霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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序文(じよぶん)に代(か)へて

インフォメーション
著者: 巻: 篇: よみ(新仮名遣い):
章: よみ(新仮名遣い): 通し章番号:
口述日: 口述場所: 筆録者: 校正日: 校正場所: 初版発行日:
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一部の章はAIによって要約を作成しています。[×閉じる]: 主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: 文字数: OBC :rm420001
愛善世界社版: 八幡書店版: 修補版: 校定版: 普及版: 初版: ページ備考:
派生[?]この文献を底本として書かれたと思われる文献です。[×閉じる]:出口王仁三郎全集 > 第五巻 言霊解・其他 > 【随筆・其他】 > 世界の危機と大偉人
001 人種(じんしゆ)を超越(てうゑつ)し、002地域(ちゐき)を脱離(だつり)し、003古今(ここん)を絶(ぜつ)し、004過去(くわこ)と現在(げんざい)と未来(みらい)に亘(わた)りて、005神示(しんじ)の儘(まま)に口述(こうじゆつ)編纂(へんさん)したる珍書(ちんしよ)は、006此(この)物語(ものがたり)を措(お)いて外(ほか)には今日(こんにち)迄(まで)の賢哲(けんてつ)知識(ちしき)の著述(ちよじゆつ)の中(なか)には認(みと)むる事(こと)は出来(でき)ませぬ。007従(したが)つて一般(いつぱん)の読者(どくしや)の種々(しゆじゆ)批評(ひひやう)の種(たね)となるべきは寧(むし)ろ当然(たうぜん)かも知(し)れませぬ。008彼(か)の仏祖(ぶつそ)釈迦(しやか)は、009比喩(ひゆ)や偶言(ぐうげん)、010謎(なぞ)等(とう)を甘(うま)く利用(りよう)して一大(いちだい)教典(けうてん)を作(つく)り、011後世(こうせい)に伝(つた)へて人心(じんしん)の生命(せいめい)の綱(つな)を与(あた)へ、012キリストは地上(ちじやう)に降誕(かうたん)して天国(てんごく)を地上(ちじやう)に建設(けんせつ)すべく努力(どりよく)した。013されど最早(もはや)今日(こんにち)となつては釈迦(しやか)の教理(けうり)もキリストの聖訓(せいくん)も人心(じんしん)を善導(ぜんだう)するの実力(じつりよく)なく、014徒(いたづら)に偽善者(ぎぜんしや)が世(よ)を欺(あざむ)く原資品(げんしひん)となつたやうな感(かん)がするのである。015古(ふる)き宗教(しうけう)、016古(ふる)き道徳(だうとく)は影(かげ)を没(ぼつ)して、017新(あたら)しき救世(きうせい)の宗教(しうけう)も偉人(ゐじん)も顕(あら)はれず、018千古(せんこ)不磨(ふま)の倫理(りんり)も道徳教(だうとくけう)も出現(しゆつげん)を見(み)ず、019実(じつ)に世(よ)は古典(こてん)に所謂(いはゆる)天(あま)の岩戸隠(いはとがく)れの惨状(さんじやう)を再(ふたた)び現出(げんしゆつ)しつつあるのである。020天下(てんか)の秋気(しうき)動(うご)いて山野(さんや)の草木(さうもく)既(すで)に黄紅化(わうこうくわ)するの時(とき)、021表面(へうめん)地上(ちじやう)は黄金(わうごん)の波(なみ)漂(ただよ)ふ時(とき)、022眼(まなこ)を遠(とほ)く海外(かいぐわい)に放(はな)つて世界(せかい)の大勢(たいせい)を見(み)れば、023吾人(ごじん)は実(じつ)に人間(にんげん)として生(うま)れ出(い)でたる神柱(ひと)の責任(せきにん)の重(ぢゆう)にして大(だい)なるを悟(さと)らざるを得(え)ないのである。
024 ケマル・パシヤ一度(ひとたび)小(せう)亜細亜(アジア)の風雲(ふううん)に叱咤(しつた)して長剣(ちやうけん)を撫(ぶ)し咆哮(はうかう)怒号(どがう)するや、025欧洲(おうしう)列強(れつきやう)悉(ことごと)く震駭(しんがい)し、026流石(さすが)の大英(だいえい)帝国(ていこく)宰相(さいしやう)ロイド・ジヨージも其(その)地位(ちゐ)を失墜(しつつゐ)して一平民(いちへいみん)となり、027幾度(いくたび)となく死(し)を報(はう)ぜられたレーニンは再(ふたた)び健康(けんかう)を恢復(くわいふく)して、028奇策(きさく)を欧亜(おうあ)の天地(てんち)に揮(ふる)ひ、029依然(いぜん)として一敵国(いちてきこく)の感(かん)を為(な)し、030日露(にちろ)の会議(くわいぎ)は其(その)効(かう)を収(をさ)むること能(あた)はずして、031武器(ぶき)問題(もんだい)倏忽(しゆくこつ)として起(おこ)り日本海(にほんかい)の波浪(はらう)之(これ)が為(ため)に騒(さわ)がしく、032印度(いんど)また叛乱(はんらん)勃発(ぼつぱつ)し、033支那(しな)には独立軍(どくりつぐん)威(ゐ)を振(ふる)ふあり、034米国(べいこく)は自由(じいう)と正義(せいぎ)を標榜(へうぼう)しつつ全国(ぜんこく)に渡(わた)りて軍事(ぐんじ)教育(けういく)を施(ほどこ)し、035海相(かいしやう)デンビーをして伊仏(いふつ)両国(りやうこく)の海軍(かいぐん)条約(でうやく)に批准(ひじゆん)せざる間(うち)は、036一艦(いつかん)たりとも之(これ)を破却(はきやく)せずと宣告(せんこく)し、037其(そ)の仮想(かさう)敵国(てきこく)の何(いづ)れにあるかを疑(うたが)はしむ。038然(しか)るに我(わが)国(くに)独(ひと)り率先(そつせん)して戦艦(せんかん)を破(やぶ)り、039海員(かいゐん)を減(げん)じて、040只管(ひたすら)華府(くわふ)会議(くわいぎ)の条規(でうき)に対(たい)して極力(きよくりよく)忠誠(ちうせい)を誓(ちか)ふ実状(じつじやう)である。041世界(せかい)は今(いま)や斯(かく)の如(ごと)く大動揺(だいどうえう)を来(きた)しつつあるのである。042欧洲(おうしう)の大戦(たいせん)、043一度(ひとたび)鎮静(ちんせい)して天下(てんか)の大勢(たいせい)は再(ふたた)び累卵(るゐらん)の危機(きき)に瀕(ひん)す。044経済界(けいざいかい)の沈衰(ちんすゐ)と人心(じんしん)の悪化(あくくわ)は並(なら)び臻(いた)る。045アヽこの危局(ききよく)に立(た)つて能(よ)く人類(じんるゐ)救済(きうさい)の大業(たいげふ)を全(まつた)うせむとする大偉人(だいゐじん)の出現(しゆつげん)を望(のぞ)むや切(せつ)ならざるを得(え)ず。046世界(せかい)の人類(じんるゐ)は腐敗(ふはい)糜爛(びらん)の極(きよく)に達(たつ)せる社会(しやくわい)の現状(げんじやう)を眺(なが)めて、047救世(きうせい)の福音(ふくいん)を翹望(げうぼう)するや久(ひさ)し矣。048しかもキリスト、049釈迦(しやか)を温(たづ)ねて満足(まんぞく)を得(え)ず、050立正(りつしやう)、051見真(けんしん)、052弘法(こうぼう)また当時(たうじ)人心(じんしん)の渇(かつ)を医(い)するに足(た)らず。053煩悶(はんもん)焦燥(せうさう)の結果(けつくわ)今(いま)や世人(せじん)は糾然(きうぜん)として天啓(てんけい)的(てき)神書(しんしよ)を求(もと)め、054之(これ)を得(え)て以(もつ)て人生(じんせい)の苦悩(くなう)を医(い)せむとしつつあるのである。055仁慈(じんじ)無限(むげん)の大神(おほかみ)は、056茲(ここ)に天下(てんか)万類(ばんるゐ)の為(ため)に綾(あや)の聖地(せいち)に降(くだ)りたまひ、057神(かみ)の僕(しもべ)と選(えら)まれたる瑞月(ずゐげつ)の肉(にく)の宮(みや)を藉(か)りて、058以(もつ)て救世(きうせい)の福音(ふくいん)を宣示(せんじ)し給(たま)うたのが即(すなは)ちこの霊界(れいかい)物語(ものがたり)であります。059世道(せだう)人心(じんしん)の廃頽(はいたい)を歎(なげ)き、060天下(てんか)を憂(うれ)ふるの志士(しし)淑女(しゆくぢよ)は、061心(こころ)を潜(ひそ)めて御(ご)神慮(しんりよ)の在(あ)る所(ところ)を御(ご)探究(たんきう)あらむことを希望(きばう)する次第(しだい)であります。
062  大正十一年十一月十一日
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