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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第33巻(申の巻)
序歌
瑞祥
第1篇 誠心誠意
第1章 高論濁拙
第2章 灰猫婆
第3章 言霊停止
第4章 楽茶苦
第2篇 鶴亀躍動
第5章 神寿言
第6章 皮肉歌
第7章 心の色
第8章 春駒
第9章 言霊結
第10章 神歌
第11章 波静
第12章 袂別
第3篇 時節到来
第13章 帰途
第14章 魂の洗濯
第15章 婆論議
第16章 暗夜の歌
第17章 感謝の涙
第18章 神風清
第4篇 理智と愛情
第19章 報告祭
第20章 昔語
第21章 峯の雲
第22章 高宮姫
第23章 鉄鎚
第24章 春秋
第25章 琉の玉
第26章 若の浦
伊豆温泉旅行につき訪問者人名詠込歌
附記 湯ケ島所感
余白歌
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<<< 楽茶苦
(B)
(N)
皮肉歌 >>>
第五章
神寿言
(
かむよごと
)
〔九二〇〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻
篇:
第2篇 鶴亀躍動
よみ(新仮名遣い):
かくきやくどう
章:
第5章 神寿言
よみ(新仮名遣い):
かむよごと
通し章番号:
920
口述日:
1922(大正11)年08月26日(旧07月4日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年11月10日
概要:
舞台:
ウヅの館
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
末子姫と国依別の結婚も、ようやく高姫のしぶしぶの同意を得て、執り行われた。言依別命が祭主となり、めでたく神前結婚の祭典は済んだ。直会の宴に移り、十二分の歓喜を尽くし、各々歌を歌い、舞い、踊りなどして慶事を祝した。
言依別命は恭しく神殿に拝礼し、礼服を付けたまま、声しとやかに歌い始めた。その歌は、自転倒島から国依別とともに出立した経緯を歌い、時世時節によって高くまた低く生まれることは神界の幽玄微妙の御経綸であるが、魂の宿る肉体に尊卑はあれども、その源は同じ御神の分霊であると歌って祝いの言葉を継いだ。
次に松若彦が立って祝歌を歌い、続いて捨子姫が祝歌を歌った。捨子姫の祝歌には、自らの末子姫との出会いからこれまでの経緯を歌い、末子姫夫婦への祝いの言葉で締めた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-07-28 18:50:29
OBC :
rm3305
愛善世界社版:
51頁
八幡書店版:
第6輯 275頁
修補版:
校定版:
53頁
普及版:
23頁
初版:
ページ備考:
001
末子姫
(
すゑこひめ
)
、
002
国依別
(
くによりわけ
)
の
結婚
(
けつこん
)
問題
(
もんだい
)
も、
003
高姫
(
たかひめ
)
の
不同意
(
ふどうい
)
的
(
てき
)
了解
(
れうかい
)
を
得
(
え
)
て、
004
漸
(
やうや
)
く
執行
(
とりおこな
)
はるる
事
(
こと
)
となつた。
005
珍
(
うづ
)
の
館
(
やかた
)
の
大広前
(
おほひろまへ
)
に
於
(
おい
)
て
祭壇
(
さいだん
)
を
設
(
まう
)
け、
006
言依別
(
ことよりわけの
)
命
(
みこと
)
は
斎主
(
さいしゆ
)
となり、
007
松若彦
(
まつわかひこ
)
、
008
竜国別
(
たつくにわけ
)
は
其
(
その
)
他
(
た
)
の
神務
(
しんむ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
し、
009
茲
(
ここ
)
に
芽出度
(
めでた
)
く、
010
神前
(
しんぜん
)
結婚
(
けつこん
)
の
祭典
(
さいてん
)
は
済
(
す
)
んだ。
011
愈
(
いよいよ
)
直会
(
なほらひ
)
の
宴
(
えん
)
に
移
(
うつ
)
り、
012
十二分
(
じふにぶん
)
の
歓喜
(
くわんき
)
を
尽
(
つく
)
し、
013
各
(
おのおの
)
歌
(
うた
)
を
唄
(
うた
)
ひ、
014
舞
(
ま
)
ひ、
015
踊
(
をど
)
りなどして、
016
今日
(
けふ
)
の
慶事
(
けいじ
)
を
祝
(
しゆく
)
することとなつた。
017
言依別
(
ことよりわけの
)
命
(
みこと
)
は
恭
(
うやうや
)
しく
神殿
(
しんでん
)
に
拝礼
(
はいれい
)
し、
018
礼服
(
れいふく
)
を
着
(
つ
)
けたる
儘
(
まま
)
、
019
声
(
こゑ
)
淑
(
しと
)
やかに
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めたり。
020
言依別命
『
仰
(
おほ
)
[
※
ルビ「おほ」は原文通り。オニペディア「霊界物語第33巻の諸本相違点」参照。
]
げば
高
(
たか
)
し
久方
(
ひさかた
)
の
021
天
(
あめ
)
の
八重雲
(
やへくも
)
かき
分
(
わ
)
けて
022
筑紫
(
つくし
)
の
日向
(
ひむか
)
の
立花
(
たちばな
)
の
023
青木
(
あをき
)
ケ
原
(
はら
)
に
天降
(
あも
)
りまし
024
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
巡
(
めぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ
025
妹背
(
いもせ
)
の
契
(
ちぎり
)
を
結
(
むす
)
びたる
026
神
(
かむ
)
伊弉諾
(
いざなぎの
)
大御神
(
おほみかみ
)
027
神
(
かむ
)
伊弉冊
(
いざなみの
)
大神
(
おほかみ
)
の
028
其
(
その
)
古事
(
ふるごと
)
に
神
(
かむ
)
ならひ
029
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
と
現
(
あ
)
れませる
030
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
031
御
(
おん
)
子
(
こ
)
とあれます
末子姫
(
すゑこひめ
)
032
心
(
こころ
)
の
色
(
いろ
)
も
紅
(
くれなゐ
)
の
033
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
神司
(
かむつかさ
)
034
珍
(
うづ
)
の
御国
(
みくに
)
に
天降
(
あも
)
りまし
035
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
楯
(
たて
)
となし
036
四方
(
よも
)
の
民草
(
たみぐさ
)
安
(
やす
)
らかに
037
治
(
をさ
)
め
玉
(
たま
)
ひし
功績
(
いさをし
)
は
038
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御心
(
みこころ
)
に
039
叶
(
かな
)
ひまつれるものぞかし
040
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
041
言依別
(
ことよりわけ
)
は
自凝
(
おのころ
)
の
042
秀妻
(
ほづま
)
の
国
(
くに
)
を
後
(
あと
)
にして
043
心
(
こころ
)
も
清
(
きよ
)
き
宣伝使
(
せんでんし
)
044
国依別
(
くによりわけ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
045
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
開
(
ひら
)
かむと
046
波
(
なみ
)
かき
分
(
わ
)
けてテルの
国
(
くに
)
047
高砂島
(
たかさごじま
)
に
名
(
な
)
も
高
(
たか
)
き
048
テル
山峠
(
やまたうげ
)
を
乗越
(
のりこ
)
えて
049
ウヅの
都
(
みやこ
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
050
五風
(
ごふう
)
十雨
(
じふう
)
の
序
(
ついで
)
よく
051
五穀
(
ごこく
)
は
稔
(
みの
)
り
果物
(
くだもの
)
は
052
豊
(
ゆたか
)
に
熟
(
じゆく
)
する
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
053
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
054
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
幸
(
さち
)
はひて
055
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
御
(
ご
)
神力
(
しんりき
)
056
月日
(
つきひ
)
と
共
(
とも
)
に
輝
(
かがや
)
きぬ
057
かかる
折
(
をり
)
しも
素盞嗚
(
すさのを
)
の
058
神
(
かみの
)
尊
(
みこと
)
ははるばると
059
ウブスナ
峠
(
たうげ
)
の
斎苑
(
いそ
)
館
(
やかた
)
060
立出
(
たちい
)
でここに
来
(
きた
)
りまし
061
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
062
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
み
玉
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
063
言依別
(
ことよりわけ
)
の
伴
(
ともな
)
ひし
064
国依別
(
くによりわけ
)
を
見
(
み
)
そなはし
065
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
夫
(
つま
)
となし
066
此
(
この
)
神国
(
かみくに
)
を
守
(
まも
)
れよと
067
宣
(
の
)
らせ
玉
(
たま
)
ひし
尊
(
たふと
)
さよ
068
言依別
(
ことよりわけ
)
は
畏
(
かしこ
)
みて
069
松若彦
(
まつわかひこ
)
や
捨子姫
(
すてこひめ
)
070
其
(
その
)
外
(
ほか
)
数多
(
あまた
)
の
人々
(
ひとびと
)
に
071
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
を
072
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
ふれば
悉
(
ことごと
)
く
073
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
み
此
(
この
)
度
(
たび
)
の
074
慶事
(
けいじ
)
をあななひ
玉
(
たま
)
ひけり。
075
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
076
結
(
むす
)
びの
神
(
かみ
)
の
引合
(
ひきあわ
)
せ
077
魂
(
たま
)
と
魂
(
たま
)
との
睦
(
むつ
)
び
合
(
あ
)
ひ
078
魂
(
たま
)
の
納
(
をさ
)
まる
肉宮
(
にくみや
)
に
079
尊卑
(
そんぴ
)
高下
(
かうげ
)
はありとても
080
その
源
(
みなもと
)
を
尋
(
たづ
)
ぬれば
081
同
(
おな
)
じ
御神
(
みかみ
)
の
分霊
(
わけみたま
)
082
時世
(
ときよ
)
時節
(
じせつ
)
につれられて
083
高
(
たか
)
くも
生
(
うま
)
れ
又
(
また
)
低
(
ひく
)
く
084
生
(
うま
)
るる
事
(
こと
)
は
神界
(
しんかい
)
の
085
幽玄
(
いうげん
)
微妙
(
びめう
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
086
霊魂
(
みたま
)
と
霊魂
(
みたま
)
の
系統
(
すぢ
)
を
分
(
わ
)
け
087
清
(
きよ
)
く
結
(
むす
)
びし
此
(
この
)
縁
(
えにし
)
088
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
限
(
かぎ
)
りなく
089
高砂島
(
たかさごじま
)
のいつ
迄
(
まで
)
も
090
栄
(
さか
)
え
尽
(
つ
)
きせぬ
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
の
091
色
(
いろ
)
も
褪
(
あ
)
せざれ
永久
(
とこしへ
)
に
092
波
(
なみ
)
も
静
(
しづ
)
かに
二柱
(
ふたはしら
)
093
鴛鴦
(
をし
)
の
衾
(
ふすま
)
の
暖
(
あたた
)
かに
094
浮
(
うか
)
びて
進
(
すす
)
む
和田
(
わだ
)
の
原
(
はら
)
095
深
(
ふか
)
きは
民
(
たみ
)
の
心
(
こころ
)
かな
096
深
(
ふか
)
きは
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐ
)
みぞ
097
月日
(
つきひ
)
は
清
(
きよ
)
く
明
(
あきら
)
かに
098
空
(
そら
)
澄
(
す
)
み
渡
(
わた
)
る
今日
(
けふ
)
の
宵
(
よひ
)
099
心
(
こころ
)
も
勇
(
いさ
)
み
身
(
み
)
も
勇
(
いさ
)
み
100
此
(
この
)
慶
(
よろこ
)
びは
此処
(
ここ
)
よりは
101
外
(
ほか
)
へはやらじと
真心
(
まごころ
)
を
102
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
誓
(
ちか
)
ひつつ
103
嬉
(
うれ
)
しみ
尊
(
たふと
)
み
祝
(
ほ
)
ぎまつる
104
嬉
(
うれ
)
しみ
尊
(
たふと
)
み
祝
(
ほ
)
ぎまつる』
105
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
106
元
(
もと
)
の
座
(
ざ
)
に
着
(
つ
)
きぬ。
107
松若彦
(
まつわかひこ
)
は
立上
(
たちあが
)
り、
108
銀扇
(
ぎんせん
)
を
開
(
ひら
)
いて
祝歌
(
しゆくか
)
を
歌
(
うた
)
ひ
且
(
か
)
つ
自
(
みづか
)
ら
舞
(
ま
)
ひ
踊
(
をど
)
りける。
109
松若彦
『
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
110
島
(
しま
)
の
八十島
(
やそしま
)
八十
(
やそ
)
の
国
(
くに
)
111
隈
(
くま
)
なく
巡
(
めぐ
)
り
救
(
すく
)
ひます
112
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
113
末
(
すゑ
)
の
御
(
おん
)
子
(
こ
)
と
生
(
あ
)
れませる
114
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
のくはし
女
(
め
)
に
115
浮瀬
(
うきせ
)
に
沈
(
しづ
)
みて
悩
(
なや
)
み
居
(
ゐ
)
る
116
世人
(
よびと
)
を
普
(
あまね
)
く
救
(
すく
)
ひ
行
(
ゆ
)
く
117
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
118
国依別
(
くによりわけ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
119
汐
(
しほ
)
の
八百路
(
やほぢ
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
120
奇
(
く
)
しき
功績
(
いさを
)
を
遠近
(
をちこち
)
に
121
現
(
あら
)
はし
玉
(
たま
)
ひて
今
(
いま
)
ここに
122
ウヅの
都
(
みやこ
)
に
出
(
い
)
で
玉
(
たま
)
ひ
123
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
124
御言
(
みこと
)
畏
(
かしこ
)
みましまして
125
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
と
妹
(
いも
)
と
背
(
せ
)
の
126
契
(
ちぎり
)
を
結
(
むす
)
ぶ
今日
(
けふ
)
の
宵
(
よひ
)
127
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
に
照
(
て
)
りわたる
128
日影
(
ひかげ
)
は
明
(
あ
)
かく
月
(
つき
)
清
(
きよ
)
く
129
星
(
ほし
)
の
影
(
かげ
)
さへキラキラと
130
いつもに
変
(
かは
)
る
空
(
そら
)
の
色
(
いろ
)
131
天祥
(
てんしやう
)
地瑞
(
ちずゐ
)
の
吉祥日
(
きつしやうび
)
132
言依別
(
ことよりわけ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
133
斎主
(
さいしゆ
)
となりて
神前
(
しんぜん
)
に
134
結婚式
(
けつこんしき
)
を
挙行
(
きよかう
)
し
135
いよいよ
茲
(
ここ
)
に
妹
(
いも
)
と
背
(
せ
)
の
136
道
(
みち
)
を
結
(
むす
)
びて
永久
(
とこしへ
)
に
137
此
(
この
)
神国
(
かみくに
)
を
守
(
まも
)
ります
138
今日
(
けふ
)
は
初
(
はじ
)
めとなりにけり
139
いよいよこれよりウヅ
館
(
やかた
)
140
月日
(
つきひ
)
並
(
なら
)
びて
皓々
(
かうかう
)
と
141
輝
(
かがや
)
き
玉
(
たま
)
ふ
高砂
(
たかさご
)
の
142
常磐
(
ときは
)
の
御世
(
みよ
)
となりぬべし
143
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
144
松若彦
(
まつわかひこ
)
が
真心
(
まごころ
)
を
145
述
(
の
)
べて
芽出度
(
めでた
)
き
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
を
146
寿
(
ことほ
)
ぎまつり
瑞御霊
(
みづみたま
)
147
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
148
千代
(
ちよ
)
の
齢
(
よはひ
)
を
祈
(
いの
)
りつつ
149
夫婦
(
めをと
)
が
幸
(
さち
)
を
皇神
(
すめかみ
)
の
150
御前
(
みまへ
)
に
祈
(
いの
)
り
奉
(
たてまつ
)
る
151
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
152
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つ
共
(
とも
)
虧
(
か
)
くる
共
(
とも
)
153
国依別
(
くによりわけ
)
や
末子姫
(
すゑこひめ
)
154
さかし
女
(
め
)
くはし
夫
(
を
)
相並
(
あひなら
)
び
155
現
(
あら
)
はれゐます
上
(
うへ
)
からは
156
高砂島
(
たかさごじま
)
は
何時
(
いつ
)
までも
157
珍
(
うづ
)
の
御国
(
みくに
)
と
称
(
たた
)
へられ
158
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
の
永久
(
とこしへ
)
に
159
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
乱
(
みだ
)
れ
鳥
(
とり
)
歌
(
うた
)
ひ
160
山川
(
やまかは
)
清
(
きよ
)
く
風
(
かぜ
)
清
(
きよ
)
く
161
野
(
の
)
は
青々
(
あをあを
)
と
茂
(
しげ
)
り
合
(
あ
)
ひ
162
青人草
(
あをひとぐさ
)
は
大空
(
おほぞら
)
の
163
星
(
ほし
)
の
如
(
ごと
)
くに
生
(
う
)
み
殖
(
ふ
)
えて
164
栄
(
さか
)
え
久
(
ひさ
)
しき
松
(
まつ
)
の
世
(
よ
)
の
165
嬉
(
うれ
)
しき
姿
(
すがた
)
を
瑞御霊
(
みづみたま
)
166
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
言霊
(
ことたま
)
の
167
清
(
きよ
)
き
限
(
かぎ
)
りを
捧
(
ささ
)
げつつ
168
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎまつる
169
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎまつる』
170
と
歌
(
うた
)
ひ
了
(
をは
)
つて
座
(
ざ
)
に
着
(
つ
)
いた。
171
捨子
(
すてこ
)
の
姫
(
ひめ
)
は
立上
(
たちあが
)
り、
172
銀扇
(
ぎんせん
)
を
開
(
ひら
)
いて
自
(
みづか
)
ら
歌
(
うた
)
ひ
自
(
みづか
)
ら
舞
(
ま
)
ひ、
173
今日
(
けふ
)
の
慶事
(
けいじ
)
を
祝
(
ほ
)
ぎ
奉
(
まつ
)
りける。
174
其
(
その
)
歌
(
うた
)
、
175
捨子姫
『
久方
(
ひさかた
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
を
出
(
い
)
でまして
176
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
巡
(
めぐ
)
りまし
177
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
や
醜神
(
しこがみ
)
の
178
伊猛
(
いたけ
)
り
狂
(
くる
)
ひ
民草
(
たみぐさ
)
を
179
苦
(
くる
)
しめ
悩
(
なや
)
ます
曲津見
(
まがつみ
)
を
180
仁慈
(
じんじ
)
無限
(
むげん
)
の
大神
(
おほかみ
)
は
181
生言霊
(
いくことたま
)
の
神力
(
しんりき
)
に
182
言向
(
ことむ
)
け
和
(
やは
)
し
玉
(
たま
)
ひつつ
183
百
(
もも
)
の
悩
(
なや
)
みを
嘗
(
な
)
め
玉
(
たま
)
ひ
184
心
(
こころ
)
も
辛
(
から
)
き
潮沫
(
しほなわ
)
の
185
凝
(
こ
)
りて
成
(
な
)
るてふ
島々
(
しまじま
)
を
186
巡
(
めぐ
)
らせ
玉
(
たま
)
ひ
御恵
(
みめぐみ
)
の
187
露
(
つゆ
)
をば
与
(
あた
)
へ
玉
(
たま
)
ひつつ
188
草木
(
くさき
)
も
靡
(
なび
)
く
御
(
ご
)
威勢
(
ゐせい
)
に
189
高天原
(
たかあまはら
)
の
空
(
そら
)
清
(
きよ
)
く
190
大海原
(
おほうなばら
)
の
底
(
そこ
)
あかく
191
波
(
なみ
)
に
泛
(
うか
)
べる
国土
(
くにつち
)
は
192
清
(
きよ
)
くさやけく
茂
(
しげ
)
り
合
(
あ
)
ひ
193
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
の
万有
(
ばんいう
)
は
194
君
(
きみ
)
の
威徳
(
ゐとく
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
195
仕
(
つか
)
へまつれる
尊
(
たふと
)
さよ
196
かかる
目出度
(
めでた
)
き
大神
(
おほかみ
)
の
197
珍
(
うづ
)
の
御
(
おん
)
子
(
こ
)
と
生
(
あ
)
れませる
198
八人
(
やたり
)
乙女
(
をとめ
)
の
末子姫
(
すゑこひめ
)
199
年端
(
としは
)
も
行
(
ゆ
)
かぬ
中
(
うち
)
よりも
200
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
に
201
神
(
かみ
)
の
誠
(
まこと
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
を
202
草
(
くさ
)
の
片葉
(
かきは
)
に
至
(
いた
)
るまで
203
うるほはせむと
思召
(
おぼしめ
)
し
204
顕恩郷
(
けんおんきやう
)
に
現
(
あ
)
れまして
205
バラモン
教
(
けう
)
の
鬼雲彦
(
おにくもひこ
)
が
206
館
(
やかた
)
に
入
(
い
)
らせ
玉
(
たま
)
ひつつ
207
醜
(
しこ
)
の
魔人
(
まびと
)
の
惟神
(
かむながら
)
208
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
服従
(
まつろ
)
ふを
209
待
(
ま
)
たせ
玉
(
たま
)
へる
折柄
(
をりから
)
に
210
太玉神
(
ふとたまがみ
)
の
現
(
あ
)
れまして
211
鬼雲彦
(
おにくもひこ
)
は
逸早
(
いちはや
)
く
212
雲
(
くも
)
を
起
(
おこ
)
して
逃
(
に
)
げ
去
(
さ
)
りぬ
213
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
は
是非
(
ぜひ
)
もなく
214
姉
(
あね
)
の
命
(
みこと
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
215
流
(
なが
)
れも
清
(
きよ
)
きエデン
川
(
がは
)
216
渡
(
わた
)
りて
四方
(
よも
)
に
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
217
開
(
ひら
)
かせ
玉
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
もあれ
218
鬼雲彦
(
おにくもひこ
)
が
部下
(
ぶか
)
共
(
ども
)
に
219
嗅
(
か
)
ぎつけられて
妾
(
わらは
)
まで
220
半
(
なかば
)
朽
(
く
)
ちたる
釣舟
(
つりぶね
)
に
221
乗
(
の
)
せてすげなく
和田
(
わだ
)
の
原
(
はら
)
222
つき
放
(
はな
)
されし
苦
(
くる
)
しさよ
223
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
224
雄々
(
をを
)
しき
清
(
きよ
)
き
霊
(
みたま
)
をば
225
受
(
う
)
けさせ
玉
(
たま
)
ふ
末子姫
(
すゑこひめ
)
226
少
(
すこ
)
しも
驚
(
おどろ
)
き
玉
(
たま
)
はずて
227
妾
(
わらは
)
の
心
(
こころ
)
を
励
(
はげ
)
ませつ
228
荒波
(
あらなみ
)
猛
(
たけ
)
る
海原
(
うなばら
)
を
229
かいくぐりつつ
漸
(
やうや
)
くに
230
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
もテルの
国
(
くに
)
231
ハラの
港
(
みなと
)
に
上陸
(
じやうりく
)
し
232
テル
山峠
(
やまたうげ
)
を
乗越
(
のりこ
)
えて
233
御霊
(
みたま
)
の
力
(
ちから
)
を
現
(
あら
)
はしつ
234
バラモン
教
(
けう
)
の
神司
(
かむづかさ
)
235
石熊
(
いしくま
)
カールの
両人
(
りやうにん
)
を
236
言向和
(
ことむけやは
)
せ
急坂
(
きふはん
)
を
237
登
(
のぼ
)
りつ
下
(
くだ
)
りつ
人々
(
ひとびと
)
の
238
命
(
いのち
)
を
狙
(
ねら
)
ふ
曲神
(
まがかみ
)
を
239
稜威
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
宣
(
の
)
り
玉
(
たま
)
ひ
240
言向和
(
ことむけやは
)
してウヅの
国
(
くに
)
241
神
(
かみ
)
の
館
(
やかた
)
に
出
(
い
)
でましぬ
242
妾
(
わらは
)
も
姫
(
ひめ
)
に
従
(
したが
)
ひて
243
ここに
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
る
身
(
み
)
の
244
嬉
(
うれ
)
しさ
楽
(
たの
)
しさ
如何
(
いか
)
許
(
ばか
)
り
245
国
(
くに
)
の
司
(
つかさ
)
となり
玉
(
たま
)
ひ
246
世人
(
よびと
)
を
導
(
みちび
)
き
玉
(
たま
)
ふ
折
(
をり
)
247
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
248
言依別
(
ことよりわけ
)
の
神人
(
しんじん
)
が
249
雲霧
(
くもきり
)
分
(
わ
)
けて
降
(
くだ
)
りまし
250
此処
(
ここ
)
に
止
(
とど
)
まり
玉
(
たま
)
ひつつ
251
教
(
をしへ
)
を
開
(
ひら
)
き
玉
(
たま
)
ひしが
252
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
253
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
は
捨子姫
(
すてこひめ
)
254
此
(
この
)
現身
(
うつそみ
)
にかからせて
255
アマゾン
河
(
がは
)
に
向
(
むか
)
ひたる
256
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
や
高姫
(
たかひめ
)
の
257
危難
(
きなん
)
を
救
(
すく
)
ひ
言霊
(
ことたま
)
の
258
御稜威
(
みいづ
)
に
百
(
もも
)
の
曲神
(
まがかみ
)
を
259
言向和
(
ことむけやは
)
せと
宣
(
の
)
り
玉
(
たま
)
ふ
260
言依別
(
ことよりわけ
)
の
神人
(
しんじん
)
は
261
其
(
その
)
神言
(
かみこと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
262
時
(
とき
)
を
移
(
うつ
)
さず
供人
(
ともびと
)
を
263
従
(
したが
)
へ
都
(
みやこ
)
を
立出
(
たちい
)
でて
264
帽子
(
ぼうし
)
ケ
岳
(
だけ
)
に
向
(
むか
)
ひまし
265
アマゾン
河
(
かは
)
を
見下
(
みおろ
)
して
266
微笑
(
ほほゑ
)
み
玉
(
たま
)
ふ
折柄
(
をりから
)
に
267
国依別
(
くによりわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
268
仕組
(
しぐみ
)
の
糸
(
いと
)
に
引
(
ひ
)
かされて
269
四
(
よ
)
人
(
にん
)
の
供
(
とも
)
を
従
(
したが
)
へつ
270
ここに
登
(
のぼ
)
りて
来
(
き
)
ましける。
271
琉
(
りう
)
と
球
(
きう
)
との
宝玉
(
ほうぎよく
)
の
272
御稜威
(
みいづ
)
に
充
(
み
)
てる
両人
(
りやうにん
)
は
273
アマゾン
河
(
かは
)
の
南北
(
なんぽく
)
に
274
展開
(
てんかい
)
したる
森林
(
しんりん
)
の
275
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
を
射
(
い
)
てらせば
276
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
は
目
(
ま
)
のあたり
277
鷹依姫
(
たかよりひめ
)
や
高姫
(
たかひめ
)
も
278
光
(
ひかり
)
を
慕
(
した
)
ひて
屏風山
(
びやうぶやま
)
279
帽子
(
ぼうし
)
ケ
岳
(
だけ
)
に
集
(
あつ
)
まりぬ
280
かくも
尊
(
たふと
)
き
神徳
(
しんとく
)
を
281
負
(
お
)
はせ
玉
(
たま
)
へる
宣伝使
(
せんでんし
)
282
国依別
(
くによりわけ
)
の
真人
(
しんじん
)
が
283
ウヅの
都
(
みやこ
)
に
現
(
あ
)
れまして
284
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
夫
(
つま
)
となり
285
幾久
(
いくひさ
)
しくも
末永
(
すえなが
)
く
286
契
(
ちぎり
)
を
結
(
むす
)
ばせ
玉
(
たま
)
ふこそ
287
実
(
げ
)
にも
尊
(
たふと
)
き
限
(
かぎ
)
りなれ。
288
加之
(
しかのみならず
)
瑞御霊
(
みづみたま
)
289
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
は
290
遠
(
とほ
)
く
波路
(
なみぢ
)
を
打
(
うち
)
わたり
291
これの
慶事
(
けいじ
)
に
臨
(
のぞ
)
みまし
292
親子
(
おやこ
)
夫婦
(
ふうふ
)
の
契
(
ちぎり
)
をば
293
依
(
よ
)
さし
玉
(
たま
)
へる
有難
(
ありがた
)
さ
294
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
295
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
は
目
(
ま
)
のあたり
296
永
(
なが
)
く
仕
(
つか
)
へし
捨子姫
(
すてこひめ
)
297
やうやう
心
(
こころ
)
もおちつきて
298
雪
(
ゆき
)
積
(
つ
)
む
山
(
やま
)
の
冬
(
ふゆ
)
の
木
(
き
)
の
299
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
に
会
(
あ
)
ふ
心地
(
ここち
)
300
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
301
結
(
むす
)
ぶの
神
(
かみ
)
のいつ
迄
(
まで
)
も
302
二人
(
ふたり
)
の
仲
(
なか
)
は
睦
(
むつま
)
じく
303
変
(
かは
)
ることなくましまして
304
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
も
高砂
(
たかさご
)
の
305
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
の
松
(
まつ
)
の
色
(
いろ
)
深
(
ふか
)
く
306
千年
(
ちとせ
)
の
鶴
(
つる
)
の
末永
(
すえなが
)
く
307
亀
(
かめ
)
の
齢
(
よはひ
)
の
万世
(
よろづよ
)
も
308
いと
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
309
鎮
(
しづ
)
まりゐませ
二柱
(
ふたはしら
)
310
捨子
(
すてこ
)
の
姫
(
ひめ
)
は
今
(
いま
)
よりは
311
尚
(
なほ
)
も
心
(
こころ
)
を
励
(
はげ
)
まして
312
力
(
ちから
)
の
続
(
つづ
)
く
其
(
その
)
限
(
かぎ
)
り
313
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つを
楯
(
たて
)
となし
314
神
(
かみ
)
と
君
(
きみ
)
とに
仕
(
つか
)
へなむ
315
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
316
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ』
317
と
歌
(
うた
)
ひ
了
(
をは
)
り、
318
悠々
(
いういう
)
として
吾
(
わが
)
座
(
ざ
)
に
着
(
つ
)
きける。
319
(
大正一一・八・二六
旧七・四
松村真澄
録)
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【第5章 神寿言|第33巻|海洋万里|霊界物語|/rm3305】
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