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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第11巻(戌の巻)
言霊反
凡例
信天翁(二)
総説歌
第1篇 長駆進撃
第1章 クス野ケ原
第2章 一目お化
第3章 死生観
第4章 梅の花
第5章 大風呂敷
第6章 奇の都
第7章 露の宿
第2篇 意気揚々
第8章 明志丸
第9章 虎猫
第10章 立聞
第11章 表教
第12章 松と梅
第13章 転腹
第14章 鏡丸
第3篇 言霊解
第15章 大気津姫の段(一)
第16章 大気津姫の段(二)
第17章 大気津姫の段(三)
第4篇 満目荒寥
第18章 琵琶の湖
第19章 汐干丸
第20章 醜の窟
第21章 俄改心
第22章 征矢の雨
第23章 保食神
第5篇 乾坤清明
第24章 顕国宮
第25章 巫の舞
第26章 橘の舞
第27章 太玉松
第28章 二夫婦
第29章 千秋楽
余白歌
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霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第11巻(戌の巻)
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(N)
凡例 >>>
言霊反
(
ことたまかへし
)
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻
篇:
前付
よみ(新仮名遣い):
章:
言霊反
よみ(新仮名遣い):
ことたまかえし
通し章番号:
口述日:
口述場所:
筆録者:
王仁
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年9月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
第七巻の総説で、王仁は明治三十三年以降、顕真実の神業であったのに対し、開祖は大正五年まで未顕真実であった、と書いた。それを批判をする信者があるようだ。
しかし、開祖は未顕真実の「境遇」にあったと書いたのである。それは経のお役として、世の中が曇っていて時機が至らなかったために、大正五年までは、やむを得ず経の御用を十分に顕すことができなかった、という意味である。
また、神諭に「緯はサトクが落ちる」「緯はいろいろのことがある」とあるので、緯の役目の意義を疑う人がある。緯の役は千変万化の神業であるから、かえって神的活動、大苦心の様を現したのである。
霊界物語も、神道とか大本といった小さな世界のことだけを扱っているのではない。宇宙の外に立って神示のままを口述したものなのである。いかなる法難や一部信徒の無理解も意に介せず、ただ自己自身の体験と神示によって忌憚なく述べただけである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
OBC :
rm110001
愛善世界社版:
前付 1頁
八幡書店版:
第2輯 503頁
修補版:
校定版:
前付 1頁
普及版:
前付 1頁
初版:
ページ備考:
001
王仁
002
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
第七
(
だいしち
)
巻
(
くわん
)
の
総説
(
そうせつ
)
に
於
(
おい
)
て、
003
『
教祖
(
けうそ
)
は
明治
(
めいぢ
)
二十五
(
にじふご
)
年
(
ねん
)
より
大正
(
たいしやう
)
五
(
ご
)
年
(
ねん
)
まで、
004
前後
(
ぜんご
)
二十五
(
にじふご
)
年間
(
ねんかん
)
未顕
(
みけん
)
真実
(
しんじつ
)
の
境遇
(
きやうぐう
)
にありて
神務
(
しんむ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
し、
005
神政
(
しんせい
)
成就
(
じやうじゆ
)
の
基本
(
きほん
)
的
(
てき
)
神業
(
しんげふ
)
の
先駆
(
せんく
)
を
勤
(
つと
)
められたのである。
006
女子
(
によし
)
の
入道
(
にふだう
)
は
明治
(
めいぢ
)
三十一
(
さんじふいち
)
年
(
ねん
)
であるが、
007
未顕
(
みけん
)
真実
(
しんじつ
)
の
神業
(
しんげふ
)
は
同
(
どう
)
三十三
(
さんじふさん
)
年
(
ねん
)
まで
全
(
まる
)
二
(
に
)
ケ
年間
(
ねんかん
)
で、
008
その
後
(
ご
)
は
顕真実
(
けんしんじつ
)
の
神業
(
しんげふ
)
である。
009
霊的
(
れいてき
)
に
云
(
い
)
ふならば、
010
教祖
(
けうそ
)
よりも
十八
(
じふはち
)
年
(
ねん
)
魁
(
さきが
)
けて
顕真実
(
けんしんじつ
)
の
境域
(
きやうゐき
)
に
進
(
すす
)
んで
居
(
ゐ
)
たのは、
011
お
筆先
(
ふでさき
)
の
直筆
(
ぢきひつ
)
を
熟読
(
じゆくどく
)
さるれば
判
(
わか
)
りませう』
012
と
誌
(
しる
)
したのを
見
(
み
)
て、
013
大変
(
たいへん
)
に
不平
(
ふへい
)
を
並
(
なら
)
べられ、
014
且
(
か
)
つ
変性
(
へんじやう
)
女子
(
によし
)
は
教祖
(
けうそ
)
よりも
自己
(
じこ
)
の
方
(
はう
)
が
先輩
(
せんぱい
)
だ、
015
観察力
(
くわんさつりよく
)
がエライ、
016
顕真実
(
けんしんじつ
)
の
境
(
さかひ
)
に
早
(
はや
)
く
達
(
たつ
)
して
居
(
ゐ
)
ると
謂
(
い
)
つて、
017
教祖
(
けうそ
)
の
教
(
をしへ
)
を
根底
(
こんてい
)
より
覆
(
くつが
)
へし、
018
自己
(
じこ
)
本位
(
ほんゐ
)
をたて
貫
(
ぬ
)
かうとする
野心
(
やしん
)
の
発露
(
はつろ
)
だと、
019
随分
(
ずゐぶん
)
矢釜敷
(
やかましき
)
議論
(
ぎろん
)
があるさうですが、
020
顕幽
(
けんいう
)
一体
(
いつたい
)
、
021
経緯
(
けいゐ
)
不二
(
ふじ
)
の
真相
(
しんさう
)
が
判
(
わか
)
らないと、
022
そんな
約
(
つま
)
らぬ
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
はねばならなくなるのです。
023
克
(
よ
)
く
考
(
かんが
)
へて
御覧
(
ごらん
)
なさい。
024
教祖
(
けうそ
)
様
(
さま
)
は
経糸
(
たていと
)
の
御
(
お
)
役
(
やく
)
、
025
女子
(
によし
)
は
緯糸
(
よこいと
)
の
御用
(
ごよう
)
と
示
(
しめ
)
されてあります。
026
経言
(
けいげん
)
は
一々
(
いちいち
)
万々
(
ばんばん
)
確固
(
かくこ
)
不易
(
ふえき
)
の
神示
(
しんじ
)
であり、
027
緯糸
(
よこいと
)
は
操縦
(
さうじゆう
)
与奪
(
よだつ
)
、
028
其権
(
そのけん
)
有我
(
いうが
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
せなくてはなりませぬ。
029
教祖
(
けうそ
)
が
経糸
(
たていと
)
の
御
(
お
)
用
(
やく
)
でありながら、
030
時機
(
じき
)
の
至
(
いた
)
らざるため
止
(
や
)
むを
得
(
え
)
ず、
031
やはり
操縦
(
さうじう
)
与奪
(
よだつ
)
其権
(
そのけん
)
有我
(
いうが
)
的
(
てき
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
されなくてはならない
地位
(
ちゐ
)
に
立
(
た
)
ち、
032
是非
(
ぜひ
)
なく
未顕
(
みけん
)
真実
(
しんじつ
)
的
(
てき
)
筆先
(
ふでさき
)
を
表
(
あら
)
はして
役員
(
やくゐん
)
信者
(
しんじや
)
を
戒
(
いまし
)
められた
意味
(
いみ
)
であつて、
033
教祖
(
けうそ
)
御
(
ご
)
自身
(
じしん
)
に
於
(
おい
)
て
神意
(
しんい
)
を
悟
(
さと
)
り
玉
(
たま
)
はなかつたといふのではない。
034
第七
(
だいしち
)
巻
(
くわん
)
の
総説
(
そうせつ
)
を
熟読
(
じゆくどく
)
されよ。
035
『
十八
(
じふはち
)
年間
(
ねんかん
)
未顕
(
みけん
)
真実
(
しんじつ
)
の
境遇
(
きやうぐう
)
にあつて
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
し』
036
とある
文句
(
もんく
)
を、
037
境遇
(
きやうぐう
)
の
二字
(
にじ
)
に
克
(
よ
)
く
眼
(
まなこ
)
を
着
(
つ
)
けて
考
(
かんが
)
へれば
判然
(
はんぜん
)
するでせう。
038
また
女子
(
によし
)
は
三十三
(
さんじふさん
)
年
(
ねん
)
から
顕真実
(
けんしんじつ
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
し、
039
霊的
(
れいてき
)
に
云
(
い
)
ふならば、
040
十八
(
じふはち
)
年
(
ねん
)
魁
(
さきが
)
けて
顕真実
(
けんしんじつ
)
の
境域
(
きやうゐき
)
に
進
(
すす
)
んで
居
(
ゐ
)
ると
云
(
い
)
ふ
事
(
こと
)
を
誤解
(
ごかい
)
し、
041
大変
(
たいへん
)
に
気
(
き
)
にして
居
(
ゐ
)
る
方々
(
かたがた
)
が
所々
(
ところどころ
)
にあるやうですが、
042
是
(
これ
)
も
男子
(
なんし
)
女子
(
によし
)
経糸
(
たていと
)
緯糸
(
よこいと
)
の
相互
(
さうご
)
的
(
てき
)
関係
(
くわんけい
)
が
明
(
あきら
)
かになつて
居
(
ゐ
)
ないからの
誤解
(
ごかい
)
である。
043
変性
(
へんじやう
)
女子
(
によし
)
としては
教祖
(
けうそ
)
の
経糸
(
たていと
)
に
従
(
したが
)
つて、
044
神界
(
しんかい
)
経綸
(
けいりん
)
の
神機
(
しんき
)
を
織上
(
おりあげ
)
ねばならぬ
御用
(
ごよう
)
である。
045
併
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら
明治
(
めいぢ
)
三十一
(
さんじふいち
)
年
(
ねん
)
初
(
はじ
)
めて
帰神
(
きしん
)
となり、
046
一々
(
いちいち
)
万々
(
ばんばん
)
確固
(
かくこ
)
不易
(
ふえき
)
的
(
てき
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
参加
(
さんか
)
しつつ、
047
同
(
どう
)
三十三
(
さんじふさん
)
年
(
ねん
)
に
至
(
いた
)
るまで
我
(
わが
)
神定
(
しんてい
)
の
本務
(
ほんむ
)
に
非
(
あら
)
ざる
経糸
(
たていと
)
的
(
てき
)
神務
(
しんむ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
して、
048
女子
(
によし
)
の
真実
(
しんじつ
)
なる
神業
(
しんげふ
)
を
顕
(
あら
)
はし
得
(
え
)
ざる
境遇
(
きやうぐう
)
にありし
事
(
こと
)
を、
049
二
(
に
)
年間
(
ねんかん
)
未顕
(
みけん
)
真実
(
しんじつ
)
の
神業
(
しんげふ
)
であつたと
謂
(
い
)
つたのであります。
050
いよいよ
明治
(
めいぢ
)
三十三
(
さんじふさん
)
年
(
ねん
)
一
(
いち
)
月
(
ぐわつ
)
より
出口家
(
でぐちけ
)
の
養子
(
やうし
)
となり、
051
教祖
(
けうそ
)
の
経糸
(
たていと
)
に
対
(
たい
)
し
私
(
わたくし
)
は
緯糸
(
よこいと
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
したと
謂
(
い
)
ふのである。
052
然
(
しか
)
るに
神界
(
しんかい
)
の
事
(
こと
)
は
極
(
きは
)
めて
複雑
(
ふくざつ
)
にして、
053
男子
(
なんし
)
女子
(
によし
)
相並
(
あひなら
)
びたりとて、
054
教祖
(
けうそ
)
として
直
(
ただち
)
に
経糸
(
たていと
)
のみの
御用
(
ごよう
)
を
遊
(
あそ
)
ばす
訳
(
わけ
)
には
行
(
ゆ
)
かない。
055
経緯
(
たてよこ
)
両面
(
りやうめん
)
に
渉
(
わた
)
りて
筆先
(
ふでさき
)
の
御用
(
ごよう
)
を
遊
(
あそ
)
ばしたのは、
056
時
(
とき
)
の
勢
(
いきほひ
)
止
(
や
)
むを
得
(
え
)
なかつたのであります。
057
女子
(
によし
)
は
元
(
もと
)
より
緯糸
(
よこいと
)
の
御用
(
ごよう
)
のみなれば、
058
緯役
(
よこやく
)
として
の
顕真実
(
けんしんじつ
)
の
御用
(
ごよう
)
は
自然
(
しぜん
)
に
勤
(
つと
)
まつたのである。
059
然
(
しか
)
るに
大正
(
たいしやう
)
五
(
ご
)
年
(
ねん
)
九
(
く
)
月
(
ぐわつ
)
に
至
(
いた
)
つて、
060
教祖
(
けうそ
)
も
従前
(
じうぜん
)
の
経緯
(
たてよこ
)
両面
(
りやうめん
)
の
神業
(
しんげふ
)
を
奉仕
(
ほうし
)
遊
(
あそ
)
ばす
必要
(
ひつえう
)
無
(
な
)
きまでに
神業
(
しんげふ
)
発展
(
はつてん
)
せられたるを
以
(
もつ
)
て、
061
いよいよ
男子
(
なんし
)
緯糸
(
たていと
)
の
役
(
やく
)
としての
真実
(
しんじつ
)
を
顕
(
あら
)
はし
玉
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
を
得
(
え
)
られたのであります。
062
それよりは
経糸
(
たていと
)
は
経糸
(
たていと
)
、
063
緯糸
(
よこいと
)
は
緯糸
(
よこいと
)
と
判然
(
はんぜん
)
区劃
(
くくわく
)
が
付
(
つ
)
くやうになつて
来
(
き
)
たのであります。
064
是
(
これ
)
でも
未
(
いま
)
だ
疑念
(
ぎねん
)
の
晴
(
は
)
れない
方々
(
かたがた
)
は、
065
第七
(
だいしち
)
巻
(
くわん
)
の
総説
(
そうせつ
)
を
幾回
(
いくくわい
)
も
反読
(
はんどく
)
して
下
(
くだ
)
さい。
066
また
神諭
(
しんゆ
)
の
文中
(
ぶんちう
)
に、
067
『
緯
(
よこ
)
はサトクが
落
(
お
)
ちたり、
068
糸
(
いと
)
が
断
(
き
)
れたり
色々
(
いろいろ
)
と
致
(
いた
)
すぞよ』
069
と
示
(
しめ
)
されあるを
誤解
(
ごかい
)
して
居
(
ゐ
)
る
人
(
ひと
)
が
多
(
おほ
)
いらしい。
070
サトクが
落
(
お
)
ちると
云
(
い
)
ふのは
決
(
けつ
)
して
失敗
(
しつぱい
)
の
意味
(
いみ
)
でない。
071
千変
(
せんぺん
)
万化
(
ばんくわ
)
に
身魂
(
みたま
)
を
使用
(
しよう
)
して
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
せなくては
成
(
な
)
らぬから、
072
俗人
(
ぞくじん
)
の
耳目
(
じもく
)
には
毫
(
がう
)
も
見当
(
けんたう
)
のとれ
難
(
がた
)
い、
073
神的
(
しんてき
)
大活動
(
だいくわつどう
)
、
074
大苦心
(
だいくしん
)
の
意
(
い
)
を
示
(
しめ
)
されたものである。
075
また
途中
(
とちう
)
に
糸
(
いと
)
が
断
(
き
)
れたりと
云
(
い
)
ふ
意味
(
いみ
)
は、
076
到底
(
たうてい
)
三千
(
さんぜん
)
世界
(
せかい
)
一貫
(
いつくわん
)
の
大神業
(
だいしんげふ
)
なれば
単調
(
たんてう
)
的
(
てき
)
には
行
(
ゆ
)
くものでない。
077
また
錦
(
にしき
)
の
機
(
はた
)
は
幾度
(
いくど
)
も
色糸
(
いろいと
)
を
取替
(
とりか
)
へねば
立派
(
りつぱ
)
な
模様
(
もやう
)
は
織上
(
おりあが
)
らぬものである。
078
色糸
(
いろいと
)
を
取替
(
とりか
)
へるのは
即
(
すなは
)
ち
糸
(
いと
)
が
断
(
き
)
れるのである。
079
サトクも
一本
(
いつぽん
)
や
二本
(
にほん
)
や
三本
(
さんぼん
)
では
錦
(
にしき
)
の
機
(
はた
)
は
織
(
お
)
れぬ。
080
甲
(
かふ
)
のサトクを
落
(
おと
)
して
乙
(
おつ
)
のサトクを
拾
(
ひろ
)
ひ
上
(
あ
)
げ、
081
また
乙
(
おつ
)
のサトクを
落
(
おと
)
して
丙
(
へい
)
のサトク、
082
丙
(
へい
)
を
落
(
おと
)
して
丁
(
てい
)
戊
(
ぼう
)
己
(
き
)
と
交
(
かは
)
るがはるサトクと
糸
(
いと
)
を
取替
(
とりか
)
へると
云
(
い
)
ふ
深
(
ふか
)
き
神意
(
しんい
)
の
表示
(
へうじ
)
である。
083
要
(
えう
)
するに
変性
(
へんじやう
)
男子
(
なんし
)
は
経
(
たて
)
の
御
(
お
)
役
(
やく
)
なれども、
084
あまり
世界
(
せかい
)
が
曇
(
くも
)
つて
居
(
ゐ
)
たために、
085
大正
(
たいしやう
)
五
(
ご
)
年
(
ねん
)
までは
男子
(
なんし
)
としての
顕真実
(
けんしんじつ
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
奉仕
(
ほうし
)
し
玉
(
たま
)
ふ
時機
(
じき
)
が
来
(
こ
)
なかつたと
云
(
い
)
ふことである。
086
女子
(
によし
)
は
女子
(
によし
)
として
明治
(
めいぢ
)
三十三
(
さんじふさん
)
年
(
ねん
)
より
奉仕
(
ほうし
)
する
事
(
こと
)
を
得
(
う
)
る
地位
(
ちゐ
)
におかれて、
087
夫
(
そ
)
れ
相応
(
さうおう
)
の
神業
(
しんげふ
)
に
従事
(
じうじ
)
して
居
(
ゐ
)
たと
云
(
い
)
ふだけである。
088
然
(
しか
)
し
乍
(
なが
)
ら、
089
大正
(
たいしやう
)
五
(
ご
)
年
(
ねん
)
九
(
く
)
月
(
ぐわつ
)
以後
(
いご
)
の
教祖
(
けうそ
)
の
単純
(
たんじゆん
)
なる
経糸
(
たていと
)
の
御用
(
ごよう
)
に
連
(
つ
)
れて、
090
女子
(
によし
)
もまた
緯糸
(
よこいと
)
として
層一層
(
そういつそう
)
女子
(
によし
)
の
神業
(
しんげふ
)
が
判然
(
はんぜん
)
として
来
(
き
)
たのは、
091
いはゆる
経緯
(
けいゐ
)
不二
(
ふじ
)
の
神理
(
しんり
)
である。
092
未顕
(
みけん
)
真実
(
しんじつ
)
顕真実
(
けんしんじつ
)
云々
(
うんぬん
)
の
問題
(
もんだい
)
も
是
(
これ
)
で
大略
(
たいりやく
)
判
(
わか
)
るでありませう。
093
○
094
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
も
素
(
もと
)
より
大本
(
おほもと
)
とか
神道
(
しんだう
)
とか
謂
(
ゐ
)
つたやうな、
095
小天地
(
せうてんち
)
に
齷齪
(
あくそく
)
して
居
(
を
)
るのではない。
096
真理
(
しんり
)
の
太陽
(
たいやう
)
を
心天
(
しんてん
)
高
(
たか
)
く
輝
(
かがや
)
かせ、
097
宇宙
(
うちう
)
の
外
(
そと
)
に
立
(
た
)
つて、
098
少
(
すこ
)
しも
偏
(
へん
)
せず、
099
神示
(
しんじ
)
のままを
口述
(
こうじゆつ
)
するのである
以上
(
いじやう
)
は、
100
殿堂
(
でんだう
)
や
経文
(
きやうもん
)
などを
脱
(
だつ
)
し、
101
自由
(
じいう
)
自在
(
じざい
)
の
境地
(
きやうち
)
に
立
(
た
)
つて
如何
(
いか
)
なる
法難
(
はふなん
)
をも
甘受
(
かんじゆ
)
し、
102
少数
(
せうすう
)
信徒
(
しんと
)
の
反感
(
はんかん
)
をも
意
(
い
)
に
介
(
かい
)
せず、
103
自己
(
じこ
)
自身
(
じしん
)
の
体験
(
たいけん
)
と
神示
(
しんじ
)
に
由
(
よ
)
つて
忌憚
(
きたん
)
なく
述
(
の
)
べたままである。
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(N)
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