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霊界物語
如意宝珠（第13～24巻）
第16巻（卯の巻）
序文
凡例
総説歌
第1篇 神軍霊馬
第1章 天橋立
第2章 暗夜の邂逅
第3章 門番の夢
第4章 夢か現か
第5章 秋山館
第6章 石槍の雨
第7章 空籠
第8章 衣懸松
第9章 法螺の貝
第10章 白狐の出現
第2篇 深遠微妙
第11章 宝庫の鍵
第12章 捜索隊
第13章 神集の玉
第14章 鵜呑鷹
第15章 谷間の祈
第16章 神定の地
第17章 谷の水
第3篇 真奈為ケ原
第18章 遷宅婆
第19章 文珠如来
第20章 思はぬ歓
第21章 御礼参詣
跋
霊の礎（一）
霊の礎（二）
余白歌
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第16巻（卯の巻）
> 第2篇 深遠微妙 > 第17章 谷の水
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(B)
(N)
遷宅婆 ＞＞＞
第一七章
谷
(
たに
)
の
水
(
みづ
)
〔六〇七〕
インフォメーション
著者：
出口王仁三郎
巻：
霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻
篇：
第2篇 深遠微妙
よみ（新仮名遣い）：
しんえんびみょう
章：
第17章 谷の水
よみ（新仮名遣い）：
たにのみず
通し章番号：
607
口述日：
1922（大正11）年04月16日（旧03月20日）
口述場所：
筆録者：
北村隆光
校正日：
校正場所：
初版発行日：
1922（大正11）年12月25日
概要：
舞台：
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です（一部加筆訂正してあります）。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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：
かつて鬼雲彦の手下で、三五教に改心した鬼彦、鬼虎、石熊、熊鷹らは、手下百人を連れてこの谷間に現れ、青彦とともに神殿造営に協力した。
真名井ケ岳や曽我部郷、登由気の神や素盞嗚の遠き神代の御経綸をここに述べていく。瑞の御霊の本性を一皮剥いて述べておく、第十六巻の物語である。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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：
備考：
タグ：
データ凡例：
データ最終更新日：
2021-01-28 02:00:44
OBC ：
rm1617
愛善世界社版：
202頁
八幡書店版：
第3輯 475頁
修補版：
校定版：
207頁
普及版：
92頁
初版：
ページ備考：
001
剣尖山
(
けんさきやま
)
の
山麓
(
さんろく
)
に
002
現
(
あら
)
はれ
出
(
い
)
でたる
青彦
(
あをひこ
)
は
003
ウラナイ
教
(
けう
)
を
開
(
ひら
)
かむと
004
麓
(
ふもと
)
を
流
(
なが
)
るる
谷川
(
たにがは
)
の
005
岸
(
きし
)
に
穿
(
うが
)
てる
産盥
(
うぶだらひ
)
006
片方
(
かたへ
)
に
一
(
ひと
)
つ
産釜
(
うぶがま
)
の
007
縁由
(
えんゆ
)
も
深
(
ふか
)
き
清泉
(
せいせん
)
に
008
禊
(
みそぎ
)
し
乍
(
なが
)
ら
遠近
(
をちこち
)
の
009
老若
(
らうにやく
)
男女
(
なんによ
)
を
救
(
すく
)
ひつつ
010
ウラナイ
教
(
けう
)
を
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
ふ
011
時
(
とき
)
しもあれや
亀彦
(
かめひこ
)
は
012
日
(
ひ
)
も
黄昏
(
たそが
)
れし
闇
(
やみ
)
の
空
(
そら
)
013
人
(
ひと
)
押
(
お
)
し
分
(
わ
)
けて
入
(
い
)
り
来
(
きた
)
り
014
森
(
もり
)
の
茂
(
しげ
)
みに
佇
(
たたず
)
みて
015
様子
(
やうす
)
如何
(
いか
)
にと
聞
(
き
)
き
居
(
を
)
れば
016
姿
(
すがた
)
隠
(
かく
)
して
悦子姫
(
よしこひめ
)
017
暗
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
より
三五
(
あななひ
)
の
018
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
ふ
019
老若
(
らうにやく
)
男女
(
なんによ
)
は
青彦
(
あをひこ
)
の
020
殊更
(
ことさら
)
濁
(
にご
)
れる
言霊
(
ことたま
)
に
021
驚
(
おどろ
)
き
呆
(
あき
)
れ
怪
(
あや
)
しみつ
022
由来
(
ゆらい
)
を
聞
(
き
)
かむと
焦慮
(
あせ
)
る
折
(
をり
)
023
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
神懸
(
かむがか
)
り
024
清
(
きよ
)
く
涼
(
すず
)
しき
言霊
(
ことたま
)
に
025
青彦
(
あをひこ
)
までも
驚
(
おどろ
)
きて
026
燧石
(
ひうち
)
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
しカチカチと
027
火
(
ひ
)
を
切
(
き
)
り
出
(
い
)
だし
手探
(
てさぐ
)
りに
028
枯木
(
かれき
)
枯葉
(
かれは
)
を
掻
(
か
)
き
集
(
あつ
)
め
029
火
(
ひ
)
を
点
(
てん
)
ずれば
忽
(
たちま
)
ちに
030
四辺
(
あたり
)
は
真昼
(
まひる
)
の
如
(
ごと
)
くなり
031
火光
(
くわくわう
)
を
目蒐
(
めが
)
けて
集
(
あつ
)
まれる
032
数多
(
あまた
)
の
蜂
(
はち
)
に
身
(
み
)
を
刺
(
さ
)
され
033
呻吟
(
しんぎん
)
苦悶
(
くもん
)
の
最中
(
さいちう
)
に
034
現
(
あら
)
はれ
出
(
いで
)
たる
英子姫
(
ひでこひめ
)
035
亀彦
(
かめひこ
)
諸共
(
もろとも
)
常磐木
(
ときはぎ
)
の
036
松
(
まつ
)
の
小枝
(
こえだ
)
を
打折
(
うちを
)
りて
037
俄
(
にはか
)
作
(
づく
)
りの
大麻
(
おほぬさ
)
と
038
代用
(
だいよう
)
しつつ
村肝
(
むらきも
)
の
039
心
(
こころ
)
を
籠
(
こ
)
めて
左右左
(
さいうさ
)
に
040
打振
(
うちふ
)
り
打振
(
うちふ
)
り
許々多久
(
ここたく
)
の
041
勢
(
いきほひ
)
猛
(
たけ
)
き
熊蜂
(
くまばち
)
を
042
闇
(
やみ
)
の
彼方
(
あなた
)
に
追
(
お
)
ひのけて
043
青息
(
あをいき
)
吐息
(
といき
)
の
青彦
(
あをひこ
)
が
044
危難
(
きなん
)
を
救
(
すく
)
ふ
神
(
かみ
)
の
業
(
わざ
)
045
青彦
(
あをひこ
)
漸
(
やうや
)
う
顔
(
かほ
)
をあげ
046
四辺
(
あたり
)
キヨロキヨロ
見廻
(
みまは
)
して
047
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
048
名
(
な
)
さへ
目出度
(
めでた
)
き
亀彦
(
かめひこ
)
や
049
英子
(
ひでこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
出現
(
しゆつげん
)
に
050
感謝
(
かんしや
)
の
涙
(
なみだ
)
拭
(
ぬぐ
)
ひつつ
051
前非
(
ぜんぴ
)
を
悔
(
く
)
いて
只管
(
ひたすら
)
に
052
謝
(
あやま
)
り
入
(
い
)
るこそ
健気
(
けなげ
)
なれ
053
悦子
(
よしこ
)
の
姫
(
ひめ
)
も
現
(
あら
)
はれて
054
天
(
あま
)
の
数歌
(
かずうた
)
打
(
う
)
ち
揃
(
そろ
)
ひ
055
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
みい
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
つ
六
(
む
)
つ
056
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
つ
十
(
たり
)
百
(
もも
)
千
(
ち
)
057
万代
(
よろづよ
)
祝
(
ことほ
)
ぐ
亀彦
(
かめひこ
)
が
058
人
(
ひと
)
に
勝
(
すぐ
)
れし
神業
(
しんげふ
)
を
059
褒
(
ほ
)
め
称
(
たた
)
へつつ
皇神
(
すめかみ
)
の
060
御言
(
みこと
)
畏
(
かしこ
)
み
岩
(
いは
)
の
上
(
へ
)
に
061
美頭
(
みづ
)
の
御舎
(
みあらか
)
つかへむと
062
上津
(
うはつ
)
岩根
(
いはね
)
に
搗
(
つ
)
き
凝
(
こ
)
らし
063
下津
(
したつ
)
岩根
(
いはね
)
に
搗
(
つ
)
き
固
(
かた
)
め
064
忌鋤
(
いむすき
)
忌斧
(
いむをの
)
取
(
と
)
り
寄
(
よ
)
せて
065
大峡
(
おほがい
)
小峡
(
をがい
)
の
樹
(
き
)
を
伐
(
き
)
りつ
066
百日
(
ももか
)
百夜
(
ももよ
)
が
其
(
その
)
間
(
あひだ
)
067
此
(
この
)
谷川
(
たにがは
)
に
禊斎
(
みそぎ
)
して
068
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
救
(
すく
)
ふ
柱立
(
はしらだて
)
069
晴
(
は
)
れて
嬉
(
うれ
)
しき
棟上
(
むねあげ
)
や
070
千草
(
ちぐさ
)
百草
(
ももぐさ
)
何
(
なに
)
やかや
071
萱
(
かや
)
刈
(
か
)
り
集
(
あつ
)
め
屋根
(
やね
)
となし
072
千木
(
ちぎ
)
勝男木
(
かつをぎ
)
も
勇
(
いさ
)
ましく
073
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
るぞ
目出度
(
めでた
)
けれ
074
魔窟
(
まくつ
)
ケ
原
(
はら
)
に
現
(
あら
)
はれて
075
心
(
こころ
)
の
岩戸
(
いはと
)
を
押
(
お
)
し
開
(
ひら
)
き
076
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
三五
(
あななひ
)
の
077
道
(
みち
)
に
服
(
まつろ
)
ひまつりたる
078
鬼雲彦
(
おにくもひこ
)
が
懐
(
ふところ
)
の
079
刀
(
かたな
)
と
聞
(
きこ
)
えし
鬼虎
(
おにとら
)
や
080
鬼彦
(
おにひこ
)
、
石熊
(
いしくま
)
、
熊鷹
(
くまたか
)
の
081
ヒーロー
豪傑
(
がうけつ
)
始
(
はじ
)
めとし
082
それに
従
(
したが
)
ふ
百人
(
ももびと
)
は
083
前非
(
ぜんぴ
)
を
悔
(
く
)
いて
勇
(
いさ
)
ましく
084
之
(
これ
)
の
谷間
(
たにま
)
に
現
(
あら
)
はれて
085
帰順
(
きじゆん
)
しきつたる
青彦
(
あをひこ
)
を
086
匠
(
たくみ
)
の
神
(
かみ
)
と
仰
(
あふ
)
ぎつつ
087
夜
(
よる
)
と
昼
(
ひる
)
との
際目
(
けじめ
)
なく
088
いと
健
(
まめ
)
やかに
働
(
はたら
)
きて
089
千代
(
ちよ
)
の
礎
(
いしずゑ
)
万代
(
よろづよ
)
の
090
ミロクの
基礎
(
もと
)
をつき
固
(
かた
)
め
091
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
神霊
(
かむみたま
)
092
招
(
まね
)
き
迎
(
むか
)
へて
厳
(
おごそ
)
かに
093
斎
(
いつ
)
き
奉
(
まつ
)
るぞ
尊
(
たふと
)
けれ
094
光
(
ひか
)
り
輝
(
かがや
)
く
元伊勢
(
もといせ
)
の
095
谷
(
たに
)
を
流
(
なが
)
るる
五十鈴
(
いすず
)
川
(
がは
)
096
天
(
あめ
)
の
真名井
(
まなゐ
)
の
水鏡
(
みづかがみ
)
097
清
(
きよ
)
き
神姿
(
すがた
)
を
後
(
のち
)
の
世
(
よ
)
に
098
写
(
うつ
)
すも
嬉
(
うれ
)
し
霊界
(
れいかい
)
の
099
尊
(
たふと
)
き
神代
(
かみよ
)
の
物語
(
ものがたり
)
100
四魂
(
しこん
)
揃
(
そろ
)
うて
十六
(
じふろく
)
の
101
巻物語
(
まきものがたり
)
瑞祥
(
ずゐしやう
)
の
102
閣
(
やかた
)
に
身
(
み
)
をば
横
(
よこ
)
たへて
103
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
104
現
(
げん
)
、
神
(
しん
)
、
幽
(
いう
)
を
一貫
(
いつくわん
)
し
105
過去
(
くわこ
)
と
未来
(
みらい
)
と
現在
(
げんざい
)
を
106
超越
(
てうゑつ
)
したる
不可解
(
ふかかい
)
の
107
幽玄
(
いうげん
)
微妙
(
びめう
)
の
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
は
108
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
白梅
(
しらうめ
)
の
109
薫
(
かを
)
り
床
(
ゆか
)
しく
春風
(
はるかぜ
)
に
110
散
(
ち
)
り
行
(
ゆ
)
く
後
(
あと
)
に
実
(
み
)
を
結
(
むす
)
ぶ
111
花
(
はな
)
も
実
(
み
)
もある
物語
(
ものがたり
)
112
真名井
(
まなゐ
)
ケ
岳
(
だけ
)
や
曽我部
(
そがべ
)
郷
(
がう
)
113
登由気
(
とゆけ
)
の
神
(
かみ
)
や
素盞嗚
(
すさのを
)
の
114
遠
(
とほ
)
き
神代
(
かみよ
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
115
大
(
ひろ
)
き
正
(
ただ
)
しき
十
(
とを
)
あまり
116
一
(
ひと
)
つの
年
(
とし
)
の
弥生空
(
やよひぞら
)
117
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
も
宵暗
(
よひやみ
)
の
118
空
(
そら
)
を
霽
(
はら
)
して
昇
(
のぼ
)
り
来
(
く
)
る
119
玉兎
(
たま
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
てら
)
されて
120
腹
(
はら
)
より
出
(
いづ
)
る
口車
(
くちぐるま
)
121
筆
(
ふで
)
の
舵
(
かぢ
)
をば
取
(
と
)
り
乍
(
なが
)
ら
122
あてども
知
(
し
)
らずスクスクと
123
横
(
よこ
)
に
車
(
くるま
)
を
押
(
お
)
して
行
(
ゆ
)
く
124
縦
(
たて
)
と
横
(
よこ
)
との
十字街
(
じふじがい
)
125
辻褄
(
つじつま
)
あはぬと
世
(
よ
)
の
人
(
ひと
)
の
126
百
(
もも
)
の
誹
(
そしり
)
を
顧
(
かへり
)
みず
127
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
の
長々
(
ながなが
)
と
128
右
(
みぎ
)
や
左
(
ひだり
)
へ
蜿
(
うね
)
りつつ
129
彼方
(
あちら
)
此方
(
こちら
)
と
飛
(
と
)
び
飛
(
と
)
びに
130
蛙
(
かはづ
)
の
行列
(
ぎやうれつ
)
向
(
むか
)
ふ
見
(
み
)
ず
131
瑞
(
みづ
)
の
霊
(
みたま
)
の
本性
(
ほんしやう
)
を
132
一皮
(
ひとかは
)
剥
(
む
)
いて
述
(
の
)
べて
置
(
お
)
く
133
ホンに
分
(
わか
)
らぬ
物語
(
ものがたり
)
134
アヽ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
135
御霊
(
みたま
)
幸倍
(
さちはへ
)
坐世
(
ましませ
)
よ。
136
（
大正一一・四・一六
旧三・二〇
北村隆光
録）
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