朝夕に皇道を説き国民をよみがへらさむ昭和神聖〈第1章(初版)〉
移り行く世を思ひつつ吾は今筑紫の国に言霊戦を為す〈第7章(初版)〉
東奔西走南船北馬神国の栄えの為に吾動くなり〈第9章(初版)〉
京阪神の都会に荒ぶ暴風雨惨状聴きつつ筑紫に吾あり〈第9章(初版)〉
華府条約廃棄し国威を張らむ為に国の彼方此方雄健びするも〈第9章(初版)〉
風水火三災頻りに迫り来る日本を救ふ真人坐さずや〈第11章(初版)〉
天王寺五重の塔の崩壊を聞きつつ思ふ末法の世を〈第13章(初版)〉
日本の国の行末思ひつつ六十四歳の身を起したり〈第14章(初版)〉
急行車寝台の上に横たはり思ふは御国の前途なりけり〈第15章(初版)〉
両聖地の吾家に眠る暇もなく国の遠近われは巡るも〈第15章(初版)〉
日本はいふも更なり地の上の上ことごとく行き詰まり居り〈第15章(初版)〉
言霊の天照る国のいさをしを普く地上に輝かさむかな〈第15章(初版)〉
地の上のすべての物は⦿の神の水火に生れて輝けりけり〈第16章(初版)〉
彼岸晴れの九州別院の半日を天祥地瑞の校正に勤しむ〈第16章(初版)〉
天高く気静かなる秋の日を吾別院の庭に親しむ〈第16章(初版)〉
秋さりて虫の音しげき筑紫嶋に渡りて貴の言霊宣るなり〈第19章(初版)〉
草枕旅の朝に新聞見れば京阪神の天災かなしも〈第20章(初版)〉
天地の神の怒りか不知火の吾は筑紫に世を歎くなり〈第20章(初版)〉
次々に風害水害旱害と迫る日本の秋は淋しき〈第20章(初版)〉
秋晴の九州別院の大杉につくつく法師真昼を啼くなり〈第22章(初版)〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]