霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二四章 出陣歌(しゆつぢんか)〔一一四九〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第42巻 舎身活躍 巳の巻 篇:第5篇 出風陣雅 よみ(新仮名遣い):しゅっぷうじんが
章:第24章 出陣歌 よみ(新仮名遣い):しゅつじんか 通し章番号:1149
口述日:1922(大正11)年11月25日(旧10月7日) 口述場所: 筆録者:北村隆光 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年7月1日
概要: 舞台:イルナ城(入那城、セーラン王の館) あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
カルとレーブはこれまでの経緯を述懐の歌に表し、自らの今後の宣伝の旅の決意を歌った。そして北光神、イルナ国の人々に別れを告げた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2022-12-30 15:13:41 OBC :rm4224
愛善世界社版:290頁 八幡書店版:第7輯 745頁 修補版: 校定版:300頁 普及版:121頁 初版: ページ備考:
001 レーブは(うた)ふ。
002レーブ『ライオン(がは)打渡(うちわた)
003玉山峠(たまやまたうげ)峻坂(しゆんぱん)
004黄金姫(わうごんひめ)一行(いつかう)
005(したが)(こま)()きながら
006テームス(たうげ)関所(せきしよ)をば
007(やうや)無事(ぶじ)()()えて
008大黒主(おほくろぬし)軍隊(ぐんたい)
009(さか)(ふもと)出会(しゆつくわい)
010千尋(ちひろ)谷間(たにま)顛落(てんらく)
011カルの(つかさ)諸共(もろとも)
012三途(さんづ)(かは)打渡(うちわた)
013天国(てんごく)浄土(じやうど)門口(もんぐち)
014探険(たんけん)したる(をり)もあれ
015照国別(てるくにわけ)一行(いつかう)
016()()まされて(よみがへ)
017(あふひ)(ぬま)(かたはら)
018(また)もや(てき)包囲(はうゐ)され
019(あやふ)生命(いのち)(たす)かりつ
020(ぬま)彼方(あなた)()()れば
021黄金姫(わうごんひめ)清照姫(きよてるひめ)
022(うづ)(みこと)()休息(きうそく)
023いよいよ再生(さいせい)(おも)ひして
024レーブとカルとの両人(りやうにん)
025黄金姫(わうごんひめ)随伴(ずゐはん)
026入那(いるな)(もり)()()れば
027右守(うもり)(かみ)(はな)ちたる
028テル、テク、アルマに出会(しゆつくわい)
029(やうや)(てき)()()らし
030テームス(つかさ)諸共(もろとも)
031入那(いるな)(しろ)(すす)()
032(しばら)此処(ここ)にやすらへば
033北光神(きたてるがみ)(まね)かれて
034セーラン(わう)九重(ここのへ)
035(くも)押分(おしわ)けて高照(たかてる)
036深山(みやま)をさして()(たま)
037(くら)さは(くら)(やみ)(みち)
038テームス、レーブ、カル三人(みたり)
039(くつわ)(なら)べて戞々(かつかつ)
040(わう)(したが)高照山(たかてるやま)
041岩窟(いはや)をさして(すす)()
042あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
043(かみ)(めぐ)みの(ふか)くして
044(おも)ひもよらぬヤスダラの
045(ひめ)(みこと)出会(しゆつくわい)
046(しば)らく此処(ここ)()(おく)
047北光神(きたてるがみ)(うなが)され
048(こま)(またが)堂々(だうだう)
049夜陰(やいん)(じやう)入那城(いるなじやう)
050(かへ)りて()ればカールチン
051(おそ)(おほ)くも万乗(ばんじやう)
052(わが)大君(おほぎみ)退(しりぞ)けて
053(おの)欲望(よくばう)(たつ)せむと
054(はか)()るこそ(うた)てけれ
055天地(てんち)(かみ)何時迄(いつまで)
056魔神(まがみ)(すさ)びを如何(いか)にして
057やすく見逃(みのが)(たま)ふべき
058(たちま)陰謀(いんぼう)露顕(ろけん)して
059右守(うもり)(かみ)(ひそ)みたる
060八岐(やまた)大蛇(をろち)醜神(しこがみ)
061()()(ごと)()()りぬ
062あゝ有難(ありがた)有難(ありがた)
063(かみ)御稜威(みいづ)(たちま)ちに
064(かがや)(わた)四方(よも)(くに)
065(てん)(あき)らけく(つち)(ゆた)
066瑞祥(ずゐしやう)御代(みよ)となりにけり
067セーラン(わう)神勅(みこと)もて
068竜山別(たつやまわけ)(したが)ひて
069三五教(あななひけう)御教(みをしへ)
070四方(よも)国々(くにぐに)島々(しまじま)
071(くま)なく(をし)(つた)()
072()さへ目出度(めでた)宣伝使(せんでんし)
073霊魂(みたま)(かぎ)()(かぎ)
074(まこと)筑紫(つくし)(はて)までも
075(ひら)きて()かむ(かみ)(みち)
076北光神(きたてるがみ)よいざさらば
077セーラン(わう)よサマリー(ひめ)
078左守(さもり)右守(うもり)(つかさ)()
079(わが)()(あと)天地(あめつち)
080(かみ)(まこと)(ささ)げつつ
081入那(いるな)(くに)()ふも(さら)
082テルマン(ごく)(はじ)めとし
083(その)(ほか)(もも)国々(くにぐに)
084三五教(あななひけう)御光(みひかり)
085()らさせ(たま)天地(あめつち)
086(かみ)(ちか)ひて神司(かむつかさ)
087レーブは(ひとへ)()(まつ)
088朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
089(つき)()つとも()くるとも
090仮令(たとへ)大地(だいち)(しづ)むとも
091(かみ)(まか)せし(わが)(からだ)
092生命(いのち)(つづ)(その)(かぎ)
093(くも)りと(けが)れに()()てし
094豊葦原(とよあしはら)国中(くになか)
095(きよ)めすかして天国(てんごく)
096至喜(しき)至楽(しらく)状態(じやうたい)
097出現(しゆつげん)せずにおくべきか
098あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
099(まこと)(ひと)つの三五(あななひ)
100五六七(みろく)(かみ)(おん)(まへ)
101(つつし)(うやま)()(まつ)る。
102千早振(ちはやぶ)(かみ)(めぐみ)(かかぶ)りて
103世人(よびと)(すく)()こそ(うれ)しき。
104(あく)()(まこと)(みち)入那城(いるなじやう)
105(あと)見捨(みす)てて(すす)()くかな。
106北光(きたてる)(かみ)(つかさ)(わが)(たま)
107いや永遠(とこしへ)(まも)(たま)はれ。
108素盞嗚(すさのを)(かみ)(みこと)(まも)ります
109三五教(あななひけう)()(すく)(みち)
110(ひと)(みな)(あめ)(つち)との大神(おほかみ)
111(うづ)宮居(みやゐ)()くぞ(うれ)しき。
112(いま)よりは(こころ)(こま)立直(たてなほ)
113魔神(まがみ)(すさ)荒野(あらの)()()く。
114(くる)しさの(なか)にも(たの)しみある()には
115如何(いか)枉津(まがつ)()るも(おそ)れじ』
116 カルは(また)(うた)ふ。
117カル入那(いるな)(しろ)(あと)にして
118レーブ、テームス両人(りやうにん)
119(こころ)(あは)()をとりて
120悪魔(あくま)征討(せいたう)(のぼ)()
121(われ)(たふと)神司(かむつかさ)
122竜雲司(りううんつかさ)今日(けふ)よりは
123竜山別(たつやまわけ)()()へて
124魔神(まがみ)(すさ)山川(やまかは)
125いと易々(やすやす)宣伝歌(せんでんか)
126(うた)ひて(すす)()でませよ
127朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
128(つき)()つとも()くるとも
129御空(みそら)(ほし)()つるとも
130(うみ)はあせなむ()ありとも
131一旦(いつたん)(かみ)(まか)したる
132(われ)()()(にん)宣伝使(せんでんし)
133(けつ)して変心(へんしん)する(なか)
134(かみ)(わす)れし(その)(とき)
135身魂(みたま)(たちま)(くるし)みを
136(おぼ)ゆる(とき)()(うへ)
137如何(いか)なる艱難(なやみ)()ふとても
138(かみ)(ちから)三五(あななひ)
139(まこと)(つゑ)にいそいそと
140(みち)真中(まなか)驀進(ばくしん)
141魔神(まがみ)(あつ)まる巣窟(さうくつ)
142根本(こんぽん)(てき)掃蕩(さうたう)
143(わが)三五(あななひ)大道(おほみち)
144世界(せかい)()らし大神(おほかみ)
145御稜威(みいづ)四方(よも)拡充(くわくじゆう)
146(かみ)(ひと)との(なか)()
147善悪(ぜんあく)正邪(せいじや)超越(てうゑつ)
148(ただ)何事(なにごと)大神(おほかみ)
149(よさ)(たま)ひし神直日(かむなほひ)
150(きよ)(こころ)()(なほ)
151見直(みなほ)()かむ宣伝使(せんでんし)
152あゝ面白(おもしろ)面白(おもしろ)
153(かみ)(われ)()(とも)にあり
154(われ)()(かみ)()(かみ)(みや)
155如何(いか)なる(まが)(きた)るとも
156いかでか(かみ)(てき)()
157あゝ(いさ)ましや(いさ)ましや
158入那(いるな)(しろ)(あと)にして
159足並(あしなみ)(そろ)へて四人(よたり)()
160旗鼓(きこ)堂々(だうだう)(つつが)なく
161勝利(しようり)(みやこ)立向(たちむか)
162(かみ)御前(みまへ)勝鬨(かちどき)
163(あら)はしまつるは()のあたり
164いざいざさらば、いざさらば
165北光神(きたてるがみ)(その)(ほか)
166(もも)(つかさ)(おん)(まへ)
167(ここ)(いとま)()げまつる
168あゝ惟神(かむながら)々々(かむながら)
169御霊(みたま)(さち)はへましませよ。
170惟神(かむながら)(かみ)大道(おほぢ)四方(よも)(くに)
171(ひら)()()(たの)しかりけり。
172天地(あめつち)如何(いか)(ひろ)しと()ひながら
173(かみ)(まも)らぬ国土(くにつち)はなし。
174天地(あめつち)(かみ)(めぐ)みに(いだ)かれて
175(かみ)御国(みくに)(ひら)()くかな。
176北光(きたてる)(かみ)(つかさ)大君(おほぎみ)
177(いま)(わか)()(われ)(かな)しき。
178さりながら生者(しやうじや)必滅(ひつめつ)会者(ゑしや)定離(ぢやうり)
179(わか)れて(のち)()はむとぞ(おも)ふ』
180大正一一・一一・二五 旧一〇・七 北村隆光録)
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