霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
目 次
設 定
閉じる
×
霊界物語
三鏡
大本神諭
伊都能売神諭
出口王仁三郎全集
出口王仁三郎著作集
王仁文庫
惟神の道
幼ながたり
開祖伝
聖師伝
霧の海(第六歌集)
大本七十年史
大本史料集成
神霊界
新聞記事
新月の光
その他
王仁文献考証
検索は「
王仁DB
」で
←
戻る
霊界物語
霊主体従
第1巻(子の巻)
第2巻(丑の巻)
第3巻(寅の巻)
第4巻(卯の巻)
第5巻(辰の巻)
第6巻(巳の巻)
第7巻(午の巻)
第8巻(未の巻)
第9巻(申の巻)
第10巻(酉の巻)
第11巻(戌の巻)
第12巻(亥の巻)
如意宝珠
第13巻(子の巻)
第14巻(丑の巻)
第15巻(寅の巻)
第16巻(卯の巻)
第17巻(辰の巻)
第18巻(巳の巻)
第19巻(午の巻)
第20巻(未の巻)
第21巻(申の巻)
第22巻(酉の巻)
第23巻(戌の巻)
第24巻(亥の巻)
海洋万里
第25巻(子の巻)
第26巻(丑の巻)
第27巻(寅の巻)
第28巻(卯の巻)
第29巻(辰の巻)
第30巻(巳の巻)
第31巻(午の巻)
第32巻(未の巻)
第33巻(申の巻)
第34巻(酉の巻)
第35巻(戌の巻)
第36巻(亥の巻)
舎身活躍
第37巻(子の巻)
第38巻(丑の巻)
第39巻(寅の巻)
第40巻(卯の巻)
第41巻(辰の巻)
第42巻(巳の巻)
第43巻(午の巻)
第44巻(未の巻)
第45巻(申の巻)
第46巻(酉の巻)
第47巻(戌の巻)
第48巻(亥の巻)
真善美愛
第49巻(子の巻)
第50巻(丑の巻)
第51巻(寅の巻)
第52巻(卯の巻)
第53巻(辰の巻)
第54巻(巳の巻)
第55巻(午の巻)
第56巻(未の巻)
第57巻(申の巻)
第58巻(酉の巻)
第59巻(戌の巻)
第60巻(亥の巻)
山河草木
第61巻(子の巻)
第62巻(丑の巻)
第63巻(寅の巻)
第64巻(卯の巻)上
第64巻(卯の巻)下
第65巻(辰の巻)
第66巻(巳の巻)
第67巻(午の巻)
第68巻(未の巻)
第69巻(申の巻)
第70巻(酉の巻)
第71巻(戌の巻)
第72巻(亥の巻)
特別編 入蒙記
天祥地瑞
第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
第75巻(寅の巻)
第76巻(卯の巻)
第77巻(辰の巻)
第78巻(巳の巻)
第79巻(午の巻)
第80巻(未の巻)
第81巻(申の巻)
←
戻る
第62巻(丑の巻)
序歌
総説
第1篇 言海霊山
01 神威
〔1576〕
02 神柱
〔1577〕
03 神力
〔1578〕
04 神慈
〔1579〕
05 神世
〔1580〕
第2篇 桶伏の山
06 神栄
〔1581〕
07 神降
〔1582〕
08 神生
〔1583〕
09 神子
〔1584〕
10 神宮
〔1585〕
第3篇 四尾の嶺
11 神勲
〔1586〕
12 神教
〔1587〕
13 神祈
〔1588〕
14 神幸
〔1589〕
15 神情
〔1590〕
第4篇 弥仙の峰
16 神息
〔1591〕
17 神心
〔1592〕
18 神園
〔1593〕
19 神水
〔1594〕
20 神香
〔1595〕
第5篇 金竜世界
21 神悟
〔1596〕
22 神樹
〔1597〕
23 神導
〔1598〕
24 神瑞
〔1599〕
25 神雲
〔1600〕
第6篇 聖地の花
26 神丘
〔1601〕
27 神習
〔1602〕
28 神滝
〔1603〕
29 神洲
〔1604〕
30 神座
〔1605〕
31 神閣
〔1606〕
32 神殿
〔1607〕
余白歌
このサイトは『霊界物語』を始めとする出口王仁三郎等の著書を無料で公開しています。
(注・出口王仁三郎の全ての著述を収録しているわけではありません。未収録のものも沢山あります)
閉じる
×
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
その他の設定項目を表示する
ここから下を閉じる
文字サイズ
S
【標準】
M
L
フォント
フォント1
【標準】
フォント2
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
古いブラウザでうまく表示されない時はこの設定を試してみて下さい
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側にだけ表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注
[?]
[※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
全ての脚注を開く
全ての脚注を閉じる(マーク表示)
【標準】
脚注マークを表示しない
文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色
[?]
底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。
[×閉じる]
外字1の色
[?]
この設定は現在使われておりません。
[×閉じる]
外字2の色
[?]
文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。
[×閉じる]
→
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
[2023/12/19] サイトの全面改修に伴いサブスク化します。
詳しくはこちらをどうぞ
。[2024/6/30]8月中にサイトの大改修を行います。
実験のためのサイトをこちらに作りました
(今はメニューを変更しただけです)。
霊界物語
>
第62巻
> 第5篇 金竜世界 > 第24章 神瑞
<<< 神導
(B)
(N)
神雲 >>>
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。
【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034 アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。
第二四章
神瑞
(
しんずゐ
)
〔一五九九〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻
篇:
第5篇 金竜世界
よみ(新仮名遣い):
きんりゅうせかい
章:
第24章 神瑞
よみ(新仮名遣い):
しんずい
通し章番号:
1599
口述日:
1923(大正12)年05月14日(旧03月29日)
口述場所:
教主殿
筆録者:
明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年10月16日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm6224
愛善世界社版:
282頁
八幡書店版:
第11輯 226頁
修補版:
校定版:
308頁
普及版:
61頁
初版:
ページ備考:
001
第四八二
002
一
003
大空
(
おほぞら
)
ゆ
黄金
(
こがね
)
の
鳩
(
はと
)
は
下
(
くだ
)
りけり
004
御文
(
みふみ
)
啣
(
くは
)
へて
綾
(
あや
)
の
聖地
(
せいち
)
に。
005
二
006
御教
(
みをしへ
)
と
御名
(
みな
)
を
広
(
ひろ
)
けく
伝
(
つた
)
ふべく
007
天
(
あま
)
翔
(
かけ
)
り
往
(
ゆ
)
く
八咫烏
(
やあたがらす
)
は。
008
三
009
永久
(
とこしへ
)
に
身
(
み
)
は
奥津城
(
おくつき
)
の
墓
(
はか
)
を
蹴
(
け
)
り
010
白鳥
(
しらとり
)
となりて
天
(
あま
)
翔
(
かけ
)
りましぬ。
011
四
012
吹
(
ふ
)
き
棄
(
す
)
つる
伊吹
(
いぶき
)
の
狭霧
(
さぎり
)
にあれませる
013
剣
(
つるぎ
)
の
御霊
(
みたま
)
瑞
(
みづ
)
の
大神
(
おほかみ
)
。
014
第四八三
015
一
016
生命
(
いのち
)
の
主
(
きみ
)
はヨルダンの
017
河瀬
(
かはせ
)
の
波
(
なみ
)
を
押
(
お
)
しわけて
018
聖
(
きよ
)
き
御園
(
みその
)
に
来
(
きた
)
りまし
019
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
の
音
(
おと
)
づれを
020
委細
(
つぶさ
)
に
宣
(
の
)
らす
珍
(
うづ
)
の
声
(
こゑ
)
021
風
(
かぜ
)
のまにまに
聞
(
きこ
)
えけり
022
黄金
(
こがね
)
の
鳩
(
はと
)
は
御空
(
みそら
)
より
023
神
(
かみ
)
の
御園
(
みその
)
の
嫩葉
(
わかば
)
をば
024
含
(
ふく
)
みて
清
(
きよ
)
く
下
(
くだ
)
り
来
(
く
)
る
025
神
(
かみ
)
の
選
(
えら
)
みし
大聖地
(
だいせいち
)
026
都
(
みやこ
)
の
空
(
そら
)
ぞ
美
(
うるは
)
しき。
027
二
028
栄
(
さか
)
えの
園
(
その
)
にいそいそと
029
進
(
すす
)
み
往
(
ゆ
)
く
身
(
み
)
は
五十鈴
(
いそすず
)
の
030
河
(
かは
)
の
流
(
なが
)
れに
御禊
(
みそぎ
)
して
031
罪
(
つみ
)
の
跡
(
あと
)
なき
神御霊
(
かむみたま
)
032
神
(
かみ
)
の
御足
(
みあし
)
の
跡
(
あと
)
を
追
(
お
)
ひ
033
夜
(
よる
)
なき
国
(
くに
)
へ
上
(
のぼ
)
り
往
(
ゆ
)
く
034
永久
(
とは
)
の
備
(
そな
)
への
為
(
ため
)
ぞかし
035
三
036
いと
新
(
あたら
)
しき
奥津城
(
おくつき
)
の
037
深
(
ふか
)
きに
隠
(
かく
)
れたまひたる
038
教御祖
(
をしへみおや
)
の
霊
(
たましひ
)
は
039
天津使
(
あまつつかひ
)
に
伴
(
ともな
)
はれ
040
日
(
ひ
)
の
若宮
(
わかみや
)
に
昇
(
のぼ
)
りまし
041
老
(
お
)
いず
死
(
まか
)
らず
喜
(
よろこ
)
びと
042
栄
(
さか
)
えに
充
(
み
)
てる
楽園
(
らくゑん
)
に
043
御跡
(
みあと
)
とどめて
葦原
(
あしはら
)
の
044
下津
(
したつ
)
御国
(
みくに
)
の
人草
(
ひとぐさ
)
に
045
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
を
垂
(
た
)
れたまふ
046
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
047
恩頼
(
みたまのふゆ
)
を
給
(
たま
)
へかし。
048
第四八四
049
一
050
水仙
(
すいせん
)
の
花
(
はな
)
は
散
(
ち
)
れども
惜
(
をし
)
むまじ
051
神
(
かみ
)
の
御園
(
みその
)
の
種
(
たね
)
を
残
(
のこ
)
せば。
052
二
053
白雲
(
しらくも
)
にまがふばかりの
花
(
はな
)
の
山
(
やま
)
を
054
仇
(
あだ
)
に
散
(
ち
)
らすか
醜
(
しこ
)
の
曲風
(
まがかぜ
)
。
055
三
056
故郷
(
ふるさと
)
に
帰
(
かへ
)
りて
如何
(
いか
)
に
詫
(
わ
)
びぬべき
057
醜
(
しこ
)
の
嵐
(
あらし
)
に
散
(
ち
)
りし
花
(
はな
)
の
身
(
み
)
は。
058
四
059
花
(
はな
)
とばかり
輝
(
かがや
)
く
月
(
つき
)
にあこがれて
060
知
(
し
)
らず
知
(
し
)
らずに
神国
(
かみくに
)
に
入
(
い
)
る。
061
五
062
御空
(
みそら
)
照
(
て
)
る
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
のなかりせば
063
夜
(
よる
)
の
旅路
(
たびぢ
)
を
如何
(
いか
)
に
進
(
すす
)
まむ。
064
六
065
さやかなる
月
(
つき
)
の
御顔
(
みかほ
)
を
拝
(
をが
)
まむと
066
出
(
い
)
でにし
庭
(
には
)
に
松
(
まつ
)
の
露
(
つゆ
)
散
(
ち
)
る。
067
七
068
科戸辺
(
しなどべ
)
の
風
(
かぜ
)
の
姿
(
すがた
)
は
見
(
み
)
えねども
069
真帆
(
まほ
)
の
孕
(
はら
)
みを
眺
(
なが
)
めてぞ
知
(
し
)
る。
070
第四八五
071
一
072
皆
(
みな
)
人
(
ひと
)
の
眠
(
ねむ
)
りにつける
真夜中
(
まよなか
)
に
073
醒
(
さ
)
めよと
来
(
き
)
なく
山杜鵑
(
やまほととぎす
)
。
074
二
075
千早振
(
ちはやふる
)
神
(
かみ
)
の
社
(
やしろ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
076
剣
(
つるぎ
)
かざして
大和舞
(
やまとまひ
)
する。
077
三
078
忍
(
しの
)
び
音
(
ね
)
に
啼
(
な
)
く
杜鵑
(
ほととぎす
)
声
(
こゑ
)
涸
(
か
)
れて
079
今
(
いま
)
は
血
(
ち
)
を
吐
(
は
)
くよしもなきかな。
080
四
081
風雅人
(
みやびと
)
の
耳
(
みみ
)
には
入
(
い
)
らぬ
杜鵑
(
ほととぎす
)
082
嘆
(
なげ
)
きの
声
(
こゑ
)
は
杣人
(
そまびと
)
のみ
聞
(
き
)
く。
083
五
084
杜鵑
(
ほととぎす
)
声
(
こゑ
)
は
御空
(
みそら
)
に
啼
(
な
)
き
涸
(
か
)
れて
085
月
(
つき
)
の
影
(
かげ
)
のみ
後
(
あと
)
に
慄
(
ふる
)
へる。
086
六
087
杜鵑
(
ほととぎす
)
啼
(
な
)
く
音
(
ね
)
を
聞
(
き
)
けばしかすがに
088
心
(
うら
)
悲
(
かな
)
しくもなりにけるかな。
089
七
090
山々
(
やまやま
)
を
啼
(
な
)
き
渡
(
わた
)
りつつ
杜鵑
(
ほととぎす
)
091
賤
(
しづ
)
が
伏屋
(
ふせや
)
の
空
(
そら
)
に
来
(
き
)
にけり。
092
八
093
清
(
きよ
)
き
友
(
とも
)
の
寄
(
よ
)
りて
仕
(
つか
)
ふる
赤心
(
まごころ
)
を
094
雲井
(
くもゐ
)
につげよ
山杜鵑
(
やまほととぎす
)
。
095
第四八六
096
一
097
足曳
(
あしびき
)
の
山
(
やま
)
の
彼方
(
かなた
)
に
月
(
つき
)
澄
(
す
)
みぬ
098
仰
(
あふ
)
ぎ
慕
(
した
)
へよ
瑞
(
みづ
)
の
光
(
ひかり
)
を。
099
二
100
月
(
つき
)
の
神
(
かみ
)
闇
(
やみ
)
を
晴
(
は
)
らして
円山
(
まるやま
)
の
101
清
(
きよ
)
き
御空
(
みそら
)
にのぼらせたまふ。
102
三
103
電燈
(
でんとう
)
の
光
(
ひかり
)
も
月
(
つき
)
の
出
(
い
)
でぬれば
104
うとまれにけり
道
(
みち
)
行
(
ゆ
)
く
人
(
ひと
)
に。
105
四
106
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
におく
白露
(
しらつゆ
)
のいと
清
(
きよ
)
く
107
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
の
添
(
そ
)
ひて
守
(
まも
)
れる。
108
五
109
夕立
(
ゆふだち
)
の
雲
(
くも
)
晴
(
は
)
れゆきて
大空
(
おほぞら
)
に
110
涼
(
すず
)
しき
月
(
つき
)
の
影
(
かげ
)
さやかなり。
111
六
112
駒
(
こま
)
留
(
と
)
めてしばし
拝
(
をが
)
まむ
円山
(
まるやま
)
の
113
珍
(
うづ
)
の
御空
(
みそら
)
に
輝
(
かがや
)
く
月
(
つき
)
を。
114
七
115
小雲川
(
こくもがは
)
波
(
なみ
)
も
静
(
しづか
)
に
水
(
みづ
)
の
面
(
も
)
に
116
うつれる
月
(
つき
)
の
影
(
かげ
)
は
砕
(
くだ
)
けつ。
117
八
118
水底
(
みなそこ
)
に
影
(
かげ
)
をうつせし
松ケ枝
(
まつがえ
)
に
119
月
(
つき
)
は
澄
(
す
)
みけり
魚
(
うを
)
も
住
(
す
)
みけり。
120
第四八七
121
一
122
天
(
あま
)
の
河
(
かは
)
小雲
(
こくも
)
の
川
(
かは
)
にうつせしか
123
機織姫
(
はたおりひめ
)
の
衣
(
きぬ
)
を
洗
(
あら
)
へる。
124
二
125
月
(
つき
)
沈
(
しづ
)
む
綾
(
あや
)
の
大橋
(
おほはし
)
うちわたり
126
高天原
(
たかあまはら
)
にのぼる
神人
(
かみびと
)
。
127
三
128
野辺
(
のべ
)
に
咲
(
さ
)
く
花
(
はな
)
の
姿
(
すがた
)
にあこがれて
129
宿
(
やど
)
りたまふか
月
(
つき
)
の
大神
(
おほかみ
)
。
130
四
131
奥山
(
おくやま
)
の
紅葉
(
もみぢ
)
の
錦
(
にしき
)
散
(
ち
)
らぬ
間
(
ま
)
に
132
求
(
ま
)
ぎて
来
(
きた
)
れよ
鹿
(
しか
)
の
鳴
(
な
)
く
音
(
ね
)
を。
133
五
134
三五
(
あななひ
)
の
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
を
求
(
ま
)
ぎて
来
(
こ
)
よ
135
草葉
(
くさば
)
の
露
(
つゆ
)
に
袖
(
そで
)
ぬらすとも。
136
六
137
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
踏
(
ふ
)
み
分
(
わ
)
けゆけば
嬉
(
うれ
)
し
野
(
の
)
の
138
木々
(
きぎ
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
宿
(
やど
)
る
月影
(
つきかげ
)
。
139
七
140
雲
(
くも
)
の
上
(
へ
)
の
貴人
(
あでびと
)
達
(
たち
)
に
聞
(
き
)
かせたし
141
谷間
(
たにま
)
に
歌
(
うた
)
ふ
鶯
(
うぐひす
)
の
声
(
こゑ
)
。
142
第四八八
143
一
144
雁
(
かりがね
)
の
便
(
たよ
)
りも
聞
(
き
)
かぬ
山
(
やま
)
の
奥
(
おく
)
に
145
世
(
よ
)
を
救
(
すく
)
はむと
泣
(
な
)
く
人
(
ひと
)
のあり。
146
二
147
澄
(
す
)
み
渡
(
わた
)
る
秋
(
あき
)
の
月影
(
つきかげ
)
眺
(
なが
)
むれば
148
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
偲
(
しの
)
ばるるかな。
149
三
150
荒風
(
あらかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
き
捲
(
まく
)
られて
白露
(
しらつゆ
)
に
151
おく
月影
(
つきかげ
)
も
散
(
ち
)
りてけるかな。
152
四
153
草
(
くさ
)
の
葉
(
は
)
の
露
(
つゆ
)
に
宿
(
やど
)
れる
月影
(
つきかげ
)
を
154
醜
(
しこ
)
の
嵐
(
あらし
)
の
散
(
ち
)
らすうたてさ。
155
五
156
幾褥
(
いくふすま
)
重
(
かさ
)
ねてさへも
寒
(
さむ
)
き
夜半
(
よは
)
157
御空
(
みそら
)
の
月
(
つき
)
は
霜
(
しも
)
に
宿
(
やど
)
かる。
158
六
159
老
(
お
)
いぬれど
澄
(
す
)
みきる
月
(
つき
)
を
眺
(
なが
)
むれば
160
又
(
また
)
若
(
わか
)
がへりたる
心地
(
ここち
)
こそすれ。
161
七
162
花
(
はな
)
散
(
ち
)
りて
見
(
み
)
る
影
(
かげ
)
もなき
梢
(
こずゑ
)
にも
163
月
(
つき
)
は
静
(
しづか
)
に
輝
(
かがや
)
きにけり。
164
八
165
夕暮
(
ゆふぐれ
)
に
悲
(
かな
)
しげに
鳴
(
な
)
く
秋
(
あき
)
の
虫
(
むし
)
の
166
声
(
こゑ
)
聞
(
き
)
くごとに
世
(
よ
)
をば
果敢
(
はか
)
なむ。
167
第四八九
168
一
169
虫
(
むし
)
の
音
(
ね
)
は
早
(
はや
)
くも
絶
(
た
)
えて
草枯
(
くさが
)
れの
170
野辺
(
のべ
)
にも
清
(
きよ
)
く
月
(
つき
)
は
照
(
て
)
りぬる。
171
二
172
御教
(
みをしへ
)
を
聞
(
き
)
きて
袂
(
たもと
)
を
絞
(
しぼ
)
りつつ
173
露野
(
つゆの
)
を
分
(
わ
)
けて
参
(
まゐ
)
る
嬉
(
うれ
)
しさ。
174
三
175
白露
(
しらつゆ
)
の
光
(
ひかり
)
目出度
(
めでたく
)
輝
(
かがや
)
くは
176
月
(
つき
)
の
御神
(
みかみ
)
の
在
(
ま
)
せばなりけり。
177
四
178
賤ケ家
(
しづがや
)
の
軒端
(
のきば
)
の
菊
(
きく
)
はしをれけり
179
唯
(
ただ
)
一度
(
ひとたび
)
の
霜
(
しも
)
のいたみに。
180
五
181
山々
(
やまやま
)
の
木草
(
きくさ
)
も
如何
(
いか
)
に
育
(
そだ
)
つべき
182
清
(
きよ
)
けき
月
(
つき
)
の
露
(
つゆ
)
なかりせば。
183
六
184
凩
(
こがらし
)
や
時雨
(
しぐれ
)
に
脆
(
もろ
)
く
砕
(
くだ
)
かれて
185
朝露
(
あさつゆ
)
に
匂
(
にほ
)
ふ
紅葉
(
もみぢ
)
散
(
ち
)
りぬる。
186
七
187
照
(
て
)
りはえし
高雄
(
たかを
)
の
山
(
やま
)
の
紅葉
(
もみぢば
)
も
188
いつ
木枯
(
こがらし
)
の
吹
(
ふ
)
かぬものかは。
189
八
190
高砂
(
たかさご
)
の
尾上
(
をのへ
)
の
松
(
まつ
)
も
秋
(
あき
)
の
夜
(
よ
)
の
191
月
(
つき
)
しなければ
淋
(
さび
)
しかるらむ。
192
第四九〇
193
一
194
御空
(
みそら
)
飛
(
と
)
ぶ
高雄
(
たかを
)
の
山
(
やま
)
の
紅葉
(
もみぢば
)
も
195
色
(
いろ
)
づき
初
(
そ
)
めて
冬
(
ふゆ
)
近
(
ちか
)
づきぬ。
196
二
197
変
(
かは
)
り
往
(
ゆ
)
く
色
(
いろ
)
こそ
見
(
み
)
えね
常磐山
(
ときはやま
)
198
紅葉
(
もみぢ
)
の
色
(
いろ
)
もうつりけるかな。
199
三
200
澄
(
す
)
み
渡
(
わた
)
る
月
(
つき
)
の
桂
(
かつら
)
は
清
(
きよ
)
くして
201
暗
(
くら
)
き
高雄
(
たかを
)
の
峰
(
みね
)
を
照
(
て
)
らしつ。
202
四
203
晴
(
は
)
れ
曇
(
くも
)
り
時雨
(
しぐれ
)
往
(
ゆ
)
きかふ
冬
(
ふゆ
)
の
空
(
そら
)
に
204
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
はひとりさやけし。
205
五
206
日
(
ひ
)
に
月
(
つき
)
にうつろひ
初
(
そ
)
めし
紅葉
(
もみぢば
)
の
207
果敢
(
はか
)
なく
散
(
ち
)
らむ
冬
(
ふゆ
)
は
来
(
き
)
にけり。
208
六
209
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
月
(
つき
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
を
受
(
う
)
けて
210
唐
(
から
)
紅
(
くれなゐ
)
に
照
(
て
)
れる
紅葉
(
もみぢば
)
。
211
七
212
神無
(
かみな
)
しの
月
(
つき
)
の
御空
(
みそら
)
は
凩
(
こがらし
)
の
213
今
(
いま
)
吹
(
ふ
)
かずとも
紅葉
(
もみぢ
)
散
(
ち
)
り
行
(
ゆ
)
く。
214
八
215
千鳥
(
ちどり
)
鳴
(
な
)
く
声
(
こゑ
)
も
激
(
はげ
)
しき
浪
(
なみ
)
の
音
(
ね
)
に
216
妨
(
さまた
)
げられて
聞
(
き
)
かぬ
時
(
とき
)
かな。
217
第四九一
218
一
219
室
(
むろ
)
にさく
千花
(
ちばな
)
の
色
(
いろ
)
は
赤
(
あか
)
くとも
220
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
薫
(
かを
)
りなきかな。
221
二
222
大本
(
おほもと
)
に
参来
(
まゐき
)
集
(
つど
)
へる
信徒
(
まめひと
)
は
223
一度
(
ひとたび
)
汲
(
く
)
めよ
玉
(
たま
)
の
井
(
ゐ
)
の
水
(
みづ
)
。
224
三
225
神垣
(
かみがき
)
の
厳
(
いづ
)
の
光
(
ひかり
)
を
白梅
(
しらうめ
)
の
226
薫
(
かをり
)
に
心
(
こころ
)
移
(
うつ
)
ろひにけり。
227
四
228
袖
(
そで
)
なしの
衣
(
ころも
)
の
胸
(
むね
)
に
散
(
ち
)
る
花
(
はな
)
は
229
常世
(
とこよ
)
の
国
(
くに
)
の
姿
(
すがた
)
なりけり。
230
五
231
人
(
ひと
)
恋
(
こ
)
ふる
心
(
こころ
)
に
道
(
みち
)
はなきものを
232
など
醜鬼
(
しこおに
)
のさやるなるらむ。
233
六
234
飽
(
あ
)
きかけし
夫婦
(
ふうふ
)
の
中
(
なか
)
も
草枕
(
くさまくら
)
235
旅
(
たび
)
にし
行
(
ゆ
)
けば
又
(
また
)
思
(
おも
)
ふかな。
236
七
237
膝元
(
ひざもと
)
に
仕
(
つか
)
へまつりし
時
(
とき
)
よりも
238
恋
(
こひ
)
しくなりぬ
神
(
かみ
)
の
大前
(
おほまへ
)
。
239
八
240
別
(
わか
)
れても
亦
(
また
)
逢阪
(
おふさか
)
の
関
(
せき
)
の
戸
(
と
)
を
241
開
(
ひら
)
かむ
道
(
みち
)
を
備
(
そな
)
へおかまし。
242
九
243
小雲川
(
こくもがは
)
深
(
ふか
)
き
心
(
こころ
)
はとめずとも
244
又
(
また
)
慕
(
した
)
はしくなるものぞかし。
245
(
大正一二・五・一四
旧三・二九
於教主殿
明子
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 神導
(B)
(N)
神雲 >>>
霊界物語
>
第62巻
> 第5篇 金竜世界 > 第24章 神瑞
Tweet
絶賛発売中『超訳霊界物語2/出口王仁三郎の「身魂磨き」実践書/一人旅するスサノオの宣伝使たち』
オニド関連サイト
最新更新情報
10/22
【霊界物語ネット】
『
王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)
』をテキスト化しました。
9/18
【
飯塚弘明.com
】
飯塚弘明著『
PTC2 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 T之巻
』発刊!
5/8
【霊界物語ネット】
霊界物語ネットに出口王仁三郎の
第六歌集『霧の海』
を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【24 神瑞|第62巻(丑の巻)|霊界物語/rm6224】
合言葉「みろく」を入力して下さい→