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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第74巻(丑の巻)
序文
総説
第1篇 渺茫千里
第1章 科戸の風
第2章 野路の草枕
第3章 篠の笹原
第4章 朝露の光
第5章 言霊神橋
第6章 真鶴山霊
第7章 相聞の闇
第8章 黒雲晴明
第9章 真鶴鳴動
第2篇 真鶴新国
第10章 心の手綱
第11章 万代の誓
第12章 森の遠望
第13章 水上の月
第14章 真心の曇らひ
第15章 晴天澄潮
第16章 真言の力(一)
第17章 真言の力(二)
第18章 玉野の森
第19章 玉野の神丘
第20章 松下の述懐
第3篇 玉藻霊山
第21章 玉野清庭
第22章 天地は曇る
第23章 意想の外
第24章 誠の化身
第25章 感歎幽明
第26章 総神登丘
余白歌
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>
天祥地瑞(第73~81巻)
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第74巻(丑の巻)
> 第1篇 渺茫千里 > 第6章 真鶴山霊
<<< 言霊神橋
(B)
(N)
相聞の闇 >>>
第六章
真鶴
(
まなづる
)
山霊
(
さんれい
)
〔一八七四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第74巻 天祥地瑞 丑の巻
篇:
第1篇 渺茫千里
よみ(新仮名遣い):
びょうぼうせんり
章:
第6章 真鶴山霊
よみ(新仮名遣い):
まなづるさんれい
通し章番号:
1874
口述日:
1933(昭和8)年10月21日(旧09月3日)
口述場所:
水明閣
筆録者:
林弥生
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年1月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
顕津男の神は、真鶴山の山頂に神々を率いて、厳の言霊歌を歌った。
国原は、マモムメミの言霊によって生まれようとする。
いろは歌、続いて天の数歌、真鶴山の国造り歌を歌う。
最後に、『ウーアーオー』の言霊を宣りあげた。
すると、真鶴山は次第に盛り上がり固まり、常磐木の松、白梅、筍などが生い出でた。
圓屋比古、産玉の二神は、この瑞祥をたたえる歌を歌った。
産玉の神が、この山を守る女神のないことを嘆く歌を歌うと、大地をわけて、一人の女神が現れ出た。真鶴山の御魂、生代比女が、産玉の神の言霊と顕津男の神の神徳によって呼び出されたのであった。
神々は各々、喜びの歌を歌いあった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7406
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 182頁
修補版:
校定版:
80頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
に
紫微
(
しび
)
の
宮
(
みや
)
002
領有
(
うしは
)
ぎ
給
(
たま
)
ふ
天界
(
てんかい
)
は
003
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
にひらけつれど
004
広大
(
くわうだい
)
無辺
(
むへん
)
の
神
(
かみ
)
の
国
(
くに
)
005
そのはしばしに
至
(
いた
)
りては
006
まだ
国土
(
くに
)
稚
(
わか
)
く
苗草
(
なへぐさ
)
の
007
地
(
つち
)
稚
(
わか
)
くしてたわたわに
008
浮脂
(
うきあぶら
)
の
如
(
ごと
)
漂
(
ただよ
)
ひつ
009
国土
(
くに
)
の
形
(
かたち
)
を
為
(
な
)
さざれば
010
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
とあれませる
011
太元
(
おほもと
)
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
012
ア
声
(
ごゑ
)
の
水火
(
いき
)
より
生
(
あ
)
れまして
013
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
をひらきつつ
014
国土
(
こくど
)
を
固
(
かた
)
め
神
(
かみ
)
を
生
(
う
)
み
015
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
にひらくべく
016
夜
(
よ
)
を
日
(
ひ
)
についで
出
(
い
)
で
給
(
たま
)
ふ
017
道
(
みち
)
の
隈手
(
くまで
)
にさやりたる
018
四方
(
よも
)
の
神
(
かみ
)
等
(
たち
)
言向
(
ことむ
)
けて
019
山河
(
やまかは
)
渡
(
わた
)
り
野路
(
のぢ
)
を
越
(
こ
)
え
020
葭
(
よし
)
と
葦
(
あし
)
との
茂
(
しげ
)
りたる
021
西南方
(
せいなんぱう
)
の
稚
(
わか
)
き
国土
(
くに
)
022
真鶴山
(
まなづるやま
)
の
方面
(
はうめん
)
を
023
さして
出
(
い
)
で
立
(
た
)
ち
給
(
たま
)
ひしが
024
百神
(
ももがみ
)
等
(
たち
)
の
計
(
はか
)
らひに
025
今日
(
けふ
)
は
漸
(
やうや
)
く
真鶴
(
まなづる
)
の
026
山
(
やま
)
の
尾上
(
をのへ
)
に
着
(
つ
)
き
給
(
たま
)
ふ
027
生言霊
(
いくことたま
)
を
宣
(
の
)
りませば
028
四方
(
よも
)
を
包
(
つつ
)
みし
狭霧
(
さぎり
)
の
幕
(
まく
)
も
029
もえたつ
湯気
(
ゆげ
)
も
次
(
つ
)
ぎ
次
(
つ
)
ぎに
030
薄
(
うす
)
らぎにつつ
久方
(
ひさかた
)
の
031
天津
(
あまつ
)
月日
(
つきひ
)
は
明
(
あきら
)
けく
032
澄
(
す
)
みきり
給
(
たま
)
ひて
葦原
(
あしはら
)
を
033
照
(
て
)
らさせ
給
(
たま
)
ふ
世
(
よ
)
となりぬ
034
太元
(
おほもと
)
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
035
真鶴山
(
まなづるやま
)
の
頂上
(
いただき
)
に
036
百神
(
ももがみ
)
等
(
たち
)
を
率
(
ひき
)
ゐまし
037
厳
(
いづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
ふ。
038
その
御歌
(
みうた
)
にいふ。
039
『
久方
(
ひさかた
)
の
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
も
国土
(
くに
)
稚
(
わか
)
く
040
浮脂
(
うきあぶら
)
の
如
(
ごと
)
漂
(
ただよ
)
へるかも
041
漂
(
ただよ
)
へる
国土
(
くに
)
をひらきて
神
(
かみ
)
を
生
(
う
)
み
042
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
神旨
(
みむね
)
に
叶
(
かな
)
はむ
043
見渡
(
みわた
)
せば
目路
(
めぢ
)
の
限
(
かぎ
)
りは
霧
(
きり
)
たちぬ
044
神々
(
かみがみ
)
生
(
い
)
かさむ
術
(
すべ
)
もなき
国土
(
くに
)
045
言霊
(
ことたま
)
の
御稜威
(
みいづ
)
によりて
我
(
われ
)
は
今
(
いま
)
046
稚
(
わか
)
き
国原
(
くにばら
)
固
(
かた
)
めむとぞおもふ
047
マモムメミ
生言霊
(
いくことたま
)
の
活用
(
はたらき
)
に
048
この
国原
(
くにばら
)
は
生
(
うま
)
れむとする
049
いや
広
(
ひろ
)
き
国土
(
くに
)
はあれども
国土
(
くに
)
稚
(
わか
)
く
050
漂
(
ただよ
)
ひ
形
(
かたち
)
まだ
定
(
さだ
)
まらず
051
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
は
地上
(
ちじやう
)
に
聳
(
そび
)
ゆれど
052
ぬかるみの
如
(
ごと
)
やはらかなるも。
053
いろはにほへどちりぬるを
054
わがよたれぞつねならむ
055
うゐのおくやまけふこえて
056
あさきゆめみしゑひもせす
057
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
六
(
むゆ
)
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
十
(
たり
)
058
百
(
もも
)
千
(
ち
)
万
(
よろづ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
の
神光
(
みひかり
)
に
059
御空
(
みそら
)
は
晴
(
は
)
れよあらがねの
060
地
(
つち
)
は
乾
(
かわ
)
けよ
固
(
かた
)
まれよ
061
百
(
もも
)
の
草木
(
くさき
)
もすくすくと
062
生
(
お
)
ひたち
茂
(
しげ
)
り
花
(
はな
)
ひらき
063
貴
(
うづ
)
のつぶら
実
(
み
)
なりなりて
064
神々
(
かみがみ
)
等
(
たち
)
の
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
065
生命
(
いのち
)
の
糧
(
かて
)
となれよかし
066
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
の
南
(
みんなみ
)
の
067
果
(
はて
)
に
来
(
きた
)
りて
我
(
われ
)
は
今
(
いま
)
068
国土生
(
くにう
)
み
神生
(
かみう
)
み
惟神
(
かむながら
)
069
生言霊
(
いくことたま
)
の
神光
(
みひかり
)
を
070
天地
(
あめつち
)
四方
(
よも
)
に
照
(
て
)
らさむと
071
ももの
悩
(
なや
)
みを
忍
(
しの
)
びつつ
072
夜
(
よ
)
を
日
(
ひ
)
についで
漸
(
やうや
)
くに
073
真鶴山
(
まなづるやま
)
の
稚国土
(
わかくに
)
に
074
百神
(
ももがみ
)
率
(
ひき
)
ゐ
勇
(
いさ
)
ましく
075
来
(
きた
)
りけるかも
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
は
076
天
(
あま
)
の
世
(
よ
)
ひらけし
始
(
はじ
)
めより
077
ためしもあらぬ
目出度
(
めでた
)
き
日
(
ひ
)
078
御空
(
みそら
)
の
月
(
つき
)
は
冴
(
さ
)
えにつつ
079
星
(
ほし
)
は
真砂
(
まさご
)
の
数
(
かず
)
の
如
(
ごと
)
080
輝
(
かがや
)
き
給
(
たま
)
ひて
花
(
はな
)
と
咲
(
さ
)
き
081
実
(
み
)
とあらはれて
天界
(
てんかい
)
の
082
栄
(
さかえ
)
を
祝
(
いは
)
ふ
如
(
ごと
)
くなり
083
ああ
惟神
(
かむながら
)
々々
(
かむながら
)
084
生言霊
(
いくことたま
)
の
御水火
(
みいき
)
こそ
085
神国
(
みくに
)
を
造
(
つく
)
り
神
(
かみ
)
を
生
(
う
)
む
086
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
の
神業
(
みわざ
)
なる
087
神
(
かみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
の
神業
(
みわざ
)
なる』
088
斯
(
か
)
く
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ひ『ウーアーオー』と
生言霊
(
いくことたま
)
を
宣
(
の
)
り
上
(
あ
)
げ
給
(
たま
)
へば、
089
真鶴山
(
まなづるやま
)
の
稚国土
(
わかぐに
)
は、
090
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
に
盛
(
も
)
れ
上
(
あ
)
がり、
091
ふくれ
上
(
あ
)
がり、
092
固
(
かた
)
まりにつつ、
093
真先
(
まつさき
)
に
生
(
お
)
ひ
出
(
い
)
でたるは、
094
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
稚松
(
わかまつ
)
、
095
白梅
(
しらうめ
)
の
茎
(
くき
)
、
096
筍
(
たかんのこ
)
等
(
とう
)
なりき。
097
圓屋
(
まるや
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
はこの
瑞祥
(
ずゐしやう
)
を
見
(
み
)
て
感歎
(
かんたん
)
おくあたはず、
098
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
099
『
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
瑞御霊
(
みづみたま
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
100
この
天地
(
あめつち
)
は
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
りける
101
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
松
(
まつ
)
と
白梅
(
しらうめ
)
筍
(
たかんのこ
)
は
102
真鶴山
(
まなづるやま
)
を
包
(
つつ
)
みて
生
(
は
)
えけり
103
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
にし
立
(
た
)
てば
見
(
み
)
の
限
(
かぎ
)
り
104
雲霧
(
くもきり
)
はれて
輝
(
かがや
)
き
初
(
そ
)
めたり
105
天渡
(
あまわた
)
る
月
(
つき
)
の
恵
(
めぐみ
)
の
露
(
つゆ
)
浴
(
あ
)
みて
106
これの
国原
(
くにばら
)
百樹
(
ももき
)
栄
(
さか
)
えむ
107
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
をめぐりし
広沼
(
ひろぬま
)
も
108
乾
(
かわ
)
きて
底
(
そこ
)
まで
真白
(
ましろ
)
くなりぬ
109
沼
(
ぬま
)
のあとは
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
にふくれあがり
110
百
(
もも
)
の
草木
(
くさき
)
は
生
(
お
)
ひ
出
(
い
)
でにつつ
111
わが
立
(
た
)
てる
真鶴山
(
まなづるやま
)
は
次々
(
つぎつぎ
)
に
112
ふくれふくれて
高
(
たか
)
くなりぬる
113
次々
(
つぎつぎ
)
にふくれ
拡
(
ひろ
)
ごり
真鶴
(
まなづる
)
の
114
山
(
やま
)
は
間
(
ま
)
もなく
国土
(
くに
)
となるらむ』
115
産玉
(
うぶだま
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
116
『わが
生
(
う
)
みし
真鶴山
(
まなづるやま
)
も
瑞御霊
(
みづみたま
)
117
生
(
い
)
く
言霊
(
ことたま
)
に
固
(
かた
)
まりしはや
118
固
(
かた
)
まりし
真鶴山
(
まなづるやま
)
はマモムメミ
119
水火
(
いき
)
の
凝
(
こ
)
りつつふくれあがりぬ
120
瑞御霊
(
みづみたま
)
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
ひしマモムメミの
121
言霊
(
ことたま
)
著
(
しる
)
く
国土
(
くに
)
固
(
かた
)
まれり
122
マモムメミ
瑞
(
みづ
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
123
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
の
姿
(
すがた
)
ほの
見
(
み
)
ゆ
124
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
よ
出
(
い
)
でませ
真鶴
(
まなづる
)
の
125
神山
(
みやま
)
に
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
たたせる
126
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
は
御水火
(
みいき
)
に
固
(
かた
)
まれど
127
守
(
まも
)
らす
女神
(
めがみ
)
無
(
な
)
きぞ
淋
(
さび
)
しき』
128
斯
(
か
)
く
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふ
声
(
こゑ
)
の
下
(
した
)
より、
129
大地
(
つち
)
をわけて、
130
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
に
現
(
あらは
)
れ
給
(
たま
)
ふ
比女神
(
ひめがみ
)
あり、
131
容色
(
ようしよく
)
端麗
(
たんれい
)
にして
玉
(
たま
)
の
如
(
ごと
)
し。
132
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
はこの
態
(
てい
)
を
見
(
み
)
て、
133
喜
(
よろこ
)
びに
堪
(
た
)
へず
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
134
『
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
の
御魂
(
みたま
)
と
生
(
あ
)
れましし
135
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
の
姿
(
すがた
)
愛
(
めぐ
)
しも
136
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
に
生
(
あ
)
れます
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
137
この
国原
(
くにばら
)
を
永久
(
とは
)
に
守
(
まも
)
らへ』
138
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
覚束
(
おぼつか
)
なき
言霊
(
ことたま
)
にて
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
139
『
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
かき
分
(
わ
)
けて
吾
(
われ
)
は
今
(
いま
)
140
岐美
(
きみ
)
の
光
(
ひかり
)
にあひにけらしな
141
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
に
生
(
うま
)
れし
吾
(
われ
)
なれば
142
永久
(
とは
)
に
神山
(
みやま
)
を
守
(
まも
)
りまつらむ』
143
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふ。
144
『
健気
(
けなげ
)
なる
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
の
言霊
(
ことたま
)
や
145
我
(
われ
)
たしたしに
諾
(
うべな
)
ひまつらむ』
146
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
147
『ありがたし
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
神宣
(
みことのり
)
148
万代
(
よろづよ
)
までも
忘
(
わす
)
れざらまし
149
産玉
(
うぶだま
)
の
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
の
御水火
(
みいき
)
より
150
呼
(
よ
)
びさまされし
生代
(
いくよ
)
比女神
(
ひめがみ
)
よ』
151
圓屋
(
まるや
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
歌
(
うた
)
ひ
給
(
たま
)
ふ。
152
『
言霊
(
ことたま
)
の
奇
(
く
)
しき
御稜威
(
みいづ
)
になり
出
(
い
)
でし
153
汝
(
なれ
)
生代比女
(
いくよひめ
)
神
(
かみ
)
はうるはし
154
美
(
うるは
)
しく
優
(
やさ
)
しく
雄々
(
をを
)
しく
生
(
あ
)
れませる
155
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
は
女
(
め
)
の
鏡
(
かがみ
)
かも
156
瑞御霊
(
みづみたま
)
と
産玉神
(
うぶだまがみ
)
のいさをしに
157
生
(
あ
)
れます
比女神
(
ひめがみ
)
容姿
(
かたち
)
麗
(
うるは
)
し
158
いや
広
(
ひろ
)
き
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
にかくの
如
(
ごと
)
159
清
(
すが
)
しき
女神
(
めがみ
)
おはさじと
思
(
おも
)
ふ
160
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
は
次第
(
しだい
)
に
拡
(
ひろ
)
ごりて
161
国土
(
くに
)
の
柱
(
はしら
)
となるぞ
目出度
(
めでた
)
き』
162
国中
(
くになか
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
163
『いや
先
(
さき
)
に
吾
(
われ
)
は
来
(
きた
)
りて
瑞御霊
(
みづみたま
)
164
迎
(
むか
)
へまつると
言霊
(
ことたま
)
宣
(
の
)
り
待
(
ま
)
ちぬ
165
有難
(
ありがた
)
し
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
出
(
い
)
でましに
166
この
国原
(
くにばら
)
は
固
(
かた
)
まりにけり
167
この
上
(
うへ
)
は
国中
(
くになか
)
比古
(
ひこ
)
と
仕
(
つか
)
へつつ
168
これの
聖所
(
すがど
)
を
永久
(
とは
)
に
守
(
まも
)
らむ
169
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
のウ
声
(
ごゑ
)
になりし
吾
(
われ
)
なれば
170
永久
(
とは
)
に
固
(
かた
)
めむ
貴
(
うづ
)
の
国原
(
くにばら
)
』
171
多々久美
(
たたくみ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
172
『
雲霧
(
くもきり
)
は
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
言霊
(
ことたま
)
に
173
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
りたり
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
174
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
国土
(
くに
)
晴
(
は
)
れ
狭霧
(
さぎり
)
晴
(
は
)
れにけり
175
今日
(
けふ
)
よりはれて
永久
(
とは
)
に
守
(
まも
)
らな』
176
美波志
(
みはし
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
177
『
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
のウ
声
(
ごゑ
)
になりし
美波志
(
みはし
)
比古
(
ひこ
)
178
今日
(
けふ
)
より
守
(
まも
)
らむ
天
(
あめ
)
の
浮橋
(
うきはし
)
179
この
国土
(
くに
)
はまだ
稚
(
わか
)
ければ
瑞御霊
(
みづみたま
)
180
浮橋
(
うきはし
)
かけて
渡
(
わた
)
しまつらむ
181
ワヲウヱヰ
生言霊
(
いくことたま
)
に
地
(
つち
)
固
(
かた
)
め
182
百
(
もも
)
の
草木
(
くさき
)
の
生
(
お
)
ひたち
守
(
まも
)
らむ
183
葭
(
よし
)
と
葦
(
あし
)
茂
(
しげ
)
れる
国土
(
くに
)
を
拓
(
ひら
)
きつつ
184
吾
(
われ
)
は
美波志
(
みはし
)
と
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へむ』
185
魂機張
(
たまきはる
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
うたひ
給
(
たま
)
ふ。
186
『
諸々
(
もろもろ
)
の
生命
(
いのち
)
保
(
たも
)
たせ
魂機張
(
たまきはる
)
の
187
神
(
かみ
)
は
仕
(
つか
)
へむ
世
(
よ
)
のことごとに
188
たまきはる
生命
(
いのち
)
の
糧
(
かて
)
をもろもろに
189
くまり
与
(
あた
)
へて
神国
(
みくに
)
をひらかむ
190
神々
(
かみがみ
)
の
生命
(
いのち
)
を
守
(
まも
)
りもろもろの
191
水火
(
いき
)
を
助
(
たす
)
けて
神代
(
みよ
)
に
仕
(
つか
)
へむ
192
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へつつ
193
今日
(
けふ
)
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
に
登
(
のぼ
)
りぬ
194
たまきはる
生命
(
いのち
)
を
永久
(
とは
)
に
守
(
まも
)
りつつ
195
岐美
(
きみ
)
の
神業
(
みわざ
)
を
吾
(
われ
)
は
守
(
まも
)
らむ
196
天地
(
あめつち
)
の
百神
(
ももがみ
)
等
(
たち
)
が
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
197
生命
(
いのち
)
を
守
(
まも
)
る
神
(
かみ
)
とならばや
198
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
のウ
声
(
ごゑ
)
の
言霊
(
ことたま
)
幸
(
さちは
)
ひて
199
吾
(
われ
)
は
生
(
あ
)
れにし
生命
(
いのち
)
の
神
(
かみ
)
なり
200
産玉
(
うぶだま
)
の
神
(
かみ
)
にいそひて
神生
(
かみう
)
みの
201
神業
(
みわざ
)
仕
(
つか
)
へむ
世
(
よ
)
のことごとを』
202
(
昭和八・一〇・二一
旧九・三
於水明閣
林弥生
謹録)
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【第6章 真鶴山霊|第74巻|天祥地瑞|霊界物語|/rm7406】
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