霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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序文(じよぶん)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第58巻 真善美愛 酉の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章:序文 よみ(新仮名遣い):じょぶん 通し章番号:
口述日:1923(大正12)年03月28日(旧02月12日) 口述場所:皆生温泉 浜屋 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年6月15日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
本巻も例のごとく三日の間に口述編纂をおわりました。三月二十八日に着手以来天候険悪にして、夜見の浜に打ち寄せる激浪怒涛の響きや、ガラス戸を暴風がゆする音、春雨の声、並びに東北となりの旅亭に聞こえる三味線、安来節の声等に合せ、口述の拍子を取りながら諄々として進んで行きます。
「出雲富士ほど苦労はしても 末は松江で気は安来」という歌の文句をしおりとしながら、末の世のため松の神世、五六七の神代の教草の一端にもと、湯茶をガブガブ呑みながら口述台に安臥して神のまにまに述べ終わる。
筆者は加藤、北村両氏にして、前巻も同様なり。惟神御霊の恩頼を慎み感謝し奉る。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-05-22 14:35:02 OBC :rm580001
愛善世界社版:前付 1頁 八幡書店版:第10輯 371頁 修補版: 校定版:前付 1頁 普及版:前付 1頁 初版: ページ備考:
001 本巻(ほんくわん)(また)(れい)(ごと)三日(みつか)(あひだ)口述(こうじゆつ)編纂(へんさん)(をは)りました。002着手(ちやくしゆ)(さん)(ぐわつ)廿八(にじふはち)(にち)以来(いらい)天候(てんこう)険悪(けんあく)にして、003夜見(よみ)(はま)打寄(うちよ)する激浪(げきらう)怒濤(どたう)(ひび)きや、004硝子戸(がらすど)暴風(ばうふう)(ゆす)(おと)005春雨(はるさめ)(こゑ)006(ならび)東北隣(とうほくどなり)旅亭(りよてい)()こゆる三味線(しやみせん)007安来節(やすぎぶし)(こゑ)(とう)(あは)口述(こうじゆつ)拍子(ひやうし)()りながら諄々(じゆんじゆん)として(すす)()く。
008出雲(いづも)富士(ふじ)ほど苦労(くらう)はしても
009 (すゑ)松江(まつえ)()安来(やすぎ)
010 この(うた)文句(もんく)(しをり)となし(なが)ら、011(すゑ)()のため(まつ)(かみ)012五六七(みろく)神代(かみよ)教草(をしへぐさ)一端(いつたん)にもと、013(あぶら)(かわ)きし口車(くちぐるま)014湯茶(ゆちや)をガブガブ()みながら、015口述台(こうじゆつだい)安臥(あんぐわ)して(かみ)()()()(をは)る。016筆者(ひつしや)加藤(かとう)017北村(きたむら)両氏(りやうし)にして前巻(ぜんくわん)同様(どうやう)なり。018アア惟神(かむながら)御霊(みたま)恩頼(ふゆ)(つつし)感謝(かんしや)(まつ)る。
019   大正十二年三月三十日午后三時
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