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第二一章 本霊(ほんれい)〔五四七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第13巻 如意宝珠 子の巻 篇:第4篇 奇窟怪巌 よみ:きくつかいがん
章:第21章 本霊 よみ:ほんれい 通し章番号:547
口述日:1922(大正11)年03月21日(旧02月23日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年10月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
巨大な火弾は、以前の女神の姿になった。女神は五人の宣伝使の御魂が開けたことを宣言し、フサの都に進むようにと命じた。そして、岩彦は心は固いがまだ開けていないので、よくなごめるように、と諭した。
女神は、自分は木花姫の和魂であると名乗って消えた。
五人は感謝に天津祝詞を唱えていると、気絶していた岩彦が起き出した。岩彦は今の爆発で、五人が死んでしまったと思い、遺体を探し始めた。
しかし髪の毛一本見つからないので、てっきり大蛇が五人を飲んでしまったと早合点して、敵を取ろうといきんでいる。五人の宣伝使が岩彦に話しかけるが、岩彦は大蛇と会話していると思って、けんか腰で応対している。
このとき、闇の中に六個の光の玉が現れた。そして五柱の女神と、一柱の鬼になった。各々名札がついており、女神には五人の宣伝使の名が、鬼には岩彦の名がついていた。
自分自身の副守護神の姿を見て思い知らされ、ようやく鬼を追い払った岩彦は、五人と同じように正しい言葉を使うようになった。すると岩彦の本守護神が立派な神となって現れた。
ここに六人の宣伝使と六柱の本守護神は、宣伝歌を歌った。やがて各自の本守護神は五色の玉となって宣伝使らの頭上に留まった。そして次第に宣伝使の体内にしみこんでしまった。
一行は岩窟を出て、コシノ峠を指して進んで行く。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm1321
愛善世界社版:244頁 八幡書店版:第3輯 119頁 修補版: 校定版:245頁 普及版:107頁 初版: ページ備考:
001 巨大(きよだい)なる火弾(くわだん)爆発(ばくはつ)すると()(うち)に、002忽然(こつぜん)として以前(いぜん)女神(めがみ)姿(すがた)(あら)はれた。003五人(ごにん)(おも)はず平地(へいち)(しやが)んで最敬礼(さいけいれい)(へう)した。004女神(めがみ)(こゑ)(しとや)かに、
005(みち)(いさを)鷹彦(たかひこ)や、006一度(いちど)(ひら)白梅(しらうめ)の、007(かを)(ゆか)しき梅彦(うめひこ)や、008(こころ)(こま)(いさ)()ち、009(まこと)(みち)矗々(すくすく)と、010(すす)駒彦(こまひこ)万代(よろづよ)の、011(かみ)(をしへ)亀彦(かめひこ)や、012言霊(ことたま)(きよ)音彦(おとひこ)よ、013汝等(なんぢら)(いま)より麻柱(あななひ)の、014(かみ)(をしへ)()(つた)ふ、015いつ御魂(みたま)宣伝使(せんでんし)016あゝ(いさ)ましし(いさ)ましし、017もはや(なんぢ)身魂(みたま)(くも)り、018()(わた)りたり真如(しんによ)日月(じつげつ)019(こころ)(うみ)(くま)なく()(わた)り、020(むね)仇浪(あだなみ)(しづ)まりたれば、021一日(ひとひ)(はや)片時(かたとき)も、022()(すむ)やけく、023フサの(みやこ)出立(しゆつたつ)せよ、024それにしても岩彦(いはひこ)が、025(かた)(こころ)(よみ)すれど、026三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)として、027(いま)(すこ)()らはぬ(ところ)あれば、028汝等(なんぢら)(いつ)御魂(みたま)岩彦(いはひこ)が、029(こころ)なごめ030(まこと)(つよ)益良雄(ますらを)として、031()(はたら)かしめよ。032()(まを)(わらは)天教山(てんけうざん)木花姫(このはなひめ)和魂(にぎみたま)なるぞ、033夢々(ゆめゆめ)(うたが)(こと)なかれ』
034(せん)(をは)ると(とも)に、035女神(めがみ)姿(すがた)火煙(くわえん)()えにけり。036五人(ごにん)感謝(かんしや)(なみだ)(むせ)びつつ、037嗚呼(ああ)有難(ありがた)(かたじけ)なし、038天津祝詞(あまつのりと)奏上(そうじやう)せむと一同(いちどう)()言霊(ことたま)円満(ゑんまん)清朗(せいらう)039その(こゑ)はさしもに(ひろ)(とほ)巌窟(がんくつ)(うち)(くま)なく(ひび)(わた)りける。040この言霊(ことたま)(こゑ)岩公(いはこう)はムクムク()(あが)り、
041『アヽ大変(たいへん)だ。042エライ()出会(でくわ)した。043(おれ)のやうな肝玉(きもたま)(ふと)宣伝使(せんでんし)でも吃驚(びつくり)して一時(いちじ)性念(しやうねん)(うしな)つた(くらゐ)であるから、044鷹公(たかこう)045亀公(かめこう)046駒公(こまこう)047(おと)048(うめ)連中(れんぢう)(さだ)めて(きも)(つぶ)したらう。049アヽ(きも)(つぶ)すは(おれ)(くらゐ)程度(ていど)(もの)だ。050それ以下(いか)程度(ていど)五人(ごにん)(やつ)は、051大方(おほかた)木葉微塵(こつぱみぢん)となつたかも()れやしない。052彼奴等(あいつら)にしても可愛(かあい)女房(にようばう)()国許(くにもと)()つて()るのだから、053エヽ道連(みちづれ)になつた好誼(よしみ)(ほね)なと(ひろ)つて女房(にようばう)子供(こども)(とど)けてやらねばなるまい。054これがせめてものこの(いは)サンの親切(しんせつ)だ。055アヽ五人(ごにん)のもの(なさけ)ない(こと)になつて()れたなア。056(なん)だか真闇(まつくら)がりで()碌々(ろくろく)()えやしないわ。057エヽ仕方(しかた)がない、058鷹公(たかこう)(ほね)だか音公(おとこう)(にく)だか区別(くべつ)はつくまいが、059(なん)でも女房(にようばう)()気休(きやす)めの(ため)に、060これが鷹公(たかこう)(ほね)だ、061これや(かみ)だと()つて(なぐさ)めてやるより仕方(しかた)がないワイ。062(くら)いと()つても、063これくらゐ(くら)(こと)開闢(かいびやく)以来(いらい)だ』
064()ひながら()(ばひ)になり、
065岩彦(いはひこ)『オイ鷹公(たかこう)(ほね)ヤーイ、066音公(おとこう)(かいな)ヤーイ、067(おれ)岩公(いはこう)ぢや、068()んでも魂魄(こんぱく)この()(とど)まつて()るだらう、069(ほね)所在地(ありか)ぐらゐは(おれ)()らせやい。070アヽコツクリ、071コツクリと何処(どこ)かへ()つて(しま)つたと()える。072あまり無残(むざん)だ、073()けても(はい)なと(のこ)るのだが、074(かみ)()一本(いつぽん)()ちて()らぬとは此奴(こいつ)はあんまり残酷(ざんこく)だ。075大方(おほかた)巌窟(いはや)化物(ばけもの)()よつて、076(あま)弱音(よわね)()くものだから、077(うはばみ)(やつ)弱味(よわみ)につけ()んで一呑(ひとの)みに()みよつたに(ちが)ひないワ。078()()て、079一行(いつかう)六人(ろくにん)三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)080五人(ごにん)まで大蛇(をろち)()まれて(おれ)一人(ひとり)()うしてオメオメと(いき)(かへ)られようか。081()()てこれから胆玉(きもたま)(ふと)いこの(いは)サンが、082大蛇(をろち)見付(みつ)けたが最後(さいご)083(あし)でもグツと()して、084オイ(うはばみ)(やつ)085(しり)から(おれ)()めと言挙(ことあ)げしてやらう。086さうすれば大蛇(をろち)(やつ)087あの岩公(いはこう)手強奴(てごはいやつ)だ、088彼奴(あいつ)だけは(とて)()(こと)出来(でき)ぬと因果腰(いんぐわごし)()めて()つたのに、089先方(むかう)(はう)から()めと()ひよる、090五人(ごにん)()むも六人(ろくにん)()むも(いつ)しよだ。091ヤア美味(うまい)々々(うまい)(へび)(かへる)()んだやうに、092()みにかかるだらう。093さうしたら此方(こつち)勝利(しようり)だ。094神妙(しんめう)()まれてやつて、095這入(はいり)がけに、096(あご)片一方(かたいつぱう)に、097この十握(とつか)(つるぎ)をグツと()つかけて両手(りやうて)(ちから)(いつ)ぱい(つか)(にぎ)り、098大蛇(をろち)(やつ)がグツと()めばグツと()れる。099グウグツと()めばグウグツと()れる。100自業自得(じごうじとく)101大蛇(をろち)(たけ)()つたやうに(ふた)つにポカンと()れたが最後(さいご)102()まれてからまだ()もない五人(ごにん)宣伝使(せんでんし)103(むし)(いき)でウヨウヨとやつて()るだらうから、104其処(そこ)へこの(いは)サンが(うやうや)しく神言(かみごと)奏上(そうじやう)し、105(こゑ)(すず)しく言霊(ことたま)水火(いき)をもつてウンとやつたが最後(さいご)(いき)()(かへ)し、106アヽ(たれ)かと(おも)へば岩公(いはこう)サンか、107イヤ(いは)サンか、108(まこと)にもつて有難(ありがた)い、109貴方(あなた)のお(かげ)でこの(よわ)吾々(われわれ)(いのち)(たす)かりましたと半泣(はんな)きに()きよつて、110()()(あし)()(ところ)()らずと()歓喜(くわんき)(まく)()りるのだ。111可愛(かあい)()には(たび)をさせと()(こと)がある。112神様(かみさま)随分(ずゐぶん)皮肉(ひにく)だな、113大蛇(をろち)喉坂峠(のどさかたうげ)旅行(りよかう)して(いた)(あぢ)()り、114危険(きけん)関所(せきしよ)()えて(はじ)めて勇壮(ゆうさう)活溌(くわつぱつ)なる大丈夫(だいぢやうぶ)宣伝使(せんでんし)とならせる経綸(しぐみ)だらう。115あまり弱音(よわね)()くものだから屹度(きつと)神様(かみさま)試錬(しれん)()うたのだらう、116愚図々々(ぐづぐづ)して()れば(いき)()まるか()れない。117ヤアヤア巌窟(いはや)()大蛇(をろち)(やつ)118五人(ごにん)()ふも六人(ろくにん)()ふも(おな)(こと)だ。119五人(ごにん)(やつ)麦飯(むぎめし)だ。120この(いは)サンは()(かた)いが歯当(はあた)りのよい(あぢ)のよい鮨米(すしまい)のやうな肉着(にくつ)きだよ。121サア(はや)(しり)(はう)から()んだり()んだり』
122 (くら)がりより『アハヽヽヽ、123ウフヽヽヽ』
124岩彦(いはひこ)『ヤイ大蛇(をろち)(やつ)125(うれ)しいか、126(うれ)しさうな(わら)(ごゑ)をしよつて、127サア(はや)()まぬかい』
128音彦(おとひこ)『モシモシ(いは)サン、129()()きましたか、130それは(まこと)結構(けつこう)でございます』
131岩彦(いはひこ)『モシモシ(いは)サン、132()()きましたか、133結構(けつこう)だつて、134ソンナ辞令(じれい)(あと)にして遠慮(ゑんりよ)()らぬ。135結構(けつこう)だらう。136(はや)()んだり()んだり』
137鷹彦(たかひこ)(いは)サン、138結構(けつこう)結構(けつこう)ですが、139貴方(あなた)はお(かんが)(ちが)ひでせう。140吾々(われわれ)はお(あん)(くだ)さいますな、141(たす)かつて()りますよ』
142岩彦(いはひこ)(なん)だ、143(けつ)(かふ)もあつたものかい、144(あし)から()へ、145食料(しよくれう)欠乏(けつぼう)して餓死(がし)(せま)つて()つた(ところ)146(はん)ダースも人肉(じんにく)(あたた)かいのが()たものだから、147結構(けつこう)でございますの、148吾々(われわれ)はお(かげ)(たす)かりましたのと、149(なに)(ぬか)すのだい。150愚図々々(ぐづぐづ)して()ると侶伴(つれ)(やつ)(いき)()れるワイ、151遠慮(ゑんりよ)()らぬ(はや)()まぬかい』
152亀彦(かめひこ)『モシモシ(いは)サン、153(わたくし)(かめ)でございます、154何卒(どうぞ)安心(あんしん)して(くだ)さいませ。155種々(いろいろ)のお(こころ)づくし、156骨身(ほねみ)にこたへて(うれ)しうございます』
157岩彦(いはひこ)『ヤア貴様(きさま)(かめ)()つたな、158(おほかみ)か、159骨身(ほねみ)にこたへるなンて(なん)だい、160グツと一口(ひとくち)()まぬかい。161バリバリと(ほね)()一緒(いつしよ)にパクつかれては此方(こちら)もちつと都合(つがふ)(わる)いワイ』
162 この(とき)(くら)がりに、163六個(ろくこ)光玉(くわうぎよく)いづくともなく(あら)はれ(きた)り、164たちまち五柱(いつはしら)女神(めがみ)と、165一柱(ひとはしら)(おに)のやうな(かほ)した(をとこ)とが(あら)はれた。166岩公(いはこう)(おどろ)いてこの姿(すがた)見守(みまも)りゐる。
167 五人(ごにん)女神(めがみ)には一々(いちいち)名札(なふだ)がついて()る。168()れば鷹彦(たかひこ)本守護神(ほんしゆごじん)169梅彦(うめひこ)170音彦(おとひこ)171亀彦(かめひこ)172駒彦(こまひこ)本守護神(ほんしゆごじん)名札(なふだ)をぶら()げて()る。173一方(いつぱう)(おに)()はと()れば、174こは(そも)如何(いか)に、175一層(いつそう)(ひろ)(なが)名札(なふだ)にグシヤグシヤと文字(もじ)(あら)はれて()る。176よくよく()れば、
177『この(おに)岩彦(いはひこ)副守護神(ふくしゆごじん)なり、178本守護神(ほんしゆごじん)岩彦(いはひこ)驕慢(けうまん)不遜(ふそん)にして慢心(まんしん)(つよ)(ため)に、179(いま)顕現(けんげん)する(こと)(あた)はず。180一時(いちじ)(はや)改心(かいしん)(うへ)181かかる(みにく)副守護神(ふくしゆごじん)退却(たいきやく)(めい)ずべし。182野立彦命(のだちひこのみこと)(めい)()り、183木花姫(このはなひめ)これを(しる)す』
184(あら)はれて()る。
185岩彦(いはひこ)『ヤア大変(たいへん)だ。186五人(ごにん)宣伝使(せんでんし)(なん)だ。187(にはか)(をんな)()たやうな(やさ)しい(こと)()ひよると(おも)つたら、188何奴(どいつ)此奴(こいつ)もアンナ綺麗(きれい)本守護神(ほんしゆごじん)(あら)はれたからだな。189しかしながら(いは)サンはどこまでも(いは)サンだ。190アンナ女々(めめ)しい本守護神(ほんしゆごじん)よりも、191仁王様(にわうさん)(やう)鬼面(おにづら)をした副守護神(ふくしゆごじん)守護(しゆご)して(もら)(はう)悪魔(あくま)征伐(せいばつ)にはもつて()いだ。192()()武装(ぶさう)撤回(てつくわい)出来(でき)ない。193ヤア副守護神(ふくしゆごじん)194明日(あす)から九分九厘(くぶくりん)までお(まへ)(おれ)肉体(にくたい)守護(しゆご)するのだよ、195一厘(いちりん)()ふところになつてから本守護神(ほんしゆごじん)女神(めがみ)になればよいのだ。196(なん)五人(ごにん)宣伝使(せんでんし)()197目的(もくてき)半途(はんと)にして最早(もはや)一角(ひとかど)神業(しんげふ)奉仕(ほうし)をしたやうに、198泰然(たいぜん)()まし()つて()よる。199これからが肝腎(かんじん)(かなめ)正念場(しやうねんば)だぞ。200エヽ仕方(しかた)がない、201副守護神(ふくしゆごじん)(しつか)(たの)む』
202(おに)(おれ)は、203(まへ)()(かぶ)つて()るやうな(おに)ぢやない。204(おに)みそだよ。205(ひと)つの()(たま)にも(かみなり)にも(きも)(つぶ)(やさ)しい(おに)だ。206姿(すがた)はかう(つよ)さうに(こは)さうに()えても、207肝腎(かんじん)(たましひ)味噌(みそ)のやうなものだよ。208アンアンアン、209オイオイオイ、210ウンウンウン、211エンエンエン、212インインイン』
213岩彦(いはひこ)(なん)だ、214不整頓(ふせいとん)言霊(ことたま)()(ごゑ)()しよつて、215(おれ)はソンナ(よわ)守護神(しゆごじん)(ちが)ふぞ。216貴様(きさま)大方(おほかた)偽神(にせがみ)だらう』
217(おに)『それでも、218(まへ)模型(もけい)だから仕方(しかた)がないわ。219空威張(からいば)りの上手(じやうづ)な、220胆玉(きもだま)()わらぬ、221()かけ(たふ)しのガラクタ(おに)だよ』
222岩彦(いはひこ)『さう()へば、223何処(どこ)かの(はし)(ちつ)()とるやうな、224矢張(やつぱり)さうかいなア。225ヤア本当(ほんたう)にこれから(つよ)くなる。226貴様(きさま)今日(けふ)(かぎ)(ひま)(つか)はす(ほど)に、227(かなら)(かなら)(いは)サンの肉体(にくたい)()(まよ)つて(もど)つて()るな。228門火(かどび)()いて(おく)つてやるのが本当(ほんたう)なれど、229生憎(あひにく)焚物(たきもの)もなし、230不本意(ふほんい)だが今日(けふ)(かぎ)(かへ)つて仕舞(しま)へ』
231(おに)『ハイハイ、232(なに)しにマゴマゴとして()りませう。233()うの(むかし)から(かへ)()くて(かへ)()くて仕方(しかた)()けれども、234(まへ)執着心(しふちやくしん)(わし)(いま)まで(かね)(くさり)(しば)つて()うしても()うしても解放(かいはう)してくれないのだ。235左様(さやう)ならこれでお(ひま)(いた)しませう、236アリヨウス』
237岩彦(いはひこ)『アーア、238これでこの岩公(いはこう)(なん)だか其辺(そこら)()かるくなつたやうな心持(こころもち)(いた)しました。239モシモシ五人(ごにん)宣伝使(せんでんし)(さま)240苦労(くらう)でございました。241サアサアこれから貴方方(あなたがた)のお(とも)して、242タカオ山脈(さんみやく)のコシの(たうげ)(ふもと)()して(まゐ)りませう。243イヤもう(わたくし)(おに)逐出(おひだ)(ため)にいかいご苦労(くらう)をかけました』
244一同(いちどう)『アハヽヽヽ(いは)サンお目出度(めでた)う、245あれをご(らん)なさいませ、246(おに)(かへ)りた(あと)に、247あのやうな立派(りつぱ)守護神(しゆごじん)顕現(けんげん)されました』
248岩彦(いはひこ)『ヤア、249本当(ほんたう)にこれはこれは、250マア(なん)()立派(りつぱ)な、251岩彦(いはひこ)(おん)御守護神(ごしゆごじん)(さま)だこと、252マアマア、253よくもよくも(おん)御守護(ごしゆご)(くだ)さいました。254有難(ありがた)うございます』
255守護神(しゆごじん)(いは)サン(わか)りましたか、256ようマア(おに)(いな)して(くだ)さいました。257(わたくし)(あま)岩戸(いはと)(ひら)けたやうな心持(こころもち)(いた)します。258サアサアこれから貴方(あなた)(わたくし)霊肉(れいにく)一致(いつち)して(にかは)(ごと)(うるし)(ごと)密着(みつちやく)不離(ふり)身魂(みたま)となつて、259岩戸(いはと)(びら)きの神業(しんげふ)参加(さんか)さして(いただ)きませう』
260岩彦(いはひこ)『これはこれは(おそ)()つたるご挨拶(あいさつ)261本守護神(ほんしゆごじん)(さま)のご迷惑(めいわく)になる(こと)ばかり、262()()(つめ)(いた)して()ました。263どうぞこれからは比翼(ひよく)連理(れんり)偕老(かいらう)同穴(どうけつ)夫婦(ふうふ)のやうになつて、264二世(にせ)三世(さんせ)も、265(さき)()かけてご提携(ていけい)(ねが)ひます』
266 ここに六人(ろくにん)本守護神(ほんしゆごじん)と、267六人(ろくにん)宣伝使(せんでんし)巌窟(がんくつ)広場(ひろば)()し、268()()宣伝歌(せんでんか)高唱(かうしやう)し、269(はる)()(はな)(てふ)(くる)ふが(ごと)く、270大地(だいち)()(とどろ)かし、
271(ひら)いた(ひら)いた()(はな)(ひら)いた
272(はす)(はな)(ひら)いた
273(こころ)(はな)(ひら)いた
274身魂(みたま)のもつれも(ひら)いた
275(ひら)いた(ひら)いた
276常夜(とこよ)(やみ)となり()てし
277(あま)岩戸(いはと)もサラリと(ひら)いた』
278 各自(かくじ)本守護神(ほんしゆごじん)はやがて、279()()はれぬ五色(ごしき)(たま)となつて各自(かくじ)頭上(づじやう)()まつた。280(たま)頭脳(づなう)吸収(きふしう)さるる(ごと)く、281追々(おひおひ)その容積(ようせき)(げん)じ、282(つひ)には宣伝使(せんでんし)体内(たいない)(のこ)らず()()んで仕舞(しま)つた。
283 これより一行(いつかう)はこの巌窟(がんくつ)()(いで)て、284原野(げんや)(わた)り、285コシの(たうげ)()して(いさ)ましく(すす)()く。
286大正一一・三・二一 旧二・二三 加藤明子録)
   
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