霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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総説歌(そうせつか)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章:総説歌 よみ(新仮名遣い):そうせつか 通し章番号:
口述日:1922(大正11)年04月05日(旧03月09日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年12月25日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
二十五年の時津風、待ちに待った三月三日に、天地の神の集まる園に、民は小径をなして集い来る。
豊国姫命の分霊にして瑞の御魂の開け口である大八洲彦命の、三五の月の教えは、五六七殿に、神代を明かす物語となる。これを清く伝えて末の世の鑑となそう。
その礎を固めた瑞霊は、厳霊を経となす。緯機織り成す瑞月の過去・現在・未来にわたって述べる言の葉も栄える。
天の橋立や文殊の知恵の神心を表す。身は虚空蔵の空に置き、妙音菩薩、最勝妙如来、三十三相観世音、また大日如来と現れる日の出神の御活動。
木の花咲耶姫神は、松の神代の開くまで深い経綸を弥仙山に仕組み、曲津の荒ぶ世の中に、心を配り気を配ってこの世を渡す地蔵尊である。神も悪魔も助け行く。
大慈大悲の弥勒神が現れ出て治める世は、亀の齢のように永く、また隅々まで荒波に漂う世人を救おうと綾の高天原に現れて、教えを流す。
しかし闇に迷う人は、神の光も見えない。そんな中、春の嵐に吹かれながらも、教御祖を祀った珍の御舎を伏し拝み、身を横たえて神霊の厳しい鞭に打たれながら、横に立って述べてゆく。
神素盞嗚大神の八人の娘子が、メソポタミヤの楽園を後にして、父の遭難を風の便りに聞いて、豊葦原の八洲国を西や東へ隈なく尋ね来る。姿をやつして、父にめぐり合おうと御跡を慕う、悲しい神代の経緯を述べる。
三月三日に因んだ、瑞の御魂の和魂である大八洲彦命の神実を、五六七殿に演芸の守り神と祀り、誠ひとつの教え子は、二心あらじと仕え行く。
御世の栄えはいつまでも、神徳かおる大八洲、常世の闇を照らす十曜の神紋が輝く棟を眺めつつ。
玉の御柱をつき固めて栄える御代を待つ。御国の先祖と現れた国常立大神の教えを開き、教えの光は朝日と照らして輝き、馥郁と教えの花は香る。
遠い神代の昔から幾億年の末までも見極めつくす神の言葉を、うなじに受けて説き明かす。三五の月の数は満ちて、四四十六の菊の巻。九月八日の神界の錦の機の糸口を、道の友と結ぶも嬉しい。
五六七の末まで堅磐常磐に宣り伝える。口の車や筆の梶は果てしもなく進んで行く。今日の生日ぞめでたいことである。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm160003
愛善世界社版:3頁 八幡書店版:第3輯 401頁 修補版: 校定版:3頁 普及版:1頁 初版: ページ備考:
001廿五(にじふご)(ねん)(とき)(かぜ)
002()ちに()つたる三月(さんぐわつ)三日(みつか)
003(うめ)()れども桃李(もも)(はな)
004()馥郁(ふくいく)天地(あめつち)
005(かみ)(あつ)まる(その)(うち)
006(もの)()はねどおのづから
007小径(こみち)をなして(つど)()
008(たみ)(ゆたか)豊国姫(とよくにひめ)
009(うづ)(みこと)分霊(わけみたま)
010(みづ)御魂(みたま)(ひら)(ぐち)
011(ふか)(めぐみ)大八洲(おほやしま)(ひこ)
012(かみ)(つかさ)遠近(をちこち)
013(かがや)(わた)三五(あななひ)
014(つき)(をしへ)五六七(みろく)殿(でん)
015神代(かみよ)()かす物語(ものがたり)
016(きよ)(つた)へて(すゑ)()
017(かがみ)となさむ(いしずゑ)
018修理(つくり)固成(かため)瑞霊(みづみたま)
019(いづ)(みたま)(たて)となし
020緯機(よこはた)()りなす瑞月(ずゐげつ)
021過去(くわこ)未来(みらい)現在(げんざい)
022(わた)りて()ぶる(こと)()
023(さか)ゆる(あま)橋立(はしだて)
024文珠(もんじゆ)智慧(ちゑ)神心(かみごころ)
025()虚空蔵(こくうざう)(そら)()
026妙音(めうおん)菩薩(ぼさつ)最勝妙(さいしようめう)如来(によらい)
027三十三(さんじふさん)(さう)観世音(くわんぜおん)
028大日(だいにち)如来(によらい)(あら)はれし
029()出神(でのかみ)御活動(みはたらき)
030()(はな)四方(よも)咲耶姫(さくやひめ)
031(まつ)神世(かみよ)(ひら)くまで
032(ふか)経綸(しぐみ)弥仙山(みせんざん)
033曲津(まがつ)(すさ)()(なか)
034(こころ)(くば)()(くば)
035(この)()(わた)地蔵尊(ぢざうそん)
036(かみ)悪魔(あくま)(たす)()
037大慈(だいじ)大悲(だいひ)弥勒神(みろくしん)
038(あら)はれ()でて(しら)()
039(かめ)(よはひ)瑞祥閣(ずゐしやうやかた)
040御空(みそら)(たか)舞鶴(まひづる)
041神代(かみよ)(さち)冠島(かむりじま)
042(かしこ)御代(みよ)大島(おほしま)
043(ひと)()まるる沓島(くつじま)
044小島(こじま)(はて)(いた)(まで)
045あら有難(ありがた)荒波(あらなみ)
046(ただよ)世人(よびと)(たす)けむと
047(あや)高天原(たかま)(あら)はれて
048(をしへ)(なが)和知(わち)(かは)
049金竜(きんりう)銀竜(ぎんりう)()(あそ)
050(あや)(にしき)錦水亭(きんすゐてい)
051言霊閣(ことたまかく)大空(おほぞら)
052(くも)(あつ)して(そび)ゆれど
053(やみ)(まよ)へる(ひと)()
054(かみ)(ひかり)三重(みへ)(たふ)
055(うめ)さく(その)常磐木(ときはぎ)
056小松(こまつ)(しげ)れる竜宮館(たつやかた)
057(はる)(あらし)()かれつつ
058教御祖(をしへみおや)(まつ)りたる
059(うづ)御舎(みあらか)ふしをがみ
060()(よこ)たへて神霊(しんれい)
061(きび)しき(むち)()たれつつ
062(よこ)()てりて()べてゆく
063(かむ)素盞嗚(すさのを)大神(おほかみ)
064()ませ(たま)ひし八柱(やはしら)
065(こころ)(やさ)しき乙女子(おとめご)
066メソポタミヤの楽園(らくゑん)
067(あと)(なが)めて四方(よも)(くに)
068(ちち)(みこと)遭難(さうなん)
069(かぜ)便(たよ)りに()きしより
070豊葦原(とよあしはら)八洲国(やしまくに)
071西(にし)(ひがし)北南(きたみなみ)
072(くに)八十国(やそくに)八十(やそ)(しま)
073(くま)なく尋来(まぎ)大神(おほかみ)
074(めぐ)()はむと(おん)(あと)
075(した)(こころ)()(たて)
076(たま)りかねてぞ種々(いろいろ)
077姿(すがた)をやつし()(たま)
078(かな)しき神代(かみよ)経緯(いきさつ)
079三月(みつき)三日(みつか)(ちな)みたる
080(みづ)御魂(みたま)和魂(にぎみたま)
081(かしこ)御代(みよ)大八洲(おほやしま)(ひこ)
082(かみ)(つかさ)神実(かむざね)
083高天原(たかあまはら)神集(かみつど)
084教司(をしへつかさ)信徒(まめひと)
085(あか)(こころ)(はな)(ひら)
086(かみ)(みやこ)五六七(みろく)殿(でん)
087(いつ)(まつ)りて演芸(わざおぎ)
088(まも)りの(かみ)(いは)ひつつ
089(まこと)(ひと)つの教子(をしへご)
090(かみ)(きみ)とに(ふたごころ)
091(われ)あらめやと(つか)()
092()()(さかえ)(いつ)までも
093(むつ)(さか)えよ(なな)(くに)
094神徳(しんとく)かをる(おほやしま)
095(ここの)(ばな)()()でて
096常夜(とこよ)(やみ)()らし()
097(とえう)神紋(しんもん)きらきらと
098(かがや)(むね)(なが)めつつ
099(たま)御柱(みはしら)つき(かた)
100(さか)ゆる御代(みよ)松村(まつむら)(松村仙造)
101御国(みくに)先祖(せんぞ)仙造(せんざう))と()れませる
102国常立(くにとこたち)大神(おほかみ)
103(をしへ)(ひら)北村(きたむら)
104隆々(りうりう)(ひか)(かみ)(のり)(北村隆光)
105外山(とやま)(かすみ)かきわけて
106豊二(ゆたかに)(のぼ)朝日影(あさひかげ)(外山豊二)
107(やま)()()()らしつつ
108百花(ももばな)千花(ちばな)(ふくいく)(山上郁太郎)
109(かがや)(わた)()みわたり
110(かほ)るもゆかし(のり)(はな)
111(とほ)つ(藤津神代(かみよ)(むかし)より
112幾億(いくおく)(ねん)(すゑ)(まで)(藤津久子)
113()きはめ(つく)(ひさかた)
114(かみ)御言(みこと)をいや加藤(かとう)(加藤明月)
115(うなじ)()けて()()かす
116三五(さんご)(つき)(かず)みちて
117四四(しし)十六(じふろく)(きく)(まき)
118九月(くぐわつ)八日(やうか)神界(しんかい)
119(にしき)(はた)糸口(いとぐち)
120(むす)ぶも(うれ)(みち)(とも)
121(さかえ)五六七(みろく)(すゑ)(まで)
122堅磐(かきは)常磐(ときは)()(つた)
123(くち)(くるま)(ふで)(かぢ)
124(はて)しもあらず(すす)()
125今日(けふ)生日(いくひ)芽出(めで)たけれ
126あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
127(みたま)幸倍(さちはへ)坐世(ましませ)よ。
128大正一一・四・五 旧三・九 松村真澄録)
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