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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第74巻(丑の巻)
序文
総説
第1篇 渺茫千里
第1章 科戸の風
第2章 野路の草枕
第3章 篠の笹原
第4章 朝露の光
第5章 言霊神橋
第6章 真鶴山霊
第7章 相聞の闇
第8章 黒雲晴明
第9章 真鶴鳴動
第2篇 真鶴新国
第10章 心の手綱
第11章 万代の誓
第12章 森の遠望
第13章 水上の月
第14章 真心の曇らひ
第15章 晴天澄潮
第16章 真言の力(一)
第17章 真言の力(二)
第18章 玉野の森
第19章 玉野の神丘
第20章 松下の述懐
第3篇 玉藻霊山
第21章 玉野清庭
第22章 天地は曇る
第23章 意想の外
第24章 誠の化身
第25章 感歎幽明
第26章 総神登丘
余白歌
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霊界物語
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第74巻(丑の巻)
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<<< 天地は曇る
(B)
(N)
誠の化身 >>>
第二三章
意想
(
いさう
)
の
外
(
ほか
)
〔一八九一〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第74巻 天祥地瑞 丑の巻
篇:
第3篇 玉藻霊山
よみ(新仮名遣い):
たまもれいざん
章:
第23章 意想の外
よみ(新仮名遣い):
いそうのほか
通し章番号:
1891
口述日:
1933(昭和8)年10月29日(旧09月11日)
口述場所:
水明閣
筆録者:
谷前清子
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1934(昭和9)年1月5日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
玉野比女、顕津男の神、本津真言の神たちは、主の大神の御出現を、歌を詠みながら待っていた。
すると、最後に歌った本津真言の神は、「われこそは主の大神の神言によって、この天界を支えている神である」と名乗った。
本津真言の神は、天津高宮から降り来て、主の大神の内命によって玉野比女に使え、国生みの神業が成るまで守り仕えていた神であった。
顕津男の神、玉野比女の神は、畏れ多いことと庭に下りて平伏し、畏まった。そこへ、待合比古の神と力充男の神が、生代比女を連れてやってきた。
本津真言の神は、全員がそろったところで、それぞれの神々の役割を歌によって明らかにし、自分は主の大神のご神慮を請うべく、奥殿へと入っていった。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm7423
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 265頁
修補版:
校定版:
392頁
普及版:
初版:
ページ備考:
001
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
に
導
(
みちび
)
かれて、
002
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
と
共
(
とも
)
に、
003
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
出現
(
しゆつげん
)
までの
時
(
とき
)
を
待
(
ま
)
たせつつ、
004
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
005
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
『
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
貴
(
うづ
)
の
神教
(
みのり
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
006
これの
聖所
(
すがど
)
に
宮造
(
みやつく
)
りましぬ
007
この
宮
(
みや
)
は
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
のたまの
水火
(
いき
)
に
008
生
(
な
)
り
出
(
い
)
でし
松
(
まつ
)
の
柱
(
はしら
)
なりけり
009
国
(
くに
)
の
柱
(
はしら
)
太
(
ふと
)
しく
立
(
た
)
てて
玉野丘
(
たまのをか
)
に
010
仕
(
つか
)
へし
宮居
(
みやゐ
)
を
玉
(
たま
)
の
宮
(
みや
)
といふ
011
只一人
(
ただひとり
)
時
(
とき
)
を
待
(
ま
)
ちつつ
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
012
神霊
(
みたま
)
祀
(
まつ
)
りて
仕
(
つか
)
へ
来
(
こ
)
しはや
013
終日
(
ひねもす
)
を
松
(
まつ
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
鶴
(
つる
)
鳴
(
な
)
きて
014
岐美
(
きみ
)
を
待
(
ま
)
つ
間
(
ま
)
の
久
(
ひさ
)
しき
吾
(
われ
)
なりし
015
白梅
(
しらうめ
)
はこれの
聖所
(
すがど
)
に
咲
(
さ
)
きみちて
016
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
霊
(
たま
)
をうつせり
017
敷
(
し
)
きつめし
真砂
(
まさご
)
の
月
(
つき
)
の
露
(
つゆ
)
置
(
お
)
きて
018
真玉
(
まだま
)
とかがよふ
清
(
すが
)
しき
宮
(
みや
)
なり
019
白梅
(
しらうめ
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
来
(
き
)
つる
鶯
(
うぐひす
)
の
020
鳴
(
な
)
く
音
(
ね
)
は
永久
(
とは
)
の
春
(
はる
)
を
歌
(
うた
)
へる
021
春夏
(
はるなつ
)
の
風
(
かぜ
)
は
吹
(
ふ
)
けども
秋
(
あき
)
の
風
(
かぜ
)
022
冬
(
ふゆ
)
の
嵐
(
あらし
)
のなき
清庭
(
すがには
)
よ
023
瑞御霊
(
みづみたま
)
天降
(
あも
)
ります
日
(
ひ
)
を
待
(
ま
)
ち
佗
(
わ
)
びて
024
この
清庭
(
すがには
)
に
年
(
とし
)
ふりにけり
025
年
(
とし
)
さびし
吾
(
われ
)
にありせば
御子
(
みこ
)
生
(
う
)
まむ
026
すべなみ
岐美
(
きみ
)
と
国土
(
くに
)
生
(
う
)
みなさむか
027
常磐樹
(
ときはぎ
)
の
松
(
まつ
)
の
老樹
(
おいき
)
に
苔
(
こけ
)
むして
028
ふりゆく
年
(
とし
)
を
吾
(
われ
)
に
見
(
み
)
るかな
029
年
(
とし
)
さびし
岐美
(
きみ
)
にしあれど
若々
(
わかわか
)
し
030
さすがは
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
なるかも
031
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さし
給
(
たま
)
ひし
神業
(
かむわざ
)
に
032
後
(
おく
)
れし
吾
(
われ
)
は
惟神
(
かむながら
)
ならし
033
千万
(
ちよろづ
)
の
思
(
おもひ
)
はあれど
岐美
(
きみ
)
に
会
(
あ
)
ひて
034
語
(
かた
)
らふ
術
(
すべ
)
も
消
(
き
)
えうせにけり
035
ほほゑます
岐美
(
きみ
)
の
面
(
おもて
)
の
清
(
すが
)
しさに
036
わが
魂線
(
たましひ
)
はよみがへるなり
037
万代
(
よろづよ
)
の
末
(
すゑ
)
の
末
(
すゑ
)
まで
岐美
(
きみ
)
思
(
おも
)
ふ
038
わが
魂線
(
たましひ
)
はくもらざるべし
039
玉野丘
(
たまのをか
)
のこれの
聖所
(
すがど
)
につきにけり
040
御水火
(
みいき
)
合
(
あは
)
せて
国土
(
くに
)
生
(
う
)
まむかも
041
待
(
ま
)
ち
佗
(
わ
)
びし
吉日
(
よきひ
)
は
来
(
き
)
つれど
如何
(
いか
)
にせむ
042
わがからたまの
年
(
とし
)
さびぬれば』
043
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
はこれに
答
(
こた
)
へて、
044
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
045
『
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さし
給
(
たま
)
ひし
神業
(
かむわざ
)
を
046
怠
(
おこ
)
たりし
我
(
われ
)
をくやむ
今日
(
けふ
)
かな
047
国土
(
くに
)
稚
(
わか
)
き
玉野
(
たまの
)
の
森
(
もり
)
に
進
(
すす
)
み
来
(
き
)
つ
048
公
(
きみ
)
が
心
(
こころ
)
を
悲
(
かな
)
しみにけり
049
雄々
(
をを
)
しくも
待
(
ま
)
たせ
給
(
たま
)
ひし
公許
(
きみがり
)
に
050
感謝
(
かんしや
)
の
言葉
(
ことば
)
も
口
(
くち
)
ごもるなり
051
弥広
(
いやひろ
)
き
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
の
中
(
なか
)
にして
052
この
真秀良場
(
まほらば
)
や
公
(
きみ
)
の
御舎
(
みあらか
)
053
この
国土
(
くに
)
にかかる
聖所
(
すがど
)
のおはすとは
054
我
(
われ
)
は
夢
(
ゆめ
)
にも
知
(
し
)
らざりにけり
055
こんもりとふくれ
上
(
あが
)
りしこの
丘
(
をか
)
に
056
清
(
すが
)
しく
建
(
た
)
てる
宮
(
みや
)
は
高
(
たか
)
しも
057
この
宮
(
みや
)
に
公
(
きみ
)
とい
向
(
むか
)
ひ
永久
(
とこしへ
)
の
058
国土
(
くに
)
拓
(
ひら
)
かばや
水火
(
いき
)
を
合
(
あは
)
せて
059
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
出
(
い
)
でましある
迄
(
まで
)
神苑
(
かみぞの
)
に
060
ひかへ
奉
(
まつ
)
りて
語
(
かた
)
りあはむか
061
遠見男
(
とほみを
)
の
神
(
かみ
)
はいづくぞ
百神
(
ももがみ
)
の
062
姿
(
すがた
)
は
見
(
み
)
えずこの
清丘
(
すがをか
)
に
063
何
(
なん
)
となくわが
魂線
(
たましひ
)
はふるふなり
064
おごそかにます
玉
(
たま
)
の
宮居
(
みやゐ
)
よ』
065
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
066
『
幾億
(
いくおく
)
の
星
(
ほし
)
の
霊線
(
たましひ
)
つなぎ
合
(
あは
)
せ
067
本
(
もと
)
まつことに
国土
(
くに
)
をささへつ
068
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
もこの
天界
(
てんかい
)
も
言霊
(
ことたま
)
の
069
まことにつなぐ
星
(
ほし
)
のかずかず
070
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
も
言霊
(
ことたま
)
の
水火
(
いき
)
につながれて
071
おなじ
所
(
ところ
)
を
行
(
ゆ
)
き
通
(
かよ
)
ふなり
072
幾万
(
いくまん
)
の
星
(
ほし
)
はあれどもほしいままに
073
動
(
うご
)
き
給
(
たま
)
はぬぞ
畏
(
かしこ
)
かりける
074
月
(
つき
)
も
日
(
ひ
)
も
星
(
ほし
)
も
軌道
(
きだう
)
を
定
(
さだ
)
めつつ
075
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
を
守
(
まも
)
りますかも
076
我
(
われ
)
こそは
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
神言
(
みこと
)
もて
077
この
天界
(
てんかい
)
を
支
(
ささ
)
へゐるかも
078
言霊
(
ことたま
)
の
本
(
もと
)
つまことの
水火
(
いき
)
をもて
079
堅磐
(
かきは
)
常磐
(
ときは
)
に
神代
(
みよ
)
を
守
(
まも
)
らむ
080
村肝
(
むらきも
)
の
心
(
こころ
)
ゆるめしたまゆらに
081
この
天地
(
あめつち
)
は
亡
(
ほろ
)
びこそすれ
082
わが
心
(
こころ
)
張
(
は
)
りきりつめきり
澄
(
す
)
みきりて
083
そのたまゆらもゆるぶことなし
084
この
宮
(
みや
)
に
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
天降
(
あも
)
りまして
085
宣
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
はむ
国土生
(
くにう
)
みの
要
(
かなめ
)
を
086
我
(
われ
)
は
今
(
いま
)
御供
(
みとも
)
の
神
(
かみ
)
と
身
(
み
)
を
変
(
へん
)
じ
087
玉野
(
たまの
)
の
比女
(
ひめ
)
を
守
(
まも
)
りゐたりき
088
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
神
(
かみ
)
の
神言
(
みこと
)
の
真心
(
まごころ
)
を
089
うべなひ
給
(
たま
)
へ
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
よ』
090
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
は、
091
驚
(
おどろ
)
きて
下座
(
しもざ
)
に
下
(
さが
)
り
合掌
(
がつしやう
)
しながら、
092
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
093
『
思
(
おも
)
ひきやかかる
尊
(
たふと
)
き
大神
(
おほかみ
)
の
094
これの
聖所
(
すがど
)
に
天降
(
あも
)
りますとは
095
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
の
御名
(
みな
)
をし
聞
(
き
)
きしより
096
わが
霊線
(
たましひ
)
はひきしまりける
097
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
生言霊
(
いくことたま
)
に
生
(
な
)
り
出
(
い
)
でし
098
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
のたふとき
099
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
の
御魂
(
みたま
)
を
朝夕
(
あさゆふ
)
守
(
まも
)
りつつ
100
永久
(
とは
)
にいませし
大神
(
おほかみ
)
天晴
(
あは
)
れ』
101
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
102
『はしたなき
浅
(
あさ
)
き
心
(
こころ
)
の
吾
(
われ
)
なれば
103
かかる
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
とは
知
(
し
)
らざりき
104
この
上
(
うへ
)
はわが
魂線
(
たましひ
)
を
磨
(
みが
)
き
清
(
きよ
)
め
105
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
に
仕
(
つか
)
へむ
106
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
御手代
(
みてしろ
)
となりて
現
(
あ
)
れませし
107
神
(
かみ
)
とは
知
(
し
)
らにあやまてりけり
108
恥
(
は
)
づかしやもつたいなやと
今更
(
いまさら
)
に
109
悔
(
く
)
ゆるもせむなしつたなき
吾
(
われ
)
は』
110
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は
儼然
(
げんぜん
)
として、
111
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
112
『
久方
(
ひさかた
)
の
天津
(
あまつ
)
高宮
(
たかみや
)
ゆ
降
(
くだ
)
り
来
(
き
)
て
113
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御手代
(
みてしろ
)
と
仕
(
つか
)
へし
114
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
国土生
(
くにう
)
みの
業
(
わざ
)
守
(
まも
)
らむと
115
我
(
われ
)
は
久
(
ひさ
)
しく
止
(
とど
)
まりしはや
116
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
御尾前
(
みをさき
)
に
仕
(
つか
)
へてこの
森
(
もり
)
を
117
我
(
われ
)
は
直
(
ただ
)
ちに
帰
(
かへ
)
らむと
思
(
おも
)
ふ
118
瑞御霊
(
みづみたま
)
ここに
現
(
あ
)
れます
今日
(
けふ
)
よりは
119
我
(
われ
)
止
(
とど
)
まらむすべもなきかな
120
待
(
ま
)
ちわびし
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
出
(
い
)
でましに
121
わがまけられし
神業
(
みわざ
)
は
終
(
を
)
へたり』
122
この
御歌
(
みうた
)
によりて、
123
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
、
124
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は、
125
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
内命
(
ないめい
)
によりて、
126
国土生
(
くにう
)
みの
神業
(
みわざ
)
を
助
(
たす
)
くべくこの
玉野丘
(
たまのをか
)
に
降
(
くだ
)
り
給
(
たま
)
ひたる
大神
(
おほかみ
)
なるを
悟
(
さと
)
り、
127
恐懼
(
きようく
)
措
(
お
)
く
処
(
ところ
)
を
知
(
し
)
らず、
128
真砂
(
まさご
)
の
清庭
(
すがには
)
に
下
(
お
)
り
平伏
(
へいふく
)
嗚咽
(
をえつ
)
涕泣
(
ていきふ
)
し
乍
(
なが
)
ら、
129
身
(
み
)
を
慄
(
ふる
)
はせ
給
(
たま
)
へるぞ
畏
(
かしこ
)
けれ。
130
かかる
所
(
ところ
)
へ
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
を
導
(
みちび
)
き
乍
(
なが
)
ら、
131
待合
(
まちあはせ
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
、
132
力充男
(
ちからみちを
)
の
神
(
かみ
)
は
静々
(
しづしづ
)
と
現
(
あらは
)
れ
来
(
きた
)
り、
133
女男
(
めを
)
二柱
(
ふたはしら
)
の
神
(
かみ
)
の
庭上
(
ていじやう
)
に
平伏
(
へいふく
)
し
給
(
たま
)
ふ
御姿
(
みすがた
)
を
見
(
み
)
て、
134
驚
(
おどろ
)
きの
余
(
あま
)
り、
135
待合
(
まちあはせ
)
比古
(
ひこ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
136
『いぶかしもこの
清庭
(
すがには
)
に
二柱
(
ふたはしら
)
137
ぬかづき
慄
(
ふる
)
ひ
泣
(
な
)
かせ
給
(
たま
)
へる
138
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
貴
(
うづ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
にうたれつつ
139
かしこみますか
二柱神
(
ふたはしらがみ
)
は』
140
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
141
『
二柱
(
ふたはしら
)
神
(
かみ
)
の
真言
(
まこと
)
に
助
(
たす
)
けられ
142
この
清庭
(
すがには
)
に
詣
(
まう
)
で
来
(
き
)
にけり
143
瑞御霊
(
みづみたま
)
玉野
(
たまの
)
の
比女
(
ひめ
)
の
御姿
(
みすがた
)
を
144
をろがみ
奉
(
まつ
)
りて
悲
(
かな
)
しくなりぬ
145
罪
(
つみ
)
穢
(
けがれ
)
払
(
はら
)
ひ
清
(
きよ
)
めてわが
来
(
き
)
つる
146
この
聖所
(
すがどころ
)
おごそかに
思
(
おも
)
ふ』
147
力充男
(
ちからみちを
)
の
神
(
かみ
)
は
御歌
(
みうた
)
詠
(
よ
)
ませ
給
(
たま
)
ふ。
148
『
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
御手代
(
みてしろ
)
とます
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
149
神
(
かみ
)
の
功
(
いさを
)
に
驚
(
おどろ
)
きましけむ
150
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
御手代
(
みてしろ
)
として
生
(
あ
)
れませる
151
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
を
百神
(
ももがみ
)
知
(
し
)
らざりき
152
吾
(
われ
)
は
只
(
ただ
)
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
と
朝夕
(
あさゆふ
)
に
153
敬
(
ゐやま
)
ひ
奉
(
まつ
)
り
仕
(
つか
)
へ
居
(
ゐ
)
しはや』
154
茲
(
ここ
)
に
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は、
155
一同
(
いちどう
)
の
神々
(
かみがみ
)
に
向
(
むか
)
ひて、
156
御歌
(
みうた
)
もて
教
(
をし
)
へ
給
(
たま
)
ふ。
157
『
顕津男
(
あきつを
)
の
神
(
かみ
)
よ
玉野
(
たまの
)
の
比女神
(
ひめがみ
)
よ
158
心
(
こころ
)
安
(
やす
)
かれ
惟神
(
かむながら
)
なるよ
159
この
国土
(
くに
)
の
主
(
あるじ
)
となりし
岐美
(
きみ
)
なれば
160
心
(
こころ
)
安
(
やす
)
かれ
我
(
われ
)
にかまはず
161
生代
(
いくよ
)
比女
(
ひめ
)
御子
(
みこ
)
は
孕
(
はら
)
めど
玉野
(
たまの
)
比女
(
ひめ
)
の
162
まことの
御子
(
みこ
)
と
育
(
はごく
)
み
奉
(
まつ
)
らへ
163
待合
(
まちあはせ
)
の
神
(
かみ
)
は
正
(
ただ
)
しく
清
(
すが
)
しくも
164
玉野
(
たまの
)
の
比女
(
ひめ
)
に
朝夕
(
あさゆふ
)
仕
(
つか
)
へし
165
待合
(
まちあはせ
)
神
(
かみ
)
の
誠
(
まこと
)
は
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
も
166
よみし
給
(
たま
)
へりいやつとめよや
167
我霊
(
わがたま
)
の
真言
(
まこと
)
を
永久
(
とは
)
にさとりたる
168
力充男
(
ちからみちを
)
の
神
(
かみ
)
ぞたふとし
169
この
国
(
くに
)
に
力充男
(
ちからみちを
)
の
神
(
かみ
)
あれば
170
いや
永久
(
とこしへ
)
に
安
(
やす
)
く
栄
(
さか
)
えむ
171
いざさらば
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
おん
)
前
(
まへ
)
に
172
我
(
われ
)
は
詣
(
まう
)
でむしばし
待
(
ま
)
たせよ』
173
斯
(
か
)
く
歌
(
うた
)
もて
宣示
(
せんじ
)
しながら、
174
本津
(
もとつ
)
真言
(
まこと
)
の
神
(
かみ
)
は
悠々
(
いういう
)
として
鉄門
(
かなど
)
を
押
(
お
)
し
開
(
ひら
)
き、
175
奥殿
(
おくでん
)
深
(
ふか
)
く
進
(
すす
)
ませ
給
(
たま
)
ひ、
176
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
御
(
ご
)
神慮
(
しんりよ
)
を
請
(
こ
)
はせ
給
(
たま
)
ひぬ。
177
(
昭和八・一〇・二九
旧九・一一
於水明閣
谷前清子
謹録)
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