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霊界物語
海洋万里(第25~36巻)
第34巻(酉の巻)
序文
総説
第1篇 筑紫の不知火
第1章 筑紫上陸
第2章 孫甦
第3章 障文句
第4章 歌垣
第5章 対歌
第6章 蜂の巣
第7章 無花果
第8章 暴風雨
第2篇 有情無情
第9章 玉の黒点
第10章 空縁
第11章 富士咲
第12章 漆山
第13章 行進歌
第14章 落胆
第15章 手長猿
第16章 楽天主義
第3篇 峠の達引
第17章 向日峠
第18章 三人塚
第19章 生命の親
第20章 玉卜
第21章 神護
第22章 蛙の口
第23章 動静
余白歌
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霊界物語
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第34巻(酉の巻)
> 第1篇 筑紫の不知火 > 第7章 無花果
<<< 蜂の巣
(B)
(N)
暴風雨 >>>
第七章
無花果
(
いちじゆく
)
〔九四八〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻
篇:
第1篇 筑紫の不知火
よみ(新仮名遣い):
つくしのしらぬい
章:
第7章 無花果
よみ(新仮名遣い):
いちじく
通し章番号:
948
口述日:
1922(大正11)年09月12日(旧07月21日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1923(大正12)年12月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
坂をのぼりながら、房公はまた滑稽な宣伝歌を歌いだし、はるばる遠い筑紫の島まで駆り出された苦労の恨みを黒姫にぶつけた。歌い終わると房公と芳公は疲れてその場にゴロリと横になってしまった。
黒姫は文句を言う二人をなだめて先に進むために、途中でむしってきた無花果の果実を二人に分け与えた。芳公が無花果に喰らいつくさまを見て、黒姫は思わず吹き出した。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-09-13 12:43:01
OBC :
rm3407
愛善世界社版:
89頁
八幡書店版:
第6輯 394頁
修補版:
校定版:
94頁
普及版:
36頁
初版:
ページ備考:
001
房公
(
ふさこう
)
は
坂
(
さか
)
を
登
(
のぼ
)
りつつ
又
(
また
)
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
したり。
002
房公
『
思
(
おも
)
へば
昔
(
むかし
)
其
(
その
)
昔
(
むかし
)
003
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
や
祝姫
(
はふりひめ
)
004
面那芸
(
つらなぎ
)
彦
(
ひこ
)
の
通
(
とほ
)
りたる
005
筑紫
(
つくし
)
ケ
岳
(
だけ
)
の
山路
(
やまみち
)
を
006
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
御
(
おん
)
蔭
(
かげ
)
で
007
スタスタ
登
(
のぼ
)
る
床
(
ゆか
)
しさよ
008
房公
(
ふさこう
)
さまはドツコイシヨ
009
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
と
云
(
い
)
ふ
格
(
かく
)
だ
010
芳公
(
よしこう
)
さまはドツコイシヨ
011
面那芸
(
つらなぎ
)
彦
(
ひこ
)
と
云
(
い
)
ふ
役
(
やく
)
だ
012
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
御
(
おん
)
為
(
ため
)
に
013
こんな
山坂
(
やまさか
)
登
(
のぼ
)
らされ
014
ホンに
誠
(
まこと
)
に
面
(
つら
)
の
皮
(
かは
)
015
晒
(
さら
)
した
様
(
やう
)
なものだらう
016
黒姫
(
くろひめ
)
さまは
祝姫
(
はふりひめ
)
017
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
と
018
思
(
おも
)
うて
見
(
み
)
てもドツコイシヨ
019
皺苦茶
(
しわくちや
)
婆
(
ばば
)
アぢやはづまない
020
祝
(
はふり
)
の
姫
(
ひめ
)
のドツコイシヨ
021
やうな
御
(
お
)
若
(
わか
)
い
女
(
をんな
)
なら
022
少々
(
せうせう
)
小言
(
こごと
)
を
言
(
い
)
はれても
023
余
(
あま
)
り
苦
(
くる
)
しうはなけれ
共
(
ども
)
024
何
(
なん
)
ぢや
知
(
し
)
らぬが
腹
(
はら
)
が
立
(
た
)
つ
025
黒姫
(
くろひめ
)
さまのウントコシヨ
026
方
(
はう
)
から
吹来
(
ふきく
)
る
風
(
かぜ
)
もいや
027
いやいや
乍
(
なが
)
ら
従
(
つ
)
いて
来
(
き
)
た
028
ハアハアフウフウフウスウスウ
029
おれは
何
(
なん
)
たる
因果
(
いんぐわ
)
だろ
030
こんな
山坂
(
やまさか
)
登
(
のぼ
)
るとこ
031
うちのお
鉄
(
てつ
)
が
見
(
み
)
たならば
032
ウントコドツコイ
悔
(
くや
)
むだろ
033
さぞや
歎
(
なげ
)
くであろ
程
(
ほど
)
に
034
天道
(
てんだう
)
さまもドツコイシヨ
035
聞
(
きこ
)
えませぬと
取
(
と
)
りついて
036
ウントコドツコイ
泣
(
な
)
くだらう
037
思
(
おも
)
へば
思
(
おも
)
へばいぢらしい
038
お
鉄
(
てつ
)
のことが
苦
(
く
)
になつて
039
足
(
あし
)
も
碌々
(
ろくろく
)
進
(
すす
)
みやせぬ
040
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
041
神
(
かみ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
幸
(
さち
)
はひて
042
お
鉄
(
てつ
)
の
体
(
からだ
)
も
恙
(
つつが
)
なく
043
子供
(
こども
)
も
丈夫
(
ぢやうぶ
)
でスクスクと
044
生立
(
おいた
)
ちまして
房公
(
ふさこう
)
が
045
無事
(
ぶじ
)
に
凱旋
(
がいせん
)
するまでは
046
どうぞ
守
(
まも
)
つて
下
(
くだ
)
さんせ
047
ハアハアスウスウ
汗
(
あせ
)
が
出
(
で
)
る
048
最前
(
さいぜん
)
飲
(
の
)
んだ
清水
(
しみず
)
奴
(
め
)
が
049
頭
(
あたま
)
の
上
(
うへ
)
まで
上
(
のぼ
)
りつめ
050
薬鑵頭
(
やかんあたま
)
がもり
出
(
だ
)
した
051
汗
(
あせ
)
が
流
(
なが
)
れて
目
(
め
)
が
痛
(
いた
)
い
052
ドツコイドツコイ
膝坊主
(
ひざばうず
)
が
053
キヨクキヨク
笑
(
わら
)
うて
来
(
き
)
よつたぞ
054
何
(
なに
)
が
可笑
(
をか
)
して
笑
(
わら
)
ふのだ
055
黒姫
(
くろひめ
)
さまが
一心
(
いつしん
)
に
056
高山峠
(
たかやまたうげ
)
を
登
(
のぼ
)
るのが
057
ドツコイ
可笑
(
をか
)
して
笑
(
わら
)
ふのか
058
足
(
あし
)
の
裏
(
うら
)
にはドツコイシヨ
059
痛
(
いた
)
いと
思
(
おも
)
うたらウントコシヨ
060
大
(
おほ
)
きな
豆
(
まめ
)
が
出来
(
でき
)
たよだ
061
何程
(
なにほど
)
マメながよいとても
062
足
(
あし
)
の
豆
(
まめ
)
では
真平
(
まつぴら
)
だ
063
黒姫
(
くろひめ
)
さまに
豆狸
(
まめだぬき
)
064
守護
(
しゆご
)
致
(
いた
)
してこんな
事
(
こと
)
065
俺
(
おれ
)
にさしたぢやあるまいか
066
こらこら
芳公
(
よしこう
)
シツカリせ
067
お
前
(
まへ
)
の
足
(
あし
)
は
如何
(
どう
)
なつた
068
どしても
俺
(
おれ
)
は
歩
(
ある
)
けない
069
向
(
むか
)
ふに
一
(
ひと
)
つの
楽
(
たのし
)
みが
070
黒姫
(
くろひめ
)
さまのドツコイシヨ
071
心
(
こころ
)
の
様
(
やう
)
にあるなれば
072
痛
(
いた
)
い
足
(
あし
)
でも
引摺
(
ひきず
)
つて
073
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く
甲斐
(
かひ
)
あるけれど
074
何
(
なん
)
の
当途
(
あてど
)
もなき
涙
(
なみだ
)
075
汗
(
あせ
)
と
脂
(
あぶら
)
を
絞
(
しぼ
)
られて
076
これがどうして
堪
(
たま
)
らうか
077
ウントコドツコイドツコイシヨ
078
そこに
尖
(
とが
)
つた
石
(
いし
)
がある
079
気
(
き
)
を
付
(
つ
)
けなされよ
黒姫
(
くろひめ
)
さま
080
もしや
怪我
(
けが
)
でもしたなれば
081
高山
(
たかやま
)
さまにドツコイシヨ
082
会
(
あ
)
はすお
顔
(
かほ
)
があるまいぞ
083
怪我
(
けが
)
ない
中
(
うち
)
に
気
(
き
)
をつけて
084
ソロソロ
登
(
のぼ
)
つて
行
(
ゆ
)
かしやんせ
085
さはさり
乍
(
なが
)
ら
孫公
(
まごこう
)
は
086
どこにどうして
居
(
ゐ
)
るだろか
087
猿
(
さる
)
の
小便
(
せうべん
)
き
にかかる
088
かかる
処
(
ところ
)
へ
悠々
(
いういう
)
と
089
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
る
五人
(
ごにん
)
連
(
づれ
)
090
三人
(
みたり
)
の
姿
(
すがた
)
を
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
て
091
コリヤ
堪
(
たま
)
らぬと
逃
(
に
)
げ
出
(
いだ
)
す
092
怪
(
あや
)
しと
跡
(
あと
)
を
眺
(
なが
)
むれば
093
光
(
ひか
)
つた
物
(
もの
)
が
落
(
お
)
ちてゐる
094
矢庭
(
やには
)
に
中
(
なか
)
をあけて
見
(
み
)
りや
095
黒姫
(
くろひめ
)
さまが
朝夕
(
あさゆふ
)
に
096
尋
(
たづ
)
ね
廻
(
まは
)
つたドツコイシヨ
097
黄金
(
こがね
)
の
玉
(
たま
)
が
入
(
い
)
れてある
098
それ
計
(
ばつか
)
りか
沢山
(
たくさん
)
の
099
お
金
(
かね
)
がチヤラチヤラなつてゐる
100
名
(
な
)
さへ
分
(
わか
)
らぬ
甘
(
うま
)
さうな
101
果物
(
くだもの
)
迄
(
まで
)
も
丁寧
(
ていねい
)
に
102
ドツコイドツコイ
三
(
さん
)
人
(
にん
)
の
103
お
方
(
かた
)
おあがりなされよと
104
言
(
い
)
はぬ
許
(
ばか
)
りの
顔
(
かほ
)
してる
105
見
(
み
)
るより
三人
(
みたり
)
は
喜
(
よろこ
)
んで
106
先
(
さき
)
を
争
(
あらそ
)
ひ
鷲掴
(
わしづか
)
み
107
グツと
呑
(
の
)
み
込
(
こ
)
む
其
(
その
)
甘
(
うま
)
さ
108
あゝあゝヤツパリ
夢
(
ゆめ
)
だつた
109
歩
(
ある
)
き
乍
(
なが
)
らにこんな
夢
(
ゆめ
)
110
見
(
み
)
たるおかげでドツコイシヨ
111
喉
(
のど
)
から
唾
(
つばき
)
がわいて
来
(
き
)
た
112
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
113
夢
(
ゆめ
)
でもよいから
今一度
(
いまいちど
)
114
ドツコイドツコイこんな
目
(
め
)
に
115
あはして
下
(
くだ
)
され
頼
(
たの
)
みます
116
夢
(
ゆめ
)
に
夢見
(
ゆめみ
)
る
心地
(
ここち
)
して
117
行方
(
ゆくへ
)
も
知
(
し
)
れぬハズバンド
118
火
(
ひ
)
の
国都
(
くにみやこ
)
に
御座
(
ござ
)
るかと
119
喉
(
のど
)
を
鳴
(
な
)
らして
黒姫
(
くろひめ
)
が
120
やつてゐたとこドツコイシヨ
121
目算
(
もくさん
)
ガラリと
相外
(
あひはづ
)
れ
122
同名
(
どうめい
)
異人
(
いじん
)
の
人
(
ひと
)
ならば
123
それこそ
夢
(
ゆめ
)
がさめるだろ
124
今
(
いま
)
見
(
み
)
た
夢
(
ゆめ
)
は
黒姫
(
くろひめ
)
の
125
前途
(
ぜんと
)
の
箴
(
しん
)
をなしつるか
126
コリヤ
斯
(
か
)
うしては
居
(
を
)
られまい
127
黒姫
(
くろひめ
)
さまえ
如何
(
どう
)
なさる
128
夜食
(
やしよく
)
に
外
(
はづ
)
れた
梟
(
ふくろふ
)
の
129
やうな
六
(
むつ
)
かしい
顔
(
かほ
)
をして
130
ケンケン
当
(
あた
)
つて
下
(
くだ
)
さるな
131
歩
(
ある
)
き
乍
(
なが
)
らに
見
(
み
)
た
夢
(
ゆめ
)
が
132
どうやらお
前
(
まへ
)
の
前途
(
ぜんと
)
をば
133
知
(
し
)
らして
呉
(
く
)
れた
物
(
もの
)
らしい
134
ホンに
怪体
(
けたい
)
な
夢
(
ゆめ
)
ぢやなア
135
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
136
夢
(
ゆめ
)
の
浮世
(
うきよ
)
と
言
(
い
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
137
こんな
夢
(
ゆめ
)
をば
見
(
み
)
せずして
138
お
慈悲
(
じひ
)
に
一度
(
いちど
)
黒姫
(
くろひめ
)
を
139
高山彦
(
たかやまひこ
)
にドツコイシヨ
140
会
(
あ
)
はしてやつて
下
(
くだ
)
さんせ
141
これが
私
(
わたし
)
の
御
(
お
)
願
(
ねがひ
)
ぢや
142
芳公
(
よしこう
)
とても
其
(
その
)
通
(
とほ
)
り
143
黒姫
(
くろひめ
)
さまを
敵
(
てき
)
のよに
144
決
(
けつ
)
して
思
(
おも
)
うちや
居
(
を
)
らうまい
145
惜
(
をし
)
そな
惜
(
をし
)
そな
顔
(
かほ
)
をして
146
喰
(
くら
)
ひ
残
(
のこ
)
した
無花果
(
いちじゆく
)
を
147
下
(
くだ
)
さるやうな
御
(
ご
)
親切
(
しんせつ
)
148
決
(
けつ
)
して
忘
(
わす
)
れちや
居
(
を
)
らうまい
149
此
(
この
)
房公
(
ふさこう
)
も
黒姫
(
くろひめ
)
に
150
先立
(
さきだ
)
ち
水
(
みづ
)
を
飲
(
の
)
んだとて
151
小言
(
こごと
)
を
言
(
い
)
はれた
事
(
こと
)
丈
(
だけ
)
は
152
水
(
みづ
)
に
流
(
なが
)
したと
言
(
い
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
153
ヤツパリ
覚
(
おぼ
)
えて
居
(
を
)
りまする
154
ウントコドツコイ
水臭
(
みづくさ
)
い
155
黒姫
(
くろひめ
)
さまの
御
(
ご
)
心底
(
しんてい
)
156
あつく
感謝
(
かんしや
)
し
奉
(
たてまつ
)
る
157
ウントコドツコイドツコイシヨ
158
ハアハアハアハアフウスウスウ
159
本当
(
ほんたう
)
に
嶮
(
けは
)
しい
坂
(
さか
)
だなア
160
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
に
雲
(
くも
)
の
峰
(
みね
)
161
うすく
黄色
(
きいろ
)
に
光
(
ひか
)
つてる
162
土中
(
どちう
)
の
熱
(
あつ
)
さに
蚯蚓
(
みみず
)
奴
(
め
)
が
163
ピンピンはね
出
(
だ
)
し
日
(
ひ
)
に
焼
(
や
)
かれ
164
カンピン
丹
(
たん
)
になつてゐる
165
命
(
いのち
)
知
(
し
)
らずの
蚯蚓虫
(
みみずむし
)
166
ウントコドツコイドツコイシヨ
167
命知
(
いのちし
)
らずのウントコシヨ
168
蚯蚓
(
みみず
)
計
(
ばか
)
りぢやない
程
(
ほど
)
に
169
ここにも
一人
(
ひとり
)
や
二人
(
ふたり
)
ある
170
又
(
また
)
もや
腹
(
はら
)
が
空
(
へ
)
つて
来
(
き
)
た
171
どこぞここらに
果物
(
くだもの
)
が
172
なつては
居
(
ゐ
)
ぬかと
木々
(
きぎ
)
の
枝
(
えだ
)
173
ためつすかしつ
眺
(
なが
)
むれど
174
喰
(
く
)
へそな
物
(
もの
)
は
見当
(
みあ
)
たらぬ
175
困
(
こま
)
つたことが
出来
(
でき
)
て
来
(
き
)
た
176
肝腎要
(
かんじんかなめ
)
な
腹
(
はら
)
が
空
(
へ
)
り
177
どうして
道中
(
だうちう
)
がなるものか
178
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
179
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましまして
180
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
三人
(
みたり
)
の
一行
(
いつかう
)
に
181
おいしい
果物
(
くだもの
)
下
(
くだ
)
さんせ
182
命
(
いのち
)
カラガラ
願
(
ねが
)
ひます
183
ハアハアフウフウ、あゝえらい
184
二
(
ふた
)
つの
眼
(
まなこ
)
に
汗
(
あせ
)
にじみ
185
そこらが
見
(
み
)
えなくなつて
来
(
き
)
た
186
欲
(
よく
)
にも
得
(
とく
)
にもかへられぬ
187
ここで
一服
(
いつぷく
)
致
(
いた
)
しませう
188
芳公
(
よしこう
)
お
前
(
まへ
)
も
休
(
やす
)
まうか
189
黒姫
(
くろひめ
)
さまとは
事違
(
ことちが
)
ひ
190
前途
(
ぜんと
)
に
楽
(
たのし
)
みない
二人
(
ふたり
)
191
如何
(
どう
)
して
此
(
この
)
上
(
うへ
)
きばれうか』
192
言
(
い
)
ひつつコロリと
横
(
よこ
)
になる
193
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
194
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ。
195
房公
(
ふさこう
)
は
道
(
みち
)
の
傍
(
かたはら
)
にゴロンと
横
(
よこ
)
たはり
乍
(
なが
)
ら、
196
空
(
そら
)
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
を
眺
(
なが
)
め、
197
恨
(
うら
)
めし
相
(
さう
)
な
顔
(
かほ
)
をして
黒姫
(
くろひめ
)
を
熟視
(
じゆくし
)
してゐる。
198
芳公
(
よしこう
)
も
亦
(
また
)
その
傍
(
そば
)
に
横
(
よこ
)
たはり、
199
足
(
あし
)
をピンピンさせ
乍
(
なが
)
ら
空
(
そら
)
行
(
ゆ
)
く
雲
(
くも
)
を
愉快
(
ゆくわい
)
げに
見
(
み
)
つめて
何事
(
なにごと
)
か
小声
(
こごゑ
)
で
囁
(
ささや
)
き
出
(
だ
)
した。
200
黒姫
(
くろひめ
)
『
皆々
(
みなみな
)
さま、
201
モウ
少
(
すこ
)
し
往
(
い
)
つてから
休
(
やす
)
んだら
如何
(
どう
)
だなア。
202
ツイ
今
(
いま
)
清水
(
しみづ
)
のそばで
休
(
やす
)
んで
来
(
き
)
た
所
(
ところ
)
ぢやないか。
203
こんなことしてゐると、
204
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
で
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れて
了
(
しま
)
ひますよ』
205
房公
(
ふさこう
)
『ヘン、
206
今
(
いま
)
に
限
(
かぎ
)
つて、
207
皆々
(
みなみな
)
さま……と
御
(
ご
)
丁寧
(
ていねい
)
にお
出
(
い
)
でなすつたな。
208
其
(
その
)
手
(
て
)
は
喰
(
く
)
へませぬワイ。
209
吾々
(
われわれ
)
は
最早
(
もはや
)
機関
(
きくわん
)
の
油
(
あぶら
)
が
切
(
き
)
れて
了
(
しま
)
つたのだから、
210
此
(
この
)
上
(
うへ
)
は
運転
(
うんてん
)
不可能
(
ふかのう
)
だ。
211
お
前
(
まへ
)
さまは
心猿
(
しんゑん
)
意馬
(
いば
)
といふ
心
(
こころ
)
の
猿駒
(
さるこま
)
が
火
(
ひ
)
の
国
(
くに
)
の
都
(
みやこ
)
に
望
(
のぞ
)
みをかけてゐるのだから、
212
気
(
き
)
が
急
(
せ
)
くだらう。
213
夫
(
それ
)
程
(
ほど
)
吾々
(
われわれ
)
両人
(
りやうにん
)
がまどろしくあるならば、
214
どうぞお
先
(
さき
)
へ、
215
一足
(
ひとあし
)
行
(
い
)
つて
下
(
くだ
)
さい。
216
命
(
いのち
)
あつての
物種
(
ものだね
)
だ。
217
お
前
(
まへ
)
さまの
恋
(
こひ
)
の
犠牲
(
ぎせい
)
に
貴重
(
きちよう
)
な
命
(
いのち
)
まで
棒
(
ぼう
)
に
振
(
ふ
)
つては、
218
一向
(
いつかう
)
計算
(
けいさん
)
が
持
(
も
)
てないから、
219
まあ
此処
(
ここ
)
で
一
(
ひと
)
つゆるりと
休養
(
きうやう
)
を
致
(
いた
)
しますワ。
220
ヘー
誠
(
まこと
)
に
御
(
ご
)
都合
(
つがふ
)
が
御
(
お
)
悪
(
わる
)
う
御座
(
ござ
)
いませうが、
221
成行
(
なりゆき
)
だと
諦
(
あきら
)
めて、
222
御
(
ご
)
勘弁
(
かんべん
)
下
(
くだ
)
さいませ。
223
何
(
なに
)
を
云
(
い
)
つても、
224
竜宮
(
りうぐう
)
の
乙姫
(
おとひめ
)
様
(
さま
)
の
御
(
お
)
肉体
(
にくたい
)
だから、
225
大
(
たい
)
したものだ。
226
私
(
わたし
)
の
様
(
やう
)
な
足弱
(
あしよわ
)
は、
227
到底
(
たうてい
)
貴女
(
あなた
)
と
同様
(
どうやう
)
には
行
(
ゆ
)
きませぬワイ。
228
斯
(
か
)
うして
大地
(
だいち
)
に
背中
(
せなか
)
を
密着
(
みつちやく
)
させて
見
(
み
)
ると、
229
何
(
なん
)
ともなしに
気分
(
きぶん
)
が
宜
(
よろ
)
しい。
230
……
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
に
寝
(
ね
)
る
程
(
ほど
)
楽
(
らく
)
はなきものを、
231
起
(
お
)
きて
働
(
はたら
)
く
馬鹿
(
ばか
)
のたわけ……とか
申
(
まを
)
しましてなア、
232
命
(
いのち
)
知
(
し
)
らずの
向
(
むか
)
う
見
(
み
)
ずに
働
(
はたら
)
く
様
(
やう
)
な
馬鹿
(
ばか
)
は、
233
マアマア
一人
(
ひとり
)
位
(
くらゐ
)
なものでせうかい、
234
アツハヽヽヽ、
235
ウツフヽヽヽ』
236
黒姫
(
くろひめ
)
『コレコレ
両人
(
りやうにん
)
、
237
丁寧
(
ていねい
)
に
云
(
い
)
へば、
238
丁寧
(
ていねい
)
に
言
(
い
)
うと
云
(
い
)
つて
不足
(
ふそく
)
をいふなり、
239
どうしたらお
前
(
まへ
)
さま、
240
お
気
(
き
)
に
入
(
い
)
るのだい。
241
ホンにホンに
度
(
ど
)
しがたき
代物
(
しろもの
)
だなア』
242
芳公
(
よしこう
)
『シロ
物
(
もの
)
でもクロ
物
(
もの
)
でも、
243
到底
(
たうてい
)
つづきませぬ。
244
第一
(
だいいち
)
、
245
胃
(
ゐ
)
の
腑
(
ふ
)
の
格納庫
(
かくなふこ
)
が
空虚
(
くうきよ
)
になつて
了
(
しま
)
つたのだから、
246
施
(
ほどこ
)
すべき
手段
(
しゆだん
)
がありませぬ。
247
お
前
(
まへ
)
さまの
懐
(
ふところ
)
に
持
(
も
)
つている
其
(
その
)
無花果
(
いちじゆく
)
を、
248
せめて
半
(
はん
)
ジユクでも
良
(
い
)
いから
恵
(
めぐ
)
んで
下
(
くだ
)
さると、
249
チツと
許
(
ばか
)
り
機関
(
きくわん
)
が
運転
(
うんてん
)
するのだがなア』
250
黒姫
(
くろひめ
)
『エヽ
弱
(
よわ
)
い
男
(
をとこ
)
だなア。
251
そんなら、
252
之
(
これ
)
を
一
(
ひと
)
つあげるから、
253
半分
(
はんぶん
)
づつに
割
(
わ
)
つて、
254
格納
(
かくなふ
)
しなさい。
255
そうすりや、
256
チツと
許
(
ばか
)
り
馬力
(
ばりき
)
が
出
(
で
)
るだらう』
257
房公
(
ふさこう
)
『ハイ、
258
どうせ
婆
(
ば
)
アさまから
貰
(
もら
)
ふのだから、
259
バ
力
(
りき
)
が
出
(
で
)
るは
当然
(
あたりまへ
)
だ。
260
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
無花果
(
いちじゆく
)
を
半
(
はん
)
ジユク
頂
(
いただ
)
いては、
261
腹
(
はら
)
が
下
(
くだ
)
る
虞
(
おそれ
)
があるから、
262
せめて
二三
(
にさん
)
ジユク
下
(
くだ
)
さいな』
263
黒姫
(
くろひめ
)
『エヽつけ
上
(
あが
)
りのした
男
(
をとこ
)
だなア。
264
そんなら
仕方
(
しかた
)
がない、
265
秘蔵
(
ひざう
)
の
無花果
(
いちじゆく
)
だけれど、
266
お
前
(
まへ
)
にあげませう。
267
此
(
この
)
峠
(
たうげ
)
を
越
(
こ
)
す
迄
(
まで
)
は
果物
(
くだもの
)
がないと
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
だから、
268
此
(
この
)
重
(
おも
)
たいのに
むし
つて
来
(
き
)
たのだ。
269
お
前
(
まへ
)
達
(
たち
)
は
注意
(
ちゆうい
)
が
足
(
た
)
らんから、
270
こんな
目
(
め
)
に
会
(
あ
)
ふのだよ。
271
それだから
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
が
食物
(
たべもの
)
を
粗末
(
そまつ
)
に
致
(
いた
)
すな、
272
何
(
なん
)
でもまつべておけ
[
※
「まつべる」とは「まつむ(集む・纏む)」と同じ意味。一つに集める、纏める、という意味。
]
……と
仰有
(
おつしや
)
るのだ。
273
こんな
時
(
とき
)
になつて
弱音
(
よわね
)
を
吹
(
ふ
)
き、
274
困
(
こま
)
らない
様
(
やう
)
に
大慈
(
だいじ
)
大悲
(
だいひ
)
の
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
が、
275
何時
(
いつ
)
も
御
(
ご
)
注意
(
ちうい
)
を
遊
(
あそ
)
ばすのだから、
276
これからは
気
(
き
)
をつけたが
宜
(
よろ
)
しいぞや』
277
房公
(
ふさこう
)
『イチジユク
御尤
(
ごもつと
)
もで
御座
(
ござ
)
います。
278
貴方
(
あなた
)
の
御
(
お
)
詞
(
ことば
)
を
是
(
これ
)
からは、
279
一
(
いち
)
イチジユク
考
(
かう
)
致
(
いた
)
しましてこんな
破目
(
はめ
)
に
陥
(
おちい
)
らないやうに
心得
(
こころえ
)
ます』
280
黒姫
(
くろひめ
)
は
二人
(
ふたり
)
の
前
(
まへ
)
に
懐
(
ふところ
)
から
出
(
だ
)
しては、
281
一
(
ひと
)
つづつポイポイと
投
(
な
)
げてやる。
282
二人
(
ふたり
)
は
手早
(
てばや
)
く
手
(
て
)
に
受
(
う
)
け
乍
(
なが
)
ら、
283
房公、芳公
『
一
(
いち
)
ジユク
二
(
に
)
ジユク……オツと
三
(
さん
)
ジユク、
284
オツと
四
(
し
)
ジユク……』
285
と
言
(
い
)
ひつつ
数
(
かぞ
)
へ
乍
(
なが
)
ら
受取
(
うけと
)
る。
286
黒姫
(
くろひめ
)
『ホンに
行儀
(
ぎやうぎ
)
の
悪
(
わる
)
い
男
(
をとこ
)
だなア、
287
丸
(
まる
)
きり
四
(
よ
)
つ
足
(
あし
)
の
容器
(
いれもの
)
みた
様
(
やう
)
だ。
288
せめて
物食
(
ものく
)
ふ
時
(
とき
)
は
起
(
お
)
き
直
(
なほ
)
り、
289
チンとして
頂
(
いただ
)
きなさい』
290
房公
(
ふさこう
)
『ハイ、
291
恐
(
おそ
)
れ
入
(
い
)
りました、
292
御
(
ご
)
注意
(
ちゆうい
)
有難
(
ありがた
)
う。
293
……サア
芳公
(
よしこう
)
、
294
黒姫
(
くろひめ
)
様
(
さま
)
の
御
(
お
)
恵
(
めぐ
)
みを
頂戴
(
ちやうだい
)
しようぢやないか』
295
芳公
(
よしこう
)
『
黒姫
(
くろひめ
)
さまのおかげで、
296
一
(
いち
)
ジユク、
297
否
(
いな
)
一命
(
いちめい
)
が
助
(
たす
)
かりました』
298
黒姫
(
くろひめ
)
『
黒姫
(
くろひめ
)
の
尊
(
たふと
)
いことが
分
(
わか
)
つただらう』
299
芳公
(
よしこう
)
『
流石
(
さすが
)
は
黒姫
(
くろひめ
)
さまですワイ。
300
お
年
(
とし
)
を
取
(
と
)
られた
効
(
かう
)
で、
301
何
(
なに
)
から
何
(
なに
)
まで
能
(
よ
)
うお
気
(
き
)
がつきますなア、
302
オホヽヽヽ』
303
と
肩
(
かた
)
を
上
(
あ
)
げ
下
(
さ
)
げし
乍
(
なが
)
ら、
304
飛
(
と
)
びつくやうにして、
305
矢庭
(
やには
)
に
口
(
くち
)
の
中
(
なか
)
へ
捩込
(
ねぢこ
)
んで
了
(
しま
)
つた。
306
黒姫
(
くろひめ
)
は
此
(
この
)
姿
(
すがた
)
を
見
(
み
)
て
吹
(
ふ
)
き
出
(
だ
)
し、
307
黒姫
(
くろひめ
)
『ホヽヽヽヽ』
308
と
笑
(
わら
)
ひ
乍
(
なが
)
ら
腹
(
はら
)
を
抱
(
かか
)
へる。
309
(
大正一一・九・一二
旧七・二一
松村真澄
録)
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