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雑魚(ざこ)取(と)りの名人(めいじん)

インフォメーション
鏡：水鏡 題名：雑魚取りの名人 よみ： 著者：出口王仁三郎
神の国掲載号：1926（大正15）年05月号 八幡書店版：316頁 愛善世界社版：55頁 著作集：157頁 第五版：194頁 第三版：194頁 全集：442頁 初版：187頁
概要： 備考： タグ： データ凡例： データ最終更新日： OBC ：kg149
001　二代(にだい)がこう云(い)ふた事(こと)がある「先生(せんせい)は雑魚(ざこ)取(と)りの名人(めいじん)だから、002貧乏(びんばふ)したら雑魚(ざこ)を取(と)つても生活(くらし)が立(た)ちまするなア」と。003私(わたし)は雑魚(ざこ)を取(と)るのは名人(めいじん)だよ、004鰌(どぢやう)取(と)りでも、005蛸(たこ)取(と)りでも名人(めいじん)だ。006一(ひと)つ其(その)秘訣(ひけつ)を教(をし)へようか。
007　雑魚(ざこ)でも鰌(どぢやう)でも、008一二匹(いちにひき)試験的(しけんてき)に小(ちい)さい盥(たらひ)のやうなものに入(い)れて飼(か)ふておく、009すると、010時(とき)を期(き)してその魚(うを)が水(みづ)の上(うへ)に顔(かほ)を突出(つきだ)して上(あ)がつて来(く)る時(とき)がある。011其(その)時(とき)は大川(おほかは)に居(ゐ)る魚(うを)も、012小川(こがは)に居(ゐ)る魚(うを)も一斉(いつせい)に水面(すいめん)に現(あら)はれて来(く)る時(とき)だ。013此時(このとき)を外(はづ)さず網(あみ)を入(い)れて掬(すく)ひさへすればきつと大漁(たいりよう)がある。014ただし私(わたし)は鯉(こひ)でも、015鮒(ふな)でも蛸(たこ)でも掬(すく)つたりするのでは無(な)い、016つかんで取(と)る時(とき)の方(はう)が多(おほ)い。017かういふやうに魚(うを)が頭(あたま)をあげて来(き)た時(とき)に、018頭(あたま)の方(はう)から電光石火的(でんくわうせきくわてき)にチヤツとつかむのだ、019なんぼうでも取(と)れる。020魚(うを)の逃(に)げる時間(じかん)より、021こつちのつかむ時間(じかん)の方(はう)が早(はや)ければ、022取(と)れるのは当然(たうぜん)である。023皆(みな)はそつとねらつて取(と)ろうとするから逃(に)げられて仕舞(しま)ふのである。
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9/18【飯塚弘明.com】飯塚弘明著『ＰＴＣ２ 出口王仁三郎の霊界物語で透見する世界現象 Ｔ之巻』発刊！
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