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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第34巻(酉の巻)
序文
総説
第1篇 筑紫の不知火
第1章 筑紫上陸
第2章 孫甦
第3章 障文句
第4章 歌垣
第5章 対歌
第6章 蜂の巣
第7章 無花果
第8章 暴風雨
第2篇 有情無情
第9章 玉の黒点
第10章 空縁
第11章 富士咲
第12章 漆山
第13章 行進歌
第14章 落胆
第15章 手長猿
第16章 楽天主義
第3篇 峠の達引
第17章 向日峠
第18章 三人塚
第19章 生命の親
第20章 玉卜
第21章 神護
第22章 蛙の口
第23章 動静
余白歌
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海洋万里(第25~36巻)
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第34巻(酉の巻)
> 第1篇 筑紫の不知火 > 第5章 対歌
<<< 歌垣
(B)
(N)
蜂の巣 >>>
第五章
対歌
(
たいか
)
〔九四六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻
篇:
第1篇 筑紫の不知火
よみ(新仮名遣い):
つくしのしらぬい
章:
第5章 対歌
よみ(新仮名遣い):
たいか
通し章番号:
946
口述日:
1922(大正11)年09月12日(旧07月21日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年12月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
房公は岩窟の声の歌を聞いて自分も歌心になり、歌を歌いだした。黒姫を立派な生き宮と思ってついてきたが、道中にその言動を見聞きしてすっかり幻滅し、付いてくるのではなかったという後悔を、滑稽な歌に託して笑い転げた。
芳公も黒姫の所業を挙げて非難し、高山彦に早くこのことを注進して逃がしてやろうと歌い、笑い転げた。
黒姫は二人を戒める歌を歌うが、房公は高山彦の浮気をねたにして、さらに黒姫をからかう歌を歌う。芳公は黒姫に愛想をつかしたと歌い、国に残してきた女房を懐かしむが、房公に茶々を入れられ、二人は歌で言い争いを始める。
黒姫は二人を叱りつけ、朝拝の準備をして朝餉をすませるようにと歌った。黒姫は道中もいできたイチジクの実を持っていたので、三人は掛け合いしながらイチジクを争った。イチジクの実を食べて機嫌を直した三人は、宣伝歌を歌いながら筑紫ケ岳を登って行った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-09-12 11:00:28
OBC :
rm3405
愛善世界社版:
59頁
八幡書店版:
第6輯 384頁
修補版:
校定版:
63頁
普及版:
26頁
初版:
ページ備考:
001
房公
(
ふさこう
)
は
今
(
いま
)
の
歌
(
うた
)
に
引出
(
ひきだ
)
され
自分
(
じぶん
)
も
歌心
(
うたごころ
)
になつたと
見
(
み
)
え、
002
黒白
(
あやめ
)
も
分
(
わ
)
かぬ
闇
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
から
腰折
(
こしを
)
れを
謡
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
したり。
003
房公
『
房公
(
ふさこう
)
がいざこれよりは
歌
(
うた
)
をよむ
004
黒姫
(
くろひめ
)
さまよ
確
(
しつか
)
りと
聞
(
き
)
け。
005
野
(
の
)
も
山
(
やま
)
も
青
(
あを
)
く
茂
(
しげ
)
れる
筑紫野
(
つくしの
)
に
006
黒
(
くろ
)
い
女
(
をんな
)
が
一人
(
ひとり
)
立
(
た
)
つなり。
007
如意
(
によい
)
宝珠
(
ほつしゆ
)
玉
(
たま
)
の
所在
(
ありか
)
を
探
(
たづ
)
ねたる
008
高姫司
(
たかひめつかさ
)
は
今
(
いま
)
やいづくぞ。
009
黄金
(
わうごん
)
の
玉
(
たま
)
の
所在
(
ありか
)
を
探
(
たづ
)
ねたる
010
黒姫
(
くろひめ
)
さまは
今
(
いま
)
は
男
(
をとこ
)
探
(
たづ
)
ねつ。
011
高山
(
たかやま
)
の
彦
(
ひこ
)
の
夫
(
をつと
)
にはじかれて
012
恥
(
はぢ
)
も
知
(
し
)
らずに
探
(
さが
)
し
来
(
く
)
るかな。
013
黒姫
(
くろひめ
)
を
竜宮
(
りうぐう
)
さまの
乙姫
(
おとひめ
)
と
014
思
(
おも
)
うて
来
(
き
)
たが
馬鹿
(
ばか
)
らしきかな。
015
吾
(
わが
)
妻
(
つま
)
のお
鉄
(
てつ
)
は
嘸
(
さぞ
)
や
今頃
(
いまごろ
)
は
016
空
(
そら
)
を
眺
(
なが
)
めて
待
(
ま
)
ち
佗
(
わび
)
るらむ。
017
吾
(
わが
)
妻
(
つま
)
よお
鉄
(
てつ
)
よしばし
待
(
ま
)
つてくれ
018
愛
(
あい
)
の
土産
(
みやげ
)
を
持
(
も
)
ちかへるまで。
019
黒姫
(
くろひめ
)
が
夫
(
をつと
)
を
思
(
おも
)
ふ
真心
(
まごころ
)
を
020
汝
(
なれ
)
に
移
(
うつ
)
して
喜
(
よろこ
)
ばせて
見
(
み
)
む。
021
房公
(
ふさこう
)
も
遥々
(
はるばる
)
海
(
うみ
)
を
渡
(
わた
)
り
来
(
き
)
て
022
妻
(
つま
)
のみ
恋
(
こひ
)
しくなりにけるかな。
023
こんな
事
(
こと
)
計
(
ばか
)
り
云
(
い
)
ふのぢやなけれども
024
黒姫
(
くろひめ
)
の
御魂
(
みたま
)
憑
(
うつ
)
りしためぞ。
025
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
の
道
(
みち
)
を
忘
(
わす
)
れて
妻
(
つま
)
ばかり
026
思
(
おも
)
ふ
心
(
こころ
)
の
愚
(
おろか
)
しきかな。
027
村肝
(
むらきも
)
の
心
(
こころ
)
を
妻
(
つま
)
に
筑紫潟
(
つくしがた
)
028
深
(
ふか
)
き
心
(
こころ
)
を
不知火
(
しらぬひ
)
の
汝
(
なれ
)
。
029
如何
(
いか
)
にせむ
海洋
(
かいやう
)
万里
(
ばんり
)
の
波
(
なみ
)
の
上
(
うへ
)
030
翼
(
つばさ
)
なき
身
(
み
)
のもどかしきかな。
031
黒姫
(
くろひめ
)
の
甘
(
あま
)
き
言葉
(
ことば
)
に
乗
(
の
)
せられて
032
知
(
し
)
らぬ
他国
(
たこく
)
で
苦労
(
くらう
)
するかな。
033
今頃
(
いまごろ
)
は
四尾
(
よつを
)
の
山
(
やま
)
も
紅葉
(
もみぢ
)
して
034
錦
(
にしき
)
の
宮
(
みや
)
は
栄
(
さか
)
えますらむ。
035
言依別
(
ことよりわけ
)
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
御
(
おん
)
姿
(
すがた
)
036
目
(
め
)
に
見
(
み
)
る
如
(
ごと
)
く
思
(
おも
)
はるるかな。
037
杢助
(
もくすけ
)
の
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
の
御姿
(
みすがた
)
を
038
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
しても
心
(
こころ
)
勇
(
いさ
)
みぬ。
039
黒姫
(
くろひめ
)
のけげんな
顔
(
かほ
)
を
見
(
み
)
るたびに
040
浮世
(
うきよ
)
は
厭
(
いや
)
になりにけるかな。
041
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
真暗
(
まつくら
)
がりの
岩
(
いは
)
の
前
(
まへ
)
042
怪
(
あや
)
しき
神
(
かみ
)
の
声
(
こゑ
)
ぞ
聞
(
きこ
)
ゆる。
043
黒姫
(
くろひめ
)
が
負
(
ま
)
けず
劣
(
おと
)
らず
腰折
(
こしを
)
れの
044
歌
(
うた
)
よみし
時
(
とき
)
ぞをかしかりけり。
045
芳公
(
よしこう
)
よ
貴様
(
きさま
)
も
一
(
ひと
)
つ
歌
(
うた
)
を
詠
(
よ
)
め
046
歌
(
うた
)
は
心
(
こころ
)
の
闇
(
やみ
)
を
晴
(
は
)
らすぞ。
047
闇々
(
やみやみ
)
と
闇
(
やみ
)
の
帳
(
とばり
)
に
包
(
つつ
)
まれて
048
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
黒顔
(
くろがほ
)
も
見
(
み
)
えず。
049
アハヽヽヽ、オホヽヽホツホ、ウフヽヽヽ、
050
エヘヽヽ、イヒヽ
笑
(
わら
)
ひ
置
(
お
)
くなり』
051
芳公
(
よしこう
)
は
負
(
ま
)
けぬ
気
(
き
)
になつてまた
駄句
(
だく
)
り
出
(
だ
)
したり。
052
芳公
『
芳公
(
よしこう
)
が
宣
(
の
)
る
言霊
(
ことたま
)
をよつく
聞
(
き
)
け
053
玉
(
たま
)
をころばす
様
(
やう
)
な
音色
(
ねいろ
)
を。
054
一条
(
ひとすぢ
)
や
二条縄
(
ふたすぢなは
)
でゆかぬ
奴
(
やつ
)
055
三筋
(
みすぢ
)
の
糸
(
いと
)
で
縛
(
しば
)
る
黒姫
(
くろひめ
)
。
056
孫公
(
まごこう
)
は
今
(
いま
)
はどうして
居
(
ゐ
)
るだらう
057
心
(
こころ
)
にかかる
闇
(
やみ
)
の
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
。
058
是
(
これ
)
程
(
ほど
)
の
無情
(
むじやう
)
な
女
(
をんな
)
と
知
(
し
)
らずして
059
ついて
来
(
き
)
たのを
悔
(
くや
)
しくぞ
思
(
おも
)
ふ。
060
惟神
(
かむながら
)
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
に
離
(
はな
)
れたる
061
黒姫
(
くろひめ
)
こそは
曲神
(
まがかみ
)
ならむ。
062
曲神
(
まがかみ
)
の
醜
(
しこ
)
の
猛
(
たけ
)
びを
恐
(
おそ
)
れつつ
063
間近
(
まぢか
)
の
曲
(
まが
)
を
知
(
し
)
らざりし
吾
(
われ
)
。
064
三五
(
あななひ
)
の
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
を
教
(
をし
)
へ
行
(
ゆ
)
く
065
神
(
かみ
)
の
司
(
つかさ
)
が
船
(
ふね
)
を
盗
(
ぬす
)
みつ。
066
此
(
この
)
船
(
ふね
)
は
老朽
(
おいく
)
ちたれど
高山彦
(
たかやまひこ
)
の
067
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
を
乗
(
の
)
するなるらむ。
068
闇
(
くら
)
がりの
臭
(
くさ
)
い
谷間
(
たにま
)
に
包
(
つつ
)
まれて
069
息
(
いき
)
はづまして
暮
(
く
)
らす
苦
(
くる
)
しさ。
070
是
(
これ
)
よりは
黒姫
(
くろひめ
)
さまに
暇
(
ひま
)
くれて
071
房公
(
ふさこう
)
と
共
(
とも
)
に
国
(
くに
)
へ
帰
(
かへ
)
らむ。
072
房公
(
ふさこう
)
よ
思
(
おも
)
ひ
切
(
き
)
るのは
今
(
いま
)
なるぞ
073
乙姫
(
おとひめ
)
さまの
現
(
あら
)
はれぬうち。
074
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
さまの
生宮
(
いきみや
)
と
075
はしやがれては
堪
(
たま
)
らざらまし。
076
さア
早
(
はや
)
く
黒姫
(
くろひめ
)
さまに
立別
(
たちわか
)
れ
077
立
(
た
)
ち
去
(
さ
)
り
行
(
ゆ
)
かむ
火
(
ひ
)
の
神国
(
かみくに
)
へ。
078
逸早
(
いちはや
)
くこれの
谷間
(
たにま
)
を
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
079
高山彦
(
たかやまひこ
)
の
注進
(
ちうしん
)
やせむ。
080
注進
(
ちうしん
)
を
聞
(
き
)
いて
高山
(
たかやま
)
驚
(
おどろ
)
いて
081
姿
(
すがた
)
かくせば
嘸
(
さぞ
)
面白
(
おもしろ
)
からむ。
082
さうならば
黒姫
(
くろひめ
)
如何
(
いか
)
に
騒
(
さわ
)
ぐとも
083
後
(
あと
)
の
祭
(
まつり
)
の
詮術
(
せんすべ
)
もなし。
084
アハヽヽヽ、オホヽヽヽツホ、ウフヽヽヽ
085
エヽイヽ
加減
(
かげん
)
に
止
(
や
)
めて
置
(
お
)
くなり』
086
黒姫
(
くろひめ
)
は
闇
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
より
声
(
こゑ
)
を
張
(
は
)
り
上
(
あ
)
げて、
087
黒姫
『
房芳
(
ふさよし
)
の
二人
(
ふたり
)
の
奴
(
やつ
)
等
(
ら
)
よつく
聞
(
き
)
け
088
竜宮
(
りうぐう
)
様
(
さま
)
の
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を。
089
痩犬
(
やせいぬ
)
のやうな
面
(
つら
)
してつべこべと
090
囀
(
さへづ
)
る
姿
(
すがた
)
臍
(
へそ
)
をよるなり。
091
何事
(
なにごと
)
も
知
(
し
)
らざる
癖
(
くせ
)
に
黒姫
(
くろひめ
)
の
092
小言
(
こごと
)
云
(
い
)
うとは
怪
(
け
)
しからぬ
奴
(
やつ
)
。
093
黒姫
(
くろひめ
)
は
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
生宮
(
いきみや
)
ぞ
094
思
(
おも
)
ひ
違
(
ちが
)
ひをするな
房芳
(
ふさよし
)
。
095
房芳
(
ふさよし
)
よ
よし
や
天地
(
てんち
)
はかへるとも
096
高山彦
(
たかやまひこ
)
は
黒姫
(
くろひめ
)
の
夫
(
つま
)
。
097
高山
(
たかやま
)
の
吾
(
わが
)
背
(
せ
)
の
命
(
みこと
)
に
出遇
(
であ
)
ひなば
098
汝
(
なれ
)
が
無礼
(
ぶれい
)
を
告
(
つ
)
げて
聞
(
き
)
かせむ。
099
独身
(
ひとりみ
)
の
黒姫
(
くろひめ
)
なりと
侮
(
あなど
)
つて
100
後
(
あと
)
で
後悔
(
こうくわい
)
するな
両人
(
りやうにん
)
。
101
後悔
(
こうくわい
)
は
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
たぬと
云
(
い
)
ふことを
102
よくわきまへて
口
(
くち
)
を
慎
(
つつし
)
め。
103
口
(
くち
)
計
(
ばか
)
り
千年先
(
せんねんさき
)
に
生
(
うま
)
れ
来
(
き
)
て
104
吐
(
ほざ
)
く
曲神
(
まがみ
)
の
愚
(
おろか
)
しきかな。
105
これ
位
(
くらゐ
)
分
(
わか
)
らぬ
奴
(
やつ
)
が
世
(
よ
)
にあろか
106
黒姫
(
くろひめ
)
さへも
愛想
(
あいさう
)
つかしぬ。
107
如何
(
いか
)
程
(
ほど
)
に
侮辱
(
ぶじよく
)
されてもおとなしく
108
忍
(
しの
)
ぶは
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
知
(
し
)
ればこそ。
109
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
捨
(
す
)
てた
事
(
こと
)
なら
黒姫
(
くろひめ
)
は
110
赦
(
ゆる
)
しちや
置
(
お
)
かぬ
房芳
(
ふさよし
)
の
奴
(
やつ
)
。
111
房芳
(
ふさよし
)
よ
早
(
はや
)
く
心
(
こころ
)
を
立
(
た
)
て
直
(
なほ
)
し
112
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
歩
(
あゆ
)
みかへせよ。
113
黒姫
(
くろひめ
)
の
言葉
(
ことば
)
がお
気
(
き
)
に
入
(
い
)
らぬなら
114
お
前
(
まへ
)
の
勝手
(
かつて
)
にするがよからう。
115
待
(
ま
)
て
暫
(
しば
)
し
今
(
いま
)
両人
(
りやうにん
)
に
逃
(
に
)
げられちや
116
此
(
この
)
黒姫
(
くろひめ
)
も
一寸
(
ちよつと
)
迷惑
(
めいわく
)
』
117
房公
(
ふさこう
)
『さうか
否
(
いな
)
一寸
(
ちよつと
)
迷惑
(
めいわく
)
なさるかな
118
火
(
ひ
)
の
都
(
みやこ
)
では
大
(
だい
)
の
迷惑
(
めいわく
)
。
119
高山
(
たかやま
)
と
黒姫司
(
くろひめつかさ
)
の
争
(
あらそ
)
ひを
120
今
(
いま
)
見
(
み
)
るやうに
思
(
おも
)
はれにけり。
121
黒姫
(
くろひめ
)
が
死
(
し
)
ぬの
走
(
はし
)
るの
暇
(
ひま
)
くれと
122
悋気
(
りんき
)
の
声
(
こゑ
)
を
聞
(
き
)
くぞうたてき。
123
うたうたと
闇
(
やみ
)
の
帳
(
とばり
)
に
包
(
つつ
)
まれて
124
明
(
あか
)
りの
立
(
た
)
たぬ
歌
(
うた
)
を
詠
(
よ
)
むかな。
125
疑
(
うたが
)
ひの
雲霧
(
くもきり
)
晴
(
は
)
れて
黒姫
(
くろひめ
)
の
126
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
の
光
(
ひか
)
る
時
(
とき
)
まつ。
127
松
(
まつ
)
が
枝
(
え
)
に
鶴
(
つる
)
の
巣籠
(
すごも
)
る
悦
(
よろこ
)
びを
128
愛子
(
あいこ
)
の
姫
(
ひめ
)
が
先
(
さき
)
にせしめつ。
129
サア
締
(
し
)
めたもつと
締
(
し
)
めたと
両人
(
りやうにん
)
が
130
四畳半
(
よでふはん
)
にてしめりなきする。
131
此
(
この
)
処
(
ところ
)
黒姫
(
くろひめ
)
さまが
見付
(
みつ
)
けたら
132
嘸
(
さぞ
)
しめじめと
湿
(
しめ
)
るだらうに。
133
遥々
(
はるばる
)
と
探
(
たづ
)
ねて
来
(
き
)
たのに
夫
(
つま
)
の
家
(
いへ
)
は
134
入
(
はい
)
つちやならぬと
戸
(
と
)
をしめの
家
(
うち
)
。
135
面白
(
おもしろ
)
いあゝをかしいと
手
(
て
)
を
拍
(
う
)
つて
136
笑
(
わら
)
ふ
時
(
とき
)
こそ
待
(
ま
)
たれけるかな。
137
アハヽヽヽウフヽヽヽヽヽオホヽヽヽ
138
縁起
(
えんぎ
)
でもない
云
(
い
)
ひ
草
(
ぐさ
)
ぞ
聞
(
き
)
く』
139
芳公
(
よしこう
)
は
又
(
また
)
もや
闇
(
くら
)
がりから
謡
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
したり。
140
芳公
『ほのぼのと
夜
(
よ
)
は
明
(
あ
)
け
近
(
ちか
)
くなりにけり
141
早立
(
はやた
)
ち
往
(
ゆ
)
かむ
火
(
ひ
)
の
国
(
くに
)
都
(
みやこ
)
へ。
142
やがて
又
(
また
)
烏
(
からす
)
や
雀
(
すずめ
)
が
鳴
(
な
)
くだらう
143
烏
(
からす
)
ばかりか
泣
(
な
)
く
人
(
ひと
)
がある。
144
まごまごと
此処
(
ここ
)
にかうしちや
居
(
を
)
られない
145
孫公
(
まごこう
)
さまは
先
(
さき
)
にいただらう。
146
孫公
(
まごこう
)
の
後
(
あと
)
おつかけて
進
(
すす
)
む
身
(
み
)
は
147
黒姫
(
くろひめ
)
さまが
邪魔
(
じやま
)
になるなり。
148
顔
(
かほ
)
ばかり
黒姫
(
くろひめ
)
さまと
思
(
おも
)
うたに
149
心
(
こころ
)
黒
(
くろ
)
しと
知
(
し
)
らず
居
(
ゐ
)
たりし。
150
何事
(
なにごと
)
も
よし
と
呑
(
の
)
み
込
(
こ
)
む
男達
(
をとこだて
)
151
よし
や
此
(
この
)
身
(
み
)
は
朽果
(
くちは
)
つるとも。
152
頼
(
たの
)
まれた
事
(
こと
)
は
後
(
あと
)
へは
引
(
ひ
)
かぬ
俺
(
おれ
)
153
されど
手
(
て
)
をひく
黒姫
(
くろひめ
)
計
(
ばか
)
りは。
154
手
(
て
)
を
引
(
ひ
)
くといつてもこれの
山坂
(
やまさか
)
を
155
手
(
て
)
を
曳
(
ひ
)
くのではない
黒姫
(
くろひめ
)
婆
(
ば
)
さまよ。
156
手
(
て
)
を
曳
(
ひ
)
いて
登
(
のぼ
)
り
度
(
た
)
いとは
思
(
おも
)
へども
157
生憎
(
あひにく
)
お
滝
(
たき
)
が
居
(
を
)
らぬ
悲
(
かな
)
しさ。
158
お
滝殿
(
たきどの
)
嘸
(
さぞ
)
今頃
(
いまごろ
)
は
膝坊主
(
ひざばうず
)
159
かかへて
此方
(
こなた
)
を
眺
(
なが
)
め
居
(
を
)
るらむ』
160
房公
(
ふさこう
)
は
又
(
また
)
もや
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
したり。
161
房公
『のろけないこりや
芳公
(
よしこう
)
よあんまりだ
162
俺
(
おれ
)
もお
鉄
(
てつ
)
が
国
(
くに
)
に
居
(
を
)
るぞよ。
163
色白
(
いろじろ
)
いお
鉄
(
てつ
)
のやうな
妻
(
つま
)
なれば
164
のろけても
よし
ほめるのも
芳
(
よし
)
。
165
さりながらお
滝
(
たき
)
のやうな
蜥蜴面
(
とかげづら
)
166
ちと
心得
(
こころえ
)
よ
見
(
み
)
つともないぞよ』
167
芳公
(
よしこう
)
『
何
(
なに
)
吐
(
ぬか
)
す
蜥蜴面
(
とかげづら
)
とは
誰
(
たれ
)
に
云
(
い
)
うた
168
鼬面
(
いたちづら
)
した
嬶
(
かか
)
を
持
(
も
)
ちつつ。
169
柿
(
かき
)
の
木
(
き
)
に
雨蛙
(
あまがへる
)
奴
(
め
)
が
登
(
のぼ
)
るよな
170
でかいお
鉄
(
てつ
)
を
夢
(
ゆめ
)
に
楽
(
たの
)
しめ。
171
鉄
(
てつ
)
のよな
黒
(
くろ
)
い
顔
(
かほ
)
した
女房
(
にようばう
)
を
172
房
(
ふさ
)
いく
なとは
思
(
おも
)
はぬか
惚
(
ほ
)
れた
弱
(
よわ
)
みで』
173
黒姫
(
くろひめ
)
『
矢釜
(
やかま
)
しい
雲雀
(
ひばり
)
のやうな
二人
(
ふたり
)
共
(
ども
)
174
もう
夜
(
よ
)
が
明
(
あ
)
けた
手水
(
てうづ
)
つかへよ。
175
さア
早
(
はや
)
く
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
176
朝餉
(
あさげ
)
すまして
出立
(
しゆつたつ
)
をせよ。
177
無花果
(
いちじゆく
)
の
木
(
こ
)
の
実
(
み
)
はここにあるけれど
178
雲雀
(
ひばり
)
に
食
(
く
)
はす
無花果
(
いちじゆく
)
はなし。
179
惟神
(
かむながら
)
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
180
此
(
この
)
無花果
(
いちじゆく
)
は
生命
(
いのち
)
助
(
たす
)
ける。
181
麦
(
むぎ
)
の
穂
(
ほ
)
があれば
雲雀
(
ひばり
)
もよからうが
182
実
(
げ
)
に
気
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
次第
(
しだい
)
なりけり。
183
兵糧
(
ひやうらう
)
さへ
沢山
(
たくさん
)
あれば
山坂
(
やまさか
)
を
184
越
(
こ
)
えるも
安
(
やす
)
し
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
。
185
御恵
(
みめぐみ
)
に
外
(
はづ
)
れた
二人
(
ふたり
)
のいぢらしさ
186
空腹
(
ひもじ
)
かるらむ
房
(
ふさ
)
芳
(
よし
)
憐
(
あは
)
れ。
187
憐
(
あは
)
れをば
知
(
し
)
らぬ
吾
(
われ
)
にはあらねども
188
余
(
あま
)
りの
事
(
こと
)
に
呆
(
あき
)
れ
果
(
は
)
てけり。
189
高山
(
たかやま
)
の
吾
(
わが
)
背
(
せ
)
の
君
(
きみ
)
が
待
(
ま
)
つと
聞
(
き
)
く
190
火
(
ひ
)
の
国
(
くに
)
都
(
みやこ
)
へ
急
(
いそ
)
ぐ
楽
(
たの
)
しさ。
191
黒姫
(
くろひめ
)
は
兵糧
(
ひやうらう
)
もたんと
持
(
も
)
つて
居
(
ゐ
)
る
192
一宿
(
いちじく
)
二宿
(
にじく
)
三宿
(
さんじく
)
のため』
193
房公
(
ふさこう
)
『これや
婆
(
ば
)
さま
一
(
ひと
)
つ
俺
(
おれ
)
にも
分配
(
ぶんぱい
)
せ
194
余
(
あま
)
り
冥加
(
みやうが
)
が
悪
(
わる
)
からうぞや。
195
桃太郎
(
ももたらう
)
が
鬼ケ島
(
おにがしま
)
へと
往
(
ゆ
)
く
時
(
とき
)
も
196
団子
(
だんご
)
半
(
はん
)
ぶんやつた
事
(
こと
)
思
(
おも
)
へ』
197
黒姫
(
くろひめ
)
『
犬
(
いぬ
)
なれば
半分
(
はんぶん
)
位
(
くらゐ
)
やろも
知
(
し
)
れぬ
198
欲
(
ほ
)
しくばワンワン
鳴
(
な
)
くがよからう』
199
芳公
(
よしこう
)
『ワンワンと
犬
(
いぬ
)
の
鳴
(
な
)
き
真似
(
まね
)
するよりも
200
雉
(
きじ
)
の
真似
(
まね
)
してケンケンと
云
(
い
)
ふ』
201
黒姫
(
くろひめ
)
『ケンケンと
吐
(
ほざ
)
く
雉
(
きじ
)
にはやりはせぬ
202
猿
(
ましら
)
のやうにキヤツキヤツと
鳴
(
な
)
け』
203
房公
(
ふさこう
)
『
馬鹿
(
ばか
)
にすな
婆
(
ばば
)
の
癖
(
くせ
)
して
桃太郎
(
ももたらう
)
の
204
気取
(
きど
)
りで
居
(
ゐ
)
るとは
片腹痛
(
かたはらいた
)
い』
205
黒姫
(
くろひめ
)
『
片腹
(
かたはら
)
が
痛
(
いた
)
いと
云
(
い
)
ふのは
嘘
(
うそ
)
だらう
206
両腹
(
りやうはら
)
す
いた
、
喰
(
く
)
いた
からうに。
207
痛々
(
いたいた
)
しその
面付
(
つらつき
)
を
見
(
み
)
るにつけ
208
無花果
(
いちじゆく
)
の
皮
(
かは
)
でもやり
度
(
たく
)
ぞある』
209
芳公
(
よしこう
)
『
食物
(
しよくもつ
)
は
神
(
かみ
)
の
与
(
あた
)
へと
聞
(
き
)
くからは
210
其
(
その
)
無花果
(
いちじゆく
)
は
俺
(
おれ
)
の
物
(
もの
)
だよ。
211
黒姫
(
くろひめ
)
が
独占
(
どくせん
)
しようとはそりや
無理
(
むり
)
だ
212
天則
(
てんそく
)
違反
(
ゐはん
)
の
罪
(
つみ
)
に
問
(
と
)
ふぞよ』
213
黒姫
(
くろひめ
)
『
先取権
(
せんしゆけん
)
この
黒姫
(
くろひめ
)
にあるものを
214
掠奪
(
りやくだつ
)
するならして
見
(
み
)
るも
芳
(
よし
)
。
215
掠奪
(
りやくだつ
)
の
罪
(
つみ
)
を
重
(
かさ
)
ねて
天国
(
てんごく
)
の
216
きつき
戒
(
いまし
)
め
喰
(
くら
)
ふ
憐
(
あは
)
れさ』
217
房公
(
ふさこう
)
『
喰
(
くら
)
ふのが
憐
(
あは
)
れさと
云
(
い
)
つた
黒姫
(
くろひめ
)
が
218
持
(
も
)
つた
無花果
(
いちじゆく
)
喰
(
くら
)
ふ
嬉
(
うれ
)
しさ』
219
黒姫
(
くろひめ
)
『
房
(
ふさ
)
、
芳
(
よし
)
の
二
(
ふた
)
つの
雲雀
(
ひばり
)
に
暇
(
ひま
)
とられ
220
早
(
はや
)
日
(
ひ
)
の
神
(
かみ
)
は
昇
(
のぼ
)
りましけり。
221
カアカアと
鳴
(
な
)
いた
烏
(
からす
)
に
与
(
あた
)
へよか
222
雲雀
(
ひばり
)
に
喰
(
く
)
はすを
惜
(
を
)
しく
思
(
おも
)
へば。
223
さり
乍
(
なが
)
ら
此
(
この
)
雲雀
(
ひばり
)
とて
天地
(
あめつち
)
の
224
みたまと
思
(
おも
)
へば
捨
(
す
)
てて
置
(
お
)
かれず。
225
さアやらう
一
(
ひと
)
つ
喰
(
くら
)
へと
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
して
226
社会
(
しやくわい
)
奉仕
(
ほうし
)
の
善業
(
ぜんげふ
)
つまむ』
227
房公
(
ふさこう
)
『
有難
(
ありがた
)
う
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
奮発
(
ふんぱつ
)
で
228
いちじく
二
(
に
)
じく
三
(
さん
)
じくを
喰
(
く
)
ふ』
229
芳公
(
よしこう
)
『
味
(
あぢ
)
のよい
無花果
(
いちじゆく
)
だけは
黒姫
(
くろひめ
)
が
230
喰
(
くら
)
うた
後
(
あと
)
のかすをくれけり。
231
かすでさへ
是
(
これ
)
程
(
ほど
)
甘
(
うま
)
い
無花果
(
いちじゆく
)
は
232
上等物
(
じやうとうもの
)
はいかに
甘
(
うま
)
からう』
233
黒姫
(
くろひめ
)
『オホヽヽヽ』
234
房
(
ふさ
)
、
235
芳
(
よし
)
一度
(
いちど
)
に、
236
房公、芳公
『アハヽヽヽ』
237
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
無花果
(
いちじゆく
)
に
機嫌
(
きげん
)
をなほし、
238
筑紫
(
つくし
)
ケ
岳
(
だけ
)
を
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
謡
(
うた
)
ひながら
登
(
のぼ
)
り
行
(
ゆ
)
く。
239
(
大正一一・九・一二
旧七・二一
加藤明子
録)
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