霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第一五章 祝詞(のりと)〔一五四〇〕

インフォメーション
著者: 巻: 篇: よみ(新仮名遣い):
章: よみ(新仮名遣い): 通し章番号:
口述日: 口述場所: 筆録者: 校正日: 校正場所: 初版発行日:
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一部の章はAIによって要約を作成しています。[×閉じる]: 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: 文字数: OBC :rm6015
愛善世界社版: 八幡書店版: 修補版: 校定版: 普及版: 初版: ページ備考:
001   祝詞(のりと)
 
002掛巻(かけまく)も畏(かしこ)き大本(おほもと)大御神(おほみかみ)の宇豆(うづ)の大前(おほまへ)に、003慎(つつし)み敬(ゐやま)ひ恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)さく。004大地(とよあしはら)の千五百(ちいほ)秋(あき)の瑞穂(みづほ)の国(くに)は。005天地(あめつち)初発之時(なりいでしとき)より、006国之常立(くにのとこたちの)尊(みこと)の堅磐(かきは)に常磐(ときは)に鎮(しづま)り居坐(ゐま)して。007国(くに)の本国(もとくに)浦安国(うらやすくに)と愛給(めでたま)ひ守(まもり)賜(たま)ひて、008𪫧怜(うまら)に委曲(つばら)に開(ひらき)給(たま)ひし国(くに)にし有(あ)れば。009皇(すめ)大神(おほかみ)の天(あめ)の石位(いはくら)放(はな)ち、010天(あめ)の八重雲(やへくも)を伊都(いづ)の千別(ちわき)に千別(ちわき)て、011天降(あまくだ)り給(たま)ひてより動(うご)く事(こと)無(な)く変(かは)る事(こと)無(な)く。012人(ひと)の心(こころ)は直(なほ)く正(ただ)しく、013山川(やまかは)は清(きよ)く潔(さや)けく。014顕見(うつしき)蒼生(あをひとぐさ)の食(くひ)て活(い)くべき稲種(いなだね)は、015大御神(おほみかみ)の大御言(おほみこと)以(も)て天(あめ)の邑君(むらぎみ)を定(さだめ)給(たま)ひ。016天(あめ)の狭田(さだ)長田(ながた)に植(う)ゑしめ玉(たま)ひし稲(いね)を、017天津(あまつ)御饌(みけ)の遠御饌(とほみけ)と赤丹(あかに)の穂(ほ)に聞食(きこしめし)詔(のり)給(たま)ひ授(さづ)け賜(たま)ひて。018大地主(おほとこぬしの)神(かみ)は五百津(いほつ)斎鋤(いむすき)を採(と)りて、019高田(たかた)窪田(くぼた)を耕(たがや)し賜(たま)ひ、020水分(みくまりの)神(かみ)は水(みづ)を撒(ま)かしめ、021埴安(はにやすの)神(かみ)は真埴(まはに)を肥(こ)やし。022大歳(おほとし)の神(かみ)は蝗(いなむし)を攘(はら)ひ。023秋(あき)の足穂(たりほ)の八束穂(やつかほ)の、024重穂(いかしほ)に成(なし)幸(さきはへ)給(たま)ひ。025夏冬(なつふゆ)の暑(あつ)さ寒(さむ)さも和(やは)らかに、026悪(あ)しき疫(やまひ)少(すくな)く。027打(うち)見(み)る嶋(しま)の崎々(さきざき)、028掻(かき)見(み)る磯(いそ)の隈々(くまぐま)。029常世(とこよ)乃(の)波(なみ)の重浪(しきなみ)依(よせ)来(き)て、030生(いき)と生(い)き住(すみ)と住(す)む人(ひと)の悉(ことごと)。031高(たか)きも卑(ひく)きも老(おい)も若(わか)きも嬉(うれ)しみ尊(たふと)み。032遠津(とほつ)御神(みかみ)の敷坐(しきま)す島(しま)の八十島(やそしま)は。033天(あめ)の壁立(かべたつ)極(きは)み、034国(くに)の退立(そぎたつ)限(かぎ)り。035狭(さ)き国(くに)は広(ひろ)く峻(さか)しき国(くに)は平(たひら)けく。036青雲(あをくも)の靉(たなび)く極(きは)み、037白雲(しらくも)の墜居(おりゐ)向伏(むかふす)限(かぎ)り。038大野原(おほぬのはら)は磐根(いはね)木根(きね)履(ふみ)佐久美(さくみ)。039馬(こま)の爪(つめ)の至(いた)り留(とどま)る限(かぎ)り。040荷緒(にのを)結堅(ゆひかた)めて、041長道(ながぢ)間(ひま)無(な)く立続(たちつづ)き。042青海原(あをみのはら)は棹舵(さをかぢ)乾(ほ)さず、043船(ふね)の舳(へ)の至(いた)らむ限(かぎ)り。044真舵(まかぢ)繁貫(しじぬ)き浮並(うけなら)べて、045遠近(をちこち)の国(くに)の悉(ことごと)、046耳(みみ)驚(おどろ)き眼(ま)輝(かがや)く種々(くさぐさ)の珍(うづ)の宝(たから)を。047霜黒葛(しもくろかづら)来(く)るや来(く)るや川舟(かはふね)の毛曾呂(もそろ)毛曾呂(もそろ)に持渡(もちわた)り来(き)て、048百取(ももとり)の机(つくゑ)に横山(よこやま)の如(ごと)く置足(おきたら)はして。049皇(すめ)大神(おほかみ)に献(たてまつ)り。050大御(おほみ)国中(くぬち)に敷施(しきほど)こし。051学(まなび)の術(わざ)に総(すべて)の法(のり)に、052弥益(いやます)も開(ひら)け添(そ)はりて。053天(あめ)の下(した)四方(よも)の国(くに)は、054神(かみ)の御国(みくに)浦安国(うらやすくに)と。055国(くに)富栄(とみさか)えて都(みやこ)も鄙(ひな)も恵良(ゑら)々々(ゑら)に歓(ゑら)ぎ賑(にぎ)はひ。056邂逅(わくらは)に道(みち)無(な)く黒(きたな)き心(こころ)以(も)て、057射向(いむか)ひ奉(まつ)る敵(あだ)在(あ)る時(とき)は。058万民(みたから)挙(こぞ)り、059御祖(みおやの)神(かみ)の伝(つた)へ賜(たま)へる、060言霊(ことたま)の真心(まごころ)を振起(ふりおこ)し。061厳(いづ)の雄健(をたけ)び踏健(ふみたけ)び。062厳(いづ)の嘖譲(ころび)を起(おこ)して、063海(うみ)往(ゆ)かば水潜屍(みづくかばね)山(やま)往(ゆ)かば草生屍(くさむすかばね)064大神(おほかみ)の辺(へ)にこそ死(し)なめ閑(のど)には死(し)なじ。065顧(かへりみ)は為(せ)じと、066弥(いや)進(すす)みに進(すす)み、0661弥(いや)逼(せまり)に逼(せま)り。067山(やま)の尾(を)ごとに追伏(おひふ)せ河(かは)の瀬(せ)ごとに追攘(おひはら)ひて言向(ことむ)け和(やは)し、068心(うら)安(やす)く心(うら)楽(たぬ)しきは、069専(もはら)我(あが)大神(おほかみ)の広(ひろ)き厚(あつ)き大御恵(おほみめぐみ)と、0691斎知(ゆし)り厳知(いづし)り070細螺(しただみ)の伊這回(いはひもとほ)り噞喁(あぎた)ふ魚(いを)の打仰(うちあふ)ぎ、071敬(ゐやまひ)礼(よろこび)奉(まつ)らくを、072真澄(ますみ)の大御鏡(おほみかがみ)の面(おも)を押霽(おしはる)して見行(みそなは)し。073相諾(あひうづな)ひ玉(たま)ひて神(かみ)の御国(みくに)を。074堅磐(かきは)に常磐(ときは)に茂御代(いかしみよ)の足御代(たらしみよ)に成(なし)幸(さきはへ)賜(たま)ひ。075官々(つかさつかさ)に仕(つか)へ奉(まつ)る人(ひと)等(たち)は本末(もとすゑ)内外(うちと)を過(あやま)たず、076茂鉾(いかしほこ)の中(なか)執持(とりも)ちて愛善信真(まこと)の政事(まつりごと)をなさしめ給(たま)ひ。077飛騨人(ひだびと)が打(う)つ墨縄(すみなは)の唯(ただ)一道(ひとすぢ)に守(まも)るべき。078三五(おほもと)の教(をしへ)の憲(のり)の随々(まにまに)。079善(よ)き道(みち)の正(ただ)しき道(みち)を、080弥遠(いやとほ)に弥広(いやひろ)に弘(ひろ)め導(みちび)かしめ給(たま)ひ。081男(をのこ)も女(をみな)も老(おい)も若(わか)きも。082相共(あひとも)に於与豆礼(およつれ)の妖言(まがこと)に黐鳥(もちどり)の罹(かか)る事(こと)無(な)く。083斯(この)道(みち)を慕(した)ひ信(うべな)ひ、084悪(あ)しき心(こころ)を持(も)たしめず、085曲(まが)れる事(こと)を為(な)さしめず。086過(あやま)ちて犯(をか)さむ事(こと)は、087神直日(かむなほひ)大直日(おほなほひ)に見正(みなほ)し聞治(ききなほ)し坐(ま)し。088百姓(おほみたから)の天(あめ)の狭田(さだ)長田(ながた)に降(お)りて手肱(たなひぢ)に水泡(みなわ)掻垂(かきた)り。089向股(むかもも)に泥(ひぢ)掻寄(かきよ)せて、090取作(とりつく)らむ水田種子(たなつもの)は。091霖雨(ながめ)降頻(ふりし)き河(かは)の瀬(せ)溢(あふ)れて浸(をか)し損(そこな)ふ事(こと)無(な)く。092暴(あら)き風(かぜ)吹荒(ふきすさ)びて、093根掘(ねこじ)倒(たふ)れ朽損(くちそこな)ふ事(こと)なく。094毒(あ)しき虫(むし)の生出(わきいで)て喰荒(くひあれ)しめむ事(こと)無(な)く。095負持(おひも)てる国(くに)の名(な)の、096茂瑞穂(いかしみづほ)に稔(みの)らしめ給(たま)ひ。097世(よ)の長人(ながひと)世(よ)の遠人(とほひと)と名告(なの)らひつつ。098千歳(ちとせ)万歳(よろづよ)生存(いきながら)へて。099世(よ)の為(ため)人(ひと)の為(ため)太(いみ)じき功績(いさを)を樹(た)てむと欲(おも)ふ人々(ひとびと)の病煩(やみわづら)はむ事(こと)あらば、100一日(ひとひ)片時(かたとき)も疾(と)く速(すむや)けく。101惟神(かむながら)の霊法(みのり)に威(いづ)の御魂(みたま)を寄賜(よせたま)ひ。102著(しる)き験(しるし)を効(あら)はして忽(たちま)ち癒(い)えしめ救(すくひ)助(たす)けて。103己(おの)が手手(じし)家(いへ)の業務(なりはひ)緩(ゆる)ぶ事(こと)なく怠(おこた)る事(こと)無(な)く。104弥(いや)勤(つと)めに勤(つと)め締(しまり)て。105子孫(うみのこ)の八十連(やそつづき)五十橿(いかし)八桑枝(やくはえ)の如(ごと)く。106茂木(むく)栄(さか)に栄(さか)えしめ給(たま)ひ、107夜(よ)の守(まもり)日(ひ)の守(まも)りに守(まもり)幸(さきは)へ賜(たま)へと。108恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)す。
109辞別(ことわ)けて白(まを)さく。110朝(あさ)に異(げ)に身(み)の罪(つみ)穢(けがれ)を祓(はら)ひ清(きよ)めて、111拝(をが)み仕(つかへ)奉(まつ)らくを。112天(あめ)の斑駒(ふちこま)の耳(みみ)弥高(いやたか)に聞上(きこえあげ)賜(たま)ひて。113宣教師(をしへつかさ)が教(をしへ)の為(わざ)に己(おの)が向々(むきむき)有(あ)らしめず、114其(その)程々(ほどほど)の功績(いさを)を建(た)てしめ賜(たま)ひ。115殊(こと)に是(これ)の家内(やぬち)を始(はじ)めて、116三五教(おほもとくに)の教信徒(まめひと)諸々(もろもろ)が。117家(いへ)をも身(み)をも護(まも)り恵(めぐ)まひ幸(さきはへ)賜(たま)へと。118鹿児自(かごじ)物(もの)膝(ひざ)折伏(をりふ)せ、119宇自物(うじもの)頸根(うなね)突抜(つきぬ)来(き)て、120恐(かしこ)み恐(かしこ)みも祈願(こひのみ)奉(まつ)らくと白(まを)す。
 
121   三五教(あななひけう)本部(ほんぶ)大祭(たいさい)祝詞(のりと)
 
122此(これ)の神殿(かむどの)に坐(ま)せ奉(まつ)り斎(いつき)奉(まつ)る、123掛巻(かけま)くも綾(あや)に畏(かしこ)き、124三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)の宇豆(うづ)の大前(おほまへ)に、125斎主(いはひぬし)(某)慎(つつし)み敬(ゐやま)ひ畏(かしこ)み畏(かしこ)みも白(まを)さく、126八十日(やそか)日(ひ)は有(あ)れども、127今日(けふ)を生日(いくひ)の足日(たるひ)と選(えら)み定(さだ)めて、128皇道(かむながら)三五(おほもと)の御教(みをしへ)を恐(かしこ)み辱(かたじけな)み、129千々(ちぢ)の一重(ひとへ)も報(むく)い奉(まつ)らむと、130毎年(としごと)の例(ためし)の任々(まにまに)、131春(はる)(秋(あき))の大御祭(おほみまつり)仕(つか)へ奉(まつ)らむとして、132奥山(おくやま)の五百枝(いほえ)真栄木(まさかき)に木棉(ゆふ)取垂(とりし)で、133御食(みけ)は高杯(たかつき)に盛足(もりた)らはして、134御酒(みき)は甕(みか)の戸(へ)高知(たかし)り甕(みか)の腹(はら)満(み)て並(なら)べて、135餅(もちひ)の鏡(かがみ)は八十(やそ)比良加(ひらか)に積(つ)み重(かさ)ね、136御水(みもひ)堅塩(きたし)は窪手(くぼて)に盛満(もりみ)たして137山野(やまぬ)の物(もの)は甘菜(あまな)辛菜(からな)種々(くさぐさ)の果実(このみ)、138海川(うみかは)の物(もの)は鰭(はた)の広物(ひろもの)、139鰭(はた)の狭物(さもの)、140奥津(おくつ)藻菜(もは)、141辺津(へつ)藻菜(もは)に至(いた)る迄(まで)、142百取(ももとり)の机代(つくゑしろ)に盛(もり)高(たか)成(な)して称言(たたへごと)竟(を)へ奉(まつ)らくを、143平(たひら)けく安(やす)らけく聞食(きこしめ)し相諾(あひうづな)ひ給(たま)ひて、144天皇(すめらみこと)の大御寿(おほみいのち)を手長(たなが)の大御寿(おほみいのち)と堅磐(かきは)に常磐(ときは)に、145天津(あまつ)日継(ひつぎ)は天地(あめつち)の共(むた)弥(いや)遠永(とほなが)に栄(さか)え座(ま)さしめ給(たま)ひ、146直(なほ)く正(ただ)しく人(ひと)に憑(うつ)りて教(をし)へ給(たま)ひ諭(さと)し給(たま)へる、147三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)の御教(みをしへ)は、148説(と)く人(ひと)の説(と)きの違(たが)ひ無(な)く、149聞(き)く人(ひと)の聞(き)きの誤(あやまち)あらしめず、150皇道(かむながら)三五(おほもと)の信徒(まめひと)等(たち)は老(おい)も若(わかき)も、151清(きよ)き明(あか)き誠(まこと)の道(みち)をのみ信(うべな)ひて、152異(け)しき卑(いや)しき邪道(よこさのみち)に惑(まど)ふ事(こと)なく入(い)る事(こと)なく、153神(かみ)を敬(ゐやま)ひ君(きみ)を尊(たふと)み、154親子(おやこ)夫婦(めをと)兄弟(はらから)朋友(ともがき)の行(おこな)ひ正(ただ)しく美(うる)はしく、155己(おの)が向々(むきむき)有(あ)らしめず、156家(いへ)の業(なりはひ)弥締(いやしま)りに締(しま)り弥(いや)勤(つと)めに勤(つと)めて、157子孫(うみのこ)の八十続(やそつづき)に至(いた)る迄(まで)五十橿(いかし)八桑枝(やくはえ)の如(ごと)く茂久栄(むくさか)に立栄(たちさか)えしめ給(たま)ひ、158邂逅(わくらは)に病疾(やみわづ)らはむ事(こと)あらば、159一日(ひとひ)片時(かたとき)も疾(と)く速(すむや)けく神随(かむながら)の神法(みのり)に伊豆(いづ)の神霊(みたま)を蒙(かかぶ)らしめ給(たま)ひ、160恩頼(みたまのふゆ)を仰(あふ)がしめ給(たま)ひ、161夜(よ)の守(まもり)日(ひ)の守(まもり)に守護(まもり)幸(さきは)へ給(たま)へと祈願(こひのみ)白(まを)す事(こと)の状(さま)を聞(きこ)し食(め)し相諾(あひうづな)ひ給(たま)へと、162鹿児自(かごじ)物(もの)膝(ひざ)折伏(をりふ)せ鵜自物(うじもの)頸根(うなね)突抜(つきぬ)きて畏(かしこ)み畏(かしこ)みも白(まを)す。
 
163   本部(ほんぶ)大神(おほかみ)月次祭(つきなみさい)祝詞(のりと)
 
164此(これ)の神床(かむどこ)に斎(いつ)き奉(まつ)り座(ま)せ奉(まつ)る、165掛巻(かけまく)も綾(あや)に恐(かしこ)き三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)の宇豆(うづ)の大前(おほまへ)に、166斎主(いはひぬし)(某)慎(つつし)み敬(ゐやま)ひも白(まを)さく。167今日(けふ)はしも月毎(つきごと)の御祭(みまつり)仕(つか)へ奉(まつ)るとして、168御食(みけ)は高杯(たかつき)に盛足(もりた)らはし、169御酒(みき)は甕(みか)の戸(へ)高知(たかし)り甕(みか)の腹(はら)満(み)て並(なら)べて、170餅(もちひ)の鏡(かがみ)は八十(やそ)比良加(ひらか)に積(つ)み重(かさ)ね、171山野(やまぬ)の物(もの)は甘菜(あまな)辛菜(からな)種々(くさぐさ)の果実(このみ)、172海川(うみかは)の物(もの)は鰭(はた)の広物(ひろもの)鰭(はた)の狭物(さもの)、173奥津(おくつ)藻菜(もは)辺津(へつ)藻菜(もは)、174御水(みもひ)堅塩(きたし)に至(いた)る迄(まで)、175横山(よこやま)の如(ごと)く置(お)き足(た)らはして、176称言(たたへごと)竟(を)へ奉(まつ)らくを平(たひら)けく安(やす)らけく聞食(きこしめ)して、177現(あきつ)御神(みかみ)と大八洲(おほやしま)国(くに)知食(しろしめ)す天皇(すめらみこと)の大御代(おほみよ)を、178手長(たなが)の大御代(おほみよ)と堅磐(かきは)に常磐(ときは)に、179天地(あめつち)の共(むた)弥遠永(いやとほなが)に栄(さか)え座(ま)さしめ給(たま)ひ、180三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)の御教(みをしへ)は、181説(と)く人(ひと)の説(とき)の違(たがひ)なく、182聴(き)く人(ひと)の聴(きき)の誤(あやまち)あらしめず、183皇道(かむながら)三五(おほもと)の信徒(まめひと)等(たち)は184各(おの)も各(おの)も清(きよ)き明(あか)き誠(まこと)の道(みち)をのみ信(うべな)ひて、185異(け)しき卑(いや)しき邪道(よこさのみち)に惑(まど)ふ事(こと)なく入(い)る事(こと)なく、186神(かみ)を敬(ゐやま)ひ君(きみ)を尊(たふと)み、187親子(おやこ)夫婦(めをと)兄弟(はらから)朋友(ともがき)の行(おこな)ひ正(ただ)しく美(うる)はしく、188己(おの)が向々(むきむき)あらしめず、189家(いへ)の業(なりはひ)弥締(いやしま)りに締(しま)り弥(いや)勤(つと)めに勤(つと)めて、190子孫(うみのこ)の八十続(やそつづき)に至(いた)る迄(まで)、191五十橿(いかし)八桑枝(やくはえ)の如(ごと)く茂久栄(むくさか)に立栄(たちさか)えしめ給(たま)ひ、192夜(よ)の守(まもり)日(ひ)の守(まもり)に守(まも)り幸(さきは)へ給(たま)へと、193祈願(こひのみ)白(まを)す事(こと)の状(さま)を聞(き)こし食(めし)相諾(あひうづな)ひ給(たま)へと、194鹿児自(かごじ)物(もの)膝(ひざ)折伏(をりふ)せ鵜自物(うじもの)頸根(うなね)突抜(つきぬ)きて、195恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)す。
 
196   各家(かくけ)神床(かむどこ)遷座祭(せんざさい)祝詞(のりと)
 
197掛巻(かけまく)も恐(かしこ)き三五皇(おほもとすめ)大御神(おほみかみ)の大前(おほまへ)に(某)由麻波利(ゆまはり)清麻波里(きよまはり)、198恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)さく。199八十日(やそか)日(ひ)は有(あ)れども今日(けふ)を生日(いくひ)の足日(たるひ)と選(えら)み定(さだ)めて、200此回(こたび)新(あらた)に設備(とりまかな)へる神殿(みあらか)に遷(うつ)し奉(まつ)り座(ま)せ奉(まつ)り、201御祭(みまつり)仕(つか)へ奉(まつ)らむとす。202故(かれ)御酒(みき)御饌(みけ)海川(うみかは)山野(やまぬの)種々(くさぐさ)の物(もの)を、203平(たひ)らかに安(やす)らかに聞食(きこしめ)して、204家長(いへをさ)を始(はじ)め諸人(もろびと)が過(あやまち)犯(をか)しけむ罪(つみ)穢(けがれ)有(あ)らむをば、205神直日(かむなほひ)大直日(おほなほひ)に見直(みなほ)し聞直(ききなほ)しまして、206大神(おほかみ)の御心(みこころ)も安(やす)く隠(おだひ)に鎮(しづま)り坐(ま)して、207弥(いや)遠永(とほなが)に守(まも)り幸(さきは)へ給(たま)へと畏(かしこ)み畏(かしこ)みも白(まを)す。
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