霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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マツリゴトの言霊解

インフォメーション
題名:マツリゴトの言霊解 著者:出口王仁三郎
ページ:180 目次メモ:
概要: 備考:出典不明 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-04-11 18:05:34 OBC :B123900c061
001 天上の厳正なる御政治を、002地上に移させ給ひし神聖の国土は、003豊葦原(とよあしはら)水穂(みづほの)中津国(なかつくに)なる我が日本(につぽん)(こく)であります。004天上においては、005(きみ)006大臣(おほみ)007小臣(をみ)008(たみ)の四階級歴然として区別され、009各自霊性の(くらゐ)に応じて完全無欠の神政が、010永遠に樹立されてゐるのであります。011その天上の神聖なる政治を地上に移して、012天上と地上とを真釣(まつり)(まつり)(あは)せて、013神政を()(ほどこ)し玉ふは、014我が 天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)天皇(てんわう)惟神(かむながら)(さだ)まれる御天職であって、015決して臣民(しんみん)の夢にだも、016(うかが)(たてまつ)るべき事柄ではないのであります。
017 中世、018平将門(たひらのまさかど)弓削道鏡(ゆげのだうきやう)(やから)(かしこ)くも天位(てんゐ)(うかが)(たてまつ)った事があってもたちまち天譴(てんけん)天罰の意降下(かうか)019滅亡したのも皇国天位の尊厳無比にして、020神聖(をか)すべからざる証拠であります。
021 このマツリゴトを言霊の妙用により略解しますと、022
023マ==()(くらゐ)(あた)るなり次の4ヶ所「一の位に当るなり」「一がこの世に出たるなり」「一の位とは」「一は日なり」の「一」は数字の一ではなく水茎文字のアである。底本では「一がこの世に出たるなり」の「一」のみ「いち」とフリガナが付いているが、編者が数字の一だと勘違いをしたのであろう。他の3ヶ所はフリガナは付いていない。霊界物語ネットでは間違わないように「ア」とフリガナを付けた。024()がこの世に(いで)たるなりこの「一」は数字の一ではなく水茎文字のアである。023「一の位に当るなり」の脚注参照。025全く(そな)はるなり。
026ツ==強く続くなり、027大造化の極力(きよくりよく)なり、028霊々(れいれい)神々(しんしん)赫々(かくかく)なり、029大金剛力(だいこんがうりき)なり。
030リ==法の力なり、031億兆の(きは)まりなり、032(さだ)まり極まるなり、033貫き極まるなり。
034ゴ==父母の精神なり、035極精体(きよくせいたい)脳髄(なうずゐ)なり、036中に(かた)まるなり。
037ト==みな治まるなり、038行き届くなり、039能く産み出すなり、040一切を()く結び(さだ)むるなり。
041 更にこの一部を略解しますと、042
043()の位とはこの「一」は数字の一ではなく水茎文字のアである。023「一の位に当るなり」の脚注参照。044()は日なりこの「一」は数字の一ではなく水茎文字のアである。023「一の位に当るなり」の脚注参照。045火なり、046父なり、047天なり、048霊なり、049上御一人(かみごいちにん)なり、050即ち政治は一天(いつてん)万乗(ばんじやう)天立(てんりつ)君主(くんしゆ)が一天、051一地、052一君の神政を(つかさど)り玉ふべき言霊である。053万世一系、054天壌(てんじやう)無窮(むきう)に天下を統一し光華(くわうくわ)明彩(めいさい)八紘(はちかう)光被(くわうひ)し玉ふ、055(しゆ)056()057(しん)の大徳を具有し玉ふ 天皇の御位(みくらゐ)()すと云ふ言霊であります。
058大造化の極力なりとは、059宇宙の全象を保ちて、060日月(じつげつ)と共に無窮(むきう)に天地を経綸(けいりん)し、061司宰(しさい)し玉ふ天立君主の絶対無限の権能であります。
062法の力なりとは、063宇宙の権威、064神界の大法にして、065人民の(あひ)集まり(あひ)(はか)りて作製したる、066現今(げんこん)(おこな)はるる如き不完全なる法律の力に非ず、067すべて政治は天上より()づるものなれば、068人為の法律の力にては(しん)の太平を(きた)す事は出来ぬのである。069惟神の憲法の力でなければ、070人民の安寧を保持すると云ふことは不可能である。071 皇祖(くわうそ)皇宗(くわうそう)の御遺訓に基づいた政治でなくば、072如何なる完全な法律でも、073体主霊従の人為の法の力ではいかぬのであります。
074極精体の脳髄なりとは、075一身上に取りては、076臍下(さいか)丹田(たんでん)高天原(たかあまはら)と称し、077脳髄を政所(まんどころ)といふ。078天照(たか)大神(あまはら)の神勅を奉じて、079祭政一致の治平(ちへい)を進め玉ふは、080国の頭脳に()します 天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)天皇(てんわう)の御天職であります。
081一切を能く結び定むるなりとは、082宗教、083教育、084実業、085芸術、086その他一切のものを結合して進展せしむるは、087神国政治の根本義(こんぽんぎ)にして、088日本国が世界各国に対し、089統治の大権を天賦的に具有し、090これを実行するてふ言霊であります。
091 以上のまつりごと言霊(げんれい)の活用を拝し(たてまつ)れば、092世界の治平は、093どうしても神選の地上唯一の君主政治でなければ、094(しん)の平和と万民の幸福とを招来することは、095絶対に不可能なることが(あきら)かであります。096かの共和政治や合衆制度や専制政治(とう)の到底ものに成らぬ事は当然の事であります。
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10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
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