霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
×
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
ルビの表示


アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注[※]用語解説 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

脚注[*]編集用 [?][※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]

外字の外周色 [?]一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。[×閉じる]
現在のページには外字は使われていません

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】サブスクのお知らせサイトをリニューアルしました。不具合がある場合は従来バージョンをお使い下さい

第二二章 三五(おほもと)神諭(しんゆ)その三〔一五四七〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻 篇:第5篇 金言玉辞 よみ(新仮名遣い):きんげんぎょくじ
章:第22章 三五神諭(その三) よみ(新仮名遣い):おおもとしんゆ 通し章番号:1547
口述日:1923(大正12)年04月26日(旧03月11日) 口述場所:竜宮館 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1925(大正14)年8月12日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
明治三十四年旧六月三日
この世の行く先は、綾部の大本の竜門館でないと、なにほど知識で考えても解らない。変性男子は世界にある事を先繰りに、前途の事を知らせる御役である。
今度は世に落ちている神々を皆世に上げなければならない御役である。それについては世に出てお出でます万の神様に明治二十五年から申し付けてある。
明治三十五年旧七月十一日
永らく筆先に出して知らせても、今の人民は疑いが強いから、この中に実地をして見せてある。因縁ある身魂を引き寄せて御用に使うと筆先に出してある。
この結構な経綸が判りかけてくるほど、世界から鼻高が出てくる。また誠で出てくる者、目的を立てようと思って出てくる者もあり、世間に解るほど忙しくなる。
夜が明けると世界はいったん悪くなる。大本さえ信心していたら善き事が出来るように思っても、出口の日々の願いで大難を小難にまつり替えたところで、神国の中にもそれぞれの見せしめはある。
これから従来のやり方を根本から改正させてしまうから、今まで上に立って居た紙は大分辛くなってくる。神の国はこの状態でおいたらさっぱり悪神に取られてしまう。かような時節に神に立って居る守護神が先に解らないから、岩戸を開いて先が判る世にするのだ。
明治三十六年旧七月三日
悪神の国から始まって大戦争があると申してあるが、艮の金神は日の下に経綸がしてある。日の下は神国で結構な国というのは分かっているが、神国魂がちっともないと狼狽えてしまうぞ。
窮極まで行くと悪魔が一つになって皆攻め来ったときに、悪神の守護神が元の霊魂の力や誠の力を恐れて往生するところまで、神国の人民は耐え忍ばなければ御用ができない。御用をいたす身魂が二三分できたら、昔からの経綸の神が現れて、世界中が安心できるようにして元の神代に帰すのである。
邪神の侵略主義のやり方ではもう済んだ。何ほど知恵学力があり兵隊がたくさんあっても、三千年余りての経綸の時節が来たのである。この大本には揃って神力を積んでおかないと、どうにも激しくて傍には寄り付けないような事が出来てくるから、身魂をよく磨いておけと申すのだ。
大本は天地の誠一つの先祖の神の経綸の尊い場所であるから、身欲信心をしている人民では寄せ付けない。
明治三十七年旧正月十日
艮金神稚日女岐実命が、出口の守と現れて、変性男子の身魂が全部現れてこの世を構うと、あまり速やかに見え透いて、出口の傍へは寄れないようになると申しているが、時節が参ったので気遣いすることができてくる。
変性男子は大望な御役であるから、今度の御用をさせるために神代一代の苦労がさしてある。岩戸開きの筆先と立て直しの筆先とを、世が治まるまで書かせるのである。どんな事も皆解ってくるから、改信いたせ、身魂の選択を致せと出口直の手で知らせてある。
この世が末になって一寸も前に行けないようになり、変性男子と変性女子が現れて二度目の天の岩戸を開く大望な御役である。
明治三十七年旧七月十二日
今の役員信者は今度の戦争で世が根本から立て替わるように信じて慌てているが、世界中の修斎であるから、そう着々とは行かない。今度の戦争は門口である。
肝心の役員が変性女子に反対して書いたものを灰にしたり排斥したり邪魔をするので、これから皆野役員の目が醒めるように、変性女子の肉体を大本を出して経綸を致す。女子が出たら火が消えたように一人も立ち寄る人民は無くなる。明治四十二年までは神が外へ連れ参って経綸の橋架けをいたす。
この大本の中の者が残らず改信して女子の身上が解ってきたら、物事は箱さしたように進む。明治五十年を真ん中として後先十年の間が岩戸開きの正念場である。明治五十五年の三月三日、五月五日は誠に結構な日である、それまではこの大本の中は辛い。
明治四十二年になったら変性女子がぼつぼつ因縁の身魂を大本へ引き寄せて神の仕組を始める。腹の底に誠意がないと欲に迷って大きな取違を致すから今のうちに胸に手を当てて考えて見るがよい。
明治三十七年旧八月十日
天も地も世界中一つに丸め、枡掛けひいたごとく誰ひとり底辺には落とさぬ。種をまき苗が立ったら出て行く。刈り込みになったら手柄をさせて元へ戻す。元の種を吟味致すのは今度のことである。種がよければどんな事もできる。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2021-11-08 17:20:32 OBC :rm6022
愛善世界社版:298頁 八幡書店版:第10輯 698頁 修補版: 校定版:311頁 普及版: 初版: ページ備考:
001      明治三十四年旧六月三日
 
002 斯世(このよ)()(さき)(わか)るのは、003綾部(あやべ)大本(おほもと)竜門館(りうもんやかた)でないと、004()んぼ知識(ちゑ)(かんが)へても005(なに)(ほど)(がく)がありたとて、006(がく)があるほど利口(りこう)()て、007(わか)りは(いた)さんぞよ。008(なが)くかかりて仕組(しぐ)んだ()大望(たいもう)009(わか)りかけたら(はや)いから、010改信(かいしん)一等(いつとう)であるぞよ。011変性(へんじやう)男子(なんし)因縁(いんねん)(わか)()(まゐ)りて()たから、012世界(せかい)にある(こと)先繰(せんぐり)に、013前途(さき)(こと)()らせる()(やく)であるぞよ。014今度(こんど)()()ちておいでる神々(かみがみ)015(みな)()()げねばならん()(やく)であるから、016(じゆん)()(あが)りに()るぞよ。017それに()いては()()()いでます(よろづ)(かみ)(さま)に、018明治(めいぢ)二十五(にじふご)(ねん)から(まをし)()けてあるが、019(これ)(まで)のやうな()持方(もちかた)では()けんから、020岩戸(いはと)(ひら)くに()いては、021高処(たかみ)から見物(けんぶつ)では()けませんぞえと(まを)して()いたが、022時節(じせつ)(まゐ)りたから、023一旦(いつたん)世界(せかい)()ふに()はれん(こと)出来(しゆつたい)いたすぞよ。
 
024
 
025      明治三十五年旧七月十一日
 
026 (なが)らく筆先(ふでさき)()して()らしてやりても、027(いま)人民(じんみん)(うたがひ)(つよ)(ゆゑ)(まこと)(いた)さぬから、028(この)(なか)実地(じつち)()()せてあるから、029()()()かんと030肝腎(かんじん)(をり)(なに)(はな)しが()いぞよ。031霊魂(みたま)調査(あらため)いたして、032因縁(いんねん)ある身魂(みたま)引寄(ひきよ)して御用(ごよう)使(つか)ふと(まを)して、033筆先(ふでさき)()してあらうがな。034今度(こんど)二度目(にどめ)(あま)岩戸開(いはとびらき)(まを)すのは、035(あま)岩戸(いはと)()める(やく)と、036(ひら)(やく)とが出来(でき)るのであるが、037(かみ)差添(さしぞへ)(たね)は、038自己(われ)充分(じゆうぶん)苦労(くらう)をして(ひと)(たす)ける(こころ)でないと、039天地(てんち)岩戸(いはと)却々(なかなか)(ひら)けんぞよ。040差添(さしぞへ)(たね)()るのは、041二十五(にじふご)(ねん)からの筆先(ふでさき)(はら)締込(しめこ)みて()いたら()いのであるぞよ。042(この)(うち)結構(けつこう)経綸(しぐみ)(わか)りて()かける(ほど)043世界(せかい)から鼻高(はなだか)()()るから、044筆先(ふでさき)何麼(どんな)弁解(べんかい)出来(でき)るやうに(かか)してあるから、045調戯心(なぶりごころ)(まゐ)りて赤恥(あかはぢ)かいて(かへ)るものも出来(でき)るし、046(また)(まこと)()()るものもあるぞよ。047目的(もくてき)()てようと(おも)ふて()()るものもあるし、048世間(せけん)(わか)(ほど)(せは)しくなるから、049(ここ)(さび)しく(いた)して050(まこと)(こま)かう(わか)るやうに(かか)してあるから、051(ほか)教会(けうくわい)とは精神(せいしん)(ちが)ふと(まを)すのぢやぞよ。052世界(せかい)(かがみ)()(とこ)であるから、053(これ)(まで)(なに)(ほど)()ふて()かしたとて、054(あま)出口(でぐち)()(おと)して御用(ごよう)()してありたから、055(うたが)(もの)(ばか)りで、056(この)(なか)(おこな)ひがチツトも出来(でき)んゆゑ、057(まこと)(をしへ)()(いま)にさして()きやうな(こと)であるから、058()(やみ)()()()ける(をしへ)(いた)しても、059(たれ)(まこと)(いた)さねど、060もう()()けるに(ちか)うなりたぞよ。061()()けると(かみ)(をしへ)(どほ)りに世界(せかい)から何事(なにごと)()()るから、062世界(せかい)一旦(いつたん)(わる)なるから、063(よろこ)ぶものと(かな)しむものとが出来(でき)るから、064大本(おほもと)さへ信神(しんじん)(いた)して()りたら065()(こと)出来(でき)るやうに(おも)ふて、066薩張(さつぱ)(うそ)ぢやつたと(まを)してゐるなれど、067出口(でぐち)日々(にちにち)(ねがひ)で、068大難(だいなん)小難(せうなん)にまつり()へた(ところ)で、069(なん)なりと神国(しんこく)(なか)にも夫々(それぞれ)()せしめは()るぞよ。070(これ)から(さき)になりたら、071斯様(こん)(こと)()るのに何故(なぜ)()らせなんだと小言(こごと)(まを)すなり、072()らせねば不足(ふそく)(まを)すであらうし、073(また)()らせて()れば色々(いろいろ)(うたが)うて(わる)(まを)すし、074人民(じんみん)(こころ)薩張(さつぱ)(かへ)つてゐるから、075()(こと)(わる)()えるし、076(わる)きこと(いた)すものは(かへ)つて(いま)時節(じせつ)()()えるが、077全然(さつぱり)()(さか)さまであるぞよ。078(いま)世界(せかい)()(ひと)は、079(ひと)つも(まこと)(ぜん)(こと)(いた)して()らんぞよ。080(うしとらの)金神(こんじん)(おもて)(あら)はれて世界(せかい)(あら)(がへ)をいたすから、081(これ)からは何事(なにごと)(かみ)から露見(あらは)れて()るぞよ。082(いま)世界(せかい)()ちてゐる人民(じんみん)は、083(たか)(ところ)土持(つちもち)(ばか)(いた)して、084(ねん)年中(ねんじう)(くる)しみてゐるなり。085(うへ)()ちてゐる(かみ)(あく)守護(しゆご)であるから、086気儘(きまま)放題(はうだい)()寸法(すつぱふ)087(つよ)(もの)(がち)()(なか)でありたなれど()御座(ござ)れよ、088(これ)から従来(これまで)行方(やりかた)根本(こつぽん)から改正(かへ)さして(しま)ふて、089刷新(さらつ)()行方(やりかた)(いた)すから、090(いま)(まで)(かみ)()ちて()りた(かみ)大分(だいぶ)(つら)()りて()るから、091初発(しよつぱつ)から出口(でぐち)(なほ)()(くち)とを()りて、092色々(いろいろ)世界(せかい)霊魂(みたま)(まをし)(きか)したら、093近所(きんじよ)(もの)(おどろ)いて、094出口(でぐち)警察(けいさつ)()(まゐ)りた(をり)に、095警察(けいさつ)三千(さんぜん)世界(せかい)大気違(おほきちが)ひであると(まを)してあるぞよ。096それでも気違(きちが)ひが(なに)(まを)(くらゐ)により()りては()らんぞよ。097(なん)でもない()()(もの)ほか()吟味(ぎんみ)(いた)さんのか、098モチト(おほ)きな(もの)吟味(ぎんみ)いたして()(つぶ)れんやうに(いた)さねば、099(この)(まま)()いたら、100警察(けいさつ)()(こと)(ども)()(もの)()きやうになるぞよ。101(うしとらの)金神(こんじん)(あら)はれて守護(しゆご)をしてやらねば、102(かみ)(くに)(この)状態(なり)()いたら、103全部(さつぱり)悪神(あくがみ)略取(とら)れて(しま)ふぞよ。104斯様(かやう)時節(じせつ)(まゐ)りてゐるに、105(かみ)()ちておる守護神(しゆごじん)(さき)(わか)らんから、106岩戸(いはと)(ひら)いて(さき)(わか)()(いた)すから、107自己(われ)(こころ)から発根(ほつごん)改信(かいしん)()るやうに()るぞよ。108(うしとらの)金神(こんじん)(おもて)になると物事(ものごと)(はや)いぞよ。
 
109
 
110      明治三十六年旧七月十三日
 
111 悪神(あくがみ)(くに)から(はじ)まりて、112大戦争(おほいくさ)()ると(まを)してあるが、113彼方(あちら)には(ふか)(おほ)きな計画(たくみ)をいたして()るなれど、114表面(うへ)からは一寸(ちよつと)()えん、115(うしとらの)金神(こんじん)()(もと)経綸(しぐみ)(いた)して()るぞよ。116()(もと)神国(しんこく)117結構(けつこう)(くに)ぢやと()(こと)は、1171(わか)りて()れど、118(なに)(まを)しても(くに)(ちひ)さいので、119一呑(ひとのみ)()ておるから、120(いま)精神(せいしん)では、121戦争(たたかひ)(はじ)まりたら122神国魂(みくにだましひ)(ちつ)とも()いから、123狼狽(うろたへ)(しま)ふぞよ。124(これ)から段々(だんだん)()(せま)りて()て、125世界中(せかいぢう)大戦争(おほたたかひ)となりて、126窮極(とことん)まで()くと、127悪魔(あくま)(ひと)つになりて、128(みな)()めて()(をり)には、129()ても(かな)はんといふ人民(じんみん)が、130(かみ)から()ると九分(くぶ)まであるが、131()(もと)はモウ(かな)はんと(まを)(とこ)で、132神国魂(みくにだましひ)生神(いきがみ)(もと)性来(しやうらい)を、1321()して()せて()ると、133神国魂(みくにだましひ)(むね)(つま)りて()めぬから134悪神(あくがみ)守護神(しゆごじん)が、135(もと)霊魂(みたま)(ちから)はエライものぢや、136(まこと)ほど(こは)いものは()いと(まを)して、137往生(わうじやう)する(とこ)まで神国(しんこく)人民(じんみん)堪忍(こばら)な、138今度(こんど)悪神(あくがみ)(つよ)いと()たら、139(みな)それへ()いて(しま)ふから、140ソコデ()(もと)仕組(しぐみ)てある(こと)を、141神国(しんこく)人民(じんみん)()(はら)()れて、142御用(ごよう)(いた)さす身魂(みたま)二三分(にさんぶ)出来(でき)たら、143其処(そこ)(むかし)からの経綸(しぐみ)(かみ)(あら)はれて、144世界(せかい)(まこと)(ひと)つの神力(しんりき)往生(わうじやう)(いた)さして、145世界中(せかいぢう)安心(あんしん)出来(でき)るやうに(いた)して、146(むかし)(もと)神代(かみよ)(かへ)すぞよ。147邪神(あくがみ)侵略主義(やりかた)はモウ()終結(すみた)ぞよ。148(なに)(ほど)人民(じんみん)智慧(ちゑ)学力(がくりき)()りても、149兵隊(へいたい)(なに)(ほど)沢山(たくさん)ありても150今度(こんど)人民(じんみん)同志(どうし)戦争(たたかひ)でありたら、151到底(たうてい)(かな)はんなれど、152三千(さんぜん)(ねん)(あま)りての経綸(しぐみ)時節(じせつ)()たので()るから、153世界中(せかいぢう)から()めて()ても、154(まこと)には(かな)はん仕組(しぐみ)()てあるなれど、155(うしとらの)金神(こんじん)156竜宮(りうぐうの)乙姫(おとひめ)どの、157日出(ひので)(かみ)(あら)はれんと、158其処(そこ)までの神力(しんりき)()せんから、159()大本(おほもと)には(そろ)ふて神力(しんりき)(つみ)ておかんと160如何(どう)為様(しやう)にも激烈(はげし)うて、161(そば)へは寄附(よりつ)かれん(やう)(こと)出来(でき)てくるから、162身魂(みたま)()(みが)いておけと(まを)すのであるぞよ。163身欲(みよく)信仰(しんじん)して()人民(じんみん)164そこへ()りてから(たす)けて()れと(まをし)ても165其様(そん)人民(じんみん)(みぐる)しいから、166(そば)へは()()けんぞよ。167()(かみ)(こころ)汲取(くみと)らんと、168大本(おほもと)天地(てんち)(まこと)(ひと)つの先祖(せんぞ)(かみ)経綸(しぐみ)(たふと)場所(とこ)()るから、169迂濶(うくわつ)()()ても、170チト(ちが)(とこ)であるから、171其処(そこ)にならんと()()めんから、172眼醒(めざま)しの()るまでに、173(はら)(なか)(ごもく)()して()かんと、174地部下(ぢぶした)()るから、175執念(くどう)()ふて()(つけ)るぞよ。
 
176
 
177      明治三十七年旧正月十日
 
178 (うしとらの)金神(こんじん)稚日女(わかひめ)岐美(ぎみの)(みこと)が、179出口(でぐち)(かみ)(あら)はれて、180変性(へんじやう)男子(なんし)身魂(みたま)全部(すつくり)(あらは)れて、1801斯世(このよ)(かま)ふと181(あま)(すみやか)(みえ)()いて、182出口(でぐち)(そば)へは()れん(やう)()ると(まを)して()るが、183何彼(なにか)時節(じせつ)(まゐ)りたから184気遣(きづか)ひに()るぞよ。185水晶(すいしやう)身魂(みたま)でありたら、186岩戸(いはと)(びら)きの(をり)にも安心(あんしん)(なに)()いなれど、187一寸(ちよつと)でも身魂(みたま)(くも)りがありたり、188(ちが)うた遣方(やりかた)いたしたり、189(まぜ)りがありたり(いた)したら、190()ぐその()陶汰(わけ)られて、191ザマを(さら)されるぞよ。192人民(じんみん)からは左程(さほど)にないが、193(かみ)()からは見苦(みぐる)しきぞよ。194変性(へんじやう)男子(なんし)大望(たいもう)()(やく)であるから、195今度(こんど)御用(ごよう)をさす(ため)に、196神代(かみよ)一代(いちだい)苦労(くらう)がさしてありての(こと)であるから197(なに)(ほど)でも(この)筆先(ふでさき)()いて()るぞよ。198岩戸(いはと)(びら)きの筆先(ふでさき)立直(たてなほ)しの筆先(ふでさき)とを、199()(をさ)まる(まで)()かすなり、200斯世(このよ)一切(いつさい)(こと)(みな)()かせるから、201何麼(どんな)(こと)(みな)(わか)りて()るから、202(たれ)(はづ)かしうなるから、203改信(かいしん)いたせ、204身魂(みたま)洗濯(せんたく)いたせよと、205出口(でぐち)(なほ)()()らしてあるのを、206(うたが)うて()りた人民(じんみん)207()(どく)出来(でき)()るぞよ。208斯世(このよ)(すゑ)()りて、209一寸(ちよつと)(さき)()けんやうになりて、210変性(へんじやう)男子(なんし)女子(によし)とが(あら)はれて、211二度目(にどめ)(あま)岩戸(いはと)(ひら)大望(たいもう)()(やく)であるぞよ。212(いま)(まで)(をしへ)魔法(まつぱふ)遣方(やりかた)213金輪際(こんりんざい)(あし)()(をは)りであるぞよ。
 
214
 
215      明治三十七年旧七月十二日
 
216 (いま)役員(やくゐん)信者(しんじや)は、217今度(こんど)戦争(たたかひ)()根本(こつぽん)から立替(たてかは)るやうに(しん)じて、218周章(あわて)てゐるなれど、219世界中(せかいぢう)修斎(たてなほし)であるから、220さう着々(ちやくちやく)とは()かんぞよ。221今度(こんど)戦争(たたかひ)門口(かどぐち)であるから、222(その)覚悟(かくご)()らんと、223(あと)小言(こごと)(まを)したり、224(かみ)不足(ふそく)(まを)して、225折角(せつかく)神徳(しんとく)取外(とりはづ)(こと)出来(しゆつたい)いたすぞよ。226変性(へんじやう)女子(によし)筆先(ふでさき)信用(しんよう)せぬと(まを)して、227肝腎(かんじん)役員(やくゐん)反対(はんたい)いたして、228()いたものを(のこ)らず一所(ひとところ)()せて(はひ)(いた)したり、229悪魔(あくま)守護神(しゆごじん)ぢやと(まを)して230(きやう)231伏見(ふしみ)232丹波(たんば)233丹後(たんご)などを言触(ことぶれ)(まは)りて(かみ)邪魔(じやま)(いた)したり、234悪神(あくがみ)ぢやと(まを)して(ちから)一杯(いつぱい)反対(はんたい)いたして、235四方(しはう)から(くる)しめてゐるが、236全然(さつぱり)自己(われ)()(たま)(くら)んでゐるのであるから、237自己(われ)(こと)(ひと)(こと)(おも)うて、238(はぢ)とも()らずに、239狂人(きちがひ)真似(まね)をしたり、240馬鹿(ばか)真似(まね)(いた)して241一廉(いつかど)改信(かいしん)出来(でき)たと(まを)してゐるが、242()(どく)であるから、243何時(いつ)女子(によし)()()けさすと、244悪神(あくがみ)()大本(おほもと)(なか)()(なに)(ぬか)すのぢや、245吾々(われわれ)悪魔(あくま)(たひら)げるのが第一(だいいち)(やく)ぢやと(まを)して、246女子(によし)獣類(けもの)(あつか)ひに(いた)して、247(はうき)(たた)いたり、248(しほ)(ふり)()けたり、249啖唾(たんつば)()きかけたり、250種々(いろいろ)として無礼(ぶれい)(いた)しておるぞよ。251(これ)でも(かみ)は、252(なに)()らぬ(めくら)(つんぼ)人民(じんみん)改信(かいしん)さして、2521(たす)けたい一杯(いつぱい)であるから、253温順(おとな)しく(いた)して(まこと)()いて()かしてやるのを逆様(さかさま)()いて()れど、254信者(しんじや)(もの)()()かして邪魔(じやま)(いた)すので、255何時(いつ)までも(かみ)思惑(おもわく)成就(じやうじゆ)いたさんから、256(これ)から(みな)役員(やくゐん)()()める(やう)に、257変性(へんじやう)女子(によし)御魂(みたま)肉体(にくたい)を、258(かみ)から大本(おほもと)()して経綸(しぐみ)(いた)すから、259(その)覚悟(かくご)()るがよいぞよ。260女子(によし)()たら(あと)()()えた(ごと)く、261一人(ひとり)立寄(たちよ)人民(じんみん)()くなるぞよ。262さうして()せんと()(なか)(おも)(やう)()かんぞよ。263明治(めいぢ)四十二(しじふに)(ねん)までは(かみ)(そと)()(まゐ)りて、264経綸(しぐみ)橋掛(はしかけ)をいたすから、265(あと)(はづ)かしくないやうに、266(いま)一度(いちど)()()けて()くぞよ。267この大本(おほもと)(なか)(もの)(のこ)らず改信(かいしん)いたして、268女子(によし)身上(みじやう)(わか)りて()たら、269物事(ものごと)(はこ)()したやうに(すす)むなれど、270(いま)のやうな慢心(まんしん)誤解(とりちがひ)ばかりいたしておるもの(ばか)りでは、271片輪車(かたわぐるま)であるから、272一寸(ちよつと)(うご)きが()れん、273骨折損(ほねをりぞん)草臥儲(くたびれまう)けに()るより仕様(しやう)()いから、274(みな)役員(やくゐん)往生(わうじやう)いたすまでは(かみ)(つれ)()して、275(そと)経綸(しぐみ)をいたして()せるから、276(その)(とき)には(また)()()()()されよ、277()()()ふて神界(しんかい)御用(ごよう)をいたさすぞよ。278今度(こんど)戦争(たたかひ)(なに)()(らち)()いて、279二三(にさん)(ねん)(のち)には天下(てんか)泰平(たいへい)()(をさ)まる(やう)(まを)して、280エライ力味(りきみ)やうであるが、281其麼(そんな)心易(こころやす)(こと)(あま)岩戸(いはと)(びらき)出来(しゆつたい)いたさんぞよ。282(いま)大本(おほもと)(なか)(ただ)一人(ひとり)でも、283神世(かみよ)()りた(をり)()()ふものがあるか。284誤解(とりちがひ)するも自惚(うぬぼれ)にも(ほど)があるぞよ。285まだまだ世界(せかい)(これ)から段々(だんだん)(せま)りて()て、286一寸(ちよつと)(うご)きの()れんやうな(こと)出来(しゆつたい)するのであるから、287(その)覚悟(かくご)()らんと、288(あと)でアフンとする(こと)(いま)から見透(みえす)いて()るぞよ。289(いま)一度(いちど)変性(へんじやう)女子(によし)身魂(みたま)連出(つれだ)土産(みやげ)に、290(まへ)(こと)概略(あらまし)()(のこ)さして()くから、291大切(たいせつ)にいたして保存(のこ)して()くが()いぞよ。292一分(いちぶ)一厘(いちりん)(ちが)ひは()いぞよ。293明治(めいぢ)五十(ごじふ)(ねん)真中(まんなか)として前後(あとさき)(じふ)(ねん)(あひだ)岩戸(いはと)(びら)きの正念場(しやうねんば)であるぞよ。294それまでに(かみ)経綸(しぐみ)()けるから、295(なん)(まを)しても今度(こんど)()めては(くだ)さるなよ。296明治(めいぢ)五十五(ごじふご)(ねん)(さん)(ぐわつ)三日(みつか)()(ぐわつ)五日(いつか)(まこと)結構(けつこう)()であるから、297それ(まで)はこの大本(おほもと)(なか)(つら)いぞよ。298明治(めいぢ)四十二(しじふに)(ねん)になりたら、299変性(へんじやう)女子(によし)がボツボツと因縁(いんねん)身魂(みたま)大本(おほもと)引寄(ひきよ)して、300(かみ)仕組(しぐみ)(はじ)めるから、301()(ちひ)さい役員(やくゐん)吃驚(びつくり)いたして、302逃出(にげだ)すものが出来(でき)()るぞよ。303さうなりたら世界(せかい)善悪(ぜんあく)(かがみ)()大本(おほもと)()るから、304色々(いろいろ)守護神(しゆごじん)肉体(にくたい)()(まゐ)りて、305目的(もくてき)()てやうといたして、306(また)女子(によし)身魂(みたま)反対(はんたい)いたすものが(あら)はれて()るなれど、307(あく)企謀(たくみ)九分(くぶ)九厘(くりん)(てのひら)(かへ)りて、308赤恥(あかはぢ)かいて(かへ)るものも沢山(たくさん)あるぞよ。309(いま)役員(やくゐん)(みな)抱込(だきこ)まれて(しま)ふて、310(また)女子(によし)反対(はんたい)をいたすやうになるなれど、311到底(たうてい)(かな)はんから往生(わうじやう)いたして改信(かいしん)三五神諭には約70ヶ所で「改信」が使われているが、校定版・愛世版では第20章a343と第22章a311の2ヶ所だけ「改心」になっている。初版では全て「改信」であり「改心」は使われていない。したがって誤字と判断し、霊界物語ネットでは「改信」に修正した。いたしますから、312()(には)掃除(さうじ)になりと使(つか)うて(くだ)されと、313()いて(たの)むやうになるぞよ。314(はら)(そこ)誠意(まこと)()いと315(よく)(まよ)ふて(おほ)きな取違(とりちがひ)をいたして、316ヂリヂリ(もだ)えをいたさな()らんから、317(いま)(うち)(むね)()()てて(かんが)へて()るが()いぞよ。318もう是限(これぎ)(なに)(まを)さんから、319(この)筆先(ふでさき)今度(こんど)焼捨(やきす)てぬやうに320(のち)証拠(しようこ)にするが()いぞよ。321何方(どちら)取違(とりちがひ)であつたか(わか)るやうに()かして()くぞよ。322盲目(めくら)(つんぼ)()()いた(つも)り、323(こころ)(つんぼ)(みみ)(きこ)える(つも)りで()るのであるから、324薩張(さつぱ)始末(しまつ)()かんぞよ。325(ちから)一杯(いつぱい)神界(しんかい)御用(ごよう)をいたした(つも)りで、326(ちから)一杯(いつぱい)邪魔(じやま)をいたしておるのであるから、327()うも()うも()()(やう)()いから、328()むを()ず、329余所(よそ)(しばら)くは(つれ)(まゐ)りて、330経綸(しぐみ)をいたすぞよ。331(いま)役員(やくゐん)チリヂリバラバラに()るぞよ。
 
332
 
333      明治三十七年旧八月十日
 
334 (てん)()世界中(せかいぢう)(ひと)つに(まる)め、335桝掛(ますかけ)ひいた(ごと)く、336誰一人(たれひとり)つづぼには(おと)さぬぞよ。337(たね)()きて(なへ)()ちたら()()くぞよ。338苅込(かりこみ)になりたら、339手柄(てがら)をさして(もと)(もど)すぞよ。340(もと)(たね)341吟味(ぎんみ)(いた)すは今度(こんど)(こと)ぞよ。342(たね)()ければ、343()んな(こと)でも出来(でき)るぞよ。
344大正一二・四・二六 旧三・一一 於竜宮館 北村隆光再録)
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→