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霊界物語
舎身活躍(第37~48巻)
第42巻(巳の巻)
序文に代へて
総説に代へて
第1篇 波瀾重畳
第1章 北光照暗
第2章 馬上歌
第3章 山嵐
第4章 下り坂
第2篇 恋海慕湖
第5章 恋の罠
第6章 野人の夢
第7章 女武者
第8章 乱舌
第9章 狐狸窟
第3篇 意変心外
第10章 墓場の怪
第11章 河底の怪
第12章 心の色々
第13章 揶揄
第14章 吃驚
第4篇 怨月恨霜
第15章 帰城
第16章 失恋会議
第17章 酒月
第18章 酊苑
第19章 野襲
第5篇 出風陣雅
第20章 入那立
第21章 応酬歌
第22章 別離の歌
第23章 竜山別
第24章 出陣歌
第25章 惜別歌
第26章 宣直歌
余白歌
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第42巻(巳の巻)
> 第1篇 波瀾重畳 > 第1章 北光照暗
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(B)
(N)
馬上歌 >>>
第一章
北光
(
ほくくわう
)
照暗
(
せうあん
)
〔一一二六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第42巻 舎身活躍 巳の巻
篇:
第1篇 波瀾重畳
よみ(新仮名遣い):
はらんちょうじょう
章:
第1章 北光照暗
よみ(新仮名遣い):
ほっこうしょうあん
通し章番号:
1126
口述日:
1922(大正11)年11月14日(旧09月26日)
口述場所:
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年7月1日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
北光神は白髯を撫でながら、セーラン王やヤスダラ姫、竜雲たちを集めて神界のご経綸や神示について、綿密な解釈を与えていた。
北光神は、神諭は微細なところに至るまで密意が存在しているため、普通の知識や学問の力ではとうてい真に理解されることはない、と説いた。
主なる神が大空の雲に乗って来る云々という神示も、『教えの聖場の終期に当たりて、信と愛とまた共に滅ぶる時、救世主は神諭の内意を啓発し、神界の密意を現し給う』ということであると説いた。
世知に長けた者たちは、誰が神界を探査してこれらのことを語ることができようか、できるはずがない、と主張する。我(北光神)は常に霊魂を清めて天人と交わり、正しい神諭の理解を天人と相語り合って得たのである。
神界から天人と言語を交換することを許され、その真相を天下万民に伝え説き諭すことに努めているのは、無明の世界を照破し、不信の災いを除き去るためである。
たとえ神諭に天地が覆る、泥海になる、人間が三分になると示されてあっても、めまいが来るとあっても、これを文字そのままに解すべきものでない。すべて内義的、神界的、心霊的に解すべきものである。
そうでなくてはかえって天下に害毒を流布し神慮を悩ませることになる、と厳に説いた。ヤスダラ姫、竜雲その他一同は北光神の教えを聴聞し、感謝の涙に暮れた。
北光神は平素の落ち着きにも似ず、セーラン王一同はイルナの城に乗り込んで邪神を言向け和すときが来たと出陣を急がせた。
セーラン王は北光神の命を拝承し、決意の歌を歌うと駒にまたがった。一行七人は北光神夫婦に別れを告げ、狼の群れに山路を送られて高照山を降り、イルナの都を指して進んで行く。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-12-19 12:01:16
OBC :
rm4201
愛善世界社版:
11頁
八幡書店版:
第7輯 647頁
修補版:
校定版:
11頁
普及版:
1頁
初版:
ページ備考:
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
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:
出口王仁三郎全集 > 第二巻 宗教・教育編 > 第六篇 宗教雑感 > 第五章 北光照暗
001
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
も
高照山
(
たかてるやま
)
の
002
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
の
岩窟
(
がんくつ
)
に
003
天降
(
あも
)
り
坐
(
ま
)
したる
北光彦
(
きたてるひこ
)
の
004
天
(
あめ
)
の
目一
(
まひと
)
つ
神司
(
かむつかさ
)
005
さしもに
猛
(
たけ
)
き
獣族
(
けもの
)
まで
006
伊豆
(
いづ
)
の
慈眼
(
じがん
)
に
救
(
すく
)
ひつつ
007
瑞
(
みづ
)
の
教
(
をしへ
)
を
遠近
(
をちこち
)
に
008
開
(
ひら
)
かせたまふ
尊
(
たふと
)
さよ
009
その
妻神
(
つまがみ
)
と
現
(
あ
)
れませる
010
こころも
直
(
すぐ
)
なる
竹野姫
(
たけのひめ
)
011
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なの
起
(
おき
)
ふし
に
012
諸
(
もも
)
の
獣族
(
けもの
)
を
愛
(
いつ
)
くしみ
013
美都
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
014
体現
(
たいげん
)
しますぞ
畏
(
かしこ
)
けれ
015
神
(
かみ
)
の
御綱
(
みつな
)
に
曳
(
ひ
)
かれつつ
016
ここに
耶須陀羅
(
やすだら
)
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
017
テルマン
国
(
ごく
)
の
毘舎
(
びしや
)
の
家
(
いへ
)
018
シヤールの
夫
(
をつと
)
の
暴状
(
ばうじやう
)
に
019
堪
(
たま
)
り
兼
(
か
)
ねたる
時
(
とき
)
もあれ
020
忠誠
(
ちうせい
)
無比
(
むひ
)
の
下男
(
しもをとこ
)
021
リーダーの
誠
(
まこと
)
に
助
(
たす
)
けられ
022
夜
(
よ
)
を
日
(
ひ
)
に
次
(
つ
)
いで
入那国
(
いるなこく
)
023
蓮
(
はちす
)
の
川辺
(
かはべ
)
に
来
(
きた
)
る
折
(
をり
)
024
右守
(
うもり
)
の
司
(
つかさ
)
の
放
(
はな
)
ちたる
025
数十
(
すうじふ
)
人
(
にん
)
の
手下
(
てした
)
等
(
ら
)
に
026
取
(
と
)
り
囲
(
かこ
)
まれて
主従
(
しうじゆう
)
は
027
進退
(
しんたい
)
茲
(
ここ
)
に
谷
(
きは
)
まりし
028
その
一刹那
(
いつせつな
)
後方
(
しりへ
)
より
029
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しく
宣伝歌
(
せんでんか
)
030
聞
(
きこ
)
え
来
(
きた
)
ると
思
(
おも
)
ふうち
031
諸国
(
しよこく
)
巡修
(
じゆんしう
)
の
竜雲
(
りううん
)
が
032
此処
(
ここ
)
に
現
(
あら
)
はれ
主従
(
しうじゆう
)
が
033
危難
(
きなん
)
を
救
(
すく
)
ひ
寄手
(
よせて
)
をば
034
彼方
(
かなた
)
の
野辺
(
のべ
)
に
追
(
お
)
ひ
退
(
や
)
りぬ
035
耶須陀羅
(
やすだら
)
姫
(
ひめ
)
とリーダーは
036
危救
(
ききう
)
の
恩
(
おん
)
を
謝
(
しや
)
しながら
037
竜雲司
(
りううんつかさ
)
に
守
(
まも
)
られて
038
照山峠
(
てるやまたうげ
)
の
麓
(
ふもと
)
まで
039
進
(
すす
)
みて
来
(
きた
)
る
折
(
をり
)
もあれ
040
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
041
黄金姫
(
わうごんひめ
)
や
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
042
その
一行
(
いつかう
)
に
邂逅
(
かいこう
)
して
043
北光神
(
きたてるがみ
)
の
伝言
(
でんごん
)
を
044
聞
(
き
)
きて
歓
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
みつつ
045
袂
(
たもと
)
を
別
(
わか
)
つ
右左
(
みぎひだり
)
046
狼
(
おほかみ
)
巣
(
す
)
ぐふ
高照
(
たかてる
)
の
047
深山
(
みやま
)
を
指
(
さ
)
して
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
048
膝
(
ひざ
)
の
栗毛
(
くりげ
)
に
鞭
(
むち
)
を
打
(
う
)
ち
049
漸
(
やうや
)
く
谷
(
たに
)
を
数
(
かず
)
越
(
こ
)
えて
050
北光神
(
きたてるがみ
)
の
鎮
(
しづ
)
まれる
051
岩窟館
(
がんくつやかた
)
に
着
(
つ
)
きにけり
052
天
(
あめ
)
の
目一
(
まひと
)
つ
神司
(
かむつかさ
)
053
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
も
歓
(
よろこ
)
びて
054
この
珍客
(
ちんきやく
)
を
優待
(
もてな
)
しつ
055
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
三五
(
あななひ
)
の
056
教
(
をしへ
)
を
諭
(
さと
)
す
時
(
とき
)
も
時
(
とき
)
057
黄金姫
(
わうごんひめ
)
や
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
058
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
の
計
(
はか
)
らひに
059
入那
(
いるな
)
の
城主
(
じやうしゆ
)
と
時
(
とき
)
めきし
060
セーラン
王
(
わう
)
はカル、レーブ
061
その
他
(
た
)
の
従者
(
じゆうしや
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
062
駒
(
こま
)
に
鞭打
(
むちう
)
ち
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
り
063
又
(
また
)
もや
不思議
(
ふしぎ
)
の
対面
(
たいめん
)
に
064
日頃
(
ひごろ
)
慕
(
した
)
ひし
相愛
(
さうあい
)
の
065
目出度
(
めでた
)
き
男女
(
だんぢよ
)
の
語
(
かた
)
り
合
(
あ
)
ひ
066
実
(
げ
)
にも
割
(
わり
)
無
(
な
)
く
見
(
み
)
えにける
067
北光神
(
きたてるがみ
)
は
慇懃
(
いんぎん
)
に
068
天地
(
てんち
)
の
神
(
かみ
)
の
経綸
(
けいりん
)
を
069
心
(
こころ
)
を
籠
(
こ
)
めて
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
へ
070
さしもに
寂
(
さび
)
しき
岩窟
(
がんくつ
)
も
071
萎
(
しを
)
れ
切
(
き
)
つたる
夏草
(
なつくさ
)
の
072
白雨
(
はくう
)
に
蘇生
(
そせい
)
せし
如
(
ごと
)
く
073
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
きぬ
074
アヽ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
075
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましまして
076
四十二
(
しじふに
)
巻
(
くわん
)
の
物語
(
ものがたり
)
077
車
(
くるま
)
の
轍
(
わだち
)
もすらすらと
078
進
(
すす
)
ませたまへ
世
(
よ
)
を
守
(
まも
)
る
079
畏
(
かしこ
)
き
神
(
かみ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
080
謹
(
つつし
)
み
敬
(
うやま
)
ひ
願
(
ね
)
ぎ
奉
(
まつ
)
る。
081
北光
(
きたてる
)
の
神
(
かみ
)
なる
天
(
あめ
)
の
目一
(
まひと
)
つの
神
(
かみ
)
は
白髯
(
はくぜん
)
を
撫
(
な
)
でながら、
082
セーラン
王
(
わう
)
や
耶須陀羅
(
やすだら
)
姫
(
ひめ
)
、
083
竜雲
(
りううん
)
その
他
(
た
)
を
集
(
あつ
)
めて、
084
神界
(
しんかい
)
の
御
(
ご
)
経綸
(
けいりん
)
や
神示
(
しんじ
)
に
就
(
つい
)
て
綿密
(
めんみつ
)
なる
解釈
(
かいしやく
)
を
与
(
あた
)
へつつあつた。
085
セーラン『
昨日
(
さくじつ
)
より
承
(
うけたま
)
はりました
世界
(
せかい
)
の
終焉
(
しうえん
)
に
就
(
つい
)
て、
086
今
(
いま
)
一応
(
いちおう
)
詳細
(
しやうさい
)
なる
説明
(
せつめい
)
を
御
(
お
)
願
(
ねが
)
ひ
申上
(
まをしあ
)
げ
度
(
た
)
きもので
御座
(
ござ
)
ります。
087
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御
(
ご
)
神示
(
しんじ
)
の
中
(
なか
)
に、
088
世
(
よ
)
の
終
(
をは
)
りの
来
(
きた
)
る
時
(
とき
)
は
其
(
その
)
日
(
ひ
)
の
患難
(
なやみ
)
の
後
(
のち
)
、
089
直
(
ただ
)
ちに
日
(
ひ
)
は
暗
(
くら
)
く
月
(
つき
)
は
光
(
ひかり
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
090
星
(
ほし
)
は
空
(
そら
)
より
墜
(
お
)
ち、
091
天
(
てん
)
の
勢
(
いきほ
)
ひ
震
(
ふる
)
ふべし。
092
其
(
その
)
時
(
とき
)
、
093
人
(
ひと
)
の
子
(
こ
)
の
徴
(
しるし
)
天
(
てん
)
にあらはる。
094
又
(
また
)
地上
(
ちじやう
)
にある
諸族
(
もろもろのもの
)
は
哭
(
な
)
き
哀
(
かな
)
しみ、
095
且
(
か
)
つ
人
(
ひと
)
の
子
(
こ
)
の
権威
(
けんゐ
)
と
大
(
だい
)
なる
栄光
(
えいくわう
)
とを
以
(
もつ
)
て
天
(
てん
)
の
雲
(
くも
)
に
乗
(
の
)
り
来
(
きた
)
るを
見
(
み
)
む。
096
又
(
また
)
その
使
(
つかひ
)
等
(
たち
)
を
遣
(
つか
)
はし、
097
ラツパの
大
(
だい
)
なる
声
(
こゑ
)
を
出
(
いだ
)
さしめて、
098
天
(
てん
)
の
彼
(
か
)
の
極
(
きは
)
みより
此
(
こ
)
の
極
(
きは
)
みまで、
099
四方
(
しはう
)
より
其
(
その
)
選
(
えら
)
ばれし
者
(
もの
)
を
集
(
あつ
)
むべし……とあるのは、
100
其
(
その
)
言葉
(
ことば
)
の
通
(
とほ
)
りに
解
(
かい
)
すれば
如何
(
どん
)
なもので
御座
(
ござ
)
りませうか、
101
文字通
(
もじどほ
)
りに
解
(
かい
)
すべきものとすれば、
102
最後
(
さいご
)
の
神
(
かみ
)
の
審判
(
しんぱん
)
と
云
(
い
)
はれてある
世界
(
せかい
)
終焉
(
しうえん
)
の
時
(
とき
)
に、
103
是
(
これ
)
等
(
ら
)
の
恐
(
おそ
)
るべき
事件
(
じけん
)
が
出現
(
しゆつげん
)
すると
見
(
み
)
なくてはなりませぬなあ』
104
北光神
『この
予言
(
よげん
)
を
以
(
もつ
)
て
教示
(
けうじ
)
の
文字通
(
もじどほ
)
りに
解
(
かい
)
するものは
可成
(
かなり
)
沢山
(
たくさん
)
あるさうです。
105
是
(
これ
)
等
(
ら
)
の
人
(
ひと
)
は
日月
(
じつげつ
)
光
(
ひかり
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
106
星
(
ほし
)
は
空
(
そら
)
より
墜
(
お
)
ち、
107
主
(
しゆ
)
なる
神
(
かみ
)
の
徴
(
しるし
)
天
(
てん
)
に
現
(
あら
)
はれ、
108
又
(
また
)
雲
(
くも
)
の
中
(
なか
)
よりラツパを
持
(
も
)
つた
天使
(
てんし
)
は、
109
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
救世主
(
きうせいしゆ
)
と
共
(
とも
)
に、
110
現実
(
げんじつ
)
的
(
てき
)
に
天
(
てん
)
より
降
(
くだ
)
り
給
(
たま
)
ふものと
思考
(
しかう
)
して
居
(
ゐ
)
るのみならず、
111
見
(
み
)
る
限
(
かぎ
)
りの
世界
(
せかい
)
は
悉
(
ことごと
)
く
滅
(
ほろ
)
びて、
112
茲
(
ここ
)
に
始
(
はじ
)
めて
新
(
あたら
)
しき
天地
(
てんち
)
の
出現
(
しゆつげん
)
を
見得
(
みえ
)
らるるものと
早合点
(
はやがつてん
)
して
居
(
ゐ
)
るのである。
113
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
の
中
(
なか
)
に
於
(
おい
)
ても、
114
此
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
信
(
しん
)
じて
居
(
ゐ
)
る
人
(
ひと
)
があるやうです。
115
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
く
信
(
しん
)
じて
居
(
ゐ
)
る
人
(
ひと
)
は、
116
神諭
(
しんゆ
)
の
微細
(
びさい
)
なる
所
(
ところ
)
に
至
(
いた
)
るまで
密意
(
みつい
)
の
存在
(
そんざい
)
しある
事
(
こと
)
を
知
(
し
)
らないのである。
117
神諭
(
しんゆ
)
の
裡
(
うち
)
には
文字
(
もじ
)
の
如
(
ごと
)
く
解
(
かい
)
すべき
自然
(
しぜん
)
的
(
てき
)
世間
(
せけん
)
的
(
てき
)
の
事
(
こと
)
では
無
(
な
)
くして、
118
心霊
(
しんれい
)
的
(
てき
)
、
119
神界
(
しんかい
)
的
(
てき
)
の
秘事
(
ひじ
)
を
包含
(
はうがん
)
されて
居
(
を
)
る。
120
一文
(
いちぶん
)
一句
(
いつく
)
のうちにも、
121
一々
(
いちいち
)
内義
(
ないぎ
)
を
含
(
ふく
)
ましめむために、
122
悉
(
ことごと
)
く
相応
(
さうおう
)
の
理
(
り
)
に
由
(
よ
)
りて
示諭
(
じゆ
)
されてある。
123
故
(
ゆゑ
)
に
神諭
(
しんゆ
)
は、
124
普通
(
ふつう
)
の
知識
(
ちしき
)
や
学問
(
がくもん
)
の
力
(
ちから
)
では、
125
到底
(
たうてい
)
真解
(
しんかい
)
さるるものでは
無
(
な
)
い。
126
是
(
これ
)
即
(
すなは
)
ち
神聖
(
しんせい
)
なる
神諭
(
しんゆ
)
たる
所以
(
ゆゑん
)
である。
127
主
(
しゆ
)
なる
神
(
かみ
)
、
128
大空
(
おほぞら
)
の
雲
(
くも
)
に
乗
(
の
)
りて
来
(
きた
)
るとの
神示
(
しんじ
)
も
亦
(
また
)
此
(
この
)
内義
(
ないぎ
)
に
由
(
よ
)
つて、
129
解釈
(
かいしやく
)
すべきものである。
130
即
(
すなは
)
ち
暗
(
くら
)
くならむといふ
日
(
ひ
)
は
131
愛
(
あい
)
の
方面
(
はうめん
)
より
見
(
み
)
たる
救世主
(
きうせいしゆ
)
厳
(
いづ
)
の
御魂
(
みたま
)
を
表
(
あら
)
はし、
132
月
(
つき
)
は
信
(
しん
)
の
方面
(
はうめん
)
より
見
(
み
)
たる
133
救世主
(
きうせいしゆ
)
瑞
(
みづ
)
の
御魂
(
みたま
)
を
表
(
あら
)
はし、
134
星
(
ほし
)
は
135
善
(
ぜん
)
と
信
(
しん
)
との
知識
(
ちしき
)
又
(
また
)
は
136
愛
(
あい
)
と
信
(
しん
)
との
知識
(
ちしき
)
を
表
(
あら
)
はし、
137
天上
(
てんじやう
)
に
於
(
お
)
ける
人
(
ひと
)
の
子
(
こ
)
の
徴
(
しるし
)
は
138
神真
(
しんしん
)
の
顕示
(
けんじ
)
を
表
(
あら
)
はし、
139
地上
(
ちじやう
)
に
於
(
おい
)
て
哭
(
な
)
き
哀
(
かなし
)
まむと
云
(
い
)
ふ
諸族
(
もろもろのもの
)
は
140
真
(
しん
)
と
善
(
ぜん
)
、
141
又
(
また
)
は
142
信
(
しん
)
と
愛
(
あい
)
とより
来
(
きた
)
る
万事
(
ばんじ
)
を
表
(
あら
)
はし、
143
天
(
てん
)
の
雲
(
くも
)
に
乗
(
の
)
りて
権威
(
けんゐ
)
と
栄光
(
えいくわう
)
とを
以
(
もつ
)
て
主
(
しゆ
)
即
(
すなは
)
ち
救世主
(
きうせいしゆ
)
の
来
(
きた
)
らむといふのは、
144
神諭
(
しんゆ
)
の
中
(
なか
)
に
救世主
(
きうせいしゆ
)
の
現存
(
げんぞん
)
することを
表
(
あら
)
はし、
145
かねて
其
(
そ
)
の
黙示
(
もくじ
)
を
表
(
あら
)
はし、
146
雲
(
くも
)
は
147
神諭
(
しんゆ
)
の
文字
(
もじ
)
に
顕
(
あら
)
はれたるを
表
(
あら
)
はし、
148
栄光
(
えいくわう
)
は
149
神諭
(
しんゆ
)
の
内
(
うち
)
に
潜
(
ひそ
)
める
意義
(
いぎ
)
を
表
(
あら
)
はし、
150
天人
(
てんにん
)
のラツパをもちて、
151
大
(
だい
)
なる
声
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
すというてあるのは、
152
神真
(
しんしん
)
の
由
(
よ
)
りて
来
(
きた
)
るべき
天上界
(
てんじやうかい
)
を
表
(
あら
)
はしたものである。
153
この
故
(
ゆゑ
)
に
救世主
(
きうせいしゆ
)
の
宣
(
のたま
)
へる
如上
(
じよじやう
)
の
言葉
(
ことば
)
は、
154
何
(
なん
)
の
意義
(
いぎ
)
なるかと
云
(
い
)
へば、
155
教
(
をしへ
)
の
聖場
(
せいぢやう
)
の
終期
(
しうき
)
に
当
(
あた
)
りて
156
信
(
しん
)
と
愛
(
あい
)
とまた
共
(
とも
)
に
滅
(
ほろ
)
ぶる
時
(
とき
)
157
救世主
(
きうせいしゆ
)
は
神諭
(
しんゆ
)
の
内意
(
ないい
)
を
啓発
(
けいはつ
)
し、
158
神界
(
しんかい
)
の
密意
(
みつい
)
を
現
(
あら
)
はし
給
(
たま
)
ふといふ
事
(
こと
)
である。
159
目下
(
もくか
)
の
婆羅門
(
ばらもん
)
教徒
(
けうと
)
もウラル
教徒
(
けうと
)
も
亦
(
また
)
三五
(
あななひ
)
教徒
(
けうと
)
も、
160
殆
(
ほとん
)
ど
全部
(
ぜんぶ
)
知
(
し
)
るものなしと
謂
(
い
)
つても
良
(
よ
)
い
位
(
くらゐ
)
だ。
161
実
(
じつ
)
に
宣伝使
(
せんでんし
)
の
職
(
しよく
)
にあるものすら、
162
神諭
(
しんゆ
)
のわが
解釈
(
かいしやく
)
を
否
(
いな
)
まむとする
者
(
もの
)
計
(
ばか
)
りだ。
163
そして
彼
(
かれ
)
等
(
ら
)
の
多
(
おほ
)
くは
曰
(
い
)
ふ。
164
『
何者
(
なにもの
)
か、
165
能
(
よ
)
く
神界
(
しんかい
)
を
探査
(
たんさ
)
し
来
(
きた
)
りて、
166
是
(
これ
)
等
(
ら
)
の
事
(
こと
)
を
語
(
かた
)
り
得
(
う
)
るものぞ』と。
167
斯
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
き
説
(
せつ
)
を
主張
(
しゆちやう
)
する
者
(
もの
)
、
168
特
(
とく
)
に
世智
(
せち
)
に
長
(
た
)
けたる
人々
(
ひとびと
)
の
中
(
うち
)
に
多々
(
たた
)
あるを
見
(
み
)
る。
169
其
(
その
)
害毒
(
がいどく
)
の
或
(
あるひ
)
は
真率
(
しんそつ
)
純真
(
じゆんしん
)
の
人
(
ひと
)
に
及
(
およ
)
ぼし、
170
遂
(
つひ
)
に
其
(
その
)
信仰
(
しんかう
)
の
壊乱
(
くわいらん
)
を
来
(
きた
)
すの
恐
(
おそ
)
れあるを
歎
(
なげ
)
き、
171
我
(
われ
)
は
常
(
つね
)
に
霊魂
(
れいこん
)
を
浄
(
きよ
)
めて
天人
(
てんにん
)
と
交
(
まじ
)
はり、
172
之
(
これ
)
と
相語
(
あひかた
)
り
合
(
あ
)
うたのである。
173
天人
(
てんにん
)
と
言語
(
げんご
)
を
交換
(
かうくわん
)
する
事
(
こと
)
、
174
人間界
(
にんげんかい
)
と
同様
(
どうやう
)
に
神界
(
しんかい
)
より
許
(
ゆる
)
されて、
175
親
(
した
)
しく
天界
(
てんかい
)
に
起
(
おこ
)
る
諸多
(
しよた
)
の
事件
(
じけん
)
や
地獄
(
ぢごく
)
の
有様
(
ありさま
)
をも
見
(
み
)
ることを
許
(
ゆる
)
され、
176
神界
(
しんかい
)
の
真相
(
しんさう
)
を
天下
(
てんか
)
万民
(
ばんみん
)
に
伝
(
つた
)
へ
示
(
しめ
)
し、
177
説
(
と
)
き
諭
(
さと
)
すに
努
(
つと
)
めて
居
(
ゐ
)
るのは、
178
無明
(
むみやう
)
の
世界
(
せかい
)
を
照破
(
せうは
)
し、
179
不信
(
ふしん
)
の
災
(
わざはひ
)
を
除
(
のぞ
)
き
去
(
さ
)
らむが
為
(
ため
)
である。
180
例
(
たと
)
へ
神諭
(
しんゆ
)
に
天地
(
てんち
)
が
覆
(
くつが
)
へると
示
(
しめ
)
してあつても、
181
泥海
(
どろうみ
)
になるとあつても、
182
人間
(
にんげん
)
が
三分
(
さんぶ
)
になると
示
(
しめ
)
されてあつても、
183
眩舞
(
めまひ
)
が
来
(
く
)
るとあつても、
184
決
(
けつ
)
して
之
(
これ
)
を
文字
(
もじ
)
其
(
その
)
儘
(
まま
)
に
解
(
かい
)
すべきものでない。
185
凡
(
すべ
)
て
内義
(
ないぎ
)
的
(
てき
)
、
186
神界
(
しんかい
)
的
(
てき
)
、
187
心霊
(
しんれい
)
的
(
てき
)
に
解
(
かい
)
すべきものである。
188
さうで
無
(
な
)
くては、
189
却
(
かへつ
)
て
天下
(
てんか
)
に
大
(
だい
)
なる
害毒
(
がいどく
)
を
流布
(
るふ
)
し、
190
神慮
(
しんりよ
)
を
悩
(
なや
)
ませ
奉
(
たてまつ
)
る
事
(
こと
)
になるものである
事
(
こと
)
を
承知
(
しようち
)
せなくてならぬと
思
(
おも
)
ふ。
191
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら、
192
是
(
これ
)
は
北光
(
きたてる
)
一家
(
いつか
)
の
私言
(
しげん
)
だ。
193
脱線
(
だつせん
)
して
居
(
を
)
るかも
知
(
し
)
れぬ、
194
アハヽヽヽ』
195
セーラン王
『
御
(
ご
)
懇篤
(
こんとく
)
なる
御
(
ご
)
教示
(
けうじ
)
を
蒙
(
かうむ
)
りまして、
196
吾々
(
われわれ
)
も
漸
(
やうや
)
くにして
迷夢
(
めいむ
)
を
醒
(
さ
)
ましました。
197
あゝ
惟神
(
かむながら
)
霊
(
たま
)
幸倍
(
ちはへ
)
坐世
(
ませ
)
』
198
と
感涙
(
かんるい
)
に
咽
(
むせ
)
ぶ。
199
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
も
竜雲
(
りううん
)
も、
200
其
(
その
)
他
(
た
)
の
一同
(
いちどう
)
も
息
(
いき
)
も
継
(
つ
)
がず、
201
北光
(
きたてるの
)
神
(
かみ
)
の
示教
(
じけう
)
を
聴聞
(
ちやうもん
)
し、
202
感謝
(
かんしや
)
の
涙
(
なみだ
)
に
暮
(
く
)
れつつあつた。
203
北光神
『サア サア セーラン
王
(
わう
)
様
(
さま
)
、
204
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
様
(
さま
)
、
205
レーブ、
206
カル
殿
(
どの
)
、
207
是
(
これ
)
より
入那
(
いるな
)
の
城
(
しろ
)
に
乗
(
の
)
り
込
(
こ
)
み、
208
邪神
(
じやしん
)
を
言向和
(
ことむけやは
)
すべく
時
(
とき
)
を
移
(
うつ
)
さず
出陣
(
しゆつぢん
)
されよ。
209
時
(
とき
)
遅
(
おく
)
れては
大変
(
たいへん
)
だ。
210
黄金姫
(
わうごんひめ
)
、
211
清照姫
(
きよてるひめ
)
様
(
さま
)
も
待
(
ま
)
つて
居
(
を
)
られます』
212
と
平素
(
へいそ
)
落着
(
おちつ
)
き
払
(
はら
)
つた
神
(
かみ
)
に
似
(
に
)
ず
急
(
せ
)
き
立
(
た
)
てる。
213
セーラン
王
(
わう
)
は
此
(
こ
)
の
言葉
(
ことば
)
に
立上
(
たちあが
)
り、
214
セーラン王
『
重々
(
ぢゆうぢゆう
)
の
御
(
ご
)
親切
(
しんせつ
)
に
預
(
あづ
)
かりました。
215
然
(
しか
)
らば、
216
是
(
これ
)
より
三五教
(
あななひけう
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
以
(
もつ
)
て、
217
悪人
(
あくにん
)
を
善道
(
ぜんだう
)
に
導
(
みちび
)
く
首途
(
かどで
)
に
際
(
さい
)
し、
218
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
宣伝歌
(
せんでんか
)
を
奏上
(
そうじやう
)
致
(
いた
)
しませう』
219
と
銀扇
(
ぎんせん
)
を
開
(
ひら
)
いて、
220
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しく
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
めた。
221
その
歌
(
うた
)
、
222
セーラン王
『
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
223
善神
(
ぜんしん
)
邪神
(
じやしん
)
を
立別
(
たてわ
)
ける
224
天地
(
てんち
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
225
霊魂
(
みたま
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
226
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
227
神
(
かみ
)
の
御旨
(
みむね
)
に
任
(
まか
)
すのみ
228
怪
(
け
)
しき
卑
(
いや
)
しき
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
の
229
いかでか
正邪
(
せいじや
)
を
覚
(
さと
)
り
得
(
え
)
む
230
大黒主
(
おほくろぬし
)
の
神司
(
かむつかさ
)
231
八岐
(
やまた
)
大蛇
(
をろち
)
の
表現
(
へうげん
)
と
232
吾
(
われ
)
は
心
(
こころ
)
に
思
(
おも
)
へども
233
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
摂理
(
せつり
)
の
下
(
もと
)
に
234
弱
(
よわ
)
き
身魂
(
みたま
)
を
救
(
すく
)
はむと
235
邪神
(
じやしん
)
と
顕現
(
けんげん
)
ましまして
236
試
(
ため
)
させ
給
(
たま
)
ふも
計
(
はか
)
られず
237
他人
(
ひと
)
を
悪
(
あし
)
しと
思
(
おも
)
はずに
238
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
罪
(
つみ
)
を
省
(
かへり
)
みて
239
日
(
ひ
)
に
夜
(
よ
)
に
感謝
(
かんしや
)
の
生活
(
せいくわつ
)
を
240
楽
(
たの
)
しむならば
天地
(
あめつち
)
の
241
神
(
かみ
)
は
必
(
かなら
)
ず
守
(
まも
)
るべし
242
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
罪悪
(
つみ
)
の
有様
(
ありさま
)
が
243
写
(
うつ
)
り
給
(
たま
)
ひしものならむ
244
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
245
無抵抗
(
むていかう
)
主義
(
しゆぎ
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
246
刃向
(
はむか
)
ふ
敵
(
てき
)
はあらざらめ
247
あらゆる
曲津
(
まがつ
)
も
醜神
(
しこがみ
)
も
248
大蛇
(
をろち
)
も
凡
(
すべ
)
て
他
(
た
)
にあらず
249
執着心
(
しふちやくしん
)
の
雲
(
くも
)
深
(
ふか
)
き
250
穢
(
きた
)
なき
身魂
(
みたま
)
に
憑依
(
ひようい
)
して
251
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
罪
(
つみ
)
が
自
(
おのづか
)
ら
252
吾
(
わが
)
身
(
み
)
を
苦
(
くる
)
しめ
攻
(
せ
)
むるなり
253
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
254
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
255
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
を
立直
(
たてなほ
)
し
256
邪神
(
じやしん
)
と
悪
(
にく
)
みしカールチン
257
テーナの
姫
(
ひめ
)
は
言
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
258
サマリー
姫
(
ひめ
)
を
憐
(
あは
)
れみて
259
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
に
与
(
あた
)
へし
無礼
(
ぶれい
)
をば
260
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞
(
き
)
き
直
(
なほ
)
し
261
広
(
ひろ
)
き
心
(
こころ
)
に
宣
(
の
)
り
直
(
なほ
)
し
262
入那
(
いるな
)
の
国
(
くに
)
の
民草
(
たみぐさ
)
を
263
安
(
やす
)
く
楽
(
たの
)
しく
神国
(
しんこく
)
の
264
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
の
歓
(
よろこ
)
びに
265
救
(
すく
)
ひて
天津
(
あまつ
)
神国
(
かみくに
)
の
266
貴
(
うづ
)
の
消息
(
たより
)
や
福音
(
ふくいん
)
を
267
導
(
みちび
)
き
諭
(
さと
)
し
麻柱
(
あななひ
)
の
268
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
御教
(
みをしへ
)
に
269
習
(
なら
)
はせ
上下
(
しやうか
)
親
(
した
)
しみて
270
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
を
楽
(
たの
)
しみつ
271
地上
(
ちじやう
)
に
降
(
くだ
)
りし
天国
(
てんごく
)
の
272
神
(
かみ
)
の
柱
(
はしら
)
と
仕
(
つか
)
ふべし
273
北光神
(
きたてるがみ
)
よ
竹野姫
(
たけのひめ
)
274
いざいざさらば いざさらば
275
是
(
これ
)
よりお
暇
(
いとま
)
申
(
まを
)
し
上
(
あ
)
げ
276
入那
(
いるな
)
の
都
(
みやこ
)
へ
堂々
(
だうだう
)
と
277
轡
(
くつわ
)
を
並
(
なら
)
べて
立帰
(
たちかへ
)
り
278
国人
(
くにびと
)
等
(
ども
)
の
心
(
こころ
)
をば
279
安
(
やす
)
んじ
救
(
すく
)
ひ
大神
(
おほかみ
)
の
280
誠
(
まこと
)
の
教
(
のり
)
を
伝
(
つた
)
ふべし
281
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
282
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ』
283
と
歌
(
うた
)
ひ
了
(
をは
)
り、
284
用意
(
ようい
)
の
駒
(
こま
)
にヒラリと
跨
(
また
)
がり、
285
一行
(
いつかう
)
七
(
しち
)
人
(
にん
)
は
北光
(
きたてるの
)
神
(
かみ
)
夫婦
(
ふうふ
)
に
別
(
わか
)
れを
告
(
つ
)
げ、
286
手綱
(
たづな
)
かいくり、
287
山路
(
やまみち
)
を
狼
(
おほかみ
)
の
群
(
むれ
)
に
送
(
おく
)
られ、
288
ハイハイハイと
駒
(
こま
)
を
警
(
いま
)
しめながら
高照山
(
たかてるやま
)
を
降
(
くだ
)
り、
289
入那
(
いるな
)
の
都
(
みやこ
)
をさして
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
290
(
大正一一・一一・一四
旧九・二六
加藤明子
録)
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