霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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信天翁(あほふどり)(二)

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 篇:前付 よみ(新仮名遣い):
章:信天翁(二) よみ(新仮名遣い):あほうどり 通し章番号:
口述日:1922(大正11)年07月14日(旧閏05月20日) 口述場所: 筆録者:出口王仁三郎 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年9月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
『天地の元の大神を祭った五六七殿に来て見れば、教えの庭にふさわしくない不都合なことをやっている。仮設劇場を設置して、野卑な三味線で節面白く婆や娘が歌っている。おかげでかかあどもは、夫の言うことをきかずに変性女子の言を重んじ、女権が拡大しつつある。さすが悪の写った変性女子のほざいた物語だ。こんなことは止めておかねばならない』
とねじり鉢巻の人がいるが、良妻賢母にしてあげるから、ご心配は無用である。
どうせ阿呆の瑞霊のすることだから、神審をするような賢いお方のお気に召さないのは仕方がない。しかしどう罵られようとも、大化け物の瑞月は、金輪際初心は変えません。
この世を御造りになった元の大神の目から見れば、娑婆世界はそもそもめくらとつんぼばかりである。ぐずぐずいわずによく味わってお聞きなさい。それがいやならどうぞ去ってください。
楽屋一同を代表して、愚痴をだらだら述べておきます。かなわぬからたまちはえませ、かなわぬならたちかえりませ。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日: OBC :rm110003
愛善世界社版:前付 13頁 八幡書店版:第2輯 508頁 修補版: 校定版:前付 13頁 普及版:前付 7頁 初版: ページ備考:
001天地(てんち)(もと)大神(おほかみ)
002(いつ)(まつ)りし五六七(みろく)殿(でん)
003(あや)聖場(せいぢやう)(かしこ)みて
004日毎(ひごと)夜毎(よごと)()(きよ)
005(こころ)(きよ)大神(おほかみ)
006仁慈(じんじ)無限(むげん)神諭(みさとし)
007拝聴(はいちやう)せむと()()れば
008(をしへ)(には)一隅(いちぐう)
009(おも)ひも()らぬ()しからぬ
010不都合(ふつがふ)なことがやつてある
011本宮山(ほんぐうやま)神殿(しんでん)
012(こは)れたあとの材料(ざいれう)
013廃物(はいぶつ)利用(りよう)()らねども
014仮設(かせつ)劇場(げきぢやう)常置(じやうち)して
015野卑(やひ)楽器(がくき)(ひと)()
016三筋(みすぢ)(いと)をピンピンと
017遊芸(いうげい)気分(きぶん)()()ける
018()()けられてワアワアと
019腮紐(あごひも)ほどく老若(らうにやく)
020(かほ)はまだしも古代冠(こだいくわん)
021(あたま)()せていかめしく
022数多(あまた)(ひと)見降(みくだ)して
023(ふし)面白(おもしろ)(ばば)(むすめ)
024皺枯(しわが)(ごゑ)()(こゑ)
025(あせ)をたらたら()()され
026上手(じやうず)下手(へた)だと口々(くちぐち)
027社会(しやくわい)奉仕(ほうし)のロハ仕事(しごと)
028(つと)める馬鹿(ばか)()()れぬ
029それでも一寸(ちよつと)()いて()りや
030マンザラ()てたものでない
031平素(へいそ)(をつと)不始末(ふしまつ)
032女房(にようばう)としての(つく)(みち)
033敬神(けいしん)尊皇(そんのう)愛国(あいこく)
034(をしへ)(みち)徹底(てつてい)すと
035うまい言訳(いひわけ)(こしら)へて
036一夜(ひとよ)()かさず(うち)(かか)
037変性(へんじやう)女子(によし)のうさ(ごと)
038(たま)()かれて肝腎(かんじん)
039大事(だいじ)(をつと)軽蔑(けいべつ)
040鼻息(はないき)(あら)()(ばか)
041こんな(こと)をば平素(へいそ)より
042圧迫(あつぱく)して()女房(にようばう)
043()かして()れるものだから
044女権(ぢよけん)()()拡大(くわくだい)
045家内(かない)(かへ)つて紛乱(ふんらん)
046五月蠅(さばへ)(たね)()()らし
047(いま)まで柔順(じうじゆん)なりし(つま)
048この(ごろ)権幕(けんまく)(あら)くなり
049一々(いちいち)(をつと)手古摺(てこず)らせ
050二進(につち)三進(さつち)()()はぬ
051(あく)(うつ)つた緯役(よこやく)
052ほざいた霊界(れいかい)物語(ものがたり)
053(しん)始皇(しくわう)ぢやなけれども
054()(こと)なれば一冊(いつさつ)
055(のこ)らず(はい)にして()しい
056三千(さんぜん)世界(せかい)大馬鹿(おほばか)
057寝物語(ねものがたり)(ゆめ)うつつ
058(これ)では(をつと)(たま)らない
059世間(せけん)女房(にようばう)(くら)ぶれば
060(がい)して(かしこ)女房(にようばう)
061インフルエンザの(かぜ)のやうに
062(あたま)(さき)から(あし)(うら)
063さつぱり伝染(でんせん)して仕舞(しま)
064百度(ひやくど)以上(いじやう)逆上方(のぼせかた)
065(みづ)をばさして五六七(みろく)殿(でん)
066(ふし)()けたり三味線(さみせん)
067信者(しんじや)()はす醜業(しこわざ)
068()めてやらねば()かないと
069捻鉢巻(ねぢはちまき)(ひと)がある
070(かなら)心配(しんぱい)(あそ)ばすな
071良妻(りやうさい)賢母(けんぼ)にしてあげる
072何程(なにほど)()になり(へび)になり
073()()になつて焦慮(いら)つとも
074(あたま)(うへ)からザブザブと
075(ひや)してかかるみづ御魂(みたま)
076どうせ阿房(あはう)のする仕事(しごと)
077(かみ)使(つかひ)のさにはまで
078()さる(かしこ)いおん(かた)
079()()りそな(こと)はない
080アヽ惟神(かむながら)々々(かむながら)
081御霊(みたま)(さちは)ひましませよ
082朝日(あさひ)()るとも(くも)るとも
083(つき)()つとも()くるとも
084たとへ大地(だいち)(しづ)むとも
085なにほど(みづ)をさそうとも
086(おほ)馬鹿者(ばかもの)(そし)るとも
087四足(よつあし)身魂(みたま)(さわ)ぐとも
088体主(たいしゆ)霊従(れいじう)()はれたる
089大化物(おほばけもの)瑞月(ずゐげつ)
090金輪(こんりん)奈落(ならく)(そこ)までも
091(けつ)して初心(しよしん)(へん)じない
092(かみ)(おもて)(あら)はれて
093(ぜん)(あく)とを立別(たてわ)ける
094(かみ)(まか)した瑞月(ずゐげつ)
095たとへ霊界(れいかい)物語(ものがたり)
096あく()はりよが(かま)やせぬ
097(ただ)何事(なにごと)(ひと)()
098(かみ)(をしへ)(まか)すのみ
099阿房(あほう)阿房(あほう)(あつ)まつた
100この()(なか)にエライ(ひと)
101一人(ひとり)()りそな(こと)はない
102至聖(しせい)大賢(たいけん)紳士(しんし)ぞと
103威張(ゐば)つたところで天地(あめつち)
104(もと)(つく)りし大神(おほかみ)
105(いづ)(おん)()()たまへば
106(めくら)(つんぼ)娑婆(しやば)世界(せかい)
107愚図(ぐづ)々々(ぐづ)()はずに(みな)(かた)
108よく(あぢ)はつて()くが()
109軽口(かるくち)きくにも(かね)()
110ロハで(たふと)神界(しんかい)
111先人(せんじん)未発(みはつ)物語(ものがたり)
112いやなお(かた)はドシドシと
113()んで(くだ)され(たの)みます
114()いた(たぬき)()なす(やう)
115エラソに()かすと(おも)はずに
116この()(つく)りし大神(おほかみ)
117(ひろ)(こころ)()(なほ)
118(わが)言霊(ことたま)(あやま)ちを
119直日(なほひ)見直(みなほ)()(なほ)
120楽屋(がくや)一同(いちどう)代表(だいへう)して
121愚痴(ぐち)をだらだら()べておく
122アヽ惟神(かむながら)々々(かむながら)
123(かな)はん(とき)神頼(かみだの)
124かなはぬからたまちはへませ
125かなはぬならたちかへりませ
126  大正十一年七月十四日
127      出口王仁三郎
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