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不断(ふだん)の用意(ようい)

インフォメーション

鏡：玉鏡題名：不断の用意よみ：著者：出口王仁三郎

神の国掲載号：1932（昭和7）年10月号八幡書店版：225頁愛善世界社版：181頁著作集：145頁第五版：60頁第三版：60頁全集：初版：40頁

概要：備考：タグ：データ凡例：データ最終更新日： OBC ：kg504

001　王仁(わたし)は他(ほか)に宿泊(しゆくはく)する場合(ばあひ)、002必(かなら)ず其(その)家(いへ)に入(い)ると一番(いちばん)に家(いへ)の様子(やうす)を調(しら)べておく。003非常口(ひじやうぐち)がどこにあるか、004二階(にかい)などに寝(ね)る時(とき)は窓(まど)の下(した)はどうなつてをるか、005一朝(いつてう)事(こと)が起(おこ)つた時(とき)にはどの方面(はうめん)からどう云(い)ふ方法(はうはふ)で逃(のが)れるかを、006チヤンと見定(みさだ)め考(かんが)へて、007それから悠々(いういう)座(ざ)につくのだ。008少(すこ)しもそんな様子(やうす)が見(み)えぬと云(い)ふのか、009様子(やうす)に出(だ)して調(しら)べるやうな事(こと)ではアカンな。010東(ひがし)から風(かぜ)が吹(ふ)く時(とき)の火災(くわさい)に処(しよ)して、011此(この)家(いへ)としてはどう逃(のが)れるか、012西(にし)の時(とき)にはどうするか、013地震(ぢしん)の場合(ばあひ)には如何(いか)になど、014あらゆる場面(ばめん)を咄嗟(とつさ)の間(あひだ)に定(き)めて仕舞(しま)つておくのだ。015自分(じぶん)の荷物(にもつ)がどこにあるかを忘(わす)れるやうでは到底(たうてい)駄目(だめ)だ。016手提鞄(てさげかばん)の置場所(おきばしよ)などをかねて喧(やかま)しく云(い)ふのは、017間髪(かんぱつ)を容(い)れざる瞬間(しゆんかん)に持(も)ち出(だ)さねばならぬから、018始終(しじう)手許(てもと)におけと云(い)ふのである。

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