霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
目 次設 定
設定
印刷用画面を開く [?]プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。[×閉じる]
話者名の追加表示 [?]セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。[×閉じる]
表示できる章
テキストのタイプ [?]ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。[×閉じる]

文字サイズ
フォント

ルビの表示



アンカーの表示 [?]本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。[×閉じる]


宣伝歌 [?]宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。[×閉じる]
脚注 [?][※]や[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。まだ少ししか付いていませんが、目障りな場合は「表示しない」設定に変えて下さい。ただし[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。[×閉じる]


文字の色
背景の色
ルビの色
傍点の色 [?]底本で傍点(圏点)が付いている文字は、『霊界物語ネット』では太字で表示されますが、その色を変えます。[×閉じる]
外字1の色 [?]この設定は現在使われておりません。[×閉じる]
外字2の色 [?]文字がフォントに存在せず、画像を使っている場合がありますが、その画像の周囲の色を変えます。[×閉じる]

  

表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。


【新着情報】10月30~31日に旧サイトから新サイトへの移行作業を行う予定です。実験用サイトサブスク
マーキングパネル
設定パネルで「全てのアンカーを表示」させてアンカーをクリックして下さい。

【引数の設定例】 &mky=a010-a021a034  アンカー010から021と、034を、イエローでマーキング。

          

第一章 神政復古の本義

インフォメーション
題名:第1章 神政復古の本義 著者:出口王仁三郎
ページ:377 目次メモ:
概要: 備考:2023/10/04校正。 タグ: データ凡例: データ最終更新日:2023-10-04 05:22:19 OBC :B121802c160
初出[?]この文献の初出または底本となったと思われる文献です。[×閉じる]『このみち』大正5年4月11日
 明治(めいぢ)天皇(てんわう)王政(わうせい)復古(ふくこ)同時(どうじ)神政(しんせい)復古(ふくこ)御聖慮(ごせいりよ)(まし)ませし(こと)は、明治(めいぢ)(ねん)正月(しやうぐわつ)祭政(さいせい)一致(いつち)(せい)(あきらか)にし大教(たいけう)宣布(せんぷ)(みことのり)(くだ)(たま)うたのを拝承(はいしやう)すれば、(すこぶ)明瞭(めいれう)なる事実(じじつ)であります。
(すなは)(みことのり)(いは)
(チン)(ウヤウヤ)シク(オモン)ミルニ、天神(テンシン)天祖(テンソ)(キヨク)()(トウ)()レ、列皇(レツクワウ)(アヒ)()(コレ)()(コレ)()ヘ、祭政(サイセイ)一致(イツチ)億兆(オクテフ)(ココロ)(オナジ)フシ、地教(チケウ)(カミ)(メイ)ニ、風俗(フウゾク)(シモ)(ウル)ハシ、(シカウ)シテ中世(チウセイ)以降(イカウ)(トキ)汚隆(ヲリユウ)()リ、(ミチ)顕晦(ケンクワイ)()リ、今也(イマヤ)天運(テンウン)循環(ジユンクワン)百度(ヒヤクド)(コレ)(アラタ)(ヨロ)シク治教(チケウ)(アキラカ)ニシ(モツ)惟神(カムナガラ)大道(タイドウ)宣揚(センヤウ)スベキ(ナリ)(ヨツ)(アラタ)宣教使(センケウシ)(メイ)(モツ)天下(テンカ)布教(フケウ)ス、(ナンヂ)群臣(グンシン)衆庶(シユウシヨ)()(コノ)(ムネ)(タイ)セヨ
 神政(しんせい)復古(ふくこ)聖旨(せいし)()(あきらか)御宣布(ごせんぷ)になりましたけれども、宣教使(せんけうし)(にん)ぜられし人々(ひとびと)日本(につぽん)皇国(くわうこく)本来(ほんらい)惟神(かむながら)(みち)理解(りかい)されず、(したが)つて神政(しんせい)復古(ふくこ)聖旨(せいし)(こた)(たてまつ)(こと)出来(でき)ずして、明治(めいぢ)(ねん)(ぐわつ)には(すで)神祇省(しんぎしやう)(はい)され教部省(けうぶしやう)()ち、仏教(ぶつけう)合併院(がつぺいいん)たる大教院(だいけういん)設立(せつりつ)()るに(いた)りました。明治(めいぢ)(ねん)(ぐわつ)大教院(だいけういん)(はい)したと同時(どうじ)に、(まつた)祭政(さいせい)一致(いつち)聖旨(せいし)()()つたやうな有様(ありさま)立至(たちいた)つたのは、(なん)とも(まをし)()げやうのない(おそ)(おほ)(こと)であつた(わけ)でありました。(じつ)痛恨(つうこん)(かぎ)りなき次第(しだい)であります。憤慨(ふんがい)(さら)()むる(こと)出来(でき)ない次第(しだい)であつたのであります。(しか)しながら(これ)(まつた)御神慮(ごしんりよ)なるべく、大本(おほもと)大神(おほかみ)御出現(ごしゆつげん)()いて必然(ひつぜん)順路(じゆんろ)であつたのであります。
 斯様(かやう)痛恨(つうこん)(かぎ)りなき次第(しだい)なりしにも(かか)はらず、神道者(しんだうしや)(りう)一向(いつかう)本来(ほんらい)日本(につぽん)国教(こくけう)(くわん)して、寝食(しんしよく)(わす)れて研鑽(けんさん)するだけの熱心(ねつしん)()く、(また)徳能(とくのう)もなく、時流(じりう)()かせて惰眠(だみん)(むさぼ)るの有様(ありさま)経過(けいか)(いた)したのであります。王政(わうせい)本義(ほんぎ)(まつた)完成(くわんせい)(いた)しましたと同時(どうじ)に、神政(しんせい)復古(ふくこ)国民(こくみん)一切(いつさい)から(はら)()られて(たれ)一人(ひとり)として、それに(こころ)()(もの)がなくなつたのでありました。(しか)るに明治(めいぢ)二十七八(ねん)戦役(せんえき)(をは)りました(ころ)より神勅(しんちよく)不思議(ふしぎ)(かふむ)りました。丹波(たんば)(くに)一角(いつかく)神典(しんてん)研鑽(けんさん)曙光(しよくくわう)(はつ)したのであります。蛍火(ほたるび)(ごと)(ちい)さき(ひかり)であつたけれども、貧者(ひんじや)一灯(いつとう)根強(こんづよ)金剛力(こんごうりき)があつた(ため)に、漸次(ぜんじ)発見(はつけん)された事実(じじつ)(しん)偉大(ゐだい)金神力(こんじんりき)があつたのであります。()時分(じぶん)には古典(こてん)研鑽者(けんさんしや)()ふのは、本居(もとをり)豊頴(とよかい)()()(ふる)意味(いみ)研鑽者(けんさんしや)多少(たせう)命脈(めいみやく)()いでは()りましたが、一般(いつぱん)世人(せじん)一人(ひとり)として斯様(かやう)(ふる)い、利益(りえき)(とほ)い、世閒(せけん)(うと)学問(がくもん)には、(みみ)(かたむ)ける(もの)()かつたのであります。(しか)るに稗田(ひゑだの)阿礼(あれ)出生(しゆつしやう)したる隣郷(りんきやう)(うま)れました王仁三郎(わにさぶらう)は、(なん)となく(たふと)いやうな(なん)となく()さねば()()まぬやうな()がして、牧畜業(ぼくちくげふ)(かたは)比較的(ひかくてき)熱心(ねつしん)研究(けんきう)従事(じゆうじ)しました(ため)に、追々(おひおひ)深遠(しんえん)義理(ぎり)了解(りやうかい)されて()て、(つい)には世界(せかい)唯一(ゆゐいつ)大極典(たいきよくてん)詳解(しやうかい)()るまでに(いた)るやうになりました。(ここ)(もつと)不可思議(ふかしぎ)(かん)ぜらるるのは、吾人(ごじん)研究(けんきう)(あゆみ)(すす)めば(すす)(ほど)()(なか)神典(しんてん)研究(けんきう)必要(ひつえう)ならしめて()(こと)でありまして、吾人(ごじん)(かく)れたる研究(けんきう)(つね)現実(げんじつ)世情(せじやう)証明(しやうめい)されるやうな()がして、(ほぼ)研究(けんきう)大成(たいせい)()るの()神政(しんせい)復古(ふくこ)曙光(しよくくわう)明確(めいかく)となり、旭日(きよくじつ)昇天(しやうてん)()(ちか)きを自覚(じかく)するに(いた)つたのであります。これは自慢話(じまんばなし)のやうでありますが(まつた)くの(はなし)でありまして、現今(げんこん)(ごと)神道(しんだう)研究(けんきう)流行(りうかう)時代(じだい)とも()ふべき(とき)()つたものなら、何等(なんら)妙味(めうみ)もありませぬが、大本(おほもと)大神(おほかみ)神勅(しんちよく)奉戴(ほうたい)して世界(せかい)(さきがけ)をなしたる(てん)(おい)て、(だい)なる使命(しめい)(かん)ずる(こと)(ふか)(わけ)であります。
 神典(しんてん)研鑽(けんさん)()りて、仏教(ぶつけう)日本(につぽん)国教(こくけう)から()(こと)明確(めいかく)()()たのであります。耶蘇(やそ)教義(けうぎ)日本(につぽん)国教(こくけう)恋慕(れんぼ)すとの(こゑ)であること、支那(しな)(おこ)つた各種(かくしゆ)教義(けうぎ)(みな)(ことごと)大日本(だいにつぽん)国教(こくけう)根基(こんき)ある(こと)立証(りつしやう)()るのであります。
 埃及(えじぷと)希臘(ぎりしや)羅馬(ローマ)神話(しんわ)(るゐ)が、日本国(につぽんこく)事実(じじつ)(つた)へたものである(こと)()り、大日本国(だいにつぽんこく)真実(しんじつ)根本義(こんぽんぎ)明瞭(めいれう)になると(とも)に、神政(しんせい)復古(ふくこ)して往古(わうこ)本来(ほんらい)(まま)(いた)らしめむ(こと)熱望(ねつばう)するの(じやう)が、勃然(ぼつぜん)として(はつ)(きた)ること、(けつ)して徳川(とくがわ)末世(まつせい)憂国者(いうこくしや)()ではないと(おも)ひます。吾人(ごじん)研究(けんきう)(ほぼ)(ここ)一段落(いちだんらく)()げたのであります。(しか)して聖代(せいだい)(たい)して(ふか)期待(きたい)()所以(ゆえん)は、大本(おほもと)開祖(かいそ)の二十五ケ(ねん)(かん)神示(しんじ)拝承(はいしやう)しての(うへ)からであります。(とく)皇宗(くわうそう)神武(じんむ)天皇(てんわう)奠都(てんと)宣命(せんめい)(あん)(たてまつ)るに
(カミ)(スナハ)乾霊(アマツカミ)(クニ)(サヅ)クルノ(トク)(コタ)(シモ)(スナハ)皇孫(スメミマ)(タダシキ)(ヤシナ)フノ(ミココロ)(ヒロメ)ム』
と、聖代(せいだい)(じつ)神典(しんてん)(とく)(あら)はれます(とき)でありまして、(また)国祖(こくそ)国常立之(くにとこたちの)(かみ)御稜威(おんみいづ)発光(はつくわう)時運(じうん)であります。
(シカシ)(ノチ)六合(クニノウチ)兼以(カネモツ)(ミヤコ)(ヒラ)八荒(アメノシタ)(オホ)ヒテ(イヘ)(セム)コト(マタ)(ヨカ)ラス()
 この御詔勅(ごせうちよく)御本義(ごほんぎ)実現(じつげん)されます(こと)は、(まつた)神政(しんせい)復古(ふくこ)所以(ゆえん)である(こと)確信(かくしん)するのであります。大大的(だいだいてき)神秘(しんぴ)宿(やど)ります(ところ)であります。
 神武(じんむ)天皇(てんわう)御東征(ごとうせい)は、神軍(しんぐん)兵法(へいはふ)(つた)(たま)うたものでありまして、封建(ほうけん)幾多(いくた)言佐平倶(ことさへぐ)(やから)平定(へいてい)するの神策(しんさく)であります。御製(ぎよせい)
神風(かみかぜ)伊勢(いせ)(うみ)大石(おほいし)()ひもとほらふしただみのいはひもとほりうちてしやまむ
御意義(ごいぎ)実現(じつげん)(いた)しますのが、明治(めいじ)大正(たいしやう)の二大御代(おほみよ)御神約(ごしんやく)であります。現今(げんこん)地上(ちじやう)幾多(いくた)封建(ほうけん)設立(せつりつ)されて()るのでありまして、此等(これら)幾多(いくた)封建(ほうけん)打破(だは)されるのが、(ちか)将来(しやうらい)期待(きたい)さるべき世界(せかい)傾向(けいこう)であります。
 (とく)思想界(しさうかい)封建(ほうけん)危険(きけん)なる思想(しさう)(ともな)ふて、大名(だいみやう)小名(せうみやう)()唱道(しやうだう)せる有様(ありさま)は、(じつ)にすさまじい次第(しだい)でありますが、この封建的(ほうけんてき)思想(しさう)(けつ)して(なが)継続(けいぞく)さるべきもので()いことは、()()るよりも(あきら)かであります。征討(せいたう)には(つね)神剣(しんけん)(ともな)ひます。草薙(くさなぎ)御剣(みつるぎ)(じつ)征討(せいたう)(ともな)唯一(ゆゐいつ)御権威(ごけんゐ)であるのであります。王政(わうせい)復古(ふくこ)(つい)神政(しんせい)復古(ふくこ)のあるべきは、日本(につぽん)神典(しんてん)吾人(ごじん)明示(めいじ)する(ところ)であるのみならず、大本(おほもと)開祖(かいそ)変性(へんじやう)男子(なんし)垂示(すいし)()りて、確固(かくこ)たる事実(じじつ)証明(しやうめい)されてあります。神政(しんせい)復古(ふくこ)して(はじ)めて()(うへ)天国(てんごく)荘厳(そうごん)理想(りさう)政治(せいぢ)()ることが出来(でき)るのであります。
 神政(しんせい)とは神代(かみよ)()ける政治(せいぢ)意義(いぎ)であります。(ゆゑ)()(すす)んで神代(かみよ)解釈(かいしやく)(うつ)らねばならぬのであります。日本(につぽん)神典(しんてん)(およ)大本(おほもと)開祖(かいそ)(しめ)(たま)(ところ)によれば、神代(かみよ)とは万有(ばんいう)万神(ばんしん)各自(かくじ)大本源(だいほんげん)知悉(ちしつ)し、各自(かくじ)大本源(だいほんげん)(もとづ)各自(かくじ)天職(てんしよく)完全(くわんぜん)()()ぐるの()なる(こと)(しめ)させ(たま)ふのであります。万有(ばんいう)万神(ばんしん)各自(かくじ)大本源(だいほんげん)知悉(ちしつ)する(こと)が、神代(かみよ)()ける第一(だいいち)最要件(さいえうけん)であります。(しか)るに万有(ばんゆう)万神(ばんしん)各々(おのおの)()大本源(だいほんげん)知悉(ちしつ)せられぬが(ゆゑ)に、種々(しゆじゆ)騒乱(さうらん)()(あひだ)(おこ)り、各種(かくしゆ)争闘(さうとう)(ここ)(その)根源(こんげん)(はつ)するのであります。神代(かみよ)斯様(かやう)なものではありませぬ。万有(ばんいう)万神(ばんしん)各々(おのおの)(その)大本源(だいほんげん)知悉(ちしつ)さるるが(ゆゑ)に、(がう)争乱(さうらん)(かも)すこと()く、和気(わき)(つね)()ち、(したが)つて万有(ばんいう)万神(ばんしん)各自(かくじ)大本源(だいほんげん)(もとづ)天賦(てんぷ)職掌(しよくしやう)(いとな)みて、和楽(わらく)(とこし)へに()くるの(とき)()いのであります。()封建(ほうけん)時代(じだい)()ける武士(ぶし)大義(たいぎ)名分(めいぶん)忘却(ぼうきやく)(いた)した(もの)のありましたのは、()無智(むち)にして、各自(かくじ)大本源(だいほんげん)知悉(ちしつ)()なかつた(つみ)であります。
 (あるひ)(ほとけ)()(あるひ)はヤソと()(あるひ)(なに)といふも、(その)大本(たいほん)知悉(ちしつ)()ないが(ゆゑ)分派(ぶんぱ)たるのみであります。(ぶつ)()(じゆ)(けつ)して()(みち)ではありませぬ。大本(たいほん)(くら)きが(ゆゑ)(これ)各自(かくじ)特有(とくいう)所有物(しよいうぶつ)誤了(ごりやう)して()るために、(つひ)陥穽(かんせい)(がい)(かま)へ、排他(はいた)年慮(ねんりよ)(いだ)くに(いた)るのであります。()一旦(いつたん)(その)大本源(だいほんげん)()るに(いた)りますれば、各自(かくじ)所有(しよいう)各自(かくじ)特有(とくいう)のもので()くして、一本源(ほんげん)分派(ぶんぱ)なる(こと)(こころ)()きまして、(かなら)()るものに統理(とうり)せらるべきは必定(ひつじやう)であります。(ゆえ)仏耶(ぶつや)唱道者(しようだうしや)(すみやか)(こころ)持代(もちか)へて、(その)大本源(たいほんげん)知悉(ちしつ)するに努力(どりよく)せずばならぬのであります。
 天地(あめつち)(あひだ)には、(おのづか)から経綸(けいりん)があります。四時(しじ)(おこな)はれ万物(ばんぶつ)生育(せいいく)する所以(ゆえん)のものは、これ(あに)皇祖(くわうそ)天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)()ります御機(みはた)永遠(えいゑん)(みだ)れないからではありますまいか、天照(あまてらす)大御神(おほみかみ)(とう)諾冊(なぎなみ)いろはの二尊(にそん)()けさせ(たま)ひまして、天下(てんか)経綸(けいりん)一系(いつけい)子孫(しそん)万代(よろづよ)(つた)へさせ(たま)ふや、経綸(けいりん)の三大神事(しんじ)器物(きぶつ)(うつ)させ(たま)ひまして、(ため)三種(さんしゆ)神器(しんき)御伝授(ごでんじゆ)(おこな)はれました。
 (てん)二日(にじつ)()()二王(にわう)なき(こと)開闢(かいびやく)以来(いらい)(げん)として(うご)かず、一毫(いちがう)(たが)ふべきものではありませぬ。(けだ)草薙(くさなぎの)神剣(みつるぎ)天地(てんち)万有(ばんいう)定理(じやうり)(しめ)させ(たま)神律(しんりつ)神法(しんぱふ)でありまして、神剣(しんけん)(あり)ますところ(かなら)権威(けんゐ)(これ)(ともな)ひ、正邪(せいじや)真偽(しんぎ)(たち)どころに裁断(さいだん)()けないものは()いのであります。(すなは)神剣(しんけん)権威(けんゐ)(したが)ふものは(さか)え、神剣(しんけん)権威(けんゐ)(ふれ)るものは(かなら)(ほろ)ぶのであります。神剣(しんけん)権威(けんい)()(しめ)して神剣(しんけん)権威(けんい)奉戴(ほうたい)(たてまつ)る、(これ)()祭政(さいせい)一致(いつち)本義(ほんぎ)()づくるのであります。古今(ここん)東西(とうざい)学者(がくしや)(おほ)くこの祭政(さいせい)一致(いつち)本義(ほんぎ)(わきま)へず、(かみ)(まつ)(こと)()(をさ)むるの政治(せいぢ)とを(ふた)つにして、曲解(きよくかい)誤伝(ごでん)(おほい)神国(しんこく)大本源(たいほんげん)(くら)ましつつありますのは(じつ)浩歎(こうたん)(いた)りであります。(まつり)とは真釣(まつり)意義(いぎ)であります。天地(てんち)経綸(けいりん)神法(しんぱう)権威(けんゐ)遵法(じゆんぽう)して地上(ちじやう)正道(せいだう)(ことごと)天道(てんだう)真釣(まつり)()はすべきを(まを)すのであります。(ゆえ)天国(てんごく)政治(せいぢ)には人為(じんゐ)(のり)()(しん)皇道(くわうだう)(まつり)(はな)るべき(こと)(がう)()()いのであります。祭政(さいせい)一致(いつち)日本(につぽん)神国(しんこく)政道(せいだう)であります。祭政(さいせい)一致(いつち)行事(ぎやうじ)(ほか)政道(せいどう)()いのであります。(また)宗教(しうけう)教育(けういく)実業(じつげふ)もありませぬ。日本(につぽん)神国(しんこく)教育(けういく)(まさ)祭政(さいせい)一致(いつち)意義(いぎ)(をし)ふるのが本領(ほんりやう)であります。
 祭政(さいせい)一致(いつち)以外(いぐわい)教義(けうぎ)(わた)(こと)出来(でき)ぬのであります。祭政(さいせい)一致(いつち)本義(ほんぎ)(さづ)けざるの教育(けういく)(じや)教育(けういく)であつて、真正(しんしやう)教育(けういく)ではありませぬ。(なん)天国(てんごく)たる日本(につぽん)教育(けういく)()(こと)出来(でき)ませう。祭政(さいせい)一致(いつち)実業(じつげふ)にあらざる実業(じつげふ)は、(これ)真実(しんじつ)実業(じつげふ)とは()へないのであります。(のう)(こう)(しやう)業務(げふむ)も一つとして(まつり)(はな)れては()るべきものではありませぬ。農夫(のうふ)(くは)()(かま)()(すき)()り、軍人(ぐんじん)(じゆう)()(けん)()り、商人(しやうにん)算盤(そろばん)()るのも、(みな)(ことごと)(まつり)であります。現代(げんだい)教育(けういく)現代(げんだい)実業(じつげふ)は、()(まつり)本義(ほんぎ)(のつと)(まつり)本義(ほんぎ)実行(じつかう)するものでありませう()私利(しり)私欲(しよく)(たくま)うして()(おとしい)れ、()(がい)して、(もつ)実業(じつげふ)本義(ほんぎ)()すの(ともがら)ではありますまいか。生存(せいぞん)競争(きやうさう)弱肉(じやくにく)強食(きやうしよく)立論(りつろん)(たて)()して成功(せいこう)()(ところ)現代(げんだい)教育(けういく)をしも、これを(まつり)意義(いぎ)教育(けういく)(たた)へられませう()現代(げんだい)(まつり)大本義(たいほんぎ)(まつた)顛覆(てんぷく)して祭事(まつりごと)廃絶(はいぜつ)したる()とも()ふべく、悪魔(あくま)白日(はくじつ)横行(わうかう)して神権(しんけん)(ことごと)蹂躪(じうりん)せられたる常闇(とこやみ)()とも()ふべく、(くに)常立(とこたち)神威(しんゐ)天之(あまの)岩戸(いわと)(がく)れの乱世(らんせ)とも()ふべき次第(しだい)であります。(まつり)神人(しんじん)をして合致(がつち)せしむるものであります。(まつ)るものは(すなは)(まつ)らるる(かみ)であります。現代(げんだい)暗黒(あんこく)世界(せかい)には(まつ)るの(ひと)()いのでありますから、(いは)んや(まつ)らるる(かみ)(そん)(たま)ふべきや天国(てんごく)(たみ)天業(てんげふ)(こと)()し、一挙一動坐止(ざし)動作(どうさ)(つね)神業(しんげふ)たる(こと)(はな)れないのであります。(かみ)(ほか)()()く、神業(しんげふ)神作(しんさく)(ほか)()(げふ)()発作(ほつさ)()るべき(はづ)はないのであります。神業(しんげふ)(くに)()(すなは)(これ)神国(しんこく)()ひ、(これ)神代(かみよ)()ふのであります。しかも(その)神業(しんげう)神作(しんさく)(いち)大御神(おほみかみ)(かく)方面(はうめん)()ける御発動(ごはつどう)表示(へうじ)するに(とど)まることは、神典(しんてん)古事記(こじき)(およ)大本(おほもと)開祖(かいそ)(しめ)させ(たま)(ところ)でありまして、一心(いつしん)同体(どうたい)分業(ぶんげふ)発作(ほつさ)たるを()るべきであります。この宇内(うない)天地(てんち)大国相(だいこくさう)地上(ちじやう)(うつ)して極東(きよくとう)日本(につぽん)国相(こくさう)があり、万民(ばんみん)(ことごと)皇室(くわうしつ)分脈(ぶんみやく)()け、(その)作業(さげふ)(ことごと)(みな)皇室(くわうしつ)(かく)方面(はうめん)発作(ほつさ)表現(へうげん)であります。天上(てんじやう)地上(ちじやう)(くに)相互(さうご)(あひ)対峙(たいじ)して万世(ばんせい)不動(ふどう)不易(ふえき)皇運(くわううん)()はせ(たま)(ゆゑ)に、天上(てんじやう)神国(しんこく)大日本国(だいにつぽんこく)()び、地上(ちじやう)日本国(にほんこく)神国(しんこく)(とな)へるのであります。国相(こくさう)(すで)(かく)(ごと)国体(こくたい)(すで)(かく)(ごと)しとすれば、地上(ちじやう)日本(につぽん)神国(しんこく)(てん)()うの任務(にんむ)(おのづか)(あきらか)にして、国民(こくみん)自覚(じかく)(また)(たちま)ちに()るべきの()であります。(しか)るに現代(げんだい)如何(どう)でありませう()
 各種(かくしゆ)宗教(しゆうけう)(ひと)(まど)はす(もの)(おほ)くして、天国(てんごく)()きつつ、天国(てんごく)本義(ほんぎ)()らず、浄土(じやうど)()くに浄土(じやうど)実相(じつさう)()らず、群雄(ぐんいう)(ちまた)割拠(くわつきよ)して天皇(てんわう)()らず、天治(てんぢ)(かい)せず、天法(てんぱふ)(わきま)へず、(たくみ)神剣(しんけん)裁断(さいだん)(まぬが)れて空法(くうはふ)邪説(じやせつ)(たくまし)うする(こと)(じつ)痛憤(つうふん)()へない次第(しだい)であります。
 法華経(ほけきやう)寿経(じゆきやう)釈尊(しやくそん)は、現代(げんだい)邪義(じやぎ)(まぬが)れしめむが(ため)に、多宝(たはう)如来(によらい)地下(ちか)より()()して日本国(につぽんこく)本義(ほんぎ)(しめ)し、日本国(につぽんこく)以外(いぐわい)(くに)あるべからず、日本国(につぽんこく)(わう)(ほか)国王(こくわう)()く、天上(てんじやう)地上(ちじやう)教憲(けうけん)(あひ)対峙(たいじ)して万代(よろづよ)(かは)るべからざるの(むね)(さと)したのである。(しか)るに仏者(ぶつしや)この()(さと)らず仏説(ぶつせつ)仏教(ぶつけう)()るの(めい)()く、(いたづ)らに形骸(けいがい)仏説(ぶつせつ)擁持(ようじ)封建(ほうけん)邪道(じやだう)権説(けんせつ)(ろう)するとは、(じつ)()(いた)りではありませぬか。ヤソの屡々(しばしば)(てん)(うつた)ふるの()(いは)く『天国(てんごく)(ちか)づけり()(あらた)めよ』と天国(てんごく)日本(につぽん)()ふるの(こゑ)(せつ)にして()()くの(かん)があります。(しか)るに後世(こうせい)伝道者(でんだうしや)信者(しんじや)は、天国(てんごく)国相(こくさう)(うと)くしてキリストの本心(ほんしん)()らず、(ため)天国(てんごく)をして(なが)地上(ちじやう)(きた)らしめず、これ天国(てんごく)()(ところ)天国(てんごく)(ぞく)であるのであります。
 草薙(くさなぎの)神剣(みつるぎ)()らない(もの)に、如何(いか)にして天国(てんごく)()くの資格(しかく)()りませう()。ヤソ教徒(けうと)草薙(くさなぎの)神剣(みつるぎ)大本義(だいほんぎ)拝承(はいしやう)して、天国(てんごく)日本(につぽん)国相(こくさう)知悉(ちしつ)せむ(とき)(まさ)にキリストは(てん)一方(いつぽう)より(むらさき)(くも)()して再誕(さいたん)あるべし。キリストの再誕(さいたん)(あに)(うたが)ふべしとせむや。さうでなければ幾百万(いくひやくまん)(さい)キリストの再誕(さいたん)期待(きたい)するとも、(つひ)にキリストは再誕(さいたん)すべき()はあるべからずであります。何国(なにぐに)名画伯(めいぐわはく)(さく)にや、キリスト再誕(さいたん)想像(さうざう)(ぐわ)(ゑが)くに、右手(めて)曲剣(きよくけん)()するものあるを()ました。()れぞ(まつた)草薙剣(くさなぎのつるぎ)()れる()(ぐう)せしものであるが、(しん)奇画(きぐわ)(しよう)すべきものであります。
 先年(せんねん)内務省(ないむしやう)御役人(おやくにん)さまが、(しん)(ぶつ)()三教(さんけう)合同(がふどう)して(たがひ)(あひ)一致(いつち)行動(かうどう)()でむ(こと)企図(きと)し、一回の会合(くわいがふ)()へた(こと)がありますが、()れは(まつた)愚者(ぐしや)妄夢(まうむ)であつて、破等(かれら)三教(さんけう)合同(がふどう)して(しか)して何者(なにもの)(その)本尊(ほんぞん)()すの(かんが)へでありましたか、ゴツトが弥陀(あみだ)()(また)何物(なにもの)であつたか、本尊(ほんぞん)確立(かくりつ)せない三教(さんけう)合同(がふどう)なるものは所謂(いはゆる)皮相(ひさう)合同(がうどう)でありまして、弱者(じやくしや)(とき)(さく)(もてあそ)んで教権(けうけん)振起(しんき)(はか)るの世渡(よわたり)たるに(とど)まるのみであつて、彼等(かれら)(つひ)宗教(しゆうけう)権威(けんゐ)愈々(いよいよ)失墜(しつつい)したに()ぎなかつたのであります。
 神政(しんせい)復古(ふくこ)は、各自(かくじ)(その)大本源(たいほんげん)知悉(ちしつ)するに(はじ)まるのであります。仏教(ぶつけう)成立(せいりつ)如何(いかん)、ヤソ(けう)成立(せいりつ)如何(いかん)学者(がくしや)誠実(せいじつ)()づその大本源(たいほんげん)知悉(ちしつ)せられよ。(とく)日本(につぽん)神道者(しんだうしや)(りう)三教(さんけう)合同(がふどう)()(まじ)はりて得々(とくとく)として()(ごと)きは、これ何等(なんら)状態(じやうたい)でありました()(じつ)滑稽(こつけい)といはふ()白痴(はくち)()ふか、()られた状態(ざま)では()かつたのであります。(もと)より彼等(かれら)日本(につぽん)神道(しんだう)大本義(たいほんぎ)知悉(ちしつ)せず、(また)神政(しんせい)復古(ふくこ)(まを)(こと)さへ(その)()(かい)しなかつたとすれば、(あなが)歯牙(しが)()けて彼是(かれこれ)()(ほど)(もの)ではありませぬ。けれ(ども)彼等(かれら)日本(につぽん)神国(しんこく)(たみ)である以上(いじやう)吾人(ごじん)()(ところ)真正(しんしやう)日本(につぽん)神道(しんだう)(まな)びて、三教(さんけう)合同(がふどう)何上(いじやう)神教(しんせい)復古(ふくこ)尊崇(そんそう)すべく、()(ささ)(たてまつ)りても(つく)すべきの大道(たいだう)なる(こと)(おも)(およ)ぶべきであります。
 往古(わうこ)歴史(れきし)漠然(ばくぜん)として(これ)()るに(よし)なきも、埃及(えじぶと)希臘(ぎりしや)(とう)歴史(れきし)は、(あきらか)上代(じやうだい)神政(しんせい)実現(しつげん)()()りたることを立証(りつしやう)すべき史料(しれう)であります。
 (さら)古事記(こじき)上巻(じやうくわん)は、正哉(まさか)吾勝(あかつ)々速日(かつはやひ)天忍穂耳(あめのおしほみみの)(みこと)神政(しんせい)時代(じだい)(なが)かりし(こと)(つた)へて余蘊(ようん)なき次第(しだい)であります。吾人(ごじん)地球(ちきう)(すなは)中日本(ちうにつぽん)神政(しんせい)神代(かみよ)考証(かうしやう)せむが(ため)に、幾多(いくた)労苦(らうく)(かさ)ねて神政(しんせい)復古(ふくこ)曙光(しよくわう)(みと)め、神政(しんせい)復古(ふくこ)実現(じつげん)()(ため)には、全幅(ぜんぷく)(らう)()しまない覚悟(かくご)であります。大凡(おほよそ)万有(ばんいう)()()所以(ゆえん)は、神業(しんげふ)発作(ほつさ)(かく)方面(ほうめん)たるべきは、(かみ)(すで)()べた(とほ)りであります。地上(ちじやう)人類(じんるゐ)が、兄弟(けいてい)(かき)(せめ)一心(いつしん)同体(どうたい)表現(へうげん)(たがひ)()陥穽(かんせい)せむとするが(ごと)きは、神政(しんせい)復古(ふくこ)一日(いちにち)(はや)からむ(こと)(うなが)し、吾人(ごじん)をして(うた)寝食(しんしよく)(いとま)なからしめむとする次第(しだい)であります。神政(しんせい)復古(ふくこ)神剣(しんけん)御振舞(おんふるまゐ)(はじ)まり、天国(てんごく)荘厳(さうごん)(さう)成就(じやうじゆ)するに(をは)るのであります。天国(てんごく)荘厳(さうごん)(さう)器物(きぶつ)(うつ)(たてまつ)りて、八咫(やた)神鏡(みかがみ)(つた)はりますのであります。
 神政(しんせい)復古(ふくこ)唱道者(しやうだうしや)を、地球(ちきう)中心(ちうしん)地質学(ちしつがく)(じやう)日本(しつぽん)神国(しんこく)中心(ちうしん)なる下津(したつ)磐根(いはね)丹波国(たんばのくに)綾部(あやべ)本宮(ほんぐう)(さと)(いだ)せしは、(しつ)太古(たいこ)よりの神誓(しんせい)神約(しんやく)(おは)(たま)ひし(こと)恐察(きようさつ)(たてまつ)るのであります。
 草薙(くさなぎの)神剣(みつるぎ)(うしとら)稜威(みいづ))は(いま)万教(ばんけう)裁断(さいだん)せむが(ため)に、この霊地(れいち)(くだ)りましたのであります。治乱(ちらん)興廃(こうはい)得失(とくしつ)存亡(そんぼう)動止(どうし)進退(しんたい)安危(あんき)閑争(かんさう)神剣(しんけん)御本質(おんほんしつ)であります。
 神政(しんせい)(さきがけ)として神剣(しんけん)威力(ゐりよく)万教(ばんけう)(うへ)(ほどこ)し、大日本国(だいにつぽんこく)下津(しもつ)磐根(いはね)大宮柱(おほみやばしら)(ふと)しく()高天原(たかあまはら)千木高(ちぎたか)()るべき大祭殿(だいさいでん)建造(けんざう)されまして、天津(あまつ)日嗣(ひつぎ)大経綸(だいけいりん)発現(はつげん)すべき(とき)世界(せかい)万民(ばんみん)(たがひ)兄弟(けいてい)()()(かは)して遠津(とほつ)御神(みかみ)(しや)(たてまつ)り、草木(さうもく)(はじ)鳥獣(てうじう)虫魚(ちうぎよ)(るゐ)(いた)るまで一つとして、(その)天賦(てんぶ)安住(あんぢゆう)せざるもの()るなく、天神(てんしん)地祇(ちぎ)(すゑ)(ただ)して(その)(まつり)(いとな)(たま)ふべきこととなるのであります。万教(ばんけう)が一大主教(しゆけう)統轄(とうくわつ)せられて神政(しんせい)(とこし)へに成就(じやうじゆ)すべき()()むこと、(なん)(たの)しみか(これ)()ぎんやであります。(なん)(よろこ)びか(これ)()ぎんやであります。吾人(ごじん)所志(しよし)()くまでも(かく)(とほり)りであります。慨世(がいせ)憂国(いうこく)志士(しし)仁人(じんじん)(たがひ)()つて吾人(ごじん)行動(かうどう)(とも)にし、大義(たいぎ)名分(めいぶん)(むか)つて努力(どりよく)せなければ()らぬ(わけ)ではありますまいか。アア(これ)()ぎたる日本(につぽん)国民(こくみん)義務(ぎむ)がありませうか。これに()ぎたる(わが)国民(こくみん)急務(きふむ)がありませう()(あえ)忠良(ちうりやう)なる陛下(へいか)赤子(せきし)(むか)つて(げき)する所以(ゆえん)であります。
(大正五、四、一一、このみち 第一号)
目で読むのに疲れたら耳で聴こう!霊界物語の朗読ユーチューブ
オニド関連サイト最新更新情報
10/22【霊界物語ネット】王仁文庫 第六篇 たまの礎(裏の神諭)』をテキスト化しました。
5/8【霊界物語ネット】霊界物語ネットに出口王仁三郎の第六歌集『霧の海』を掲載しました。
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【メールアドレス
合言葉「みろく」を入力して下さい→  
霊界物語ネットは飯塚弘明が運営しています。【メールアドレス】 / 動作に不具合や誤字脱字等を発見されましたら是非お知らせ下さるようお願い申し上げます。 / 本サイトに掲載されている霊界物語等の著作物の電子データは飯塚弘明ほか、多数の方々の協力によって作られました。(スペシャルサンクス) / 本サイトの著作権(デザイン、プログラム、凡例等)は飯塚弘明にあります。出口王仁三郎の著作物(霊界物語等)の著作権は保護期間が過ぎていますのでご自由にお使いいただいて構いません。ただし一部分を引用するのではなく、本サイト掲載の大部分を利用して電子書籍等に転用する場合には、必ず出典と連絡先を記して下さい。→「本サイト掲載文献の利用について」 / 出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別的と見なされる言葉や表現もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。 / プライバシーポリシー
(C) 2007-2024 Iizuka Hiroaki