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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第33巻(申の巻)
序歌
瑞祥
第1篇 誠心誠意
第1章 高論濁拙
第2章 灰猫婆
第3章 言霊停止
第4章 楽茶苦
第2篇 鶴亀躍動
第5章 神寿言
第6章 皮肉歌
第7章 心の色
第8章 春駒
第9章 言霊結
第10章 神歌
第11章 波静
第12章 袂別
第3篇 時節到来
第13章 帰途
第14章 魂の洗濯
第15章 婆論議
第16章 暗夜の歌
第17章 感謝の涙
第18章 神風清
第4篇 理智と愛情
第19章 報告祭
第20章 昔語
第21章 峯の雲
第22章 高宮姫
第23章 鉄鎚
第24章 春秋
第25章 琉の玉
第26章 若の浦
伊豆温泉旅行につき訪問者人名詠込歌
附記 湯ケ島所感
余白歌
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霊界物語
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第33巻(申の巻)
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<<< 神寿言
(B)
(N)
心の色 >>>
第六章
皮肉歌
(
ひにくか
)
〔九二一〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻
篇:
第2篇 鶴亀躍動
よみ(新仮名遣い):
かくきやくどう
章:
第6章 皮肉歌
よみ(新仮名遣い):
ひにくか
通し章番号:
921
口述日:
1922(大正11)年08月26日(旧07月4日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年11月10日
概要:
舞台:
ウヅの館
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
続いて高姫が祝歌を歌い始めた。その歌は、国依別の若いころの極道ぶりを歌い、また三五教に改心してからのいたずらも明かしていた。
高姫自身はなぜ国依別が瑞霊大神の眼鏡にかなって水晶無垢の末子姫と結婚できたか合点がいかない、と正直に吐露しつつも、このように国依別の過去の行いを皆の前で明かすのも、これからは末子姫を妻として大事に仕えよ、という老婆心から苦い言霊をあえて進呈するのだと歌った。
そして高姫は、これ以降は国依別に対して一切万事、口を出さないと宣言し、三五教の御教えを守って夫婦の道を違えないようにと諫めの言葉で締め、天地の神々に祈りを捧げつつ歌い終わり、元の座に戻ってツンと座り込んだ。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-08-07 15:48:23
OBC :
rm3306
愛善世界社版:
67頁
八幡書店版:
第6輯 279頁
修補版:
校定版:
67頁
普及版:
28頁
初版:
ページ備考:
001
高姫
(
たかひめ
)
は
立上
(
たちあが
)
り、
002
祝歌
(
しゆくか
)
を
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めた。
003
其
(
その
)
歌
(
うた
)
、
004
高姫
『
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
の
初
(
はじ
)
めより
005
女
(
をんな
)
ならでは
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けぬ
006
国
(
くに
)
と
称
(
とな
)
へし
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
007
女
(
をんな
)
にかけては
抜目
(
ぬけめ
)
なき
008
国依別
(
くによりわけ
)
の
神司
(
かむつかさ
)
009
宗彦
(
むねひこ
)
お
勝
(
かつ
)
の
昔
(
むかし
)
より
010
凄
(
すご
)
い
腕
(
うで
)
をば
持
(
も
)
つてゐた
011
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
紊
(
みだ
)
れた
行方
(
やりかた
)
を
012
自由
(
じいう
)
自在
(
じざい
)
に
振
(
ふ
)
りまはし
013
名
(
な
)
を
轟
(
とどろ
)
かし
来
(
きた
)
りけり
014
さはさり
乍
(
なが
)
ら
三五
(
あななひ
)
の
015
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
016
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
改心
(
かいしん
)
し
017
生
(
うま
)
れ
赤児
(
あかご
)
になりたれど
018
未
(
いま
)
だ
安心
(
あんしん
)
する
所
(
とこ
)
へ
019
私
(
わたし
)
としては
行
(
ゆ
)
きませぬ
020
さはさり
乍
(
なが
)
ら
瑞御霊
(
みづみたま
)
021
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
022
清
(
きよ
)
き
尊
(
たふと
)
き
思召
(
おぼしめ
)
し
023
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
御心
(
みこころ
)
に
024
叶
(
かな
)
へまつりし
果報者
(
くわはうもの
)
025
国依別
(
くによりわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
026
玉
(
たま
)
かこつけに
高姫
(
たかひめ
)
を
027
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
現
(
あ
)
れませる
028
竹生
(
ちくぶ
)
の
島
(
しま
)
迄
(
まで
)
はるばると
029
遣
(
つか
)
はし
玉
(
たま
)
ひし
御
(
ご
)
神力
(
しんりき
)
030
誠
(
まこと
)
に
感
(
かん
)
じ
奉
(
たてまつ
)
る
031
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
032
神
(
かみ
)
に
任
(
まか
)
せて
高姫
(
たかひめ
)
は
033
モウ
此
(
この
)
上
(
うへ
)
は
何事
(
なにごと
)
も
034
此
(
この
)
縁談
(
えんだん
)
に
関
(
くわん
)
しては
035
申上
(
まをしあ
)
げぬと
定
(
き
)
めました
036
コレコレ
国依別
(
くによりわけ
)
さまえ
037
お
前
(
まへ
)
は
元
(
もと
)
より
気楽者
(
きらくもの
)
038
からかひ
上手
(
じやうず
)
の
生
(
うま
)
れつき
039
これからチツトは
村肝
(
むらきも
)
の
040
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
を
立直
(
たてなほ
)
し
041
早
(
はや
)
く
真面目
(
まじめ
)
になりなされ
042
アルゼンチンの
神館
(
かむやかた
)
043
神
(
かみ
)
の
柱
(
はしら
)
と
国
(
くに
)
の
君
(
きみ
)
044
重荷
(
おもに
)
を
負
(
お
)
うたお
前
(
まへ
)
さま
045
どうぞ
確乎
(
しつかり
)
しておくれ
046
親子
(
おやこ
)
は
一世
(
いつせ
)
夫婦
(
ふうふ
)
二世
(
にせ
)
047
主従
(
しゆじう
)
三世
(
さんぜ
)
といふ
掟
(
おきて
)
048
お
前
(
まへ
)
の
夫婦
(
ふうふ
)
は
二世
(
にせ
)
三世
(
さんぜ
)
049
五世
(
ごせ
)
や
六世
(
ろくせ
)
ぢや
御座
(
ござ
)
るまい
050
天地
(
てんち
)
の
規則
(
きそく
)
にてらしなば
051
これ
程
(
ほど
)
違反
(
ゐはん
)
な
人
(
ひと
)
はない
052
さはさり
乍
(
なが
)
ら
惟神
(
かむながら
)
053
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
贖
(
あがな
)
ひに
054
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
055
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
056
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
罪
(
つみ
)
057
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
058
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
されて
宗彦
(
むねひこ
)
の
059
成
(
な
)
れの
果
(
は
)
てなる
宣伝使
(
せんでんし
)
060
国依別
(
くによりわけ
)
は
不思議
(
ふしぎ
)
にも
061
水晶
(
すいしやう
)
無垢
(
むく
)
の
御霊
(
みたま
)
なる
062
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
と
結婚
(
けつこん
)
し
063
高
(
たか
)
き
位
(
くらゐ
)
に
上
(
のぼ
)
りつめ
064
普
(
あまね
)
く
世人
(
よびと
)
に
臨
(
のぞ
)
むとは
065
どこで
算用
(
さんよう
)
が
違
(
ちが
)
うたかと
066
私
(
わたし
)
は
合点
(
がてん
)
が
行
(
ゆ
)
きませぬ
067
国依別
(
くによりわけ
)
の
神
(
かみ
)
さまよ
068
憎
(
にく
)
いことをば
高姫
(
たかひめ
)
が
069
吐
(
ぬか
)
すと
思
(
おも
)
うたら
違
(
ちが
)
ふぞえ
070
モウ
是
(
これ
)
からは
謹
(
つつし
)
んで
071
末子
(
すゑこ
)
の
姫
(
ひめ
)
を
尊
(
たふと
)
んで
072
他
(
ほか
)
の
女
(
をんな
)
に
目
(
め
)
をくれず
073
妻
(
つま
)
大明神
(
だいみやうじん
)
と
崇
(
あが
)
めたて
074
大事
(
だいじ
)
に
大事
(
だいじ
)
に
仕
(
つか
)
へませ
075
またも
持病
(
ぢびやう
)
が
再発
(
さいはつ
)
し
076
手当
(
てあ
)
たり
次第
(
しだい
)
に
手
(
て
)
を
出
(
だ
)
して
077
姫
(
ひめ
)
の
心
(
こころ
)
を
悩
(
なや
)
ますな
078
これこれ
末子
(
すゑこ
)
のお
姫
(
ひめ
)
さま
079
国依別
(
くによりわけ
)
と
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
は
080
私
(
わたし
)
が
只今
(
ただいま
)
云
(
い
)
うたよに
081
油断
(
ゆだん
)
のならぬ
色男
(
いろをとこ
)
082
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なの
起伏
(
おきふ
)
しに
083
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けなされ
婢女
(
はしため
)
を
084
側
(
そば
)
におくなら
不器量
(
ぶきりやう
)
な
085
おかめの
様
(
やう
)
な
女
(
をんな
)
をば
086
きつと
侍
(
はべ
)
らせおきなされ
087
中々
(
なかなか
)
油断
(
ゆだん
)
がなりませぬ
088
これ
高姫
(
たかひめ
)
が
老婆心
(
らうばしん
)
089
お
道
(
みち
)
を
思
(
おも
)
ひ
国
(
くに
)
思
(
おも
)
ひ
090
お
前
(
まへ
)
を
大事
(
だいじ
)
と
思
(
おも
)
ふ
故
(
ゆゑ
)
091
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
が
092
オツトドツコイコラ
違
(
ちが
)
うた、
093
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
の
勢
(
いきほ
)
ひ
大空
(
おほぞら
)
に
094
輝
(
かがや
)
き
亘
(
わた
)
る
増鏡
(
ますかがみ
)
095
心
(
こころ
)
に
映
(
うつ
)
つた
誠
(
まこと
)
をば
096
鏡
(
かがみ
)
にかへて
進
(
しん
)
ぜませう
097
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
098
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
099
貴
(
うづ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
憚
(
はばか
)
らず
100
申上
(
まをしあ
)
げたる
高姫
(
たかひめ
)
の
101
苦
(
にが
)
き
言葉
(
ことば
)
を
神直日
(
かむなほひ
)
102
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
103
見直
(
みなほ
)
しませよ
大神
(
おほかみ
)
よ
104
言依別
(
ことよりわけ
)
の
教主
(
けうしゆ
)
さま
105
捨子
(
すてこ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
侍女
(
こしもと
)
さま
106
松若彦
(
まつわかひこ
)
の
司
(
つかさ
)
さま
107
此
(
この
)
高姫
(
たかひめ
)
が
云
(
い
)
うたこと
108
キツト
忘
(
わす
)
れちやなりませぬ
109
正
(
しやう
)
月
(
ぐわつ
)
言葉
(
ことば
)
は
誰
(
たれ
)
も
好
(
す
)
く
110
人
(
ひと
)
の
嫌
(
いや
)
がる
言霊
(
ことたま
)
を
111
並
(
なら
)
べて
云
(
い
)
ふのも
心
(
こころ
)
より
112
皆
(
みな
)
を
大事
(
だいじ
)
と
思
(
おも
)
ふゆゑ
113
不調法
(
ぶてうはふ
)
してからゴテゴテと
114
意見
(
いけん
)
したとて
仕様
(
しやう
)
がない
115
前
(
まへ
)
つ
前
(
まへ
)
つに
気
(
き
)
をつける
116
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
117
善
(
ぜん
)
と
悪
(
あく
)
とを
立別
(
たてわ
)
ける
118
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
は
明
(
あきら
)
かに
119
鏡
(
かがみ
)
の
如
(
ごと
)
く
善悪
(
ぜんあく
)
を
120
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
照
(
て
)
りわたし
121
おさばきなさる
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
よ
122
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
123
今日
(
けふ
)
の
目出
(
めで
)
たき
宴席
(
えんせき
)
に
124
皆
(
みな
)
さまたちの
喜
(
よろこ
)
ばぬ
125
苦
(
にが
)
い
言霊
(
ことたま
)
御
(
ご
)
馳走
(
ちそう
)
に
126
私
(
わたし
)
は
並
(
なら
)
べておきました
127
こんな
粗末
(
そまつ
)
な
品物
(
しなもの
)
と
128
只
(
ただ
)
一口
(
ひとくち
)
にけなさずに
129
能
(
よ
)
く
味
(
あぢは
)
うてたべてたべ
130
苦
(
にが
)
い
言葉
(
ことば
)
は
胃
(
ゐ
)
の
薬
(
くすり
)
131
霊
(
みたま
)
の
薬
(
くすり
)
になりますぞ
132
クスリクスリと
片隅
(
かたすみ
)
に
133
笑
(
わら
)
うて
御座
(
ござ
)
る
人
(
ひと
)
がある
134
お
前
(
まへ
)
は
何
(
なに
)
がそれ
程
(
ほど
)
に
135
可笑
(
をか
)
しう
御座
(
ござ
)
るか
石熊
(
いしくま
)
さま
136
お
前
(
まへ
)
の
名前
(
なまへ
)
は
固
(
かた
)
けれど
137
心
(
こころ
)
の
中
(
うち
)
は
反対
(
あべこべ
)
に
138
国依別
(
くによりわけ
)
の
亜流
(
ありう
)
だらう
139
同気
(
どうき
)
同心
(
どうしん
)
相求
(
あひもと
)
め
140
同病
(
どうびやう
)
互
(
たがひ
)
に
憐
(
あは
)
れむは
141
天地
(
てんち
)
の
道理
(
だうり
)
と
聞
(
き
)
くからは
142
今日
(
けふ
)
は
目出
(
めで
)
たい
席
(
せき
)
ぢや
故
(
ゆゑ
)
143
余
(
あま
)
り
咎
(
とが
)
めはしませぬが
144
モウ
是
(
これ
)
からは
晴
(
は
)
れの
場
(
ば
)
で
145
こんな
不都合
(
ふつがふ
)
があつたなら
146
高姫
(
たかひめ
)
承知
(
しようち
)
をしませぬぞ
147
皆
(
みな
)
さま
奇妙
(
きめう
)
な
顔付
(
かほつき
)
で
148
穴
(
あな
)
があく
程
(
ほど
)
わしの
顔
(
かほ
)
149
眺
(
なが
)
めて
御座
(
ござ
)
るが
気
(
き
)
が
知
(
し
)
れぬ
150
あゝ
豆鉄砲
(
まめでつぱう
)
を
鳩鳥
(
はとどり
)
が
151
くらつたやうなお
顔付
(
かほつき
)
152
何
(
なに
)
を
心配
(
しんぱい
)
なされます
153
目出
(
めで
)
たく
式
(
しき
)
も
済
(
す
)
みたれば
154
皆
(
みな
)
さま
互
(
たがひ
)
に
打
(
うち
)
とけて
155
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
をさらけ
出
(
だ
)
し
156
此
(
この
)
高姫
(
たかひめ
)
の
云
(
い
)
ふ
通
(
とほ
)
り
157
国依別
(
くによりわけ
)
の
身
(
み
)
の
為
(
ため
)
に
158
気
(
き
)
をつけなさるが
誠
(
まこと
)
ぞえ
159
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
160
余
(
あま
)
り
永
(
なが
)
らく
言霊
(
ことたま
)
を
161
使
(
つか
)
ふと
皆
(
みな
)
さま
欠伸
(
あくび
)
して
162
あゝゝゝゝゝゝ
言
(
い
)
ひなさる
163
ホンに
醜
(
みにく
)
いお
顔付
(
かほつき
)
164
アフンと
致
(
いた
)
して
御座
(
ござ
)
るのか
165
折角
(
せつかく
)
あいた
其
(
その
)
口
(
くち
)
が
166
塞
(
ふさ
)
がらぬ
様
(
やう
)
な
顔
(
かほ
)
をして
167
五百
(
ごひやく
)
羅漢
(
らかん
)
の
陳列場
(
ちんれつぢやう
)
168
さながら
眺
(
なが
)
むる
如
(
ごと
)
くなり
169
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
170
お
気
(
き
)
にいらないこと
計
(
ばか
)
り
171
ベンベンだらりと
述
(
の
)
べ
立
(
た
)
てて
172
お
気
(
き
)
をもませて
済
(
す
)
みませぬ
173
此
(
この
)
高姫
(
たかひめ
)
は
今日
(
けふ
)
限
(
かぎ
)
り
174
国依別
(
くによりわけ
)
の
事
(
こと
)
につき
175
一切
(
いつさい
)
万事
(
ばんじ
)
申
(
まを
)
さない
176
国依別
(
くによりわけ
)
の
神
(
かみ
)
さまよ
177
どうぞ
安心
(
あんしん
)
なさいませ
178
是
(
これ
)
ぢやに
依
(
よ
)
つて
平常
(
へいぜい
)
の
179
其
(
その
)
行
(
おこな
)
ひが
肝腎
(
かんじん
)
ぢや
180
まさかの
時
(
とき
)
に
人々
(
ひとびと
)
の
181
前
(
まへ
)
で
恥
(
はぢ
)
をば
晒
(
さら
)
されて
182
赤
(
あか
)
い
顔
(
かほ
)
をばせにやならぬ
183
皆
(
みな
)
さまこれが
好
(
よ
)
い
鑑
(
かがみ
)
184
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
185
よつく
守
(
まも
)
りて
妹
(
いも
)
と
背
(
せ
)
の
186
夫婦
(
ふうふ
)
の
道
(
みち
)
を
違
(
たが
)
へじと
187
慎
(
つつし
)
み
守
(
まも
)
るが
宜
(
よろ
)
しいぞ
188
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
189
惟神
(
かむながら
)
ぢやと
思
(
おも
)
やこそ
190
私
(
わたし
)
も
今度
(
こんど
)
の
縁談
(
えんだん
)
を
191
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのをの
)
大神
(
おほかみ
)
の
192
言葉
(
ことば
)
に
免
(
めん
)
じて
口
(
くち
)
つめる
193
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
八百万
(
やほよろづ
)
194
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
八百万
(
やほよろづ
)
195
国魂神
(
くにたまがみ
)
の
竜世姫
(
たつよひめ
)
196
神
(
かみの
)
命
(
みこと
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
197
高姫
(
たかひめ
)
祈
(
いの
)
り
奉
(
たてまつ
)
る
198
高姫
(
たかひめ
)
祈
(
いの
)
り
奉
(
たてまつ
)
る』
199
と
皮肉
(
ひにく
)
な
歌
(
うた
)
を
唄
(
うた
)
ひ、
200
元
(
もと
)
の
座
(
ざ
)
にツーンとして、
201
坐
(
すわ
)
り
込
(
こ
)
みける。
202
(
大正一一・八・二六
旧七・四
松村真澄
録)
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【第6章 皮肉歌|第33巻|海洋万里|霊界物語|/rm3306】
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