霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第74巻(丑の巻)
序文
総説
第1篇 渺茫千里
第1章 科戸の風
第2章 野路の草枕
第3章 篠の笹原
第4章 朝露の光
第5章 言霊神橋
第6章 真鶴山霊
第7章 相聞の闇
第8章 黒雲晴明
第9章 真鶴鳴動
第2篇 真鶴新国
第10章 心の手綱
第11章 万代の誓
第12章 森の遠望
第13章 水上の月
第14章 真心の曇らひ
第15章 晴天澄潮
第16章 真言の力(一)
第17章 真言の力(二)
第18章 玉野の森
第19章 玉野の神丘
第20章 松下の述懐
第3篇 玉藻霊山
第21章 玉野清庭
第22章 天地は曇る
第23章 意想の外
第24章 誠の化身
第25章 感歎幽明
第26章 総神登丘
余白歌
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サブスク完了しました
。どうもありがとうございます。
|
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい
霊界物語
>
天祥地瑞(第73~81巻)
>
第74巻(丑の巻)
> 第2篇 真鶴新国 > 第16章 真言の力(一)
<<< 晴天澄潮
(B)
(N)
真言の力(二) >>>
第一六章
真言
(
まこと
)
の
力
(
ちから
)
(一)〔一八八四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第74巻 天祥地瑞 丑の巻
篇:
第2篇 真鶴新国
よみ(新仮名遣い):
まなづるしんこく
章:
第16章 真言の力(一)
よみ(新仮名遣い):
まことのちから
通し章番号:
1884
口述日:
1933(昭和8)年10月27日(旧09月9日)
口述場所:
水明閣
筆録者:
加藤明子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年1月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
すると、玉野湖の水が二つに割れた。湖の底から大きな竜が現れ、顕津男の神一行の馬前に道を作った。竜の頭上には、美しい女神が立っていた。
それは、生代比女であった。顕津男の神の厚き心によって、怨恨は感謝の念となり、美しい女神の姿に更生したのであった。
以前にも増して神々しい比女の姿に、顕津男の神は恍惚として、敬虔の念が止みがたく起こってきた。
生代比女の神は、顕津男の神の心に満悦し、その歓喜はたちまち凝って、体内に御子を宿した。すると、今まで燃えていた炎は消え去り、月が清涼の空気を全身に注ぐような心地とともに、完全に解脱した。それとともに竜体も消え去った。
生代比女は、蛇体から解き放たれた喜びを歌い、また、玉野森の玉野比女は、国生みの神であると明かす。
顕津男の神は、生代比女の更生を喜びつつ、神生みの御樋代は実は生代比女であり、玉野比女は国生みの役であることを知る。主の神の許しがなければ御子をはらむことはないこと、神業の道は一つではないこと、また国生みと神生みとのけじめがあることを悟った。
従者の神々はそれぞれ、これまでの真鶴国での出来事を振り返り、感慨を歌い、また国の繁栄の予感に喜びを歌った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7416
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 226頁
修補版:
校定版:
246頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
玉野湖
(
たまのうみ
)
の
水
(
みづ
)
は
真二
(
まつぷた
)
つに
分
(
わか
)
れて、
002
底
(
そこ
)
より
大竜
(
だいりう
)
の
頭部
(
とうぶ
)
を
擡
(
もた
)
げ、
003
其
(
その
)
頭上
(
づじやう
)
に
粛然
(
しゆくぜん
)
として、
004
嬋妍
(
せんけん
)
窈窕
(
えうてう
)
たる
女神
(
めがみ
)
の
姿
(
すがた
)
佇立
(
ていりつ
)
し、
005
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
一行
(
いつかう
)
の
馬前
(
ばぜん
)
を
開
(
ひら
)
きつつ、
006
瞬
(
またた
)
く
内
(
うち
)
にさしもに
広
(
ひろ
)
き
湖面
(
こめん
)
を
向
(
むか
)
つ
岸
(
ぎし
)
に
渡
(
わた
)
り
着
(
つ
)
きたり。
007
竜頭
(
りうとう
)
の
上
(
うへ
)
に
立
(
た
)
たせ
給
(
たま
)
ふ
女神
(
めがみ
)
は
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
御姿
(
みすがた
)
なりける。
008
茲
(
ここ
)
に
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
の
厚
(
あつ
)
き
心
(
こころ
)
にほだされて、
009
怨恨
(
ゑんこん
)
の
念慮
(
ねんりよ
)
は
忽
(
たちま
)
ち
感謝
(
かんしや
)
となり、
010
歓喜
(
くわんき
)
悦楽
(
えつらく
)
と
化
(
くわ
)
して、
011
以前
(
いぜん
)
に
勝
(
まさ
)
る
容貌
(
みめかたち
)
美
(
うるは
)
しき
女神
(
めがみ
)
と
更生
(
かうせい
)
し
給
(
たま
)
ひしなり。
012
茲
(
ここ
)
に
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の、
013
雄々
(
をを
)
しく、
014
優
(
やさ
)
しく、
015
美
(
うるは
)
しき
御姿
(
みすがた
)
に
恍惚
(
くわうこつ
)
として
心魂
(
しんこん
)
を
奪
(
うば
)
はるるばかり、
016
敬虔
(
けいけん
)
の
念
(
ねん
)
止
(
や
)
み
難
(
がた
)
くおはしけるが、
017
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
早
(
はや
)
くも
其
(
その
)
御心
(
みこころ
)
を
悟
(
さと
)
りて
満悦
(
まんえつ
)
の
情
(
じやう
)
に
堪
(
た
)
へかね、
018
忽
(
たちま
)
ち
歓喜
(
くわんき
)
は
凝
(
こ
)
りて
体内
(
たいない
)
に
御子
(
みこ
)
宿
(
やど
)
らせ
給
(
たま
)
ひければ、
019
今迄
(
いままで
)
燃
(
も
)
え
立
(
た
)
ちし
炎
(
ほのほ
)
は
雲散
(
うんさん
)
霧消
(
むせう
)
し
天日
(
てんじつ
)
晃々
(
くわうくわう
)
と
輝
(
かがや
)
きわたり、
020
月
(
つき
)
は
清涼
(
せいりやう
)
の
空気
(
くうき
)
を
全身
(
ぜんしん
)
にそそぐ
心地
(
ここち
)
して、
021
全
(
まつた
)
く
解脱
(
げだつ
)
し
給
(
たま
)
ひ、
022
岸
(
きし
)
にのぼらせ
給
(
たま
)
ふや、
023
竜体
(
りうたい
)
は
忽
(
たちま
)
ち
湖面
(
こめん
)
の
水泡
(
みなわ
)
と
消
(
き
)
えて、
024
傾
(
かたむ
)
く
月
(
つき
)
は
水面
(
すゐめん
)
に
斜
(
ななめ
)
の
光
(
ひかり
)
を
投
(
な
)
げ、
025
平穏
(
へいをん
)
無事
(
ぶじ
)
の
光景
(
くわうけい
)
は
譬
(
たと
)
ふるに
物
(
もの
)
なきまでとなりぬ。
026
茲
(
ここ
)
に
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は、
027
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
028
『
天晴
(
あは
)
れ
天晴
(
あは
)
れ
岐美
(
きみ
)
の
真心
(
まごころ
)
にほだされて
029
わが
恋雲
(
こひぐも
)
は
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せにけり
030
村肝
(
むらきも
)
の
心
(
こころ
)
足
(
た
)
らひて
永久
(
とことは
)
に
031
岐美
(
きみ
)
の
真言
(
まこと
)
によみがへりぬる
032
飽
(
あ
)
くまでも
恨
(
うら
)
みまつると
思
(
おも
)
ひてし
033
岐美
(
きみ
)
を
尊
(
たふと
)
く
仰
(
あふ
)
ぎぬるかな
034
右左
(
みぎひだり
)
水火
(
いき
)
かはさずも
情
(
なさけ
)
ある
035
岐美
(
きみ
)
の
心
(
こころ
)
に
御子
(
みこ
)
はらみける
036
岐美
(
きみ
)
思
(
おも
)
ふ
心
(
こころ
)
は
凝
(
こ
)
りて
御子
(
みこ
)
となり
037
わが
腹
(
み
)
の
中
(
なか
)
に
宿
(
やど
)
らせにけり
038
今
(
いま
)
よりは
玉野
(
たまの
)
湖水
(
こすゐ
)
を
乾
(
かわ
)
かせて
039
この
稚国土
(
わかぐに
)
を
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
めむ
040
真鶴
(
まなづる
)
の
稚
(
わか
)
き
国原
(
くにばら
)
永久
(
とことは
)
に
041
固
(
かた
)
めて
御子
(
みこ
)
を
育
(
そだ
)
てむと
思
(
おも
)
ふ
042
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
の
御魂
(
みたま
)
と
現
(
あらは
)
れし
043
吾
(
われ
)
にたまひし
貴
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
はや
044
この
森
(
もり
)
に
鎮
(
しづ
)
まりいます
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
は
045
国土生
(
くにう
)
みの
神
(
かみ
)
吾
(
われ
)
力
(
ちから
)
添
(
そ
)
へむ
046
今日
(
けふ
)
よりは
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
を
立
(
た
)
て
直
(
なほ
)
し
047
岐美
(
きみ
)
と
比女
(
ひめ
)
との
神業
(
みわざ
)
助
(
たす
)
けむ
048
神々
(
かみがみ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
に
助
(
たす
)
けられ
049
吾
(
われ
)
は
蛇体
(
じやたい
)
ゆよみがへりける』
050
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
湖岸
(
こがん
)
に
立
(
た
)
ちて
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
の
曇
(
くもり
)
晴
(
は
)
れたるを
悦
(
よろこ
)
び
給
(
たま
)
ひて、
051
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
052
『
言霊
(
ことたま
)
の
御稜威
(
みいづ
)
畏
(
かしこ
)
し
真心
(
まごころ
)
の
053
光
(
ひかり
)
尊
(
たふと
)
し
比女
(
ひめ
)
を
救
(
すく
)
ひぬ
054
左右
(
ひだりみぎ
)
りの
我
(
われ
)
神業
(
かむわざ
)
はなさねども
055
真心
(
まごころ
)
に
御子
(
みこ
)
は
宿
(
やど
)
りけるかも
056
この
湖
(
うみ
)
の
清
(
きよ
)
きが
如
(
ごと
)
く
玉野森
(
たまのもり
)
の
057
栄
(
さか
)
ゆる
如
(
ごと
)
く
御子
(
みこ
)
育
(
そだ
)
ちませ
058
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
に
湧
(
わ
)
き
立
(
た
)
ちし
黒雲
(
くろくも
)
も
059
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
りたる
今宵
(
こよひ
)
ぞ
嬉
(
うれ
)
しき
060
東雲
(
しののめ
)
の
空
(
そら
)
ほのぼのとあかりつつ
061
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
に
陽
(
ひ
)
は
昇
(
のぼ
)
りけり
062
国土生
(
くにう
)
みの
神業
(
みわざ
)
に
仕
(
つか
)
ふる
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
を
063
神生
(
かみう
)
みの
神
(
かみ
)
と
誤
(
あやま
)
り
居
(
ゐ
)
たりき
064
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
は
真鶴山
(
まなづるやま
)
より
生
(
あ
)
れし
神
(
かみ
)
065
思
(
おも
)
へば
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしなりしか
066
怪
(
あや
)
しかる
心
(
こころ
)
なけれど
契
(
ちぎ
)
らねど
067
経綸
(
しぐみ
)
の
御子
(
みこ
)
は
宿
(
やど
)
らせたまへり
068
今
(
いま
)
となり
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
果
(
はて
)
しなき
069
経綸
(
しぐみ
)
の
糸
(
いと
)
を
手繰
(
たぐ
)
り
得
(
え
)
たりき
070
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
御
(
み
)
ゆるしなくば
如何
(
いか
)
にして
071
想像
(
おもひに
)
妊娠
(
はらむ
)
事
(
こと
)
のあるべき
072
愚
(
おろか
)
しき
我
(
われ
)
なりにけり
御子生
(
みこう
)
みの
073
業
(
わざ
)
は
一
(
ひと
)
つの
道
(
みち
)
と
思
(
おも
)
ひし
074
今日
(
けふ
)
よりは
玉野
(
たまの
)
の
森
(
もり
)
に
暫
(
しばら
)
くを
075
我
(
われ
)
鎮
(
しづ
)
まりて
国土
(
くに
)
を
固
(
かた
)
めむ
076
湖
(
みづうみ
)
を
茜
(
あかね
)
に
染
(
そ
)
めて
紫
(
むらさき
)
の
077
雲
(
くも
)
わけのぼる
朝津日
(
あさつひ
)
の
神
(
かみ
)
よ
078
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
心
(
こころ
)
和
(
なご
)
みて
御子
(
みこ
)
孕
(
はら
)
み
079
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
豊
(
ゆたか
)
に
昇
(
のぼ
)
りたまひぬ
080
我
(
われ
)
は
今
(
いま
)
国土生
(
くにう
)
み
神生
(
かみう
)
みの
神業
(
かむわざ
)
の
081
差別
(
けぢめ
)
を
委曲
(
つばら
)
に
悟
(
さと
)
りけらしな』
082
遠見男
(
とほみを
)
の
神
(
かみ
)
は
感歎
(
かんたん
)
措
(
お
)
く
能
(
あた
)
はず、
083
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
084
『
駒
(
こま
)
の
背
(
せ
)
に
跨
(
また
)
がり
渡
(
わた
)
る
玉野湖
(
たまのうみ
)
の
085
面
(
おもて
)
に
浮
(
うか
)
ぶ
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
光
(
かげ
)
086
竜神
(
りうじん
)
の
姿
(
すがた
)
忽
(
たちま
)
ち
現
(
あらは
)
れて
087
頭
(
かしら
)
に
立
(
た
)
たせし
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
天晴
(
あは
)
れ
088
瑞御霊
(
みづみたま
)
あつき
心
(
こころ
)
に
絆
(
ほだ
)
されて
089
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
はよみがへりましぬ
090
情
(
なさけ
)
ある
生言霊
(
いくことたま
)
と
真心
(
まごころ
)
に
091
よみがへりたる
比女
(
ひめ
)
ぞ
尊
(
たふと
)
き
092
八千尋
(
やちひろ
)
の
深
(
ふか
)
き
湖面
(
うなも
)
をやすやすと
093
生言霊
(
いくことたま
)
に
渡
(
わた
)
りけるかも
094
千重
(
ちへ
)
の
浪
(
なみ
)
乗
(
の
)
りきる
駒
(
こま
)
の
脚
(
あし
)
早
(
はや
)
み
095
千々
(
ちぢ
)
に
月影
(
つきかげ
)
くだきて
渡
(
わた
)
れり
096
大空
(
おほぞら
)
の
月船
(
つきぶね
)
西
(
にし
)
に
白
(
しら
)
けつつ
097
東
(
あづま
)
の
空
(
そら
)
に
日
(
ひ
)
は
昇
(
のぼ
)
りたり
098
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
を
包
(
つつ
)
みし
常闇
(
とこやみ
)
を
099
晴
(
は
)
らして
昇
(
のぼ
)
る
朝津日
(
あさつひ
)
の
影
(
かげ
)
100
国土生
(
くにう
)
みの
御供
(
みとも
)
に
仕
(
つか
)
へて
今日
(
けふ
)
はしも
101
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
の
深
(
ふか
)
きを
悟
(
さと
)
りぬ
102
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
出迎
(
でむか
)
へまさぬを
怪
(
あや
)
しみし
103
わが
心
(
こころ
)
今
(
いま
)
解
(
と
)
け
初
(
そ
)
めにけり
104
国土生
(
くにう
)
みと
神生
(
かみう
)
みの
差別
(
けぢめ
)
知
(
し
)
らずして
105
唯
(
ただ
)
ひたすらに
煩
(
わづら
)
ひしはや
106
ほのぼのと
霧
(
きり
)
たちのぼる
玉野湖
(
たまのうみ
)
の
107
波
(
なみ
)
は
静
(
しづか
)
にをさまりにけり
108
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
恨
(
うらみ
)
の
炎
(
ほのほ
)
燃
(
も
)
えたちて
109
浪
(
なみ
)
逆巻
(
さかま
)
きし
夜
(
よ
)
の
凄
(
すさま
)
じさよ
110
浪
(
なみ
)
猛
(
たけ
)
り
風
(
かぜ
)
吹
(
ふ
)
き
荒
(
すさ
)
みし
湖面
(
うなばら
)
も
111
今日
(
けふ
)
は
静
(
しづ
)
けく
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
浮
(
うか
)
べり
112
濛々
(
もうもう
)
と
霧
(
きり
)
は
立
(
た
)
てども
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
113
光
(
かげ
)
遮
(
さへぎ
)
らず
湖
(
うみ
)
の
面
(
も
)
明
(
あか
)
るき
114
吾
(
われ
)
も
亦
(
また
)
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御心
(
みこころ
)
を
115
悟
(
さと
)
りて
岐美
(
きみ
)
を
助
(
たす
)
けまつらむ
116
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
のめぐしき
御心
(
みこころ
)
を
117
退
(
しりぞ
)
けし
吾
(
われ
)
も
罪
(
つみ
)
なりにけり
118
真心
(
まごころ
)
の
光
(
ひかり
)
にさやるものはなし
119
小
(
ちひ
)
さき
心
(
こころ
)
にとらはれ
難
(
なや
)
みし
120
駿馬
(
はやこま
)
の
背
(
せ
)
に
朝津日
(
あさつひ
)
は
輝
(
かがや
)
きて
121
湖水
(
こすゐ
)
の
青
(
あを
)
と
色
(
いろ
)
を
競
(
きそ
)
へり
122
白駒
(
しろこま
)
も
岸辺
(
きしべ
)
に
見
(
み
)
れば
青
(
あを
)
かりき
123
今日
(
けふ
)
より
吾
(
われ
)
は
白馬
(
あをこま
)
と
名
(
な
)
づけむ』
124
圓屋
(
まるや
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
125
『
天変地妖
(
わざはひ
)
も
跡
(
あと
)
なく
消
(
き
)
えて
天地
(
あめつち
)
に
126
日
(
ひ
)
は
輝
(
かがや
)
きぬ
月
(
つき
)
は
沈
(
しづ
)
みぬ
127
瑞御霊
(
みづみたま
)
月
(
つき
)
の
心
(
こころ
)
も
凪
(
な
)
ぎにけむ
128
遠
(
とほ
)
の
大野
(
おほの
)
にかくろひにけり
129
此処
(
ここ
)
に
来
(
き
)
て
神
(
かみ
)
の
経綸
(
しぐみ
)
をさとりけり
130
なごむ
心
(
こころ
)
に
御子
(
みこ
)
宿
(
やど
)
りましぬ
131
こんもりと
常磐樹
(
ときはぎ
)
繁
(
しげ
)
る
玉野森
(
たまのもり
)
も
132
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御姿
(
みすがた
)
なりけり
133
澄
(
す
)
みきらふ
天地
(
あめつち
)
の
中
(
なか
)
に
濃緑
(
こみどり
)
の
134
色
(
いろ
)
冴
(
さ
)
えわたる
玉野森
(
たまのもり
)
はも
135
恐
(
おそろ
)
しきものは
恋
(
こひ
)
てふ
心
(
こころ
)
ぞと
136
吾
(
われ
)
ははじめて
悟
(
さと
)
らひにけり
137
恋
(
こひ
)
すてふ
心
(
こころ
)
に
神
(
かみ
)
も
生
(
う
)
まるなり
138
鬼
(
おに
)
も
大蛇
(
をろち
)
も
生
(
う
)
み
出
(
いだ
)
すなり
139
よしあしのゆきかふ
世
(
よ
)
なり
吾
(
われ
)
は
今
(
いま
)
140
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
に
世
(
よ
)
のさまを
見
(
み
)
し
141
葭
(
よし
)
も
葦
(
あし
)
も
稚国原
(
わかくにばら
)
に
生
(
お
)
ひ
立
(
た
)
てる
142
思
(
おも
)
へば
何
(
なん
)
の
差別
(
けぢめ
)
なきかな
143
善
(
よし
)
と
言
(
い
)
ひ
悪
(
あし
)
と
称
(
とな
)
ふも
神々
(
かみがみ
)
の
144
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
の
動
(
うご
)
きなりける
145
堅
(
かた
)
き
歯
(
は
)
は
柔
(
やはらか
)
き
舌
(
した
)
に
先
(
さき
)
だちて
146
亡
(
ほろ
)
ぶるためしある
世
(
よ
)
なりけり
147
堅
(
かた
)
き
木
(
き
)
は
風
(
かぜ
)
に
倒
(
たふ
)
され
柔
(
やは
)
らかき
148
柳
(
やなぎ
)
はもとの
如
(
ごと
)
く
立
(
た
)
つかも
149
玉野湖
(
たまのうみ
)
の
汀
(
みぎは
)
に
生
(
お
)
ふる
楊柳
(
しだれやぎ
)
の
150
風
(
かぜ
)
に
靡
(
なび
)
ける
姿
(
すがた
)
やさしも
151
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
年
(
とし
)
ふる
松
(
まつ
)
は
太
(
ふと
)
くとも
152
風
(
かぜ
)
に
倒
(
たふ
)
るる
御代
(
みよ
)
なりにけり
153
そよと
吹
(
ふ
)
く
風
(
かぜ
)
にも
靡
(
なび
)
く
楊柳
(
しだれやぎ
)
の
154
いやながながに
倒
(
たふ
)
れぬ
御代
(
みよ
)
なり
155
天地
(
あめつち
)
の
中
(
なか
)
に
生
(
うま
)
れて
心
(
こころ
)
狭
(
せま
)
き
156
一
(
ひと
)
すぢの
吾
(
われ
)
を
今日
(
けふ
)
みつめけり』
157
多々久美
(
たたくみ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
158
『
美
(
うるは
)
しき
愛
(
あい
)
の
力
(
ちから
)
に
照
(
て
)
らされて
159
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
は
光
(
ひか
)
らせたまへり
160
日月
(
じつげつ
)
の
暗
(
やみ
)
を
晴
(
は
)
らして
照
(
て
)
れるごと
161
生代
(
いくよ
)
の
比女
(
ひめ
)
の
胸
(
むね
)
は
晴
(
は
)
れぬる
162
瑞御霊
(
みづみたま
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
の
神業
(
かむわざ
)
の
163
世
(
よ
)
の
常
(
つね
)
ならぬを
畏
(
かしこ
)
み
思
(
おも
)
ふ
164
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
生
(
う
)
ませたまひし
玉野森
(
たまのもり
)
は
165
いやますますに
輝
(
かがや
)
きそめたり
166
この
森
(
もり
)
に
鎮
(
しづ
)
まりいます
比女神
(
ひめがみ
)
の
167
清
(
きよ
)
き
心
(
こころ
)
は
松
(
まつ
)
に
見
(
み
)
ゆなり
168
白梅
(
しらうめ
)
の
花
(
はな
)
の
香
(
にほひ
)
を
送
(
おく
)
り
来
(
く
)
る
169
科戸
(
しなど
)
の
風
(
かぜ
)
の
清
(
すが
)
しき
朝
(
あさ
)
なり
170
汀辺
(
みぎはべ
)
に
並
(
なら
)
びて
栄
(
さか
)
ゆる
楊柳
(
しだれやぎ
)
の
171
梢
(
こずゑ
)
すがしく
湖面
(
こめん
)
を
撫
(
な
)
づるも
172
楊柳
(
しだれやぎ
)
の
根本
(
ねもと
)
を
封
(
ふう
)
じて
葭葦
(
よしあし
)
の
173
葉
(
は
)
は
青々
(
あをあを
)
と
風
(
かぜ
)
にそよげる
174
天国
(
てんごく
)
の
光景
(
すがた
)
なるかも
梅
(
うめ
)
薫
(
かを
)
り
175
湖面
(
こめん
)
を
飛
(
と
)
び
交
(
か
)
ふ
田鶴
(
たづ
)
の
姿
(
すがた
)
は
176
白鳥
(
しらとり
)
は
波
(
なみ
)
に
翼
(
つばさ
)
を
浮
(
うか
)
べつつ
177
静
(
しづか
)
に
遊
(
あそ
)
ぶ
朝
(
あさ
)
の
湖原
(
うなばら
)
178
よべの
嵐
(
あらし
)
跡
(
あと
)
なく
晴
(
は
)
れて
天国
(
てんごく
)
の
179
さまありありとうつらふ
朝
(
あさ
)
なり
180
瑞御霊
(
みづみたま
)
はろばろここにあれまして
181
国土
(
くに
)
造
(
つく
)
ります
功
(
いさを
)
尊
(
たふと
)
き
182
言霊
(
ことたま
)
の
効験
(
しるし
)
なきまで
曇
(
くも
)
りたる
183
恋
(
こひ
)
の
思
(
おも
)
ひの
恐
(
おそろ
)
しきかな
184
愛
(
あい
)
すてふ
力
(
ちから
)
の
強
(
つよ
)
さ
悟
(
さと
)
りけり
185
鬼
(
おに
)
も
大蛇
(
をろち
)
も
影
(
かげ
)
をひそめぬ
186
遠
(
とほ
)
の
野
(
の
)
にぼんやり
霞
(
かす
)
みし
真鶴
(
まなづる
)
の
187
山
(
やま
)
の
尾上
(
をのへ
)
は
日
(
ひ
)
にかがやけり
188
真鶴
(
まなづる
)
の
山
(
やま
)
に
生
(
あ
)
れましし
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
189
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
の
和
(
なご
)
みて
現
(
あ
)
れしよ
190
終日
(
ひねもす
)
を
駒
(
こま
)
に
鞭
(
むち
)
うちて
進
(
すす
)
み
来
(
こ
)
し
191
遠
(
とほ
)
の
真鶴山
(
まなづるやま
)
は
晴
(
は
)
れたる
192
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
心
(
こころ
)
の
曇
(
くも
)
りより
193
真鶴山
(
まなづるやま
)
は
霞
(
かす
)
みたりけむ』
194
宇礼志穂
(
うれしほ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
195
『
玉野湖
(
たまのうみ
)
の
浪
(
なみ
)
静
(
しづ
)
まりて
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
196
かがよふ
湖
(
うみ
)
は
瑞御霊
(
みづみたま
)
かも
197
深
(
ふか
)
く
広
(
ひろ
)
く
清
(
きよ
)
けく
澄
(
す
)
める
玉野湖
(
たまのうみ
)
は
198
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
心
(
こころ
)
なるらむ
199
小夜嵐
(
さよあらし
)
凪
(
な
)
ぎて
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
昇
(
のぼ
)
ります
200
朝
(
あさ
)
あけの
空
(
そら
)
見
(
み
)
れば
嬉
(
うれ
)
しも
201
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
嬉
(
うれ
)
しかるらむ
瑞御霊
(
みづみたま
)
202
清
(
すが
)
しかるらむ
御子
(
みこ
)
孕
(
はら
)
みませば
203
竜神
(
りうじん
)
と
姿
(
すがた
)
を
変
(
へん
)
じわが
岐美
(
きみ
)
の
204
先頭
(
せんとう
)
つとめし
比女神
(
ひめがみ
)
かしこし
205
わが
駒
(
こま
)
は
浪
(
なみ
)
ふみわけてだうだうと
206
地
(
ち
)
を
行
(
ゆ
)
くごとく
進
(
すす
)
みたるかも
207
言霊
(
ことたま
)
の
御稜威
(
みいづ
)
に
深
(
ふか
)
き
湖面
(
うなばら
)
も
208
駒
(
こま
)
やすやすと
渡
(
わた
)
らひにけり
209
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
に
生
(
うま
)
れし
駒
(
こま
)
なれば
210
浪
(
なみ
)
の
上
(
へ
)
渡
(
わた
)
るも
安
(
やす
)
かりにけむ
211
吾
(
われ
)
も
亦
(
また
)
ウの
言霊
(
ことたま
)
に
生
(
うま
)
れたる
212
神
(
かみ
)
にしあれば
身
(
み
)
は
重
(
おも
)
からじ
213
瑞御霊
(
みづみたま
)
ア
声
(
ごゑ
)
に
生
(
あ
)
れまし
吾
(
われ
)
はウの
214
声
(
こゑ
)
に
生
(
うま
)
れし
喜
(
よろこ
)
びの
神
(
かみ
)
215
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
喜
(
よろこ
)
びごとを
司
(
つかさ
)
どりて
216
万代
(
よろづよ
)
の
末
(
すゑ
)
まで
幸
(
さちは
)
ひせむと
思
(
おも
)
ふ
217
喜
(
よろこ
)
びの
心
(
こころ
)
しなくば
何事
(
なにごと
)
も
218
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
遂
(
と
)
げ
得
(
え
)
ざるべし
219
夜半
(
よは
)
の
嵐
(
あらし
)
凪
(
な
)
ぎたる
今朝
(
けさ
)
の
喜
(
よろこ
)
びを
220
吾
(
われ
)
永久
(
とこしへ
)
に
伝
(
つた
)
へむと
思
(
おも
)
ふ』
221
美波志
(
みはし
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
222
『
湖
(
みづうみ
)
にみはしなけれどわが
魂
(
たま
)
は
223
岐美
(
きみ
)
を
守
(
まも
)
りて
安
(
やす
)
くわたりぬ
224
竜神
(
りうじん
)
の
導
(
みちび
)
きたまふ
浪
(
なみ
)
の
穂
(
ほ
)
を
225
渡
(
わた
)
るも
美波志
(
みはし
)
の
神
(
かみ
)
のいさをよ
226
神業
(
かむわざ
)
を
貫
(
つらぬ
)
き
通
(
とほ
)
す
功績
(
いさをし
)
に
227
美波志穂
(
みはしほ
)
の
神
(
かみ
)
吾
(
われ
)
は
仕
(
つか
)
へむ
228
如何
(
いか
)
ならむ
難
(
なやみ
)
にあふも
美波志穂
(
みはしほ
)
の
229
神
(
かみ
)
あるかぎり
難
(
なや
)
むことなし
230
御尾前
(
みをさき
)
に
仕
(
つか
)
へて
吾
(
われ
)
は
瑞御霊
(
みづみたま
)
231
貴
(
うづ
)
の
神業
(
みわざ
)
を
守
(
まも
)
りまつらむ
232
山
(
やま
)
に
海
(
うみ
)
に
河
(
かは
)
に
谷間
(
たにま
)
に
吾
(
われ
)
こそは
233
美波志
(
みはし
)
となりて
行手
(
ゆくて
)
を
守
(
まも
)
らむ
234
美波志穂
(
みはしほ
)
の
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
なかりせば
235
如何
(
いか
)
で
栄
(
さか
)
えむ
稚国原
(
わかくにばら
)
は』
236
(
昭和八・一〇・二七
旧九・九
於水明閣
加藤明子
謹録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 晴天澄潮
(B)
(N)
真言の力(二) >>>
霊界物語
>
天祥地瑞(第73~81巻)
>
第74巻(丑の巻)
> 第2篇 真鶴新国 > 第16章 真言の力(一)
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【第16章 真言の力|第74巻|天祥地瑞|霊界物語|/rm7416】
合言葉「みろく」を入力して下さい→