霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二〇章 三五(おほもと)神諭(しんゆ)その一〔一五四五〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻 篇:第5篇 金言玉辞 よみ(新仮名遣い):きんげんぎょくじ
章:第20章 三五神諭(その一) よみ(新仮名遣い):おおもとしんゆ 通し章番号:1545
口述日:1923(大正12)年04月25日(旧03月10日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年8月12日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
明治二十五年旧正月…日
三ぜん世界一度に開く梅の花、艮の金神の世に成った。梅で開いて松で治める神国の世になった。この世は神が構わなければ立ち行かないが、今は強いもの勝ちの獣・悪魔ばかりに世になってしまっている。
邪神にばかにされて眼が覚めない暗がりの世である。これでは世が立ち行かないから、神が表に現れて、三千世界の天之岩戸開きを致すのである。三千世界の大洗濯、大掃除を致して、天下泰平に世を収めて、万古末代までつづく神国の世にするのである。
上ばかり良くても行けない、かみしも揃わなければ世は収まらない。不公平では治まらないのだ。かみしも揃えて人民を安心させ、末代潰れない神国の世に致すのだ。天使は綾部に出現されてある。
世界をこのままおいたなら暗黒に成る。この世の鬼を往生させ邪神を戒めなければ世界は神国にならない。昔の大本からの神の仕組が成就致す時節が廻ってきたから、苦労はあっても埒を付けるのだ。
判った守護神は一柱なりとも早く大本へ出て参って、神界の御用を致して下され。世界中の事であるから、何ほど知恵や学があっても人民では判らないことである。だから生まれ赤子の心に立ち返らないと見当が取れない。
綾部は昔から神が隠しておいた真誠の仕組の地場であるのだ。世界国ぐに所どころに岩戸開きを知らせる神柱はたくさん現れる。高天原へ諸国の守護神を集めて、それぞれの御用を申し付ける。何をしても大本の教えを守らなければ九分九厘でひっくり返る。
皆吾が吾がと思っていても、艮の金神が化かして使っているのである。仕組の判る守護神は世の本の御用を致さすから、これまでの心を入れ替えて、大本へ来て肝心の事を聞いて、御用を勤めてくだされ。
神と悪魔との戦いがある。このいくさは勝ち軍、神が陰から仕組が致してある。神が表に現れて善へ手柄をさせる。邪神の国から始まってもう一と戦がある。あとは世界の大たたかいで、これは段々判ってくる。
この世は神国であるから、世界を一つに丸める。そこへ成るまでにはなかなか骨が折れるけれども、三千年余の仕組であるから、上に立っている守護神にちょっと判りかけたら神が力を附けるから大丈夫である。
世界の大峠を越すためには、素直にしてどんな苦労も致す人民でないと、世界の物事が成就しない。
この事を明らかにする身霊は東から出てくる。このお方がお出でになったら、さっぱり日の出の守護と成るから、世界中の神徳が光り輝く神世になるのだ。
いったん戦いが治まっても、後の悶着はなかなか治まらない。神が表に現れて神と学との力くらべを致す。学の世はもう済んだ。神には勝てないのだ。
明治二十六年…月…日
世界に大きな事や変わった事が出てくるのは、皆この金神の渡る橋であるから、世界の出来事を考えたら神の仕組が判ってきて誠の改信ができる。一人でも改信させて世界を助けたいと思い、艮の金神は昼夜、天地の元の大神様へお詫びをいたしている。
これから世界中の大洗濯をしてこの世を治す。信心強き者は助ける。信心なきものは気の毒ながらお出直しになる。根本から世を立て直すから、世界が一度に動く。
この世は神国であるから、善き心を持たなければ、悪では永くは続かない。金神の世になればどんな事でも致すから、珍しい事が出来る。
明治二十七年旧正月三日
綾部は世の本の太古から神の経綸が致してある結構なところである。このことを知っている人民は独りも無い。本宮坪の内の出口竹蔵・お直の屋敷には金の茶釜と黄金の玉が埋めてある。これを掘り出して三千世界の宝と致す。黄金の玉が光り出したら世界中が日の出の守護となる。
大地の金神様を金勝要の神様と申す。この神様を陸地表面にお上げ申して、結構なお祭りをなさないとこの世は治まらない。
神は厳しく、人民は穏やかになる。これを誠の神世という。神世になれば人民の寿命も長くなり、世界中勇んで暮らすようになる。
明治二十九年旧十二月二日
天地の神々のお蔭で段々と住家も立派になり、衣類も食物も結構に授けていただくようになった。みなこの世をこしらえた元の活神の守護である。元の活神の苦労を忘れて利己主義のやり方ばかりをして、神の居るところも無いようにしてしまった。
このままでは世界が潰れて餓鬼と鬼の世になるから、岩戸を開かねばらない事に世が迫ってきた。神が表に現れて、神力を現し、三千世界を日の出の守護と致して世界を守る。
神が永らく艱難苦労を致していたことを知る人民はほとんどない。それでは神の経綸は延びるばかりであるから、大本へ立ち寄って神のお話を聞かせてもらった人民なりとも改信して、元の水晶魂に立ち返ってくだされ。
世が迫ってきたから、解った人民から改信しないと世界の人民が三分になってしまう。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-11-08 17:21:06 OBC :rm6020
愛善世界社版:273頁 八幡書店版:第10輯 689頁 修補版: 校定版:287頁 普及版: 初版: ページ備考:
001      明治二十五年旧正月…日
 
002 (さん)ぜん世界(せかい)一度(いちど)(ひら)(うめ)(はな)003(うしとら)金神(こんじん)()()りたぞよ。004(うめ)(ひら)いて(まつ)(をさ)める、005神国(しんこく)()になりたぞよ。006この()(かみ)(かま)はな()けぬ()であるぞよ。007今日(いま)獣類(けもの)()008(つよ)いもの()ちの、009悪魔(あくま)ばかりの()であるぞよ。010世界(せかい)(けもの)()になりて()るぞよ。011邪神(あくがみ)にばかされて、012(しり)()まで()かれて()りても、013()()()めん(くら)がりの()になりて()るぞよ。014(これ)では、015()()ちては()かんから、016(かみ)(おもて)(あら)はれて、017三千(さんぜん)世界(せかい)天之(あまの)岩戸(いはと)(びら)きを(いた)すぞよ。018用意(ようい)()されよ。019この()全然(さつぱり)020(さら)つに(いた)して(しま)ふぞよ。021三千(さんぜん)世界(せかい)大洗濯(おほせんたく)022大掃除(おほさうじ)(いた)して、023天下(てんか)泰平(たいへい)()(をさ)めて、024万古(まんご)末代(まつだい)(つづ)神国(しんこく)()(いた)すぞよ。025(かみ)(まを)した(こと)は、026一分(いちぶ)一厘(いちりん)(ちが)はんぞよ。027毛筋(けすぢ)横巾(よこはば)ほども間違(まちが)ひは()いぞよ。028これが(ちが)ふたら、029(かみ)()()()らんぞよ。
030 (いづ)れの教会(けうくわい)先走(さきばし)り、031とどめに(うしとら)金神(こんじん)(あら)はれて、032(あま)岩戸(いはと)(ひら)くぞよ。033岩戸(いはと)(びら)きのあるといふ(こと)は、034()神柱(かむばしら)にも(わか)りて()れど、035()うしたら開明(かいめい)になるといふ(こと)は、036(わか)りて()らんぞよ。037九分(くぶ)九厘(くりん)までは()らしてあるが、038モウ一厘(いちりん)肝心(かんじん)(こと)は、039(わか)りて()らんぞよ。040三千(さんぜん)世界(せかい)(こと)は、041何一(なにひと)(わか)らん(こと)()(かみ)であるから、042(さび)しく()りたら、043綾部(あやべ)大本(おほもと)()(まゐ)りて、044(はなし)()かして(いただ)けば、045(なに)()世界(せかい)一目(ひとめ)()える神徳(しんとく)(さづ)けるぞよ。
046 (かみ)となれば、047スミスミまでも、048()()けるが(かみ)(やく)049かみばかり()くても()けぬ、050かみしも(そろ)はねば()(をさ)まらんぞよ。051不公平(むちや)では(をさ)まらん、052かみしも(そろ)へて人民(じんみん)安心(あんしん)させて、053末代(まつだい)(つぶ)れぬ神国(しんこく)()(いた)すぞよ。054用意(ようい)()されよ、055脚下(あしもと)から(とり)がたつぞよ。
056 天地(てんち)までも自由(じいう)(いた)して、057(かみ)残念(ざんねん)なぞよ。058(いま)人民(じんみん)059盲者(めくら)聾者(つんぼ)ばかり、060(かみ)()()れば、061井戸(ゐど)(はた)茶碗(ちやわん)()いた(ごと)く、062(あぶな)ふて()()れんぞよ。063サタンよ。064(いま)(うしとら)金神(こんじん)返報(へんぱう)(がへ)しを(いた)すぞよ。
065 ()()()るは虎耳草(ゆきのした)066(うへ)(した)(はな)()かねば、067(この)()(をさ)まらぬ。068(うへ)ばかり()くても()けぬ()069(した)ばかり()くても(この)()(をさ)まらぬぞよ。
070 天使(てんし)綾部(あやべ)出現(しゆつげん)されてあるぞよ。071至治太平(みろく)()(ひら)いて、072(もと)(むかし)(かへ)すぞよ。073神柱会(こくくわい)(びら)きは人民(じんみん)何時(いつ)までかかりても(ひら)けんぞよ。074(かみ)(ひら)かな、075(ひら)けんぞよ。076(ひら)いて()せうぞよ。077世界(せかい)をこの(まま)おいたなら暗黒(やみくも)()るぞよ。078永久(ながう)(つづ)かんぞよ。079(いま)()()人民(じんみん)ないぞよ。080(かみ)()けるぞよ。081(この)()(おに)往生(わうじやう)さして、082邪神(じやしん)慈神(じしん)神也(かみなり)慈悲(じひ)(あめ)()らして、083(いまし)めねば、084世界(せかい)神国(しんこく)にならんから、085(むかし)大本(おほもと)からの(かみ)仕組(しぐみ)が、086成就(じやうじゆ)(いた)時節(じせつ)(まは)りて()たから、087苦労(くらう)はあれど、088バタバタと(らち)()けるぞよ。089(わか)りた守護神(しゆごじん)一柱(ひとはしら)なりと(はや)大本(おほもと)()(まゐ)りて、090神界(しんかい)御用(ごよう)(いた)して(くだ)されよ。091さる(かは)りに(つと)(あが)りたら、092万古(まんご)末代(まつだい)大事業完成者(かみばしら)であるから、093(かみ)から結構(けつこう)(おん)(れい)(まを)すぞよ。094世界中(せかいぢう)(こと)()るから、095(なに)(ほど)知恵(ちゑ)(がく)がありても、096人民(じんみん)では(わか)らん(こと)であるぞよ。097()仕組(しぐみ)(わか)りては()らず、098(わか)らねば()らず、099(わか)らぬので、100改信(かいしん)出来(でき)ず、101岩戸(いはと)(びら)きの、102末代(まつだい)一度(いちど)仕組(しぐみ)であるから、103全然(さつぱり)104(がく)知恵(ちゑ)()てて(しま)ふて、105(うま)赤児(あかご)(こころ)立返(たちかへ)らんと、106見当(けんたう)()れん、107六ケ敷(むつかしい)仕組(しぐみ)であるぞよ。108(いま)(まで)(はら)(なか)の、1081垢塵(ごもく)109さつぱり、1091()()して(しま)はんと、110今度(こんど)実地(じつち)まことは、1101(わか)りかけが(いた)さん、111大望(たいまう)仕組(しぐみ)であるぞよ。
112 氏神(うぢがみ)(さま)(には)白藤(しらふぢ)113(うめ)(さくら)は、114出口(でぐち)(なほ)(おん)(れい)庭木(にはき)に、115(うゑ)さしたのであるぞよ。116白藤(しらふぢ)(さか)えば、117綾部(あやべ)()くなりて(すゑ)(みやこ)(いた)すぞよ。118福知山(ふくちやま)舞鶴(まひづる)外囲(そとがこ)ひ、119十里(じふり)四方(しはう)宮垣内(みやがいち)120綾部(あやべ)はまん(なか)になりて、121黄金(わうごん)世界(せかい)()(をさ)まるぞよ。122綾部(あやべ)結構(けつこう)(ところ)123(むかし)から(かみ)(かく)して()いた、124真誠(まこと)仕組(しぐみ)地場(ぢば)であるぞよ。
125 世界(せかい)国々(くにぐに)所々(ところどころ)に、126岩戸(いはと)(びら)きを()らす神柱(かむばしら)沢山(たくさん)(あら)はれるぞよ。127(みな)(うしとら)()金神(こんじん)国常立(くにとこたちの)(みこと)仕組(しぐみ)で、128世界(せかい)()らして()るぞよ。129大方(おほかた)()(わた)りた時分(じぶん)に、130高天原(たかあまはら)諸国(しよこく)(かみ)131守護神(しゆごじん)(あつ)めて、132それぞれの御用(ごよう)(まをし)()ける、133(たふと)()()()(もと)の、134竜門館(りうもんやかた)神屋敷(かみやしき)135地上(ちじやう)高天原(たかあまはら)であるから、136(なに)(いた)しても大本(おほもと)(をしへ)(まも)らねば、137九分(くぶ)九厘(くりん)転覆(ひつくりかへ)るぞよ。138(みな)(かみ)仕組(しぐみ)であるから、139(われ)(われ)がと(おも)ふて(いた)して()るが、140(みな)(うしとら)金神(こんじん)(ばか)して使(つか)ふて()るのであるぞよ。141()(かみ)は、142(ひと)手柄(てがら)をして(よろこ)ぶやうな(かみ)でないぞよ。143仕組(しぐみ)(わか)守護神(しゆごじん)でありたら、144(たがひ)()()()ふて、145()(もと)御用(ごよう)(いた)さすから、146(これ)までの(こころ)入替(いれか)へて、147大本(おほもと)()肝腎(かんじん)(こと)()いて、148御用(ごよう)(つと)めて(くだ)されよ。149三千(さんぜん)世界(せかい)神々(かみがみ)(さま)150守護神(しゆごじん)殿(どの)()()けるぞよ。151谷々(たにだに)小川(をがは)(みづ)大川(おほかは)へ、152(すゑ)(ひと)つに()仕組(しぐみ)153此処(ここ)()(もと)154(まこと)(かみ)(すま)ひどころ。
155 (かみ)悪魔(あくま)との(たたか)ひがあるぞよ。156(この)いくさは()(いくさ)157(かみ)(かげ)から、158仕組(しぐみ)(いた)してあるぞよ。159(かみ)(おもて)(あら)はれて、160(ぜん)手柄(てがら)(いた)さすぞよ。161邪神(あくがみ)(くに)から(はじ)まりて、162モウ()(いくさ)があるぞよ。163あとは世界(せかい)(おほ)たたかひで、164(これ)から段々(だんだん)(わか)りて()るぞよ。165この()神国(しんこく)166世界(せかい)(ひと)つに(まる)めるぞよ。167そこへ()(まで)には、168中々(なかなか)(ほね)()れるなれど、169三千(さんぜん)(ねん)(あま)りての仕組(しぐみ)であるから、170うへに()ちて()れる守護神(しゆごじん)に、171チツト(わか)りかけたら、172(かみ)(ちから)()けるから、1721大丈夫(だいぢやうぶ)であるぞよ。173世界(せかい)大峠(おほたうげ)()すのは、174(かみ)(まを)(やう)に、175素直(すなほ)(いた)して、176()んな苦労(くらう)(いた)人民(じんみん)でないと、177世界(せかい)物事(ものごと)成就(じやうじゆ)いたさんぞよ。178(かみ)はくどう()()けるぞよ。179(この)(こと)()ける身魂(みたま)は、180(ひがし)から()()るぞよ。181(この)()(かた)()(いで)になりたら全然(さつぱり)()()守護(しゆご)()るから、182世界中(せかいぢう)神徳(しんとく)(ひか)(かがや)神世(かみよ)になるぞよ。183中々(なかなか)大事業(たいもう)であれども、184(むかし)からの生神(いきがみ)仕組(しぐみ)であるから別条(べつでう)()いぞよ。
185 一旦(いつたん)たたかひ(をさ)まりても、186(あと)悶着(もんちやく)中々(なかなか)(をさ)まらんぞよ。187(かみ)(おもて)(あら)はれて、188(かみ)(がく)との力競(ちからくら)べを(いた)すぞよ。189(がく)()はモウ()みたぞよ。190(かみ)には()てんぞよ。
 
191
 
192      明治二十六年…月…日
 
193 お(てら)しは一体(いつたい)194世界(せかい)(ひと)つに(をさ)める経綸(しぐみ)(いた)してあるぞよ。195この()(かみ)(くに)であるから、196汚食(をじき)なぞは()らぬ(くに)を、197(あま)(けが)して、198(かみ)()()()れんやうに()りたぞよ。199世界(せかい)人民(じんみん)よ、200改信(かいしん)(いた)されよ。201(もと)(むかし)(もど)すぞよ。202ビツクリ(ばこ)()くぞよ。203神国(しんこく)()()りたから、204信心(しんじん)(つよ)きものは(かみ)()(やく)()てるぞよ。205(いま)(まで)(うち)(そと)とが立別(たちわか)れて()りたが、206(かみ)(おもて)(あら)はれて、207カラも天竺(てんぢく)(ひと)つに(まる)めて、208万古(まんご)末代(まつだい)(つづ)神国(しんこく)(いた)すぞよ。209(うしとら)金神(こんじん)(この)()閻魔(えんま)(あら)はれるぞよ。
210 世界(せかい)(おほ)きな(こと)(かは)りた(こと)()()るのは、211(みな)()金神(こんじん)(わた)(はし)であるから、212世界(せかい)出来事(できごと)(かんが)へたら、213(かみ)仕組(しぐみ)(わか)りて()て、214(まこと)改信(かいしん)出来(でき)るぞよ。215世界(せかい)には(まこと)(もの)(かみ)()りて()るから、216漸々(だんだん)結構(けつこう)(わか)りて()るぞよ。217()目醒(めざま)しも()るぞよ。218(また)()しき目醒(めざま)しも()るから、219世界(せかい)(こと)()改信(かいしん)(いた)されよ。220(さら)たまりての()になるぞよ。221(いま)(まで)()かりた(ところ)はチト(わる)くなり、222(わる)かりた(ところ)()くなるぞよ。223(うへ)へお(つち)(あが)(ところ)もあるぞよ。224(つち)(さが)りて(うみ)となる(ところ)もあるぞよ。225(これ)時節(じせつ)であるから、226ドウも(いた)しやうが()いなれど、227一人(ひとり)なりと改信(かいしん)()して、228世界(せかい)(たす)けたいと(おも)ふて、229天地(てんち)(もと)大神(おほかみ)(さま)へ、230(うしとら)金神(こんじん)昼夜(ちうや)()(わび)(いた)して()るぞよ。
231 この(かみ)天晴(あつぱれ)表面(おもて)()りたら、232世界(せかい)水晶(すいしやう)()(いた)すのであるから、233改信(かいしん)(いた)したものから(はや)()(いた)すぞよ。234水晶(すいしやう)神代(かみよ)()れば、235何事(なにごと)()(なか)(おも)(やう)になるぞよ。236水晶(すいしやう)霊魂(みたま)調査(あらた)めて(かみ)御用(ごよう)使(つか)ふぞよ。237身魂(みたま)審判(あらため)(いた)して、238(かみ)(つな)()けるぞよ。239(つな)()けたら(かみ)(はな)さぬぞよ。240(もと)(かみ)直系(ぢきぢき)分霊(わけみたま)(さづ)けてあるぞよ。
241 (これ)から世界中(せかいぢう)神国(しんこく)神民(しんみん)とに(いた)して、242世界(せかい)(かみ)(ぶつ)人民(じんみん)も、243(いさ)んで(くら)さすぞよ。244(かみ)245仏事(ぶつじ)246人民(じんみん)なぞの世界中(せかいぢう)洗濯(せんたく)(いた)して、247(この)()(なほ)すぞよ。248信心(しんじん)(つよ)(もの)(たす)けるぞよ。249信心(しんじん)なきものは()(どく)ながら()出直(でなほ)しで御座(ござ)るぞよ。250(かみ)()()けた(うへ)にも()()けるぞよ。251(ひと)世界(せかい)大洗濯(おほせんたく)(いた)して、252根本(こつぽん)から()立直(たてなほ)すから、253世界(せかい)一度(いちど)(うご)くぞよ。254世界(せかい)には(なん)でなり(とも)255()せしめがあるぞよ。256天地(てんち)神々(かみがみ)のお(みや)()てて、257三千(さんぜん)世界(せかい)(まも)るぞよ。258世界(せかい)がウナルぞよ。259世界(せかい)上下(うへした)(かへ)るぞよ。260(この)()神国(しんこく)()であるから、261()(こころ)()たねば、262(あく)では(なが)うは(つづ)かんぞよ。263金神(こんじん)()になれば()んな(こと)でも(いた)すぞよ。264(めづ)らしき(こと)出来(でき)るぞよ。
 
265
 
266      明治二十七年旧正月三日
 
267 燈台下(とうだいもと)真暗黒(まつくらがり)268遠国(ゑんごく)から(わか)りて()269アフンと(いた)(こと)出来(でき)るぞよ。270綾部(あやべ)()(もと)太古(おほむかし)から、271(かみ)経綸(しぐみ)(いた)してある結構(けつこう)(ところ)であるから、272(まこと)(もの)には流行病(はやりやまひ)(ふう)じてあるぞよ。273(この)(こと)()りた人民(じんみん)(いま)一人(ひとり)()いぞよ。274(あま)改信(かいしん)(いた)さんと275()(をさ)まりたら、2751万古(まんご)末代(まつだい)(あく)(かがみ)(いた)すぞよ。276出口(でぐち)()()きに()るものも出来(でき)るぞよ。277本宮(ほんぐう)(つぼ)(うち)出口(でぐち)竹造(たけざう)278(なほ)屋敷(やしき)には279(きん)茶釜(ちやがま)黄金(こがね)(たま)()けてあるぞよ。280(これ)掘出(ほりだ)して三千(さんぜん)世界(せかい)(たから)(いた)すぞよ。281黄金(こがね)(たま)(ひかり)()したら、282世界中(せかいぢう)()()守護(しゆご)となりて、283(かみ)神力(しんりき)(なに)(ほど)でも()るぞよ。284()いた(くち)(すぼ)まらぬぞよ。285(うし)(くそ)天下(てんか)()ると(まを)すのは、2851今度(こんど)(こと)(たとへ)であるぞよ。286(むかし)から()斯世(このよ)(はじ)まりてから()(めづ)らしき(こと)であるぞよ。287大地(だいち)金神(こんじん)(さま)金勝要(きんかつかね)(かみ)(さま)(まを)すぞよ。288今度(こんど)(うしとら)金神(こんじん)(おもて)()るに()いて、289(この)(かみ)(さま)陸地表面(あげ)へお()(まを)して、290結構(けつこう)()(まつ)(まを)さな斯世(このよ)(をさ)まらんぞよ。291(むかし)から結構(けつこう)霊魂(みたま)(たか)(かみ)(さま)ほど、292()()ちて御座(ござ)るぞよ。293時節(じせつ)(まゐ)りて煎豆(いりまめ)にも(はな)()きて上下(うへした)にかへりて、294万古(まんご)末代(まつだい)(つづ)()()りて、295(かみ)(はげ)しく人民(じんみん)(おだや)かになるぞよ。296(これ)(まこと)神世(かみよ)(まを)すぞよ。297神世(かみよ)になれば人民(じんみん)寿命(じゆみやう)(なが)くなるぞよ。298世界中(せかいぢう)(いさ)んで(くら)(やう)()るぞよ。299(いま)人民(じんみん)()んな結構(けつこう)()()いと(まを)して()れど、300(かみ)から()れば、301(これ)(くらゐ)(わる)()斯世(このよ)(もと)から()いのであるぞよ。302人民(じんみん)(まを)すものは()(まへ)(こと)より(なに)(わか)らんから無理(むり)()いぞよ。
 
303
 
304      明治二十九年旧十二月二日
 
305 (むかし)(はじま)りと(まを)すものは、306(まこと)難渋(なんじう)()でありたぞよ。307()()衣類(きるゐ)(いた)し、308(くさ)(ささ)()食物(たべもの)(いた)して、309刃物(きれもの)(ひと)()るでなし、310(つち)(あな)()りて住居(すまゐ)(いた)したもので()りたが、311天地(てんち)神々(かみがみ)()(かげ)段々(だんだん)住家(すみか)立派(りつぱ)になり、312衣類(きるゐ)食物(たべもの)結構(けつこう)(さづ)けて(いただ)(やう)になりたのは、313(みな)(この)()創造(こしらへ)た、314(もと)活神(いきがみ)守護(しゆご)人民(じんみん)結構(けつこう)になりたのであるぞよ。315人民(じんみん)()(ひら)けて(あま)結構(けつこう)になると、316(もと)(むかし)活神(いきがみ)苦労(くらう)(わす)れて、317勝手(かつて)気儘(きまま)()りて、318全然(さつぱり)()頂上(てつぺん)(のぼ)りつめて、319(まこと)(かみ)(おも)ひを()りた人民(じんみん)漸々(だんだん)()くなりて、320利己主義(われよし)行方(やりかた)ばかり(いた)して、321(この)()(つよ)(もの)()ちの畜生原(ちくしやうばら)にして(しま)ふて、322(かみ)()(ところ)()(やう)(いた)したから、323モウ(この)(まま)にして()いては、324世界(せかい)(つぶ)れて、325餓鬼(がき)(おに)との()()るから、326岩戸(いはと)(ひら)かな()らん(こと)に、327()(せま)りて()たのであるぞよ。328邪神(あくがみ)覇張(はば)りて(かみ)(くに)(けが)して(しま)ふて、329(この)()真暗闇(まつくらやみ)であるぞよ。330(かみ)(おもて)(あら)はれて、331神力(しんりき)(あら)はして、332三千(さんぜん)世界(せかい)()()守護(しゆご)(いた)して、333世界(せかい)(まも)るぞよ。334この()一旦(いつたん)泥海(どろうみ)()(ところ)であれども、335金神(こんじん)(てん)大神(おほかみ)(さま)()(わび)(まを)して、336(たす)けて(いただ)かねば、337世界(せかい)人民(じんみん)可哀相(かあいさう)であるから、338()んでも人民(じんみん)(たす)けたさに339(かみ)(なが)らく艱難(かんなん)苦労(くらう)(いた)して()れども、340()りた人民(じんみん)()(ほど)より()いので、341(かみ)経綸(しぐみ)(のび)(ばか)りであるから、342(この)大本(おほもと)(たち)()りて(かみ)()(はなし)()かして(もら)ふた人民(じんみん)だけなりと、343改信(かいしん)三五神諭には約70ヶ所で「改信」が使われているが、校定版・愛世版では第20章a343と第22章a311の2ヶ所だけ「改心」になっている。初版では全て「改信」であり「改心」は使われていない。したがって誤字と判断し、霊界物語ネットでは「改信」に修正した。(いた)して、344(もと)水晶魂(すいしやうだま)立復(たちかへ)りて(くだ)されよ。345()(せま)りて()たから、346モウ何時(いつ)(はじ)まるか()れんから、347(あと)でヂリヂリ(もだ)(いた)しても、348モウ仕様(しやう)()いから、349何時(いつ)(まで)()()けたが、350モウ()()(やう)()いぞよ。351(わか)りた人民(じんみん)から改信(かいしん)をして(くだ)さらんと、352世界(せかい)人民(じんみん)三分(さんぶ)になるぞよ。
353大正一二・四・二五 旧三・一〇 北村隆光再録)
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