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霊界物語
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
第62巻(丑の巻)
序歌
総説
第1篇 言海霊山
第1章 神威
第2章 神柱
第3章 神力
第4章 神慈
第5章 神世
第2篇 桶伏の山
第6章 神栄
第7章 神降
第8章 神生
第9章 神子
第10章 神宮
第3篇 四尾の嶺
第11章 神勲
第12章 神教
第13章 神祈
第14章 神幸
第15章 神情
第4篇 弥仙の峰
第16章 神息
第17章 神心
第18章 神園
第19章 神水
第20章 神香
第5篇 金竜世界
第21章 神悟
第22章 神樹
第23章 神導
第24章 神瑞
第25章 神雲
第6篇 聖地の花
第26章 神丘
第27章 神習
第28章 神滝
第29章 神洲
第30章 神座
第31章 神閣
第32章 神殿
余白歌
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霊界物語
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山河草木(第61~72巻、入蒙記)
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第62巻(丑の巻)
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<<< 神力
(B)
(N)
神世 >>>
第四章
神慈
(
しんじ
)
〔一五七九〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻
篇:
第1篇 言海霊山
よみ(新仮名遣い):
げんかいれいざん
章:
第4章 神慈
よみ(新仮名遣い):
しんじ
通し章番号:
1579
口述日:
1923(大正12)年05月10日(旧03月25日)
口述場所:
松雲閣
筆録者:
隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年10月16日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm6204
愛善世界社版:
41頁
八幡書店版:
第11輯 151頁
修補版:
校定版:
44頁
普及版:
61頁
初版:
ページ備考:
001
第二八二
002
一
003
由良
(
ゆら
)
の
河瀬
(
かはせ
)
の
音
(
おと
)
高
(
たか
)
く
004
枕
(
まくら
)
に
響
(
ひび
)
く
並松
(
なみまつ
)
の
005
松雲閣
(
しよううんかく
)
の
離
(
はな
)
れの
間
(
ま
)
006
横
(
よこ
)
に
臥
(
ふ
)
しつつ
敷島
(
しきしま
)
の
007
煙
(
けむり
)
にうさを
散
(
さん
)
じつつ
008
山河
(
さんか
)
草木
(
さうもく
)
己丑
(
つちのとうし
)
の
009
巻物語
(
まきものがたり
)
初
(
はじ
)
め
行
(
ゆ
)
く。
010
二
011
新緑
(
しんりよく
)
滴
(
したた
)
る
初夏
(
しよか
)
の
候
(
こう
)
012
川
(
かは
)
の
流
(
ながれ
)
を
聞
(
き
)
きながら
013
猫
(
ねこ
)
の
産
(
さん
)
した
話
(
はなし
)
なぞ
014
面白
(
おもしろ
)
可笑
(
をか
)
しく
聞
(
き
)
き
乍
(
なが
)
ら
015
鼻
(
はな
)
の
尖
(
とが
)
つた
北村
(
きたむら
)
氏
(
し
)
016
竿竹姫
(
さをだけひめ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
017
讃美歌
(
さんびか
)
もどきの
雑歌
(
ざつうた
)
を
018
あらあらここに
詠
(
よ
)
み
出
(
い
)
でぬ。
019
三
020
ほのかに
聞
(
きこ
)
ゆる
水
(
みづ
)
の
音
(
おと
)
021
並松
(
なみまつ
)
通
(
かよ
)
ふ
車
(
くるま
)
の
響
(
ひびき
)
022
赤児
(
あかご
)
の
泣声
(
なきごゑ
)
聞
(
き
)
き
乍
(
なが
)
ら
023
猫
(
ねこ
)
の
鳴
(
な
)
く
音
(
ね
)
と
怪
(
あや
)
しみつ
024
南枕
(
みなみまくら
)
に
西
(
にし
)
向
(
む
)
いて
025
いやいや
乍
(
なが
)
ら
述
(
の
)
べて
行
(
ゆ
)
く。
026
四
027
筆
(
ふで
)
を
含
(
ふく
)
みし
麦畑
(
むぎばたけ
)
028
菜種子
(
なたね
)
の
花
(
はな
)
も
彼方
(
あち
)
此方
(
こち
)
に
029
黄金
(
こがね
)
の
色
(
いろ
)
をかざしつつ
030
いとも
静
(
しづか
)
に
夏
(
なつ
)
の
日
(
ひ
)
を
031
迎
(
むか
)
へゐるこそ
床
(
ゆか
)
しけれ
032
流
(
なが
)
れも
清
(
きよ
)
き
小雲川
(
こくもがは
)
033
流
(
なが
)
れの
音
(
おと
)
の
轟々
(
がうがう
)
と
034
世
(
よ
)
に
響
(
ひび
)
くなる
言霊
(
ことたま
)
の
035
三十一
(
みそひと
)
文字
(
もじ
)
の
物語
(
ものがたり
)
036
筆
(
ふで
)
にとどめて
後
(
のち
)
の
世
(
よ
)
の
037
ためしと
茲
(
ここ
)
に
述
(
の
)
べておく。
038
第二八三
039
一
040
日
(
ひ
)
は
西
(
にし
)
に
傾
(
かたむ
)
きそめて
醜神
(
しこがみ
)
の
041
伊猛
(
いたけ
)
り
狂
(
くる
)
ふ
世
(
よ
)
とはなりぬる。
042
二
043
常世
(
とこよ
)
行
(
ゆ
)
く
暗
(
やみ
)
を
晴
(
は
)
らして
昇
(
のぼ
)
ります
044
月
(
つき
)
こそ
神
(
かみ
)
の
守
(
まもり
)
なりけり。
045
三
046
振
(
ふる
)
ひ
立
(
た
)
つ
枉
(
まが
)
も
御空
(
みそら
)
の
月影
(
つきかげ
)
に
047
所
(
ところ
)
得
(
え
)
ずして
逃
(
に
)
げ
失
(
う
)
せにけり。
048
四
049
厳御霊
(
いづみたま
)
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御守
(
みまもり
)
に
050
魔
(
ま
)
の
棲
(
す
)
む
世
(
よ
)
にも
心
(
こころ
)
安
(
やす
)
かり。
051
五
052
皇神
(
すめかみ
)
の
大御恵
(
おほみめぐみ
)
を
世
(
よ
)
に
伝
(
つた
)
へ
053
御名
(
みな
)
を
現
(
あら
)
はす
人
(
ひと
)
となりたき。
054
六
055
苦
(
くるし
)
みの
中
(
なか
)
にも
永久
(
とは
)
の
希望
(
のぞみ
)
あり
056
いかに
幸
(
さち
)
あるわが
身
(
み
)
ならずや。
057
七
058
皇神
(
すめかみ
)
の
厳
(
いづ
)
の
御旨
(
みむね
)
に
叶
(
かな
)
ひなば
059
御国
(
みくに
)
の
門
(
かど
)
は
独
(
ひと
)
り
開
(
ひら
)
かむ。
060
第二八四
061
一
062
伊都
(
いづ
)
の
御霊
(
みたま
)
や
美都
(
みづ
)
御霊
(
みたま
)
063
玉
(
たま
)
の
御声
(
みこゑ
)
は
爽
(
さわや
)
かに
064
天津空
(
あまつそら
)
より
聞
(
きこ
)
え
来
(
き
)
ぬ
065
あゝ
諸人
(
もろびと
)
よ
諸人
(
もろびと
)
よ
066
耳
(
みみ
)
をすませて
逸早
(
いちはや
)
く
067
神
(
かみ
)
の
吹
(
ふ
)
きます
角笛
(
つのぶえ
)
の
068
御許
(
みもと
)
に
勇
(
いさ
)
み
寄
(
よ
)
り
集
(
つど
)
へ
069
神
(
かみ
)
は
愛
(
あい
)
なり
力
(
ちから
)
なり。
070
二
071
海山
(
うみやま
)
隔
(
へだ
)
てし
遠方
(
をちかた
)
の
072
異国人
(
とつくにびと
)
に
御恵
(
みめぐみ
)
の
073
訪
(
おとづ
)
れ
伝
(
つた
)
へ
得
(
え
)
ずとても
074
せめては
間近
(
まぢか
)
き
住人
(
すみびと
)
に
075
神
(
かみ
)
の
御教
(
みのり
)
を
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
へ
076
安
(
やす
)
けき
国
(
くに
)
に
導
(
みちび
)
きて
077
錦
(
にしき
)
の
機
(
はた
)
の
神業
(
かむわざ
)
に
078
一人
(
ひとり
)
も
多
(
おほ
)
く
仕
(
つか
)
ふべく
079
諭
(
さと
)
させ
玉
(
たま
)
へ
惟神
(
かむながら
)
080
御前
(
みまへ
)
に
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る。
081
三
082
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
宣
(
の
)
り
玉
(
たま
)
ふ
083
力
(
ちから
)
のこもりし
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
は
084
語
(
かた
)
り
得
(
え
)
ずとも
村肝
(
むらきも
)
の
085
心
(
こころ
)
の
限
(
かぎ
)
り
身
(
み
)
を
尽
(
つく
)
し
086
仁慈
(
じんじ
)
の
神
(
かみ
)
の
御心
(
みこころ
)
を
087
洽
(
あまね
)
く
世人
(
よびと
)
に
布
(
し
)
き
教
(
をし
)
へ
088
神
(
かみ
)
の
御楯
(
みたて
)
と
逸早
(
いちはや
)
く
089
ならしめ
玉
(
たま
)
へと
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る。
090
四
091
雲井
(
くもゐ
)
に
高
(
たか
)
く
住
(
す
)
む
人
(
ひと
)
や
092
鄙
(
ひな
)
に
住
(
すま
)
へる
人々
(
ひとびと
)
に
093
珍
(
うづ
)
の
教
(
をしへ
)
を
詳細
(
まつぶさ
)
に
094
諭
(
さと
)
させ
玉
(
たま
)
へと
朝夕
(
あさゆふ
)
に
095
祈
(
いの
)
りをこらす
神司
(
かむづかさ
)
096
卑
(
いや
)
しき
伏屋
(
ふせや
)
に
身
(
み
)
を
起
(
おこ
)
し
097
女童
(
をみなわらべ
)
に
至
(
いた
)
るまで
098
悟
(
さと
)
り
安
(
やす
)
きを
旨
(
むね
)
となし
099
卑近
(
ひきん
)
な
言葉
(
ことば
)
を
相並
(
あひなら
)
べ
100
厳
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
打
(
うち
)
出
(
だ
)
して
101
救
(
すく
)
ひの
栞
(
しをり
)
となし
玉
(
たま
)
ふ
102
教祖
(
をしへみおや
)
の
御功績
(
みいさを
)
は
103
天地
(
てんち
)
に
並
(
なら
)
ぶものもなし
104
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
105
厳
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
の
尊
(
たふと
)
さよ
106
為
(
な
)
す
業
(
わざ
)
なしと
世
(
よ
)
の
業
(
わざ
)
を
107
怠
(
をこた
)
り
仇
(
あだ
)
に
日
(
ひ
)
を
暮
(
くら
)
す
108
人
(
ひと
)
は
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
曲津
(
まがつ
)
神
(
かみ
)
109
眼
(
まなこ
)
を
覚
(
さま
)
し
省
(
かへり
)
みよ
110
曇
(
くも
)
り
果
(
は
)
てたる
世
(
よ
)
の
人
(
ひと
)
の
111
身魂
(
みたま
)
は
亡
(
ほろ
)
びに
近
(
ちか
)
づけり
112
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
113
四方
(
よも
)
にさまよふ
同胞
(
はらから
)
に
114
神
(
かみ
)
の
救
(
すく
)
ひの
御
(
おん
)
声
(
こゑ
)
を
115
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
へつつ
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
と
116
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
でたる
務
(
つと
)
めをば
117
完全
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
尽
(
つく
)
すべし
118
神
(
かみ
)
は
汝
(
なんぢ
)
と
倶
(
とも
)
にあり
119
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
。
120
第二八五
121
一
122
道
(
みち
)
のため
励
(
いそ
)
しめ
宣使
(
つかさ
)
花
(
はな
)
における
123
きらめく
露
(
つゆ
)
の
消
(
き
)
えぬ
間
(
ま
)
にこそ。
124
二
125
時
(
とき
)
は
過
(
す
)
ぎ
日
(
ひ
)
は
暮
(
く
)
れやすし
朝日子
(
あさひこ
)
の
126
光
(
ひかり
)
照
(
て
)
る
間
(
ま
)
に
道
(
みち
)
に
励
(
いそ
)
しめ。
127
三
128
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
輝
(
かがや
)
き
給
(
たま
)
ふ
間
(
ま
)
に
129
勉
(
つと
)
め
励
(
いそ
)
しめ
神
(
かみ
)
の
宣使
(
つかさ
)
等
(
ら
)
。
130
四
131
日
(
ひ
)
の
御足
(
みあし
)
矢
(
や
)
よりも
速
(
はや
)
し
昼
(
ひる
)
の
間
(
ま
)
に
132
神
(
かみ
)
の
言葉
(
ことば
)
を
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
へてよ。
133
五
134
励
(
いそ
)
しみて
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
れよ
青田
(
あをた
)
吹
(
ふ
)
く
135
涼
(
すず
)
しき
風
(
かぜ
)
の
通
(
かよ
)
へる
間
(
うち
)
に。
136
六
137
業
(
わざ
)
休
(
やす
)
み
寝
(
ねむり
)
に
就
(
つ
)
く
夜
(
よ
)
はいと
早
(
はや
)
し
138
日
(
ひ
)
の
入
(
い
)
るまでに
道
(
みち
)
に
励
(
いそ
)
しめ。
139
第二八六
140
一
141
収穫
(
かりいれ
)
の
時
(
とき
)
早
(
は
)
や
迫
(
せま
)
り
来
(
きた
)
りけり
142
何故
(
なぜ
)
淋
(
さび
)
しげに
野良
(
のら
)
に
立
(
た
)
てるか。
143
二
144
友
(
とも
)
来
(
きた
)
る
時
(
とき
)
を
待
(
ま
)
つ
間
(
ま
)
に
日
(
ひ
)
は
暮
(
く
)
れぬ
145
ひきて
帰
(
かへ
)
らぬ
征矢
(
そや
)
の
如
(
ごと
)
くに。
146
三
147
夜
(
よ
)
とならば
如何
(
いか
)
になすべき
術
(
すべ
)
もなし
148
日影
(
ひかげ
)
あるうち
谷川
(
たにがは
)
渡
(
わた
)
らへ。
149
四
150
世
(
よ
)
を
恵
(
めぐ
)
む
神
(
かみ
)
の
御旨
(
みむね
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
151
仇
(
あだ
)
に
暮
(
くら
)
すな
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
たち。
152
五
153
雨
(
あめ
)
の
朝
(
あさ
)
風
(
かぜ
)
の
夕
(
ゆふ
)
べも
厭
(
いと
)
ひなく
154
励
(
いそ
)
しみまつれ
惟神
(
かむながら
)
の
道
(
みち
)
。
155
六
156
黄金
(
こがね
)
なす
瑞穂
(
みづほ
)
の
稲
(
いね
)
を
山
(
やま
)
の
如
(
ごと
)
157
収穫
(
かりいれ
)
果
(
は
)
てて
倉
(
くら
)
に
納
(
をさ
)
めよ。
158
七
159
御教
(
みをしへ
)
の
種子
(
たね
)
をば
四方
(
よも
)
に
蒔
(
ま
)
きし
人
(
ひと
)
の
160
収穫時
(
かりいれどき
)
の
賑
(
にぎは
)
しきかな。
161
八
162
厳御霊
(
いづみたま
)
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
163
功績
(
いさを
)
を
立
(
た
)
てて
謳
(
うた
)
ふ
嬉
(
うれ
)
しさ。
164
第二八七
165
一
166
皇神
(
すめかみ
)
の
大御心
(
おほみこころ
)
を
糧
(
かて
)
となし
167
励
(
いそ
)
しみ
勤
(
つと
)
めよ
日々
(
ひび
)
の
業務
(
げふむ
)
に。
168
二
169
夢
(
ゆめ
)
よりも
果敢
(
はか
)
なき
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
栄
(
さか
)
えをば
170
棄
(
す
)
てて
神国
(
みくに
)
の
栄
(
さか
)
え
楽
(
たの
)
しめ。
171
三
172
御栄光
(
みさかえ
)
と
生命
(
いのち
)
の
冠
(
かむり
)
を
賜
(
たま
)
ふべき
173
時
(
とき
)
近
(
ちか
)
づきぬ
励
(
いそ
)
しみ
勤
(
つと
)
めよ。
174
四
175
現
(
うつ
)
し
世
(
よ
)
の
空
(
むな
)
しき
旅
(
たび
)
をなす
人
(
ひと
)
に
176
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
を
諭
(
さと
)
せ
神使
(
みつかひ
)
。
177
五
178
功績
(
いさ
)
もなく
仇
(
あだ
)
に
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
過
(
すご
)
しなば
179
神国
(
みくに
)
の
父
(
ちち
)
に
会
(
あ
)
はむ
顔
(
かほ
)
なし。
180
六
181
目
(
め
)
を
覚
(
さま
)
し
主
(
きみ
)
まつものの
頭
(
かしら
)
をば
182
撫
(
な
)
で
慈
(
いつく
)
しむ
時
(
とき
)
は
近
(
ちか
)
みぬ。
183
第二八八
184
一
185
常暗
(
とこやみ
)
の
危
(
あやふ
)
き
旅路
(
たびぢ
)
を
今日
(
けふ
)
までも
186
守
(
まも
)
り
玉
(
たま
)
ひし
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
はも。
187
二
188
瑞御霊
(
みづみたま
)
厳
(
いづ
)
の
御栄光
(
みさかえ
)
あれかしと
189
祝
(
いは
)
ひ
謡
(
うた
)
へよ
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
たち。
190
三
191
わが
主
(
きみ
)
の
御名
(
みな
)
に
頼
(
たよ
)
りて
受
(
う
)
くるものは
192
悪
(
あ
)
しき
汚
(
きたな
)
き
影
(
かげ
)
だにもなし。
193
四
194
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
命
(
いのち
)
の
消
(
き
)
ゆる
時
(
とき
)
来
(
く
)
れば
195
神
(
かみ
)
の
御名
(
みな
)
こそ
力
(
ちから
)
なりけり。
196
第二八九
197
一
198
益良夫
(
ますらを
)
は
世
(
よ
)
をば
恐
(
おそ
)
れず
皇神
(
すめかみ
)
の
199
御稜威
(
みいづ
)
の
光
(
ひかり
)
畏
(
おそ
)
れて
住
(
す
)
むなり。
200
二
201
強
(
つよ
)
きをば
言向和
(
ことむけやは
)
し
弱
(
よわ
)
きをば
202
助
(
たす
)
くる
人
(
ひと
)
ぞ
神
(
かみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
。
203
三
204
村肝
(
むらきも
)
の
己
(
おの
)
が
心
(
こころ
)
を
楯
(
たて
)
とせず
205
神
(
かみ
)
に
従
(
したが
)
ふ
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
なり。
206
四
207
皇神
(
すめかみ
)
の
掟
(
おきて
)
を
守
(
まも
)
り
畏
(
かしこ
)
みて
208
百
(
もも
)
の
艱難
(
なやみ
)
に
勝
(
か
)
つ
人
(
ひと
)
ぞ
神
(
かみ
)
。
209
五
210
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
憂
(
うれひ
)
に
先
(
さき
)
だちよく
憂
(
うれ
)
ひ
211
共
(
とも
)
に
喜
(
よろこ
)
ぶ
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
なり。
212
六
213
わが
友
(
とも
)
と
仇
(
あだ
)
なす
人
(
ひと
)
と
区別
(
わかち
)
なく
214
誠
(
まこと
)
変
(
か
)
へざる
人
(
ひと
)
は
神
(
かみ
)
なり。
215
第二九〇
216
一
217
麻柱
(
あななひ
)
の
大神教
(
おほみをしへ
)
のそのままを
218
過
(
あやま
)
つ
事
(
こと
)
なく
語
(
かた
)
らしめてよ。
219
二
220
千早振
(
ちはやふ
)
る
神
(
かみ
)
の
正
(
ただ
)
しき
大道
(
おほみち
)
に
221
まどへる
人
(
ひと
)
を
救
(
すく
)
ふ
楽
(
たの
)
しさ。
222
三
223
飢
(
うゑ
)
渇
(
かわ
)
く
人
(
ひと
)
の
身魂
(
みたま
)
に
皇神
(
すめかみ
)
の
224
厳
(
いづ
)
の
糧
(
かて
)
をば
恵
(
めぐ
)
ませ
玉
(
たま
)
へ。
225
四
226
皇神
(
すめかみ
)
の
厳
(
いづ
)
の
力
(
ちから
)
にわが
魂
(
たま
)
は
227
充
(
み
)
たされ
人
(
ひと
)
を
救
(
すく
)
ふ
身
(
み
)
となりぬ。
228
五
229
瑞御霊
(
みづみたま
)
わが
身体
(
からたま
)
に
憑
(
うつ
)
りまし
230
使
(
つか
)
はせ
玉
(
たま
)
へ
御心
(
みこころ
)
のままに。
231
六
232
天地
(
あめつち
)
の
厳
(
いづ
)
の
喜
(
よろこ
)
び
身
(
み
)
に
受
(
う
)
けて
233
栄光
(
さかえ
)
の
御顔
(
みかほ
)
仰
(
あふ
)
ぐ
嬉
(
うれ
)
しさ。
234
第二九一
235
一
236
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
を
237
斎
(
いつ
)
き
奉
(
まつ
)
るは
外
(
ほか
)
ならず
238
神国
(
みくに
)
を
望
(
のぞ
)
み
黄泉
(
よみ
)
の
国
(
くに
)
239
百
(
もも
)
の
責苦
(
せめく
)
を
怖
(
お
)
ぢ
恐
(
おそ
)
れ
240
逃
(
のが
)
れむ
為
(
ため
)
に
非
(
あら
)
ずして
241
力
(
ちから
)
なき
身
(
み
)
も
厭
(
いと
)
はずに
242
庇
(
かば
)
ひ
玉
(
たま
)
へる
御心
(
みこころ
)
の
243
いと
尊
(
たふと
)
さに
報
(
むく
)
ふ
為
(
ため
)
。
244
二
245
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
は
246
百
(
もも
)
の
艱難
(
なやみ
)
を
凌
(
しの
)
ぎつつ
247
仇
(
あだ
)
なす
身
(
み
)
をも
恵
(
めぐ
)
みまし
248
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
の
幸
(
さち
)
はひも
249
根底
(
ねそこ
)
の
国
(
くに
)
の
暗
(
くら
)
きをも
250
照
(
てら
)
させ
玉
(
たま
)
ふ
有難
(
ありがた
)
さ
251
その
御恵
(
みめぐみ
)
に
報
(
むく
)
いむと
252
御祭
(
みまつり
)
仕
(
つか
)
へ
奉
(
たてまつ
)
る。
253
三
254
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
ふる
吾々
(
われわれ
)
は
255
何
(
なん
)
の
報
(
むく
)
いか
望
(
のぞ
)
むべき
256
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
り
玉
(
たま
)
ひたる
257
神
(
かみ
)
の
功績
(
いさを
)
を
称
(
たた
)
へつつ
258
愛
(
あい
)
の
恵
(
めぐみ
)
に
報
(
むく
)
いむと
259
真心
(
まごころ
)
こめて
大前
(
おほまへ
)
を
260
祝
(
いは
)
ひまつりつ
永久
(
とこしへ
)
の
261
守
(
まも
)
りの
主
(
きみ
)
と
仰
(
あふ
)
ぐのみ
262
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
263
いや
永久
(
とこしへ
)
にましませよ。
264
(
大正一二・五・一〇
旧三・二五
於松雲閣
隆光
録)
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