霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第三二章 神殿(しんでん)〔一六〇七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻 篇:第6篇 聖地の花 よみ(新仮名遣い):せいちのはな
章:第32章 神殿 よみ(新仮名遣い):しんでん 通し章番号:1607
口述日:1923(大正12)年05月16日(旧04月1日) 口述場所:竜宮館 筆録者:隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年10月16日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]: 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:0000-00-00 00:00:00 文字数:1198 OBC :rm6232
愛善世界社版:374頁 八幡書店版:第11輯 253頁 修補版: 校定版:408頁 普及版:61頁 初版: ページ備考:
001第五六二
002一
003高山(たかやま)に雲(くも)湧(わ)き立(た)ちて天津(あまつ)日(ひ)の
004影(かげ)もかすかになりにけるかな。
005二
006東(ひむがし)の峰(みね)をわけつつ昇(のぼ)り来(く)る
007月(つき)の姿(すがた)の大(おほ)きく見(み)ゆるも。
008三
009いつ迄(まで)も日(ひ)はわが上(うへ)に輝(かがや)かじ
010やがて傾(かたむ)く夕暮(ゆふぐれ)の空(そら)。
011四
012大空(おほぞら)の星(ほし)の光(ひかり)を押(お)しかくし
013輝(かがや)き渡(わた)る天津(あまつ)日(ひ)の神(かみ)。
014五
015天津(あまつ)日(ひ)の光(ひかり)の西(にし)に沈(しづ)みてゆ
016星(ほし)の真砂(まさご)は輝(かがや)き初(そ)めぬ。
017第五六三
018一
019星影(ほしかげ)もまばらになりぬ秋(あき)の夜(よ)の
020清(きよ)けき月(つき)の昇(のぼ)りましてゆ。
021二
022半開(はんかい)の花(はな)も嵐(あらし)にたたかれて
023もろく散(ち)り行(ゆ)く浮世(うきよ)なりけり。
024三
025現(うつ)し世(よ)の恵(めぐみ)の神(かみ)のまさずあれば
026人(ひと)の命(いのち)の如何(いか)であるべき。
027四
028限(かぎ)りなき玉(たま)の命(いのち)の真清水(ましみづ)を
029恵(めぐ)ませたまふ瑞(みづ)の大神(おほかみ)。
030五
031永久(とこしへ)に朽(く)ちず亡(ほろ)びぬ玉(たま)の緒(を)の
032命(いのち)賜(たま)ひし元津(もとつ)祖神(おやがみ)。
033第五六四
034一
035鳩(はと)の棲(す)む桶伏山(をけぶせやま)の木(こ)の間(ま)より
036夜(よ)は明(あ)けにけり霞(かすみ)晴(は)れけり。
037二
038山々(やまやま)に数多(あまた)啼(な)けども時鳥(ほととぎす)
039その諸声(もろこゑ)は空音(そらね)なりけり。
040三
041奥津城(おくつき)の山(やま)に咲(さ)きぬる女郎花(をみなへし)
042露(つゆ)の涙(なみだ)に打(うち)萎(しを)れつつ。
043四
044奥津城(おくつき)の松(まつ)の梢(こずゑ)は緑(みどり)して
045常世(とこよ)の春(はる)を迎(むか)へ顔(がほ)なる。
046五
047奥津城(おくつき)の紅葉(もみぢ)の色(いろ)の紅(くれなゐ)は
048教御祖(をしへみおや)の御心(みこころ)なるらむ。
049第五六五
050一
051玉(たま)の身(み)をかくしまつりし奥津城(おくつき)を
052醜(しこ)の獣(けもの)の穿(うが)つ御代(みよ)かな。
053二
054奥津城(おくつき)は幾度(いくたび)となく穢(けが)されぬ
055深(ふか)き経綸(しぐみ)のおはすなるらむ。
056三
057世(よ)にありて仇(あだ)に攻(せ)められ死(まか)りては
058又(また)もや獣(けもの)に呪(のろ)はれ玉(たま)ひぬ。
059四
060鳥(とり)獣(けもの)虫族(むしけら)までも救(すく)ひ行(ゆ)く
061厳(いづ)の御霊(みたま)は安(やす)くますらむ。
062五
063奥津城(おくつき)の御庭(みには)の広(ひろ)く清(きよ)けきは
064教御祖(をしへみおや)の心(こころ)なるかも。
065第五六六
066一
067時鳥(ほととぎす)のみか諸鳥(もろとり)夜(よ)な夜(よ)なに
068来(きた)りて教祖(みおや)の奥津城(おくつき)守(まも)る。
069二
070白雲(しらくも)の遠(とほ)き国(くに)より尋(たづ)ね来(き)て
071教祖(みおや)が奥津城(おくつき)拝(をが)み泣(な)くなり。
072三
073おさへられ足(あし)に踏(ふ)まれて水袋(みづぶくろ)
074いや益々(ますます)も固(かた)くなりぬる。
075四
076瑞御霊(みづみたま)中(なか)に充(み)たせし水袋(みづぶくろ)
077押(おさ)へよ踏(ふ)めよ力(ちから)限(かぎ)りに。
078五
079奥津城(おくつき)の御空(みそら)を高(たか)く照(て)る月(つき)は
080露(つゆ)の涙(なみだ)を夜(よ)な夜(よ)な降(ふ)らせり。
081第五六七の一
082一
083諸々(もろもろ)の去(さ)りにし教子(みこ)は喜(よろこ)びて
084露(つゆ)おくつきの庭(には)に遊(あそ)びつ。
085二
086天王平(てんわうだひら)常磐(ときは)の森(もり)に八百万(やほよろづ)
087神集(かむつど)ひしてはかり玉(たま)はむ。
088三
089大方(おほかた)の春(はる)の哀(あは)れは鶯(うぐひす)の
090啼(な)く音(ね)にまさるものなかりけり。
091四
092奥津城(おくつき)に来啼(きな)く鶯(うぐひす)声(こゑ)嗄(か)れて
093また啼(な)き渡(わた)る時鳥(ほととぎす)かな。
094五
095村雀(むらすずめ)露(つゆ)おくつきの塚(つか)の前(まへ)に
096伊寄(いよ)り集(つど)ひて太祝詞(ふとのりと)宣(の)る。
097第五六七の二
098一
099荒(あら)されし厳(いづ)の御墓(みはか)も神直日(かむなほひ)
100国直霊主(くになほひぬし)の深(ふか)き神心(みこころ)。
101二
102奥津城(おくつき)を慕(した)ひて詣(まゐ)る信徒(まめひと)の
103心(こころ)に悲(かな)しき五月雨(さみだれ)の降(ふ)る。
104三
105奥津城(おくつき)の空(そら)晴(は)れ渡(わた)り日(ひ)は照(て)れど
106音(おと)なき時雨(しぐれ)に袖(そで)は濡(ぬ)れつつ。
107四
108嬉(うれ)しさと悲(かな)しみの雲(くも)行(ゆ)き交(か)ひて
109心(こころ)の空(そら)の月(つき)は曇(くも)りぬ。
110五
111奥(おく)つきの神(かみ)は表(おもて)に現(あら)はれて
112開(ひら)き玉(たま)はむ五六七(みろく)の御世(みよ)を。
113(大正一二・五・一六 旧四・一 於竜宮館 隆光録)
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