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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第31巻(午の巻)
序歌
総説
第1篇 千状万態
第1章 主一無適
第2章 大地震
第3章 救世神
第4章 不知恋
第5章 秋鹿の叫
第6章 女弟子
第2篇 紅裙隊
第7章 妻の選挙
第8章 人獣
第9章 誤神託
第10章 噂の影
第11章 売言買辞
第12章 冷い親切
第13章 姉妹教
第3篇 千里万行
第14章 樹下の宿
第15章 丸木橋
第16章 天狂坊
第17章 新しき女
第18章 シーズンの流
第19章 怪原野
第20章 脱皮婆
第21章 白毫の光
第4篇 言霊将軍
第22章 神の試
第23章 化老爺
第24章 魔違
第25章 会合
余白歌
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霊界物語
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第31巻(午の巻)
> 第3篇 千里万行 > 第21章 白毫の光
<<< 脱皮婆
(B)
(N)
神の試 >>>
第二一章
白毫
(
びやくがう
)
の
光
(
ひかり
)
〔八八七〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第31巻 海洋万里 午の巻
篇:
第3篇 千里万行
よみ(新仮名遣い):
せんりばんこう
章:
第21章 白毫の光
よみ(新仮名遣い):
びゃくごうのひかり
通し章番号:
887
口述日:
1922(大正11)年08月20日(旧06月28日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年9月15日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
赤鬼と青鬼は二人を睨み付け、火の車に乗るようにと怒鳴りたてた。秋山別はやけくそになり、逆に鬼を怒鳴りつけて車に乗らないと言い出した。モリスはおどおどして秋山別をなだめ、鬼たちに詫びる。
秋山別は鬼を買収して地獄から抜け出そうと、鬼たちに金を渡した。二人は車に乗り込んだが、鬼たちは二人を焦熱地獄に連れてきてしまう。秋山別は約束が違うと非難するが、鬼たちは、自分たちは規則通りのことをするだけだと取り合わない。
焦熱地獄に投げ込まれそうになった二人は、惟神霊幸倍坐世を一生懸命に唱えた。すると一団の火光が大音響とともに落下し、鬼も火の車も消えてしまった。そして眉間の白毫からダイヤモンドのような光を発する神人が現れた。
神人は二人に水を与えて背を撫でさすり、まだ二人には現界で働かなければならない寿命が残っていると言って、背中を打った。
秋山別とモリスが気が付くと、二人はシーズン河の川辺で国依別、安彦、宗彦に介抱されていた。二人は国依別たちに礼を述べ、河原に端座して祝詞を奏上し、神恩を感謝した。
これより二人は国依別に帰依して心から改心し、一行はアマゾン河の大森林の魔神を征服するべく進んで行った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-04-15 18:41:44
OBC :
rm3121
愛善世界社版:
242頁
八幡書店版:
第6輯 132頁
修補版:
校定版:
249頁
普及版:
114頁
初版:
ページ備考:
001
二台
(
にだい
)
の
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
は
婆
(
ばば
)
アの
小屋
(
こや
)
の
前
(
まへ
)
で
停車
(
ていしや
)
し、
002
中
(
なか
)
より
青
(
あを
)
赤
(
あか
)
の
運転手
(
うんてんしゆ
)
、
003
技手
(
ぎしゆ
)
、
004
鶏冠
(
とさか
)
の
様
(
やう
)
な、
005
キザのある
腮
(
あご
)
をしやくり
乍
(
なが
)
ら、
006
金銀色
(
きんぎんしよく
)
の
角
(
つの
)
をニヨツと
表
(
あら
)
はし、
007
車
(
くるま
)
より
下
(
お
)
りて、
008
ツカツカと
二人
(
ふたり
)
の
前
(
まへ
)
に
立塞
(
たちふさ
)
がり、
009
青鬼
『
其
(
その
)
方
(
はう
)
は
秋山別
(
あきやまわけ
)
、
010
モリスの
両人
(
りやうにん
)
であらう。
011
サア
冥府
(
めいふ
)
よりの
迎
(
むか
)
へだ。
012
グヅグヅして
居
(
ゐ
)
ると
時間
(
じかん
)
が
切
(
き
)
れる。
013
早
(
はや
)
く
此
(
この
)
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
に
乗
(
の
)
れ』
014
と
巨眼
(
きよがん
)
をひらき
睨
(
にら
)
めつけ
呶鳴
(
どな
)
り
立
(
た
)
てる。
015
秋山別
(
あきやまわけ
)
は
焼糞
(
やけくそ
)
になり、
016
秋山別
『オウ、
017
俺
(
おれ
)
も
男
(
をとこ
)
だ。
018
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
が
何恐
(
なにおそ
)
ろしいか。
019
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
は
娑婆
(
しやば
)
に
於
(
おい
)
て、
020
日々
(
にちにち
)
会計
(
くわいけい
)
不如意
(
ふによい
)
の
為
(
ため
)
に
家
(
いへ
)
には
火
(
ひ
)
が
降
(
ふ
)
り、
021
尻
(
しり
)
には
火
(
ひ
)
がつき、
022
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
を
日々
(
にちにち
)
運転
(
うんてん
)
して
来
(
き
)
た
火宅
(
くわたく
)
の
勇者
(
ゆうしや
)
だ。
023
乗
(
の
)
るのは
少
(
すこ
)
しも
厭
(
いと
)
はぬが、
024
併
(
しか
)
しマアよく
聞
(
き
)
け。
025
貴様
(
きさま
)
の
面
(
つら
)
は
何
(
なん
)
だい。
026
海辺
(
うみべ
)
の
銅葺
(
あかがねぶき
)
の
屋根
(
やね
)
の
様
(
やう
)
な
洒
(
しや
)
つ
面
(
つら
)
をしよつて、
027
斯様
(
かやう
)
な
赤
(
あか
)
い
車
(
くるま
)
に
乗
(
の
)
り、
028
何
(
なに
)
をオドオドとして
青
(
あを
)
ざめてゐるのだ。
029
チツとしつかり
致
(
いた
)
さぬか。
030
コリヤ
一匹
(
いつぴき
)
の
奴
(
やつ
)
、
031
貴様
(
きさま
)
の
面
(
つら
)
は
何
(
なん
)
ぢや。
032
仏像
(
ぶつざう
)
の
前
(
まへ
)
に
罷
(
まか
)
り
出
(
い
)
でて、
033
婆
(
ばば
)
、
034
嬶
(
かか
)
の
目糞
(
めくそ
)
、
035
鼻汁
(
はなしる
)
をぬりつけられ、
036
鼻
(
はな
)
つ
柱
(
ぱしら
)
も
何
(
なに
)
もすりむかれてゐやがる
賓頭盧
(
びんづる
)
の
様
(
やう
)
な
真赤
(
まつか
)
な
面
(
つら
)
をして
何
(
なん
)
の
事
(
こと
)
だい。
037
昼日中
(
ひるひなか
)
酒
(
さけ
)
を
喰
(
くら
)
つて
酔
(
よ
)
つ
払
(
ぱら
)
つて
居
(
ゐ
)
るのだらう。
038
そンな
事
(
こと
)
でお
役目
(
やくめ
)
が
勤
(
つと
)
まるか。
039
俺
(
おれ
)
の
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
て、
040
ビリビリ
震
(
ふる
)
ひ、
041
真青
(
まつさを
)
な
顔
(
かほ
)
する
奴
(
やつ
)
や、
042
弁慶
(
べんけい
)
の
様
(
やう
)
に
酒
(
さけ
)
に
喰
(
くら
)
ひ
酔
(
よ
)
うて
真赤
(
まつか
)
になつて
居
(
ゐ
)
る
様
(
やう
)
な
運転手
(
うんてんしゆ
)
や
車掌
(
しやしやう
)
の
乗
(
の
)
つて
居
(
ゐ
)
る
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
には、
043
危険
(
きけん
)
で
乗
(
の
)
れたものぢやない。
044
マア
出直
(
でなほ
)
して
来
(
こ
)
い。
045
明日
(
あす
)
ゆつくりと
乗
(
の
)
つてやるワ』
046
モリスはおどおどし
乍
(
なが
)
ら、
047
モリス
『オイ、
048
秋公
(
あきこう
)
、
049
そンな
非道
(
ひど
)
い
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
うない。
050
モウ
斯
(
こ
)
うなつては
仕方
(
しかた
)
がない。
051
神妙
(
しんめう
)
にしてゐるのが
得
(
とく
)
だよ。
052
……モシモシ
青
(
あを
)
さま、
053
赤
(
あか
)
さま、
054
秋山別
(
あきやまわけ
)
の
只今
(
ただいま
)
の
御
(
ご
)
無礼
(
ぶれい
)
は
何卒
(
どうぞ
)
許
(
ゆる
)
してやつて
下
(
くだ
)
さいませ』
055
青鬼
『そりや
許
(
ゆる
)
さぬ
事
(
こと
)
はないが、
056
ここは
地獄
(
ぢごく
)
の
八丁目
(
はつちやうめ
)
だ。
057
お
前
(
まへ
)
達
(
たち
)
が
娑婆
(
しやば
)
に
居
(
を
)
る
時
(
とき
)
から
言
(
い
)
つて
来
(
き
)
ただらう。
058
それ、
059
地獄
(
ぢごく
)
の
沙汰
(
さた
)
も○○○と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を……』
060
秋山別
『ハヽヽヽヽ、
061
矢張
(
やつぱり
)
金
(
かね
)
次第
(
しだい
)
と
吐
(
ぬか
)
すのかな。
062
それもさうだらう。
063
この
秋様
(
あきさま
)
も
娑婆
(
しやば
)
に
居
(
を
)
つた
時
(
とき
)
汽車
(
きしや
)
に
乗
(
の
)
るのに、
064
普通
(
ふつう
)
の
人間
(
にんげん
)
より
二倍
(
にばい
)
がけ
出
(
だ
)
すと、
065
それは
都合
(
つがふ
)
の
好
(
よ
)
い
二等室
(
にとうしつ
)
に
乗
(
の
)
せてくれよつた。
066
三倍
(
さんばい
)
がけ
出
(
だ
)
すと、
067
一層
(
いつそう
)
具合
(
ぐあひ
)
のよい
一等室
(
いつとうしつ
)
へ
白切符
(
しろきつぷ
)
を
持
(
も
)
つて
乗
(
の
)
せよつた。
068
切符
(
きつぷ
)
でさへも、
069
青
(
あを
)
、
070
赤
(
あか
)
、
071
白
(
しろ
)
と
三段
(
さんだん
)
に
区別
(
くべつ
)
がついて
居
(
を
)
る。
072
お
前
(
まへ
)
の
顔
(
かほ
)
は
青切符
(
あをきつぷ
)
だな。
073
ヨシヨシお
前
(
まへ
)
は
赤切符
(
あかきつぷ
)
か、
074
さうすると、
075
赤切符
(
あかきつぷ
)
の
方
(
はう
)
からきめてかからぬと、
076
青
(
あを
)
さまに
呉
(
く
)
れてやる
標準
(
へうじゆん
)
がつかないワ。
077
此
(
この
)
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
は
一
(
いち
)
哩
(
マイル
)
幾程
(
いくら
)
だイ』
078
青鬼
『
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
の
運賃
(
うんちん
)
は
請求
(
せいきう
)
せない。
079
是
(
これ
)
は
冥府
(
めいふ
)
から
差廻
(
さしまは
)
された
特別
(
とくべつ
)
上等
(
じやうとう
)
の
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
だよ。
080
さうして
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
は
相当
(
さうたう
)
の
手当
(
てあて
)
を
頂
(
いただ
)
いて
居
(
を
)
るのだが、
081
そこはそれ、
082
最前
(
さいぜん
)
云
(
い
)
ふた
通
(
とほ
)
りだ』
083
秋山別
『ヨシ、
084
分
(
わか
)
つた。
085
そンな
事
(
こと
)
の
粋
(
すゐ
)
の
利
(
き
)
かぬ
秋様
(
あきさま
)
ぢやないワイ。
086
ここでは
何
(
なん
)
と
言
(
い
)
ふか
知
(
し
)
らぬが、
087
娑婆
(
しやば
)
では
袖下
(
そでした
)
と
云
(
い
)
ふ
物
(
もの
)
だらう。
088
お
前
(
まへ
)
の
様
(
やう
)
な
洋服
(
やうふく
)
では
袖
(
そで
)
もなし、
089
どこへ
入
(
い
)
れたら
宜
(
い
)
いのだ。
090
見当
(
けんたう
)
がつかぬぢやないか』
091
青鬼
『
袖
(
そで
)
がなくても、
092
ポケツトが
洋服
(
やうふく
)
の
随所
(
ずいしよ
)
に
拵
(
こしら
)
へてあるワイ。
093
其
(
その
)
ポケツトの
重
(
おも
)
い、
094
軽
(
かる
)
いに
依
(
よ
)
つて、
095
焦熱
(
せうねつ
)
地獄
(
ぢごく
)
のドン
底
(
そこ
)
へ
連
(
つ
)
れて
行
(
ゆ
)
くか、
096
但
(
ただし
)
はモツトモツト
楽
(
らく
)
な
神界
(
しんかい
)
の
入口
(
いりくち
)
へ
送
(
おく
)
つてやるか、
097
ソリヤ
分
(
わか
)
らぬ。
098
○
(
まる
)
次第
(
しだい
)
だからな』
099
秋山別
『それならモリ
公
(
こう
)
のと
俺
(
おれ
)
のと
一緒
(
いつしよ
)
にやるから、
100
二人
(
ふたり
)
共
(
とも
)
同
(
おな
)
じ
所
(
ところ
)
へ
助
(
たす
)
けるのだぞ。
101
就
(
つ
)
いてはお
前
(
まへ
)
達
(
たち
)
、
102
二台
(
にだい
)
の
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
に
四
(
し
)
人
(
にん
)
だから、
103
百
(
ひやく
)
両
(
りやう
)
づつやつても
四百
(
しひやく
)
両
(
りやう
)
。
104
此
(
この
)
婆
(
ば
)
アさまに
篏口料
(
かんこうれう
)
を
渡
(
わた
)
しておかねばなるまい。
105
さうすると
五百
(
ごひやく
)
両
(
りやう
)
、
106
一寸
(
ちよつと
)
懐中
(
ふところ
)
が
揉
(
も
)
めるのだが、
107
エヽ
仕方
(
しかた
)
がない。
108
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
つてエヽ
二人
(
ふたり
)
で
五百
(
ごひやく
)
両
(
りやう
)
、
109
よく
撿
(
あらた
)
めて
受取
(
うけと
)
つたがよからう』
110
青鬼
『コリヤコリヤ
其
(
その
)
方
(
はう
)
は
怪
(
け
)
しからぬ
事
(
こと
)
を
致
(
いた
)
す
奴
(
やつ
)
だ。
111
賄賂
(
わいろ
)
を
以
(
もつ
)
て
此
(
この
)
方
(
はう
)
を
買収
(
ばいしう
)
せうと
致
(
いた
)
す
不届
(
ふとど
)
きな
奴
(
やつ
)
。
112
之
(
これ
)
を
受取
(
うけと
)
るのは
易
(
やす
)
いけれ
共
(
ども
)
、
113
俺
(
おれ
)
も
又
(
また
)
収賄
(
しうわい
)
の
罪
(
つみ
)
に
問
(
と
)
はれ、
114
貴様
(
きさま
)
は
又
(
また
)
贈賄罪
(
ぞうわいざい
)
として
益々
(
ますます
)
罪
(
つみ
)
が
重
(
おも
)
くなるから、
115
以後
(
いご
)
は
心得
(
こころえ
)
たがよからう。
116
但
(
ただし
)
今日
(
けふ
)
に
限
(
かぎ
)
り
忘
(
わす
)
れておく
程
(
ほど
)
に……』
117
秋山別
『
以後
(
いご
)
は
謹
(
つつし
)
めと
仰有
(
おつしや
)
らなくても、
118
最早
(
もはや
)
之丈
(
これだけ
)
出
(
だ
)
して
了
(
しま
)
へば、
119
無一物
(
むいつぶつ
)
で
御座
(
ござ
)
る。
120
そンならすつかり
忘
(
わす
)
れて
了
(
しま
)
ふが、
121
互
(
たがひ
)
に
結構
(
けつこう
)
尻
(
ケツ
)
の
穴
(
アナ
)
だ』
122
青鬼
『ヨシヨシ
忘
(
わす
)
れて
遣
(
つか
)
はす。
123
サア
早
(
はや
)
く
乗
(
の
)
れ。
124
少
(
すこ
)
しは
熱
(
あつ
)
いぞ。
125
其
(
その
)
代
(
かは
)
り
窓
(
まど
)
を
明
(
あ
)
け
放
(
はな
)
しておいてやらう』
126
秋
(
あき
)
、
127
モリの
二人
(
ふたり
)
は
脱皮婆
(
だつぴばば
)
アに
向
(
むか
)
ひ、
128
秋山別、モリス
『お
婆
(
ば
)
アさま、
129
大
(
おほ
)
きに
御
(
お
)
世話
(
せわ
)
になりました。
130
お
蔭
(
かげ
)
で
天国
(
てんごく
)
へ
旅行
(
りよかう
)
致
(
いた
)
します。
131
左様
(
さやう
)
なら……』
132
と
五
(
ご
)
人
(
にん
)
に
百
(
ひやく
)
両
(
りやう
)
づつを
投渡
(
なげわた
)
し、
133
二台
(
にだい
)
の
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
に
分乗
(
ぶんじやう
)
し、
134
ブウブウブウと
音
(
おと
)
を
立
(
た
)
て、
135
臭
(
くさ
)
い
屁
(
へ
)
を
放
(
ひ
)
り
乍
(
なが
)
ら、
136
砂煙
(
すなけぶり
)
を
濠々
(
もうもう
)
と
立
(
た
)
たせ、
137
一目散
(
いちもくさん
)
に
北
(
きた
)
へ
北
(
きた
)
へと
駆
(
か
)
けり
行
(
ゆ
)
く。
138
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
は
何時
(
いつ
)
の
間
(
ま
)
にか
驀地
(
まつしぐら
)
に
逸走
(
いつそう
)
し、
139
鉄
(
かね
)
の
壁
(
かべ
)
を
以
(
もつ
)
て
高
(
たか
)
く
囲
(
かこ
)
まれたる
赤
(
あか
)
き
焦熱
(
しやうねつ
)
地獄
(
ぢごく
)
の
門
(
もん
)
の
前
(
まへ
)
に
横付
(
よこづ
)
けとなつた。
140
青鬼
『サア、
141
此処
(
ここ
)
が
焦熱
(
せうねつ
)
地獄
(
ぢごく
)
だ。
142
オイ
赤
(
あか
)
、
143
白
(
しろ
)
、
144
黒
(
くろ
)
共
(
ども
)
、
145
早
(
はや
)
く
此奴
(
こいつ
)
等
(
ら
)
二人
(
ふたり
)
を
引摺
(
ひきず
)
り
落
(
おと
)
し、
146
門内
(
もんない
)
へ
投込
(
なげこ
)
め。
147
俺
(
おれ
)
の
命令
(
めいれい
)
だ』
148
秋山別
『モシモシ
青
(
あを
)
さま、
149
ソリヤ
約束
(
やくそく
)
が
違
(
ちが
)
うぢやありませぬか。
150
地獄
(
ぢごく
)
の
沙汰
(
さた
)
も
金
(
かね
)
次第
(
しだい
)
と
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
をお
忘
(
わす
)
れになりましたか』
151
青鬼
『
定
(
き
)
まつた
事
(
こと
)
だよ。
152
其
(
その
)
方
(
はう
)
がどうぞ
只今
(
ただいま
)
限
(
かぎ
)
り
忘
(
わす
)
れてくれと
云
(
い
)
つたぢやないか。
153
何
(
なに
)
もかも
忘
(
わす
)
れた
此
(
この
)
方
(
はう
)
、
154
規則
(
きそく
)
通
(
どほ
)
り
打込
(
うちこ
)
めば
宜
(
い
)
いのだよ』
155
秋山別
『ソリヤ
違
(
ちが
)
ひませう。
156
そンな
事
(
こと
)
を
仰有
(
おつしや
)
ると、
157
閻魔
(
えんま
)
さまに
会
(
あ
)
つた
時
(
とき
)
、
158
一伍
(
いちぶ
)
一什
(
しじふ
)
を
申上
(
まをしあ
)
げますぞや。
159
さうすればお
前
(
まへ
)
さまも
忽
(
たちま
)
ち、
160
首
(
くび
)
が
飛
(
と
)
ンで、
161
吾々
(
われわれ
)
と
同様
(
どうやう
)
に
焦熱
(
せうねつ
)
地獄
(
ぢごく
)
へ
落
(
おと
)
されますよ』
162
青鬼
『ハヽヽヽヽヽ、
163
馬鹿
(
ばか
)
正直
(
しやうぢき
)
な
奴
(
やつ
)
だなア。
164
鬼
(
おに
)
には
鬼
(
おに
)
の
閥
(
ばつ
)
があるから、
165
外
(
ほか
)
から
指一本
(
ゆびいつぽん
)
触
(
さ
)
へる
事
(
こと
)
が
出来
(
でき
)
るものかい。
166
野暮
(
やぼ
)
な
事
(
こと
)
を
申
(
まを
)
すな。
167
山猟師
(
やまれふし
)
は
熊
(
くま
)
、
168
鹿
(
しか
)
を
獲
(
と
)
り、
169
海漁師
(
うみれうし
)
は
魚
(
うを
)
を
取
(
と
)
り、
170
猫
(
ねこ
)
は
鼠
(
ねずみ
)
を
捕
(
と
)
り、
171
猿
(
さる
)
は
蚤
(
のみ
)
を
取
(
と
)
り、
172
吾々
(
われわれ
)
は
亡者
(
もうじや
)
を
取
(
と
)
るのが
商売
(
しやうばい
)
だ。
173
仮令
(
たとへ
)
善
(
よ
)
からうが
悪
(
あし
)
からうが、
174
そンな
事
(
こと
)
に
頓着
(
とんちやく
)
はない。
175
何
(
なん
)
でもかでも、
176
一人
(
ひとり
)
でも
余計
(
よけい
)
引張
(
ひつぱり
)
込
(
こ
)
みて
来
(
く
)
れば、
177
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
の
収入
(
しうにふ
)
が
良
(
よ
)
くなるのだから、
178
愚痴
(
ぐち
)
つぽい
事
(
こと
)
を
言
(
い
)
はずに、
179
いい
加減
(
かげん
)
に
諦
(
あきら
)
めたが
宜
(
よ
)
からうぞ。
180
閻魔
(
えんま
)
さまに
言
(
い
)
ふなら
言
(
い
)
うてみよ、
181
吾々
(
われわれ
)
と
同
(
おな
)
じ
穴
(
あな
)
の
狐
(
きつね
)
だ。
182
キツト
貴様
(
きさま
)
達
(
たち
)
がお
目玉
(
めだま
)
を
貰
(
もら
)
ふにきまつてゐるワ』
183
モリス
『
何
(
なん
)
とマア
善
(
ぜん
)
を
褒
(
ほ
)
め
悪
(
あく
)
を
懲
(
こら
)
す、
184
神聖
(
しんせい
)
な
所
(
ところ
)
だとモリスも
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
たのに、
185
丸
(
まる
)
でこんな
事
(
こと
)
なら、
186
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
は
暗
(
くら
)
がりだ。
187
天地
(
てんち
)
晦冥
(
くわいめい
)
暗澹
(
あんたん
)
として
咫尺
(
しせき
)
を
弁
(
べん
)
ぜず、
188
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
隠
(
がく
)
れの
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
だないか』
189
青鬼
『きまつた
事
(
こと
)
だよ。
190
それだから
此処
(
ここ
)
を
冥府
(
めいふ
)
と
云
(
い
)
ふのだ。
191
せうもない
三五教
(
あななひけう
)
なぞと、
192
そこらを
明
(
あ
)
かくし、
193
誠
(
まこと
)
とか
云
(
い
)
つて、
194
古
(
ふる
)
い
道徳
(
だうとく
)
を
振
(
ふり
)
まはし、
195
俺
(
おれ
)
達
(
たち
)
役人
(
やくにん
)
……
厄鬼
(
やくおに
)
共
(
ども
)
の
領分
(
りやうぶん
)
を
侵害
(
しんがい
)
致
(
いた
)
すから、
196
何
(
なん
)
でも
一寸
(
ちよつと
)
かかりがあつたら、
197
引張
(
ひつぱり
)
込
(
こ
)
まうと、
198
手具脛
(
てぐすね
)
引
(
ひ
)
いて
待
(
ま
)
つてゐた
所
(
ところ
)
だ。
199
よくもマア
引掛
(
ひつかか
)
つて
来
(
き
)
よつた。
200
馬鹿者
(
ばかもの
)
だなア。
201
サア
早
(
はや
)
くキリキリと
立
(
た
)
てい』
202
と
青
(
あを
)
赤
(
あか
)
白
(
しろ
)
の
鬼
(
おに
)
共
(
ども
)
は
二人
(
ふたり
)
を
引捉
(
ひつとら
)
へ、
203
無理
(
むり
)
に
鉄門
(
てつもん
)
の
中
(
なか
)
へ
押込
(
おしこ
)
まうとしてゐる。
204
押込
(
おしこ
)
まれては
一大事
(
いちだいじ
)
と、
205
一生
(
いつしやう
)
懸命
(
けんめい
)
になつて『
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
』を
奏上
(
そうじやう
)
する
折
(
をり
)
しも、
206
忽
(
たちま
)
ち
前方
(
ぜんぱう
)
より
一団
(
いちだん
)
の
火光
(
くわくわう
)
あたりを
照
(
て
)
らし、
207
矢
(
や
)
を
射
(
い
)
る
如
(
ごと
)
く、
208
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれて
大音響
(
だいおんきやう
)
と
共
(
とも
)
に
爆発
(
ばくはつ
)
した。
209
火
(
ひ
)
の
車
(
くるま
)
も
四
(
よ
)
つの
鬼
(
おに
)
共
(
ども
)
もどこへ
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せたか、
210
影
(
かげ
)
も
形
(
かたち
)
もなくなつて
了
(
しま
)
つた。
211
忽然
(
こつぜん
)
として
現
(
あら
)
はれた
眉間
(
みけん
)
の
白毫
(
びやくがう
)
よりダイヤモンドの
如
(
ごと
)
き
光輝
(
くわうき
)
を
発
(
はつ
)
する
神人
(
しんじん
)
一人
(
ひとり
)
、
212
二人
(
ふたり
)
の
脇立
(
わきだち
)
を
連
(
つ
)
れ、
213
二人
(
ふたり
)
が
前
(
まへ
)
に
近寄
(
ちかよ
)
り、
214
頭
(
あたま
)
を
撫
(
な
)
で、
215
背
(
せ
)
を
撫
(
な
)
で、
216
水
(
みづ
)
を
与
(
あた
)
へ、
217
神人(国依別)
『ヤアお
前
(
まへ
)
は
秋山別
(
あきやまわけ
)
か、
218
お
前
(
まへ
)
はモリスか、
219
まだここへ
来
(
く
)
るのは
早
(
はや
)
い。
220
現界
(
げんかい
)
に
於
(
おい
)
て
働
(
はたら
)
かねばならぬ
寿命
(
じゆめう
)
が
残
(
のこ
)
つてゐるぞ。
221
しつかり
致
(
いた
)
せ』
222
と
拳
(
こぶし
)
を
固
(
かた
)
めて、
223
背中
(
せなか
)
を
二
(
ふた
)
つ
三
(
みつ
)
つウンと
云
(
い
)
ふ
程
(
ほど
)
打据
(
うちす
)
ゑられ、
224
二人
(
ふたり
)
はハツと
驚
(
おどろ
)
き、
225
正気
(
しやうき
)
に
復
(
ふく
)
し、
226
そこらキヨロキヨロ
見
(
み
)
まはせば、
227
豈計
(
あにはか
)
らむや、
228
シーズン
河
(
がは
)
の
河辺
(
かはべ
)
りに、
229
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
男
(
をとこ
)
に
救
(
すく
)
ひ
上
(
あ
)
げられ
介抱
(
かいほう
)
されてゐた。
230
此
(
この
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
国依別
(
くによりわけの
)
命
(
みこと
)
、
231
安彦
(
やすひこ
)
、
232
宗彦
(
むねひこ
)
の
一行
(
いつかう
)
である。
233
秋山別
(
あきやまわけ
)
は
驚
(
おどろ
)
いて、
234
秋山別
『ヤアこれはこれは
国依別
(
くによりわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
様
(
さま
)
、
235
私
(
わたくし
)
のような
悪人
(
あくにん
)
を
能
(
よ
)
くマアお
見捨
(
みすて
)
もなく
御
(
お
)
救
(
すく
)
ひ
下
(
くだ
)
さいました。
236
実
(
じつ
)
に
有難
(
ありがた
)
う
御座
(
ござ
)
います。
237
モウ
少
(
すこ
)
しの
事
(
こと
)
で
焦熱
(
せうねつ
)
地獄
(
ぢごく
)
へ
落
(
おと
)
される
所
(
ところ
)
で
御座
(
ござ
)
いました』
238
モリス
『
誠
(
まこと
)
に
以
(
もつ
)
て
御
(
ご
)
無礼
(
ぶれい
)
計
(
ばか
)
り
致
(
いた
)
しました。
239
モリスの
様
(
やう
)
な
悪人
(
あくにん
)
を
能
(
よ
)
くマア
助
(
たす
)
けて
下
(
くだ
)
さいました』
240
国依別
『
決
(
けつ
)
して
御
(
お
)
礼
(
れい
)
を
仰有
(
おつしや
)
るには
及
(
およ
)
びませぬ。
241
大神
(
おほかみ
)
様
(
さま
)
が
私
(
わたくし
)
に
此
(
この
)
御用
(
ごよう
)
を
仰
(
あふ
)
せつけられたので
御座
(
ござ
)
います。
242
どうぞ
大神
(
おほかみ
)
様
(
さま
)
へ
厚
(
あつ
)
く
御
(
お
)
礼
(
れい
)
を
申上
(
まをしあ
)
げて
下
(
くだ
)
さいませ』
243
二人
(
ふたり
)
は『ハイ
有難
(
ありがた
)
う』と
河原
(
かはら
)
に
行儀
(
げうぎ
)
よく
端坐
(
たんざ
)
し、
244
拍手
(
はくしゆ
)
を
打
(
う
)
ち、
245
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し、
246
神恩
(
しんおん
)
を
感謝
(
かんしや
)
する。
247
是
(
これ
)
より
秋山別
(
あきやまわけ
)
、
248
モリスの
二人
(
ふたり
)
は
心
(
こころ
)
の
底
(
そこ
)
より
悔
(
く
)
ゐ
改
(
あらた
)
め、
249
且
(
か
)
つ
国依別
(
くによりわけ
)
を
神
(
かみ
)
の
如
(
ごと
)
くに
敬
(
うやま
)
ひ、
250
更
(
あらた
)
めて
弟子
(
でし
)
となり、
251
ハルの
国
(
くに
)
の
大原野
(
だいげんや
)
を
渉
(
わた
)
り
或
(
あるひ
)
は
高山
(
かうざん
)
を
踏
(
ふ
)
み
越
(
こ
)
え、
252
アマゾン
河
(
がは
)
の
両岸
(
りやうがん
)
にある
大森林
(
だいしんりん
)
の
魔神
(
まがみ
)
を
征服
(
せいふく
)
すべく、
253
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
唄
(
うた
)
ひ
乍
(
なが
)
ら、
254
意気
(
いき
)
揚々
(
やうやう
)
として
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
255
あゝ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
。
256
(
大正一一・八・二〇
旧六・二八
松村真澄
録)
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