霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第六章 逆転(ぎやくてん)〔五三二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第13巻 如意宝珠 子の巻 篇:第1篇 勝利光栄 よみ(新仮名遣い):しょうりこうえい
章:第6章 逆転 よみ(新仮名遣い):ぎゃくてん 通し章番号:532
口述日:1922(大正11)年03月16日(旧02月18日) 口述場所: 筆録者:外山豊二 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年10月30日
概要: 舞台:シヅの森 あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
シヅの森で鷹彦に降参した五人のウラル教の宣伝使たちのもとに、どこからともなく改心を促す宣伝歌が聞こえてきた。
宣伝歌は、ウラル教の宣伝使たちに、お前たちも神の子神の宮であり、この世を作りし大神はただ一柱いますのみである、本津御神を振り捨てて枝葉の神を敬うことをするな、と戒めていた。
宣伝歌の主は、日の出別命であった。鷹彦は名乗りを上げて挨拶をする。日の出別命は五人の改心の任を、鷹彦に任せた。
鷹彦は一同の中でもっとも頑固な岩彦を降参させた。これ以降、一行は日の出別命の信者となり、フサの都に宣伝歌を歌いながら進んで行くことになる。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-11-26 16:51:41 OBC :rm1306
愛善世界社版:75頁 八幡書店版:第3輯 59頁 修補版: 校定版:76頁 普及版:32頁 初版: ページ備考:
001日の出別朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
002(つき)()つとも()くるとも
003曲津(まがつ)(かみ)(すさ)ぶとも
004黄泉(よもつ)ムの(しま)(しづ)むとも
005(まこと)(かみ)()(すく)
006(かみ)(おもて)(あら)はれて
007(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
008(この)()(つく)りし神直日(かむなほひ)
009(こころ)(ひろ)大直日(おほなほひ)
010(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
011直日(なほひ)見直(みなほ)聞直(ききなほ)
012()(あやま)ちは()(なほ)
013三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)
014()()(わけ)(あら)はれて
015ウラルの(やま)(かく)れたる
016魔神(まがみ)(とりで)言向(ことむ)けて
017(かみ)(をしへ)(つた)へつつ
018(また)もや(すす)むアーメニヤ
019美山(みやま)(ひこ)国照姫(くにてるひめ)
020(しこ)魔神(まがみ)曲業(まがわざ)
021(まこと)(ひと)つの言霊(ことたま)
022言向和(ことむけや)はす神司(かむづかさ)
023ペルシヤの(うみ)()()えて
024タルの(みなと)上陸(じやうりく)
025(こま)(またが)静々(しづしづ)
026(すす)みて(きた)るシヅの(もり)
027(もり)木蔭(こかげ)立寄(たちよ)りて
028(つか)れを(やす)むる(をり)もあれ
029(にはか)(きこ)ゆる(ひと)(こゑ)
030(みみ)()ませばこは如何(いか)
031ウラルの(かみ)御教(みをしへ)
032四方(よも)(つた)ふる宣伝使(せんでんし)
033岩彦(いはひこ)梅彦(うめひこ)亀彦(かめひこ)
034駒彦(こまひこ)音彦(おとひこ)鷹彦(たかひこ)
035(わけ)(わか)らぬ同志打(どうしう)
036()(くつ)ろぎて()()れば
037(いぬ)腐肉(ふにく)()せし(ごと)
038言騒(ことさわ)がしくさやぎつつ
039()()(なぐ)()わめ
040()()ふシヅの()(もり)
041さやぎの(もり)となりにけり
042ウラルの(かみ)宣伝使(せんでんし)
043(なれ)(かみ)()(かみ)(みや)
044(この)()(つく)りし大神(おほかみ)
045(ただ)一柱(ひとはしら)ゐますのみ
046本津(もとつ)御神(みかみ)()()てて
047枝葉(えだは)(かみ)(うやま)ひつ
048()(みだ)()曲神(まがかみ)
049(むく)いは(たちま)()のあたり
050(かむ)素盞嗚(すさのを)大神(おほかみ)
051御稜威(みいづ)(かぜ)(はら)はれて
052ウラルの(やま)やアーメニヤ
053堅磐(かきは)常磐(ときは)住処(すみか)ぞと
054(つか)(まつ)りし鉄条網(てつでうまう)
055木葉(こつぱ)微塵(みぢん)となりはてて
056(いま)果敢(はか)なき(ゆめ)(あと)
057美山(みやま)(ひこ)国照姫(くにてるひめ)
058(しこ)魔神(まがみ)細々(ほそぼそ)
059苦節(くせつ)(まも)(あは)れさよ
060高天原(たかあまはら)国土(くにつち)
061(くも)()てたる(いま)()
062ウラルの(をしへ)()(すゑ)
063一日(ひとひ)(はや)片時(かたとき)
064()(すむや)けく(あらた)めて
065(しこ)曲言(まがごと)()(なほ)
066(さか)目出度(めでた)三五(あななひ)
067(かみ)(をしへ)真心(まごころ)
068(ささ)げて(いの)(むつ)(ひと)
069()紫陽花(あぢさゐ)七変(ななかは)
070八洲(やしま)(くに)十重(とへ)二十重(はたへ)
071雲霧(くもきり)四方(よも)(ふさ)がりて
072とく(よし)()常夜国(とこよくに)
073()()()けし村肝(むらきも)
074(こころ)(たま)逸早(いちはや)
075(あま)真澄(ますみ)御鏡(みかがみ)
076(みが)()まして神直日(かむなほひ)
077(きよ)身魂(みたま)立替(たてかへ)
078われは()()宣伝使(せんでんし)
079天津(あまつ)御空(みそら)()(かみ)
080御言(みこと)(かしこ)葦原(あしはら)
081瑞穂(みづほ)(くに)(くだ)りたる
082(かみ)()さしの(いづ)身魂(みたま)
083(みづ)身魂(みたま)()れませる
084コーカス(ざん)(すす)むなり
085(まこと)(かみ)刄向(はむか)ひて
086(さか)えし(ため)(むかし)より
087(いま)(いた)るもあら(なみ)
088(やみ)海路(うなぢ)(わた)(ごと)
089その(あやふ)さは(かぎ)りなし
090(かぎ)りも()らぬ大神(おほかみ)
091(ふか)(めぐ)みを(よろこ)びて
092(つか)(まつ)れよ三五(あななひ)
093(かみ)(をしへ)道芝(みちしば)
094(かみ)(をしへ)道芝(みちしば)に』
095(うた)(こゑ)に、096一同(いちどう)(かみなり)()たれし(ごと)心地(ここち)して、097大地(だいち)にドツと平伏(へいふく)し、098(いき)(ころ)して(ひか)へゐる。
099鷹彦(たかひこ)『アヽ(いづ)れの(かた)かと(おも)へば、100今日(けふ)船中(せんちう)にてお()にかかつた()出別(でわけ)宣伝使(せんでんし)(さま)101われは元来(ぐわんらい)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)鷹彦(たかひこ)(まを)すもの、102ウラル(けう)宣伝使(せんでんし)となりすまし、103(かれ)()悪計(あくけい)秘密(ひみつ)(さぐ)り、104此処(ここ)まで(かへ)(きた)りしもの、105(いま)()(にん)宣伝使(せんでんし)包囲(はうゐ)攻撃(こうげき)()け、106前後(ぜんご)左右(さいう)(たい)(かは)し、107三五教(あななひけう)教理(けうり)聴聞(ちやうもん)させむと心胆(しんたん)(くだ)きし(をり)108(おも)ひがけ()貴使(きしん)宣伝歌(せんでんか)109アヽ()(がた)しありがたし。110われも(これ)より貴使(きしん)のお(とも)(つかまつ)り、111コーカス(ざん)にお(おく)(まを)さむ。112どうぞ(この)()(ゆる)(くだ)さいませ』
113(こゑ)しるべ物語(ものがた)るを、114()出別(でわけ)は、
115日の出別『ホーその(はう)(かね)(うはさ)()きし鷹彦(たかひこ)なりしか。116よい(ところ)()ひけるよ。117それにしてもこの()(にん)宣伝使(せんでんし)言向(ことむ)(やは)さねば、118吾々(われわれ)任務(にんむ)(はた)すことが出来(でき)ない』
119鷹彦(たかひこ)『イヤご心配(しんぱい)はご無用(むよう)です。120(さん)(ねん)ぶり()(をとこ)()寝食(しんしよく)(とも)にし、121(かれ)()心理(しんり)状態(じやうたい)(しつか)承知(しようち)(いた)()れば、122(あま)心配(しんぱい)せずとも帰順(きじゆん)させることは容易(ようい)(わざ)だと(おも)ひます。123どうか()()(にん)(わたし)にお(まか)(くだ)さいませ』
124 ()出別(でわけ)言外(げんぐわい)承知(しようち)(むね)面色(めんしよく)にて(しめ)しゐる。
125鷹彦(たかひこ)『サア、126岩彦(いはひこ)127貴様(きさま)(いち)(にん)(もつと)難物(なんぶつ)だ。128貴様(きさま)さへ改心(かいしん)をすれば()連中(れんぢう)は、129最早(もはや)九分(くぶ)九厘(くりん)まで帰順(きじゆん)してゐるやうなものだ。130()うだ、131三五教(あななひけう)帰順(きじゆん)するか』
132岩彦(いはひこ)『アー仕方(しかた)()い。133また(かみ)(みち)逆転(ぎやくてん)旅行(りよかう)だ。134(とき)あつて親子(おやこ)主従(しゆじゆう)(てき)となり、135味方(みかた)となるも()(なら)ひ、136是非(ぜひ)(およ)ばず降伏(かうふく)いたさうかい』
137鷹彦(たかひこ)『そりや本当(ほんたう)か』
138岩彦(いはひこ)本刀(ほんたう)でなうて(なん)としよう、139真剣(しんけん)だ、140正宗(まさむね)銘刀(めいたう)だ』
141鷹彦(たかひこ)『モウ(すこ)(はや)改心(かいしん)すれば()いものを、142トコトンまで頑張(ぐわんば)りよつて、143ドン(じり)往生(わうじやう)するとは(あま)みつとも()()い。144しかし(なが)改心(かいしん)せぬより(まし)だ。145(やが)てまた()()けるだらう、146改心(かいしん)褒美(ほうび)として、147悠々(ゆつくり)安眠(あんみん)させてやらう。148また明日(あす)一生(いつしやう)懸命(けんめい)てくつかねばならぬから』
149岩彦(いはひこ)『イヤもう()るどころでも、150(なに)どころでもない。151(こころ)(なか)天変(てんぺん)地妖(ちえう)だ。152地震(ぢしん)153(かみなり)154()(あめ)()うたよりも、155きつい脅威(けふゐ)だ』
156鷹彦(たかひこ)『アーさうだらう。157其処(そこ)決心(けつしん)するのが(まこと)(みち)(あゆ)宣伝使(せんでんし)態度(たいど)だ』
158 ()(はな)(をり)しも十重(とへ)二十重(はたへ)(つつ)まれし(つき)は、159フサの(うみ)彼方(かなた)(かげ)(あら)はし、160皎々(かうかう)たる(ひかり)()(もり)(ななめ)()げた。
161 (また)もや一同(いちどう)(かほ)は、162ほのか判別(はんべつ)することが出来(でき)るやうになつて()た。163これよりウラル(けう)宣伝使(せんでんし)は、164()出別(でわけの)(みこと)信者(しんじや)急転(きふてん)し、165夜明(よあ)けを()つてフサの(みやこ)宣伝歌(せんでんか)(うた)(なが)(すす)()(こと)となりける。
166大正一一・三・一六 旧二・一八 外山豊二録)

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