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第73巻(子の巻)
第74巻(丑の巻)
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第77巻(辰の巻)
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第52巻(卯の巻)
序文
総説代用
第1篇 鶴首専念
01 真と偽
〔1337〕
02 哀別の歌
〔1338〕
03 楽屋内
〔1339〕
04 俄狂言
〔1340〕
05 森の怪
〔1341〕
06 梟の笑
〔1342〕
第2篇 文明盲者
07 玉返志
〔1343〕
08 巡拝
〔1344〕
09 黄泉帰
〔1345〕
10 霊界土産
〔1346〕
11 千代の菊
〔1347〕
第3篇 衡平無死
12 盲縞
〔1348〕
13 黒長姫
〔1349〕
14 天賊
〔1350〕
15 千引岩
〔1351〕
16 水車
〔1352〕
17 飴屋
〔1353〕
第4篇 怪妖蟠離
18 臭風
〔1354〕
19 屁口垂
〔1355〕
20 険学
〔1356〕
21 狸妻
〔1357〕
22 空走
〔1358〕
第5篇 洗判無料
23 盲動
〔1359〕
24 応対盗
〔1360〕
25 恋愛観
〔1361〕
26 姑根性
〔1362〕
27 胎蔵
〔1363〕
余白歌
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第52巻
> 第2篇 文明盲者 > 第10章 霊界土産
<<< 黄泉帰
(B)
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千代の菊 >>>
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第一〇章
霊界土産
(
れいかいみやげ
)
〔一三四六〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第52巻 真善美愛 卯の巻
篇:
第2篇 文明盲者
よみ(新仮名遣い):
ぶんめいもうじゃ
章:
第10章 霊界土産
よみ(新仮名遣い):
れいかいみやげ
通し章番号:
1346
口述日:
1923(大正12)年01月30日(旧12月14日)
口述場所:
筆録者:
松村真澄
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1925(大正14)年1月28日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
小北山の神殿では、文助の蘇生を祝って盛大な祭典を行い、直会の宴を張った。役員信者一同は、歓喜の神酒に酔った。
文助はそろそろ歌いだした。自分が仮死の間に霊界にて見聞したことを交えて将来の自分の信仰の方針について略述し、かつ親切な介抱に預かったことを感謝した。松姫は文助の信仰の向上を讃える道歌を歌った。
一方イクは、改めて初稚姫を追ってハルナの都までも行く覚悟を歌に歌い、小北山の役員信者一同に感謝と別れの辞を述べた。松姫は言葉を尽くして出立を思い止めようとしたが、彼らのはやる心を翻すことはできなかった。
イクとサールは小北山を拝礼し、怪しの森を抜けて浮木ケ原を目指す道を進んで行く。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm5210
愛善世界社版:
144頁
八幡書店版:
第9輯 431頁
修補版:
校定版:
150頁
普及版:
64頁
初版:
ページ備考:
001
小北山
(
こぎたやま
)
の
神殿
(
しんでん
)
にては、
002
文助
(
ぶんすけ
)
が
蘇生
(
そせい
)
したる
其
(
その
)
祝意
(
しゆくい
)
を
表
(
へう
)
する
為
(
ため
)
に、
003
盛大
(
せいだい
)
なる
祭典
(
さいてん
)
を
行
(
おこな
)
ひ、
004
且
(
かつ
)
直会
(
なほらひ
)
の
宴
(
えん
)
を
張
(
は
)
つた。
005
松姫
(
まつひめ
)
を
始
(
はじ
)
め
其
(
その
)
他
(
た
)
一般
(
いつぱん
)
の
役員
(
やくゐん
)
信者
(
しんじや
)
は
大広前
(
おほひろまへ
)
に
集
(
あつ
)
まつて、
006
文助
(
ぶんすけ
)
が
神
(
かみ
)
より
与
(
あた
)
へられたる
広大無辺
(
くわうだいむへん
)
の
神徳
(
しんとく
)
にあやからむと
参籠
(
さんろう
)
せる
信者
(
しんじや
)
は
各
(
かく
)
宿舎
(
しゆくしや
)
より
来
(
きた
)
つて
歓喜
(
くわんき
)
の
神酒
(
みき
)
に
酔
(
よ
)
うた。
007
文助
(
ぶんすけ
)
はソロソロ
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
した。
008
『
無限
(
むげん
)
絶対
(
ぜつたい
)
無始
(
むし
)
無終
(
むしう
)
009
生死
(
せいし
)
の
上
(
うへ
)
に
超越
(
てうゑつ
)
し
010
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
り
給
(
たま
)
ひたる
011
皇大神
(
すめおほかみ
)
の
神徳
(
しんとく
)
に
012
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
でたる
人草
(
ひとぐさ
)
は
013
何
(
いづ
)
れも
神
(
かみ
)
の
子
(
こ
)
神
(
かみ
)
の
宮
(
みや
)
014
永遠無窮
(
ゑいゑんむきう
)
の
生命
(
せいめい
)
を
015
保
(
たも
)
ちて
顕幽
(
けんいう
)
両界
(
りやうかい
)
に
016
生
(
い
)
き
通
(
とほ
)
し
行
(
ゆ
)
く
尊
(
たふと
)
さよ
017
われは
一度
(
ひとたび
)
大神
(
おほかみ
)
の
018
恵
(
めぐみ
)
の
綱
(
つな
)
にあやつられ
019
ふとした
事
(
こと
)
より
霊界
(
れいかい
)
に
020
知
(
し
)
らず
知
(
し
)
らずに
突入
(
とつにふ
)
し
021
山河草木
(
さんかさうもく
)
悉
(
ことごと
)
く
022
現実界
(
げんじつかい
)
に
変
(
かは
)
りなく
023
大地
(
だいち
)
の
上
(
うへ
)
を
歩
(
あゆ
)
みつつ
024
吾
(
わが
)
身
(
み
)
の
嘗
(
かつ
)
て
死去
(
しきよ
)
したる
025
事
(
こと
)
は
一
(
ひと
)
つも
知
(
し
)
らざりき
026
之
(
これ
)
を
思
(
おも
)
へば
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
は
027
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
にある
如
(
ごと
)
く
028
不老不死
(
ふらうふし
)
にて
永遠
(
ゑいゑん
)
に
029
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
に
栄
(
さか
)
え
行
(
ゆ
)
く
030
霊物
(
みたまもの
)
ぞと
知
(
し
)
られける
031
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
032
一度
(
ひとたび
)
神
(
かみ
)
の
御国
(
おんくに
)
へ
033
旅立
(
たびだち
)
したる
愉快
(
ゆくわい
)
さは
034
醒
(
さ
)
めて
此
(
この
)
世
(
よ
)
にありとても
035
容易
(
ようい
)
に
忘
(
わす
)
るることを
得
(
え
)
ず
036
実
(
げ
)
にも
楽
(
たの
)
しき
霊界
(
れいかい
)
の
037
光
(
ひかり
)
は
今
(
いま
)
に
現然
(
げんぜん
)
し
038
宛然
(
さながら
)
高天
(
たかま
)
の
神界
(
しんかい
)
に
039
身
(
み
)
をおく
如
(
ごと
)
き
心地
(
ここち
)
なり
040
松姫司
(
まつひめつかさ
)
や
其
(
その
)
他
(
ほか
)
の
041
百
(
もも
)
の
司
(
つかさ
)
の
介抱
(
かいほう
)
に
042
再
(
ふたた
)
び
現世
(
げんせ
)
に
立帰
(
たちかへ
)
り
043
四方
(
よも
)
の
有様
(
ありさま
)
伺
(
うかが
)
へば
044
実
(
げ
)
にも
此
(
この
)
世
(
よ
)
は
娑婆世界
(
しやばせかい
)
045
罪
(
つみ
)
に
汚
(
けが
)
れし
状態
(
じやうたい
)
に
046
彷徨
(
さまよ
)
ふものとの
感
(
かん
)
深
(
ふか
)
し
047
神霊界
(
しんれいかい
)
に
至
(
いた
)
りては
048
目
(
め
)
かひの
見
(
み
)
えぬ
吾々
(
われわれ
)
も
049
すべての
物
(
もの
)
をありありと
050
残
(
のこ
)
る
隈
(
くま
)
なく
目撃
(
もくげき
)
し
051
殊更
(
ことさら
)
気分
(
きぶん
)
も
麗
(
うるは
)
しく
052
身
(
み
)
も
軽々
(
かるがる
)
と
道
(
みち
)
を
行
(
ゆ
)
く
053
地上
(
ちじやう
)
の
世界
(
せかい
)
を
行
(
ゆ
)
く
如
(
ごと
)
き
054
苦痛
(
くつう
)
は
少
(
すこ
)
しも
知
(
し
)
らざりき
055
現界人
(
げんかいじん
)
は
気
(
き
)
を
急
(
いそ
)
ぎ
056
足
(
あし
)
を
早
(
はや
)
めて
道
(
みち
)
行
(
ゆ
)
けば
057
必
(
かなら
)
ず
呼吸
(
こきふ
)
切迫
(
せつぱく
)
し
058
心臓
(
しんざう
)
の
鼓動
(
こどう
)
忽
(
たちま
)
ちに
059
烈
(
はげ
)
しくなりて
息
(
いき
)
塞
(
つま
)
り
060
喉
(
のんど
)
は
渇
(
かわ
)
き
汗
(
あせ
)
は
出
(
い
)
で
061
足
(
あし
)
は
疲
(
つか
)
れて
苦
(
くる
)
しさを
062
覚
(
おぼ
)
ゆるなれど
神界
(
しんかい
)
の
063
旅行
(
りよかう
)
は
之
(
これ
)
に
相反
(
あひはん
)
し
064
何
(
なん
)
の
苦
(
く
)
もなく
易々
(
やすやす
)
と
065
思
(
おも
)
ひの
儘
(
まま
)
に
進
(
すす
)
みけり
066
実
(
げ
)
にも
此
(
この
)
世
(
よ
)
は
苦
(
く
)
の
世界
(
せかい
)
067
厭離穢土
(
えんりゑど
)
ぞと
言
(
い
)
ふことは
068
只
(
ただ
)
聖人
(
せいじん
)
の
方便
(
はうべん
)
と
069
思
(
おも
)
ひそめしは
誤謬
(
あやまり
)
と
070
深
(
ふか
)
くも
感得
(
かんとく
)
したりけり
071
抑
(
そもそ
)
も
神
(
かみ
)
の
坐
(
ま
)
す
国
(
くに
)
は
072
恨
(
うら
)
み
嫉
(
ねた
)
みも
醜業
(
しこわざ
)
も
073
塵
(
ちり
)
ほどもなきパラダイス
074
愛
(
あい
)
と
善
(
ぜん
)
との
徳
(
とく
)
に
充
(
み
)
ち
075
信
(
しん
)
と
真
(
しん
)
との
光明
(
くわうみやう
)
に
076
輝
(
かがや
)
き
渡
(
わた
)
り
日限
(
にちげん
)
も
077
土地
(
とち
)
さへ
知
(
し
)
らぬ
長閑
(
のどか
)
なる
078
常世
(
とこよ
)
の
春
(
はる
)
の
如
(
ごと
)
くなり
079
之
(
これ
)
を
思
(
おも
)
へば
大神
(
おほかみ
)
の
080
仁慈無限
(
じんじむげん
)
の
御経綸
(
ごけいりん
)
081
ゆめゆめ
疑
(
うたが
)
ふ
余地
(
よち
)
もなし
082
此
(
この
)
大前
(
おほまへ
)
に
参集
(
まゐつど
)
ふ
083
信徒
(
まめひと
)
等
(
たち
)
よ
司
(
つかさ
)
等
(
たち
)
084
人
(
ひと
)
の
此
(
この
)
世
(
よ
)
にある
時
(
とき
)
は
085
時世時節
(
ときよじせつ
)
に
従
(
したが
)
ひて
086
国
(
くに
)
の
掟
(
おきて
)
をよく
守
(
まも
)
り
087
五倫五常
(
ごりんごじやう
)
の
大道
(
たいだう
)
を
088
明
(
あきら
)
め
悟
(
さと
)
り
実行
(
じつかう
)
し
089
最第一
(
さいだいいち
)
の
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
090
開
(
ひら
)
き
給
(
たま
)
ひし
大神
(
おほかみ
)
の
091
其
(
その
)
神格
(
しんかく
)
を
理解
(
りかい
)
して
092
善
(
ぜん
)
と
真
(
しん
)
との
徳
(
とく
)
を
積
(
つ
)
み
093
神
(
かみ
)
より
来
(
きた
)
る
美
(
うる
)
はしき
094
智慧
(
ちゑ
)
証覚
(
しようかく
)
に
充
(
み
)
たされて
095
仮
(
かり
)
の
浮世
(
うきよ
)
の
生涯
(
しやうがい
)
を
096
完全無欠
(
くわんぜんむけつ
)
に
相送
(
あひおく
)
り
097
凡
(
すべ
)
ての
罪
(
つみ
)
を
大神
(
おほかみ
)
の
098
御前
(
みまへ
)
にひれ
伏
(
ふ
)
し
悉
(
ことごと
)
く
099
悔
(
く
)
い
改
(
あらた
)
めて
天国
(
てんごく
)
の
100
門戸
(
もんこ
)
を
開
(
ひら
)
く
準備
(
じゆんび
)
をば
101
此
(
この
)
文助
(
ぶんすけ
)
は
云
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
102
皆
(
みな
)
さま
心
(
こころ
)
を
一
(
ひと
)
つにし
103
身
(
み
)
の
行
(
おこな
)
ひを
慎
(
つつし
)
みて
104
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
の
御為
(
おんため
)
に
105
吾
(
わが
)
三五
(
あななひ
)
の
大道
(
おほみち
)
を
106
尽
(
つく
)
しまつらむ
神力
(
しんりき
)
を
107
具備
(
ぐび
)
させ
給
(
たま
)
へと
大前
(
おほまへ
)
に
108
祈
(
いの
)
れよ
祈
(
いの
)
れ
百
(
もも
)
の
人
(
ひと
)
109
これ
文助
(
ぶんすけ
)
が
霊界
(
れいかい
)
に
110
至
(
いた
)
りて
親
(
した
)
しく
見聞
(
けんぶん
)
し
111
実験
(
じつけん
)
したる
物語
(
ものがたり
)
112
黄泉路帰
(
よみぢがへ
)
りの
礼祭
(
れいさい
)
に
113
集
(
つど
)
ひ
給
(
たま
)
ひし
人々
(
ひとびと
)
に
114
土産話
(
みやげばなし
)
と
述
(
の
)
べておく
115
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
116
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ
117
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
118
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
119
仮令
(
たとへ
)
大地
(
だいち
)
は
沈
(
しづ
)
むとも
120
少
(
すこ
)
しも
動
(
うご
)
かぬ
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
121
常住不断
(
じやうぢゆうふだん
)
の
信楽
(
しんらく
)
に
122
身
(
み
)
をおくならば
何事
(
なにごと
)
も
123
恐
(
おそ
)
るることやあらざらむ
124
省
(
かへり
)
み
給
(
たま
)
へ
百
(
もも
)
の
人
(
ひと
)
125
われ
人
(
ひと
)
ともに
慎
(
つつし
)
みて
126
此
(
この
)
神国
(
しんこく
)
に
生
(
うま
)
れたる
127
恵
(
めぐみ
)
に
報
(
むく
)
いまつるべく
128
心
(
こころ
)
の
限
(
かぎ
)
り
身
(
み
)
のきはみ
129
誠
(
まこと
)
を
捧
(
ささ
)
げまつるべし
130
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
131
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
文助
(
ぶんすけ
)
が
132
見聞
(
けんぶん
)
したる
一端
(
いつたん
)
を
133
此処
(
ここ
)
に
謹
(
つつし
)
み
述
(
の
)
べ
終
(
をは
)
る
134
ああ
有難
(
ありがた
)
し
有難
(
ありがた
)
し
135
限
(
かぎ
)
りも
知
(
し
)
らぬ
神
(
かみ
)
の
恩
(
おん
)
136
果
(
は
)
てしも
知
(
し
)
らぬ
御稜威
(
おんみいづ
)
』
137
と
歌
(
うた
)
ひ
了
(
をは
)
り、
138
一同
(
いちどう
)
に
向
(
むか
)
つて
自分
(
じぶん
)
が
仮死中
(
かしちう
)
種々
(
しゆじゆ
)
親切
(
しんせつ
)
な
介抱
(
かいほう
)
に
預
(
あづ
)
かつたことを
感謝
(
かんしや
)
し、
139
且
(
かつ
)
将来
(
しやうらい
)
の
自分
(
じぶん
)
の
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
ふる
方針
(
はうしん
)
に
就
(
つ
)
いて
略叙
(
りやくじよ
)
し
自席
(
じせき
)
に
着
(
つ
)
いた。
140
次
(
つぎ
)
に
松姫
(
まつひめ
)
は
歌
(
うた
)
ふ。
141
『
高姫司
(
たかひめつかさ
)
の
開
(
ひら
)
きたる
142
ウラナイ
教
(
けう
)
によく
仕
(
つか
)
へ
143
支離
(
しり
)
滅裂
(
めつれつ
)
の
教義
(
けうぎ
)
をば
144
至善
(
しぜん
)
至美
(
しび
)
なる
大道
(
だいだう
)
と
145
渇仰
(
かつかう
)
したる
受付
(
うけつけ
)
の
146
文助
(
ぶんすけ
)
さまも
漸
(
やうや
)
くに
147
三五教
(
あななひけう
)
の
御光
(
みひかり
)
に
148
照
(
て
)
らされ
給
(
たま
)
ひ
大神
(
おほかみ
)
の
149
誠
(
まこと
)
の
心
(
こころ
)
を
理解
(
りかい
)
して
150
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
神殿
(
しんでん
)
に
151
いと
忠実
(
まめやか
)
に
仕
(
つか
)
へたる
152
誠
(
まこと
)
の
信者
(
しんじや
)
となり
給
(
たま
)
ふ
153
かかる
尊
(
たふと
)
き
真人
(
しんじん
)
を
154
惜
(
を
)
しみ
給
(
たま
)
ひて
神々
(
かみがみ
)
は
155
再
(
ふたた
)
び
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
追
(
お
)
ひ
返
(
かへ
)
し
156
現実界
(
げんじつかい
)
に
残
(
のこ
)
したる
157
其
(
その
)
神業
(
しんげふ
)
を
完成
(
くわんせい
)
し
158
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
復命
(
かへりごと
)
159
申
(
まを
)
させ
給
(
たま
)
はむ
御心
(
おんこころ
)
160
仰
(
あふ
)
ぐも
畏
(
かしこ
)
き
次第
(
しだい
)
なり
161
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
造
(
つく
)
りし
神直日
(
かむなほひ
)
162
心
(
こころ
)
も
広
(
ひろ
)
き
大直日
(
おほなほひ
)
163
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
人
(
ひと
)
の
世
(
よ
)
は
164
直日
(
なほひ
)
に
見直
(
みなほ
)
せ
聞直
(
ききなほ
)
せ
165
身
(
み
)
の
過
(
あやま
)
ちは
宣
(
の
)
りかへと
166
善言美詞
(
ぜんげんびし
)
の
詔
(
みことのり
)
167
深遠
(
しんゑん
)
微妙
(
びめう
)
の
真理
(
しんり
)
をば
168
含
(
ふく
)
ませ
給
(
たま
)
ふ
有難
(
ありがた
)
さ
169
初公
(
はつこう
)
、
徳公
(
とくこう
)
両人
(
りやうにん
)
は
170
妖幻坊
(
えうげんばう
)
や
高姫
(
たかひめ
)
の
171
醜
(
しこ
)
の
曲津
(
まがつ
)
に
欺
(
あざむ
)
かれ
172
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
大神
(
おほかみ
)
に
173
いと
忠実
(
まめやか
)
に
仕
(
つか
)
へたる
174
此
(
この
)
真人
(
しんじん
)
を
打擲
(
ちやうちやく
)
し
175
仮死状態
(
かしじやうたい
)
に
至
(
いた
)
るまで
176
悩
(
なや
)
めしかども
翻
(
ひるがへ
)
り
177
其
(
その
)
真相
(
しんさう
)
を
思惟
(
しゐ
)
すれば
178
之
(
これ
)
も
全
(
まつた
)
く
神界
(
しんかい
)
の
179
不可知的
(
ふかちてき
)
なる
御経綸
(
ごけいりん
)
180
文助
(
ぶんすけ
)
さまは
其
(
その
)
為
(
ため
)
に
181
願
(
ねが
)
うてもなき
霊界
(
れいかい
)
の
182
真相
(
しんさう
)
までも
探険
(
たんけん
)
し
183
再
(
ふたた
)
び
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
帰
(
かへ
)
り
来
(
き
)
て
184
世人
(
よびと
)
を
導
(
みちび
)
き
給
(
たま
)
ふべく
185
計
(
はか
)
らひ
給
(
たま
)
ひし
事
(
こと
)
ならむ
186
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
187
只
(
ただ
)
何事
(
なにごと
)
も
神様
(
かみさま
)
に
188
任
(
まか
)
しておけば
怪我
(
けが
)
はない
189
何程
(
なにほど
)
人
(
ひと
)
が
利口
(
りこう
)
でも
190
物質界
(
ぶつしつかい
)
に
住
(
す
)
む
上
(
うへ
)
は
191
幽玄微妙
(
いうげんびめう
)
の
神界
(
しんかい
)
の
192
深
(
ふか
)
き
真理
(
しんり
)
は
分
(
わか
)
らない
193
卑
(
いや
)
しき
弱
(
よわ
)
き
人
(
ひと
)
の
身
(
み
)
で
194
何程
(
なにほど
)
真理
(
しんり
)
を
究
(
きは
)
めむと
195
焦慮
(
せうりよ
)
するとも
無益
(
むえき
)
なり
196
文助
(
ぶんすけ
)
さまの
物語
(
ものがたり
)
197
聞
(
き
)
くにつけてもヒシヒシと
198
胸
(
むね
)
にこたえて
吾
(
わが
)
魂
(
たま
)
は
199
俄
(
にはか
)
に
向上
(
かうじやう
)
せし
如
(
ごと
)
く
200
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
の
有様
(
ありさま
)
を
201
いと
明
(
あきら
)
かに
悟
(
さと
)
り
得
(
え
)
し
202
歓喜
(
くわんき
)
の
心
(
こころ
)
に
充
(
み
)
たされぬ
203
いざ
之
(
これ
)
よりは
松姫
(
まつひめ
)
は
204
文助
(
ぶんすけ
)
さまを
師父
(
しふ
)
となし
205
すべての
執着
(
しふちやく
)
排除
(
はいじよ
)
して
206
いと
忠実
(
まめやか
)
に
仕
(
つか
)
ふべし
207
許
(
ゆる
)
させ
給
(
たま
)
へ
真人
(
まさびと
)
よ
208
朝日
(
あさひ
)
は
照
(
て
)
るとも
曇
(
くも
)
るとも
209
月
(
つき
)
は
盈
(
み
)
つとも
虧
(
か
)
くるとも
210
少
(
すこ
)
しも
動
(
うご
)
かぬ
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
211
現実界
(
げんじつかい
)
の
人々
(
ひとびと
)
の
212
計
(
はか
)
り
知
(
し
)
らるる
事
(
こと
)
ならず
213
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
214
神
(
かみ
)
のまにまに
進
(
すす
)
むより
215
吾等
(
われら
)
は
手段
(
しゆだん
)
なきものぞ
216
初稚姫
(
はつわかひめ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
217
天国
(
てんごく
)
浄土
(
じやうど
)
や
地獄道
(
ぢごくだう
)
218
中有界
(
ちううかい
)
の
状態
(
じやうたい
)
を
219
いと
懇
(
ねんごろ
)
に
説
(
と
)
き
給
(
たま
)
ひ
220
帰
(
かへ
)
りましたる
其
(
その
)
後
(
あと
)
へ
221
文助
(
ぶんすけ
)
さまの
甦
(
よみがへ
)
り
222
右
(
みぎ
)
と
左
(
ひだり
)
に
真人
(
しんじん
)
が
223
現
(
あら
)
はれまして
霊界
(
れいかい
)
の
224
其
(
その
)
真相
(
しんさう
)
を
詳細
(
まつぶさ
)
に
225
教
(
をし
)
へ
給
(
たま
)
ひし
有難
(
ありがた
)
さ
226
ああ
諸人
(
もろびと
)
よ
諸人
(
もろびと
)
よ
227
此
(
この
)
世
(
よ
)
に
命
(
いのち
)
のある
限
(
かぎ
)
り
228
神
(
かみ
)
に
親
(
した
)
しみ
神
(
かみ
)
を
愛
(
あい
)
し
229
善
(
ぜん
)
と
真
(
しん
)
との
徳
(
とく
)
を
積
(
つ
)
み
230
生
(
い
)
きて
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
範
(
はん
)
となり
231
死
(
し
)
しては
神
(
かみ
)
の
御使
(
みつかひ
)
と
232
仕
(
つか
)
へまつらふ
其
(
その
)
為
(
ため
)
に
233
三五教
(
あななひけう
)
の
御教
(
みをしへ
)
を
234
心
(
こころ
)
ひそめて
拝聴
(
はいちやう
)
し
235
処世
(
しよせい
)
を
誤
(
あやま
)
ること
勿
(
なか
)
れ
236
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
237
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
此
(
この
)
度
(
たび
)
の
238
恵
(
めぐみ
)
を
感謝
(
かんしや
)
し
奉
(
たてまつ
)
る』
239
イクは
立上
(
たちあが
)
つて
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
した。
240
『ああ
有難
(
ありがた
)
し
有難
(
ありがた
)
し
241
思
(
おも
)
ひ
掛
(
がけ
)
なき
神界
(
しんかい
)
の
242
深遠
(
しんゑん
)
微妙
(
びめう
)
の
経綸
(
けいりん
)
を
243
今
(
いま
)
目
(
ま
)
のあたり
明
(
あきら
)
かに
244
説
(
と
)
き
示
(
しめ
)
されし
吾々
(
われわれ
)
は
245
此
(
この
)
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
人
(
ひと
)
として
246
いと
幸福
(
かうふく
)
の
者
(
もの
)
ぞかし
247
文助
(
ぶんすけ
)
さまの
物語
(
ものがたり
)
248
松姫
(
まつひめ
)
さまの
御教訓
(
ごけうくん
)
249
聞
(
き
)
くにつけても
何
(
なん
)
となく
250
心
(
こころ
)
は
勇
(
いさ
)
み
腕
(
うで
)
は
鳴
(
な
)
り
251
只
(
ただ
)
一刻
(
いつこく
)
もグヅグヅと
252
して
居
(
を
)
れないよな
心持
(
こころもち
)
253
俄
(
にはか
)
に
湧
(
わ
)
き
出
(
だ
)
し
全身
(
ぜんしん
)
の
254
血
(
ち
)
は
漲
(
みなぎ
)
りて
歓楽
(
くわんらく
)
の
255
涙
(
なみだ
)
は
胸
(
むね
)
に
溢
(
あふ
)
れけり
256
さはさりながら
命
(
いのち
)
とも
257
柱杖
(
はしらつゑ
)
とも
頼
(
たの
)
みてし
258
初稚姫
(
はつわかひめ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
259
夜前
(
やぜん
)
の
騒
(
さわ
)
ぎを
他所
(
よそ
)
にして
260
出
(
い
)
で
行
(
ゆ
)
きますとは
何事
(
なにごと
)
ぞ
261
かかる
優
(
やさ
)
しき
神人
(
しんじん
)
も
262
文助
(
ぶんすけ
)
さまの
危難
(
きなん
)
をば
263
他所
(
よそ
)
に
見
(
み
)
すてて
帰
(
かへ
)
るとは
264
合点
(
がてん
)
の
行
(
ゆ
)
かぬ
節
(
ふし
)
がある
265
とは
言
(
い
)
ふものの
吾々
(
われわれ
)
は
266
向
(
むか
)
ふの
見
(
み
)
えぬ
愚
(
おろ
)
か
者
(
もの
)
267
智慧
(
ちゑ
)
証覚
(
しようかく
)
に
秀
(
すぐ
)
れたる
268
愛
(
あい
)
と
信
(
しん
)
との
善徳
(
ぜんとく
)
を
269
身
(
み
)
に
帯
(
お
)
び
給
(
たま
)
ひし
姫君
(
ひめぎみ
)
の
270
心
(
こころ
)
は
如何
(
いか
)
で
吾々
(
われわれ
)
の
271
小才浅智
(
せうさいせんち
)
の
知悉
(
ちしつ
)
する
272
限
(
かぎ
)
りにあらずと
諦
(
あきら
)
めて
273
此
(
この
)
上
(
うへ
)
何
(
なん
)
にも
言
(
い
)
ひませぬ
274
さは
言
(
い
)
へ
吾
(
われ
)
はどこ
迄
(
まで
)
も
275
初心
(
しよしん
)
を
貫徹
(
くわんてつ
)
せにやならぬ
276
初稚姫
(
はつわかひめ
)
に
相反
(
あひそむ
)
き
277
仮令
(
たとへ
)
地獄
(
ぢごく
)
に
堕
(
お
)
つるとも
278
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
世
(
よ
)
の
為
(
ため
)
に
279
尽
(
つく
)
す
誠
(
まこと
)
の
益良夫
(
ますらを
)
を
280
神
(
かみ
)
は
必
(
かなら
)
ず
救
(
すく
)
ふべし
281
松姫
(
まつひめ
)
様
(
さま
)
よお
菊
(
きく
)
さま
282
其
(
その
)
外
(
ほか
)
百
(
もも
)
の
司
(
つかさ
)
たち
283
いかいお
世話
(
せわ
)
になりました
284
之
(
これ
)
より
私
(
わたし
)
は
小北山
(
こぎたやま
)
285
神
(
かみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
拝礼
(
はいれい
)
し
286
膝
(
ひざ
)
の
栗毛
(
くりげ
)
に
鞭
(
むち
)
うつて
287
特急列車
(
とくきふれつしや
)
に
身
(
み
)
を
任
(
まか
)
せ
288
矢
(
や
)
を
射
(
い
)
る
如
(
ごと
)
く
御後
(
おんあと
)
を
289
つけて
行
(
ゆ
)
かねばおきませぬ
290
我慢
(
がまん
)
の
強
(
つよ
)
い
男
(
をとこ
)
だと
291
必
(
かなら
)
ず
笑
(
わら
)
うて
下
(
くだ
)
さるな
292
バラモン
軍
(
ぐん
)
の
猪突武者
(
ちよとつむしや
)
293
首
(
くび
)
もまはらぬ
男
(
をとこ
)
だと
294
今
(
いま
)
迄
(
まで
)
言
(
い
)
はれて
来
(
き
)
たけれど
295
夜光
(
やくわう
)
の
玉
(
たま
)
を
保護
(
ほご
)
しつつ
296
常世
(
とこよ
)
の
暗
(
やみ
)
を
踏
(
ふ
)
み
分
(
わ
)
けて
297
浮
(
う
)
き
瀬
(
せ
)
に
悩
(
なや
)
む
人々
(
ひとびと
)
を
298
神
(
かみ
)
の
光
(
ひかり
)
に
照
(
て
)
らしつつ
299
舎身
(
しやしん
)
の
活動
(
くわつどう
)
継続
(
けいぞく
)
し
300
首尾
(
しゆび
)
よくハルナに
立向
(
たちむか
)
ひ
301
大神業
(
だいしんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
して
302
斎苑
(
いそ
)
の
館
(
やかた
)
に
復命
(
かへりごと
)
303
申
(
まを
)
さむ
折
(
をり
)
は
小北山
(
こぎたやま
)
304
大神殿
(
だいしんでん
)
に
参詣
(
まゐまう
)
で
305
山
(
やま
)
と
積
(
つも
)
れる
御話
(
おはなし
)
を
306
皆々
(
みなみな
)
さまの
御前
(
おんまへ
)
に
307
申上
(
まをしあ
)
ぐべき
時
(
とき
)
こそは
308
今
(
いま
)
より
楽
(
たの
)
しみ
待
(
ま
)
たれける
309
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
310
御霊
(
みたま
)
幸
(
さち
)
はひましませよ』
311
と
歌
(
うた
)
ひ
了
(
をは
)
り、
312
サールを
促
(
うなが
)
して
早
(
はや
)
くも
此
(
この
)
場
(
ば
)
を
立出
(
たちい
)
で、
313
初稚姫
(
はつわかひめ
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
はむとした。
314
松姫
(
まつひめ
)
は
百方
(
ひやつばう
)
言葉
(
ことば
)
を
尽
(
つく
)
して、
315
イク、
316
サールの
出立
(
しゆつたつ
)
を
止
(
とど
)
むべく、
317
初稚姫
(
はつわかひめ
)
の
意
(
い
)
を
体
(
たい
)
して
説
(
と
)
き
諭
(
さと
)
した。
318
されど
はやり
男
(
を
)
の
猪武者
(
ゐのししむしや
)
、
319
いかでか
其
(
その
)
言葉
(
ことば
)
に
耳
(
みみ
)
を
傾
(
かたむ
)
くべき。
320
サールと
共
(
とも
)
に
小北山
(
こぎたやま
)
を
拝礼
(
はいれい
)
し、
321
善一筋
(
ぜんひとすぢ
)
の
心
(
こころ
)
を
渡
(
わた
)
す
一本橋
(
いつぽんばし
)
、
322
二人
(
ふたり
)
の
身
(
み
)
なりも
怪
(
あや
)
シの
森
(
もり
)
、
323
運
(
はこ
)
ぶ
歩
(
あゆ
)
みも
浮木ケ原
(
うききがはら
)
を
指
(
さ
)
して
進
(
すす
)
み
行
(
ゆ
)
く。
324
(
大正一二・一・三〇
旧一一・一二・一四
松村真澄
録)
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】
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目次はこちら
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9/1
【
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三鏡解説 目次
」
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