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霊界物語
舎身活躍(第37~48巻)
第42巻(巳の巻)
序文に代へて
総説に代へて
第1篇 波瀾重畳
第1章 北光照暗
第2章 馬上歌
第3章 山嵐
第4章 下り坂
第2篇 恋海慕湖
第5章 恋の罠
第6章 野人の夢
第7章 女武者
第8章 乱舌
第9章 狐狸窟
第3篇 意変心外
第10章 墓場の怪
第11章 河底の怪
第12章 心の色々
第13章 揶揄
第14章 吃驚
第4篇 怨月恨霜
第15章 帰城
第16章 失恋会議
第17章 酒月
第18章 酊苑
第19章 野襲
第5篇 出風陣雅
第20章 入那立
第21章 応酬歌
第22章 別離の歌
第23章 竜山別
第24章 出陣歌
第25章 惜別歌
第26章 宣直歌
余白歌
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霊界物語
>
舎身活躍(第37~48巻)
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第42巻(巳の巻)
> 第5篇 出風陣雅 > 第21章 応酬歌
<<< 入那立
(B)
(N)
別離の歌 >>>
第二一章
応酬歌
(
おうしうか
)
〔一一四六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第42巻 舎身活躍 巳の巻
篇:
第5篇 出風陣雅
よみ(新仮名遣い):
しゅっぷうじんが
章:
第21章 応酬歌
よみ(新仮名遣い):
おうしゅうか
通し章番号:
1146
口述日:
1922(大正11)年11月25日(旧10月7日)
口述場所:
筆録者:
北村隆光
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1924(大正13)年7月1日
概要:
舞台:
イルナ城(入那城、セーラン王の館)
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
北光神は、宣伝歌を歌いながらどこからともなくイルナ城の一同の前に現れた。
神が人間をこの世に下し給うたのは、天国浄土の繁栄を開くためである。
選び清めた魂が高天原に現れて霊的活動をなし、天男天女が産み落とした霊子が地上世界に産み落とされ、人間界の夫婦に巻き付けられる。
人間はこうして神の御子として地上に生まれ、教育を受け、霊肉共に発達し、この世を捨てて天国の御園に帰るのである。
肉体とは、天人の霊子が発育を遂げる苗代なのである。種がまかれ苗が育ち、天国に移植される。そのとき人は現界を離れて天に復活し、天国浄土の神業に参加する時なのである。
神の御国を天国浄土の写しとしてこの世に建設し、短きこの世を楽しみつつ、元津御霊を健やか磨き育て、神の国に帰るのである。
イルナの国のセーラン王をはじめ、右守、ヤスダラ姫らは三五教の教えを聞いて、ようやく人生の尊き使命を悟り、改心することができたことのうれしさ、めでたさよ。
一同は北光神を最敬礼をもって迎えた。北光神は莞爾として一同に対して改心ができたことに対する祝歌と教歌を歌った。一同はこれに対して述懐の歌と改心の覚悟を表す歌を歌って答えた。
セーラン王はこれまでのいきさつを述懐しつつ、自ら改心後の治世に対する思いを読み込んだ宣伝歌を歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-12-29 12:45:21
OBC :
rm4221
愛善世界社版:
255頁
八幡書店版:
第7輯 734頁
修補版:
校定版:
262頁
普及版:
110頁
初版:
ページ備考:
001
北光神
『
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
002
善神
(
ぜんしん
)
邪神
(
じやしん
)
を
立別
(
たてわ
)
ける
003
抑
(
そもそも
)
神
(
かみ
)
が
人間
(
にんげん
)
を
004
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
下
(
くだ
)
し
給
(
たま
)
ひしは
005
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
繁栄
(
はんゑい
)
を
006
開
(
ひら
)
かむための
思召
(
おぼしめ
)
し
007
選
(
え
)
り
清
(
きよ
)
めたる
魂
(
たま
)
と
魂
(
たま
)
008
高天原
(
たかあまはら
)
に
現
(
あら
)
はれて
009
夫婦
(
めをと
)
の
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
きつつ
010
現界人
(
げんかいじん
)
と
同様
(
どうやう
)
に
011
霊的
(
れいてき
)
活動
(
くわつどう
)
を
開始
(
かいし
)
して
012
情
(
じやう
)
と
情
(
じやう
)
との
結
(
むす
)
び
合
(
あ
)
ひ
013
天人
(
てんにん
)
男女
(
なんによ
)
は
相共
(
あひとも
)
に
014
美斗能
(
みとの
)
麻具倍比
(
まぐはひ
)
なしながら
015
清
(
きよ
)
き
正
(
ただ
)
しき
霊子
(
たまのこ
)
を
016
地上
(
ちじやう
)
の
世界
(
せかい
)
に
生
(
う
)
み
落
(
おと
)
し
017
人間界
(
にんげんかい
)
に
活動
(
くわつどう
)
する
018
夫婦
(
ふうふ
)
の
体
(
たい
)
に
蒔
(
ま
)
きつける
019
天
(
てん
)
より
降
(
くだ
)
せし
霊子
(
たまのこ
)
は
020
父
(
ちち
)
と
母
(
はは
)
との
御水火
(
みいき
)
にて
021
忽
(
たちま
)
ち
母体
(
ぼたい
)
に
浸入
(
しんにふ
)
し
022
動
(
どう
)
静
(
せい
)
解
(
かい
)
凝
(
ぎよう
)
引
(
いん
)
弛
(
ち
)
分
(
ぶん
)
合
(
がふ
)
の
023
八
(
や
)
つの
力
(
ちから
)
や
剛柔流
(
がうじうりう
)
024
三
(
み
)
つの
体
(
たい
)
をもととして
025
十月
(
とつき
)
の
間
(
あひだ
)
母
(
おや
)
の
身
(
み
)
に
026
潜
(
ひそ
)
みて
身体
(
しんたい
)
完成
(
くわんせい
)
し
027
霊子
(
れいし
)
の
宮
(
みや
)
を
機関
(
きくわん
)
とし
028
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
るなり
029
人
(
ひと
)
の
子
(
こ
)
として
生
(
うま
)
れたる
030
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
なる
人々
(
ひとびと
)
は
031
地上
(
ちじやう
)
に
於
(
お
)
ける
教育
(
けういく
)
を
032
完全
(
くわんぜん
)
無欠
(
むけつ
)
に
受
(
う
)
けながら
033
霊肉
(
れいにく
)
ともに
発達
(
はつたつ
)
し
034
其
(
その
)
成人
(
せいじん
)
の
暁
(
あかつき
)
は
035
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
捨
(
す
)
てて
天国
(
てんごく
)
の
036
御園
(
みその
)
に
帰
(
かへ
)
るものぞかし
037
抑
(
そも
)
人間
(
にんげん
)
の
肉体
(
にくたい
)
は
038
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
に
住
(
すま
)
ひたる
039
天人
(
てんにん
)
どもの
霊
(
たま
)
の
子
(
こ
)
が
040
発育
(
はついく
)
遂
(
と
)
ぐる
苗代
(
なはしろ
)
ぞ
041
種
(
たね
)
蒔
(
ま
)
き
苗
(
なへ
)
立
(
た
)
ち
天国
(
てんごく
)
の
042
田畑
(
たはた
)
に
移植
(
いしよく
)
する
時
(
とき
)
は
043
人
(
ひと
)
は
愈
(
いよいよ
)
現界
(
げんかい
)
を
044
離
(
はな
)
れて
天
(
てん
)
に
復活
(
ふくくわつ
)
し
045
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
046
参加
(
さんか
)
しまつる
時
(
とき
)
ぞかし
047
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
048
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
は
目
(
ま
)
のあたり
049
此
(
この
)
地
(
ち
)
の
上
(
うへ
)
に
建設
(
けんせつ
)
し
050
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
移写
(
いしや
)
として
051
短
(
みじか
)
き
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
楽
(
たの
)
しみつ
052
元津
(
もとつ
)
御霊
(
みたま
)
を
健
(
すこや
)
かに
053
磨
(
みが
)
きつ
育
(
そだ
)
てつ
雲霧
(
くもきり
)
を
054
押分
(
おしわ
)
け
帰
(
かへ
)
る
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
055
あゝ
有難
(
ありがた
)
し
有難
(
ありがた
)
し
056
イルナの
都
(
みやこ
)
の
刹帝利
(
せつていり
)
057
セーラン
王
(
わう
)
も
今
(
いま
)
までは
058
天津
(
あまつ
)
御国
(
みくに
)
の
消息
(
せうそく
)
を
059
知
(
し
)
らざるために
種々
(
いろいろ
)
と
060
地上
(
ちじやう
)
に
於
(
お
)
ける
欲望
(
よくばう
)
に
061
心
(
こころ
)
を
駆
(
か
)
られ
居
(
ゐ
)
たりしが
062
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
063
聞
(
き
)
きてやうやう
人生
(
じんせい
)
の
064
尊
(
たふと
)
き
使命
(
しめい
)
を
悟
(
さと
)
りつつ
065
短
(
みじか
)
き
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
欲望
(
よくばう
)
を
066
達成
(
たつせい
)
せむと
企
(
たく
)
みたる
067
悪逆
(
あくぎやく
)
無道
(
ぶだう
)
の
右守
(
うもり
)
をば
068
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
し
聞直
(
ききなほ
)
し
069
救
(
すく
)
ひ
与
(
あた
)
へし
健気
(
けなげ
)
さよ
070
吾
(
われ
)
は
北光彦
(
きたてるひこ
)
の
神
(
かみ
)
071
天
(
あめ
)
の
目一
(
まひと
)
つ
神司
(
かむつかさ
)
072
高照山
(
たかてるやま
)
を
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
073
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
の
身辺
(
しんぺん
)
を
074
守
(
まも
)
り
救
(
すく
)
はむその
為
(
ため
)
に
075
暗
(
やみ
)
に
紛
(
まぎ
)
れて
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
076
実
(
げ
)
にも
目出度
(
めでた
)
き
今日
(
けふ
)
の
空
(
そら
)
077
月日
(
つきひ
)
の
光
(
ひかり
)
も
爽
(
さはや
)
かに
078
入那
(
いるな
)
の
城
(
しろ
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
079
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
き
匂
(
にほ
)
ふ
世
(
よ
)
となりぬ
080
黄金姫
(
わうごんひめ
)
や
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
081
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
やヤスダラ
姫
(
ひめ
)
082
竜雲司
(
りううんつかさ
)
を
始
(
はじ
)
めとし
083
テームス、レーブ、カル、リーダー
084
其
(
その
)
他
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
司
(
つかさ
)
等
(
ら
)
の
085
清
(
きよ
)
き
心
(
こころ
)
の
花
(
はな
)
を
見
(
み
)
て
086
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
む
胸
(
むね
)
の
裡
(
うち
)
087
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
が
088
普
(
あまね
)
く
地上
(
ちじやう
)
に
亘
(
わた
)
りなば
089
敵
(
てき
)
もなければ
味方
(
みかた
)
なし
090
善悪
(
ぜんあく
)
邪正
(
じやせい
)
おしなべて
091
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐみ
)
に
092
潤
(
うるほ
)
ひまつり
天国
(
てんごく
)
の
093
姿
(
すがた
)
を
地上
(
ちじやう
)
に
現
(
あら
)
はすは
094
今
(
いま
)
目
(
ま
)
のあたり
見
(
み
)
る
如
(
ごと
)
し
095
実
(
げ
)
にも
尊
(
たふと
)
き
国
(
くに
)
の
祖
(
おや
)
096
国治立
(
くにはるたちの
)
大御神
(
おほみかみ
)
097
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
098
天教山
(
てんけうざん
)
に
在
(
あ
)
れませる
099
木花
(
このはな
)
咲耶姫
(
さくやひめ
)
の
神
(
かみ
)
100
大地
(
だいち
)
をかねて
守
(
まも
)
ります
101
金勝要
(
きんかつかねの
)
大御神
(
おほみかみ
)
102
御稜威
(
みいづ
)
輝
(
かがや
)
く
日
(
ひ
)
の
出別
(
でわけ
)
103
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
神徳
(
しんとく
)
に
104
忽
(
たちま
)
ち
開
(
ひら
)
く
常暗
(
とこやみ
)
の
105
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
は
永久
(
とことは
)
に
106
塞
(
ふさ
)
がであれや
惟神
(
かむながら
)
107
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
北光
(
きたてる
)
の
108
天
(
あめ
)
の
目一
(
まひと
)
つ
神司
(
かむつかさ
)
109
至仁至愛
(
みろく
)
の
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
もて
110
天地
(
てんち
)
万有
(
ばんいう
)
一切
(
いつさい
)
に
111
代
(
かは
)
りて
願
(
ねが
)
ひ
奉
(
たてまつ
)
る
112
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
113
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ』
114
と
歌
(
うた
)
ひながら、
115
北光
(
きたてる
)
の
神
(
かみ
)
は
悠然
(
いうぜん
)
として
奥
(
おく
)
の
間
(
ま
)
より
現
(
あら
)
はれ
来
(
きた
)
る
其
(
その
)
不思議
(
ふしぎ
)
さ。
116
セーラン
王
(
わう
)
始
(
はじ
)
め
一同
(
いちどう
)
は
突然
(
とつぜん
)
の
目一
(
まひと
)
つ
神
(
のかみ
)
の
降臨
(
かうりん
)
に
驚嘆
(
きやうたん
)
やるかたなく、
117
最敬礼
(
さいけいれい
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
を
遇
(
ぐう
)
し、
118
北光
(
きたてるの
)
神
(
かみ
)
を
正座
(
しやうざ
)
に
招
(
お
)
ぎ
奉
(
まつ
)
つた。
119
北光
(
きたてるの
)
神
(
かみ
)
は
莞爾
(
くわんじ
)
として
一同
(
いちどう
)
を
見廻
(
みまは
)
し、
120
北光神
『
千早振
(
ちはやぶ
)
る
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
の
開
(
ひら
)
け
口
(
ぐち
)
121
誠
(
まこと
)
一
(
ひと
)
つの
手力男
(
たぢからをの
)
神
(
かみ
)
。
122
手力男
(
たぢからを
)
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
は
何処
(
いづく
)
なる
123
誠
(
まこと
)
を
守
(
まも
)
る
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
に。
124
高天
(
たかあま
)
の
原
(
はら
)
の
御国
(
みくに
)
は
何処
(
いづく
)
なる
125
誠
(
まこと
)
に
強
(
つよ
)
き
人
(
ひと
)
の
心
(
こころ
)
に。
126
国治
(
くにはる
)
の
立
(
たちの
)
命
(
みこと
)
の
御舎
(
みあらか
)
は
127
汝
(
な
)
が
肉体
(
からたま
)
の
臍下丹田
(
したついはね
)
に。
128
入那山
(
いるなやま
)
木
(
こ
)
の
葉
(
は
)
のさやぐ
醜風
(
しこかぜ
)
も
129
凪
(
な
)
ぎて
静
(
しづ
)
けき
今日
(
けふ
)
の
空
(
そら
)
かな。
130
高照
(
たかてる
)
の
山
(
やま
)
を
立出
(
たちい
)
で
北光
(
きたてる
)
の
131
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
は
輝
(
かがや
)
きにけむ』
132
セーラン『
霊
(
たま
)
幸
(
ち
)
はふ
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らされて
133
入那
(
いるな
)
の
闇
(
やみ
)
は
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
りけり。
134
恋
(
こ
)
ひ
慕
(
した
)
ふヤスダラ
姫
(
ひめ
)
の
肉体
(
からたま
)
を
135
忘
(
わす
)
れ
果
(
は
)
てけり
神
(
かみ
)
のまにまに。
136
ヤスダラ
姫
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
よ
心
(
こころ
)
せよ
137
汝
(
なれ
)
をば
憎
(
にく
)
む
心
(
こころ
)
にあらぬを。
138
さりながら
誠
(
まこと
)
の
道
(
みち
)
に
照
(
て
)
らされて
139
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せにけり
恋
(
こひ
)
の
黒雲
(
くろくも
)
。
140
美
(
うる
)
はしくいとしく
思
(
おも
)
ふ
吾
(
わが
)
胸
(
むね
)
は
141
今
(
いま
)
も
昔
(
むかし
)
も
変
(
かは
)
らざりけり。
142
道
(
みち
)
の
為
(
た
)
め
世人
(
よびと
)
のために
荒
(
あ
)
れ
狂
(
くる
)
ふ
143
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
を
引
(
ひ
)
きしばり
行
(
ゆ
)
く。
144
心
(
こころ
)
にもあらぬ
美辞
(
よごと
)
を
述
(
の
)
ぶるより
145
神
(
かみ
)
のまにまに
打明
(
うちあ
)
かしおく』
146
ヤスダラ『
有難
(
ありがた
)
し
吾
(
わが
)
大君
(
おほぎみ
)
の
御心
(
みこころ
)
は
147
幾世
(
いくよ
)
経
(
へ
)
ぬとも
忘
(
わす
)
れざらまし。
148
大君
(
おほぎみ
)
よサマリー
姫
(
ひめ
)
と
常永遠
(
とことは
)
に
149
御国
(
みくに
)
を
守
(
まも
)
れ
神
(
かみ
)
のまにまに。
150
今
(
いま
)
よりは
三五教
(
あななひけう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
151
世人
(
よびと
)
のために
鹿島立
(
かしまだ
)
ちせむ。
152
サマリーの
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
に
物
(
もの
)
申
(
まを
)
す
153
誠
(
まこと
)
を
捧
(
ささ
)
げ
王
(
きみ
)
に
仕
(
つか
)
へよ』
154
サマリー『
心安
(
うらやす
)
く
思召
(
おぼしめ
)
しませ
姫
(
ひめ
)
命
(
みこと
)
155
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
清
(
きよ
)
く
仕
(
つか
)
へむ。
156
君
(
きみ
)
行
(
ゆ
)
かば
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
りし
吾々
(
われわれ
)
は
157
心
(
こころ
)
淋
(
さび
)
しく
日
(
ひ
)
を
送
(
おく
)
るらむ。
158
さりながら
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
手
(
て
)
に
抱
(
いだ
)
かれし
159
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
案
(
あん
)
じ
給
(
たま
)
ふな。
160
大君
(
おほぎみ
)
に
誠心
(
まことごころ
)
を
捧
(
ささ
)
げつつ
161
吾
(
わが
)
国民
(
くにたみ
)
を
安
(
やす
)
く
守
(
まも
)
らむ』
162
黄金
(
わうごん
)
『
村肝
(
むらきも
)
の
心
(
こころ
)
の
悩
(
なや
)
み
失
(
う
)
せにけり
163
姫
(
ひめ
)
と
姫
(
ひめ
)
との
和
(
やは
)
らぎを
見
(
み
)
て』
164
清照
(
きよてる
)
『
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
は
御空
(
みそら
)
に
高
(
たか
)
く
清照
(
きよてる
)
の
165
姫
(
ひめ
)
の
心
(
こころ
)
は
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
る。
166
カールチン
右守
(
うもり
)
の
司
(
つかさ
)
に
物
(
もの
)
申
(
まを
)
す
167
吾
(
わが
)
悪戯
(
いたづら
)
を
許
(
ゆる
)
し
給
(
たま
)
はれ。
168
何事
(
なにごと
)
も
見直
(
みなほ
)
しするは
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
169
もとより
悪
(
あ
)
しき
心
(
こころ
)
ならねば』
170
カールチン『
有難
(
ありがた
)
し
清照姫
(
きよてるひめ
)
の
御言葉
(
みことば
)
は
171
淋
(
さび
)
しき
吾
(
われ
)
の
生命
(
いのち
)
なりけり。
172
今日
(
けふ
)
よりは
賤
(
いや
)
しき
心
(
こころ
)
取直
(
とりなほ
)
し
173
神
(
かみ
)
と
君
(
きみ
)
とに
誠
(
まこと
)
を
尽
(
つく
)
さむ』
174
セーリス『
斯
(
か
)
くすれば
斯
(
か
)
くなるものと
知
(
し
)
りながら
175
引
(
ひ
)
くに
引
(
ひ
)
かれぬ
場合
(
ばあひ
)
なりけり
176
天地
(
あめつち
)
の
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
よ
許
(
ゆる
)
しませ
177
知
(
し
)
りて
犯
(
をか
)
せし
詐
(
いつは
)
りの
罪
(
つみ
)
を』
178
北光
(
きたてる
)
『
何事
(
なにごと
)
も
皆
(
みな
)
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
179
霊
(
たま
)
幸
(
ち
)
はへませ
教子
(
をしへご
)
の
上
(
へ
)
に。
180
善
(
よ
)
しと
云
(
い
)
ひ
悪
(
あ
)
ししと
云
(
い
)
ふも
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
の
181
かりの
隔
(
へだ
)
てと
聞直
(
ききなほ
)
す
神
(
かみ
)
。
182
吾
(
われ
)
こそは
天津誠
(
あまつまこと
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
183
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
開
(
ひら
)
く
神司
(
みつかさ
)
。
184
さりながら
月
(
つき
)
に
村雲
(
むらくも
)
花
(
はな
)
に
風
(
かぜ
)
185
雪
(
ゆき
)
に
朝日
(
あさひ
)
のあたる
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
。
186
何事
(
なにごと
)
も
神
(
かみ
)
の
御胸
(
みむね
)
にまかすこそ
187
高天
(
たかま
)
の
原
(
はら
)
にのぼる
架橋
(
かけはし
)
』
188
セーラン
王
(
わう
)
は
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しく
歌
(
うた
)
ふ。
189
其
(
その
)
歌
(
うた
)
、
190
セーラン王
『
神
(
かみ
)
が
表
(
おもて
)
に
現
(
あら
)
はれて
191
イルナの
城
(
しろ
)
に
蟠
(
わだか
)
まる
192
醜
(
しこ
)
の
枉津
(
まがつ
)
を
追
(
お
)
ひ
払
(
はら
)
ひ
193
言向
(
ことむ
)
け
給
(
たま
)
ひし
尊
(
たふと
)
さよ
194
吾
(
われ
)
はイルナの
刹帝利
(
せつていり
)
195
バラモン
教
(
けう
)
の
神司
(
かむつかさ
)
196
鬼熊別
(
おにくまわけ
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
197
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
謹
(
つつし
)
みて
198
仕
(
つか
)
へまつりし
甲斐
(
かひ
)
ありて
199
妻子
(
さいし
)
と
在
(
あ
)
れます
黄金
(
わうごん
)
の
200
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
や
清照
(
きよてる
)
の
201
貴
(
うづ
)
の
司
(
つかさ
)
に
助
(
たす
)
けられ
202
又
(
また
)
もや
北光
(
きたてる
)
神司
(
かむづかさ
)
203
其
(
その
)
外
(
ほか
)
忠義
(
ちうぎ
)
の
人々
(
ひとびと
)
に
204
身
(
み
)
を
守
(
まも
)
られて
入那城
(
いるなじやう
)
205
再
(
ふたた
)
び
王
(
わう
)
と
君臨
(
くんりん
)
し
206
世
(
よ
)
を
常久
(
とことは
)
に
守
(
まも
)
り
行
(
ゆ
)
く
207
嬉
(
うれ
)
しき
身
(
み
)
とはなりにけり
208
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
209
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
210
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
211
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
は
212
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
忘
(
わす
)
れまじ
213
三五教
(
あななひけう
)
やウラル
教
(
けう
)
214
バラモン
教
(
けう
)
と
種々
(
いろいろ
)
に
215
教
(
をしへ
)
の
名称
(
めいしよう
)
は
変
(
かは
)
れども
216
天地
(
てんち
)
を
造
(
つく
)
り
給
(
たま
)
ひたる
217
誠
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は
一柱
(
ひとはしら
)
218
国治立
(
くにはるたちの
)
大神
(
おほかみ
)
の
219
一
(
ひと
)
つに
帰
(
き
)
するものぞかし
220
梵天
(
ぼんてん
)
帝釈
(
たいしやく
)
自在天
(
じざいてん
)
221
盤古
(
ばんこ
)
大神
(
だいじん
)
塩長
(
しほなが
)
の
222
彦
(
ひこ
)
の
命
(
みこと
)
の
御
(
おん
)
守護
(
まもり
)
223
愈
(
いよいよ
)
高
(
たか
)
く
深
(
ふか
)
くして
224
宇内
(
うだい
)
唯一
(
ゆゐいつ
)
の
三五
(
あななひ
)
の
225
教
(
をしへ
)
に
導
(
みちび
)
き
給
(
たま
)
ひたる
226
宏大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
神徳
(
しんとく
)
を
227
謹
(
つつし
)
み
感謝
(
かんしや
)
し
奉
(
たてまつ
)
る
228
左守
(
さもり
)
の
司
(
かみ
)
のクーリンス
229
右守
(
うもり
)
の
司
(
かみ
)
のカールチン
230
心
(
こころ
)
を
清
(
きよ
)
め
身
(
み
)
を
浄
(
きよ
)
め
231
いざこれよりは
入那城
(
いるなじやう
)
232
セーラン
王
(
わう
)
の
聖職
(
せいしよく
)
を
233
輔翼
(
ほよく
)
しまつり
国民
(
くにたみ
)
に
234
塗炭
(
とたん
)
の
苦
(
くる
)
しをば
逃
(
のが
)
れしめ
235
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
の
真諦
(
しんたい
)
を
236
導
(
みちび
)
き
諭
(
さと
)
し
天国
(
てんごく
)
を
237
地上
(
ちじやう
)
に
細
(
つぶ
)
さに
建設
(
けんせつ
)
し
238
人
(
ひと
)
と
生
(
うま
)
れし
天職
(
てんしよく
)
を
239
上下
(
うへした
)
睦
(
むつ
)
み
親
(
した
)
しみて
240
仕
(
つか
)
へまつらむ
吾
(
わが
)
心
(
こころ
)
241
麻柱
(
あなな
)
ひませよ
惟神
(
かむながら
)
242
神
(
かみ
)
に
誓
(
ちか
)
ひて
諸々
(
もろもろ
)
の
243
司
(
つかさ
)
の
前
(
まへ
)
に
宣
(
の
)
り
伝
(
つた
)
ふ
244
あゝ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
245
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はへましませよ』
246
(
大正一一・一一・二五
旧一〇・七
北村隆光
録)
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