無我の境、無我の声
インフォメーション
鏡:水鏡
題名:無我の境、無我の声
よみ:
著者:出口王仁三郎
神の国掲載号:1928(昭和3)年06月号
八幡書店版:168頁
愛善世界社版:16頁
著作集:
第五版:155頁
第三版:156頁
全集:418頁
初版:148頁
概要:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :kg130
001 無と云ふ事は言霊学上、002天といふ事である。003我と云ふ事は霊的に見た自分、004宇宙と合致したる自分。005自己の肉体をさして吾と云ふ、006吾のわれは五つの口と書く。007鼻の穴、008口の穴、009耳の穴、010尻の穴、011小便の穴、012この五つの穴を備へた肉体の自分をさして吾と云ふ。013無我の境と云ふ事は、014天地の神と融合したる状態である。015欲望もなく、016怨恨もなく、017好きもなく嫌ひもなく、018自分もなく人も無く、019神の懐にとけいつて、020神は我なり我は神なり、021神人一如の境地に立つた場合を無我の境と云ふのである。022吾人の吾もわれなれば我国の我もわれと云ふ。023併し乍ら、024我と云ふ場合は大なる神の我、025吾と云ふ場合は一個の肉体の吾となるのである。026われわれとか、027わが身とか、028わが家、029わが妹、030わが妻など書く場合は必ず吾の字を用ふるのが至当である。