霊界物語.ネット
~出口王仁三郎 大図書館~
設定
|
ヘルプ
ホーム
霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第11巻(戌の巻)
言霊反
凡例
信天翁(二)
総説歌
第1篇 長駆進撃
第1章 クス野ケ原
第2章 一目お化
第3章 死生観
第4章 梅の花
第5章 大風呂敷
第6章 奇の都
第7章 露の宿
第2篇 意気揚々
第8章 明志丸
第9章 虎猫
第10章 立聞
第11章 表教
第12章 松と梅
第13章 転腹
第14章 鏡丸
第3篇 言霊解
第15章 大気津姫の段(一)
第16章 大気津姫の段(二)
第17章 大気津姫の段(三)
第4篇 満目荒寥
第18章 琵琶の湖
第19章 汐干丸
第20章 醜の窟
第21章 俄改心
第22章 征矢の雨
第23章 保食神
第5篇 乾坤清明
第24章 顕国宮
第25章 巫の舞
第26章 橘の舞
第27章 太玉松
第28章 二夫婦
第29章 千秋楽
余白歌
×
設定
この文献を王仁DBで開く
印刷用画面を開く
[?]
プリント専用のシンプルな画面が開きます。文章の途中から印刷したい場合は、文頭にしたい位置のアンカーをクリックしてから開いて下さい。
[×閉じる]
話者名の追加表示
[?]
セリフの前に話者名が記していない場合、誰がしゃべっているセリフなのか分からなくなってしまう場合があります。底本にはありませんが、話者名を追加して表示します。
[×閉じる]
追加表示する
追加表示しない
【標準】
表示できる章
テキストのタイプ
[?]
ルビを表示させたまま文字列を選択してコピー&ペーストすると、ブラウザによってはルビも一緒にコピーされてしまい、ブログ等に引用するのに手間がかかります。そんな時には「コピー用のテキスト」に変更して下さい。ルビも脚注もない、ベタなテキストが表示され、きれいにコピーできます。
[×閉じる]
通常のテキスト
【標準】
コピー用のテキスト
文字サイズ
S
【標準】
M
L
ルビの表示
通常表示
【標準】
括弧の中に表示
表示しない
アンカーの表示
[?]
本文中に挿入している3~4桁の数字がアンカーです。原則として句読点ごとに付けており、標準設定では本文の左端に表示させています。クリックするとその位置から表示されます(URLの#の後ろに付ける場合は数字の頭に「a」を付けて下さい)。長いテキストをスクロールさせながら読んでいると、どこまで読んだのか分からなくなってしまう時がありますが、読んでいる位置を知るための目安にして下さい。目障りな場合は「表示しない」設定にして下さい。
[×閉じる]
左側だけに表示する
【標準】
表示しない
全てのアンカーを表示
宣伝歌
[?]
宣伝歌など七五調の歌は、底本ではたいてい二段組でレイアウトされています。しかしブラウザで読む場合には、二段組だと読みづらいので、標準設定では一段組に変更して(ただし二段目は分かるように一文字下げて)表示しています。お好みよって二段組に変更して下さい。
[×閉じる]
一段組
【標準】
二段組
脚注[※]用語解説
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
【標準】
脚注マークを表示しない
脚注[*]編集用
[?]
[※]、[*]、[#]で括られている文字は当サイトで独自に付けた脚注です。[※]は主に用語説明、[*]は編集用の脚注で、表示させたり消したりできます。[#]は重要な注記なので表示を消すことは出来ません。
[×閉じる]
脚注マークを表示する
脚注マークを表示しない
【標準】
外字の外周色
[?]
一般のフォントに存在しない文字は専用の外字フォントを使用しています。目立つようにその文字の外周の色を変えます。
[×閉じる]
無色
【標準】
赤色
現在のページには外字は使われていません
表示がおかしくなったらリロードしたり、クッキーを削除してみて下さい。
【新着情報】
サイトをリニューアルしました。不具合がある場合は
従来バージョン
をお使い下さい|
サブスク
のお知らせ
霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第11巻(戌の巻)
> 第5篇 乾坤清明 > 第28章 二夫婦
<<< 太玉松
(B)
(N)
千秋楽 >>>
第二八章
二夫婦
(
ふたふうふ
)
〔四九五〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻
篇:
第5篇 乾坤清明
よみ(新仮名遣い):
けんこんせいめい
章:
第28章 二夫婦
よみ(新仮名遣い):
ふたふうふ
通し章番号:
495
口述日:
1922(大正11)年03月04日(旧02月06日)
口述場所:
筆録者:
谷村真友
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年9月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
[×閉じる]
:
続いて天之児屋根命が左から、梅ケ香姫が右から廻った。
次に、天之目一箇神と竹野姫が左右から柱を廻って結婚式を終えた。
引き続いて酒宴に移り、神人らは歌を歌って宴席をにぎわせた。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
[×閉じる]
:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-08-11 19:57:42
OBC :
rm1128
愛善世界社版:
260頁
八幡書店版:
第2輯 606頁
修補版:
校定版:
265頁
普及版:
110頁
初版:
ページ備考:
001
天之
(
あめの
)
児屋根
(
こやねの
)
命
(
みこと
)
は
神籬
(
ひもろぎ
)
を
左
(
ひだり
)
より
廻
(
めぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ、
002
結婚式
(
けつこんしき
)
の
歌
(
うた
)
を
歌
(
うた
)
ひ
始
(
はじ
)
むる。
003
天之児屋根命
『
仰
(
あふ
)
げば
高
(
たか
)
し
久方
(
ひさかた
)
の
004
青雲
(
あをくも
)
別
(
わ
)
けて
三
(
み
)
つ
星
(
ぼし
)
の
005
御魂
(
みたま
)
幸
(
さちは
)
ふ
霊鷲
(
りやうしう
)
の
006
山
(
やま
)
に
現
(
あら
)
はれ
大稜威
(
おほみいづ
)
007
高彦神
(
たかひこがみ
)
と
現
(
あら
)
はれて
008
黄金山
(
わうごんざん
)
に
現
(
あ
)
れませる
009
埴安彦
(
はにやすひこ
)
の
開
(
ひら
)
かれし
010
三五教
(
あななひけう
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
011
四方
(
よも
)
の
国民
(
くにたみ
)
救
(
すく
)
はむと
012
駱駝
(
らくだ
)
の
背
(
せな
)
に
跨
(
またが
)
りて
013
アシの
沙漠
(
さばく
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
014
広
(
ひろ
)
き
河瀬
(
かはせ
)
を
横
(
よこ
)
ぎりて
015
雪
(
ゆき
)
踏
(
ふ
)
みさくみ
霜
(
しも
)
を
浴
(
あ
)
び
016
雨
(
あめ
)
に
風
(
かぜ
)
にと
曝
(
さら
)
されて
017
噂
(
うはさ
)
に
高
(
たか
)
きアーメニヤ
018
曲
(
まが
)
の
猛
(
たけ
)
びを
鎮
(
しづ
)
めむと
019
心
(
こころ
)
の
駒
(
こま
)
に
鞭撻
(
むちう
)
ちて
020
道
(
みち
)
もいそいそ
膝栗毛
(
ひざくりげ
)
021
雪
(
ゆき
)
は
真白
(
ましろ
)
に
積
(
つも
)
り
居
(
ゐ
)
て
022
表
(
おもて
)
は
清
(
きよ
)
き
銀世界
(
ぎんせかい
)
023
中
(
なか
)
に
包
(
つつ
)
まる
曲津見
(
まがつみ
)
の
024
ウラルの
彦
(
ひこ
)
やウラル
姫
(
ひめ
)
025
コーカス
山
(
ざん
)
に
立籠
(
たてこも
)
り
026
心
(
こころ
)
も
猛
(
たけ
)
く
荒鉄
(
あらがね
)
の
027
地
(
つち
)
を
護
(
まも
)
れる
三柱
(
みはしら
)
の
028
神
(
かみ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
を
太知
(
ふとし
)
りて
029
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
詐
(
いつは
)
る
曲業
(
まがわざ
)
を
030
厳
(
いづ
)
と
瑞
(
みづ
)
との
言霊
(
ことたま
)
に
031
向
(
むけ
)
和
(
やは
)
さむと
来
(
きた
)
るうち
032
ウラルの
彦
(
ひこ
)
の
目付役
(
めつけやく
)
033
雲霞
(
うんか
)
の
如
(
ごと
)
く
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
り
034
有無
(
うむ
)
を
言
(
い
)
はせず
山腹
(
さんぷく
)
の
035
七
(
なな
)
つの
岩窟
(
いはや
)
に
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
まれ
036
心
(
こころ
)
を
千々
(
ちぢ
)
に
砕
(
くだ
)
きつつ
037
案
(
あん
)
じ
煩
(
わづら
)
ふ
折柄
(
をりから
)
に
038
眠
(
ねむり
)
の
神
(
かみ
)
に
襲
(
おそ
)
はれて
039
暗
(
くら
)
き
千尋
(
ちひろ
)
の
底
(
そこ
)
深
(
ふか
)
く
040
水
(
みづ
)
を
湛
(
たた
)
へし
岩底
(
いはそこ
)
に
041
落
(
お
)
ちて
凍
(
こご
)
ゆる
折柄
(
をりから
)
に
042
かすかに
響
(
ひび
)
く
言霊
(
ことたま
)
の
043
光
(
ひか
)
りに
漸
(
やうや
)
う
力
(
ちから
)
附
(
づ
)
き
044
眼
(
まなこ
)
を
開
(
ひら
)
き
眺
(
なが
)
むれば
045
我
(
わが
)
目
(
め
)
の
上
(
うへ
)
に
なよ
竹
(
だけ
)
の
046
雪
(
ゆき
)
にたはみし
如
(
ごと
)
くなる
047
手弱女
(
たをやめ
)
姿
(
すがた
)
の
竹野姫
(
たけのひめ
)
048
詔
(
の
)
る
言霊
(
ことたま
)
に
勇
(
いさ
)
み
立
(
た
)
ち
049
力
(
ちから
)
の
限
(
かぎ
)
り
岩壁
(
がんぺき
)
を
050
伝
(
つた
)
ひて
漸
(
やうや
)
く
姫
(
ひめ
)
の
前
(
まへ
)
051
来
(
きた
)
る
折
(
を
)
りしも
傍
(
かたはら
)
の
052
岩壁
(
がんぺき
)
砕
(
くだ
)
く
物音
(
ものおと
)
に
053
驚
(
おどろ
)
き
見詰
(
みつ
)
むる
間
(
ま
)
もあらず
054
天
(
あま
)
の
頭槌
(
くぶつち
)
打振
(
うちふる
)
ひ
055
岩
(
いは
)
の
戸割
(
とわ
)
りて
出
(
い
)
で
来
(
きた
)
る
056
天
(
あめ
)
の
目一箇
(
まひとつ
)
神司
(
かむづかさ
)
057
此処
(
ここ
)
に
三人
(
みたり
)
は
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
058
宿世
(
すぐせ
)
を
語
(
かた
)
る
折柄
(
をりから
)
に
059
表
(
おもて
)
に
聞
(
きこ
)
ゆる
足音
(
あしおと
)
は
060
救
(
すく
)
ひの
神
(
かみ
)
か
曲神
(
まがかみ
)
か
061
様子
(
やうす
)
如何
(
いか
)
にと
聞
(
き
)
き
居
(
を
)
れば
062
忽
(
たちま
)
ち
開
(
ひら
)
く
岩戸口
(
いはとぐち
)
063
立出
(
たちい
)
で
見
(
み
)
ればこは
如何
(
いか
)
に
064
開
(
ひら
)
く
時世
(
ときよ
)
を
松代姫
(
まつよひめ
)
065
薫
(
かを
)
りゆかしき
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
066
貴
(
うづの
)
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
067
石凝姥
(
いしこりどめ
)
や
時置師
(
ときおかし
)
068
八彦
(
やつひこ
)
鴨彦
(
かもひこ
)
諸共
(
もろとも
)
に
069
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
うたる
優曇華
(
うどんげ
)
の
070
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
の
嬉
(
うれ
)
しさよ
071
心
(
こころ
)
も
勇
(
いさ
)
み
身
(
み
)
も
勇
(
いさ
)
み
072
珍
(
うづ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
に
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
073
ウラルの
姫
(
ひめ
)
やヤツコスの
074
神
(
かみ
)
に
従
(
したが
)
ふビツコスや
075
数多
(
あまた
)
のクスの
神
(
かみ
)
迄
(
まで
)
が
076
宴会
(
うたげ
)
の
莚
(
むしろ
)
賑
(
にぎは
)
しく
077
列
(
れつ
)
を
乱
(
みだ
)
して
舞
(
ま
)
ひ
狂
(
くる
)
ふ
078
時
(
とき
)
しもあれや
松代姫
(
まつよひめ
)
079
二人
(
ふたり
)
の
姉妹
(
おとどひ
)
始
(
はじ
)
めとし
080
天
(
あま
)
の
数歌
(
かずうた
)
歌
(
うた
)
ひつつ
081
声
(
こゑ
)
も
涼
(
すず
)
しき
宣伝歌
(
せんでんか
)
082
詔
(
の
)
らせ
給
(
たま
)
へば
曲神
(
まがかみ
)
は
083
霊
(
たま
)
に
打
(
う
)
たれて
雲
(
くも
)
霞
(
かすみ
)
084
逃
(
に
)
げ
行
(
ゆ
)
く
後
(
あと
)
は
春
(
はる
)
の
日
(
ひ
)
の
085
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
如
(
ごと
)
き
心地
(
ここち
)
して
086
茲
(
ここ
)
に
三柱
(
みはしら
)
大御神
(
おほみかみ
)
087
祝
(
ことほ
)
ぎ
奉
(
まつ
)
れる
折柄
(
をりから
)
に
088
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
089
大御言
(
おほみこと
)
もて
高彦
(
たかひこ
)
は
090
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
と
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
091
縁
(
えん
)
を
結
(
むす
)
びの
神
(
かみ
)
の
前
(
まへ
)
092
左
(
ひだ
)
り
右
(
みぎ
)
りの
順序
(
ついで
)
をば
093
正
(
ただ
)
しく
巡
(
めぐ
)
り
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
094
互
(
たがひ
)
に
合
(
あは
)
す
顔
(
かほ
)
と
顔
(
かほ
)
095
神
(
かみ
)
か
人
(
ひと
)
かは
白梅
(
しらうめ
)
の
096
薫
(
かを
)
り
目出度
(
めでた
)
き
姫
(
ひめ
)
の
前
(
まへ
)
097
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うつく
)
しきエー
少女
(
をとめ
)
098
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしきエー
少女
(
をとめ
)
099
男
(
を
)
と
女
(
め
)
の
仲
(
なか
)
は
千代
(
ちよ
)
八千代
(
やちよ
)
100
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
との
睦
(
むつび
)
合
(
あ
)
ひ
101
表
(
おもて
)
と
裏
(
うら
)
との
水火
(
いき
)
合
(
あは
)
せ
102
神
(
かみ
)
の
鎮
(
しづ
)
まる
肉
(
にく
)
の
宮
(
みや
)
103
貴
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
をばさわさわに
104
湯津玉
(
ゆつたま
)
椿
(
つばき
)
繁
(
しげ
)
る
如
(
ごと
)
105
生
(
う
)
み
足
(
たら
)
はして
天地
(
あめつち
)
の
106
大百姓
(
おほみたから
)
を
生
(
う
)
みなさむ
107
嗚呼
(
ああ
)
エー
少女
(
をとめ
)
エー
少女
(
をとめ
)
108
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うつく
)
しき
汝
(
なれ
)
が
顔
(
かほ
)
109
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うつく
)
しき
汝
(
なれ
)
が
胸
(
むね
)
110
若
(
わか
)
やぐ
胸
(
むね
)
を
素手
(
すだ
)
抱
(
だ
)
きて
111
手抱
(
ただき
)
拱
(
まながり
)
真玉手
(
またまで
)
の
112
玉手
(
たまで
)
差纒
(
さしま
)
[
※
「纒」は「纏」の異体字
]
き
股長
(
ももなが
)
に
113
抱
(
いだ
)
きて
寝
(
い
)
ねん
豊
(
とよ
)
の
御酒
(
みき
)
114
うまらに
委曲
(
つばら
)
に
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
せ
115
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
神
(
かみ
)
の
道
(
みち
)
116
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
117
阿那爾夜志
(
あなにやし
)
愛
(
えー
)
少女
(
をとめ
)
』
118
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
は
又
(
また
)
もや
右
(
みぎ
)
より、
119
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
に
傚
(
なぞら
)
へたる
神籬
(
ひもろぎ
)
を
廻
(
まは
)
り
始
(
はじ
)
め、
120
歌
(
うた
)
ひ
出
(
だ
)
したり。
121
梅ケ香姫
『
仰
(
あふ
)
げば
高
(
たか
)
し
久方
(
ひさかた
)
の
122
高天原
(
たかあまはら
)
の
天使長
(
てんしちやう
)
123
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
124
末
(
すゑ
)
の
娘
(
むすめ
)
と
生
(
あ
)
れましし
125
妾
(
わらは
)
は
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
神
(
かみ
)
126
過
(
すぎ
)
つる
春
(
はる
)
の
上三日
(
かみみつか
)
127
年
(
とし
)
は
二八
(
にはち
)
の
月
(
つき
)
の
顔
(
かほ
)
128
花
(
はな
)
の
姿
(
すがた
)
を
雨風
(
あめかぜ
)
に
129
曝
(
さら
)
しつ
出
(
いだ
)
し
姉妹
(
おとどひ
)
の
130
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
旅衣
(
たびごろも
)
131
聖地
(
せいち
)
を
後
(
あと
)
に
立
(
た
)
ち
出
(
い
)
でて
132
エデンの
河
(
かは
)
を
渡
(
わた
)
らむと
133
する
時
(
とき
)
醜
(
しこ
)
の
里人
(
さとびと
)
に
134
悩
(
なや
)
まされつつある
折
(
をり
)
に
135
月照彦
(
つきてるひこ
)
の
神霊魂
(
かむみたま
)
136
名
(
な
)
も
照彦
(
てるひこ
)
と
現
(
あら
)
はれて
137
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
姉妹
(
おとどひ
)
を
138
父
(
ちち
)
のまします
珍
(
うづ
)
の
国
(
くに
)
139
珍
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
へ
送
(
おく
)
りまし
140
親子
(
おやこ
)
夫婦
(
めをと
)
は
優曇華
(
うどんげ
)
の
141
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
春
(
はる
)
の
喜
(
よろこ
)
びに
142
七日
(
なぬか
)
七夜
(
ななよ
)
を
暮
(
くら
)
しつつ
143
又
(
また
)
もや
親子
(
おやこ
)
の
生別
(
いきわか
)
れ
144
高砂島
(
たかさごじま
)
を
遠近
(
をちこち
)
と
145
教
(
をし
)
へ
伝
(
つた
)
ふる
折柄
(
をりから
)
に
146
ハザマの
森
(
もり
)
に
差
(
さし
)
かかり
147
途方
(
とはう
)
に
暮
(
く
)
るる
折柄
(
をりから
)
に
148
心
(
こころ
)
目出
(
めで
)
たき
春山
(
はるやま
)
の
149
彦
(
ひこ
)
の
命
(
みこと
)
に
助
(
たす
)
けられ
150
茲
(
ここ
)
に
姉妹
(
おとどひ
)
三
(
さん
)
人
(
にん
)
は
151
端
(
はし
)
なく
巡
(
めぐ
)
り
相生
(
あひおひ
)
の
152
松代
(
まつよ
)
の
姫
(
ひめ
)
や
竹野姫
(
たけのひめ
)
153
鬼武彦
(
おにたけひこ
)
に
救
(
すく
)
はれて
154
茲
(
ここ
)
に
目出度
(
めでた
)
く
目
(
め
)
の
国
(
くに
)
を
155
越
(
こ
)
えて
黄泉
(
よもつ
)
の
島
(
しま
)
に
着
(
つ
)
き
156
黄泉戦
(
よもついくさ
)
の
戦
(
たたか
)
ひに
157
大神津見
(
おほかむづみ
)
と
現
(
あら
)
はれし
158
桃
(
もも
)
の
三人
(
みたり
)
の
末
(
すゑ
)
の
子
(
こ
)
の
159
吾
(
あ
)
れは
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
神
(
かみ
)
160
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
161
依
(
よ
)
さしの
儘
(
まま
)
に
今日
(
けふ
)
の
日
(
ひ
)
に
162
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
巡
(
めぐ
)
りつつ
163
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
み
来
(
き
)
て
見
(
み
)
れば
164
誉
(
ほまれ
)
も
高
(
たか
)
き
高彦
(
たかひこ
)
の
165
天
(
あめ
)
の
児屋根
(
こやね
)
の
神司
(
かむづかさ
)
166
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
の
太祝詞
(
ふとのりと
)
167
詔
(
の
)
らせ
玉
(
たま
)
へる
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
は
168
天津
(
あまつ
)
国土
(
くにつち
)
揺
(
ゆる
)
ぐごと
169
轟
(
とどろ
)
き
渡
(
わた
)
る
大稜威
(
おほみいづ
)
170
雄々
(
をを
)
しき
聖
(
きよ
)
き
神
(
かみ
)
の
御子
(
みこ
)
171
嗚呼
(
ああ
)
エー
男
(
をとこ
)
エー
男
(
をとこ
)
172
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
珍
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
173
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
174
幾
(
いく
)
久
(
ひさ
)
しくも
限
(
かぎ
)
りなく
175
真玉手
(
またまで
)
玉手
(
たまで
)
取交
(
とりかは
)
し
176
夫婦
(
めをと
)
のちぎり
心安
(
うらやす
)
の
177
心安国
(
うらやすくに
)
と
鳴
(
な
)
り
響
(
ひび
)
く
178
汝
(
な
)
が
言霊
(
ことたま
)
に
百草
(
ももぐさ
)
も
179
靡
(
なび
)
き
伏
(
ふ
)
すらむ
鴛鴦衾
(
おしふすま
)
180
男
(
を
)
と
女
(
め
)
の
水火
(
いき
)
の
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
181
変
(
かは
)
らせ
給
(
たま
)
ふ
事
(
こと
)
なかれ
182
神
(
かみ
)
を
力
(
ちから
)
に
真心
(
まごころ
)
を
183
杖
(
つゑ
)
や
柱
(
はしら
)
と
頼
(
たの
)
みつつ
184
神
(
かみ
)
生
(
う
)
み
島
(
しま
)
生
(
う
)
み
人
(
ひと
)
生
(
う
)
みの
185
大神業
(
おほかむわざ
)
に
仕
(
つか
)
ふべし
186
貴
(
うづ
)
の
御業
(
みわざ
)
に
仕
(
つか
)
ふべし
187
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
愛男子
(
えーをのこ
)
188
嗚呼
(
ああ
)
美
(
うる
)
はしき
愛女
(
えーをみな
)
189
花
(
はな
)
と
月
(
つき
)
との
夫婦
(
めをと
)
連
(
づれ
)
190
花
(
はな
)
は
散
(
ち
)
らざれ
幾千代
(
いくちよ
)
も
191
月
(
つき
)
は
円
(
まる
)
かれ
何時迄
(
いつまで
)
も
192
花月
(
はなつき
)
(
鼻
(
はな
)
突
(
つ
)
き)
飯
(
めし
)
の
面白
(
おもしろ
)
く
193
神
(
かみ
)
の
随意
(
まに
)
々々
(
まに
)
栄
(
さか
)
えかし
194
神
(
かみ
)
のまにまに
栄
(
さか
)
えかし』
195
と
繰返
(
くりかへ
)
し
繰返
(
くりかへ
)
し
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
つて、
196
首尾
(
しゆび
)
好
(
よ
)
く
結婚
(
けつこん
)
の
式
(
しき
)
を
終了
(
しうれう
)
しける。
197
天之
(
あめの
)
目一箇
(
まひとつの
)
神
(
かみ
)
は
撞
(
つき
)
の
三柱
(
みはしら
)
を
中
(
なか
)
に
置
(
お
)
き、
198
竹野姫
(
たけのひめ
)
と
結婚
(
けつこん
)
の
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
ぐ
可
(
べ
)
く、
199
二人
(
ふたり
)
は
左右
(
さいう
)
より
廻
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひぬ。
200
天之
(
あめの
)
目一箇
(
まひとつの
)
神
(
かみ
)
の
歌
(
うた
)
、
201
天之目一箇神
『
霊鷲山
(
りやうしうざん
)
に
生
(
あ
)
れませる
202
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
白雲
(
しらくも
)
の
203
降居
(
をりゐ
)
向伏
(
むかふ
)
す
其
(
その
)
きはみ
204
白雲別
(
しらくもわけ
)
と
現
(
あら
)
はれて
205
三大教
(
さんだいけう
)
を
開
(
ひら
)
かむと
206
神
(
かみ
)
の
造
(
つく
)
りし
宣伝歌
(
せんでんか
)
207
歌
(
うた
)
ひて
来
(
きた
)
る
折柄
(
をりから
)
に
208
エデンの
川
(
かは
)
の
岸
(
きし
)
の
辺
(
べ
)
に
209
五大教
(
ごだいけう
)
なる
宣伝使
(
せんでんし
)
210
石凝神
(
いしこりがみ
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
211
経
(
たて
)
と
緯
(
よこ
)
との
御教
(
みをしへ
)
を
212
錦
(
にしき
)
の
機
(
はた
)
に
織
(
お
)
り
成
(
な
)
して
213
水
(
みづ
)
も
漏
(
も
)
らさぬ
三五
(
あななひ
)
の
214
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
と
改
(
あらた
)
めつ
215
言霊
(
ことたま
)
詔
(
の
)
れる
折柄
(
をりから
)
に
216
群
(
むら
)
がる
人
(
ひと
)
の
中
(
なか
)
よりも
217
猛
(
たけ
)
しき
神
(
かみ
)
の
現
(
あら
)
はれて
218
竹切
(
たけぎ
)
れ
持
(
も
)
ちて
我
(
わが
)
眼
(
まなこ
)
219
骨
(
ほね
)
も
徹
(
とほ
)
れと
突
(
つ
)
きにける
220
一
(
ひと
)
つの
眼
(
まなこ
)
を
失
(
うしな
)
ひし
221
我
(
わが
)
身
(
み
)
の
幸
(
さち
)
を
嬉
(
うれ
)
しみて
222
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
とに
仰
(
あふ
)
ぎ
伏
(
ふ
)
し
223
恵
(
めぐ
)
みを
称
(
たた
)
ふ
折柄
(
をりから
)
に
224
またもや
来
(
きた
)
る
次
(
つぎ
)
の
矢
(
や
)
を
225
待
(
ま
)
つ
間
(
ま
)
程
(
ほど
)
なく
東彦
(
あづまひこ
)
226
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
に
救
(
すく
)
はれて
227
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
りし
一
(
ひと
)
つ
目
(
め
)
の
228
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
229
神
(
かむ
)
素盞嗚
(
すさのを
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
230
依
(
よ
)
さしの
儘
(
まま
)
にアルプスの
231
珍
(
うづ
)
の
鋼鉄
(
くろがね
)
掘出
(
ほりだ
)
して
232
両刃
(
もろは
)
の
剣
(
つるぎ
)
打
(
う
)
ち
鍛
(
きた
)
へ
233
国
(
くに
)
の
護
(
まも
)
りの
神実
(
かむざね
)
と
234
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
りし
今日
(
けふ
)
の
春
(
はる
)
235
漸
(
やうや
)
く
心
(
こころ
)
落着
(
おちつ
)
きて
236
又
(
また
)
もや
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
仰
(
あふ
)
せ
237
銅
(
あかがね
)
鋼鉄
(
まがね
)
アルプスの
238
山
(
やま
)
に
出
(
い
)
でむとする
時
(
とき
)
に
239
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
240
縁
(
えにし
)
の
糸
(
いと
)
に
結
(
むす
)
ばれて
241
思
(
おも
)
ひも
掛
(
か
)
けぬ
妹
(
いも
)
と
背
(
せ
)
の
242
契
(
ちぎり
)
嬉
(
うれ
)
しき
神籬
(
ひもろぎ
)
を
243
左
(
ひだ
)
り
右
(
みぎ
)
りを
過
(
あやま
)
たず
244
巡
(
めぐ
)
り
来
(
きた
)
りて
今
(
いま
)
此処
(
ここ
)
に
245
人
(
ひと
)
に
勝
(
すぐ
)
れて
矗々
(
すくすく
)
と
246
背長
(
せたけ
)
延
(
の
)
びたる
竹野姫
(
たけのひめ
)
247
醜
(
しこ
)
の
魔風
(
まかぜ
)
をサラサラと
248
さばくに
敏
(
さと
)
き
宣伝使
(
せんでんし
)
249
露
(
つゆ
)
の
滴
(
したた
)
る
眥
(
まなじり
)
や
250
花
(
はな
)
の
唇
(
くちびる
)
月
(
つき
)
の
眉
(
まゆ
)
251
嗚呼
(
ああ
)
エー
女
(
をみな
)
エー
女
(
をみな
)
252
かかる
女
(
をみな
)
と
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
253
契
(
ちぎ
)
る
八千代
(
やちよ
)
の
玉椿
(
たまつばき
)
254
貴
(
うづ
)
の
剣
(
つるぎ
)
を
鍛
(
きた
)
ふごと
255
身魂
(
みたま
)
を
鍛
(
きた
)
へ
磨
(
みが
)
き
上
(
あ
)
げ
256
百世
(
ももよ
)
も
千代
(
ちよ
)
も
限
(
かぎ
)
りなく
257
水火
(
いき
)
と
水火
(
いき
)
とを
合
(
あは
)
せつつ
258
天津
(
あまつ
)
御神
(
みかみ
)
や
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
259
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしの
神業
(
かむわざ
)
に
260
仕
(
つか
)
ふる
身
(
み
)
こそ
楽
(
たの
)
しけれ
261
仕
(
つか
)
ふる
身
(
み
)
こそ
楽
(
たの
)
しけれ』
262
と
歌
(
うた
)
ひ
終
(
をは
)
り、
263
竹野姫
(
たけのひめ
)
は
神籬
(
ひもろぎ
)
を
右
(
みぎ
)
より
廻
(
まは
)
りながら、
264
竹野姫
『
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
珍
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
265
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
三
(
み
)
つ
栗
(
ぐり
)
の
266
中
(
なか
)
に
生
(
うま
)
れし
竹野姫
(
たけのひめ
)
267
父
(
ちち
)
の
行衛
(
ゆくゑ
)
を
尋
(
たづ
)
ねつつ
268
松
(
まつ
)
と
梅
(
うめ
)
とに
誘
(
いざな
)
はれ
269
ヨルの
湊
(
みなと
)
を
船出
(
ふなで
)
して
270
朝日
(
あさひ
)
も
智利
(
てる
)
の
国
(
くに
)
を
越
(
こ
)
え
271
大蛇
(
をろち
)
の
船
(
ふね
)
に
乗
(
の
)
せられて
272
珍
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
の
父
(
ちち
)
の
前
(
まへ
)
273
思
(
おも
)
ひ
掛
(
が
)
けなき
母神
(
ははがみ
)
の
274
五月
(
さつき
)
の
姫
(
ひめ
)
に
巡
(
めぐ
)
り
会
(
あ
)
ひ
275
親子
(
おやこ
)
五
(
ご
)
人
(
にん
)
は
相見
(
あひみ
)
ての
276
言葉
(
ことば
)
も
籠
(
こも
)
る
鴛鴦
(
をしどり
)
の
277
妹背
(
いもせ
)
の
契
(
ちぎり
)
親
(
おや
)
と
子
(
こ
)
の
278
逢
(
あ
)
ふ
瀬
(
せ
)
を
茲
(
ここ
)
に
楽
(
たの
)
しみつ
279
又
(
また
)
もや
此
(
この
)
家
(
や
)
を
伊都能売
(
いづのめ
)
の
280
御祖
(
みおや
)
を
後
(
あと
)
に
三柱
(
みはしら
)
は
281
館
(
やかた
)
を
出
(
い
)
でて
遥々
(
はるばる
)
と
282
歩
(
あゆ
)
みも
軽
(
かる
)
きカルの
原
(
はら
)
283
ハザマの
国
(
くに
)
や
目
(
め
)
の
国
(
くに
)
を
284
越
(
こ
)
えて
荒浪
(
あらなみ
)
打渡
(
うちわた
)
り
285
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
や
木
(
こ
)
の
花姫
(
はなひめ
)
の
286
依
(
よ
)
さしの
儘
(
まま
)
に
黄泉島
(
よもつじま
)
287
桃
(
もも
)
の
実魂
(
みたま
)
と
現
(
あら
)
はれて
288
大神津見
(
おほかむづみ
)
と
称
(
たた
)
へられ
289
黄金山
(
わうごんざん
)
を
後
(
あと
)
に
見
(
み
)
て
290
又
(
また
)
もや
進
(
すす
)
む
宣伝使
(
せんでんし
)
291
鬼
(
おに
)
や
大蛇
(
をろち
)
や
曲津見
(
まがつみ
)
の
292
出
(
いづ
)
るを
幸
(
さいは
)
ひ
言向
(
ことむ
)
けつ
293
心
(
こころ
)
の
色
(
いろ
)
は
紅葉
(
もみぢば
)
の
294
明志
(
あかし
)
の
湖
(
うみ
)
を
打渡
(
うちわた
)
り
295
雪
(
ゆき
)
は
積
(
つ
)
めども
黒野原
(
くろのはら
)
296
言霊
(
ことたま
)
響
(
ひび
)
く
琵琶
(
びは
)
の
湖
(
うみ
)
297
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
三
(
み
)
つの
島
(
しま
)
298
我
(
わが
)
姉妹
(
おとどひ
)
と
振返
(
ふりかへ
)
り
299
見返
(
みかへ
)
りながら
寒風
(
さむかぜ
)
に
300
吹
(
ふ
)
かれて
漸
(
やうや
)
うコーカスの
301
雪
(
ゆき
)
の
山路
(
やまぢ
)
にかかる
時
(
とき
)
302
顔色
(
かほいろ
)
黒
(
くろ
)
き
牛雲
(
うしくも
)
の
303
捕手
(
とりて
)
の
群
(
むれ
)
に
取巻
(
とりま
)
かれ
304
岩窟
(
いはや
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
れられて
305
出
(
で
)
るに
出
(
で
)
られぬ
籠
(
かご
)
の
鳥
(
とり
)
306
時世
(
ときよ
)
時節
(
じせつ
)
を
待
(
ま
)
つ
間
(
うち
)
に
307
思
(
おも
)
ひも
掛
(
か
)
けぬ
姉妹
(
おとどひ
)
や
308
石凝姥
(
いしこりどめ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
309
力
(
ちから
)
の
強
(
つよ
)
い
時
(
とき
)
さまを
310
連
(
つ
)
れて
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
進
(
すす
)
み
来
(
く
)
る
311
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
に
潜
(
ひそ
)
みたる
312
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
は
忽
(
たちま
)
ちに
313
此
(
この
)
場
(
ば
)
に
現
(
あら
)
はれ
北光
(
きたてる
)
の
314
眼
(
まなこ
)
一
(
ひと
)
つの
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
と
315
今
(
いま
)
一柱
(
ひとはしら
)
三柱
(
みはしら
)
の
316
皇
(
すめ
)
大神
(
おほかみ
)
を
祭
(
まつ
)
りたる
317
コーカス
山
(
ざん
)
の
山
(
やま
)
の
尾
(
を
)
の
318
顕
(
うつ
)
しき
国
(
くに
)
の
宮
(
みや
)
の
前
(
まへ
)
319
ウラルの
姫
(
ひめ
)
の
曲事
(
まがごと
)
を
320
伊吹
(
いぶき
)
払
(
はら
)
ひて
言霊
(
ことたま
)
の
321
息吹
(
いぶ
)
き
放
(
はな
)
てば
雲霧
(
くもきり
)
と
322
なりて
逃
(
に
)
げ
行
(
ゆ
)
く
可笑
(
をかし
)
さよ
323
胸
(
むね
)
の
思
(
おも
)
ひも
晴
(
は
)
れ
渡
(
わた
)
り
324
此処
(
ここ
)
に
三柱
(
みはしら
)
大神
(
おほかみ
)
の
325
御霊
(
みたま
)
を
仕
(
つか
)
へ
奉
(
まつ
)
る
時
(
とき
)
326
珍
(
うづ
)
の
神実
(
かむざね
)
造
(
つく
)
りたる
327
両刃
(
もろは
)
の
剣
(
つるぎ
)
夜昼
(
よるひる
)
に
328
鍛
(
きた
)
へに
鍛
(
きた
)
へし
北光
(
きたてる
)
の
329
目一箇
(
まひとつ
)
神
(
がみ
)
の
功績
(
いさをし
)
に
330
心
(
こころ
)
の
空
(
そら
)
は
何
(
なん
)
となく
331
三千
(
さんぜん
)
年
(
ねん
)
の
桃
(
もも
)
の
花
(
はな
)
332
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
きし
思
(
おも
)
ひして
333
かかる
目出
(
めで
)
たき
彦神
(
ひこがみ
)
を
334
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
たやと
思
(
おも
)
ふ
内
(
うち
)
335
一目
(
ひとめ
)
の
神
(
かみ
)
は
現
(
あら
)
はれぬ
336
是
(
こ
)
れぞ
名
(
な
)
に
負
(
お
)
ふ
北光
(
きたてる
)
の
337
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
と
聞
(
き
)
きし
時
(
とき
)
338
一目
(
ひとめ
)
見
(
み
)
るより
村肝
(
むらきも
)
の
339
かかる
男神
(
をがみ
)
と
末
(
すゑ
)
永
(
なが
)
く
340
契
(
ちぎり
)
を
結
(
むす
)
ぶ
身
(
み
)
とならば
341
たとへ
根
(
ね
)
の
国
(
くに
)
底
(
そこ
)
の
国
(
くに
)
342
魔神
(
まがみ
)
の
猛
(
たけ
)
ぶ
唐野尾
(
からのを
)
も
343
何
(
なに
)
の
物
(
もの
)
かはクス
野原
(
のはら
)
344
現
(
あら
)
はれ
出
(
い
)
でし
一
(
ひと
)
つ
目
(
め
)
の
345
大化物
(
おほばけもの
)
の
姿
(
すがた
)
より
346
千重
(
ちへ
)
も
八千重
(
やちへ
)
も
勝
(
まさ
)
りたる
347
姿
(
すがた
)
優
(
すぐ
)
れし
男振
(
をことぶ
)
り
348
仮令
(
たとへ
)
眼
(
まなこ
)
は
一
(
ひと
)
つでも
349
人目
(
ひとめ
)
に
触
(
ふ
)
れぬ
霊
(
たま
)
の
目
(
め
)
の
350
数多
(
あまた
)
保
(
たも
)
たせ
給
(
たま
)
ふなる
351
鍛
(
きた
)
へに
鍛
(
きた
)
へし
北光
(
きたてる
)
の
352
剣
(
つるぎ
)
の
御魂
(
みたま
)
や
都牟刈
(
つむがり
)
の
353
四方
(
よも
)
の
醜草
(
しこくさ
)
薙
(
な
)
ぎ
払
(
はら
)
ふ
354
神
(
かみ
)
の
姿
(
すがた
)
ぞ
雄々
(
をを
)
しけれ
355
嗚呼
(
ああ
)
エー
男子
(
をのこ
)
エー
男
(
をのこ
)
356
眺
(
なが
)
めも
尽
(
つ
)
きじ
醜人
(
しこびと
)
は
357
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
の
竹
(
たけ
)
の
先
(
さき
)
358
グサリと
突
(
つ
)
いた
目
(
め
)
の
光
(
ひか
)
り
359
光
(
ひか
)
り
輝
(
かがや
)
き
北光彦
(
きたてるひこ
)
の
360
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
が
附添
(
つきそ
)
うて
361
汝
(
なれ
)
が
命
(
みこと
)
の
神業
(
かむわざ
)
を
362
側目
(
わきめ
)
も
振
(
ふ
)
らず
助
(
たす
)
くべし
363
目出
(
めで
)
た
目出
(
めで
)
たの
一
(
ひと
)
つ
目
(
め
)
の
364
北光彦
(
きたてるひこ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
365
天
(
あめ
)
の
目一箇
(
まひとつ
)
神
(
かみ
)
様
(
さま
)
に
366
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
の
起臥
(
おきふ
)
しに
367
汝
(
な
)
が
身
(
み
)
の
妻
(
つま
)
と
成
(
な
)
り
鳴
(
な
)
りて
368
心
(
こころ
)
の
竹
(
たけ
)
の
有丈
(
ありだけ
)
を
369
君
(
きみ
)
の
御前
(
みまへ
)
に
捧
(
ささ
)
ぐべし
370
嗚呼
(
ああ
)
エー
男子
(
をのこ
)
エー
男子
(
をのこ
)
371
嗚呼
(
ああ
)
エー
女
(
をみな
)
エー
女
(
をみな
)
372
男女
(
をのこをみな
)
の
睦
(
むつ
)
び
合
(
あ
)
ひ
373
竹野林
(
たけのはやし
)
の
何時迄
(
いつまで
)
も
374
栄
(
さか
)
え
目出度
(
めでた
)
き
松
(
まつ
)
の
御代
(
みよ
)
375
五六七
(
みろく
)
の
代
(
よ
)
迄
(
まで
)
も
変
(
かは
)
らざれ
376
五六七
(
みろく
)
の
代
(
よ
)
迄
(
まで
)
も
変
(
かは
)
らざれ』
377
と
歌
(
うた
)
ひ
納
(
をさ
)
め、
378
三組
(
みくみ
)
の
結婚式
(
けつこんしき
)
は
目出度
(
めでた
)
く
終結
(
しうけつ
)
を
告
(
つ
)
げける。
379
後
(
あと
)
は
酒宴
(
しゆえん
)
に
移
(
うつ
)
り、
380
陪席
(
ばいせき
)
の
神々
(
かみがみ
)
は
面白
(
おもしろ
)
き
歌
(
うた
)
を
詠
(
よ
)
み、
381
此
(
この
)
結婚
(
けつこん
)
を
賑
(
にぎは
)
しにける。
382
(
大正一一・三・四
旧二・六
谷村真友
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
<<< 太玉松
(B)
(N)
千秋楽 >>>
霊界物語
>
霊主体従(第1~12巻)
>
第11巻(戌の巻)
> 第5篇 乾坤清明 > 第28章 二夫婦
このページに誤字・脱字や表示乱れなどを見つけたら教えて下さい。
返信が必要な場合はメールでお送り下さい。【
メールアドレス
】
【第28章 二夫婦|第11巻|霊主体従|霊界物語|/rm1128】
合言葉「みろく」を入力して下さい→