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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第79巻(午の巻)
序文
総説
第1篇 竜の島根
第1章 湖中の怪
第2章 愛の追跡
第3章 離れ島
第4章 救ひの船
第5章 湖畔の遊び
第6章 再会
第2篇 竜宮風景
第7章 相聞(一)
第8章 相聞(二)
第9章 祝賀の宴(一)
第10章 祝賀の宴(二)
第11章 瀑下の乙女
第12章 樹下の夢
第13章 鰐の背
第14章 再生の歓び
第15章 宴遊会
第3篇 伊吹の山颪
第16章 共鳴の庭
第17章 還元竜神
第18章 言霊の幸
第19章 大井の淵
第20章 産の悩み
第21章 汀の歎き
第22章 天変地妖
第23章 二名の島
余白歌
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(B)
(N)
瀑下の乙女 >>>
第一〇章
祝賀
(
しゆくが
)
の
宴
(
えん
)
(二)〔一九九一〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第79巻 天祥地瑞 午の巻
篇:
第2篇 竜宮風景
よみ(新仮名遣い):
りゅうぐうふうけい
章:
第10章 祝賀の宴(二)
よみ(新仮名遣い):
しゅくがのうたげ
通し章番号:
1991
口述日:
1934(昭和9)年07月17日(旧06月6日)
口述場所:
関東別院南風閣
筆録者:
林弥生
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年10月25日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
引き続いて、竜神の侍女神たちは、おのおの立って祝歌を歌い、麗子と艶男が竜の島根にやってきたことを称え喜んだ。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7910
愛善世界社版:
八幡書店版:
第14輯 215頁
修補版:
校定版:
191頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
ここに
大竜殿
(
だいりうでん
)
の
侍女神
(
じぢよしん
)
たる
女神
(
めがみ
)
たちは、
002
こもごも
立
(
た
)
ちて
祝歌
(
しゆくか
)
をうたふ。
003
白萩
(
しらはぎ
)
の
歌
(
うた
)
。
004
『
永久
(
とこしへ
)
に
淋
(
さび
)
しき
島根
(
しまね
)
と
思
(
おも
)
ひきや
005
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
御代
(
みよ
)
は
来
(
きた
)
れり
006
伊吹山
(
いぶきやま
)
斜面
(
なぞへ
)
に
匂
(
にほ
)
ふ
白萩
(
しらはぎ
)
も
007
今日
(
けふ
)
は
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
を
浴
(
あ
)
び
居
(
を
)
り
008
山風
(
やまかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
きたたかれて
悩
(
なや
)
みてし
009
われ
白萩
(
しらはぎ
)
も
匂
(
にほ
)
ひ
初
(
そ
)
めたり
010
竜神
(
たつがみ
)
の
群
(
むれ
)
に
加
(
くは
)
はるわれにして
011
国津
(
くにつ
)
御神
(
みかみ
)
のやさ
姿
(
すがた
)
見
(
み
)
し
012
言霊
(
ことたま
)
の
貴
(
うづ
)
の
功
(
いさを
)
を
悟
(
さと
)
りけり
013
この
島ケ根
(
しまがね
)
に
光
(
ひかり
)
添
(
そ
)
ふれば』
014
桔梗
(
ききやう
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
015
『
桔梗
(
きちかう
)
の
花
(
はな
)
も
漸
(
やうや
)
く
咲
(
さ
)
き
初
(
そ
)
めぬ
016
国津
(
くにつ
)
御神
(
みかみ
)
の
貴
(
うづ
)
の
伊吹
(
いぶき
)
に
017
桔梗
(
きちかう
)
の
花
(
はな
)
は
淋
(
さび
)
しく
匂
(
にほ
)
ひつつ
018
今日
(
けふ
)
が
日
(
ひ
)
までも
風
(
かぜ
)
にもまれし
019
今日
(
けふ
)
よりは
伊吹山
(
いぶきやま
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
の
音
(
ね
)
も
020
いとさやさやに
響
(
ひび
)
き
渡
(
わた
)
らむ
021
紫
(
むらさき
)
の
花
(
はな
)
をかざして
島ケ根
(
しまがね
)
に
022
君
(
きみ
)
待
(
ま
)
つことの
久
(
ひさ
)
しかりしよ
023
開
(
ひら
)
けゆく
島
(
しま
)
の
行末
(
ゆくすゑ
)
思
(
おも
)
ひつつ
024
わが
雄心
(
をごころ
)
はわきたちにけり
025
そよと
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
にもゆるる
身
(
み
)
ながらに
026
今日
(
けふ
)
は
雄々
(
をを
)
しく
心
(
こころ
)
ときめく
027
艶男
(
あでやか
)
の
君
(
きみ
)
の
面
(
おも
)
ざし
伏
(
ふ
)
し
拝
(
をが
)
み
028
露
(
つゆ
)
の
生命
(
いのち
)
を
惜
(
を
)
しまじと
思
(
おも
)
ふ
029
島ケ根
(
しまがね
)
にわれは
久
(
ひさ
)
しく
生
(
お
)
ひたちて
030
今日
(
けふ
)
の
喜
(
よろこ
)
びにあふは
嬉
(
うれ
)
しき』
031
山吹
(
やまぶき
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
032
『
竜神
(
たつがみ
)
の
島根
(
しまね
)
に
生
(
お
)
ふる
山吹
(
やまぶき
)
の
033
花
(
はな
)
は
笑
(
わら
)
へり
梢
(
うれ
)
は
踊
(
をど
)
れり
034
山吹
(
やまぶき
)
の
黄色
(
きいろ
)
き
花
(
はな
)
も
喜
(
よろこ
)
びの
035
宴
(
うたげ
)
の
酒
(
さけ
)
に
面
(
おも
)
ほてりける
036
清々
(
すがすが
)
し
艶男
(
あでやか
)
の
君
(
きみ
)
の
御姿
(
みすがた
)
は
037
伊吹
(
いぶき
)
の
山
(
やま
)
を
出
(
い
)
づる
月
(
つき
)
かも
038
竜宮
(
りうぐう
)
の
王
(
こきし
)
と
現
(
あ
)
れし
弟姫神
(
おとひめがみ
)
の
039
貴
(
うづ
)
の
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
ればさやけし
040
久方
(
ひさかた
)
の
天津国
(
あまつくに
)
より
降
(
くだ
)
りたる
041
女神
(
めがみ
)
と
仰
(
あふ
)
ぎ
仕
(
つか
)
へまつらむ
042
何
(
なん
)
となく
心
(
こころ
)
楽
(
たの
)
しくなりにけり
043
麗子
(
うららか
)
の
君
(
きみ
)
天降
(
あも
)
りましてゆ
044
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
はあざやかに
照
(
て
)
り
百花
(
ももばな
)
は
045
うららかに
咲
(
さ
)
く
島根
(
しまね
)
となりぬ
046
池
(
いけ
)
の
面
(
も
)
にしだれて
匂
(
にほ
)
ふ
山吹
(
やまぶき
)
の
047
花
(
はな
)
も
真直
(
ますぐ
)
に
匂
(
にほ
)
ふ
今日
(
けふ
)
かな
048
水鏡
(
みづかがみ
)
見
(
み
)
つつ
思
(
おも
)
ふも
山吹
(
やまぶき
)
の
049
花
(
はな
)
の
姿
(
すがた
)
も
今日
(
けふ
)
はさやけし
050
打
(
う
)
ち
仰
(
あふ
)
ぐ
鏡
(
かがみ
)
の
湖
(
うみ
)
の
水門
(
みなと
)
あけて
051
あはれ
姫神
(
ひめがみ
)
現
(
あ
)
れましにけり
052
姫神
(
ひめがみ
)
は
湖
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
よりあれませし
053
今日
(
けふ
)
のめでたき
日
(
ひ
)
がらに
生
(
い
)
くるも』
054
撫子
(
なでしこ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
055
『
竜神
(
たつがみ
)
の
永遠
(
とは
)
に
住
(
す
)
みてしこの
島
(
しま
)
に
056
若撫子
(
わかなでしこ
)
のゑらぐ
日
(
ひ
)
は
来
(
き
)
ぬ
057
撫子
(
なでしこ
)
のか
弱
(
よわ
)
き
身
(
み
)
にも
天地
(
あめつち
)
の
058
恵
(
めぐ
)
みの
露
(
つゆ
)
にうるほふ
今日
(
けふ
)
かな
059
皇神
(
すめかみ
)
の
清
(
きよ
)
き
御手
(
みて
)
もて
撫子
(
なでしこ
)
の
060
わが
身
(
み
)
嬉
(
うれ
)
しき
今日
(
けふ
)
なりにけり
061
永久
(
とこしへ
)
に
今日
(
けふ
)
の
喜
(
よろこ
)
び
続
(
つづ
)
けかしと
062
撫子
(
なでしこ
)
われは
天
(
あめ
)
に
祈
(
いの
)
るも
063
山風
(
やまかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
きまくられてなやみてし
064
撫子
(
なでしこ
)
われは
蘇
(
よみがへ
)
りける
065
魚族
(
うろくづ
)
も
勇
(
いさ
)
み
喜
(
よろこ
)
びこのにはに
066
伊寄
(
いよ
)
り
集
(
つど
)
ひて
祝
(
ほ
)
ぎごと
宣
(
の
)
るも
067
愛
(
めづ
)
らしき
魚族
(
うろくづ
)
たちも
撫子
(
なでしこ
)
も
068
今日
(
けふ
)
は
勇
(
いさ
)
みてあぎとひ
拝
(
をろが
)
む』
069
女郎花
(
をみなへし
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
070
『
女郎花
(
をみなへし
)
ばかり
住
(
す
)
まへるこの
島
(
しま
)
に
071
男
(
を
)
の
子
(
こ
)
艶男
(
あでやか
)
渡
(
わた
)
り
来
(
き
)
ませり
072
野
(
の
)
に
匂
(
にほ
)
ふ
女郎花
(
をみなへし
)
なれど
天津風
(
あまつかぜ
)
073
吹
(
ふ
)
きのよろしき
今日
(
けふ
)
は
楽
(
たの
)
しも
074
伊吹山
(
いぶきやま
)
尾根
(
をね
)
に
麓
(
ふもと
)
に
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
075
花
(
はな
)
も
喜
(
よろこ
)
び
歓
(
ゑら
)
ぐ
今日
(
けふ
)
かな
076
天津風
(
あまつかぜ
)
吹
(
ふ
)
きのよろしき
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
に
077
心
(
こころ
)
清
(
すが
)
しく
祝
(
ほ
)
ぎ
言
(
ごと
)
宣
(
の
)
るも
078
なよ
草
(
ぐさ
)
のわれにあれども
彦神
(
ひこがみ
)
の
079
水火
(
いき
)
のかかれば
雄々
(
をを
)
しくならむ
080
雄々
(
をを
)
しかる
艶男
(
あでやか
)
の
君
(
きみ
)
の
御
(
おん
)
姿
(
すがた
)
081
見
(
み
)
つつふるへり
伊吹
(
いぶき
)
の
裾野
(
すその
)
に
082
花
(
はな
)
のかげうつして
清
(
きよ
)
き
鏡湖
(
かがみこ
)
の
083
底
(
そこ
)
より
出
(
い
)
でし
姫神
(
ひめがみ
)
あはれ
084
水上山
(
みなかみやま
)
館
(
やかた
)
にいませし
美
(
うま
)
し
神
(
かみ
)
085
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
は
来
(
きた
)
りましけり
086
水上
(
みなかみ
)
の
山
(
やま
)
に
栄
(
さか
)
えし
君
(
きみ
)
と
聞
(
き
)
けば
087
われ
一入
(
ひとしほ
)
に
懐
(
なつ
)
かしきかも
088
山風
(
やまかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
きあふられてなよ
草
(
ぐさ
)
の
089
花
(
はな
)
恥
(
はづ
)
かしきわれなりにけり
090
思
(
おも
)
はずも
嬉
(
うれ
)
しさ
余
(
あま
)
りて
恋心
(
こひごころ
)
091
歌
(
うた
)
ひしわれは
恥
(
はづ
)
かしきかな』
092
椿
(
つばき
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
093
『
百津桂
(
ゆつかつら
)
処
(
ところ
)
せきまで
生
(
お
)
ひたてる
094
島根
(
しまね
)
も
今日
(
けふ
)
よりひらけ
初
(
そ
)
めたり
095
桂木
(
かつらぎ
)
の
椿
(
つばき
)
の
花
(
はな
)
も
今日
(
けふ
)
よりは
096
紅
(
くれなゐ
)
まして
永久
(
とは
)
に
栄
(
さか
)
えむ
097
紅
(
くれなゐ
)
の
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
椿
(
つばき
)
の
梢
(
こずゑ
)
まで
098
恵
(
めぐ
)
みの
露
(
つゆ
)
に
輝
(
かがや
)
く
今日
(
けふ
)
かな
099
永久
(
とこしへ
)
の
御代
(
みよ
)
の
固
(
かた
)
めと
大殿
(
おほとの
)
に
100
祝
(
ほ
)
ぎ
言
(
ごと
)
宣
(
の
)
らす
神
(
かみ
)
はかしこし
101
竜神
(
たつがみ
)
も
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
にあひ
初
(
そ
)
めて
102
開
(
ひら
)
き
初
(
そ
)
めたり
心
(
こころ
)
の
花
(
はな
)
の
香
(
か
)
103
玉椿
(
たまつばき
)
の
八千代
(
やちよ
)
までもと
祈
(
いの
)
るかな
104
君
(
きみ
)
の
嫁
(
とつ
)
ぎの
華
(
はな
)
やかなるを
105
足引
(
あしびき
)
の
山
(
やま
)
より
湖
(
うみ
)
より
現
(
あ
)
れましし
106
神
(
かみ
)
の
御姿
(
みすがた
)
雄々
(
をを
)
しかりける
107
八千代
(
やちよ
)
までと
契
(
ちぎ
)
る
言葉
(
ことば
)
の
玉椿
(
たまつばき
)
108
栄
(
さか
)
え
果
(
は
)
てなくおはしましませ
109
この
島
(
しま
)
に
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
たち
渡
(
わた
)
りまして
110
今日
(
けふ
)
の
喜
(
よろこ
)
びひらかせ
給
(
たま
)
へり
111
神津代
(
かみつよ
)
の
竜神
(
たつがみ
)
たちも
聞
(
き
)
かざりし
112
喜
(
よろこ
)
びごとを
聞
(
き
)
くは
嬉
(
うれ
)
しき
113
雄々
(
をを
)
しくてやさしくいます
弟姫
(
おとひめ
)
の
114
神
(
かみ
)
にならひてわれも
尽
(
つく
)
さむ』
115
白菊
(
しらぎく
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
116
『
昔
(
むかし
)
よりかかる
例
(
ためし
)
もしらぎくの
117
花
(
はな
)
かむばしき
御代
(
みよ
)
となりぬる
118
白菊
(
しらぎく
)
の
花
(
はな
)
にもまして
床
(
ゆか
)
しかる
119
国津神
(
くにつかみ
)
等
(
ら
)
のかをる
島ケ根
(
しまがね
)
120
あでやかに
匂
(
にほ
)
へる
花
(
はな
)
の
君
(
きみ
)
なれば
121
竜神
(
たつがみ
)
たちのゑらぐもうべなり
122
うららかに
笑
(
ゑ
)
み
栄
(
さか
)
えたる
花
(
はな
)
の
君
(
きみ
)
を
123
慕
(
した
)
ひまつりて
百神
(
ももがみ
)
集
(
つど
)
へり
124
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
の
喜
(
よろこ
)
び
如何
(
いか
)
ばかり
125
われはしら
菊
(
ぎく
)
はかりかねつつ
126
曲玉
(
まがたま
)
の
池
(
いけ
)
の
真清水
(
ましみづ
)
掬
(
く
)
む
朝
(
あさ
)
に
127
わが
見染
(
みそ
)
めてし
艶男
(
あでやか
)
の
君
(
きみ
)
よ
128
艶男
(
あでやか
)
の
君
(
きみ
)
のかむばせ
伏
(
ふ
)
し
拝
(
をが
)
み
129
白菊
(
しらぎく
)
われは
露
(
つゆ
)
にうるほふ
130
水底
(
みなそこ
)
に
写
(
うつ
)
り
給
(
たま
)
ひし
艶男
(
あでやか
)
の
131
君
(
きみ
)
の
姿
(
すがた
)
にあこがれしはや
132
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
き
泉
(
いづみ
)
に
写
(
うつ
)
りし
君
(
きみ
)
が
面
(
おも
)
は
133
白菊
(
しらぎく
)
の
艶
(
つや
)
も
及
(
およ
)
ばざりしよ
134
祝
(
ほ
)
ぎ
言
(
ごと
)
を
宣
(
の
)
るべき
蓆
(
むしろ
)
にたちながら
135
恥
(
はづ
)
かしきかも
恋歌
(
こひか
)
となりぬ
136
湖原
(
うなばら
)
に
浮
(
うか
)
べる
島
(
しま
)
の
清庭
(
すがには
)
に
137
清
(
すが
)
しき
君
(
きみ
)
を
見染
(
みそ
)
めてしかな』
138
山菊
(
やまぎく
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
139
『
山菊
(
やまぎく
)
の
名
(
な
)
を
負
(
お
)
ふわれは
一入
(
ひとしほ
)
に
140
水上
(
みなかみ
)
の
山
(
やま
)
の
御子
(
みこ
)
にあこがる
141
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
の
喜
(
よろこ
)
びなくば
山菊
(
やまぎく
)
も
142
君
(
きみ
)
にまみゆる
幸
(
さち
)
はあらまじ
143
麗子
(
うららか
)
の
姫
(
ひめ
)
の
嫁
(
とつ
)
ぎを
寿
(
ことほ
)
ぐか
144
天津
(
あまつ
)
日光
(
ひかげ
)
はうららかに
照
(
て
)
るも
145
昔
(
むかし
)
より
例
(
ためし
)
もあらぬ
喜
(
よろこ
)
びに
146
あふぞ
嬉
(
うれ
)
しき
山菊
(
やまぎく
)
のわれ
147
伊吹山
(
いぶきやま
)
尾根
(
をね
)
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
に
靡
(
なび
)
きてし
148
われは
果敢
(
はか
)
なく
露
(
つゆ
)
にくづれつ
149
山風
(
やまかぜ
)
に
吹
(
ふ
)
きまくられしわが
身
(
み
)
なれど
150
雄々
(
をを
)
しく
清
(
すが
)
しく
今日
(
けふ
)
より
生
(
い
)
きむ』
151
石竹
(
せきちく
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
152
『なよ
草
(
ぐさ
)
のわれは
女神
(
めがみ
)
の
身
(
み
)
なれども
153
花
(
はな
)
の
心
(
こころ
)
は
雄々
(
をを
)
しかりける
154
ありがたき
御代
(
みよ
)
は
来
(
きた
)
れりなよ
草
(
ぐさ
)
の
155
われにも
恵
(
めぐ
)
みの
露
(
つゆ
)
を
賜
(
たま
)
へり
156
竜神
(
たつがみ
)
の
島
(
しま
)
の
道辺
(
みちべ
)
に
生
(
お
)
ひ
茂
(
しげ
)
る
157
花
(
はな
)
のかげにも
月日
(
つきひ
)
は
照
(
て
)
らふ
158
月
(
つき
)
と
日
(
ひ
)
の
恵
(
めぐ
)
みの
露
(
つゆ
)
を
浴
(
あ
)
びながら
159
われははつかに
花
(
はな
)
と
匂
(
にほ
)
へり
160
今日
(
けふ
)
よりは
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
出
(
い
)
でましに
161
竜
(
たつ
)
の
島根
(
しまね
)
は
栄
(
さか
)
えゆくらむ
162
草
(
くさ
)
の
根
(
ね
)
にひそみてすだく
虫
(
むし
)
の
音
(
ね
)
も
163
等
(
ひと
)
しく
清
(
きよ
)
く
今日
(
けふ
)
は
聞
(
きこ
)
ゆる
164
波
(
なみ
)
の
上
(
へ
)
に
清
(
きよ
)
く
浮
(
うか
)
べるこの
島
(
しま
)
を
165
心安国
(
うらやすくに
)
と
開
(
ひら
)
く
今日
(
けふ
)
かも
166
麗
(
うるは
)
しき
御子
(
みこ
)
の
出
(
い
)
でまし
寿
(
ことほ
)
ぎて
167
今日
(
けふ
)
の
宴
(
うたげ
)
のにぎはひにける
168
なよ
草
(
ぐさ
)
のわれも
雄々
(
をを
)
しく
勇
(
いさ
)
ましく
169
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
をうたふ
楽
(
たの
)
しさ
170
神々
(
かみがみ
)
の
歌
(
うた
)
の
言葉
(
ことば
)
にひかされて
171
思
(
おも
)
はず
知
(
し
)
らず
踊
(
をど
)
りけるかな
172
山
(
やま
)
も
野
(
の
)
も
大湖原
(
おほうなばら
)
も
清
(
きよ
)
らけく
173
澄
(
す
)
みきらひたる
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
よ
174
魚族
(
うろくづ
)
も
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
を
寿
(
ことほ
)
ぎて
175
湖
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
より
浮
(
うか
)
び
出
(
で
)
にけり
176
大魚
(
おほな
)
小魚
(
さな
)
波
(
なみ
)
の
面
(
おもて
)
にあぎとひて
177
御代
(
みよ
)
の
栄
(
さか
)
えを
祝
(
いは
)
ふ
今日
(
けふ
)
かな
178
竜神
(
たつがみ
)
の
数
(
かず
)
の
限
(
かぎ
)
りを
呼
(
よ
)
び
集
(
つど
)
へ
179
宴
(
うたげ
)
の
蓆
(
むしろ
)
に
招
(
まね
)
かす
君
(
きみ
)
はも
180
一柱
(
ひとはしら
)
も
洩
(
も
)
れおつるなく
大殿
(
おほとの
)
に
181
伊寄
(
いよ
)
り
集
(
つど
)
ひて
御代
(
みよ
)
を
寿
(
ことほ
)
ぐ』
182
雛罌粟
(
ひなげし
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
183
『
雛罌粟
(
ひなげし
)
の
吾
(
われ
)
はか
弱
(
よわ
)
き
女神
(
めがみ
)
なり
184
いざたち
舞
(
ま
)
はむ
今日
(
けふ
)
の
宴
(
うたげ
)
に
185
雛罌粟
(
ひなげし
)
の
花
(
はな
)
にも
似
(
に
)
たる
弱
(
よわ
)
きわれの
186
心
(
こころ
)
をたたす
今日
(
けふ
)
の
喜
(
よろこ
)
び
187
喜
(
よろこ
)
びは
外
(
ほか
)
へはやらじ
雛罌粟
(
ひなげし
)
の
188
弱
(
よわ
)
き
力
(
ちから
)
のあらむ
限
(
かぎ
)
りは
189
波
(
なみ
)
たてど
嵐
(
あらし
)
は
吹
(
ふ
)
けど
今日
(
けふ
)
よりは
190
何
(
なに
)
か
怖
(
おそ
)
れむ
雛罌粟
(
ひなげし
)
われは
191
弟姫
(
おとひめ
)
の
神
(
かみ
)
現
(
あ
)
れますと
聞
(
き
)
きしより
192
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
を
待
(
ま
)
ちわびにける
193
艶男
(
あでやか
)
の
君
(
きみ
)
は
来
(
き
)
ませり
弟姫
(
おとひめ
)
の
194
神
(
かみ
)
輝
(
かがや
)
けり
竜
(
たつ
)
の
島根
(
しまね
)
に』
195
菖蒲
(
あやめ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
196
『
深霧
(
ふかぎり
)
に
包
(
つつ
)
まれあやめも
分
(
わ
)
かぬ
島
(
しま
)
も
197
月日
(
つきひ
)
照
(
て
)
らひて
安国
(
やすくに
)
となりぬ
198
汀辺
(
みぎはべ
)
に
紫匂
(
むらさきにほ
)
ふあやめ
草
(
ぐさ
)
も
199
今日
(
けふ
)
は
恵
(
めぐ
)
みの
露
(
つゆ
)
に
親
(
した
)
しむ
200
潺々
(
せんせん
)
と
流
(
なが
)
るる
水
(
みづ
)
に
影
(
かげ
)
写
(
うつ
)
す
201
あやめの
花
(
はな
)
は
咲
(
さ
)
き
初
(
そ
)
めにけり
202
時
(
とき
)
じくに
匂
(
にほ
)
ふあやめの
紫
(
むらさき
)
も
203
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
に
色
(
いろ
)
優
(
まさ
)
るらむ
204
果
(
は
)
てしなき
御代
(
みよ
)
の
幸
(
さち
)
はひ
思
(
おも
)
ふより
205
わが
魂
(
たましひ
)
は
飛
(
と
)
びたちにけり』
206
燕子花
(
かきつばた
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
207
『
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
き
川辺
(
かはべ
)
に
匂
(
にほ
)
ふ
燕子花
(
かきつばた
)
208
捧
(
ささ
)
げまつらむ
今日
(
けふ
)
のよき
日
(
ひ
)
に
209
水
(
みづ
)
清
(
きよ
)
きこの
島ケ根
(
しまがね
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
210
喜
(
よろこ
)
び
満
(
み
)
てよ
幸
(
さいはひ
)
あれよ
211
海津見
(
わだつみ
)
の
姫
(
ひめ
)
の
現
(
あ
)
れます
今日
(
けふ
)
こそは
212
天地
(
あめつち
)
ひらく
心地
(
ここち
)
こそすれ
213
天地
(
あめつち
)
の
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みの
幸
(
さち
)
はひに
214
今日
(
けふ
)
は
嬉
(
うれ
)
しき
宴
(
うたげ
)
にあふかな
215
言霊
(
ことたま
)
の
伊照
(
いて
)
り
助
(
たす
)
くる
国
(
くに
)
ながら
216
今日
(
けふ
)
始
(
はじ
)
めての
御声
(
みこゑ
)
聞
(
き
)
きたり
217
万代
(
よろづよ
)
の
礎
(
いしずゑ
)
固
(
かた
)
く
築
(
きづ
)
きまして
218
永久
(
とは
)
にましませ
弟姫
(
おとひめ
)
の
神
(
かみ
)
219
艶男
(
あでやか
)
の
君
(
きみ
)
の
言霊
(
ことたま
)
轟
(
とどろ
)
きて
220
湖
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
までゆるぎ
初
(
そ
)
めたり
221
果
(
は
)
てしなき
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みに
抱
(
いだ
)
かれて
222
われは
住
(
す
)
みなむこの
島ケ根
(
しまがね
)
に』
223
桜木
(
さくらぎ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
224
『
桜木
(
さくらぎ
)
の
花
(
はな
)
麗
(
うるは
)
しく
咲
(
さ
)
きぬべし
225
言霊
(
ことたま
)
宣
(
の
)
らす
神
(
かみ
)
のいませば
226
山
(
やま
)
の
端
(
は
)
にうららに
匂
(
にほ
)
ふ
桜木
(
さくらぎ
)
の
227
花
(
はな
)
を
手折
(
たを
)
りて
君
(
きみ
)
に
捧
(
ささ
)
げむ
228
大竜身彦
(
おほたつみひこ
)
の
御代
(
みよ
)
をば
寿
(
ことほ
)
ぎて
229
朝陽
(
あさひ
)
にかをる
山桜花
(
やまざくらばな
)
230
夜嵐
(
よあらし
)
に
果敢
(
はか
)
なく
散
(
ち
)
らむ
桜花
(
さくらばな
)
も
231
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みに
千代
(
ちよ
)
を
保
(
たも
)
たむ
232
名
(
な
)
にし
負
(
お
)
ふ
大和心
(
やまとごころ
)
の
桜花
(
さくらばな
)
233
かざりて
君
(
きみ
)
の
御前
(
みまへ
)
を
祝
(
いは
)
はむ』
234
この
外
(
ほか
)
、
235
竜神
(
たつがみ
)
たちの
百
(
もも
)
の
祝
(
ほ
)
ぎ
歌
(
うた
)
数多
(
あまた
)
あれども、
236
余
(
あま
)
りくだくだしければ、
237
はぶくこととはなしぬ。
238
(
昭和九・七・一七
旧六・六
於関東別院南風閣
林弥生
謹録)
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