霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二三章 竜山別(たつやまわけ)〔一一四八〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第42巻 舎身活躍 巳の巻 篇:第5篇 出風陣雅 よみ(新仮名遣い):しゅっぷうじんが
章:第23章 竜山別 よみ(新仮名遣い):たつやまわけ 通し章番号:1148
口述日:1922(大正11)年11月25日(旧10月7日) 口述場所: 筆録者:松村真澄 校正日: 校正場所: 初版発行日:1924(大正13)年7月1日
概要: 舞台:イルナ城(入那城、セーラン王の館) あらすじ[?]このあらすじはMさん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]:
竜雲は自らのこれまでの経緯を歌い、悪事をなしていたウラル教時代から三五教宣伝使への改心を歌った。そして名を竜山別と改めて、宣伝使の道を進んで行く覚悟を歌った。
黄金姫、清照姫、ヤスダラ姫らは竜雲の覚悟を祝す歌を歌って応えた。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる]: 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2022-12-30 15:13:12 文字数:1938 OBC :rm4223
愛善世界社版:280頁 八幡書店版:第7輯 742頁 修補版: 校定版:289頁 普及版:118頁 初版: ページ備考:
001 竜雲(りううん)は言葉(ことば)しづかに歌(うた)ふ。
002竜雲『神(かみ)が出現(しゆつげん)ましまして
003善悪(ぜんあく)邪正(じやせい)を立別(たてわ)ける
004此(この)世(よ)を造(つく)りし神直日(かむなほひ)
005心(こころ)も広(ひろ)き大直日(おほなほひ)
006直日(なほひ)の御霊(みたま)を経(たて)となし
007瑞(みづ)の御霊(みたま)を緯(ぬき)として
008織(お)りなされたる綾錦(あやにしき)
009御旗(みはた)に輝(かがや)く十曜(とえう)の紋(もん)
010善(ぜん)をば助(たす)け曲津見(まがつみ)を
011誠(まこと)の道(みち)にまつろはす
012清(きよ)き正(ただ)しき神(かみ)の道(みち)
013われは竜雲(りううん)神司(かむつかさ)
014ウラルの道(みち)を遵奉(じゆんぽう)し
015セーロン島(たう)に打渡(うちわた)り
016彼方(あなた)此方(こなた)とさまよひし
017時(とき)しもあれや神地城(かうぢじやう)
018ケーリス姫(ひめ)のお見出(みだ)しに
019あづかりここに登竜(とうりう)の
020門戸(もんこ)は漸(やうや)く開(ひら)け来(き)て
021鰻登(うなぎのぼ)りに登(のぼ)りつめ
022心(こころ)傲(たか)ぶり末(すゑ)遂(つひ)に
023悪逆(あくぎやく)無道(ぶだう)の限(かぎ)りをば
024尽(つく)しをへたる醜司(しこつかさ)
025北光神(きたてるがみ)のお諭(さと)しに
026前非(ぜんぴ)を悔(く)いて真心(まごころ)に
027復活(ふくくわつ)したる嬉(うれ)しさよ
028心(こころ)にかかりし醜雲(しこぐも)も
029サラリと晴(は)れて日月(じつげつ)の
030胸(むね)に輝(かがや)く身(み)となりぬ
031これぞ全(まつた)く三五(あななひ)の
032尊(たふと)き神(かみ)の御(おん)恵(めぐ)み
033御(お)礼(れい)は言葉(ことば)に尽(つく)されず
034悪逆(あくぎやく)無道(ぶだう)の竜雲(りううん)も
035仁慈(じんじ)無限(むげん)の大神(おほかみ)の
036尊(たふと)き心(こころ)に見直(みなほ)され
037聞直(ききなほ)されて村肝(むらきも)の
038心(こころ)に期(き)せぬ修験者(しうげんじや)
039北光神(きたてるがみ)の御教(みをしへ)に
040七千(しちせん)余国(よこく)の月(つき)の国(くに)
041検(あらた)め巡(めぐ)る嬉(うれ)しさよ
042沐雨(もくう)櫛風(しつぷう)も何(なん)のその
043昔(むかし)の罪(つみ)に比(くら)ぶれば
044万分一(まんぶんいち)の恩(おん)報(はう)じ
045げにも尊(たふと)き限(かぎ)りなり
046神(かみ)の恵(めぐ)みの幸(さち)はひて
047心(こころ)も清(きよ)く照(て)り渡(わた)る
048清照姫(きよてるひめ)や黄金(わうごん)の
049姫(ひめの)命(みこと)に伴(ともな)はれ
050入那(いるな)の都(みやこ)に現(あら)はれて
051セーラン王(わう)の御(おん)為(ため)に
052心(こころ)を尽(つく)し身(み)を尽(つく)し
053仕(つか)へ奉(まつ)りし嬉(うれ)しさよ
054かくなり果(は)てし上(うへ)からは
055入那(いるな)の都(みやこ)に竜雲(りううん)は
056心(こころ)を残(のこ)す術(すべ)もなし
057あゝ勇(いさ)ましや勇(いさ)ましや
058晴(は)れて嬉(うれ)しき宣伝使(せんでんし)
059竜山別(たつやまわけ)と改(あらた)めて
060四方(しはう)にさやる曲津霊(まがつひ)を
061風(かぜ)に草葉(くさば)のなびく如(ごと)
062一(ひと)つも残(のこ)さず言向(ことむ)けて
063勝鬨(かちどき)あぐる神(かみ)の国(くに)
064末(すゑ)頼(たの)もしき首途(かどで)かな
065いざいざさらばいざさらば
066北光神(きたてるがみ)よセーラン王(わう)よ
067サマリー姫(ひめ)よカールチン
068左守司(さもりつかさ)のクーリンス
069其(その)他(ほか)百(もも)の司(つかさ)たち
070茲(ここ)に別(わか)れを告(つ)げまつる
071テームス、レーブ、カル司(つかさ)
072いよいよ吾(われ)が預(あづ)かりて
073月(つき)の御国(みくに)を巡歴(じゆんれき)し
074尊(たふと)き清(きよ)き大神(おほかみ)の
075柱(はしら)と造(つく)り育(そだ)て上(あ)げ
076ウブスナ山(やま)のイソ館(やかた)
077日出(ひので)の別(わけ)の御(おん)前(まへ)に
078いと勇(いさ)ましく復(かへ)り言(ごと)
079申(まを)しまつらむ惟神(かむながら)
080神(かみ)の御前(みまへ)に願(ね)ぎまつる。
081千早振(ちはやぶ)る神(かみ)と君(きみ)との言(こと)の葉(は)を
082普(あまね)く照(て)らす身(み)こそ嬉(うれ)しき。
083曲神(まがかみ)にかき乱(みだ)されし吾(わが)魂(たま)も
084科戸(しなど)の風(かぜ)に吹払(ふきはら)はれにけり。
085いざさらば竜山別(たつやまわけ)と改(あらた)めて
086世人(よびと)の為(ため)に道(みち)を伝(つた)へむ。
087レーブ、カル、テームス司(つかさ)と諸共(もろとも)に
088荒野(あらの)を進(すす)む身(み)こそ嬉(うれ)しき。
089惟神(かむながら)尊(たふと)き神(かみ)の御守(みまも)りに
090安(やす)く進(すす)まむ荒野(あらの)ケ原(はら)を。
091黄金姫(わうごんひめ)神(かみ)の命(みこと)の神柱(かむばしら)
092進(すす)ませ給(たま)ふハルナぞ恋(こひ)しき。
093これよりは月(つき)の国々(くにぐに)経巡(へめぐ)りて
094やがて進(すす)まむハルナ都(みやこ)へ。
095君(きみ)ゆかば鬼熊別(おにくまわけ)の御柱(みはしら)に
096竜山別(たつやまわけ)をよきに伝(つた)へよ。
097竜雲(りううん)の魔神(まがみ)の道(みち)にありと聞(き)かば
098鬼熊別(おにくまわけ)も舌(した)をまかさむ。
099さりながら悪(あ)しきをすてて真心(まごころ)の
100花(はな)咲(さ)き出(い)でしわれは真人(まびと)ぞ』
101黄金(わうごん)『竜山別(たつやまわけ)神(かみ)の司(つかさ)の言(こと)の葉(は)を
102わが背(せ)の君(きみ)によきに伝(つた)へむ。
103大黒主(おほくろぬし)神(かみ)の司(つかさ)の耳(みみ)に入(い)らば
104忽(たちま)ち心(こころ)ひるがへしなむ。
105竜雲(りううん)の神(かみ)の司(つかさ)を竜山別(たつやまわけ)と
106名乗(なの)るも誰(たれ)か誠(まこと)とやせむ』
107竜雲(りううん)『竜巻(たつまき)の雲(くも)晴(は)れ行(ゆ)きし其(その)後(あと)に
108輝(かがや)き渡(わた)る月(つき)かげもあり
109日(ひ)も月(つき)も皆(みな)竜巻(たつまき)につつまれて
110曇(くも)りし空(そら)も晴(は)らす松風(まつかぜ)。
111松(まつ)が枝(え)を吹渡(ふきわた)りゆく科戸辺(しなどべ)の
112風(かぜ)こそ神(かみ)の御水火(みいき)なりけり』
113清照(きよてる)『面白(おもしろ)し竜山別(たつやまわけ)のいでたちを
114見送(みおく)るわれはほほゑまれぬる。
115照(て)りわたる頭(あたま)に鉢巻(はちまき)しめながら
116出(い)でます姿(すがた)面白(おもしろ)きかな』
117竜雲(りううん)『禿頭(はげあたま)ピカピカ光(ひか)る鉢巻(はちまき)は
118曲(まが)に舌(した)をば巻(ま)かせむ為(ため)ぞや。
119まかすとは弱(よわ)きをくじく故(ゆゑ)ならず
120誠(まこと)の道(みち)にまかすのみなり。
121魔訶(まか)不思議(ふしぎ)悪神(あくがみ)忽(たちま)ち善(ぜん)となり
122今(いま)は尊(たふと)き神(かみ)の司(つかさ)よ』
123ヤスダラ『勇(いさ)ましき竜山別(たつやまわけ)の其(その)姿(すがた)
124坊主(ばうず)鉢巻(はちまき)よくも似合(にあ)へる』
125竜山別(たつやまわけ)『いざさらばこれの館(やかた)を竜山別(たつやまわけ)の
126此(この)武者振(むしやぶり)をよくみそなはせ。
127野(の)も山(やま)も草木(くさき)も川(かは)も忽(たちま)ちに
128てらしてゆかむ此(この)禿頭(はげあたま)。
129照(て)りわたる神(かみ)の大道(おほぢ)を歩(あゆ)む身(み)は
130神(かみ)ぞ宿(やど)りて頭(かうべ)てるなり。
131禿頭(はげあたま)隈(くま)なく光(ひか)り清照(きよてる)の
132姫(ひめ)の命(みこと)と現(あら)はれて行(ゆ)く。
133年(とし)老(お)いてあが顔色(かんばせ)は黄金(わうごん)の
134姫(ひめ)の色香(いろか)にうつろひにけり』
135黄金(わうごん)『馬鹿(ばか)々々(ばか)し吾(わが)肉体(からたま)は老(お)いぬれど
136心(こころ)は若(わか)き春(はる)の野草(のぐさ)よ。
137神国(かみくに)に進(すす)み行(ゆ)く身(み)は老(おい)と若(わか)きの
138隔(へだ)てなければいつも勇(いさ)みぬ。
139吾(わが)身(み)こそ六十路(むそぢ)の坂(さか)を越(こ)えぬれど
140心(こころ)は二八(にはち)の優姿(やさすがた)かも』
141竜山別(たつやまわけ)『これはしたりわが言霊(ことたま)のすべりすぎて
142思(おも)はぬ方(かた)におち行(ゆ)きにける。
143黄金(わうごん)の姫(ひめ)の命(みこと)よ赦(ゆる)せかし
144君(きみ)を老(お)いしと言(い)ひし過(あやま)ち。
145諺(ことわざ)に雀(すずめ)百(ひやく)まで牡鳥(をんどり)を
146忘(わす)れぬと云(い)ふ謎(なぞ)を忘(わす)れし。
147何事(なにごと)も広(ひろ)き心(こころ)に神直日(かむなほひ)
148見直(みなほ)し給(たま)へ黄金姫(わうごんひめ)司(つかさ)』
149黄金(わうごん)『不老(ふらう)不死(ふし)神(かみ)の御国(みくに)に身(み)を置(お)いて
150常世(とこよ)の春(はる)をゑらぎ楽(たの)しむ。
151此(この)世(よ)をば捨(す)てて御国(みくに)へ上(のぼ)るとも
152忘(わす)れざらまし君(きみ)の姿(すがた)は』
153竜山別(たつやまわけ)『竜山別(たつやまわけ)神(かみ)の命(みこと)の禿頭(はげあたま)
154忘(わす)れむとして忘(わす)れざらまし。
155月(つき)も日(ひ)もこれの頭(かうべ)にてりわたり
156心(こころ)にしみて胸(むね)明(あきら)けくなりぬ』
157セーラン『面白(おもしろ)し誠(まこと)の道(みち)にまつろひし
158人(ひと)の言(こと)の葉(は)罪科(つみとが)もなし』
159(大正一一・一一・二五 旧一〇・七 松村真澄録)
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