霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
霊界物語
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
第62巻(丑の巻)
序歌
総説
第1篇 言海霊山
第1章 神威
第2章 神柱
第3章 神力
第4章 神慈
第5章 神世
第2篇 桶伏の山
第6章 神栄
第7章 神降
第8章 神生
第9章 神子
第10章 神宮
第3篇 四尾の嶺
第11章 神勲
第12章 神教
第13章 神祈
第14章 神幸
第15章 神情
第4篇 弥仙の峰
第16章 神息
第17章 神心
第18章 神園
第19章 神水
第20章 神香
第5篇 金竜世界
第21章 神悟
第22章 神樹
第23章 神導
第24章 神瑞
第25章 神雲
第6篇 聖地の花
第26章 神丘
第27章 神習
第28章 神滝
第29章 神洲
第30章 神座
第31章 神閣
第32章 神殿
余白歌
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サブスク完了しました
。どうもありがとうございます。
|
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい
霊界物語
>
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
>
第62巻(丑の巻)
> 第2篇 桶伏の山 > 第7章 神降
<<< 神栄
(B)
(N)
神生 >>>
第七章
神降
(
しんかう
)
〔一五八二〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻
篇:
第2篇 桶伏の山
よみ(新仮名遣い):
おけふせのやま
章:
第7章 神降
よみ(新仮名遣い):
しんこう
通し章番号:
1582
口述日:
1923(大正12)年05月11日(旧03月26日)
口述場所:
竜宮館
筆録者:
隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年10月16日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm6207
愛善世界社版:
75頁
八幡書店版:
第11輯 162頁
修補版:
校定版:
82頁
普及版:
61頁
初版:
ページ備考:
001
第三一二(エルサレムは至聖地の意なり)
002
一
003
浮世
(
うきよ
)
の
闇
(
やみ
)
にさまよひて
004
身
(
み
)
も
魂
(
たましひ
)
も
疲
(
つか
)
れたる
005
悲
(
かな
)
しき
人
(
ひと
)
よとく
来
(
きた
)
れ
006
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
は
日
(
ひ
)
の
下
(
もと
)
の
007
神
(
かみ
)
のよさしのエルサレム
008
自転倒
(
おのころ
)
島
(
じま
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
に
009
雨
(
あめ
)
の
如
(
ごと
)
くに
天降
(
あも
)
りませり。
010
二
011
高天原
(
たかあまはら
)
の
神国
(
かみくに
)
の
012
厳
(
いづ
)
の
住居
(
すまゐ
)
はいと
広
(
ひろ
)
し
013
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
の
楽
(
たのし
)
みは
014
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ひ
鳥
(
とり
)
歌
(
うた
)
ひ
015
玉
(
たま
)
の
小琴
(
をごと
)
は
時
(
とき
)
じくに
016
床
(
ゆか
)
しく
響
(
ひび
)
き
天人
(
よきひと
)
の
017
清
(
きよ
)
き
御歌
(
みうた
)
の
声
(
こゑ
)
すなり。
018
三
019
類
(
たぐひ
)
も
知
(
し
)
らぬ
天津国
(
あまつくに
)
020
厳
(
いづ
)
の
御園
(
みその
)
は
現世
(
うつしよ
)
に
021
見
(
み
)
し
事
(
こと
)
もなき
花
(
はな
)
薫
(
かを
)
り
022
栄光
(
さかえ
)
歓喜
(
よろこび
)
充
(
み
)
ち
溢
(
あふ
)
れ
023
生命
(
いのち
)
の
清水
(
しみづ
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
024
泉
(
いづみ
)
の
如
(
ごと
)
く
湧
(
わ
)
き
立
(
た
)
てり
025
あゝ
美
(
うる
)
はしき
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
026
あゝたのもしき
神
(
かみ
)
の
園
(
その
)
。
027
第三一三
028
一
029
故郷
(
ふるさと
)
の
高天原
(
たかあまはら
)
を
眺
(
なが
)
むれば
030
憂愁
(
うれひ
)
に
曇
(
くも
)
る
目
(
め
)
も
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
る。
031
二
032
限
(
かぎ
)
りなき
醜
(
しこ
)
の
仇
(
あだ
)
ものよく
防
(
ふせ
)
ぎ
033
飛
(
と
)
び
来
(
く
)
る
火矢
(
ひや
)
も
怯
(
お
)
ぢなく
立
(
た
)
たむ。
034
三
035
わが
悩
(
なや
)
み
波
(
なみ
)
とも
打
(
う
)
たば
打
(
う
)
てよかし
036
恵
(
めぐみ
)
の
真帆
(
まほ
)
をかけて
渡
(
わた
)
らむ。
037
四
038
わが
憂愁
(
うれひ
)
雨
(
あめ
)
とも
降
(
ふ
)
らば
降
(
ふ
)
れよかし
039
恵
(
めぐみ
)
の
傘
(
かさ
)
を
開
(
ひら
)
き
進
(
すす
)
まむ。
040
五
041
故郷
(
ふるさと
)
の
清
(
きよ
)
き
家路
(
いへぢ
)
に
帰
(
かへ
)
り
行
(
ゆ
)
く
042
身
(
み
)
は
恐
(
おそ
)
れむや
百
(
もも
)
の
艱難
(
なやみ
)
を。
043
六
044
疲
(
つか
)
れたるわが
魂
(
たましひ
)
を
永久
(
とこしへ
)
に
045
休
(
やす
)
むる
神国
(
みくに
)
に
吹
(
ふ
)
く
嵐
(
あらし
)
なし。
046
第三一四
047
一
048
何事
(
なにごと
)
も
神
(
かみ
)
に
任
(
まか
)
せて
身
(
み
)
の
幸
(
さち
)
を
049
賜
(
たま
)
へかしとは
祈
(
いの
)
りまつらじ。
050
二
051
わが
負
(
お
)
へる
罪
(
つみ
)
の
重荷
(
おもに
)
を
取
(
と
)
りてよと
052
祈
(
いの
)
らずとても
守
(
まも
)
らせたまへる。
053
三
054
さりながら
祈
(
いの
)
りにまさる
宝
(
たから
)
なし
055
夢
(
ゆめ
)
な
迷
(
まよ
)
ひそ
祈
(
いの
)
りの
道
(
みち
)
を。
056
四
057
我
(
わが
)
神
(
かみ
)
は
麻柱
(
あななひ
)
まつる
魂
(
たましひ
)
を
058
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
道
(
みち
)
に
進
(
すす
)
ませ
玉
(
たま
)
ふ。
059
五
060
紅
(
くれなゐ
)
の
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
薫
(
かを
)
る
鬼薊
(
おにあざみ
)
061
手折
(
たを
)
らむとする
風流男
(
みやびを
)
もなし。
062
六
063
鬼薊
(
おにあざみ
)
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
かずともわが
教主
(
きみ
)
は
064
床
(
とこ
)
の
飾
(
かざ
)
りと
愛
(
め
)
でさせ
玉
(
たま
)
ふ。
065
七
066
皇神
(
すめかみ
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
は
隈
(
くま
)
もなく
067
百
(
もも
)
の
草木
(
くさき
)
を
潤
(
うるほ
)
はせ
玉
(
たま
)
ふ。
068
八
069
皇神
(
すめかみ
)
の
珍
(
うづ
)
の
光
(
ひかり
)
に
導
(
みちび
)
きて
070
暗
(
くら
)
き
心
(
こころ
)
を
照
(
てら
)
させ
玉
(
たま
)
へ。
071
九
072
足曳
(
あしびき
)
の
山
(
やま
)
にも
野
(
の
)
にも
皇神
(
すめかみ
)
の
073
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
は
濺
(
そそ
)
ぎ
充
(
み
)
ちぬる。
074
一〇
075
夜
(
よ
)
の
初
(
はじ
)
めさやかに
知
(
し
)
らす
曙
(
あけ
)
の
星
(
ほし
)
の
076
清
(
きよ
)
き
姿
(
すがた
)
を
仰
(
あふ
)
ぐ
嬉
(
うれ
)
しさ。
077
一一
078
現世
(
うつしよ
)
は
暮
(
く
)
れやすけれど
天津国
(
あまつくに
)
は
079
空
(
そら
)
澄
(
す
)
み
渡
(
わた
)
る
東雲
(
しののめ
)
に
似
(
に
)
たり。
080
一二
081
静
(
しづ
)
かなる
朝
(
あした
)
の
景色
(
けしき
)
眺
(
なが
)
むれば
082
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
の
偲
(
しの
)
ばるるかな。
083
第三一五
084
一
085
神
(
かみ
)
によりしわが
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
も
為
(
な
)
す
業
(
わざ
)
も
086
皆
(
みな
)
喜
(
よろこ
)
びのおとづれとなる。
087
二
088
襲
(
おそ
)
ひ
来
(
く
)
る
醜
(
しこ
)
の
仇草
(
あだぐさ
)
薙
(
な
)
ぎ
払
(
はら
)
ひ
089
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
勝鬨
(
かちどき
)
あげむ。
090
三
091
許々多久
(
ここたく
)
の
妬
(
ねた
)
み
汚
(
けが
)
れを
打
(
うち
)
棄
(
す
)
てて
092
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
進
(
すす
)
み
入
(
い
)
りてむ。
093
四
094
神
(
かみ
)
の
代
(
よ
)
の
現
(
あらは
)
れ
来
(
きた
)
る
日
(
ひ
)
を
待
(
ま
)
たむ
095
厳
(
いづ
)
の
御言葉
(
みことば
)
力
(
ちから
)
となして。
096
第三一六
097
一
098
麻柱
(
あななひ
)
の
救
(
すく
)
ひの
道
(
みち
)
を
遠近
(
をちこち
)
に
099
神
(
かみ
)
に
習
(
なら
)
ひて
開
(
ひら
)
かせたまへ。
100
二
101
許々多久
(
ここたく
)
の
罪
(
つみ
)
や
穢
(
けが
)
れに
沈
(
しづ
)
みたる
102
世人
(
よびと
)
を
救
(
すく
)
ふ
瑞
(
みづ
)
の
大神
(
おほかみ
)
。
103
三
104
たのもしき
家
(
いへ
)
に
波風
(
なみかぜ
)
起
(
おこ
)
すものは
105
皆
(
みな
)
悉
(
ことごと
)
く
罪
(
つみ
)
の
鬼
(
おに
)
なり。
106
四
107
いと
猛
(
たけ
)
く
強
(
つよ
)
き
悪魔
(
あくま
)
に
勝鬨
(
かちどき
)
を
108
あげて
進
(
すす
)
まむ
神
(
かみ
)
のまにまに。
109
五
110
御恵
(
みめぐみ
)
の
鎧
(
よろひ
)
甲
(
かぶと
)
を
身
(
み
)
につけて
111
曲
(
まが
)
言向
(
ことむ
)
くる
神
(
かみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
。
112
六
113
永久
(
とこしへ
)
に
荒
(
あら
)
び
騒
(
さわ
)
ぎし
戦
(
たたか
)
ひの
114
日
(
ひ
)
も
暮
(
く
)
れ
果
(
は
)
てて
朝日
(
あさひ
)
輝
(
かが
)
よふ。
115
七
116
矢叫
(
やさけ
)
びの
声
(
こゑ
)
は
御歌
(
みうた
)
と
変
(
かは
)
りけり
117
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
清
(
きよ
)
き
御名
(
みな
)
にて。
118
第三一七
119
一
120
試錬
(
こころみ
)
に
勝
(
か
)
つ
度
(
たび
)
毎
(
ごと
)
に
強
(
つよ
)
くならむ
121
恵
(
めぐみ
)
の
鎧
(
よろひ
)
身
(
み
)
にまとひつつ。
122
二
123
攻
(
せ
)
め
来
(
きた
)
る
仇
(
あだ
)
を
雄々
(
をを
)
しく
防
(
ふせ
)
ぎつつ
124
平和
(
へいわ
)
の
国
(
くに
)
に
進
(
すす
)
ませ
玉
(
たま
)
へ。
125
三
126
御恵
(
みめぐみ
)
をたえず
求
(
もと
)
むる
信徒
(
まめひと
)
の
127
心
(
こころ
)
に
宿
(
やど
)
る
厳
(
いづ
)
の
大神
(
おほかみ
)
。
128
四
129
ねぢけたる
心
(
こころ
)
の
友
(
とも
)
に
交
(
まじは
)
らで
130
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
友
(
とも
)
とし
敬
(
うやま
)
へ。
131
五
132
真心
(
まごころ
)
の
矛
(
ほこ
)
たづさへて
道
(
みち
)
の
為
(
ため
)
133
進
(
すす
)
む
行
(
ゆ
)
く
手
(
て
)
にさやる
枉
(
まが
)
なし。
134
六
135
皇神
(
すめかみ
)
に
習
(
なら
)
ふ
武士
(
もののふ
)
一度
(
ひとたび
)
は
136
倒
(
たふ
)
れ
伏
(
ふ
)
すともやがて
起
(
た
)
たなむ。
137
七
138
神軍
(
みいくさ
)
に
従
(
したが
)
ひ
勇
(
いさ
)
み
戦
(
たたか
)
へば
139
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
の
如
(
ごと
)
く
仇
(
あだ
)
は
散
(
ち
)
り
行
(
ゆ
)
く。
140
第三一八
141
一
142
春
(
はる
)
の
花
(
はな
)
よ
蝶
(
てふ
)
よと
愛
(
め
)
でしいとし
子
(
ご
)
を
143
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
して
上
(
のぼ
)
る
苦
(
くる
)
しさ。
144
二
145
たのみなき
浮世
(
うきよ
)
の
旅
(
たび
)
にさまよひて
146
花
(
はな
)
散
(
ち
)
る
暮
(
くれ
)
に
会
(
あ
)
ふは
悲
(
かな
)
しき。
147
三
148
心
(
こころ
)
ゆくばかり
御前
(
みまへ
)
に
平伏
(
ひれふ
)
して
149
わが
子
(
こ
)
の
為
(
ため
)
に
幸
(
さち
)
を
祈
(
いの
)
りぬ。
150
四
151
大空
(
おほぞら
)
をひた
翔
(
かけ
)
り
行
(
ゆ
)
く
雁
(
かりがね
)
に
152
わが
子
(
こ
)
の
便
(
たよ
)
り
聞
(
き
)
かまほしかな。
153
五
154
大空
(
おほぞら
)
の
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
に
上
(
のぼ
)
りたる
155
子
(
こ
)
は
如何
(
いか
)
にぞと
歎
(
なげ
)
き
悲
(
かな
)
しむ。
156
六
157
皇神
(
すめかみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
と
見
(
み
)
しいとし
子
(
ご
)
の
158
今
(
いま
)
は
夜
(
よる
)
なき
国
(
くに
)
に
上
(
のぼ
)
りぬ。
159
七
160
現世
(
うつしよ
)
の
父
(
ちち
)
と
母
(
はは
)
とを
後
(
あと
)
にして
161
弥
(
いや
)
永久
(
とこしへ
)
の
親
(
おや
)
に
会
(
あ
)
ひけむ。
162
八
163
雪
(
ゆき
)
の
朝
(
あした
)
雨
(
あめ
)
の
夕
(
ゆふ
)
べに
思
(
おも
)
ふかな
164
逝
(
ゆ
)
きしわが
子
(
こ
)
の
魂
(
たま
)
や
如何
(
いか
)
にと。
165
第三一九
166
一
167
夜
(
よる
)
深
(
ふか
)
き
獄舎
(
ひとや
)
に
眠
(
ねむ
)
る
瑞御霊
(
みづみたま
)
を
168
照
(
てら
)
し
玉
(
たま
)
へる
厳
(
いづ
)
の
大神
(
おほかみ
)
。
169
二
170
万代
(
よろづよ
)
の
齢
(
よはひ
)
を
保
(
たも
)
つ
御使
(
みつかひ
)
に
171
鉄
(
くろがね
)
の
門
(
かど
)
も
安
(
やす
)
く
開
(
ひら
)
けり。
172
三
173
鉄
(
くろがね
)
の
垣根
(
かきね
)
の
内
(
うち
)
に
鬼
(
おに
)
はなし
174
外
(
そと
)
にさまよふ
人鬼
(
ひとおに
)
多
(
おほ
)
きも。
175
四
176
欲
(
よく
)
の
川
(
かは
)
に
溺
(
おぼ
)
れ
苦
(
くる
)
しむ
友垣
(
ともがき
)
を
177
瑞
(
みづ
)
の
御国
(
みくに
)
へ
上
(
のぼ
)
らせ
玉
(
たま
)
へ。
178
五
179
恐
(
おそ
)
ろしき
獄舎
(
ひとや
)
の
夢
(
ゆめ
)
も
覚
(
さ
)
めにけり
180
日出
(
ひので
)
の
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
仰
(
あふ
)
ぎて。
181
第三二〇
182
一
183
誰
(
たれ
)
も
彼
(
か
)
も
千代
(
ちよ
)
の
栄光
(
さかえ
)
を
望
(
のぞ
)
まざる
184
されど
波風
(
なみかぜ
)
荒
(
あら
)
き
世
(
よ
)
なれば。
185
二
186
足
(
あし
)
はなえ
手
(
て
)
は
折
(
を
)
るるとも
皇神
(
すめかみ
)
の
187
めぐみの
光
(
ひかり
)
わが
身
(
み
)
を
守
(
まも
)
らす。
188
三
189
永久
(
とこしへ
)
の
誠
(
まこと
)
の
親
(
おや
)
にまみゆべき
190
五六七
(
みろく
)
の
御世
(
みよ
)
は
近
(
ちか
)
づきにけり。
191
四
192
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
にいとも
弱
(
よわ
)
きは
人
(
ひと
)
にこそ
193
神
(
かみ
)
にすがりて
神力
(
みちから
)
を
得
(
え
)
よ。
194
五
195
わが
弱
(
よわ
)
き
心
(
こころ
)
をつなぐ
鎖
(
くさり
)
まで
196
断
(
た
)
ち
切
(
き
)
らむとする
枉
(
まが
)
忌々
(
ゆゆ
)
しかり。
197
第三二一
198
一
199
焦
(
こ
)
げやすき
黄泉
(
よみぢ
)
を
走
(
はし
)
る
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
200
乗
(
の
)
り
行
(
ゆ
)
く
人
(
ひと
)
の
声
(
こゑ
)
悲
(
かな
)
しかり。
201
二
202
御教
(
みをし
)
への
舟
(
ふね
)
に
棹
(
さをさ
)
し
罪
(
つみ
)
の
海
(
うみ
)
に
203
溺
(
おぼ
)
るる
人
(
ひと
)
を
救
(
すく
)
ふ
御使
(
みつかひ
)
。
204
三
205
荒波
(
あらなみ
)
に
溺
(
おぼ
)
るる
友
(
とも
)
の
声
(
こゑ
)
聞
(
き
)
けば
206
投
(
な
)
げむと
思
(
おも
)
ふ
救
(
すく
)
ひの
綱
(
つな
)
を。
207
四
208
罪
(
つみ
)
の
海
(
うみ
)
に
浮
(
う
)
きつ
沈
(
しづ
)
みつ
叫
(
さけ
)
ぶ
友
(
とも
)
を
209
救
(
すく
)
ふは
誠
(
まこと
)
の
人
(
ひと
)
なりにけり。
210
五
211
常暗
(
とこやみ
)
の
夜
(
よ
)
は
来
(
きた
)
るとも
御光
(
みひかり
)
の
212
充
(
み
)
ち
足
(
た
)
らひたる
神
(
かみ
)
は
助
(
たす
)
くる。
213
六
214
厳御霊
(
いづみたま
)
投
(
な
)
げさせ
玉
(
たま
)
ふ
御綱
(
みつな
)
こそ
215
生命
(
いのち
)
をつなぐ
力
(
ちから
)
なりけり。
216
(
大正一二・五・一一
旧三・二六
於竜宮館
隆光
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 神栄
(B)
(N)
神生 >>>
霊界物語
>
山河草木(第61~72巻、入蒙記)
>
第62巻(丑の巻)
> 第2篇 桶伏の山 > 第7章 神降
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【第7章 神降|第62巻|山河草木|霊界物語|/rm6207】
合言葉「みろく」を入力して下さい→