十日 旧十一月四日
036
於大阪分院蒼雲閣 口述者識
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