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霊界物語
天祥地瑞(第73~81巻)
第73巻(子の巻)
序文
総説
第1篇 紫微天界
第1章 天之峯火夫の神
第2章 高天原
第3章 天之高火男の神
第4章 ⦿の神声
第5章 言幸比古の神
第6章 言幸比女の神
第7章 太祓
第8章 国生み神生みの段
第9章 香具の木の実
第10章 婚ぎの御歌
第11章 紫微の宮司
第12章 水火の活動
第13章 神の述懐歌(一)
第14章 神の述懐歌(二)
第2篇 高照神風
第15章 国生みの旅
第16章 八洲の河
第17章 駒の嘶き
第18章 佐田の辻
第19章 高日の宮
第20章 廻り逢ひ
第21章 禊の段
第22章 御子生みの段
第23章 中の高滝
第24章 天国の旅
第25章 言霊の滝
第3篇 東雲神国
第26章 主神の降臨
第27章 神秘の扉
第28章 心内大蛇
第29章 無花果
第30章 日向の河波
第31章 夕暮の館
第32章 玉泉の月
第33章 四馬の遠乗
第34章 国魂の発生
第35章 四鳥の別れ
第36章 荒野の駿馬
第37章 玉手の清宮
余白歌
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霊界物語
>
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第73巻(子の巻)
> 第1篇 紫微天界 > 第7章 太祓
<<< 言幸比女の神
(B)
(N)
国生み神生みの段 >>>
第七章
太祓
(
おほはらひ
)
〔一八三八〕
インフォメーション
著者:
出口王仁三郎
巻:
霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻
篇:
第1篇 紫微天界
よみ(新仮名遣い):
しびてんかい
章:
第7章 太祓
よみ(新仮名遣い):
おおはらい
通し章番号:
1838
口述日:
1933(昭和8)年10月09日(旧08月20日)
口述場所:
天恩郷 高天閣
筆録者:
加藤明子、森良仁
校正日:
校正場所:
初版発行日:
1933(昭和8)年11月22日
概要:
舞台:
あらすじ
[?]
このあらすじは東京の望月さん作成です(一部加筆訂正してあります)。一覧表が「
王仁DB
」にあります。
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:
この章では、天之高火男、天之高地火の二神が、紫微圏界の霊的国土経営のため、紫微圏界の中央に位置する、紫天界を修理固成するさまの大略を述べる。
ウの言霊の力によって、天之道立の神は、四柱の神に昼と夜の違いを作らせ、守らせた。すなわち、日照男の神が日中を、戸隠の神が夕、玉守の神が朝、夜守の神が夜、である。
紫微圏界では、夜でも明るいのだが、意思想念の上で、昼夜朝夕の違いを感じ取るのである。
天之道立の神が諸神を従えて数千万億里の霊界を造り固めたが、その結果として、燃える火から黒煙が立ち昇るように、濁った気が凝り固まって、美醜善悪の区別が次第にできてきた。
それというのも、宇宙一切のものは、霊にも体にも表裏があるのであって、善悪美醜が交わり合って後にこそ、確固不動の霊物を創造することができるのである。
天之道立の神はさまざまな神事を行って紫天界を固めて行ったが、次第に妖邪の気があちらこちらに発生してきた。
そこで、天之道立の神は、紫微宮に朝夕詣で、神前に神嘉言を奏上した。
太祝詞を唱えるごとに、紫微宮の紫金の扉が清清しくキーキー、ギーギーと開け放たれ、キの言霊、ギの言霊によって四方の曲津を斬り清めた。
しかし、一日でも神嘉言を怠ると妖邪の気が湧き出でて世を曇らせたのであった。
ここに天之道立の神は朝夕わかちなく神を祭り、言霊をのり上げることとなった。これが、太祓ひの道の開き初めである。
主な登場人物
[?]
【セ】はセリフが有る人物、【場】はセリフは無いがその場に居る人物、【名】は名前だけ出て来る人物です。
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:
備考:
タグ:
データ凡例:
データ最終更新日:
2022-02-07 12:50:29
OBC :
rm7307
愛善世界社版:
八幡書店版:
第13輯 42頁
修補版:
校定版:
43頁
普及版:
初版:
ページ備考:
派生
[?]
この文献を底本として書かれたと思われる文献です。
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:
出口王仁三郎全集 > 第一巻 皇道編 > 第八篇 瑞祥 > 第二章 太祓
001
天之
(
あめの
)
高火男
(
たかひを
)
の
神
(
かみ
)
、
002
天之
(
あめの
)
高地火
(
たかちほ
)
の
神
(
かみ
)
の
二神
(
にしん
)
は、
003
紫微圏
(
しびけん
)
界
(
かい
)
の
国土
(
こくど
)
を
経営
(
けいえい
)
せむとして、
004
(
国土
(
こくど
)
と
雖
(
いへど
)
も
霊的
(
れいてき
)
国土
(
こくど
)
にして、
005
現在
(
げんざい
)
の
地球
(
ちきう
)
の
如
(
ごと
)
きものに
非
(
あら
)
ずと
知
(
し
)
るべし。
006
以下
(
いか
)
総
(
すべ
)
て
之
(
これ
)
に
準
(
じゆん
)
ず)
先
(
ま
)
づ
味鋤
(
あぢすき
)
の
神
(
かみ
)
をして
紫天界
(
してんかい
)
に
遣
(
つか
)
はし
給
(
たま
)
ひぬ。
007
紫天界
(
してんかい
)
は
紫微宮
(
しびきう
)
界
(
かい
)
の
中央
(
ちうあう
)
に
位
(
くらゐ
)
し、
008
至厳
(
しげん
)
、
009
至美
(
しび
)
、
010
至粋
(
しすゐ
)
、
011
至純
(
しじゆん
)
の
透明国
(
とうめいこく
)
なり。
012
先
(
ま
)
づ
紫天界
(
してんかい
)
成
(
な
)
り
終
(
を
)
へて、
013
次
(
つぎ
)
に
蒼天界
(
さうてんかい
)
形成
(
けいせい
)
され、
014
次
(
つぎ
)
に
紅天界
(
こうてんかい
)
、
015
次
(
つぎ
)
に
白天界
(
はくてんかい
)
、
016
次
(
つぎ
)
に
黄天界
(
くわうてんかい
)
、
017
次々
(
つぎつぎ
)
にかたちづくられたり。
018
本章
(
ほんしやう
)
に
於
(
おい
)
ては
先
(
ま
)
づ、
019
紫微圏
(
しびけん
)
界
(
かい
)
に
於
(
お
)
ける
其
(
そ
)
の
第一位
(
だいいちゐ
)
たる
紫天界
(
してんかい
)
の
修理
(
しうり
)
固成
(
こせい
)
につき
其
(
そ
)
の
大略
(
たいりやく
)
を
説
(
と
)
き
明
(
あか
)
すなり。
020
ウの
言霊
(
ことたま
)
の
御稜威
(
みいづ
)
によりて
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
は、
021
其
(
そ
)
の
神力
(
しんりき
)
を
発揮
(
はつき
)
し
給
(
たま
)
ひ、
022
日照男
(
ほてりを
)
の
神
(
かみ
)
、
023
夜守
(
よるもり
)
の
神
(
かみ
)
、
024
玉守
(
たまもり
)
の
神
(
かみ
)
、
025
戸隠
(
とがくし
)
の
神
(
かみ
)
の
四柱
(
よはしら
)
をして
昼
(
ひる
)
と
夜
(
よる
)
とを
分
(
わか
)
ち
守
(
まも
)
らせ
給
(
たま
)
ひぬ。
026
玉守
(
たまもり
)
の
神
(
かみ
)
は
朝
(
あさ
)
を
守
(
まも
)
り、
027
日照男
(
ほてりを
)
の
神
(
かみ
)
は
日中
(
につちう
)
を
守
(
まも
)
り、
028
戸隠
(
とがくし
)
の
神
(
かみ
)
は
夕
(
ゆふ
)
を
守
(
まも
)
り、
029
夜守
(
よるもり
)
の
神
(
かみ
)
は
夜
(
よる
)
を
守
(
まも
)
り
給
(
たま
)
ひて、
030
天界
(
てんかい
)
の
経綸
(
けいりん
)
を
行
(
おこな
)
ひ
給
(
たま
)
ふ。
031
併
(
しか
)
しながら
紫微圏
(
しびけん
)
界
(
かい
)
にては、
032
夜半
(
やはん
)
と
雖
(
いへど
)
も
我
(
わ
)
が
地球
(
ちきう
)
の
真昼
(
まひる
)
よりも
明
(
あか
)
るく、
033
唯
(
ただ
)
意志
(
いし
)
想念
(
さうねん
)
の
上
(
うへ
)
に
於
(
おい
)
て
夜
(
よる
)
の
至
(
いた
)
るを
感
(
かん
)
ずる
程度
(
ていど
)
のものなり。
034
朝
(
あさ
)
は
朝
(
あさ
)
の
想念
(
さうねん
)
起
(
おこ
)
り、
035
昼
(
ひる
)
は
昼
(
ひる
)
、
036
夕
(
ゆふ
)
は
夕
(
ゆふ
)
の
意志
(
いし
)
想念
(
さうねん
)
に
感
(
かん
)
ずる
程度
(
ていど
)
なり。
037
我
(
わ
)
が
地球
(
ちきう
)
の
如
(
ごと
)
く
明暗
(
めいあん
)
さだかならざるも、
038
霊的
(
れいてき
)
天界
(
てんかい
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
なり。
039
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
は
諸神
(
しよしん
)
を
従
(
したが
)
へて、
040
紫微圏
(
しびけん
)
界
(
かい
)
に
於
(
お
)
ける
数千
(
すうせん
)
億万
(
おくまん
)
里
(
り
)
の
霊界
(
れいかい
)
を
非常
(
ひじやう
)
の
速力
(
そくりよく
)
をもつて
経繞
(
へめぐ
)
り、
041
神業
(
みわざ
)
に
活躍
(
くわつやく
)
し
給
(
たま
)
へり。
042
至美
(
しび
)
、
043
至明
(
しめい
)
、
044
至尊
(
しそん
)
、
045
至厳
(
しげん
)
の
霊国
(
れいごく
)
も、
046
燃
(
も
)
ゆる
火
(
ひ
)
の
焔
(
ほのほ
)
の
末
(
すゑ
)
より
出
(
い
)
づる
黒煙
(
こくえん
)
の
如
(
ごと
)
く、
047
鈍濁
(
どんだく
)
の
気
(
き
)
凝
(
こ
)
り
固
(
かた
)
まりて、
048
美醜
(
びしう
)
善悪
(
ぜんあく
)
の
次第
(
しだい
)
に
区別
(
くべつ
)
を
生
(
しやう
)
じ、
049
最初
(
さいしよ
)
の
神
(
かみ
)
の
意志
(
いし
)
の
如
(
ごと
)
く
永久
(
とこしへ
)
に
至善
(
しぜん
)
、
050
至美
(
しび
)
、
051
至尊
(
しそん
)
、
052
至厳
(
しげん
)
なる
事
(
こと
)
、
053
全体
(
ぜんたい
)
に
於
(
おい
)
て
能
(
あた
)
はざるに
至
(
いた
)
れるも、
054
霊的
(
れいてき
)
自然
(
しぜん
)
の
結果
(
けつくわ
)
にして、
055
如何
(
いか
)
に
造化
(
ざうくわ
)
の
神徳
(
しんとく
)
と
雖
(
いへど
)
も、
056
此
(
こ
)
の
醜悪
(
しうあく
)
を
絶滅
(
ぜつめつ
)
する
余地
(
よち
)
なかりしなり。
057
総
(
すべ
)
て
宇宙
(
うちう
)
一切
(
いつさい
)
のものには
霊的
(
れいてき
)
にも、
058
体的
(
たいてき
)
にも
表裏
(
へうり
)
あり、
059
善悪
(
ぜんあく
)
美醜
(
びしう
)
混
(
こん
)
じ
交
(
まじ
)
はりて、
060
而
(
しか
)
して
後
(
のち
)
に
確乎
(
かくこ
)
不動
(
ふどう
)
の
霊物
(
れいぶつ
)
は
創造
(
さうざう
)
さるるものなり。
061
神
(
かみ
)
は
至善
(
しぜん
)
至美
(
しび
)
至愛
(
しあい
)
にましませども、
062
年処
(
ねんしよ
)
を
経
(
ふ
)
るに
従
(
したが
)
つて
醜悪
(
しうあく
)
分子
(
ぶんし
)
の
湧出
(
ゆうしゆつ
)
するは、
063
恰
(
あたか
)
も
清水
(
せいすゐ
)
の
長
(
なが
)
く
一所
(
ひとところ
)
に
留
(
とど
)
まれば、
064
次第
(
しだい
)
に
混濁
(
こんだく
)
して
腐敗
(
ふはい
)
し、
065
昆虫
(
こんちう
)
を
発生
(
はつせい
)
するが
如
(
ごと
)
し。
066
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
は、
067
主
(
ス
)
の
神
(
かみ
)
の
至善
(
しぜん
)
、
068
至美
(
しび
)
、
069
至愛
(
しあい
)
の
霊性
(
れいせい
)
を
摂受
(
せつじゆ
)
し
給
(
たま
)
ひて、
070
紫天界
(
してんかい
)
を
円満
(
ゑんまん
)
清朗
(
せいらう
)
に
且
(
か
)
つ
幸福
(
かうふく
)
に
諸神
(
しよしん
)
を
安住
(
あんぢう
)
せしめむと、
071
昼夜
(
ちうや
)
守
(
まも
)
りの
四神
(
ししん
)
をして
神事
(
しんじ
)
を
取
(
と
)
り
行
(
おこな
)
ひ
給
(
たま
)
へど、
072
惟神
(
かむながら
)
自然
(
しぜん
)
の
真理
(
しんり
)
は
如何
(
いかん
)
ともするに
由
(
よし
)
なく、
073
さしもの
紫天界
(
してんかい
)
にも、
074
彼方
(
かなた
)
、
075
此方
(
こなた
)
の
隅々
(
すみずみ
)
に
妖邪
(
えうじや
)
の
気
(
き
)
発生
(
はつせい
)
し、
076
やうやく
紫天界
(
してんかい
)
は
擾乱
(
ぜうらん
)
の
国土
(
こくど
)
と
化
(
くわ
)
せむとせり。
077
茲
(
ここ
)
に
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
は、
078
此
(
こ
)
の
形勢
(
けいせい
)
を
深
(
ふか
)
く
憂慮
(
いうりよ
)
し
給
(
たま
)
ひて、
079
天極
(
てんきよく
)
紫微宮
(
しびきう
)
に
朝夕
(
てうせき
)
を
詣
(
まう
)
で、
080
天
(
あま
)
の
数歌
(
かずうた
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し、
081
かつ
三十一
(
みそひと
)
文字
(
もじ
)
をもつて、
082
妖邪
(
えうじや
)
の
気
(
き
)
を
剿滅
(
さうめつ
)
せむと
図
(
はか
)
り
給
(
たま
)
ふぞ
畏
(
かしこ
)
けれ。
083
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
は
黄金
(
わうごん
)
の
肌
(
はだ
)
麗
(
うるは
)
しく、
084
裸体
(
らたい
)
にて
神前
(
しんぜん
)
に
神嘉言
(
かむよごと
)
を
奏上
(
そうじやう
)
し
給
(
たま
)
ふ。
085
(
紫微圏
(
しびけん
)
界
(
かい
)
は
最奥
(
さいおう
)
天界
(
てんかい
)
にして、
086
此所
(
ここ
)
に
住
(
ぢう
)
する
神々
(
かみがみ
)
は
総
(
すべ
)
て
裸体
(
らたい
)
にましませり。
087
然
(
しか
)
りと
雖
(
いへど
)
も
身心
(
しんしん
)
共
(
とも
)
に
清浄
(
せいじやう
)
無垢
(
むく
)
にましませば、
088
現在
(
げんざい
)
地球人
(
ちきうじん
)
の
如
(
ごと
)
く
醜態
(
しうたい
)
を
感
(
かん
)
ずることなく、
089
裸体
(
らたい
)
そのものが、
090
却
(
かへ
)
つて
美
(
うるは
)
しく、
091
かつ
荘厳
(
さうごん
)
に
輝
(
かがや
)
き
給
(
たま
)
ふなり。
092
依
(
よ
)
つて
最奥
(
さいおう
)
天界
(
てんかい
)
、
093
第一
(
だいいち
)
天界
(
てんかい
)
の
神人
(
しんじん
)
はいづれも
裸体
(
らたい
)
に
在
(
ま
)
す
事
(
こと
)
は、
094
今日迄
(
こんにちまで
)
の
霊界
(
れいかい
)
物語
(
ものがたり
)
に
於
(
おい
)
て
説明
(
せつめい
)
したる
如
(
ごと
)
し)
095
『
掛巻
(
かけまく
)
も
綾
(
あや
)
に
畏
(
かしこ
)
きむらむらさきの、
096
極微点
(
こごこ
)
輝
(
かがや
)
き、
097
美
(
うるは
)
しき
宮居
(
みやゐ
)
にます
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
大御前
(
おほみまへ
)
に
斎司
(
いはひつかさ
)
、
098
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
、
099
謹
(
つつし
)
み
敬
(
ゐやま
)
ひ
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
み
願
(
ね
)
ぎまつる。
100
抑
(
そもそも
)
この
紫微圏
(
しびけん
)
界
(
かい
)
は、
101
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
とます
天之
(
あまの
)
峯火夫
(
みねひを
)
の
神
(
かみ
)
、
102
宇迦須美
(
うがすみ
)
の
神
(
かみ
)
、
103
天津
(
あまつ
)
日鉾
(
ひほこ
)
の
神
(
かみ
)
三柱
(
みはしら
)
の
広
(
ひろ
)
き
深
(
ふか
)
き
雄々
(
をを
)
しき
御稜威
(
みいづ
)
により、
104
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
の
力
(
ちから
)
もて
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
造
(
つく
)
り
固
(
かた
)
め
給
(
たま
)
ひけるを、
105
日
(
ひ
)
を
重
(
かさ
)
ね、
106
月
(
つき
)
を
閲
(
けみ
)
し、
107
年
(
とし
)
を
経
(
ふ
)
るままに
御世
(
みよ
)
はややややに
濁
(
にご
)
り
曇
(
くも
)
らひ、
108
いとも
美
(
うるは
)
しく、
109
厳
(
おごそ
)
かなるべき
紫天界
(
してんかい
)
の
至
(
いた
)
るところに
心
(
こころ
)
汚
(
きたな
)
き
神々
(
かみがみ
)
の
現
(
あらは
)
れ
来
(
きた
)
りて、
110
主
(
ス
)
の
大神
(
おほかみ
)
の
大御心
(
おほみこころ
)
に
背
(
そむ
)
きまつり、
111
神国
(
みくに
)
を
乱
(
みだ
)
しまつる
事
(
こと
)
のいとも
畏
(
かしこ
)
く、
112
いみじくあれば、
113
夜
(
よ
)
の
守
(
まも
)
り、
114
日
(
ひ
)
の
守
(
まも
)
りと
四柱
(
よはしら
)
の
神
(
かみ
)
を
四方
(
よも
)
にくまりて
教
(
をし
)
へ
諭
(
さと
)
し
守
(
まも
)
りまつれど、
115
あまりに
広
(
ひろ
)
き
国
(
くに
)
にしあれば、
116
如何
(
いか
)
で
全
(
また
)
きを
望
(
のぞ
)
み
得
(
え
)
む。
117
さはあれ
吾
(
われ
)
等
(
ら
)
は
神
(
かみ
)
の
大宮
(
おほみや
)
に
仕
(
つか
)
へまつる
身
(
み
)
にしあれば、
118
天津誠
(
あまつまこと
)
の
大道
(
おほみち
)
を
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
説
(
と
)
き
明
(
あか
)
し、
119
もろもろの
荒
(
あら
)
ぶる
神
(
かみ
)
達
(
たち
)
を
言向
(
ことむ
)
け
合
(
あ
)
はし、
120
大御神
(
おほみかみ
)
の
御稜威
(
みいづ
)
をかかぶりて
紫天界
(
してんかい
)
は
神
(
かみ
)
の
造
(
つく
)
らしし
昔
(
むかし
)
にかへり、
121
曇
(
くも
)
りなく
濁
(
にご
)
りなく、
122
曲
(
まが
)
の
気
(
け
)
だに
止
(
とど
)
めじと、
123
祈
(
いの
)
る
誠
(
まこと
)
を
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
し、
124
吾
(
われ
)
に
力
(
ちから
)
を
与
(
あた
)
へ
給
(
たま
)
へ。
125
惟神
(
かむながら
)
神
(
かみ
)
の
大前
(
おほまへ
)
に
一
(
ひと
)
二
(
ふた
)
三
(
み
)
四
(
よ
)
五
(
いつ
)
六
(
むゆ
)
七
(
なな
)
八
(
や
)
九
(
ここの
)
十
(
たり
)
百
(
もも
)
千
(
ち
)
万
(
よろづ
)
布留辺由良
(
ふるべゆら
)
、
126
布留辺
(
ふるべ
)
由良
(
ゆら
)
由良
(
ゆら
)
と
幣
(
ぬさ
)
打
(
う
)
ち
振
(
ふ
)
り、
127
比礼
(
ひれ
)
打
(
う
)
ち
靡
(
なび
)
け、
128
大御
(
おほみ
)
神楽
(
かぐら
)
を
奏
(
かな
)
でつつ、
129
左手
(
ゆんで
)
に
御鈴
(
みすゞ
)
を
打
(
う
)
ちふり、
130
右手
(
めて
)
に
幣
(
ぬさ
)
ふりかざし、
131
七十五
(
しちじふご
)
声
(
せい
)
の
言霊
(
ことたま
)
を
𪫧怜
(
うまら
)
に
委曲
(
つばら
)
に
宣
(
の
)
りまつる。
132
此
(
この
)
有様
(
ありさま
)
を
平
(
たひら
)
けく
安
(
やす
)
らけく
聞
(
きこ
)
し
召
(
め
)
し
相諾
(
あひうづな
)
ひ
給
(
たま
)
へと、
133
畏
(
かしこ
)
み
畏
(
かしこ
)
みも
願
(
ね
)
ぎまつる』
134
斯
(
か
)
く
太祝詞
(
ふとのりと
)
を
宣
(
の
)
り
給
(
たま
)
へば、
135
紫微宮
(
しびきう
)
の
紫金
(
しこん
)
の
扉
(
とびら
)
はキーキー、
136
ギーギーと
御音
(
みおと
)
清
(
すが
)
しく
左右
(
さいう
)
にあけ
放
(
はな
)
たれ、
137
茲
(
ここ
)
にキの
言霊
(
ことたま
)
は
鳴
(
な
)
り
出
(
い
)
で、
138
次
(
つぎ
)
にギの
言霊
(
ことたま
)
鳴
(
な
)
り
出
(
い
)
でましぬ。
139
是
(
これ
)
より
四方
(
よも
)
の
曲津
(
まがつ
)
を
斬
(
き
)
り
払
(
はら
)
ひ、
140
清
(
きよ
)
め
澄
(
す
)
まし、
141
天
(
てん
)
清
(
きよ
)
く、
142
神
(
かみ
)
清
(
きよ
)
く、
143
道
(
みち
)
亦
(
また
)
清
(
きよ
)
く、
144
百神
(
ももがみ
)
の
濁
(
にご
)
れる
心
(
こころ
)
は
清
(
きよ
)
まりて
紫微
(
しび
)
天界
(
てんかい
)
は
次第
(
しだい
)
々々
(
しだい
)
に
妖邪
(
えうじや
)
の
気
(
き
)
消
(
き
)
え
失
(
う
)
せにける。
145
さりながら
大前
(
おほまへ
)
に
神嘉言
(
かむよごと
)
一日
(
ひとひ
)
だも
怠
(
をこた
)
る
時
(
とき
)
は
再
(
ふたた
)
び
妖邪
(
えうじや
)
の
気
(
き
)
湧
(
わ
)
き
出
(
い
)
でて
世
(
よ
)
を
曇
(
くも
)
らせ、
146
諸神
(
しよしん
)
は
荒
(
あら
)
び
乱
(
みだ
)
るるに
至
(
いた
)
るこそ
是非
(
ぜひ
)
なけれ。
147
茲
(
ここ
)
に
天之
(
あめの
)
道立
(
みちたつ
)
の
神
(
かみ
)
は、
148
朝夕
(
あさゆふ
)
のわかちなく、
149
神
(
かみ
)
を
祭
(
まつ
)
り、
150
言霊
(
ことたま
)
を
宣
(
の
)
り、
151
妖邪
(
えうじや
)
の
気
(
き
)
を
払
(
はら
)
はむとして
払
(
はら
)
ひ、
152
言葉
(
ことば
)
の
功
(
いさを
)
の
いやちこ
なることを
悟
(
さと
)
り、
153
初
(
はじ
)
めて
太祓
(
おほはら
)
ひの
道
(
みち
)
を
開
(
ひら
)
き
給
(
たま
)
ひしこそ
畏
(
かしこ
)
けれ。
154
再拝
(
さいはい
)
。
155
(
昭和八・一〇・九
旧八・二〇
於天恩郷高天閣
加藤明子・森良仁
謹録)
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(B)
(N)
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天祥地瑞(第73~81巻)
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第73巻(子の巻)
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