世の中に最も不幸なるもの
インフォメーション
鏡:水鏡
題名:世の中に最も不幸なるもの
よみ:
著者:出口王仁三郎
神の国掲載号:1928(昭和3)年05月号
八幡書店版:165頁
愛善世界社版:126頁
著作集:88頁
第五版:153頁
第三版:153頁
全集:417頁
初版:145頁
概要:
備考:
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データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :kg128
001 世人或は云ふ、002鰥寡、003孤独、004又は貧者、005重病人なりと。006併し乍ら以上の人達よりも尚々不幸なるものがある。007如何に巨万の富を積むと雖も、008貴人の列に加はるとも、009人間死後の生活を知らぬ程大なる不幸のものはない。010如何なる貧人と雖も、011鰥寡、012孤独と雖も死後永遠の生命を感得したものは、013胸中自ら閑日月あり。014非時心に爛漫たる花咲きみち、015芳香薫じ云ふに云はれぬ歓楽に浸り、016永遠の生命を楽しむ事が出来る。017故に如何なる智者、018学者、019貴人、020富者と雖も、021明日をも知れぬ人生を保ち、022戦々兢々として其日其日を送る位不幸なものはない。