言霊の天照る国に生れあひて言霊学び知らぬ人多し〈第1章〉
言霊の水火は火水となり火水となりしほともなりて世にみつるなり〈第1章〉
若がへり若がへりつつ天界は万代までも栄えはてなき〈第1章〉
足引の山川草木悉く其根元は天界にあり〈第2章〉
天界の功のしるき神々をつまみ記すも二千余柱〈第3章〉
神々の御名とはたらき委曲に説き示すなるこの物語よ〈第3章〉
無始無終極みも知らぬ天界のさま示さむと我は苦しむ〈第3章〉
万世の後に生れし人々はわが宣ごとに覚め驚かむ〈第7章〉
よしとあし生れる荒野を押し開き永久に生きます天界の神〈第7章〉
山川も木草も獣鳥魚も生れし基は水火の力よ〈第9章〉
濛々と棚黒雲の漂へる天の世の始は淋しかりしよ〈第9章〉
現世の人の眼は眩みたり天地創始の元理を知らずて〈第9章〉
大太陽現れまして天界は言霊の水火鳴り鳴りやまず〈第9章〉
日月は地上より見る日月に七倍まして光さやけき〈第9章〉
言霊の水火を結びて天地のすべてのものは生り出づるなり〈第12章〉
有難き神の御国に生れ来て外国の教に迷ふ愚人よ〈第12章〉
千万の星は互に結び合ひて虚空に位置を保ちをるなり〈第15章〉
国魂の神を生ませる神業も水火と水火との結びなりけり〈第17章〉
若返り若返りつつ顕津男の神は万代までも居ませる〈第17章〉
愛恋の心を神に生みつけて国魂生ませる顕津男の神〈第17章〉
生替り死替りつつ神代より今に至るも守ります神〈第18章〉
天地の未だ固まらぬ天の世の状態をつぶさに証すこの物語〈第21章〉
伝奇物語なる書にはあらず言霊の生ける真言の証なりけり〈第21章〉
史詩の形式をかりて天の世のありしことぐ説き示すなり〈第21章〉
頼るべき何物もなき霊界のこの物語口述るは難しも〈第22章〉
一巻の参考書もなく口述て行く天祥地瑞の物語かも〈第22章〉
天も地も未だ固まらぬ天の世の神の活動説くはこの書〈第24章〉
国々に天地開闢説はあれど言霊学に依りたるはなし〈第25章〉
隠身を神とし唱へ現身を命といひし神代なりけり〈第25章〉
国学者数多あれども皇道の大本覚りし人は稀なり〈第25章〉
大方の世人はことごと怪まむ未だ耳にせし事なき教を〈巻末〉
五十六億七千万の年を経て弥勒胎蔵教を説くなり〈巻末〉
伝へにも無き神の代のことがらを我言霊の力に説くなり〈巻末〉
[この余白歌は八幡書店版霊界物語収録の余白歌を参考に他の資料と付き合わせて作成しました]