霊界物語.ネット~出口王仁三郎 大図書館~
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第二五章 (みかんのこ)(まひ)〔四九二〕

インフォメーション
著者:出口王仁三郎 巻:霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 篇:第5篇 乾坤清明 よみ(新仮名遣い):けんこんせいめい
章:第25章 巫の舞 よみ(新仮名遣い):みかんのこのまい 通し章番号:492
口述日:1922(大正11)年03月04日(旧02月06日) 口述場所: 筆録者:加藤明子 校正日: 校正場所: 初版発行日:1922(大正11)年9月10日
概要: 舞台: あらすじ[?]このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「王仁DB」にあります。[×閉じる]
コーカス山の曲神らを追い払った神素盞嗚大神は、両刃の剣を神実として神殿に鎮祭し、大地の霊力・金勝要神、大地の霊力・国治立大神の二柱を祭った。
祭典に際して、秋月姫は舞い、祝歌を歌った。
この世を作った元津神である、国治立大神が根底の国に現れて、百の悩みを身に受け、闇に隠れてこの世を守ってくださっている。
その勲功を助けようと、天津神の御言により、天教山には神伊弉諾大神、神伊弉冊大神が現れた。その御霊幸いて、神素盞嗚大神の身体がなり出でました。
また神伊弉諾大神の鼻より、神素盞嗚大神の霊魂が生り出でた。そして、神伊弉諾大神は神素盞嗚大神に、大海原を治めるようにと任命された。
曲津神たちが大海原をかき乱したが、今日コーカス山は開けることになった。
深雪姫はまた、神素盞嗚大神の御偉勲を祝歌に歌いこんだ。
主な登場人物[?]【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。[×閉じる] 備考: タグ: データ凡例: データ最終更新日:2020-08-11 19:54:36 OBC :rm1125
愛善世界社版:237頁 八幡書店版:第2輯 598頁 修補版: 校定版:241頁 普及版:103頁 初版: ページ備考:
001 コーカス(ざん)曲津(まがつ)(かみ)(ども)を、002天津誠(あまつまこと)言霊(ことたま)伊吹(いぶき)伊吹(いぶ)(はら)ひ、003(いま)邪気(じやき)(まつた)払拭(ふつしき)され、004風塵(ふうぢん)(とど)めざるに(いた)りぬ。
005 (ここ)(かむ)素盞嗚(すさのをの)大神(おほかみ)は、006両刃(もろは)(つるぎ)神実(かむざね)として神殿(しんでん)華々(はなばな)しく鎮祭(ちんさい)し、007大地(だいち)霊魂(れいこん)なる金勝要(きんかつかねの)大神(おほかみ)008霊力(れいりよく)なる国治立(くにはるたちの)大神(おほかみ)二柱(ふたはしら)(まつ)り、009荘厳(さうごん)なる祭典(さいてん)(おこな)(たま)ひ、010祭官(さいくわん)としては、011天之(あめの)児屋根(こやねの)(みこと)天津(あまつ)祝詞(のりと)奏上(そうじやう)し、012太玉(ふとたまの)(みこと)太玉串(ふとたまぐし)(たてまつ)り、013天之(あめの)目一箇(まひとつの)(みこと)はアルプス(さん)鋼鉄(まがね)(もつ)両刃(もろは)(つるぎ)(つく)り、014(これ)神実(かむざね)として奉安(ほうあん)し、015石凝姥(いしこりどめの)(みこと)神饌長(しんせんちやう)となり、016時置師(ときおかしの)(かみ)017八彦(やつひこ)018鴨彦(かもひこ)神饌(しんせん)(はこ)び、019大歳(おほとしの)(かみ)祓戸(はらひど)(しう)し、020(まつ)(たけ)(うめ)(もも)()御巫(みかんのこ)聖職(せいしよく)(つか)へまつり、021(つき)(ゆき)(はな)三柱(みはしら)(ここ)忽然(こつぜん)として(あら)はれ、022(うた)(うた)(まひ)()ひ、023この祭典(さいてん)(にぎは)したまひける。024(その)(とき)秋月姫(あきづきひめ)(うた)
025秋月姫(この)()(つく)りし元津祖(もとつおや)
026国治立(くにはるたち)大神(おほかみ)
027根底(ねそこ)(くに)(あら)はれて
028(もも)(なや)みを()けたまひ
029(やみ)(かく)れて()(まも)
030(その)功勲(いさをし)(たす)けむと
031天津(あまつ)御神(みかみ)御言(みこと)もて
032天教山(てんけうざん)(あら)はれし
033(かむ)伊弉諾(いざなぎ)大御神(おほみかみ)
034(その)妻神(つまがみ)()れませる
035(かむ)伊弉冊(いざなみ)大神(おほかみ)
036御霊(みたま)(さち)はひましまして
037(かむ)素盞嗚(すさのを)大神(おほかみ)
038身体(からたま)なり()でましましぬ
039(かむ)伊弉諾(いざなぎ)大神(おほかみ)
040(うづ)御鼻(みはな)()れませる
041(その)神霊(かむみたま)(さちは)ひて
042(みこと)御霊(みたま)にかかりまし
043大海原(おほうなばら)(ただよ)へる
044豊葦原(とよあしはら)瑞穂国(みづほくに)
045(をさ)(たま)へと言依(ことよ)さし
046(たま)ひし(うづ)神言(かみごと)
047(うづな)ひまして朝夕(あさゆふ)
048(こころ)(くば)らせ(たま)へども
049天足(あだる)(ひこ)胞場姫(えばひめ)
050(しこ)霊魂(みたま)になり()でし
051八岐(やまた)大蛇(をろち)醜狐(しこぎつね)
052(あし)曲鬼(まがおに)八十(やそ)曲津(まがつ)
053(うと)(たけ)びて(あま)(はら)
054大海原(おほうなばら)()(みだ)
055(あや)しき(くも)天地(あめつち)
056非時(ときじく)さやる(やみ)()
057()らして(かみ)御心(みこころ)
058こたへまさむと千万(ちよろづ)
059(こころ)(くだ)かせ(たま)ひしが
060黒白(あやめ)もわかぬコーカスの
061(やま)岩戸(いはと)今日(けふ)あけて
062(こころ)(たの)しき神祭(かむまつ)
063(まつ)(をさ)むる(うづ)(みや)
064天津(あまつ)祝詞(のりと)(こゑ)(きよ)
065珍玉串(うづたまぐし)のいや(たか)
066神酒(みき)(みかのへ)高知(たかし)りて
067海河(うみかは)山野(やまぬ)種々(くさぐさ)
068(うづ)御幣帛(みてくら)(たてまつ)
069(あめ)(つち)とは一時(ひととき)
070(ひかり)(かがや)美詞(みやびごと)
071堅磐(かきは)常盤(ときは)松代姫(まつよひめ)
072春夏(はるなつ)秋冬(あきふゆ)(ととの)ひて
073(ふし)(あや)またぬ竹野姫(たけのひめ)
074(かみ)(いさを)一時(ひととき)
075(ひら)梅ケ香姫(うめがかひめ)(つかさ)
076淤縢山津見(おどやまづみ)正鹿山(まさかやま)
077津見(づみ)(みこと)真心(まごころ)
078(そら)()(わた)秋月(あきづき)
079(ひかり)此処(ここ)深雪姫(みゆきひめ)
080(まこと)(みち)橘姫(たちばなひめ)
081(うづ)(みこと)宣伝使(せんでんし)
082鋼鉄(まがね)(あかがね)アルプスの
083(やま)尾上(をのへ)のいと(たか)
084(めぐみ)(ふか)琵琶(びわ)(うみ)
085山野(やまぬ)海川(うみかは)おしなべて
086(つか)へまつらむ(うづ)(みや)
087(かみ)(まこと)(こと)()
088みやびの(はな)(たふと)けれ
089みやびの(いき)(かしこ)けれ』
090 深雪姫(みゆきひめ)(ふたた)()つて祝歌(しゆくか)奏上(そうじやう)したり。091(その)(うた)
092深雪姫青木(あをき)(はら)(くら)ぶべき
093コーカス(ざん)()(つも)
094深雪(みゆき)()れて今日(けふ)(はる)
095御稜威(みいづ)(たか)()(わた)
096高天原(たかあまはら)()れませる
097(かみ)御舎(みあらか)千木(ちぎ)(たか)
098大宮柱(おほみやばしら)太知(ふとし)りて
099(つか)へまつれるウラル(ひこ)
100ウラルの(ひめ)真心(まごころ)
101天地(あめつち)かけて(つく)したる
102これの(うつ)しき(くに)(みや)
103金勝要(きんかつかね)大御神(おほみかみ)
104国治立(くにはるたち)大神(おほかみ)
105(たま)(ちから)御守(みまも)りに
106大海原(おほうなばら)主宰神(つかさがみ)
107(かむ)素盞嗚(すさのを)大神(おほかみ)
108(あら)はれまして永久(とこしへ)
109(うづ)宮居(みやゐ)(しづ)まりて
110天津(あまつ)神人(かみびと)国津(くにつ)(かみ)
111(もも)草木(くさき)(いた)るまで
112(めぐみ)(つゆ)掛巻(かけまく)
113(かしこ)(かみ)詔勅(みことのり)
114()(なほ)すてふ麻柱(あななひ)
115(かみ)(をしへ)宣伝使(せんでんし)
116山川(やまかは)(わた)荒野(あれの)わけ
117(ゆき)()みわけ(しも)()
118(さむ)けき(かぜ)(くしけづ)
119非時(ときじく)(あめ)にゆれながら
120(をさ)まる御代(みよ)深雪姫(みゆきひめ)
121(かみ)みゆき(いま)此処(ここ)
122(あら)はれ(たま)ふぞ(うれ)しけれ
123コーカス(ざん)(みね)(たか)
124(あめ)にます(かみ)国津(くにつ)(かみ)
125(かみ)(ひかり)(あら)はして
126大海原(おほうなばら)(ただよ)へる
127瑞穂(みづほ)(くに)永久(とこしへ)
128いと(たひら)けく(やす)らけく
129(をさ)めたまへや素盞嗚(すさのを)
130(かみ)(みこと)司神(つかさがみ)
131黒雲(くろくも)四方(よも)(ふさ)がりて
132()常闇(とこやみ)となるとても
133月日(つきひ)水火(いき)より()れませる
134()皇神(すめかみ)神霊(かむみたま)
135(たま)(つるぎ)()(かざ)
136(しこ)村雲(むらくも)()(はら)
137(はら)(きよ)めて天津(あまつ)()
138御国(みくに)(いま)天照(あまてらす)
139(すめ)大神(おほかみ)(おん)(まへ)
140(いみ)じき(いさを)経緯(たてよこ)
141(にしき)(はた)()りなして
142御国(みくに)(をさ)めたまへかし
143千代(ちよ)八千代(やちよ)万代(よろづよ)
144(きみ)(いさを)のいや(たか)
145(きみ)(よはひ)のいや(なが)
146(さち)(おほ)かれと()ぎまつる』
147(うた)(をは)(しと)やかに(もと)()につきにけり。
148大正一一・三・四 旧二・六 加藤明子録)
149(昭和一〇・二・一九 於長浜住茂登旅館 王仁校正)
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