心なき人の言葉を聞く毎に曇りたる世をなほ思ふかな〈序〉
千早振る神の恵はもろこしの千里の外も守りたまひぬ〈序〉
身はたとへ万里の外におくとても瑞の御魂は世人を守らむ〈序〉
世の人の心の眠りを醒さむと鳴り出だしけり三会の暁鐘〈目次(三版)〉
細々と真理を説きし神の書拝読するたび開く神国〈目次(三版)〉
遠近の国のことごと大本の教にまつらふ時は来にけり〈目次(三版)〉
もろこしの栄止奈の山に立ちのぼる煙のすがた見るぞ畏き〈第1章〉
ひまらやの峯に輝く月かげは次第々々に雲にかくるる〈第1章〉
天津日の影は尊く清くとも醜の村雲掩ふぞ転き〈第7章〉
松の御代浦安国とさだめむと三五の神空に輝く〈第10章〉
旧恩を忘るるものは世に立ちて栄えを得むこと一入難し〈第19章(三版)〉
神の子は世に捨てられて曲神の鼻息あらき暗世なりけり〈第22章〉
言挙げの条は数々ありながら暗夜をおしの吾ぞ甲斐なき〈第22章〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]