霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一七章 臥竜姫(ぐわりようひめ)〔五四三〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第13巻 如意宝珠 子の巻 篇:第4篇 奇窟怪巌 よみ:きくつかいがん
章:第17章 臥竜姫 よみ:がりょうひめ 通し章番号:543
口述日:1922(大正11)年03月20日(旧02月22日) 口述場所: 筆録者:藤津久子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年10月30日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
三人は引き続き岩窟の中を進んで行くと、どこからともなく琵琶の音が聞こえてきた。三人は、琵琶を弾いているのは先ほど光の中から現れた美人ではないかと無駄話をしながら、三叉路までやってきた。
すると曲がり角から一人の男が勢い余ってやってきて、音彦とぶつかった。男は弥次彦と名乗り、醜の岩窟の主人だとうそぶく。後から連れの与太彦も現れた。音彦は例によって喧嘩口調で対している。
弥次彦と与太彦は、三人が宣伝使と見ると喧嘩をやめて、美人のところへ案内しましょう、と言う。琵琶を弾いている美人は、臥竜姫と言って、エルサレムの高貴な神の娘であるという。
弥次彦と与太彦は、三人を臥竜姫の館の前まで案内した。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm1317
愛善世界社版:195頁 八幡書店版:第3輯 102頁 修補版: 校定版:196頁 普及版:84頁 初版: ページ備考:
001 三人(さんにん)(また)もや(すす)()く。002何所(どこ)ともなく微妙(びめう)琵琶(びは)()(きこ)えて()た。
003音彦(おとひこ)『ヤア妖怪窟(えうくわいくつ)探険(たんけん)()けあつて種々雑多(しゆじゆざつた)余興(よきよう)見聞(けんぶん)させられるワイ。004(これ)吾々(われわれ)役徳(やくとく)()(もの)だ。005(なん)とも()れぬ微妙(びめう)音楽(おんがく)ぢやないか。006(えう)するに、007(さつ)するに、008つらつら(かんがみ)るに………』
009駒彦(こまひこ)(なん)だ、010(おな)(やう)論法(ロジツク)陳列(ちんれつ)しよつて、011此処(ここ)博覧会(はくらんくわい)とは(ちが)ふぞ』
012音彦(おとひこ)(まくら)言葉(ことば)なしに開陳(かいちん)する(こと)は、013(すこ)しく勿体(もつたい)ない気分(きぶん)(ただよ)ふのだ。014こいつは的切(てつきり)白煙(はくえん)(なか)から、015(たま)となつて(あら)はれたやや神経質(しんけいしつ)な、016ナイスが(だん)ずるのに相違(さうゐ)()いわ。017小督(こごう)(つぼね)所在(ありか)何処(どこ)ぢやと、018行衛(ゆくゑ)(たづ)ねた(つみ)(をとこ)ぢやないが、019(みね)(あらし)松風(まつかぜ)か、020(こひ)しき(ひと)(こと)()か、021(こま)(かめ)とが(こし)(おろ)して()くからに、022爪音(つまおと)しるき想夫憐(さうふれん)()調子(てうし)だ。023(この)(おと)サンの眉目清秀(びもくせいしう)なる好男子(かうだんし)を、024チラと一瞥(いちべつ)して、025ニタリと微笑(びせう)(うか)べ、026新月(しんげつ)(まゆ)(した)から(みどり)(したた)(すず)しき()を、027ジヤイロコンパスの(やう)急速力(きふそくりよく)(もつ)廻転(くわいてん)電波(でんぱ)発射(はつしや)し、028この(おと)サンをチャームした天女(てんによ)間違(まちがひ)ないぞ、029この琵琶(びは)()は、030(おと)(ちが)うのだ、031()()()(おと)サンの(おと)だ、032一言(ひとこと)()おとさぬ(やう)聴聞(ちやうもん)したがよからうぞ』
033駒彦(こまひこ)(なに)(ぬか)しよるのだ、034己惚(うぬぼれ)(つよ)いにも(ほど)がある。035長茄子(ながなすび)にハンモツクを()せた(やう)(つら)をしよつて、036美人(びじん)(くそ)もあつたものかい、037宣伝使(せんでんし)宣伝使(せんでんし)(つと)めさへすれば()いのだ』
038亀彦(かめひこ)『アハヽヽヽヽ、039自称(じしよう)好男子(かうだんし)040色々(いろいろ)下馬評(げばひやう)(いな)熱望的(ねつばうてき)気焔(きえん)()げて()(ところ)(いそ)(あはび)片思(かたおも)ひだ、041長持(ながもち)(ふた)だ、042こちらはあいても、043(むか)ふはあかぬとけつかるワイ』
044音彦(おとひこ)貴様(きさま)(だま)つて伏艇(ふくてい)して()れば()いのだよ。045ウカウカと水面(すゐめん)浮上(ふじやう)すると、046浮流水雷(ふりうすゐらい)(かか)つて爆発(ばくはつ)するぞ』
047亀彦(かめひこ)『ハヽア、048たうとう桜島(さくらじま)ぢやないが、049疳癪玉(かんしやくだま)破裂(はれつ)させよつた。050憤怨(ふんゑん)万丈(ばんぢやう)近付(ちかづ)()からずと()音公(おとこう)サンの物凄(ものすご)権幕(けんまく)051(をんな)(はなし)をしても(ただち)真赤(まつか)になつて、052鼻息(はないき)(あら)く、053御機嫌(ごきげん)(ななめ)なりだから(こま)つたものだ。054アハヽヽ』
055 琵琶(びは)()益々(ますます)()えて()る。056三人(さんにん)無駄口(むだぐち)()(なが)ら、057三叉路(さんさろ)停立(ていりつ)して、058(いき)(やす)(かたがた)興味(きようみ)がつて()いて()る。059突然(いきなり)(まが)(かど)よりやつて()て、060ドンと()(あた)つた荒男(あらをとこ)061(いきほひ)(あま)つてどつと尻餅(しりもち)をつき、
062『ヤア何処(どこ)何奴(どいつ)()らね(ども)063(この)(しこ)(いはや)無断(むだん)侵入(しんにふ)して()よつて、064道路神(だうろじん)(やう)()つて()(おれ)刎飛(はねと)ばしよつた。065オイ、066奴盲目(どめくら)()が、067(ちつ)注意(ちうい)(はら)はぬかい』
068音彦(おとひこ)『ヤア何処(どこ)(やつ)()らないが、069吾輩(わがはい)胸板(むないた)衝突(しようとつ)しよつて無礼(ぶれい)千万(せんばん)な、070何故(なぜ)早速(さつそく)謝罪(しやざい)(いた)さぬか』
071(なん)だい、072(ひと)()()ばして()(なが)謝罪(しやざい)(くそ)もあつたものかい。073(おれ)何誰(どなた)心得(こころえ)()るか、074(しこ)(いはや)御守護神(ごしゆごじん)075弥次彦(やじひこ)サンとは(おれ)(こと)だ。076オイ与太彦(よたひこ)077貴様(きさま)(なに)をして()る、078此奴(こいつ)(ひと)打撲(ぶんなぐ)つて()れ。079如何(いか)()(かは)るとはいへ、080被害者(ひがいしや)加害者(かがいしや)御詑(おわび)をすると()現行(げんかう)法律(はふりつ)何処(どこ)にあるものか』
081音彦(おとひこ)『アハヽヽヽ、082此奴(こいつ)なかなか威張(ゐば)りよる。083一寸(ちよつと)容易(ようい)には、084()(つよ)(やつ)だから、085三五教(あななひけう)宣伝使(せんでんし)(たい)しても閉口頓死(へいこうとんし)をやり(くさ)らぬワイ』
086弥次彦(やじひこ)『エヽ縁起(えんぎ)(わる)い、087閉口頓死(へいこうとんし)()(こと)があるものか、088トンチキ野郎(やらう)()
089与太彦(よたひこ)(なん)だか善悪(ぜんあく)標準(へうじゆん)がトント(わか)らぬ(やう)になつて()たワイ、090()(とば)(どく)の、091()(とば)され(ぞん)ぢや。092ヤア弥次(やじ)093これが時代(じだい)思潮(してう)だ。094(かみ)時節(じせつ)には(かな)はぬから、095マア()寝入(ねい)りにする(はう)無難(ぶなん)()からう、096時勢(じせい)逆行(ぎやくかう)すると第一(だいいち)〇〇主義(しゆぎ)だと()はれるからな』
097弥次彦(やじひこ)宣伝使(せんでんし)といふ立派(りつぱ)保護色(ほごしよく)(つつ)まれた御方(おかた)相手(あひて)にしたつて仕方(しかた)がない。098それよりも、099なんとか()つて暴利()(こと)(かんが)(やう)ぢやないか。100()(とば)されても自分(じぶん)(こけ)たと(おも)へば(すべ)ての問題(もんだい)自然(しぜん)消滅(せうめつ)だ。101モシモシ宣伝使(せんでんし)さま、102いま(まで)(こと)(たがひ)(かは)(なが)しませう。103(しか)面白(おもしろ)(こと)()りますぜ』
104音彦(おとひこ)『ヤア早速(さつそく)解決(かいけつ)105流石(さすが)(しこ)(いはや)守護神(しゆごじん)(だけ)あつて()(さば)けたものだ。106ドンナ(こと)があるのだ、107()つて(もら)へまいか』
108弥次彦(やじひこ)『それは大変(たいへん)ぼろい(こと)ですよ、109()(もち)()ると()はうか、110(うり)(つる)小判(こばん)がガチヤガチヤ、111(ところ)(せま)(まで)()つて()るのを、112ずらりと占領(せんりやう)した(やう)ぼろい(こと)です。113結構(けつこう)(たから)を、114()()して、115(ほか)して()るのも(あま)()()かない。116吾々(われわれ)(ちつ)(その)分配(ぶんぱい)()けたいものだが(その)(たから)(ひろ)人間(にんげん)()いので()つて()るのだ。117(まへ)さまの(やう)立派(りつぱ)英雄(えいゆう)豪傑(がうけつ)なら屹度(きつと)ばつがあふだらう。118何分(なにぶん)吾々(われわれ)天来(てんらい)醜男(ぶをとこ)だから、119こちらから何程(なにほど)速射砲的(そくしやはうてき)電波(でんぱ)直射(ちよくしや)しても、120先方(せんぱう)受電機(じゆでんき)(わる)いのか、121こちらの機械(きかい)不完全(ふくわんぜん)なのか、122一向(いつかう)要領(えうりやう)()ない。123(まへ)サンならば第一(だいいち)()(けつ)(つよ)いし、124一寸(ちよつと)人間(にんげん)らしい面付(つらつ)きもしてゐるから、125天下(てんか)一品(いつぴん)臥竜姫(ぐわりようひめ)も、126(ねこ)鰹節(かつをぶし)()せた(やう)に、127(のど)(なら)して()()(こと)は、128請合(うけあひ)ではない(こと)はないワイ』
129音彦(おとひこ)『その臥竜姫(ぐわりようひめ)()ふのは一体(いつたい)何者(なにもの)だ』
130弥次彦(やじひこ)『その正体(しやうたい)(わか)(くらゐ)なら吾々(われわれ)今迄(いままで)苦労(くらう)はしないのだ。131(しか)(なん)でも、132エルサレムとかの立派(りつぱ)神様(かみさま)娘御(むすめご)だと()(こと)だ』
133音彦(おとひこ)『さうして(その)(ひめ)所在(ありか)何処(どこ)だ』
134弥次彦(やじひこ)『それを()つては吾々(われわれ)暴利()(たね)()くなる、135()第一(だいいち)要領(えうりやう)()さして(もら)はうかい。136要領(えうりやう)()ない(うち)は、137(わたくし)だつて要領(えうりやう)()させる(わけ)にはいかないのだ』
138亀彦(かめひこ)『オイオイ(をとこ)139貴様(きさま)(つら)(なん)だ。140()(まで)(ほそ)くしよつて、141コンナ(やつ)関係(かかりあ)つて()時機(じき)ぢやあるまい、142ナア駒公(こまこう)
143駒彦(こまひこ)『オーさうぢやさうぢや、144音公(おとこう)では到底(たうてい)不合格(ふがふかく)だ。145()加減(かげん)前進(ぜんしん)する(こと)にしよう。146()(かく)147あの琵琶(びは)()合図(あひづ)()けば()いのだ。148吾々(われわれ)()つたら屹度(きつと)149臥竜姫(ぐわりようひめ)秋波(しうは)(おく)るよ。150(なん)となしに吾輩(わがはい)(たましひ)電流(でんりう)(つう)じて()(やう)だ』
151弥次彦(やじひこ)『モシモシ、152(まへ)サンの(やう)な、153不完全(ふくわんぜん)御粗末(おそまつ)な、154糸瓜(へちま)(やう)(なが)たらしいお(かほ)では、155(うなぎ)でも愛想(あいさう)()かして、156ヌラヌラと(すべ)つて()げるのは当然(あたりまへ)ですよ。157アハヽヽヽ』
158駒彦(こまひこ)(かま)ふない先陣(せんぢん)功名(こうみやう)(おれ)一番槍(いちばんやり)だ』
159()(なが)ら、160大手(おほて)()つて元気(げんき)()く、161()(あて)に、162四股(しこ)()(なが)(すす)()く。
163弥次彦(やじひこ)『ヤア御一統(ごいつとう)サン、164此処(ここ)(すなは)ち、165所謂(いはゆる)166()りも(なほ)さず、167臥竜姫(ぐわりようひめ)隠家(かくれが)御座(ござ)います。168それはそれは奇妙(きめう)奇天烈(きてれつ)169不思議千万(ふしぎせんばん)妖怪窟(えうくわいくつ)ですから、170(その)(つも)りで不覚(ふかく)()らぬ(やう)になさるが()からう』
171音彦(おとひこ)『ヨー、172この(いはや)似合(にあ)はぬ立派(りつぱ)(かま)へだ。173エルサレムの何誰様(どなたさま)(むすめ)()らぬが(ひと)探険(たんけん)して()ようかい』
174大正一一・三・二〇 旧二・二二 藤津久子録)
   
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