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霊界物語
霊主体従(第1~12巻)
第11巻(戌の巻)
言霊反
凡例
信天翁(二)
総説歌
第1篇 長駆進撃
第1章 クス野ケ原
第2章 一目お化
第3章 死生観
第4章 梅の花
第5章 大風呂敷
第6章 奇の都
第7章 露の宿
第2篇 意気揚々
第8章 明志丸
第9章 虎猫
第10章 立聞
第11章 表教
第12章 松と梅
第13章 転腹
第14章 鏡丸
第3篇 言霊解
第15章 大気津姫の段(一)
第16章 大気津姫の段(二)
第17章 大気津姫の段(三)
第4篇 満目荒寥
第18章 琵琶の湖
第19章 汐干丸
第20章 醜の窟
第21章 俄改心
第22章 征矢の雨
第23章 保食神
第5篇 乾坤清明
第24章 顕国宮
第25章 巫の舞
第26章 橘の舞
第27章 太玉松
第28章 二夫婦
第29章 千秋楽
余白歌
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霊界物語
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<<< 橘の舞
(B)
(N)
二夫婦 >>>
第二七章
太玉松
(
ふとたままつ
)
〔四九四〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻
篇:
第5篇 乾坤清明
よみ(新仮名遣い):
けんこんせいめい
章:
第27章 太玉松
よみ(新仮名遣い):
ふとたままつ
通し章番号:
494
口述日:
1922(大正11)年03月04日(旧02月06日)
口述場所:
筆録者:
岩田久太郎
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1922(大正11)年9月10日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
三組の神前結婚式は、数多の神人を集めて行われた。石凝姥神は神主となって祝詞の言霊を上げた。
神前に天津神籬を立てて、それを撞の御柱に見立てて、太玉命は左から、松代姫は右から歌いながら廻り、娶の儀式を行った。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2020-08-11 19:56:16
OBC :
rm1127
愛善世界社版:
251頁
八幡書店版:
第2輯 603頁
修補版:
校定版:
256頁
普及版:
107頁
初版:
ページ備考:
001
仰
(
あふ
)
げば
高
(
たか
)
しコーカスの、
002
山
(
やま
)
に
輝
(
かがや
)
く
瑞
(
みづ
)
の
宮
(
みや
)
、
003
甍
(
いらか
)
の
紋
(
もん
)
は
三
(
み
)
つ
巴
(
どもゑ
)
、
004
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
や、
005
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
、
006
速
(
はや
)
須佐之男
(
すさのを
)
の
三柱
(
みはしら
)
の、
007
神
(
かみ
)
の
鎮
(
しづ
)
まる
顕国
(
うつしくに
)
、
008
瑞
(
みづ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
の
御標
(
みしるし
)
か、
009
天地人
(
あめつちひと
)
の
三
(
さん
)
才
(
さい
)
を、
010
清
(
きよ
)
めて
照
(
てら
)
す
表徴
(
へうちよう
)
か、
011
三葉
(
みつば
)
躑躅
(
つつじ
)
と
現
(
あらは
)
れて、
012
久方彦
(
ひさかたひこ
)
の
雲路別
(
くもぢわけ
)
、
013
大歳神
(
おほとしがみ
)
と
現
(
あらは
)
れて、
014
瑞穂
(
みづほ
)
の
稲
(
いね
)
を
葦原
(
あしはら
)
の、
015
中津
(
なかつ
)
御国
(
みくに
)
に
植
(
うゑ
)
了
(
をは
)
せ、
016
太玉彦
(
ふとたまひこ
)
や
松代姫
(
まつよひめ
)
、
017
天
(
あめ
)
の
児屋根
(
こやね
)
や
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
や
北光
(
きたてる
)
の、
018
天
(
あめ
)
の
目一箇
(
まひとつ
)
神司
(
かむづかさ
)
、
019
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
と
鴛鴦
(
ゑんあう
)
の、
020
契
(
ちぎり
)
を
結
(
むす
)
ぶ
三
(
み
)
つ
布団
(
ぶとん
)
、
021
三
(
み
)
つの
祝
(
いは
)
ひを
一時
(
いつとき
)
に、
022
三五
(
さんご
)
の
月
(
つき
)
の
御教
(
みをしへ
)
の、
023
神
(
かみ
)
を
祭
(
まつ
)
りし
宮
(
みや
)
の
前
(
まへ
)
、
024
三々
(
さんさん
)
九度
(
くど
)
の
杯
(
さかづき
)
も、
025
月
(
つき
)
雪
(
ゆき
)
花
(
はな
)
の
三柱
(
みはしら
)
の、
026
心
(
こころ
)
尽
(
つく
)
しの
立廻
(
たちまは
)
り、
027
いと
賑
(
にぎや
)
かに
杯
(
さかづき
)
のクルクル
廻
(
まは
)
る
神
(
かみ
)
の
前
(
まへ
)
、
028
目出度
(
めでた
)
かりける
次第
(
しだい
)
なり。
029
太玉
(
ふとたまの
)
神
(
かみ
)
は
松代姫
(
まつよひめ
)
を
娶
(
めと
)
り、
030
天
(
あめの
)
児屋根
(
こやねの
)
命
(
みこと
)
は
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
を
娶
(
めと
)
り、
031
天之
(
あめの
)
目一箇
(
まひとつの
)
神
(
かみ
)
は
竹野姫
(
たけのひめ
)
を
娶
(
めと
)
り、
032
ここに
三組
(
みくみ
)
の
神前
(
しんぜん
)
結婚式
(
けつこんしき
)
は
厳粛
(
げんしゆく
)
に
行
(
おこな
)
はれたり。
033
石凝姥
(
いしこりどめの
)
神
(
かみ
)
は
自
(
みづか
)
ら
神主
(
かむぬし
)
となつて、
034
天津
(
あまつ
)
祝詞
(
のりと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し、
035
大歳
(
おほとしの
)
神
(
かみ
)
は
太玉串
(
ふとたまぐし
)
を
奉
(
たてまつ
)
り、
036
時置師
(
ときおかしの
)
神
(
かみ
)
は
神饌
(
しんせん
)
を
献
(
けん
)
じ、
037
八彦
(
やつひこ
)
は
祓戸
(
はらひど
)
を
修
(
しう
)
し、
038
鴨彦
(
かもひこ
)
は
後取
(
しどり
)
の
役
(
やく
)
を
勤
(
つと
)
めた。
039
三五
(
あななひ
)
の
教
(
をしへ
)
に
帰順
(
きじゆん
)
したる
当山
(
たうざん
)
の
家越
(
やつこす
)
、
040
ヒツコス、
041
酒
(
クス
)
の
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
は
集
(
あつ
)
まり
来
(
きた
)
りて
此
(
この
)
慶事
(
けいじ
)
を
祝
(
しゆく
)
したり。
042
石凝姥
(
いしこりどめの
)
命
(
みこと
)
は
神前
(
しんぜん
)
に
恭
(
うやうや
)
しく
言霊歌
(
ことたまうた
)
を
奏上
(
そうじやう
)
したり。
043
石凝姥命
『
豊葦原
(
とよあしはら
)
の
瑞穂国
(
みづほくに
)
044
守
(
まも
)
りの
神
(
かみ
)
と
生
(
あ
)
れませる
045
金勝要
(
きんかつかね
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
046
国治立
(
くにはるたち
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
047
顕
(
うつ
)
し
世
(
よ
)
の
事
(
こと
)
洩
(
も
)
れもなく
048
知
(
し
)
ろし
召
(
め
)
します
須佐之男
(
すさのを
)
の
049
神
(
かみ
)
の
命
(
みこと
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
050
石凝姥
(
いしこりどめ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
051
謹
(
つつし
)
み
敬
(
いやま
)
ひ
畏
(
かしこ
)
みて
052
御食
(
みけ
)
御酒
(
みき
)
御水
(
みもひ
)
奉
(
たてまつ
)
り
053
海河
(
うみかは
)
山野
(
やまぬ
)
くさぐさの
054
美味物
(
うましもの
)
をば
大前
(
おほまへ
)
の
055
御机代
(
みつくゑしろ
)
に
足
(
た
)
らはして
056
横山
(
よこやま
)
の
如
(
ごと
)
奉
(
たてまつ
)
る
057
此
(
この
)
有様
(
ありさま
)
を
平
(
たひら
)
けく
058
いと
安
(
やす
)
らけく
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
し
059
神
(
かみ
)
の
勲
(
いさを
)
も
太玉
(
ふとたま
)
の
060
命
(
みこと
)
に
娶
(
めあは
)
す
松代姫
(
まつよひめ
)
061
天之
(
あめの
)
児屋根
(
こやね
)
の
神司
(
かむづかさ
)
062
薫
(
かを
)
り
床
(
ゆか
)
しき
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
の
063
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
を
娶
(
めあ
)
はしぬ
064
天
(
あめ
)
の
目一箇
(
まひとつ
)
神司
(
かむづかさ
)
065
竹野
(
たけの
)
の
姫
(
ひめ
)
を
娶
(
めあ
)
はして
066
名
(
な
)
さへ
目出度
(
めでた
)
き
三五
(
あななひ
)
の
067
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
四方
(
よも
)
の
国
(
くに
)
068
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
へ
行
(
ゆ
)
く
神司
(
かむづかさ
)
069
夫婦
(
めをと
)
の
契
(
ちぎり
)
永久
(
とこしへ
)
に
070
鴛鴦
(
をし
)
の
衾
(
ふすま
)
の
暖
(
あたた
)
かく
071
世人
(
よびと
)
の
為
(
ため
)
に
真心
(
まごころ
)
を
072
朝
(
あさ
)
な
夕
(
ゆふ
)
なに
筑紫潟
(
つくしがた
)
073
海
(
うみ
)
の
底
(
そこ
)
ひも
不知火
(
しらぬひ
)
の
074
尊
(
たふと
)
き
神
(
かみ
)
の
御恵
(
みめぐ
)
みに
075
千代
(
ちよ
)
も
八千代
(
やちよ
)
も
変
(
かは
)
りなく
076
睦
(
むつ
)
び
親
(
した
)
しみ
永久
(
とこしへ
)
に
077
五六七
(
みろく
)
の
世
(
よ
)
迄
(
まで
)
も
霊幸
(
たまちは
)
ふ
078
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みに
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
079
命
(
いのち
)
続
(
つづ
)
かせ
給
(
たま
)
ひつつ
080
禍
(
わざはひ
)
多
(
おほ
)
き
現
(
うつ
)
し
世
(
よ
)
を
081
清
(
きよ
)
め
浄
(
きよ
)
むる
水火
(
しほ
)
となり
082
此
(
この
)
世
(
よ
)
を
開
(
ひら
)
く
花
(
はな
)
となり
083
光
(
ひかり
)
となりて
村肝
(
むらきも
)
の
084
世人
(
よびと
)
の
心
(
こころ
)
照
(
てら
)
すべく
085
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
は
永久
(
とこしへ
)
に
086
開
(
ひら
)
きてあれや
香
(
かん
)
ばしく
087
一度
(
いちど
)
に
開
(
ひら
)
く
梅
(
うめ
)
の
花
(
はな
)
088
桃
(
もも
)
の
花
(
はな
)
にも
魁
(
さきがけ
)
て
089
盛
(
さか
)
り
短
(
みじか
)
き
桜花
(
さくらばな
)
090
嵐
(
あらし
)
に
吹
(
ふ
)
かれて
散
(
ち
)
る
如
(
ごと
)
く
091
果
(
は
)
かなき
夢
(
ゆめ
)
を
見
(
み
)
ざらまし
092
堅磐
(
かきは
)
常盤
(
ときは
)
の
松
(
まつ
)
翠
(
みどり
)
093
翠
(
みどり
)
滴
(
したた
)
る
珍
(
うづ
)
の
子
(
こ
)
を
094
浜
(
はま
)
の
真砂
(
まさご
)
の
其
(
その
)
如
(
ごと
)
く
095
数
(
かず
)
限
(
かぎ
)
りなく
地
(
ち
)
の
上
(
うへ
)
に
096
産
(
う
)
みなさしめて
葦原
(
あしはら
)
の
097
瑞穂
(
みづほ
)
の
国
(
くに
)
を
安国
(
やすくに
)
と
098
開
(
ひら
)
かせ
玉
(
たま
)
へ
三
(
み
)
つ
巴
(
どもゑ
)
099
三
(
み
)
つ
葉
(
ば
)
躑躅
(
つつじ
)
の
神
(
かみ
)
の
裔
(
すえ
)
100
天
(
あま
)
の
太玉
(
ふとたま
)
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
の
101
命
(
いのち
)
は
永久
(
とは
)
に
長
(
とこ
)
しへに
102
幾久
(
いくひさ
)
しかれ
久
(
ひさ
)
しかれ
103
久方
(
ひさかた
)
の
天
(
そら
)
にます
神
(
かみ
)
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
104
守
(
まも
)
り
玉
(
たま
)
ふはさらなれど
105
此
(
この
)
御殿
(
みあらか
)
に
鎮
(
しづ
)
まりし
106
畏
(
かしこ
)
き
三柱
(
みはしら
)
大御神
(
おほみかみ
)
107
ここに
目出度
(
めでた
)
き
三夫婦
(
みめをと
)
の
108
契
(
ちぎり
)
は
尽
(
つ
)
きず
望月
(
もちづき
)
の
109
家内
(
やぬち
)
は
丸
(
まる
)
く
治
(
をさ
)
まりて
110
波
(
なみ
)
も
静
(
しづか
)
に
高砂
(
たかさご
)
の
111
尾
(
を
)
の
上
(
へ
)
の
松
(
まつ
)
の
下蔭
(
したかげ
)
に
112
尉
(
じやう
)
と
姥
(
うば
)
との
居
(
ゐ
)
ます
如
(
ごと
)
113
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
へ
石凝姥
(
いしこりどめ
)
の
114
貴
(
うづ
)
の
命
(
みこと
)
の
神司
(
かむづかさ
)
115
鵜自物
(
うじもの
)
頸根
(
うなね
)
突
(
つ
)
きぬきて
116
称
(
たた
)
への
言葉
(
ことば
)
了
(
を
)
へまつる』
117
扨
(
さ
)
て
神前
(
しんぜん
)
に
天津
(
あまつ
)
神籬
(
ひもろぎ
)
を
立
(
た
)
て、
118
是
(
これ
)
を
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
に
擬
(
なぞら
)
へ、
119
太玉
(
ふとたまの
)
命
(
みこと
)
は
左
(
ひだり
)
より
此
(
この
)
御柱
(
みはしら
)
を
廻
(
まは
)
り、
120
松代姫
(
まつよひめ
)
は
右
(
みぎ
)
より
廻
(
まは
)
りあひて、
121
娶
(
めあひ
)
の
儀式
(
のり
)
を
取行
(
とりおこな
)
ひけり。
122
太玉
(
ふとたまの
)
命
(
みこと
)
は、
123
太玉命
『
天
(
あめ
)
と
地
(
つち
)
との
神々
(
かみがみ
)
の
124
教
(
をしへ
)
を
四方
(
よも
)
に
開
(
ひら
)
かむと
125
霊鷲山
(
りやうしうざん
)
に
身
(
み
)
を
忍
(
しの
)
び
126
黄金山
(
わうごんざん
)
や
万寿山
(
まんじゆざん
)
127
三
(
み
)
つの
神都
(
みやこ
)
に
往来
(
ゆきき
)
して
128
珍
(
うづ
)
の
教
(
をしへ
)
を
開
(
ひら
)
きたる
129
三葉
(
みつば
)
の
彦
(
ひこ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
130
天
(
あめ
)
の
下
(
した
)
をば
遠近
(
をちこち
)
と
131
神
(
かみ
)
の
教
(
をしへ
)
を
宣
(
の
)
べ
伝
(
つた
)
ふ
132
広道別
(
ひろみちわけ
)
の
神司
(
かむづかさ
)
133
天
(
あめ
)
の
太玉
(
ふとたま
)
神
(
かみ
)
となり
134
三柱神
(
みはしらがみ
)
の
御恵
(
みめぐ
)
みに
135
嫁
(
とつ
)
ぎの
道
(
みち
)
に
仕
(
つか
)
へつつ
136
月
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
廻
(
めぐ
)
り
合
(
あ
)
ひ
137
治
(
をさま
)
る
御代
(
みよ
)
を
松代姫
(
まつよひめ
)
138
心
(
こころ
)
の
色
(
いろ
)
は
緑
(
みどり
)
なす
139
堅磐
(
かきは
)
常盤
(
ときは
)
の
神御霊
(
かむみたま
)
140
美哉好
(
あなにやしえー
)
少女
(
をとめ
)
141
あな
麗
(
うるは
)
しき
好少女
(
えーをとめ
)
142
神
(
かみ
)
の
依
(
よ
)
さしを
畏
(
かしこ
)
みて
143
天津
(
あまつ
)
日
(
ひ
)
の
影
(
かげ
)
西山
(
せいざん
)
に
144
隠
(
かく
)
れ
玉
(
たま
)
へば
汝
(
な
)
と
我
(
われ
)
と
145
美斗能
(
みとの
)
麻具波比
(
まぐはい
)
長
(
とこ
)
しへに
146
鴛鴦
(
をし
)
の
契
(
ちぎり
)
の
睦
(
むつ
)
びあひ
147
嗚呼
(
ああ
)
麗
(
うるは
)
しき
好少女
(
えーをとめ
)
148
嗚呼
(
ああ
)
麗
(
うるは
)
しき
好少女
(
えーをとめ
)
』
149
と
歌
(
うた
)
ひつつ
神籬
(
ひもろぎ
)
を
左
(
ひだり
)
より
廻
(
まは
)
る。
150
松代姫
(
まつよひめ
)
は
右
(
みぎ
)
より
神籬
(
ひもろぎ
)
を
廻
(
まは
)
りながら、
151
松代姫
『
珍
(
うづ
)
の
都
(
みやこ
)
に
生
(
あ
)
れまして
152
国治立
(
くにはるたち
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
153
御前
(
みまへ
)
に
仕
(
つか
)
へまつりたる
154
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
珍
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
155
松竹梅
(
まつたけうめ
)
の
三柱
(
みはしら
)
の
156
姫
(
ひめ
)
の
命
(
みこと
)
の
我
(
われ
)
は
姉
(
あね
)
157
神
(
かみ
)
の
御
(
おん
)
為
(
ため
)
国
(
くに
)
の
為
(
ため
)
158
世人
(
よびと
)
の
為
(
ため
)
に
天
(
あめ
)
が
下
(
した
)
159
四方
(
よも
)
の
国々
(
くにぐに
)
経
(
へ
)
廻
(
めぐ
)
りて
160
名
(
な
)
さへ
目出度
(
めでた
)
き
宣伝使
(
せんでんし
)
161
高砂島
(
たかさごじま
)
や
常世国
(
とこよくに
)
162
黄泉
(
よもつ
)
の
嶋
(
しま
)
に
現
(
あらは
)
れて
163
桃上彦
(
ももがみひこ
)
の
瑞
(
みづ
)
の
御子
(
みこ
)
164
大神津見
(
おほかむづみ
)
と
現
(
あらは
)
れて
165
日
(
ひ
)
の
出神
(
でのかみ
)
の
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
166
珍
(
うづ
)
の
柱
(
はしら
)
と
仕
(
つか
)
へつつ
167
黄金山
(
わうごんざん
)
に
参登
(
まゐのぼ
)
り
168
神
(
かみ
)
の
御言
(
みこと
)
を
畏
(
かしこ
)
みて
169
心
(
こころ
)
も
軽
(
かる
)
き
蓑笠
(
みのかさ
)
の
170
アシの
沙漠
(
さばく
)
を
横断
(
わうだん
)
し
171
駱駝
(
らくだ
)
の
背
(
せな
)
に
跨
(
またが
)
りて
172
歩
(
あゆ
)
みも
早
(
はや
)
きアルタイの
173
山
(
やま
)
の
颪
(
おろし
)
に
吹
(
ふ
)
かれつつ
174
クス
野ケ原
(
のがはら
)
を
乗
(
の
)
り
越
(
こ
)
えて
175
誠
(
まこと
)
を
明志
(
あかし
)
の
湖
(
うみ
)
を
越
(
こ
)
え
176
黒野
(
くろの
)
ケ
原
(
はら
)
に
立籠
(
たてこも
)
り
177
白雪
(
はくせつ
)
積
(
つ
)
める
山
(
やま
)
の
辺
(
へ
)
に
178
小
(
ちひ
)
さき
屋形
(
やかた
)
を
構
(
かま
)
へつつ
179
孔雀
(
くじやく
)
の
姫
(
ひめ
)
と
改
(
あらた
)
めて
180
往来
(
ゆきき
)
の
人
(
ひと
)
を
悉
(
ことごと
)
く
181
出
(
い
)
づ
言霊
(
ことたま
)
に
和
(
なご
)
めつつ
182
又
(
また
)
もや
此処
(
ここ
)
を
立出
(
たちいで
)
て
183
松嶋
(
まつしま
)
竹嶋
(
たけしま
)
梅
(
うめ
)
の
嶋
(
しま
)
184
波
(
なみ
)
に
浮
(
うか
)
べる
琵琶
(
びは
)
の
湖
(
うみ
)
185
梅ケ香姫
(
うめがかひめ
)
と
諸共
(
もろとも
)
に
186
コーカス
山
(
ざん
)
に
立籠
(
たてこも
)
る
187
ウラルの
姫
(
ひめ
)
を
言向
(
ことむ
)
けて
188
神
(
かみ
)
の
御国
(
みくに
)
を
開
(
ひら
)
かむと
189
進
(
すす
)
み
来
(
きた
)
りし
折柄
(
をりから
)
に
190
広道別
(
ひろみちわけ
)
の
宣伝使
(
せんでんし
)
191
天
(
あめ
)
の
太玉
(
ふとたま
)
神司
(
かむづかさ
)
192
瑞
(
みづ
)
の
御霊
(
みたま
)
の
御教
(
みをしへ
)
に
193
服従
(
まつろ
)
へまつり
今
(
いま
)
此処
(
ここ
)
に
194
撞
(
つき
)
の
御柱
(
みはしら
)
廻
(
めぐ
)
りあひ
195
鴛鴦
(
をし
)
の
契
(
ちぎり
)
の
睦
(
むつ
)
まじく
196
清
(
きよ
)
き
美
(
うつ
)
しき
顔色
(
かんばせ
)
は
197
あな
美
(
うつく
)
しき
好男子
(
えーをとこ
)
198
あな
美
(
うつく
)
しき
好男子
(
えーをとこ
)
199
男
(
をのこ
)
の
中
(
なか
)
の
男子神
(
をのこがみ
)
200
女
(
をんな
)
の
中
(
なか
)
の
女神
(
をんながみ
)
201
夫婦
(
めをと
)
の
契
(
ちぎり
)
いや
深
(
ふか
)
く
202
松
(
まつ
)
の
緑
(
みどり
)
のスクスクと
203
栄
(
さか
)
え
久
(
ひさ
)
しき
神
(
かみ
)
の
代
(
よ
)
の
204
大御祭
(
おほみまつり
)
に
仕
(
つか
)
へつつ
205
天
(
あま
)
の
岩戸
(
いはと
)
は
長
(
とこ
)
しへに
206
塞
(
ふさ
)
がであれや
何時迄
(
いつまで
)
も
207
嗚呼
(
ああ
)
好男子
(
えーをとこ
)
好男子
(
えーをとこ
)
208
神
(
かみ
)
の
恵
(
めぐ
)
みの
露
(
つゆ
)
に
濡
(
ぬ
)
れ
209
濡
(
ぬ
)
れて
楽
(
たの
)
しき
新枕
(
にひまくら
)
210
目出度
(
めでた
)
かりける
次第
(
しだい
)
なり
211
嗚呼
(
ああ
)
頼母敷
(
たのもし
)
き
我
(
わが
)
宿世
(
すぐせ
)
212
嗚呼
(
ああ
)
麗
(
うるは
)
しき
汝
(
なれ
)
が
顔
(
かほ
)
213
花
(
はな
)
の
蕾
(
つぼみ
)
の
何時迄
(
いつまで
)
も
214
散
(
ち
)
らであれかし
常永
(
とことは
)
に
215
開
(
ひら
)
き
開
(
ひら
)
いて
散
(
ち
)
るとても
216
堅磐
(
かきは
)
常盤
(
ときは
)
の
実
(
み
)
を
結
(
むす
)
べ
217
天津
(
あまつ
)
御空
(
みそら
)
の
星
(
ほし
)
の
如
(
ごと
)
218
互
(
たがひ
)
に
水火
(
いき
)
を
合
(
あは
)
せつつ
219
珍
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
をば
産
(
う
)
みなさむ
220
珍
(
うづ
)
の
御子
(
みこ
)
をば
産
(
う
)
みなさむ
221
天津
(
あまつ
)
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
国津
(
くにつ
)
神
(
かみ
)
222
珍
(
うづ
)
の
宮居
(
みやゐ
)
に
現
(
あ
)
れませる
223
吾
(
あが
)
三柱
(
みはしら
)
の
大御神
(
おほみかみ
)
224
夫婦
(
めをと
)
の
契
(
ちぎり
)
何時迄
(
いつまで
)
も
225
厚
(
あつ
)
く
守
(
まも
)
らせ
玉
(
たま
)
へかし
226
深
(
ふか
)
く
恵
(
めぐ
)
ませ
玉
(
たま
)
へかし』
227
と
歌
(
うた
)
つて
結婚
(
けつこん
)
の
式
(
しき
)
は
無事
(
ぶじ
)
に
終
(
をは
)
りける。
228
(
大正一一・三・四
旧二・六
岩田久太郎
録)
Δこのページの一番上に戻るΔ
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(B)
(N)
二夫婦 >>>
霊界物語
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第11巻(戌の巻)
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